JPH11286243A - 車両用トノカバー装置 - Google Patents

車両用トノカバー装置

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Publication number
JPH11286243A
JPH11286243A JP10578498A JP10578498A JPH11286243A JP H11286243 A JPH11286243 A JP H11286243A JP 10578498 A JP10578498 A JP 10578498A JP 10578498 A JP10578498 A JP 10578498A JP H11286243 A JPH11286243 A JP H11286243A
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JP
Japan
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tonneau cover
vehicle
engaging
rack
cover device
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Application number
JP10578498A
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English (en)
Inventor
Takeshi Suzuki
木 健 鈴
Takashi Morimoto
本 隆 森
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き出し時にばね力が変化して操作が困難に
なり、また巻き取り時は衝撃によりフレーム変形、エン
ドキャップ破損等の不具合が発生する可能性があり、さ
らに不必要な使い方をする場合がある一方、室内側から
の操作やワンタッチ操作ができず、また無理な体勢で操
作しなければならなかった。 【解決手段】 車両1に配設された駆動機構10と、こ
の駆動機構10とは別体に構成され、駆動機構10に係
脱可能に設けられたトノカバー20とを有し、駆動機構
10は、車両1のラゲージサイドアッパ1aに固着され
た左右一対のチャンネル11と、このチャンネル11の
長手方向に沿って移動自在に付設された帯板状のラック
12と、このラック12と噛合したピニオン14と、こ
のピニオン14を回転させる電動モータ15と、ラック
12に固着され且つトノカバー本体20が係脱されるジ
ョイント17とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばワゴン車、
ワンボックス車等の自動車の荷室を覆い隠す車両用トノ
カバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワゴン車やワンボックス車では、その後
部座席に形成された荷室において、当該荷室の荷物が美
観上車外からは視られないようにしたり、直射日光が照
射するのを遮ったりする目的で、これを覆い隠すことが
よく行われる。そして、このような荷室を覆い隠す手段
として、車両用トノカバー装置が提供されている。
【0003】この従来の車両用トノカバー装置は、捩り
ばねで巻き取り方向に付勢されている軸芯に巻き付けら
れたトノカバーを、捩りばねの付勢力に抗して手動で引
き出すもので、トノカバーの係止あるいは外力を取り除
くと捩りばねの付勢力で軸芯に巻き取られるものであ
る。このように従来の車両用トノカバー装置は、手動式
であって、トノカバーを自動的に引き出したり巻き取っ
たりするものはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手動式の場合には、室内側(運転席、後部座席側)から
の操作ができないため、操作は車外に出て行なわなけれ
ばならず、しかも手動でトノカバーを引き出すので操作
が面倒である。また、トノカバーの引き出し長が長い場
合、車体の後方から車体内に体躯を屈曲して操作しなけ
ればならないので、体に負担がかかると共に不便であ
る。
【0005】また、巻き取りは捩りばねの付勢力で行な
うため、外力をはずすと勢いよく巻き取られ、その衝撃
によりフレーム変形、エンドキャップ破損等の不具合が
