JPH11285902A - 心押台における心押台本体のクランプ機構 - Google Patents
心押台における心押台本体のクランプ機構Info
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- JPH11285902A JPH11285902A JP8961798A JP8961798A JPH11285902A JP H11285902 A JPH11285902 A JP H11285902A JP 8961798 A JP8961798 A JP 8961798A JP 8961798 A JP8961798 A JP 8961798A JP H11285902 A JPH11285902 A JP H11285902A
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Abstract
縮するとともにその作業を簡単にする。心押台本体のク
ランプ強度にばらつきが生じるのを防止する。心押台、
ひいては旋盤の小型化を図る。 【解決手段】 心押台において心押台本体3をベッド1
のガイド部2にクランプする機構11である。左右方向に
長いクランプ部材13を、その長さの中間部において前後
方向に伸びる水平軸線の回りに揺動しうるように心押台
本体3に枢着する。ベッド1のガイド部2の下方に、心
押台本体3とともにガイド部2を挟着しうる左右方向に
長い裏板7を配する。クランプ部材13の揺動中心の左右
両側において、左右2つのクランプボルト15を下方から
裏板7およびクランプ部材13に貫通させる。両ボルト15
の先端にそれぞれクランプナット16をねじはめる。右側
のクランプボルト15の先端に、クランプナット16の上か
らロックナット17をねじはめる。
Description
盤等の旋盤に付属している心押台において、心押台本体
をベッドのガイド部にクランプする機構に関する。
右を左右といい、図3の左側を前、これと反対側を後と
いうものとする。
比べて大きな心押推力を必要とするため、心押台本体を
ベッドのガイド部にクランプする機構として、くさびを
利用した方式や、裏板、クランプボルトおよびクランプ
ナットを利用した方式が採用されている。
トを利用した方式の従来のクランプ機構の一例を図4に
示す。
ベッド(1) の上面に設けられかつ左右方向に伸びる前後
1対のガイド部(2) 上に配されて左右方向に移動しうる
心押台本体(3) とを備えている。ガイド部(2) はベッド
(1) の前後両側縁部に設けられている。ベッド(1) の上
面における両ガイド部(2) 間に左右方向に伸びるみぞ
(4) が形成されている。ガイド部(2) の前後方向内側縁
部はみぞ(4) の前後両側面よりも内方に突出している。
心押台本体(3) の左右両端面の下部にはそれぞれ左右方
向内側に凹んだ凹所(5) が形成されている。
ッド(1) のみぞ(4) 内に配された左右方向に長い裏板
(7) と、裏板(7) の左右両端部における前後方向の中央
部、および心押台本体(3) における左右両凹所(5) の下
側壁部分(5a)を下方から貫通した左右2つのクランプボ
ルト(8) と、両クランプボルト(8) の先端にそれぞれね
じはめられたクランプナット(9) とよりなり、裏板(7)
の前後両側縁部と心押台本体(3) の下面とによってガイ
ド部(2) におけるみぞ(4) 内に突出した部分を挟着する
ことにより、心押台本体(3) がガイド部(2) にクランプ
されるようになっている。
は、レンチを用いて両クランプナット(9) をそれぞれ所
定のトルクで締付けることにより行われ、その後の心押
台本体(3) のアンクランプおよびクランプは、レンチを
用いて両クランプナット(9)をそれぞれ緩めたり、締付
けたりすることにより行われる。
クランプ機構(6) では、次のような問題があった。すな
わち、心押台本体(3) のアンクランプ時およびクランプ
時には、常に2つのクランプナット(9) を操作しなけれ
ばならず、作業時間が比較的長くなるとともに作業が面
倒になる。また、クランプ時には2つのクランプナット
(9) をレンチで締付けなければならないので、両ナット
(9) の締付けトルクを一定にするのが困難になって2つ
のクランプナット(9) の締付けトルクがばらつくことが
あり、心押台本体(3) のガイド部(2) へのクランプ強度
にばらつきが生じる。さらに、心押台本体(3) の右方に
もクランプナット(9) をレンチで回すための作業スペー
スを設ける必要があり、心押台、ひいては旋盤が大型化
する。
ンクランプおよびクランプの作業時間を短縮することが
できるとともにその作業を簡単に行うことができ、心押
台本体のクランプ強度にばらつきが生じるのを防止する
ことができ、しかも心押台、ひいては旋盤の小型化を図
ることのできる心押台における心押台本体のクランプ機
構を提供することにある。
よる心押台における心押台本体のクランプ機構は、心押
台において心押台本体をベッドのガイド部にクランプす
る機構であって、左右方向に長く、かつその長さの中間
部において前後方向に伸びる水平軸線の回りに揺動しう
るように心押台本体に枢着されたクランプ部材と、ベッ
ドのガイド部の下方に配されかつ心押台本体とともにガ
イド部を挟着しうる左右方向に長い裏板と、クランプ部
材の揺動中心の左右両側において裏板およびクランプ部
材を下方から貫通した左右2つのクランプボルトと、両
ボルトの先端にそれぞれねじはめられたクランプナット
とよりなるものである。
調整は次のようにして行われる。すなわち、裏板および
