JPH11285026A - 撮像装置および撮像画像保存方法 - Google Patents

撮像装置および撮像画像保存方法

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JPH11285026A
JPH11285026A JP10087422A JP8742298A JPH11285026A JP H11285026 A JPH11285026 A JP H11285026A JP 10087422 A JP10087422 A JP 10087422A JP 8742298 A JP8742298 A JP 8742298A JP H11285026 A JPH11285026 A JP H11285026A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの撮像素子を分割することなく,かつ手
持ちによるステレオ画像の撮影を実現すること。 【解決手段】 2つの光路のうちの一方に配され,シャ
ッター102を有し,シャッター102を所定時間開口
し,第1の被写体光を撮像素子104に露光・結像する
第1の入射光学系と,第1の入射光学系とは異なる光路
に配され,シャッター107を有し,シャッター107
を所定時間開口し,第2の被写体光を,第1の入射光学
系で露光・結像した撮像素子104上の電荷が該撮像素
子104の転送路に転送されたタイミングで,かつ第1
の入射光学系が遮光された状態で撮像素子104に露光
・結像する第2の入射光学系と,を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,2方向からの被写
体光を,それぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に
順に露光・結像し,該露光・結像して得られた連続撮像
画像を処理・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置
および撮像画像保存方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,1つの撮像部を用いてステレオ撮
影を行うには,たとえば,カメラを動かさないようにし
て2回連続で撮影する第1の方法と,1つの画面を左右
半分に分割し,左右の光学系から別々に露光させる第2
の方法がある。
【0003】また,ステレオ撮像に関連する参考技術文
献として,たとえば,特開平5−134331号公報に
は2つの鏡胴で同時に撮影するステレオカメラ用のシャ
ッタが開示されている。また,実開平5−076181
号公報には液晶シャッターの光路の切り替えを行い,ス
テレオ撮影した映像を液晶シャッター付きのカメラで鑑
賞するビデオシステムが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の技術にあっては,下記に述べるよ
うな問題点があった。まず,上述の第1の方法は,撮影
の時間的間隔が長い場合,手ぶれが発生する。このた
め,手ぶれ発生を防止するために三脚等に固定する必要
がある。また,上述の第2の方法は,撮像画面を2分割
するため,撮像画像が小さくなってしまい,良好なステ
レオ画像が得られなくなる。
【0005】また,液晶シャッターを用いて光路の切換
えを行う場合,そのアクチュエータが不用になるという
利点があるものの,その一方で,完全な遮光ができず,
かつ光を透過させる際には,液晶板がフィルタとなって
しまう等に起因し,良好なステレオ画像が得られいとい
う問題点があった。
【0006】さらに,撮像素子として通常はインタライ
ンCCDを用いることが多いが,1回の撮影では,奇数
フィールドか偶数フィールドのうち片方のみにしか記録
することができないので,その分の解像度が低下すると
いった問題点があった。
【0007】また,ステレオ撮影した画像を後で利用し
たり整理するなどの作業を行う際に,その撮影したステ
レオ画像がどういうものであるかが分からず,誤消去な
どのミスを招来させることが考えられる。
【0008】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,1つの撮像素子を分割することなく,かつ手持ち
によるステレオ画像の撮影を実現することを第1の目的
とする。
【0009】また,完全な遮光シャッターを用いること
により,遮光品質を向上させ,良好な画質をを提供する
ことを第2の目的とする。