発生する可能性があるし、必要な位置での停止はストッ
パに係止する以外にないので、ストッパに係止させる作
業が必要となるし、ストッパのない任意の位置での停止
はできない、等の課題がある。
【0006】本発明は、上記課題を解決せんとなされた
ものであり、その目的は、トノカバーの引き出し及び巻
き取りを自動的に行ない、トノカバーの引き出し及び巻
き取りの操作性を向上させ、また、トノカバーを任意の
位置に停止することができると共に、引き出し及び巻き
取りに伴う破損等の不具合を防止する車両用トノカバー
装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る車両用トノカバー装置は、
ばねにて巻取り方向に付勢された軸芯に引き出し自在に
巻き付けられたトノカバーと、該トノカバーを自動的に
引き出しおよび巻取りする駆動手段とより成り、前記ト
ノカバーが駆動手段に着脱可能となっていることを特徴
とする。
【0008】また、本発明の請求項2に係る車両用トノ
カバー装置は、前記軸芯に引き出し自在に巻き付けられ
たトノカバーは、駆動手段と別体に構成され当該駆動手
段に着脱可能となっており、前記駆動手段は、前記車両
の内側に固着された左右一対のガイド部材と、このガイ
ド部材の基端側あるいはその近傍に設けられたトノカバ
ーを着脱自在に取付ける取付部と、前記ガイド部材の長
手方向に沿って移動自在に付設された移動手段と、この
移動手段を移動させる電動手段と、前記移動手段に固着
された前記トノカバーが係脱される係脱手段と、からな
ることを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項3に係る車両用トノ
カバー装置は、前記移動手段は、前記ガイド部材の内側
に摺動可能に配設された帯板状のラックからなり、前記
電動手段は、前記ラックに噛合したピニオン及びこのピ
ニオンを回転させる電動モータからなることを特徴とす
る。
【0010】また、本発明の請求項4に係る車両用トノ
カバー装置は、前記移動手段及び前記電動手段は、前記
ガイド部材のいずれか一方あるいは両方に付設されてい
ることを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項5に係る車両用トノ
カバー装置は、前記トノカバーの先端には、その左右両
端に下方に垂下した係合突起を有するとともに、前記係
脱手段は、前記係合突起と係合可能な係合部を有するこ
とを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項6に係る車両用トノ
カバー装置は、前記係脱手段は、当該係脱手段と前記係
合突起との係合時に張り出して前記トノカバーを下方か
ら保持する保持手段を有することを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項7に係る車両用トノ
カバー装置は、前記トノカバーの引出端に、当該トノカ
バーを所定位置で掛止させる掛止手段を設けたことを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。 [第一実施の形態]図1ないし図4は、本発明の第一実
施の形態に係る車両用トノカバー装置を示す。図1に示
すように、車両1の後部には荷室空間2が設けられてお
り、この荷室空間2に、かかる車両用トノカバー装置が
配設されるようになっている。
【0015】車両1における荷室空間2の左右のラゲー
ジサイドアッパ1aには、以下の構成からなる駆動機構
10が設置されている。すなわち、図2および図3に示
すように、左右それぞれのラゲージサイドアッパ1aに
は、断面略リップ溝形のチャンネル11が、その背面を
以て固着されている。このチャンネル11の内側上下面
には、ガイドレール11aが設けられ、さらにこの上下
のガイドレール11aには帯板状のラック12が摺動可
能に配設されている。このラック12は、チャンネル1
1の後端部(図3において右端側)において、その中途
が屈曲することにより、当該チャンネル11の長手方向
に沿い且つ上下方向に対向するようになっているが、そ
の端部はチャンネル11の先端部(図3において左端
側)において、ガイドレール11aとともに自由端とな
っている。
【0016】チャンネル11の後端部では、符号13で
示すブラケットがボルト等公知の手段でラゲージサイド
