JPH11286375A - ホース用作業台 - Google Patents

ホース用作業台

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Publication number
JPH11286375A
JPH11286375A JP10221298A JP10221298A JPH11286375A JP H11286375 A JPH11286375 A JP H11286375A JP 10221298 A JP10221298 A JP 10221298A JP 10221298 A JP10221298 A JP 10221298A JP H11286375 A JPH11286375 A JP H11286375A
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JP
Japan
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turntable
hose
shaft
bundle
rotation
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JP10221298A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Nabeshima
義和 鍋島
Chihiro Hagiwara
千広 萩原
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Toyox Co Ltd
Original Assignee
Toyox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホースのカット作業の作業性を向上させるこ
とができ、しかも、作業周辺の省スペース化を図ること
のできるホース用作業台を提供すること。 【解決手段】 ホース用作業台は、ホース束1を載せる
ためのターンテーブル4と、ターンテーブル4の裏面に
対して平行に配置し、ターンテーブル4を回転自在に支
持する軸8と、軸8を回転自在に支持する支脚部2、3
と、軸8を回転させてターンテーブル4を傾けたとき
に、ホース束1を支持してターンテーブル4上からずれ
落ちるのを規制する支持部材12、13とを備える構成
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホース用作業台
に係り、特に、大きなホース束に対して作業を行なうの
に最適なホース用作業台に関する。
【0002】
【従来の技術】在庫状態にあるホースHは、例えば、図
10に示すように、内側から外側に向かって何重かに巻
いて一段目とし、次に、外側から内側に向かって何重か
に巻いて二段目とするようにして、複数段にして束ねら
れている。そして、ホースHを販売したりするときに
は、そのホース束1からホースHを引き出して、必要な
長さでカットするようにしている。この場合に、ホース
H側面には、一定長さごとにカットマークを印刷してお
き、一目でカットすべき箇所を認識できるようにしてい
る。このようなカット作業をするときには、その度毎
に、ホース束1をテーブルの上に載せ、そこでホースを
必要長さ引き出すとともに、それをカットするようにし
ていた。そして、カット作業が終わったら、ホース束1
をテーブルから再び降ろして決められた場所に戻すよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホースHと
しては、用途に応じて多くの種類があり、その大きさも
様々である。例えば、サクションホースは、樹脂製のホ
ースに、補強線材を螺旋状に巻き付けたもので、大きな
圧力にも耐えることができる。このようにしたサクショ
ンホースは、その直径を大きくして、大量の流体を搬送
するのに用いられることが多い。
【0004】ところが、ホースHの直径が大きくなれば
なるほど、それを図10に示すように束ねたとき、その
ホース束1の直径が非常に大きくなる。極端な場合に
は、その直径が1.5メートルを越えるようなこともあっ
た。そして、上記サクションホースのようにホース束1
が大きくなればなるほど、そのカット作業が非常にやり
にくくなる。例えば、ホース束1が大きくなると、その
ぶん重量も大きくなり、そのホース束1をホース用作業
台のテーブル上に載せるだけでも大きな労力が要求され
る。また、ホース束1の外周長さも長くなり、ホースH