【0010】また,インタラインCCDを用いることよ
る解像度低下を排除し,解像度の優れたステレオ画像を
得ることを第3の目的とする。
【0011】また,ステレオ画像を撮影した際に,その
画像と対応したディレクイトリを作成し,保存すること
により,ステレオ画像の整理を容易にし,かつ誤消去と
いったミスを排除することを第4の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る撮像装置にあっては,第1の被写
体光と第2の被写体光を,それぞれ異なる2つの光路で
1つの撮像素子に順に露光・結像し,該露光・結像して
得られた連続撮像画像を処理・記憶してステレオ画像を
撮像する撮像装置であって,前記光路のうちの一方に配
され,第1の光学遮光シャッターを有し,該第1の光学
遮光シャッターを所定時間開口し,前記第1の被写体光
を前記撮像素子に露光・結像する第1の入射光学系と,
前記第1の入射光学系とは異なる光路に配され,第2の
光学遮光シャッターを有し,該第2の光学遮光シャッタ
ーを所定時間開口し,前記第2の被写体光を,前記第1
の入射光学系で露光・結像した前記撮像素子上の電荷が
該撮像素子の転送路に転送されたタイミングで,かつ前
記第1の入射光学系が遮光された状態で前記撮像素子に
露光・結像する第2の入射光学系と,を備えたものであ
る。
【0013】すなわち,2方向からの光をそれぞれ第1
の入射光学系と第2の入射光学系により,1つの撮像素
子の結像面に露光タイミングをずらして結像し,両方の
シャッターを閉じた状態で連続撮影で得た画像データの
処理・記憶を行うことにより,1つの撮像素子で,かつ
手持ちによるステレオ撮影が実現する。
【0014】また,請求項2に係る撮像装置にあって
は,第1の被写体光と第2の被写体光を,それぞれ異な
る2つの光路で1つの撮像素子に順に露光・結像し,該
露光・結像して得られた連続撮像画像を処理・記憶して
ステレオ画像を撮像する撮像装置であって,平板上に第
1の開口部と第2の開口部とを有し,左右スライド移動
する光学遮光シャッターと,前記光路のうちの一方に配
され,前記第1の開口部を移動・合致させて所定時間開
口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子に露光・結像
する第1の入射光学系と,前記第1の入射光学系とは異
なる光路に配され,前記第2の開口部を所定時間開口
し,前記第2の被写体光を,前記第1の入射光学系で露
光・結像した前記撮像素子上の電荷が該撮像素子の転送
路に転送されたタイミングで,かつ前記第1の入射光学
系が遮光された状態で前記撮像素子に露光・結像する第
2の入射光学系と,を備えたものである。
【0015】すなわち,1枚のシャッターに設けた2つ
の開口部を用いて露光タイミングをずらして左右スライ
ドすることにより,2方向からの光を,1つの撮像素子
の結像面に結像させ,両方の開口部を閉じた状態で連続
撮影で得た画像データの処理・記憶を行うことにより,
1つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレオ撮影が実
現すると共に,1枚のシャッターで光路切換えるため,
その構造を簡素化することができる。
【0016】また,請求項3に係る撮像装置にあって
は,第1の被写体光と第2の被写体光を,それぞれ異な
る2つの光路で1つの撮像素子に順に露光・結像し,該
露光・結像して得られた連続撮像画像を処理・記憶して
ステレオ画像を撮像する撮像装置であって,光束が最も
細く光学補正される位置に配され,L型板の各面上の異
なる位置に第1の開口部と第2の開口部とを有し,上下
スライド移動する光学遮光シャッターと,前記光路のう
ちの一方に配され,前記第1の開口部を移動・合致させ
て所定時間開口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子
に露光・結像する第1の入射光学系と,前記第1の入射
光学系とは異なる光路に配され,前記第2の開口部を所
定時間開口し,前記第2の被写体光を,前記第1の入射
光学系で露光・結像した前記撮像素子上の電荷が該撮像
素子の転送路に転送されたタイミングで,かつ前記第1
の入射光学系が遮光された状態で前記撮像素子に露光・
結像する第2の入射光学系と,を備えたものである。
【0017】すなわち,光束が最も細く光学補正される
位置に2つの開口部を有するL型板のシャッターを設
け,その開口部を所定の露光タイミングで上下スライド
することにより,2方向からの光を,1つの撮像素子の
