JPH11287497A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
空気調和機の制御装置Info
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- JPH11287497A JPH11287497A JP10105617A JP10561798A JPH11287497A JP H11287497 A JPH11287497 A JP H11287497A JP 10105617 A JP10105617 A JP 10105617A JP 10561798 A JP10561798 A JP 10561798A JP H11287497 A JPH11287497 A JP H11287497A
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
抑え、静かな運転を簡単な確認試験だけで実用化する。 【解決手段】 冷媒圧縮機1・コンデンサー・キャピラ
リー・エバポレータを冷媒配管で連結する冷凍サイクル
を構成し、マイコン7の制御で冷媒圧縮機1の回転数を
任意に変更するために、交流電源を整流して可変周波数
の電源を冷媒圧縮機1に供給するインバータ回路6を設
ける。かつ、冷媒圧縮機1もしくは冷媒圧縮機1の接続
配管の振動を検出する振動センサー8を設け、振動セン
サー8の出力は振動レベル判定手段9を介してマイコン
7に取込み、該振動レベル判定手段9が大きな振動を出
力した時に、冷媒圧縮機1の回転数を連続して上昇また
は低下させ、大きく振動する状態の回転数によって冷媒
圧縮機1を連続運転しないようにする。
Description
きる冷媒圧縮機を持つ空気調和機に関するものである。
を送り出す為の圧縮機が不可欠であり、この冷媒圧縮機
は従来の一定速度で回転するものから、インバータ回路
を使って冷媒圧縮機の回転数を任意に変更するものが多
くなってきた。
なうものでも、ロータリーの回転運動で冷媒を圧縮する
ものでも運転時の振動が大きく、この冷媒圧縮機に接続
する冷媒配管も大きく振動するものである。この為、常
に振動を受ける冷媒配管はひび割れや折れが発生する恐
れがあり、従来ではこの原因である冷媒圧縮機の振動を
抑える為のダンパー装置を取付けて、冷媒圧縮機や接続
する冷媒配管の振動によるトラブルが発生しないように
している。
きても、冷媒圧縮機の接続配管の取付け位置によっては
共振を起こす時があり、この時は接続配管が大きく振動
して破損するトラブルを発生させるものであった。この
為、従来では試作品によって冷媒圧縮機を運転しながら
振動状態を測定し、この振動が安全な範囲に入るように
各種のダンパー機構を設計することが行なわれている。
タ回路を使って冷媒圧縮機の回転数を自由に変更する時
には、従来の一定速度で運転する冷媒圧縮機であれば、
この運転状態だけの試験でかなり正確に冷媒圧縮機の振
動を抑え込むことができるが、最近のインバータ回路を
使った冷媒圧縮機のように回転数を任意に変更するもの
では、すべての回転数について試験を行なうことは困難
であり、多数の測定ポイントによる試験をクリヤするこ
とによって任意に回転数が変化した時でも対応できると
判断している。
試験していなかった回転数で冷媒圧縮機が連続運転する
時があり、この振動を受けて接続配管が共振を起して破
損に至ることがあり、このトラブルを解消するには試験
ポイントを更に増加する以外には対応する方法がなく、
試験が長期にわたり設計の完了が遅れて非常に不便なも
のであった。
決する為に、冷媒圧縮機1と、冷媒圧縮機1で加圧され
た冷媒が送られるコンデンサー2と、キャピラリー3を
通過した液状冷媒が気化するエバポレータ4とを備え、
冷媒圧縮機1とコンデンサー2とキャピラリー3とエバ
ポレータ4と冷媒圧縮機1との冷媒循環路を形成する冷
媒配管5を設けた空気調和機において、供給される交流
電源を整流して改めて異なる周波数の電源を冷媒圧縮機
1に出力するインバータ回路6を設け、該インバータ回
路6はマイコン7の制御下に配置して冷媒圧縮機1の回
転数をマイコン制御で任意に変更できる構成とし、か
つ、冷媒圧縮機1もしくは冷媒圧縮機1の接続配管1a
に振動センサー8を取付け、冷媒圧縮機1もしくは接続
配管1aから発生する振動を検出する振動センサー8の