アッパ1aに固着され、これらブラケット13とラゲー
ジサイドアッパ1aとの間で、ピニオン14が回転可能
に軸支されている。また、同様にチャンネル11の後端
部では、図示しないスイッチの作動により正逆回転可能
な電動モータ15が配設され、この電動モータ15の駆
動軸15aには、ギア16が取り付けられている。そし
て、ピニオン14は、前記ラック12の中途と噛合する
とともに、ギア16とかさ歯車状に噛合しており、した
がって、電動モータ15が駆動されると、駆動軸15a
ならびにギア16が回転し、この回転がピニオン14に
伝達され、さらにピニオン14の回転によりラック12
がチャンネル11内に設けられたガイドレール11a沿
って移動するようになっている。
【0017】一方、ラック12の上側先端部には、後述
するトノカバーと係脱可能なジョイント17が取り付け
られている。このジョイント17は、荷室空間2内側水
平方向に向けて延出し、その先端は鉤状に形成されてい
るものである。また、上下ガイドレール11aの先端に
は、それぞれ個別にリミットスイッチ18が設けられて
いる。
【0018】このような構成を有する駆動機構10は、
この実施の形態では車両幅方向左右に対称的に設けられ
ていて、これら左右の駆動機構10は、トノカバー20
を配すことで連結される。すなわち、トノカバー20
は、図4に示すように、その引出端部のエンドキャップ
20aにおいて下方に垂下した係合突起21を有し、こ
の係合突起21は、前記ジョイント17の先端鉤状部に
係合自在となっている。なお、図1ないし図4では特に
図示はしないが、トノカバー20は、公知の巻き取り装
置により巻き取られ、使用の際はここから引き出される
ようになっている。例えば、ばねにて巻取り方向に付勢
された軸芯に巻き付けられており、このばねの付勢力に
抗して引き出されるものである。
【0019】次に、上記の構成からなる車両用トノカバ
ー装置の作用について説明する。まず、トノカバー20
を引き出すには、スイッチをONにすると、駆動機構1
0の左右の電動モータ15が正回転し、この電動モータ
15の回転に伴い駆動軸15a、ギア16及びピニオン
14が回転する。ピニオン14が回転すると、これと噛
合しているラック12がチャンネル11内に設けられた
ガイドレール11aに沿って摺動し、このラック12の
移動に伴いジョイント17が移動する。そして、ジョイ
ント17の移動によって、このジョイント17に係合し
ているトノカバー20が引張され、したがってこのトノ
カバー20が引き出される。さらに、この引張状態から
スイッチをOFFにすると、その時点でトノカバー20
は停止する一方、スイッチをONにしたままであると、
ジョイント17又はラック12の端部がリミットスイッ
チ18に接触することにより、トノカバー20は所定位
置で停止する。
【0020】一方、この状態からトノカバー20を巻き
取るには、上記引き出しとは別にスイッチをONにし
て、駆動機構10の左右の電動モータ15を逆回転させ
る。すると、駆動軸15a、ギア16及びピニオン14
が上記とは逆回転し、ラック12がチャンネル11内に
設けられたガイドレール11aに沿って上記とは逆側に
摺動し、このラック12の移動に伴いジョイント17が
移動する。この際、ジョイント17と係合している係合
突起21は、トノカバー20の巻き取り力と作動速度と
により、ジョイント17を押圧したり又は接触したりす
ることがなく円滑に作動する。さらに、スイッチをOF
Fにすると、その時点でトノカバー20は停止する一
方、スイッチをONにしたままであると、ジョイント1
7又はラック12の端部がリミットスイッチ18に接触
することにより、トノカバー20は巻き取られた所定位
置で停止する。
【0021】[第二実施の形態]以下、本発明の第二実
施の形態を図5ないし図8を参照して説明する。図5及
び図6に示す車両用トノカバー装置は、第一実施の形態
において電動モータ15が左右の駆動機構10のうちい
ずれか一方(ここでは車両1の前側を向いて右側)に設
置されているものである。さらに詳しくは、この形態で
は左右両チャンネル11の前端側に一対のギア31がそ
れぞれ配設され、これらギア31のそれぞれに対応し
て、図7及び図8に示すようにギア32が噛合され、こ
れらギア32は、シャフト32aにより連結されるとと
もに、このシャフト32aを中心として回転自在になっ
