JP3691656B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,2方向からの被写体光を,それぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に露光・結像し,該露光・結像して得られた連続撮像画像を処理・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,1つの撮像部を用いてステレオ撮影を行うには,たとえば,カメラを動かさないようにして2回連続で撮影する第1の方法と,1つの画面を左右半分に分割し,左右の光学系から別々に露光させる第2の方法がある。
【0003】
また,ステレオ撮像に関連する参考技術文献として,たとえば,特開平5−134331号公報には2つの鏡胴で同時に撮影するステレオカメラ用のシャッタが開示されている。また,実開平5−076181号公報には液晶シャッターの光路の切り替えを行い,ステレオ撮影した映像を液晶シャッター付きのカメラで鑑賞するビデオシステムが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記に示されるような従来の技術にあっては,下記に述べるような問題点があった。まず,上述の第1の方法は,撮影の時間的間隔が長い場合,手ぶれが発生する。このため,手ぶれ発生を防止するために三脚等に固定する必要がある。また,上述の第2の方法は,撮像画面を2分割するため,撮像画像が小さくなってしまい,良好なステレオ画像が得られなくなる。
【0005】
また,液晶シャッターを用いて光路の切換えを行う場合,そのアクチュエータが不用になるという利点があるものの,その一方で,完全な遮光ができず,かつ光を透過させる際には,液晶板がフィルタとなってしまう等に起因し,良好なステレオ画像が得られいという問題点があった。
【0006】
さらに,撮像素子として通常はインタラインCCDを用いることが多いが,1回の撮影では,奇数フィールドか偶数フィールドのうち片方のみにしか記録することができないので,その分の解像度が低下するといった問題点があった。
【0007】
また,ステレオ撮影した画像を後で利用したり整理するなどの作業を行う際に,その撮影したステレオ画像がどういうものであるかが分からず,誤消去などのミスを招来させることが考えられる。
【0008】
本発明は,上記に鑑みてなされたものであって,1つの撮像素子を分割することなく,かつ手持ちによるステレオ画像の撮影を実現することを第1の目的とする。
【0009】
また,完全な遮光シャッターを用いることにより,遮光品質を向上させ,良好な画質をを提供することを第2の目的とする。
【0010】
また,インタラインCCDを用いることよる解像度低下を排除し,解像度の優れたステレオ画像を得ることを第3の目的とする。
【0011】
また,ステレオ画像を撮影した際に,その画像と対応したディレクイトリを作成し,保存することにより,ステレオ画像の整理を容易にし,かつ誤消去といったミスを排除することを第4の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,請求項1に係る撮像装置にあっては,第1の被写体光と第2の被写体光を,それぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に結像・露光し,該結像・露光して得られた連続撮像画像を処理・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置であって,前記光路のうちの一方に配され,第1の光学遮光シャッターを有し,該第1の光学遮光シャッターを所定時間開口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子に結像・露光する第1の入射光学系と,前記第1の入射光学系とは異なる光路に配され,第2の光学遮光シャッターを有し,該第2の光学遮光シャッターを所定時間開口し,前記第2の被写体光を,前記第1の入射光学系で該結像・露光した前記撮像素子上の電荷が該撮像素子の転送路に転送されたタイミングで,かつ前記第1の入射光学系が遮光された状態で前記撮像素子に露光・結像する第2の入射光学系と,を備え,前記第1の被写体光の露出時間制御を前記撮像素子の電子シャッターによって行ない,前記第2の被写体光の露出時間制御を,前記第2の光学遮光シャッターによって行なうものである。
【0013】
すなわち,2方向からの光をそれぞれ第1の入射光学系と第2の入射光学系により,1つの撮像素子の結像面に露光タイミングをずらして結像し,両方のシャッターを閉じた状態で連続撮影で得た画像データの処理・記憶を行うことにより,1つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレオ撮影が実現する。
【0014】
また,請求項2に係る撮像装置にあっては,第1の被写体光と第2の被写体光を,それぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に結像・露光し,該結像・露光して得られた連続撮像画像を処理・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置であって,平板上に第1の開口部と第2の開口部とを有し,左右スライド移動する光学遮光シャッターと,前記光路のうちの一方に配され,前記第1の開口部を移動・合致させて所定時間開口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子に結像・露光する第1の入射光学系と,前記第1の入射光学系とは異なる光路に配され,前記第2の開口部を所定時間開口し,前記第2の被写体光を,前記第1の入射光学系で結像・露光した前記撮像素子上の電荷が該撮像素子の転送路に転送されたタイミングで,かつ前記第1の入射光学系が遮光された状態で前記撮像素子に結像・露光する第2の入射光学系と,を備えたものである。
【0015】
すなわち,1枚のシャッターに設けた2つの開口部を用いて露光タイミングをずらして左右スライドすることにより,2方向からの光を,1つの撮像素子の結像面に結像させ,両方の開口部を閉じた状態で連続撮影で得た画像データの処理・記憶を行うことにより,1つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレオ撮影が実現すると共に,1枚のシャッターで光路切換えるため,その構造を簡素化することができる。
【0016】