結像面に結像させ,両方の開口部を閉じた状態で連続撮
影で得た画像データの処理・記憶を行うことにより,1
つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレオ撮影が実現
すると共に,シャッター部分の構造をさらに小型化する
ことが可能になる。
【0018】また,請求項4に係る撮像装置にあって
は,前記撮像素子に露光・結像する直前の光路に退避可
能なハーフミラーを配し,通常撮影とステレオ撮影の切
り替えを行うものである。
【0019】すなわち,ハーフミラーを用いて通常撮影
とステレオ撮影の両機構を実現する場合,通常撮影時に
入射光がハーフミラーを透過し露出時間が倍になってし
まうので,通常撮影時にはハーフミラーを退避すること
により,入射光をスルーさせて露出不足を解消し,かつ
露出時間が短くなるので手ぶれもなくなる。
【0020】また,請求項5に係る撮像装置にあって
は,前記第1の入射光学系と前記第2の入射光学系をそ
れぞれ90度対向させて保持する部材と,前記部材をス
ライド移動させる駆動手段と,を備えたものである。
【0021】すなわち,ステレオ撮影の鏡胴のレンズ駆
動を駆動手段の回転に連動する部材によって行うことに
より,1つのアクチュエータでの撮像装置が実現するた
め,経済的で,かつ小型化を図ることが可能になる。
【0022】また,請求項6に係る撮像装置にあって
は,前記撮像素子は,全画素読み出しCCDとするもの
である。
【0023】すなわち,全画素読み出しCCDを撮像素
子とすることにより,従来のインタラインCCDでの解
像度低下を排除し,解像度の優れたステレオ画像が得ら
れる。
【0024】また,請求項7に係る撮像画像保存方法に
あっては,ステレオ撮影を行った場合,ディレクトリを
作成し,撮影した画像と一対のデータとして保存するも
のである。
【0025】すなわち,ステレオ撮影時に,そのディレ
クトリを作成し,撮影した画像と一対のデータとして保
存することにより,画像データが整理しやすく,かつ誤
消去といったミスを回避することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下,本発明の撮像装置および撮
像画像保存方法について添付図面を参照し,詳細に説明
する。
【0027】〔実施の形態1〕図1〜図3は,実施の形
態1に係る撮像装置の概略構成を示す説明図であり,図
1は第1の入射光学系による撮影状態,図2は第2の入
射光学系による撮影状態,図3は第2の入射光学系によ
る2回目の露光終了後の状態をそれぞれ示している。
【0028】図において,101は第1の撮影レンズ
群,102は第1の撮影レンズ群101からの入射光用
のシャッター,103はハーフミラー,104はたとえ
ば全画素読み出し型CCDを用いた撮像素子,105は
反射鏡,106は第2の撮影レンズ群,107は第2の
撮影レンズ群106からの入射光用のシャッターであ
る。なお,第1の入射光学系は,第1の撮影レンズ群1
01と,シャッター102と,反射鏡105とから構成
され,第2の入射光学系は,第2の撮影レンズ群106
と,シャッター107と,ハーフミラー103とから構
成される。
【0029】次に,以上のように構成された撮像装置の
動作について説明する。まず,図1に示すように,第2
の入射光学系のシャッター107が閉じられているとき
に,第1の入射光学系のシャッター102を開放し,入
射光を反射鏡105,第1の撮影レンズ群101,ハー
フミラー103を経由させ,撮像素子104に結像させ
る(1回目の撮影)。
【0030】続いて,図2に示すように,第1の入射光
学系のシャッター102が遮蔽されているときに,第2
の入射光学系の第2の撮影レンズ群106を介して入射
された光がハーフミラー103を透過し,撮像素子10
4に結像する(2回目の撮影)。そして,図2に示した
ように2回目の撮影が終了すると,図3に示すように,
適当な露光時間後のシャッター107を遮光状態にす
る。
【0031】さらに,露光制御等について図4に示すタ
イミングチャートを参照し,説明する。電子シャッター
がオフになる直前あるいは直後にシャッター102が閉
じ始め,2回目の露光が開始されるまでに完全に閉じ
る。そして,撮像素子104がフォトダイオードの電荷
を転送路に移動されている間に,第2の入射光学系のシ
ャター107が開き始める。2回目の撮影では,電子シ
ャッターのオフを待っていると露出過多となるので,適
当な露光時間となるようにシャッター107を閉じ始め