出力を受ける振動レベル判定手段9を設け、該振動レベ
ル判定手段9が大きな振動を検出した時にマイコン7は
連続して冷媒圧縮機1の回転数を上昇または低下して、
大きく振動する状態の回転数で冷媒圧縮機1を連続運転
させない構造としている。
外れた大きな振動を検出した時に、マイコン7が冷媒圧
縮機1の回転数を連続して上昇もしくは下降すると共
に、振動レベル判定手段9の出力データを入力とする異
常振動検出手段9aを設け、該異常振動検出手段9aが
作動した時にマイコン7が冷媒圧縮機1の運転を停止を
指示する安全機構を備えたから、冷媒圧縮機1や接続配
管1aが破損するトラブルは解消できたものである。
る周波数を記憶する記憶手段10を設け、冷媒圧縮機1
の回転数を定めるインバータ回路6に出力する周波数信
号として、マイコン7は記憶手段10に記憶した周波数
信号を出力しないから、実際の使用状態で大きな振動が
一度検出されれば、冷媒圧縮機1はこの回転数で運転し
ないから大きく振動せず、静かな運転が可能になった。
いて、インバータ回路6を用いる時でも冷媒圧縮機1の
回転数を数点選び、この試験で冷媒圧縮機1や接続配管
1aの運転時の振動の状態を知り、各点の振動が最低と
なるようなダンパー装置を設計している。そして、冷媒
圧縮機1の振動試験はこれで終了して、短時間で冷媒圧
縮機1の取付や接続配管1aの固定構造が完成できる。
しかし、この試験では冷媒圧縮機1のすべての回転数を
クリヤしていないから、試験をしなかった回転数で振動
が大きくなることがある。
aに振動センサー8を取付け、冷媒圧縮機1の回転数を
変更することで振動が大きくなった時には、この振動が
弱くなるまで連続して回転数を変更し、大きな振動の回
転数で冷媒圧縮機1が連続運転しないようにしている。
そして、正常でない大きな振動を検出して回転数を連続
変更している間に振動が異常に大きくなった時には、冷
媒圧縮機1を強制的に停止するから安全性が高くなっ
た。
した回転数を記憶しておく記憶手段10を設け、冷媒圧
縮機1の回転数を変更する時に、記憶した回転数を指定
しないようにしたから、設置場所や構造などの影響で振
動が大きくなる時でも、冷媒圧縮機1はこの回転数で運
転しないから、設置後の最初の使用時を除いて、空気調
和機の運転音が非常に小さくなるものである。
と、1は空気調和機に使用するフロンなどの冷媒を圧縮
して高温高圧にする冷媒圧縮機、2は冷媒圧縮機1を内
装する室外機に取付けたコンデンサ、11はコンデンサ
2を通過する空気流を作る室外送風ファンである。3は
コンデンサ2で冷却されて液化した冷媒が通過するキャ
ピラリ、4はキャピラリ3を通過した冷媒が送られるエ
バポレータ、12は空気調和する室内に取付けたエバポ
レータ4に室内空気を通過させる室内送風ファンであ
る。
ラリ3・エバポレータ4を通過する冷媒の循環路を形成
する冷媒配管であり、実施例として示す空気調和機はセ
パレートタイプの空気調和機であって、冷媒圧縮機から
吐出する冷媒の流れを切換る冷媒切換弁13を備えてい
る。そして、コンデンサ2・エバポレータ4は室外機と
室内機に取付けた熱交換器で構成しており、冷媒切換弁
13が切換ると熱交換器はコンデンサ2とエバポレータ
4の機能が逆転し、室内を冷房から暖房に切換える。
室内送風ファン12・冷媒切換弁13などを制御するマ
イコン、14はマイコン7に操作信号を送る運転スイッ
チ、7aはマイコン7に内装したROMであり、運転ス
イッチ14の起動信号によってマイコン7がROM7a
に書込まれプログラムに従って作動し、適宜制御下の冷
媒圧縮機1や送風ファン11・12などをコントロール
している。
源、16はマイコン7が安定した作動をするように直流
の安定した電源電圧を得る為の定電圧回路である。6は
交流電源15を整流して直流電源を得て、更に発振器で
改めて任意の周波数の電源を作り出すインバータ回路で
あり、該インバータ回路6はマイコン7から可変周波数
信号を受取り、この周波数によって回転数を連続的に変
化させ、きめ細かく冷媒圧縮機1を運転制御している。
は、ピストン方式の往復動タイプでもロータリー方式の
回転動タイプでも、運転時はかなりの振動を伴うもので
あり、この為、冷媒圧縮機1と本体との取付部にはダン
パー機構17が取付けれられている。そして、このダン
パー機構17の設計は実際に取付けて運転してみないと
本当に設計通りに作動するとは限らず、試験によって確