ている。そして、右側のチャンネル11(電動モータ1
5を設置した側、図5参照)においては、ラック33が
無端状とされ、この無端状のラック33は、ギア31に
並列に設置した従属ギア34とピニオン14とに巻回さ
れている一方、左側のチャンネル11(電動モータ15
を設置していない側、図6参照)においては、上記と同
様のラック12が適用されている。また、この構成で
は、リミットスイッチ18は、チャンネル11の下端側
に互いに離れて二つ設置されている。
【0022】したがって、電動モータ15が回転する
と、この回転に伴いラック33が無端運動するととも
に、このラック33の運動によってギア31が回転し、
左右のギア31はシャフト32aにより連結されている
から、結果としてピニオン14と左右のギア31とは同
期回転するようになっている。
【0023】このような車両用トノカバー装置も、上記
第一実施の形態と同様に、スイッチをONにすると、右
側の駆動機構10の電動モータ15が正回転し、この電
動モータ15の回転に伴い駆動軸15a、ギア16及び
ピニオン14が回転する。ピニオン14が回転すると、
これと噛合しているラック33が無端運動しつつチャン
ネル11内に設けられたガイドレール11aに沿って摺
動する。この際、左右のギア31及び32がシャフト3
2aの連結により同期回転する。そして、ラック33の
運動に伴うジョイント17の移動によって、このジョイ
ント17に係合しているトノカバー20が引張され、し
たがってこのトノカバー20が引き出される。さらに、
この引張状態からスイッチをOFFにすると、その時点
でトノカバー20は停止する一方、スイッチをONにし
たままであると、ジョイント17又はラック33がリミ
ットスイッチ18に接触することにより、トノカバー2
0は所定位置で停止する。
【0024】一方、この状態からトノカバー20を巻き
取るには、上記引き出しとは別にスイッチをONにし
て、駆動機構10の左右の電動モータ15を逆回転させ
る。すると、駆動軸15a、ギア16及びピニオン14
が上記とは逆回転し、ラック33がチャンネル11内に
設けられたガイドレール11aに沿って上記とは逆側に
摺動し、このラック33の移動に伴いジョイント17が
移動する。この際、ジョイント17と係合している係合
突起21は、トノカバー20の巻き取り力と作動速度と
により、ジョイント17を押圧したり又は接触したりす
ることがなく円滑に作動する。さらに、スイッチをOF
Fにすると、その時点でトノカバー20は停止する一
方、スイッチをONにしたままであると、ジョイント1
7がリミットスイッチ18に接触することにより、トノ
カバー20は巻き取られた所定位置で停止する。
【0025】なお、上述した各実施の形態において、ジ
ョイント17に、図9ないし図12に示すような保持具
40を設けると、トノカバー20の弛みや撓みを防止す
ることができる。すなわち、かかる保持具40におい
て、図9及び図10に示すものは、ジョイント17の端
部(チャンネル11から遠い側の端部)に、外形筒状を
した筒部41が一体的に形成され、この筒部41には、
トノカバー20のエンドキャップ20aに設けた係合突
起21が係合可能な係合孔42が形成されている。この
係合孔42は、断面円形をなすとともに、その径方向に
対向する箇所に一対の溝42aが形成されている。ま
た、この係合孔42は、筒部41の軸方向中途で底部4
2bにより仕切られていて、この底部42bより下方
は、側面が解放されたスペースが形成されている。
【0026】そして、係合孔42とその下方のスペース
にわたっては、底部42bを貫通して押しピン43が配
設されている。この押しピン43は、上端に前記溝42
a内に位置する棒状体43aが固着され、さらに係合孔
42内では圧縮スプリング44が外嵌される一方、前記
スペース内では保持バー45が外嵌され、押しピン43
と保持バー45とは、ピン46により一体的に結合され
ている。また、保持バー45には、前記ピン46が摺動
する略くの字状の溝45aが形成されていて、この溝4
5aの延在範囲に対応して、保持バー45が回動可能に
なっている。
【0027】このような保持具40によれば、エンドキ
ャップ20aの係合突起21が係合されていない状態
(図9に示す状態)では、圧縮スプリング44が伸びた
状態で押しピン43が筒部41上方に位置し、保持バー