側面のカットマークを探すだけでも大変な作業になって
しまう。
【0005】一方、ホース用作業台にも、大きなホース
束1に合わせた大きなテーブルが必要となる。ところ
が、テーブルが大きくなれば、そのような作業台を現場
に置いておくだけで、スペースの無駄になるし、作業台
自体が他の作業の妨げになることもあった。そのため
に、スペースを有効に使おうとすれば、カット作業の終
了とともに、作業台もかたづけなければならなかった。
また、カット作業の途中で、そのホース束1をテーブル
上に少しの間、置いたままにしておきたい場合など、作
業台をかたづけることすらできない。こんなときには、
作業台も出したままにせざるをえず、結局、スペースの
無駄を解消できず、他の作業のじゃまにもなるという問
題があった。この発明の目的は、ホースのカット作業の
作業性を向上させることができ、しかも、作業周辺の省
スペース化を図ることのできるホース用作業台を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ホース用作
業台に係り、ホース束を載せるためのターンテーブル
と、ターンテーブルの裏面に対して平行に配置し、ター
ンテーブルを回転自在に支持する軸と、軸を回転自在に
支持する支脚部と、軸を回転させてターンテーブルを傾
けたときに、ホース束を支持してターンテーブル上から
ずれ落ちるのを規制する支持部材とを備えた点に特徴を
有する。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、支持
部材は、ターンテーブル上に突設するとともに、適当な
間隔をあけて並べた一対の支持棒からなる点に特徴を有
する。第3の発明は、第1の発明において、支持部材
は、軸に固定するとともに、ターンテーブルの外周側で
ターンテーブルに対してほぼ垂直に突出させた一対の支
持棒からなり、ターンテーブルをいずれか一方の方向に
垂直状態にしたとき、これら支持棒が、ターンテーブル
の最下端を挟んで位置する構成にした点に特徴を有す
る。
【0008】第4の発明は、第1〜3の発明において、
ターンテーブルを水平状態からいずれか一方の方向の垂
直状態までの範囲で傾ける構成とし、しかも、軸を回転
させてターンテーブルを傾けるための操作機構と、軸が
一方向に回転してターンテーブルを水平方向に傾けるの
を許容するが、逆方向に回転してターンテーブルを垂直
方向に傾けるのを規制する規制機構とを備えた点に特徴
を有する。第5の発明は、第4の発明において、規制機
構の規制を解除自在とし、しかも、軸の回転が伝達され
たときに、その回転にブレーキ力を作用させるブレーキ
機構と、軸が逆方向に回転したときのみ、その軸の回転
をブレーキ機構に伝達するクラッチ機構とを備えた点に
特徴を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜7に、この発明のホース用
作業台の第1実施例を示す。図1、2に示すように、キ
ャスター5、6を有する一対の支脚部2、3間に、軸8
を回転自在に設けている。そして、この軸8には、ホー
ス束1を載せるための円形のターンテーブル4を設けて
いる。このようにしたホース用作業台では、軸8を回転
させれば、ターンテーブル4を傾けることができる。こ
こでは、図1に示す垂直状態から、図2に示す水平状態
までの約90度の範囲で、ターンテーブル4を傾けられ
るようにしている。
【0010】具体的には、図3(a)に示すように、支脚
部2にハンドル7を設け、このハンドル7の回転力を減
速装置19に伝えている。そして、減速装置19から減
速されて出力される回転力を、チェーン20を介して、
軸8に同軸上に連係させたギヤ21に伝えるようにして
いる。なお、これらハンドル7、減速装置19、チェー
ン20、ギヤ21が相まって、この発明でいう操作機構
を構成している。
【0011】また、ギヤ21と同軸上に、つめ歯車22
を連係させている。つめ歯車22には、図3(b)に示す
ように、支脚部2側に回転自在に固定されたつめ23を
かみ合せている。したがって、つめ歯車22は一方向
(矢印k方向)にのみ回転でき、軸8を一方向に回転させ
てターンテーブル4を水平方向に傾けることが許容され
る。
【0012】つまり、ターンテーブル4を水平方向に傾
けたいときは、ハンドル7を回して、軸8を一回転方向
に回転させてやればよい。もし、途中でハンドル7から
手が滑ったようなときでも、上記つめ歯車22及びつめ
23によって軸8の逆回転が規制されるので、ターンテ
ーブル4はそのときの傾きを保ったままである。したが