る。
【0032】第1の入射光学系のシャッター102と第
2の入射光学系のシャッター107の動きと電子シャッ
ターの働きを横軸に時間をとって図示すると,図4の
(a)から(c)の如く推移する。そして,それらを重
ね合わせると(d)となる。つまり,図4(d)におい
て,ハッチング部AとBの面積が,ほぼ等しくなればよ
い。その後,第1の入射光学系のシャッター102と第
2の入射光学系のシャッター107を遮光した後,撮像
素子104からの電荷を読み出し,2回の撮影動作によ
る画像データに対して各処理を行い,記憶媒体に記憶す
る。
【0033】したがって,この実施の形態1の撮像装置
によれば,1つの撮像素子104に第1の入射光学系お
よび第2の入射光学系から順次適切なタイミングで被写
体画像を入射することにより,露光時間が短くなるの
で,手持ちによるステレオ撮影が実現する。
【0034】また,インタラインCCDを用いると,1
回の撮影は,奇数フィールドか偶数フィールドのうち片
方のみにしか記録することができないので,この実施の
形態では,撮像素子104に全画素読み出し型CCDを
用いる。これにより,インタレスCCDを用いる場合と
比較して解像度が向上するので,画質が良好となる。
【0035】〔実施の形態2〕図5〜図10は,実施の
形態2に係る撮像装置の概略構成を示す説明図であり,
前述した実施の形態1の撮像装置のシャッター102お
よびシャッター107の機能を,露光窓501aと露光
窓501bが明けられ,左右方向にスライド移動するこ
とで露光/遮光を行う1つのシャッター501を設けた
ものである。なお,他の構成要素およびその機能は実施
の形態1と同様であるため,図1と同様の符号を付して
その説明は省略する。
【0036】また,図5は1回目の撮影状態を示し,図
6はその側面図,図7は2回目の撮影状態を示し,図8
はその側面図,図9は2回目の露光終了後の状態,図1
0はその側面図,をそれぞれ示している。
【0037】次に,以上のように構成された撮像装置の
動作について説明する。まず,図5および図6に示すよ
うに,始めの撮影では,シャッター501の露光窓50
1aから光が取り込まれる(1回目の撮影)。続いて,
この1回の撮影が終了すると,シャッター501は図7
および図8に示す位置に移動し,2回目の撮影として,
第2の入射光学系からの光が,露光窓501bから取り
込まれる。そして,2回目の撮影が終了させるために適
当な時間が経過すると,さらにシャッター501を図9
および図10に示す位置に移動させ,遮光する。
【0038】したがって,2方向からの光をそれぞれ第
1の入射光学系と第2の入射光学系により,1つの撮像
素子104の結像面に露光タイミングをずらして結像
し,両方のシャッター(露光窓501a,501b)を
閉じた状態で連続撮影で得た画像データの処理・記憶を
行うので,1つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレ
オ撮影が実現する。
【0039】〔実施の形態3〕図11〜図16は,実施
の形態3に係る撮像装置の概略構成を示す説明図であ
り,前述した実施の形態1の撮像装置のシャッター10
2およびシャッター107の機能を,露光窓1101a
と露光窓1101bとが段違いの位置に明けられたL型
を成し,垂直方向に移動することで露光/遮光を行う1
つのシャッター1101を設けたものである。換言すれ
ば,シャッター1101は,光束が最も細くなる付近に
露光窓1101a,1101bが配置されるように,L
形状に曲げられている。なお,他の構成要素およびその
機能は実施の形態1と同様であるため,図1と同様の符
号を付してその説明は省略する。
【0040】また,図11は1回目の撮影状態を示し,
図12はその側面図,図13は2回目の撮影状態を示
し,図14はその側面図,図15は2回目の露光終了後
の状態,図16はその側面図,をそれぞれ示している。
【0041】次に,以上のように構成された撮像装置の
動作について説明する。まず,図11および図12に示
すように,始めの撮影では,シャッター1101の露光
窓1101aから光が取り込まれる(1回目の撮影)。
続いて,この1回の撮影が終了すると,シャッター50
1は図13および図14に示す位置に引上げら,2回目
の撮影として,第2の入射光学系からの光が,露光窓1
101bから取り込まれる。そして,2回目の撮影が終
了させるために適当な時間が経過すると,さらにシャッ
ター1101を図15および図16に示す位置に引上