認する必要がある。
運転して、停止と運転を繰り返すものであれば、運転中
の回転数は一定であるからこの回転数で試験をすればす
ぐに確認できたが、最近のインバータ回路6を設けて回
転数が連続的に変化できるものでは、連続運転する回転
数が無数に存在し、大きな冷媒圧縮機1の振動で接続配
管1aと冷媒圧縮機1との取付部が破損したり、接続配
管1aを含む冷媒配管5が共振による異常振動を発生し
て短時間で破損することがある。従って、数ポイントの
試験だけでダンパー機構17のOKを出すことは極めて
危険であり、沢山の回転数で試験を繰り返す必要があっ
た。
ントの確認試験だけですませることができ、短期間に設
計を完了できるようにするもので、1aは冷媒圧縮機1
の吐出側や吸入側の接続配管、8は接続配管1aや冷媒
圧縮機1の本体に取付けた振動センサー、9は振動セン
サー8の信号を入力とするコンパレータICなどで構成
する振動レベル判定手段であり、振動レベル判定手段9
の判定結果をマイコン7に送り、冷媒圧縮機1の回転数
制御に利用している。尚、コンパレータICに代って、
振動センサー8の出力を直接マイコン7のI/Oポート
から読込み、マイコン7のプログラムで振動レベル判定
手段9を構成しても良い。
回転数が高または低に変更しながら決定されたかを記憶
しており、かつ、振動レベル判定手段9の出力データを
読込んで監視しており、もし振動センサー8が正常と判
断されるよりも大きな振動を検出した時には、記憶して
いる変更方向に冷媒圧縮機1の回転数を少し変更して再
度振動レベル判定手段9の出力データの確認を行ない、
もし振動レベル判定手段9がまだ大きな振動を維持して
おれば、この振動が正常の範囲に入るまで、連続して冷
媒圧縮機1の回転数を変更するものである。従って、冷
媒圧縮機1は大きな振動を発生する回転数で連続運転し
なくなったものである。
を監視する第2のコンパレータICで構成する異常振動
検出手段、18はブザーやLEDランプなどで構成する
警報手段であり、冷媒圧縮機1の回転数を連続して変化
している時に異常振動検出手段9aが作動した時は、冷
媒圧縮機1や接続配管1aの振動が異常に大きくなった
時であり、これ以上運転を続けると配管割れや折れなど
の重大事故が発生するから、警報手段18を作動すると
共に、マイコン7はインバータ回路6に冷媒圧縮機1の
停止信号を送る安全機構を作動するものである。
できる不揮発性メモリで構成する記憶手段であり、振動
レベル判定手段9の出力データが正常でないことが判明
した時には、マイコン7がこの時の冷媒圧縮機1の回転
数データを記憶手段10に書込んでいる。そして、冷媒
圧縮機1の回転数を変化する時には、この記憶手段10
に記憶した回転数データを読込み、この回転数と一致し
た時には回転数の変更方向を参照して大きな振動が発あ
っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ
っッッッッッッッッッッッッッ生しない回転数に変更するから、一度
は正常でない回転数で冷媒圧縮機1が運転しても、次回
からはこの回転数で運転しなくなり、静かに空気調和機
を使用できるようになった。
内部処理の一部を示すもので、通常は振動レベル判定手
段9の判定データを読込んで、振動が正常の範囲であれ
ばそのまま動作を継続している。もし振動が正常の範囲
を外れておれば記憶手段10にこの回転数データを書込
み、この正常でない振動のレベルを異常振動検出手段9
aで判定し、もし異常に大きな振動であれば警報手段1
8を動作したり冷媒圧縮機1の運転を停止する安全機構
を作動している。
ないが異常とまでもいえない時には、現在の冷媒圧縮機
1の回転が高回転に変更しながら決定したのか、低回転
に変更しながら決定したのかを記憶した回転変更フラグ
の値を参照して、同じ変更方向に1ステップ変えた回転
数を演算し、更に記憶手段10から回転数データを読込
んで、もし記憶した回転数と一致しているのなら、回転
変更フラグの内容を参照して記憶されていない回転数に
セットして、インバータ回路6に回転数変更指示を行な
っている。その後は再び振動判定データの読込みを行な
い、振動が正常の範囲に入るまで、この動作を繰り返す
ものである。
振動を検出して空気調和機が運転を止めた時には、実施
例のフローチャートではこの回転数データが既に記憶手
段10に記憶されている。この為、再起動した時には冷
