JPH1128516A - 板金マーキング方法 - Google Patents

板金マーキング方法

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JPH1128516A
JPH1128516A JP19323497A JP19323497A JPH1128516A JP H1128516 A JPH1128516 A JP H1128516A JP 19323497 A JP19323497 A JP 19323497A JP 19323497 A JP19323497 A JP 19323497A JP H1128516 A JPH1128516 A JP H1128516A
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JP
Japan
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sheet metal
hole
punch
indicating
mark
Prior art date
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Pending
Application number
JP19323497A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Tanaka
哲 田中
Chikao Ashikawa
千賀雄 芦川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、板金加工の後工程における作業性
と品質を良くし、前工程おける工数の低減を図るための
前工程での板金マーキング方法に関する。 【解決手段】 板金の曲げ加工にあたって、ヤゲンの突
当部を示す複数の目印穴10、12を、ヤゲンを突き当
てる板金面に加工する。また、板金のカシメ加工にあた
って、カシメ材13が取り付けられる板金面を示す目印
穴7を、カシメ材13が取り付けられる板金面のカシメ
用下穴4の周縁部6に加工する。また、板金の皿穴加工
にあたって、皿穴18を加工する板金面を示す目印穴9
を、皿穴18を加工する板金面の皿穴用下穴5の周縁部
8に、加工する。さらに、板金の溶接加工にあたって、
溶接する板金面を示す目印穴11を、溶接する板金面の
溶接個所に加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板金加工の前工程
における工数の低減を図るためと、かつ、後工程におけ
る作業性と品質を良くするための前工程での板金マーキ
ング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】板金の加工は、前工程と後工程とに分か
れ、前工程として機械加工、例えばパンチプレス機によ
る穴の打ち抜き加工やレーザ加工機による加工等があ
る。この前工程では、板金材料に各種の穴が打ち抜き加
工され、所定の大きさに切断されて半加工品として形成
される。
【0003】所定の大きさに切断された半加工品は、次
に異なった種類の加工を施されるために後工程に回され
る。この後工程では、例えば曲げ加工、皿穴加工、カシ
メ加工、溶接加工等の種々の加工がある。このような後
工程における加工は、種類も多く、それぞれの種類によ
り段取りも異なり、また、手作業によるものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような板金の後工
程における加工では、加工する面を判別することが重要
である。例えば曲げ加工では曲げ方向を知ることであ
り、つまり半加工品の表裏を見分けて、誤りなく曲げ加
工を行う必要がある。従来、そのために、作業の前に図
面と半加工品とをいちいちチェックしなければならず、
そのうえ、部品によっては、加工形状が複雑なもの、対
象形状のものなどのように表裏が見分けにくいものがあ
り、加工する面を判別するのに手間がかかった。曲げ加
工と同様に皿穴加工、カシメ加工、溶接加工においても
表裏のチェックが面倒であり、加工する面を見誤りやす
く、手間のかかるものであった。
【0005】そのために、マーキングとして塗料をペイ
ントする方法等が用いられてきたが、ペイントした場
合、最後にその塗料を落とす工程が必要となり、品質に
も影響を及ぼし、やはり手間のかかる作業であった。本
発明は、上記課題を解決するためになされたものであ
り、板金加工の前工程おける工数の低減を図るためと、
かつ、後工程における作業性と品質を良くするための前
工程での板金マーキング方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の板金マーキング
方法は、板金の曲げ加工を行うにあたって、ヤゲンの突
当部を示す複数の目印穴を、ヤゲンを突き当てる板金面
に加工することを特徴とする。また、板金のカシメ加工
を行うにあたって、カシメ材が取り付けられる板金面を
示す目印穴を、カシメ材が取り付けられる板金面のカシ
メ用下穴の周縁部に加工することを特徴とする。さらに
板金の皿穴加工を行うにあたって、皿穴を加工する板金
面を示す目印穴を、皿穴を加工する板金面の皿穴用下穴
の周縁部に、加工することを特徴とする。板金の溶接加