げ,2つの露光窓1101a,1101bを遮光する。
【0042】したがって,この実施の形態3によれば,
シャッター1101をL型として2つのシャッター機能
を実現したので,光路切り替え用部材を小型にすること
が可能になる。
【0043】〔実施の形態4〕図17は,実施の形態4
に係る撮像装置の概略構成を示す説明図であり,前述し
た実施の形態1の撮像装置に対し,ハーフミラー170
1が通常撮影とステレオ撮影の切り替え機構を有してい
る。なお,他の構成要素およびその機能は実施の形態1
と同様であるため,図1と同様の符号を付してその説明
は省略する。
【0044】次に,以上のように構成された撮像装置の
動作について説明する。ステレオ撮影の動作の場合は,
実施の形態1と同様であるので,ここでの説明は省略す
る。一方,通常撮影の場合は,ハーフミラー1701を
破線で示す状態から,実線で示す位置に退避させ,第1
の入射光学系による撮影を行う。なお,シャッター10
7は,絞り機能を兼ね,露出調整を行っている。したが
って,通常撮影の際における露出不足や手ぶれを防止す
ることが可能となる。
【0045】ところで,上述した如く通常撮影とステレ
オ撮影の2つの撮影機構を有した撮像装置において,ス
テレオ撮影がなされた場合,ディレクトリを作成し,そ
こに一対の画像データを1つのディレクトリして保存す
る。たとえば,通常撮影とステレオ撮影とが混在する場
合,図18に示すように,撮影の順番にファイル名,デ
ィレクトリ名を付与していくといった方法によって実現
する。これにより,画像データが分かりやすくなり,誤
消去といったミスを回避することができる。
【0046】〔実施の形態5〕図19は,実施の形態5
に係る撮像装置の概略構成を示す説明図である。図にお
いて,1901は駆動モータ,1902は駆動モータ1
901によって回転する送りネジ,1903は駆動モー
タ1901によって回転する送りネジ1902動きに応
じてレンズ枠(鏡胴)を移動させる部材,1904はレ
ンズ枠(鏡胴)を一方向に付勢するバネ,1905およ
び1906はレンズ枠(鏡胴)である。
【0047】このように,この実施の形態5の撮像装置
は,図19に示す如く,撮像素子に対して45度ずれた
方向に移動する2つの入射光学系を配し,それぞれのレ
ンズあるいはレンズ群を同時に移動させるように構成さ
れている。
【0048】以上のように構成された撮像装置は,駆動
モータ1901を所定量回転する。すると,このモータ
回転によって送りネジ1902も回転する。送りネジ1
902の回転によって部材1903が移動する。この部
材1903の移動に伴ってバネ1904で付勢されたレ
ンズ枠(鏡胴)1905,1906が同時に移動する。
【0049】これにより,ステレオ撮影時におけるレン
ズ枠(鏡胴)1905,1906のレンズ駆動を1つの
アクチュエータの移動で実現する。したがって,経済的
で,かつ小型の撮像装置を提供することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る撮像
装置(請求項1)によれば,2方向からの光をそれぞれ
第1の入射光学系と第2の入射光学系により,1つの撮
像素子の結像面に露光タイミングをずらして結像し,両
方のシャッターを閉じた状態で連続撮影で得た画像デー
タの処理・記憶を行うため,1つの撮像素子で,かつ手
持ちによるステレオ撮影が実現する。
【0051】また,本発明に係る撮像装置(請求項2)
によれば,1枚のシャッターに設けた2つの開口部を用
いて露光タイミングをずらして左右スライドすることに
より,2方向からの光を,1つの撮像素子の結像面に結
像し,両方の開口部を閉じた状態で連続撮影で得た画像
データの処理・記憶を行うため,1つの撮像素子で,か
つ手持ちによるステレオ撮影が実現すると共に,1枚の
シャッターで光路切換えるため,その構造を簡素化する
ことができる。
【0052】また,本発明に係る撮像装置(請求項3)
によれば,光束が最も細く光学補正される位置に2つの
開口部を有するL型板のシャッターを設け,その開口部
を所定の露光タイミングで上下スライドするため,2方
向からの光を,1つの撮像素子の結像面に結像し,両方
の開口部を閉じた状態で連続撮影で得た画像データの処
理・記憶を行うことにより,1つの撮像素子で,かつ手
持ちによるステレオ撮影が実現すると共に,シャッター
部分の構造をさらに小型化することが可能になる。
【0053】また,本発明に係る撮像装置(請求項4)
によれば,ハーフミラーを用いて通常撮影とステレオ撮
