JPH11285426A - 展示台 - Google Patents

展示台

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JPH11285426A
JPH11285426A JP9029898A JP9029898A JPH11285426A JP H11285426 A JPH11285426 A JP H11285426A JP 9029898 A JP9029898 A JP 9029898A JP 9029898 A JP9029898 A JP 9029898A JP H11285426 A JPH11285426 A JP H11285426A
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JP
Japan
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seismic isolation
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floor plate
isolation mechanism
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Tetsuhito Nakamura
徹人 中村
Takumi Kikuchi
巧 菊池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素な外観を崩すことなく免震機構を備える。 【解決手段】箱形の基礎台1の上面15に展示品Gを載
せる敷板2を積層してなる。基礎台1の内部に展示品G
への振動の伝達を減衰する免震機構3を内蔵し、免震機
構3と敷板2とを首部材4で連結して基礎台1の上面1
5よりも高く立上げ、基礎台1の上面15の敷板2で覆
われる範囲内の首部材4周りに首部材4の移動を許容す
る開口部5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、展示品が載せら
れる展示台に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 従来、展示台としては、例えば、図4
に示すものが知られている。
【0003】この従来の展示台は、ガラス戸Ca,枠体
Cbで形成された大型の展示ケースCに設置されるもの
で、展示ケースCの内部に並べられた箱形の基礎台(さ
いころ,あんことも称される。)1の上面に展示品Gを
載せる敷板2を積層してなる。この基礎台1,敷板2か
らなる簡素な外観は、美しく意匠的に良いもので、美術
館,博物館等での美術品等からなる展示品Gの展示に好
適である。
【0004】また、図5に示す他の従来の展示台は、展
示ケースCに略直方体状の基礎台(さいころ,あんこと
も称される。)1の上面に展示品Gを載せる敷板2を積
層してなる構成以外は図4と同一な構成にされてなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の展示台で
は、地震対策等のために免震機構を設備しようとする
と、簡素な外観体裁が崩れてしまって、美術館,博物館
等での美術品等からなる展示品Gの展示に不適となると
いう問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、簡素な外観を崩すことなく免震機構を備
えた展示台を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係る展示台は、次のような手段を採用す
る。
【0008】即ち、請求項1では、箱形の基礎台の上面
に展示品を載せる敷板を積層してなる展示台において、
基礎台の内部に展示品への振動の伝達を減衰する免震機
構を内蔵し、免震機構と敷板とを首部材で連結して基礎
台の上面よりも高く立上げ、基礎台の上面の敷板で覆わ
れる範囲内の首部材周りに首部材の移動を許容する開口
部を設けたことを特徴とする。
【0009】この手段では、免震機構が基礎台に内蔵さ
れているため、簡素な外観が維持される。そして、免震
機構,敷板を連結する首部材や免震機構の免震動作によ
る首部材の移動を許容する開口部が敷板で覆われること
も、簡素な外観の維持に寄与する。
【0010】また、請求項2では、請求項1の展示台に
おいて、首部材が柱状に形成されることを特徴とする展
示台。
【0011】この手段では、首部材が柱状に形成される
ため、展示品をのせる敷板を小さくできる。
【0012】また、請求項3では、請求項1の展示台に
おいて、首部材が梁状に延設され、免震機構が一又は複
数個内蔵されることを特徴とする展示台。
【0013】この手段では、首部材が梁状に延設され免
震機構が一又は複数個内蔵されるために免震機構の数が
軽減される。
【0014】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る展示台の実
施の形態の一例を図1,図2に基づいて説明する。
【0015】この実施の形態では、前述の従来例の主要
部である基礎台1,敷板2の構成をそのまま利用してい
る。
【0016】基礎台1は、前面11,後面12,側面1
3,14,上面15の下部開放形の箱形に形成されてな
るもので、前面11が前下方へ傾斜突出している。前面
11には、展示品Gの内容を説明,表示する表示プレー
ト6が取付けられるようになっている。
【0017】基礎台1の内部には、展示品Gへの振動の
伝達を減衰する免震機構3が内蔵されている。
【0018】免震機構3は、上部プレート31,中間プ
レート32,下部プレート33,垂直免震部34,水平
免震部35の各部による積層タイプからなる。上部プレ
ート31,中間プレート32の間に介装された垂直免震
部34は、主に垂直方向の振動を減衰するものである。
中間プレート32,下部プレート33の間に介装された
水平免震部35は、主に水平方向の振動を減衰するもの
である。