工を行うにあたって、溶接する板金面を示す目印穴を、
溶接する板金面の溶接個所に加工することを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1、図2は、本発明の実施例を
示す斜視図である。図1は半加工品1の表面側を示して
おり、例えばパンチプレス機によって、板材2に加工穴
3が加工され、さらにカシメ用下穴4と皿穴用下穴5が
加工される。それとともにカシメ用下穴4の周縁部6に
目印穴としてポンチ穴7が同じパンチプレス機によって
加工され、また、皿穴用下穴5の周縁部8にも目印穴と
してポンチ穴9が加工される。そのほかに、折り曲げ加
工時における折り曲げ線に沿った位置に、目印穴として
2個のポンチ穴10が加工される。さらに、溶接個所を
示す目印穴として複数個(この場合は2個が適当であ
る)のポンチ穴11も加工される。図2は、半加工部品
1の裏面側を示しており、表面と同様に裏面側から折り
曲げ加工する位置に、目印穴として複数個(個の場合も
2個が適当)のポンチ穴12が加工される。上記のパン
チプレス機によるポンチ穴の加工以外に、レーザ加工機
による目印穴加工がある。穴の形状は、ポンチ穴と同様
である。
【0008】次に、カシメ用下穴4とポンチ穴7、およ
び皿穴用下穴5とポンチ穴9との関係を図3を用いて説
明する。ポンチ穴7は、板材2のカシメ材13が取り付
けられる面に、かつ、カシメ用下穴4の周縁部6に1個
加工される。この場合のポンチ穴7の位置の制限は、図
5に示されるカシメ材13のフランジ部17の外形より
も内側にあることである。皿穴用下穴5とポンチ穴7と
の関係も同様である。
【0009】図4は、板金加工の前工程を終えた半加工
品1を後工程で加工を完了した完成品14を表面側から
見た斜視図である。この場合、前工程において加工され
た表面側の2個のポンチ穴10によって折り曲げ位置が
示され、この2個のポンチ穴10を結んで形成される仮
想線にベンダー等のヤゲンを突き当て、折り曲げ加工さ
れる。また、裏面側も表面側と同様に、前工程で加工さ
れた2個のポンチ穴10を結ぶ仮想線にベンダー等のヤ
ゲンを突き当て、折り曲げ加工される。
【0010】また、前工程で加工されたカシメ用下穴4
には、カシメ材13が取り付けられる面を示すポンチ穴
7のある面側から、即ち、表面側からカシメ材13が圧
入されている。カシメ材13は、図5に示すように、カ
シメ支柱であって、円柱状のねじ部15と円柱状の圧入
部16および六角柱状のフランジ部17とからなり、フ
ランジ部17の上面が板材2の表面とほぼ面が同じにな
るように圧入される。
【0011】さらに、前工程で加工された皿穴用下穴5
は、皿穴18が加工される面を示すポンチ穴9のある面
側から、即ち表面側から皿穴加工される。
【0012】図1に示すように、この皿穴用下穴5の近
くには、溶接個所を示すポンチ穴11が所定間隔で2個
あけられているが、その寸法は溶接部品19の幅と同じ
になっている。したがって、2個のポンチ穴11に溶接
部品19の角を合わせれば、溶接位置の設定が完了し、
溶接加工することができる。
【0013】次に工程について説明する。まず、前工程
として、パンチプレス機を用いて板金材料から半加工品
1を1つのユニット単位として多数個取りを考慮し、は
じめに加工穴3を連続的に加工する。その後、金型を代
えてカシメ用下穴4、皿穴用下穴5を順次加工し、さら
にポンチ穴7、ポンチ穴9、ポンチ穴10、ポンチ穴1
1を順次加工する。そして、板金材料から図1のような
半加工品1として所定の寸法の外形に多数個打ち抜い
て、半加工品1として後工程に送る。なお、各穴加工の
順序は上記に限定されるものではなく、通常のNC機の
プログラムとして、FD、HD、CD−ROM等の記録
媒体に記録される。
【0014】後工程では、まず、折り曲げ加工を行うと
きは、図1の板材2の表面に2個のポンチ穴10がある
ことを確認して、この2個のポンチ穴10によって形成
される仮想線にベンダーの曲げ金型のヤゲンがかかるよ
うにセットして曲げ加工を行う。この方法によると、ポ
ンチ穴10は、曲げ加工によって板材2のヤゲン突当部
20の屈曲部のなかに埋もれるようになるため、ほとん
ど目立たなくなる。図2の板材2の裏面にある2個のポ
ンチ穴12の場合も同様である。カシメ加工を行うとき
は、カシメ用下穴4の周縁部6にあるポンチ穴7を確認
して、このポンチ穴7のある面側からカシメ材13を圧
入し、取り付ける。したがって、ポンチ穴7は、カシメ
材13のフランジ部17によって覆われ、表面に見える
ことはない。また、皿穴加工を行うときは、皿穴用下穴
5の周縁部8にあるポンチ穴9を確認して、このポンチ
穴9のある面側からドリルによって皿穴を加工する。ポ
ンチ穴9は皿穴用下穴5の周縁部8にあるため、つまり
皿穴の最大外径より内側にあるため、ポンチ穴9は、ド
リルによって削られ消滅する。さらに、溶接加工を行う
ときは、ポンチ穴11を確認して、溶接部品19をこの
溶接部品19の角を目安にしてポンチ穴11が隠れるよ
うに位置決めし、仮止めの後に溶接する。したがって、
ポンチ穴11は全く見えなくなる。
【0015】
【発明の効果】本発明による板金マーキング方法によれ
ば、曲げ加工の場合は、ポンチ穴により半加工品の曲げ