って、ターンテーブル4及びホース束1の自重によって
ターンテーブル4が垂直方向に傾くことがなく、作業者
にぶつかったりするのを防ぐことができる。なお、これ
らつめ歯車22、つめ23が相まって、この発明でいう
規制機構を構成している。
【0013】ところで、ターンテーブル4を垂直方向に
傾けたいときは、前述のように、つめ23をはずさない
限り、ハンドル7をその方向に操作することができな
い。そこで、つめ23をつめ歯車22からはずしてやる
のであるが、そのときに、ターンテーブル4及びホース
束1の自重によって、ターンテーブル4が勢いよく垂直
方向に傾くのを、次のようにして防いでいる。支脚部3
側では、軸8にワンウェイクラッチ24を連係させてい
る。そして、このワンウェイクラッチ24を、チェーン
25を介して、ブレーキ装置26に連係させている。
【0014】上記ワンウェイクラッチ24は、ターンテ
ーブル4を水平方向に傾けるために、軸8を一回転方向
に回転させたときは、その軸8の回転をブレーキ装置2
6に伝えない。ただし、軸8が逆回転したときは、その
回転をブレーキ装置26に伝えることになる。したがっ
て、軸8が逆回転したときは、ブレーキ装置26が、そ
の回転に対してブレーキ力を作用させることになる。つ
まり、ターンテーブル4を垂直方向に傾けたいときは、
つめ歯車22からつめ23を外してやればよい。このと
き、ターンテーブル4及びホース束1の自重によってタ
ーンテーブル4が垂直方向に傾こうとするが、その軸8
の回転に対してブレーキ力が作用する。したがって、ハ
ンドル7を操作しなくても、ターンテーブル4はゆっく
りと傾いていくことになる。なお、ブレーキ装置26
が、この発明でいうブレーキ機構を構成し、また、ワン
ウェイクラッチ24が、この発明でいうクラッチ機構を
構成している。
【0015】軸8の中央付近には、ターンテーブル取付
具11を設けている。そして、このターンテーブル取付
具11に、上記ターンテーブル4裏面の中心を回転自在
に取り付けている。なお、具体的には図示しないが、タ
ーンテーブル4の回転を規制できるロック機構を設けて
いる。
【0016】図1、2に示すように、ターンテーブル4
上には、一対の支持棒12、13を突設するとともに、
これら支持棒12、13を、ターンテーブル4の外周に
沿って適当な間隔をあけて並べている。ここでは、支持
棒12、13として、回転自在としたローラ棒を用いて
いる。これら支持棒12、13は、ターンテーブル4を
傾けたときでも、ホース束1がターンテーブル4上から
ずれ落ちないようにするためのものである。
【0017】また、上記軸8には、支柱27を固定する
とともに、この支柱27の先端に引っ掛け棒14を設け
ている。そして、この引っ掛け棒14を、ターンテーブ
ル4の外周側でターンテーブル4に対してほぼ垂直に突
出させている。なお、ターンテーブル4を図1に示す垂
直状態にしたとき、この引っ掛け棒14がほぼ真上に位
置するようにしている。
【0018】さらに、ターンテーブル4の表面には、一
直径方向にバンド挿入用溝15を形成している。そし
て、このバンド挿入用溝15と直角に交わるようにし
て、別のバンド挿入用溝16を形成している。
【0019】次に、上記第1実施例のホース用作業台の
使用方法について説明する。ホース束1を載せるとき
は、図4に示すように、ターンテーブル4を垂直状態に
しておく。このとき、ターンテーブル4を回転させて、
支持棒12をターンテーブル4の最下方よりやや上に位
置させておく。
【0020】そして、図示しないロック機構によってタ
ーンテーブル4の回転を規制した状態で、ホース束1を
転がしてターンテーブル4に近づけ、このホース束1
を、支持棒12を乗り越えるように持ち上げる。このと
き、支持棒12としてローラ棒を用いたので、ホース束
1を完全に持ち上げなくても、この支持棒12に押し当
てるようにすれば、その回転によって、ホース束1をタ
ーンテーブル4側にスムースに乗り越えさせることがで
きる。
【0021】ホース束1が支持棒12を乗り越えれば、
このホース束1は、支持棒12、13によって支持され
た状態となる。この状態で、ハンドル7を回して、図5
に示すように、ターンテーブル4を水平方向に傾ける。
そして、ターンテーブル4を水平状態にしたら、ホース
束1からホースHを引き出して、必要な長さでカットし
てやればよい。このとき、作業者は、一定の作業位置に
居ればよい。そして、作業者が動くのではなく、その作
業位置でターンテーブル4を回転させて、ホースHに印