クランプ部材を下方から貫通した両クランプボルトの先
端にそれぞれクランプナットをねじはめて所定の締付け
トルクで締付ける。すると、クランプ部材により両クラ
ンプボルトを介して裏板が引き上げられ、心押台本体と
裏板とによりベッドのガイド部が挟着され、心押台本体
がガイド部にクランプされる。こうして、初期調整が行
われる。
ランプボルトのクランプナットだけを緩める。すると、
クランプ部材による左側クランプボルトを介しての裏板
に対する引き上げ力が解放され、裏板の左側部分と心押
台本体とによるガイド部の挟着が解除される。しかも、
クランプ部材を揺動させてその左端部を上方に移動させ
るとともに右端部を下方に移動させると、クランプ部材
による右側クランプボルトを介しての裏板に対する引き
上げ力が解放され、裏板の右側部分と心押台本体とによ
るガイド部の挟着が解除される。こうして、心押台本体
がアンクランプされる。
ランプボルトのクランプナットだけを所定の締付けトル
クで締付ける。すると、クランプ部材がその右端部が右
側クランプナットに当たるまで揺動させられてその左端
部が下方に移動し、クランプ部材により両クランプボル
トを介して裏板が引き上げられ、裏板と心押台本体とに
よりガイド部が挟着される。こうして、心押台本体がク
ランプされる。
びクランプ時には、常に左側クランプナットだけを操作
すればよいので作業時間が比較的短くなるとともに作業
が簡単になる。また、クランプ時には左側クランプナッ
トだけをレンチで締付ければよいので締付けトルクを一
定にすることができる。したがって、心押台本体のクラ
ンプ強度を常に一定にすることができる。さらに、心押
台本体の右方には右側クランプナットをレンチで回すた
めの作業スペースを設ける必要がなく、心押台、ひいて
は旋盤の小型化を図ることができる。
ば右側のクランプボルトの先端に、クランプナットの上
からねじはめられたロックナットが設けられている。
プボルトの先端にそれぞれクランプナットをねじはめて
所定の締付けトルクで締付けた後、右側のクランプボル
トの先端に、クランプナットの上からロックナットをね
じはめる。すると、右側のクランプナットはロックナッ
トにより常に初期位置に止められることになるので、ア
ンクランプ後のクランプ時には、左側クランプナットを
所定の締付けトルクで締付けるとクランプ部材は確実に
初期調整位置に戻る。
ば両クランプボルトのクランプ部材の揺動中心からの距
離が互いに等しくなっている。
ランプボルトにより裏板の左右両端部を均等な力で引き
上げることができ、心押台本体のガイド部へのクランプ
が左右両部分で均等に行われる。
図面を参照して説明する。
機構を備えた心押台を示す。なお、図1および図2にお
いて、図4に示すものと同一物には同一符号を付して重
複する説明を省略する。
クランプ機構(11)は、心押台本体(3) の下部に形成され
た左右方向に伸びる貫通穴(12)内に配されかつ左右方向
に長い角柱状クランプ部材(13)を備えている。クランプ
部材(13)は、その長さの中央部を貫通しかつ両端部が心
押台本体(3) における貫通穴(12)の前後両側壁部分(12
a) に支持された前後方向に伸びる水平軸(14)により心
押台本体(3) に枢着されており、前後方向に伸びる水平
軸線の回りに揺動自在となっている。また、クランプ機
構(11)は、みぞ(4) 内に配された裏板(7) と、クランプ
部材(13)の揺動中心の左右両側において裏板(7) の前後
方向の中央部、心押台本体(3) における貫通穴(12)の下
壁部分(12b) およびクランプ部材(13)の前後方向の中央
部を下方から貫通した左右2つのクランプボルト(15)
と、両クランプボルト(15)の先端にそれぞれねじはめら
れたクランプナット(16)と、右側のクランプボルト(15)
の先端に、クランプナット(15)の上からねじはめられた
ロックナット(17)とよりなる。クランプ部材(13)におけ
るクランプボルト(15)が通されている貫通穴(13a) の内
径は、後述するように、左側クランプナット(16)を緩め
たさいに、クランプ部材(13)が前後方向に伸びる水平軸
線の回りに揺動しうるように、クランプボルト(15)の軸
部の外径よりも所定の長さだけ大きくなっている。
整は次のようにして行われる。すなわち、裏板(7) 、下
壁部分(12b) およびクランプ部材(13)を下方から貫通し
た両クランプボルト(15)の先端にそれぞれクランプナッ
ト(16)をねじはめて所定の締付けトルクで締付ける。す
ると、クランプ部材(13)により両クランプボルト(15)を
介して裏板(7) が引き上げられ、心押台本体(3) と裏板
(7) の前後両側縁部とによりベッド(1) のガイド部(2)
の前後方向内側縁部(2a)が挟着され、心押台本体(3) が
ガイド部(2) にクランプされる。その後、右側のクラン
プボルト(15)の先端に、クランプナット(16)の上からロ
ックナット(117)をねじはめる。こうして、初期調整が
行われる。
ランプボルト(15)のクランプナット(16)だけを緩める。
すると、クランプ部材(13)による左側クランプボルト(1
5)を介しての裏板(7) に対する引き上げ力が解放され、
裏板(7) の左側部分と心押台本体(3) とによるガイド部
(2) の前後方向内側縁部(2a)の挟着が解除される。しか
も、図3に示すように、クランプ部材(13)を揺動させて
その左端部を上方に移動させるとともに右端部を下方に
移動させると、クランプ部材(13)による右側クランプボ
ルト(15)を介しての裏板(7) に対する引き上げ力が解放