45がトノカバー20側に張り出さない状態にある。こ
の状態から、係合孔42内に係合突起21を係合させる
と、図10に示すように、押しピン43が下方に移動す
るとともに圧縮スプリング44が縮み、ピン46が溝4
5a内を摺動しつつ保持バー45を回動させて張り出さ
せる。そして、この状態から係合突起21の係合を解除
する(すなわちトノカバー20を取り外す)と、押しピ
ン43が圧縮スプリング44の弾性により上側に付勢さ
れ、図9に示す状態に復帰する。
【0028】また、図11及び図12に示す保持具50
は、前記筒部41において底部42bが除かれ、この底
部42bが除かれた係合孔42内に、一対のプッシュス
ライダ51A、51Bが配設され、下側のプッシュスラ
イダ51Bに前記保持バー45が一体的に固着されてい
る。これらプッシュスライダ51A、51Bは、互いの
接合端に歯が形成されていて、これらの歯は相互に噛合
可能になっており、また両プッシュスライダ51A、5
1Bは、圧縮兼捩りスプリング52により連結されてい
る。さらに、筒部41の上端には、プッシュスライダ5
1A抜け止めのためのキャップ53が設けられている。
【0029】このような保持具50によれば、係合突起
21が係合されていない状態(図11に示す状態)で
は、圧縮兼捩りスプリング52が伸びた状態で上側のプ
ッシュスライダ51Aが筒部41上方に位置し、保持バ
ー45がトノカバー20側に張り出さない状態にある。
この状態から、係合孔42内に係合突起21を係合させ
ると、図12に示すように、プッシュスライダ51Aが
下方に移動して両プッシュスライダ51A、51Bが互
いの歯を以て噛合し、圧縮兼捩りスプリング52が捩ら
れて縮み、保持バー45を回動させて張り出させる。そ
して、この状態から係合突起21の係合を解除する(す
なわちトノカバー20を取り外す)と、プッシュスライ
ダ51Aが圧縮兼捩りスプリング52弾性により上側に
付勢されて両プッシュスライダ51A、51Bの噛合が
解放され、図11に示す状態に復帰する。
【0030】また、トノカバー20には、図13に示す
ように、引出端部のエンドキャップ20aにおいて幅方
向に一対の掛止具61を設け、前記ラゲージサイドアッ
パ1aにフック62を設けると、これら掛止具61及び
フック62を掛止させることにより、手動でのトノカバ
ー20の引き出し使用が可能になる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の車両用トノカバー装置によれば、以下の効果を得るこ
とができる。操作性が向上し、後部座席側からの操作が
可能になったことにより、無理な姿勢で操作することが
なく、荷室内側からの荷物の取り出しが可能となり、ま
た操作者がワンタッチで簡単に操作することができる。
電動化により、トノカバーの引き出し及び巻き取りの速
度が均一になるとともに、この速度設定が可能となり、
さらに巻き取り時の衝撃等によってトノカバーのフレー
ムの屈曲変形や、トノカバーの引出端(エンドキャッ
プ)の破損等の不具合がなく、任意の位置での停止が可
能となりトノカバーの必要部分のみを利用することがで
きる。
【0032】駆動手段とトノカバーとが別体となってい
ることにより、トノカバー不要時には取り外すことがで
き、これによって荷室空間を有効に利用することができ
る。また、車両へ駆動部を取り付ける際には、例えば電
動用ハーネスの配線のみで、左右の駆動部連結のために
荷室床面を使用して連結する必要がない。保持手段を設
けたことにより、トノカバーの撓みや弛みを防止するこ
とができる。また、掛止手段を設けたことにより、手動
によってもトノカバーを引き出して使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両における車両用トノカバー装置の取り付け
状態を示す図であり、同図(a)は後断面図、同図
(b)は側断面図である。
【図2】車両における車両用トノカバー装置の取り付け
状態を示す部分拡大斜視図である。
【図3】第一実施の形態で説明した車両用トノカバー装
置の駆動部を示す図であり、同図(a)は上面図、同図
(b)は側面図、同図(c)は同図(b)のA−A断面
図である。
【図4】図1のB部拡大図である。
【図5】第二実施の形態で説明した車両用トノカバー装
置の右駆動部を示す図であり、同図(a)は上面図、同
図(b)は側面図、同図(c)は同図(b)のA−A断