刷したカットマークを自分の前に位置させればよい。こ
のようにすれば、カットマークを探すのに、作業者がホ
ース束1の周囲を動き回る必要がなくなり、作業性を向
上させることができる。
【0022】また、必要とするカット長さが長いときに
は、複数巻分のホースHを引き出さなければならない。
このときには、図6に示すように、ターンテーブル4を
回転させずに、ホースHを一巻分ごとに引っ掛け棒14
に引っ掛けながらを引き出せばよい。したがって、引き
出したホースHが床に投げ出されて絡まるようなことも
なく、作業性を向上させることができる。なお、ターン
テーブル4側から力が作用しても、前述したつめ23及
びつめ歯車22によって、ターンテーブル4が垂直方向
に傾くのが規制されている。したがって、作業中にター
ンテーブル4に荷重が作用しても、ターンテーブル4が
動いてしまうこともなく、作業性を向上させることがで
きる。
【0023】ホースHのカット作業が終わったら、図7
に示すように、ターンテーブル4の外周側からバンド挿
入用溝15、16にバンド17を挿入し、ホース束1の
内側から引き出してやる。この状態では、このバンド1
7はホース束1の下面に位置することになり、そのまま
バンド17を締め付ければ、ホース束1をターンテーブ
ル4上に置いたままでも結束することができる。
【0024】なお、ホース束1をターンテーブル4上か
ら降ろしたいときは、前述したように、つめ23をつめ
歯車22から外してやり、自重によってターンテーブル
4を垂直方向に傾けてやる。そして、ターンテーブル4
を垂直状態にしたら、図4に示すのとは逆の要領で、ホ
ース束1を支持棒12から転がすようにして降ろしてや
る。ホース束1を降ろしたら、このホース用作業台をキ
ャスター5、6で移動させて、収容場所にかたづければ
よい。このとき、ターンテーブル4をそのまま垂直状態
しておけば、ターンテーブル4の高さは必要となるが、
その収容スペースが狭くてもすむ。
【0025】あるいは、ホース束1をターンテーブル4
上に少しの間、置いたままにしておきたい場合は、ター
ンテーブル4を垂直に近い状態にしたままで、ホース束
1をターンテーブル4上からいちいち降ろさなくてもよ
い。この場合も、ホース束1を、ホース用作業台ととも
に狭い収容スペースで保管しておくことができる。
【0026】なお、図8に示すように、バンド挿入用溝
15、16ではなく、ターンテーブル4の外周側から中
心に向かって、ターンテーブル4の裏表面を貫通するス
リット18を形成してもよい。そして、ターンテーブル
4の中央付近で、これらのスリット18を大きくしてお
けば、ホース束1の下面に挿入したバンド17を取り出
しやすくすることもできる。
【0027】図9に示す第2実施例では、ターンテーブ
ル4を、リング状の枠材28と、この枠材28の中心か
ら枠材28の内周面に向かって放射状に設けた補強材2
9とから構成している。このように枠材28と補強材2
9とを用いれば、ターンテーブル4の軽量化を図ること
ができる。また、ホース束1を結束するときは、補強材
29間からバンドを挿入してやればよい。
【0028】さらに、この第2実施例では、一対の支持
棒12、13を、ターンテーブル4上に突設するのでは
なく、軸8に固定している。つまり、軸8に一対の支柱
30、31を固定するとともに、これら支柱30、31
の先端にそれぞれ支持棒12、13を設けている。そし
て、これら支持棒12、13を、ターンテーブル4の外
周側で、ターンテーブル4に対して垂直に突出させてい
る。
【0029】この場合、上記引っ掛け棒14と同じよう
に、軸8を回転させれば、その回転とともに支持棒1
2、13が動くので、ターンテーブル4がどの角度で傾
いているときでも、これら支持棒12、13を、常にタ
ーンテーブル4の外周側でターンテーブル4に対して垂
直に突出させておくことができる。そして、ターンテー
ブル4を垂直状態にしたとき、図9に示すように、これ
ら支持棒12、13が、ターンテーブル4の最下端を挟
んで位置するようにしている。
【0030】上記第1実施例のように、支持棒12、1
3をターンテーブル4上に突設すると、これら支持棒1
2、13の位置が、ターンテーブル4の回転位置によっ
て決められてしまう。そのため、例えば、ホース束1を
載せたままターンテーブル4を傾けるときに、あらかじ
めターンテーブル4を適当な位置に回転させておかない
と、支持棒12、13が機能せず、ホース束1がターン
テーブル4上からずれ落ちてしまう。それに対して、こ
の第2実施例では、ホース束1を載せたままターンテー