影の両機構を実現する場合,通常撮影時に入射光がハー
フミラーを透過し露出時間が倍になってしまうので,通
常撮影時にはハーフミラーを退避することにより,入射
光をスルーさせて露出不足を解消し,かつ露出時間が短
くなるので手ぶれもなくなる。
【0054】また,本発明に係る撮像装置(請求項5)
によれば,ステレオ撮影の鏡胴のレンズ駆動を駆動手段
の回転に連動する部材によって行うため,1つのアクチ
ュエータでの撮像装置が実現するため,経済的で,かつ
小型化を図ることができる。
【0055】また,本発明に係る撮像装置(請求項6)
によれば,全画素読み出しCCDを撮像素子とすること
により,従来のインタラインCCDでの解像度低下を排
除し,解像度の優れたステレオ画像が得られる。
【0056】また,本発明に係る撮像画像保存方法(請
求項7)によれば,ステレオ撮影時に,そのディレクト
リを作成し,撮影した画像と一対のデータとして保存す
るため,画像データが整理しやすく,かつ誤消去といっ
たミスを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る撮像装置の概略構成および
第1の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図2】実施の形態1に係る撮像装置の概略構成および
第2の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図3】実施の形態1に係る撮像装置の概略構成および
第2の入射光学系による2回目の露光終了後の状態を示
す説明図である。
【図4】実施の形態1に係る露光制御例を示すタイミン
グチャートである。
【図5】実施の形態2に係る撮像装置の概略構成および
第1の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図6】図5における側面図である。
【図7】実施の形態2に係る撮像装置の概略構成および
第2の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図8】図7における側面図である。
【図9】実施の形態2に係る撮像装置の概略構成および
2の光学系による2回目の露光終了後の状態を示す説明
図である。
【図10】図9における側面図である。
【図11】実施の形態3に係る撮像装置の概略構成およ
び第1の入射光学系による撮影状態を示す説明図であ
る。
【図12】図11における側面図である。
【図13】実施の形態3に係る撮像装置の概略構成およ
び第2の入射光学系による撮影状態を示す説明図であ
る。
【図14】図13における側面図である。
【図15】実施の形態3に係る撮像装置の概略構成およ
び2の光学系による2回目の露光終了後の状態を示す説
明図である。
【図16】図15における側面図である。
【図17】実施の形態4に係る撮像装置の概略構成を示
す説明図である。
【図18】実施の形態4に係るディレクトリ例を示す説
明図である。
【図19】実施の形態5に係る撮像装置の概略構成を示
す説明図である。
【符号の説明】
101 第1の撮影レンズ群 102,107 シャッター 103,1701 ハーフミラー 104 撮像素子 105 反射鏡 106 第2の撮影レンズ群 501,1101 シャッター 501a,501b 露光窓 1101a,1102b 露光窓 1901 駆動モータ 1902 送りネジ 1903 部材 1904 バネ 1905,1906 レンズ枠(鏡胴)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の被写体光と第2の被写体光を,そ
    れぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に露光・
    結像し,該露光・結像して得られた連続撮像画像を処理
    ・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置であって,
    前記光路のうちの一方に配され,第1の光学遮光シャッ
    ターを有し,該第1の光学遮光シャッターを所定時間開
    口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子に露光・結像
    する第1の入射光学系と,前記第1の入射光学系とは異
    なる光路に配され,第2の光学遮光シャッターを有し,
    該第2の光学遮光シャッターを所定時間開口し,前記第