され、裏板(7)の右側部分と心押台本体(3) とによるガ
イド部(2) の前後方向内側縁部(2a)の挟着が解除され
る。こうして、心押台本体(3) がアンクランプされる。
ランプボルト(15)のクランプナット(16)だけを所定の締
付けトルクで締付ける。すると、クランプ部材(13)がそ
の右端部が右側クランプナット(16)に当たるまで揺動さ
せられてその左端部が下方に移動し、クランプ部材(13)
により両クランプボルト(15)を介して裏板(7) が引き上
げられ、裏板(7) と心押台本体(3) とによりガイド部
(2) の前後方向内側縁部(2a)が挟着される。こうして、
心押台本体(3) がクランプされる。
示す一部切欠き正面図である。
ットを緩めてクランプ部材を揺動させた状態を示す一部
を切欠いた部分拡大正面図である。
切欠き正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 心押台において心押台本体をベッドのガ
イド部にクランプする機構であって、左右方向に長く、
かつその長さの中間部において前後方向に伸びる水平軸
線の回りに揺動しうるように心押台本体に枢着されたク
ランプ部材と、ベッドのガイド部の下方に配されかつ心
押台本体とともにガイド部を挟着しうる左右方向に長い
裏板と、クランプ部材の揺動中心の左右両側において裏
板およびクランプ部材を下方から貫通した左右2つのク
ランプボルトと、両ボルトの先端にそれぞれねじはめら
れたクランプナットとよりなる心押台における心押台本
体のクランプ機構。 - 【請求項2】 右側のクランプボルトの先端に、クラン
プナットの上からねじはめられたロックナットが設けら
れている請求項1の心押台における心押台本体のクラン
プ機構。 - 【請求項3】 両クランプボルトのクランプ部材の揺動
中心からの距離が互いに等しくなっている請求項1また
は2の心押台における心押台本体のクランプ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08961798A JP3972136B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 心押台における心押台本体のクランプ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08961798A JP3972136B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 心押台における心押台本体のクランプ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11285902A true JPH11285902A (ja) | 1999-10-19 |
JP3972136B2 JP3972136B2 (ja) | 2007-09-05 |
Family
ID=13975723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08961798A Expired - Lifetime JP3972136B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 心押台における心押台本体のクランプ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3972136B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102350512A (zh) * | 2011-09-15 | 2012-02-15 | 北京第二机床厂有限公司 | 尾架液动锁紧机构 |
CN103658692A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-26 | 大连华根机械有限公司 | 尾座锁紧机构 |
CN109465748A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-03-15 | 华辰精密装备(昆山)股份有限公司 | 磨床尾架侧母线调整机构 |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP08961798A patent/JP3972136B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102350512A (zh) * | 2011-09-15 | 2012-02-15 | 北京第二机床厂有限公司 | 尾架液动锁紧机构 |
CN103658692A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-26 | 大连华根机械有限公司 | 尾座锁紧机构 |
CN103658692B (zh) * | 2013-11-29 | 2016-03-16 | 大连华根机械有限公司 | 尾座锁紧机构 |
CN109465748A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-03-15 | 华辰精密装备(昆山)股份有限公司 | 磨床尾架侧母线调整机构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3972136B2 (ja) | 2007-09-05 |
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