面図である。
【図6】同左駆動部を示す図であり、同図(a)は上面
図、同図(b)は側面図、同図(c)は同図(b)のA
−A断面図である。
【図7】第二実施の形態で説明した駆動機構の例を示す
側面図である。
【図8】図7の部分正断面図である。
【図9】本実施の形態で説明した保持具を示す図であ
り、同図(a)は上面図、同図(b)は側断面図、同図
(c)は同図(a)のA線矢視図である。
【図10】図9の保持具が張り出した状態を示す図であ
り、同図(a)は上面図、同図(b)は側断面図であ
る。
【図11】本実施の形態で説明した保持具の他の形態を
示す図であり、同図(a)は上面図、同図(b)は側断
面図である。
【図12】図11の保持具が張り出した状態を示す図で
あり、同図(a)は上面図、同図(b)は側断面図であ
る。
【図13】本実施の形態で説明した掛止具を備えたトノ
カバーのエンドキャップを示す平面図である。
【符号の説明】
1 車両 10 駆動機構 11 チャンネル(ガイド部材) 12、33 ラック 14 ピニオン 15 電動モータ 17 ジョイント(係脱手段) 20 トノカバー 21 係合突起 40、50 保持具 61 掛止具(掛止手段) 62 フック(掛止手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばねにて巻取り方向に付勢された軸芯に
    引き出し自在に巻き付けられたトノカバーと、該トノカ
    バーを自動的に引出しおよび巻取りする駆動手段とより
    成り、前記トノカバーが駆動手段に着脱可能となってい
    ることを特徴とする車両用トノカバー装置。
  2. 【請求項2】 前記軸芯に引き出し自在に巻き付けられ
    たトノカバーは、駆動手段と別体に構成され当該駆動手
    段に着脱可能となっており、 前記駆動手段は、前記車両の内側に固着された左右一対
    のガイド部材と、このガイド部材の基端側あるいはその
    近傍に設けられたトノカバーを着脱自在に取付ける取付
    部と、前記ガイド部材の長手方向に沿って移動自在に付
    設された移動手段と、この移動手段を移動させる電動手
    段と、前記移動手段に固着された前記トノカバーが係脱
    される係脱手段と、からなることを特徴とする請求項1
    に記載の車両用トノカバー装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、前記ガイド部材の内側
    に摺動可能に配設された帯板状のラックからなり、前記
    電動手段は、前記ラックに噛合したピニオン及びこのピ
    ニオンを回転させる電動モータからなることを特徴とす
    る請求項2に記載の車両用トノカバー装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段及び前記電動手段は、前記
    ガイド部材のいずれか一方あるいは両方に付設されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の車両用トノカバー
    装置。
  5. 【請求項5】 前記トノカバーの先端には、その左右両
    端に下方に垂下した係合突起を有するとともに、前記係
    脱手段は、前記係合突起と係合可能な係合部を有するこ
    とを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記
    載の車両用トノカバー装置。
  6. 【請求項6】 前記係脱手段は、当該係脱手段と前記係
    合突起との係合時に張り出して前記トノカバーを下方か
    ら保持する保持手段を有することを特徴とする請求項5
    に記載の車両用トノカバー装置。
  7. 【請求項7】 前記トノカバーの引出端に、当該トノカ
    バーを所定位置で掛止させる掛止手段を設けたことを特
    徴とする請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の車
    両用トノカバー装置。
JP10578498A 1998-04-01 1998-04-01 車両用トノカバー装置 Pending JPH11286243A (ja)

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