    2の被写体光を,前記第1の入射光学系で露光・結像し
    た前記撮像素子上の電荷が該撮像素子の転送路に転送さ
    れたタイミングで,かつ前記第1の入射光学系が遮光さ
    れた状態で前記撮像素子に露光・結像する第2の入射光
    学系と,を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 第1の被写体光と第2の被写体光を,そ
    れぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に露光・
    結像し,該露光・結像して得られた連続撮像画像を処理
    ・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置であって,
    平板上に第1の開口部と第2の開口部とを有し,左右ス
    ライド移動する光学遮光シャッターと,前記光路のうち
    の一方に配され,前記第1の開口部を移動・合致させて
    所定時間開口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子に
    露光・結像する第1の入射光学系と,前記第1の入射光
    学系とは異なる光路に配され,前記第2の開口部を所定
    時間開口し,前記第2の被写体光を,前記第1の入射光
    学系で露光・結像した前記撮像素子上の電荷が該撮像素
    子の転送路に転送されたタイミングで,かつ前記第1の
    入射光学系が遮光された状態で前記撮像素子に露光・結
    像する第2の入射光学系と,を備えたことを特徴とする
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 第1の被写体光と第2の被写体光を,そ
    れぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に露光・
    結像し,該露光・結像して得られた連続撮像画像を処理
    ・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置であって,
    光束が最も細く光学補正される位置に配され,L型板の
    各面上の異なる位置に第1の開口部と第2の開口部とを
    有し,上下スライド移動する光学遮光シャッターと,前
    記光路のうちの一方に配され,前記第1の開口部を移動
    ・合致させて所定時間開口し,前記第1の被写体光を前
    記撮像素子に露光・結像する第1の入射光学系と,前記
    第1の入射光学系とは異なる光路に配され,前記第2の
    開口部を所定時間開口し,前記第2の被写体光を,前記
    第1の入射光学系で露光・結像した前記撮像素子上の電
    荷が該撮像素子の転送路に転送されたタイミングで,か
    つ前記第1の入射光学系が遮光された状態で前記撮像素
    子に露光・結像する第2の入射光学系と,を備えたこと
    を特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像素子に露光・結像する直前の光
    路に退避可能なハーフミラーを配し,通常撮影とステレ
    オ撮影の切り替えを行うことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか一つに記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の入射光学系と前記第2の入射
    光学系をそれぞれ90度対向させて保持する部材と,前
    記部材をスライド移動させる駆動手段と,を備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の
    撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像素子は,全画素読み出しCCD
    であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一
    つに記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 ステレオ撮影を行った場合,ディレクト
    リを作成し,撮影した画像と一対のデータとして保存す
    ることを特徴とする撮像画像保存方法。
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