加工箇所を見分けて、誤りなく曲げ加工を行うことがで
きるうえに、ポンチ穴がヤゲン突当部に埋もれる状態に
なるので、完成品においてはほとんど目立たない。カシ
メ加工の場合においても、ポンチ穴によって、カシメ材
の取り付け面のチェックが容易であり、誤りなくカシメ
加工を行うことができるうえに、ポンチ穴はカシメ材に
よって覆われてしまうため、完成品においては全く表面
には表れない。皿穴加工の場合においても、ポンチ穴に
よって皿穴の加工する面のチェックが容易であり、誤り
なく皿穴加工を行うことができるうえに、ポンチ穴は皿
穴加工時に削られて消えてしまうので、完成品において
は全く表面には表れない。溶接加工の場合においても、
ポンチ穴によって溶接個所のチェックが容易であり、誤
りなく溶接加工を行うことができるうえに、ポンチ穴は
溶接部品によって覆われてしまうので、表面上目立たな
い。すなわち、本発明の板金マーキング方法によれば、
後工程における作業性の向上はもとより、製品の品質を
も高めている。また、前工程での板金マーキングをポン
チ穴加工によって実現したことにより、前工程おいても
マーキングに要する工数が大幅に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の実施例を示す斜視図。
【図3】図1の矢視A─A断面図。
【図4】本発明の実施例を示す斜視図。
【図5】図4の矢視B−B断面図。
【符号の説明】
1…半加工品、2…板金、3…加工穴、4…カシメ用下
穴、5…皿穴用下穴、6…周縁部、7…ポンチ穴、8…
周縁部、9…ポンチ穴、10…ポンチ穴、11…ポンチ
穴、12…ポンチ穴、13…カシメ材、14…完成品、
15…ねじ部、16…圧入部、17…フランジ部、18
…皿穴、19…溶接部品、20…ヤゲン突当部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B21D 39/00 B21D 39/00 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板金の曲げ加工を行うにあたって、ヤゲン
    の突当部を示す複数の目印穴(10、12)を、曲げ部
    分の前記ヤゲンを突き当てる板金面に加工することを特
    徴とする板金マーキング方法。
  2. 【請求項2】板金のカシメ加工を行うにあたって、カシ
    メ材(13)が取り付けられる板金面を示す目印穴
    (7)を、前記カシメ材が取り付けられる板金面のカシ
    メ用下穴(4)の周縁部(6)に加工することを特徴と
    する板金マーキング方法。
  3. 【請求項3】板金の皿穴加工を行うにあたって、皿穴を
    加工する板金面を示す目印穴(9)を、皿穴を加工する
    板金面の皿穴用下穴(5)の周縁部(8)に加工するこ
    とを特徴とする板金マーキング方法。
  4. 【請求項4】板金の溶接加工を行うにあたって、溶接す
    る板金面を示す目印穴(11)を、溶接する板金面の溶
    接個所に加工することを特徴とする板金マーキング方
    法。
JP19323497A 1997-07-03 1997-07-03 板金マーキング方法 Pending JPH1128516A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015176974A1 (de) * 2014-05-19 2015-11-26 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Verfahren zum maschinellen bearbeiten eines plattenartigen werkstücks, insbesondere einer blechtafel
JP2017190192A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 有限会社森板金製作所 自動化工程用棚装置の枠形側板及びこれを用いた自動化工程用棚装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015176974A1 (de) * 2014-05-19 2015-11-26 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Verfahren zum maschinellen bearbeiten eines plattenartigen werkstücks, insbesondere einer blechtafel
US10245633B2 (en) 2014-05-19 2019-04-02 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Machining plate-like workpieces
JP2017190192A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 有限会社森板金製作所 自動化工程用棚装置の枠形側板及びこれを用いた自動化工程用棚装置

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