ブル4を傾けるとき、ターンテーブル4の回転位置に関
係なく、支持棒12、13がホース束1を受けることに
なるので、ホース束1がターンテーブル4上からずれ落
ちるのを確実に防ぐことができる。
【0031】また、第1実施例のように、支持棒12、
13をターンテーブル4上に突設すると、図4に示した
ように、ホース束1をターンテーブル4の側面から載せ
ようとするときに、支持棒12に力が作用して、ターン
テーブル4が回転してしまう。そのため、ターンテーブ
ル4の回転を規制できるロック機構等を設けておく必要
がある。それに対して、この第2実施例では、支持棒1
2に力が作用しても、ターンテーブル4が回転すること
がなく、ロック機構を設ける必要もない。
【0032】なお、ターンテーブル4上にホース束1を
載せたり、降ろしたりするときは、図4に示したように
ホース束1を転がすのではなく、ホース用作業台自体を
移動させてもかまわない。例えば、支持棒12、13の
間隔を、ホース束1の直径よりも小さくしておくことは
いうまでもないが、このホース束1の下方側面の幅より
もやや大きくしておく。
【0033】そして、ホース束1を、壁に立て掛けたり
しておく。また、ホース用作業台では、ターンテーブル
4を垂直状態にしておく。この状態で、ホース用作業台
を移動させて、ホース束1の下側面に支持棒12、13
を差し入れてやる。そして、ターンテーブル4をやや水
平方向に傾けてやれば、ホース束1が支持棒12、13
に支持されてターンテーブル4上に載せることができ
る。したがって、ホース束1を持ち上げるような力も要
らず、誰でも簡単にホース束1を載せたり、降ろしたり
することができる。
【0034】
【発明の効果】第1の発明によれば、軸を回転させてタ
ーンテーブルを垂直状態にしておけば、大きなホース束
であっても、簡単にターンテーブル上に載せたり、ター
ンテーブル上から降ろしたりすることができる。そし
て、作業をするときには、軸を回転させてターンテーブ
ルを水平状態にすれば、このターンテーブル上で作業を
行なうことができる。また、支持機構を設けたので、タ
ーンテーブルを傾けた、ホース束がターンテーブル上か
らずれ落ちるの防ぐことができる。さらに、ターンテー
ブルを回転させれば、ホース束の任意の箇所を作業位置
まで動かすことができる。したがって、作業者がホース
束1の周囲を動き回る必要もなく、作業性を向上させる
ことができる。しかも、ホース用作業台をかたづけると
き、ターンテーブルを垂直状態にすれば、その収容スペ
ースが狭くてすむ。あるいは、ホース束をターンテーブ
ル上に少しの間、置いたままにしておきたいときも、タ
ーンテーブルを垂直に近い状態にして、ホース束を支持
機構で支持しておけば、ホース束を、ホース用作業台と
ともに狭い収容スペースで保管しておくことができる。
【0035】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、支持部材として一対の支持棒を用いたので、それを
ターンテーブル上の狭い場所で設けることができ、作業
のじゃまになることもない。
【0036】第3の発明によれば、第1の発明におい
て、支持棒の位置は、ターンテーブルの回転位置にかか
わらず決められ、ターンテーブルをいずれか一方の方向
に垂直状態にすれば、これら支持棒が常にターンテーブ
ルの最下端を挟んで位置する。したがって、例えば、タ
ーンテーブルを垂直方向に傾けるときに、ターンテーブ
ルの回転位置に関係なく、支持棒がホース束を受けるこ
とになるので、ホース束がターンテーブル上からずれ落
ちるの確実に防ぐことができる。
【0037】第4の発明によれば、第1〜3の発明にお
いて、操作機構によってターンテーブルを水平方向に傾
けることができる。しかも、規制機構は、軸が逆方向に
回転してターンテーブルが垂直方向に傾くのを規制する
ので、ターンテーブルに作用する荷重や、ターンテーブ
ル及びホース束の自重によって、ターンテーブルが傾い
てしまうのを防ぐことができる。
【0038】第5の発明によれば、第4の発明におい
て、ターンテーブルを垂直方向に傾けたいときは、規制
機構を解除してやればよい。このとき、ターンテーブル
及びホース束の自重によってターンテーブルが垂直方向
に傾こうとするが、ブレーキ機構が、その軸の回転に対
してブレーキ力を作用させるので、ターンテーブルをゆ
っくりと傾けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のホース用作業台の第1実施例を示
し、ターンテーブル4の垂直状態を示す斜視図である。