媒圧縮機1がこの回転数で運転しないから、再び異常停
止をすることはなくなり、修理完了までに時間がかかる
時でもそのまま暫定的に使用できるものである。
機1の回転数変更を行なう時には、変更後の目標となる
回転数をセットし、この回転数と現在の回転数から回転
変更フラグをセットし、冷媒の回転数を変更する動作の
ステップにジャンプしている。その後は記憶手段10の
回転数と比較したり、振動レベル判定手段9のデータに
よる正常・異常の判定を行ない、振動が正常の範囲であ
れば目標回転数に届かない時には回転数変更動作へルー
プする。そして、目標回転数に到達した時には、目標回
転数をリセットして通常の動作を継続することになる。
1や接続配管1aの取付け構造を設計する時に、冷媒圧
縮機1がインバータ回路6を用いて任意に回転数を変更
する構造であっても、すべての回転数による振動試験を
行なう必要がなくなり、経験にもよるが数ポイントの試
験を行なうだけで性能確認ができるようになったから、
空気調和機の設計に要する時間が非常に短縮できたもの
である。
数で連続運転する時に、空気調和機の設置状態などの影
響もあって振動が大きくなった時には、振動センサー8
を設けることで冷媒圧縮機1はこの回転数で連続運転し
ないから、運転音が非常に小さくなり、接続配管1aの
ひび割れや折れなどのトラブルが起きなくなった。
配管1aが折れたりひび割れたりする恐れがあるが、こ
の異常振動を異常振動検出手段9aが検出した時には冷
媒圧縮機1の運転を中止する安全動作を行なうことがで
き、最低限の安全は確保できるものである。
な振動を検出した時の回転数を記憶手段10に書込むか
ら、この回転数データを参照することで、冷媒圧縮機1
は再びこの回転数で運転することはなくなり、一回だけ
大きな振動で運転しても、二度と大きな振動で運転を行
なうことはなく、静かな運転が実現できるようになっ
た。
のブロック図である。
である。
における要部切欠き断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 冷媒圧縮機1と、冷媒圧縮機1で加圧さ
れた冷媒が送られるコンデンサー2と、キャピラリー3
を通過した液状冷媒が気化するエバポレータ4とを備
え、冷媒圧縮機1とコンデンサー2とキャピラリー3と
エバポレータ4と冷媒圧縮機1との冷媒循環路を形成す
る冷媒配管5を設けた空気調和機において、 供給される交流電源を整流して改めて異なる周波数の電
源を冷媒圧縮機1に出力するインバータ回路6を設け、
該インバータ回路6はマイコン7の制御下に配置して冷
媒圧縮機1の回転数をマイコン制御で任意に変更できる
構成とし、かつ、冷媒圧縮機1もしくは冷媒圧縮機1の
接続配管1aに振動センサー8を取付け、冷媒圧縮機1
もしくは接続配管1aから発生する振動を検出する振動
センサー8の出力を受ける振動レベル判定手段9を設
け、該振動レベル判定手段9が大きな振動を検出した時
にマイコン7は連続して冷媒圧縮機1の回転数を上昇ま
たは低下して、大きく振動する状態の回転数で冷媒圧縮
機1を連続運転しないことを特徴とする空気調和機の制
御装置。 - 【請求項2】 振動レベル判定手段9が正常値から外れ
た大きな振動を検出した時に、マイコン7が冷媒圧縮機
1の回転数を連続して上昇もしくは下降すると共に、振
動レベル判定手段9の出力データを入力とする異常振動
検出手段9aを設け、該異常振動検出手段9aが作動し
た時にマイコン7が冷媒圧縮機1の運転を停止を指示す
る安全機構を備えた請求項1記載の空気調和機の制御装
置。 - 【請求項3】 マイコン7には大きな振動を検出する周
波数を記憶する記憶手段10を設け、冷媒圧縮機1の回
転数を定めるインバータ回路6に出力する周波数信号と
して、マイコン7は記憶手段10に記憶した周波数信号
を出力しないことを特徴とする請求項1記載の空気調和
機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11287497A true JPH11287497A (ja) | 1999-10-19 |
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ID=14412466
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