【0019】免震機構3の上部プレート31には、敷板
2を支える首部材4が固定されている。
【0020】首部材4は、全体視略円筒状を呈し、円筒
形の柱部41の上下にフランジ42,43を形成してな
るもので、免震機構3の上部プレート31の上面と敷板
2の下面とにフランジ42,43が広い面積で確実に当
接してボルトにより固定されるようになっている。首部
材1の中心線Aは、免震機構3の免震動作域aの中心線
Bよりも前方側へ偏心している。即ち、前述の展示ケー
スCに設置された際に、破損しやすいガラス戸Ca側へ
の展示品Gの免震移動量を少なくしている。また、首部
材4の背高は、敷板2を基礎台1の上面から少しの間隔
bを介して高く立上げるように設定されている。
【0021】首部材4の周囲の基礎台1の上面15に
は、免震機構3の免震動作による首部材4の移動を許容
する開口部5が設けられている。
【0022】開口部5の大きさcは、敷板2の大きさd
で覆われる範囲内に設定されている。なお、大きなフラ
ンジ42,43を小さな柱部41で連結している首部材
4の形状は、開口部5の小型化に寄与する。
【0023】この実施の形態によると、免震機構3が基
礎台1の前面11,後面12,側面13,14,上面1
5で覆われ、首部材4,開口部5が敷板2で覆われるた
め、視覚的には基礎台1,敷板2のみしか確認されなく
なる。従って、基礎台1,敷板2のみからなる簡素な外
観が維持される。
【0024】また、地震等による垂直方向への免震動作
域は、基礎台1の上面15と敷板2との間隔bで確保さ
れている。また、水平方向への免震動作域は、開口部5
によって確保されている。従って、展示品Gに伝達され
る振動は、確実に減衰されることになる。
【0025】以上、図示した実施の形態の外に、敷板2
の周縁に布材等の幕材を垂設することも可能である。こ
の実施の形態によると、地震等による垂直方向への免震
動作域を広く確保するために、基礎台1の上面15と敷
板2との間隔bを長くしても、幕材で首部材4,開口部
5隠蔽することができる。
【0026】また、この発明の実施の形態によると、首
部材4を円筒形状としたが、これに限らず首部材4を角
柱状とすることもできる。また、首部材4の形状は上記
機能を満たす範囲内で適宜変更可能である。
【0027】以下、この発明の実施の形態の他例を図3
に基づいて説明する。本実施の形態の断面は、実施の形
態の一例に示した断面と同一である。なお、以下の説明
において、実施の形態の一例と重複する構成には同一符
号を付し、その説明は省略する。図3に示されているよ
うに、首部材4が全体視略長方形状を呈する梁44に形
成されている。この梁44の両端側にそれぞれ免震機構
3が設けられ、免震機構3の上部プレート31の上面と
敷板2の下面とにフランジ42,43が広い面積で確実
に当接してボルトにより固定される。梁44の両端側に
免震機構3を2台設けた状態で、垂直方向乃至水平方向
の振動を免震する。
【0028】また、この発明の実施の形態によると、首
部材4を梁44とし、免震機構3を2台設けた構成とし
たがこれに限らず、例えば複数台の免震機構3を設ける
構成とすることもできる。また、免震機構3が一台であ
ってもよく、上記機能を満たす範囲内で適宜変更可能で
ある。
【0029】また、上記いずれの発明の実施の形態にお
いて、垂直免震部34と水平免震部35と備える3次元
タイプの免震機構3の構成としたが、図示はしないが、
上記免震機構3が水平免震部35だけからなる2次元タ
イプの免震機構3としてもよい。
【0030】また、上記いずれの発明の実施の形態にお
いて、首部材4の周りに首部材4の移動を許容する開口
部5を設ける構成としたが、図示はしないが敷板2と首
部材4との間に座面を設ける構成とすることもできる。
【0031】
【実施例】 前述の図示した実施の形態では、敷板の大
きさdを480mmとし、首部材4のフランジ42,4
3の直径を120mmとした場合、基礎台1の上面15
と敷板2との間隔bを10mm程度とすると首部材4が
視認されなくなる。
【0032】
【発明の効果】 以上のように、本発明に係る展示台
は、免震機構が基礎台に内蔵され、免震機構,敷板を連
結する首部材や免震機構の免震動作による首部材の移動
を許容する開口部が敷板で覆われていることから、基礎
台,敷板からなる簡素な外観が維持されるため、簡素な
外観を崩すことなく免震機構をそなえることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る展示台の実施の形態の一例を示
す断面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 本発明に係る展示台の実施の形態の他例を示
す正面図である。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【図5】 他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎台 2 敷板 3 免震機構 4 首部材 5 開口部 C 展示ケース G 展示品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形の基礎台の上面に展示品を載せる敷
    板を積層してなる展示台において、基礎台の内部に展示
    品への振動の伝達を減衰する免震機構を内蔵し、免震機
    構と敷板とを首部材で連結して基礎台の上面よりも高く
    立上げ、基礎台の上面の敷板で覆われる範囲内の首部材
    周りに首部材の移動を許容する開口部を設けたことを特
    徴とする展示台。
  2. 【請求項2】 請求項1の展示台において、首部材が柱
    状に形成されることを特徴とする展示台。
  3. 【請求項3】 請求項1の展示台において、首部材が梁
    状に延設され、免震機構が一又は複数内蔵されることを
    特徴とする展示台。
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