【図2】この発明のホース用作業台の第1実施例を示
し、ターンテーブル4の水平状態を示す斜視図である。
【図3】支脚部2、3と回転軸8とを示し、(a)が、操
作機構、規制機構、ブレーキ機構、クラッチ機構を示す
簡略図で、(b)が、規制機構を構成するつめ歯車22と
つめ23とを示す簡略図である。なお、これら操作機
構、規制機構、ブレーキ機構、クラッチ機構について
は、この図3以外では具体的に図示しない。
【図4】ホース束1をターンテーブル4に載せるときの
状態を示す図である。
【図5】ホース束1をターンテーブル4に載せた状態を
示す図である。
【図6】ターンテーブル4上のホース束1からホースH
を引き出している状態を示す図である。
【図7】ターンテーブル4上のホース束1を結束してい
る状態を示す図である。
【図8】ターンテーブル4に、バンド挿入用溝15、1
6ではなくスリット18を形成した例を示す図である。
【図9】この発明のホース用作業台の第2実施例を示
し、ターンテーブル4の垂直状態を示す斜視図である。
【図10】ホースHを束ねる様子を示す簡略図である。
【符号の説明】
H ホース 1 ホース束 2、3 支脚部 4 ターンテーブル 7 ハンドル 8 軸 12、13 支持棒 19 減速装置 20、25 チェーン 21 ギヤ 22 つめ歯車 23 つめ 24 ワンウェイクラッチ 26 ブレーキ装置 28 枠材 29 補強材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース束を載せるためのターンテーブル
    と、ターンテーブルの裏面に対して平行に配置し、ター
    ンテーブルを回転自在に支持する軸と、軸を回転自在に
    支持する支脚部と、軸を回転させてターンテーブルを傾
    けたときに、ホース束を支持してターンテーブル上から
    ずれ落ちるのを規制する支持部材とを備えたことを特徴
    とするホース用作業台。
  2. 【請求項2】 支持部材は、ターンテーブル上に突設す
    るとともに、適当な間隔をあけて並べた一対の支持棒か
    らなることを特徴とする請求項1記載のホース用作業
    台。
  3. 【請求項3】 支持部材は、軸に固定するとともに、タ
    ーンテーブルの外周側でターンテーブルに対してほぼ垂
    直に突出させた一対の支持棒からなり、ターンテーブル
    をいずれか一方の方向に垂直状態にしたとき、これら支
    持棒が、ターンテーブルの最下端を挟んで位置する構成
    にしたことを特徴とする請求項1記載のホース用作業
    台。
  4. 【請求項4】 ターンテーブルを水平状態からいずれか
    一方の方向の垂直状態までの範囲で傾ける構成とし、し
    かも、軸を回転させてターンテーブルを傾けるための操
    作機構と、軸が一方向に回転してターンテーブルを水平
    方向に傾けるのを許容するが、逆方向に回転してターン
    テーブルを垂直方向に傾けるのを規制する規制機構とを
    備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記
    載のホース用作業台。
  5. 【請求項5】 規制機構の規制を解除自在とし、しか
    も、軸の回転が伝達されたときに、その回転にブレーキ
    力を作用させるブレーキ機構と、軸が逆方向に回転した
    ときのみ、その軸の回転をブレーキ機構に伝達するクラ
    ッチ機構とを備えたことを特徴とする請求項4記載のホ
    ース用作業台。
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JP (1) JPH11286375A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011791A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Sekisui Chem Co Ltd 帯状部材結束体の施工用治具および施工用治具に対する帯状部材結束体の収容方法
JP5981060B1 (ja) * 2016-02-24 2016-08-31 実雄 松浦 無散水融雪ブロックに埋設される放熱管の成形用治具
KR20230024691A (ko) * 2021-08-12 2023-02-21 정영철 배관 와인딩 장치

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