また,請求項3に係る撮像装置にあっては,第1の被写体光と第2の被写体光を,それぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に結像・露光し,該結像・露光して得られた連続撮像画像を処理・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置であって,光束が最も細く光学補正される位置に配され,L型板の各面上の異なる位置に第1の開口部と第2の開口部とを有し,上下スライド移動する光学遮光シャッターと,前記光路のうちの一方に配され,前記第1の開口部を移動・合致させて所定時間開口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子に結像・露光する第1の入射光学系と,前記第1の入射光学系とは異なる光路に配され,前記第2の開口部を所定時間開口し,前記第2の被写体光を,前記第1の入射光学系で結像・露光した前記撮像素子上の電荷が該撮像素子の転送路に転送されたタイミングで,かつ前記第1の入射光学系が遮光された状態で前記撮像素子に結像・露光する第2の入射光学系と,を備えたものである。
【0017】
すなわち,光束が最も細く光学補正される位置に2つの開口部を有するL型板のシャッターを設け,その開口部を所定の露光タイミングで上下スライドすることにより,2方向からの光を,1つの撮像素子の結像面に結像させ,両方の開口部を閉じた状態で連続撮影で得た画像データの処理・記憶を行うことにより,1つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレオ撮影が実現すると共に,シャッター部分の構造をさらに小型化することが可能になる。
【0018】
また,請求項4に係る撮像装置にあっては,前記撮像素子に結像・露光する直前の光路に退避可能なハーフミラーを配し,通常撮影とステレオ撮影の切り替えを行うものである。
【0019】
すなわち,ハーフミラーを用いて通常撮影とステレオ撮影の両機構を実現する場合,通常撮影時に入射光がハーフミラーを透過し露出時間が倍になってしまうので,通常撮影時にはハーフミラーを退避することにより,入射光をスルーさせて露出不足を解消し,かつ露出時間が短くなるので手ぶれもなくなる。
【0020】
また,請求項5に係る撮像装置にあっては,前記第1の入射光学系と前記第2の入射光学系をそれぞれ90度対向させて保持する部材と,前記部材をスライド移動させる駆動手段と,を備えたものである。
【0021】
すなわち,ステレオ撮影の鏡胴のレンズ駆動を駆動手段の回転に連動する部材によって行うことにより,1つのアクチュエータでの撮像装置が実現するため,経済的で,かつ小型化を図ることが可能になる。
【0024】
また,請求項に係る撮像画像保存方法にあっては,さらに,ステレオ撮影を行った場合,ディレクトリを作成し,撮影した画像と一対のデータとして保存する撮像画像保存手段を備えたものである。
【0025】
すなわち,ステレオ撮影時に,そのディレクトリを作成し,撮影した画像と一対のデータとして保存することにより,画像データが整理しやすく,かつ誤消去といったミスを回避することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の撮像装置について添付図面を参照し,詳細に説明する。
【0027】
〔実施の形態1〕
図1〜図3は,実施の形態1に係る撮像装置の概略構成を示す説明図であり,図1は第1の入射光学系による撮影状態,図2は第2の入射光学系による撮影状態,図3は第2の入射光学系による2回目の露光終了後の状態をそれぞれ示している。
【0028】
図において,101は第1の撮影レンズ群,102は第1の撮影レンズ群101からの入射光用のシャッター,103はハーフミラー,104はたとえば全画素読み出し型CCDを用いた撮像素子,105は反射鏡,106は第2の撮影レンズ群,107は第2の撮影レンズ群106からの入射光用のシャッターである。なお,第1の入射光学系は,第1の撮影レンズ群101と,シャッター102と,反射鏡105とから構成され,第2の入射光学系は,第2の撮影レンズ群106と,シャッター107と,ハーフミラー103とから構成される。
【0029】
次に,以上のように構成された撮像装置の動作について説明する。まず,図1に示すように,第2の入射光学系のシャッター107が閉じられているときに,第1の入射光学系のシャッター102を開放し,入射光を反射鏡105,第1の撮影レンズ群101,ハーフミラー103を経由させ,撮像素子104に結像させる(1回目の撮影)。
【0030】
続いて,図2に示すように,第1の入射光学系のシャッター102が遮蔽されているときに,第2の入射光学系の第2の撮影レンズ群106を介して入射された光がハーフミラー103を透過し,撮像素子104に結像する(2回目の撮影)。そして,図2に示したように2回目の撮影が終了すると,図3に示すように,適当な露光時間後のシャッター107を遮光状態にする。
【0031】
さらに,露光制御等について図4に示すタイミングチャートを参照し,説明する。電子シャッターがオフになる直前あるいは直後にシャッター102が閉じ始め,2回目の露光が開始されるまでに完全に閉じる。そして,撮像素子104がフォトダイオードの電荷を転送路に移動されている間に,第2の入射光学系のシャター107が開き始める。2回目の撮影では,電子シャッターのオフを待っていると露出過多となるので,適当な露光時間となるようにシャッター107を閉じ始める。
【0032】
第1の入射光学系のシャッター102と第2の入射光学系のシャッター107の動きと電子シャッターの働きを横軸に時間をとって図示すると,図4の(a)から(c)の如く推移する。そして,それらを重ね合わせると(d)となる。つまり,図4(d)において,ハッチング部AとBの面積が,ほぼ等しくなればよい。その後,第1の入射光学系のシャッター102と第2の入射光学系のシャッター107を遮光した後,撮像素子104からの電荷を読み出し,2回の撮影動作による画像データに対して各処理を行い,記憶媒体に記憶する。
【0033】
したがって,この実施の形態1の撮像装置によれば,1つの撮像素子104に第1の入射光学系および第2の入射光学系から順次適切なタイミングで被写体画像を入射することにより,露光時間が短くなるので,手持ちによるステレオ撮影が実現する。
【0034】
また,インタラインCCDを用いると,1回の撮影は,奇数フィールドか偶数フィールドのうち片方のみにしか記録することができないので,この実施の形態では,撮像素子104に全画素読み出し型CCDを用いる。これにより,インタレスCCDを用いる場合と比較して解像度が向上するので,画質が良好となる。
【0035】
〔実施の形態2〕
図5〜図10は,実施の形態2に係る撮像装置の概略構成を示す説明図であり,前述した実施の形態1の撮像装置のシャッター102およびシャッター107の機能を,露光窓501aと露光窓501bが明けられ,左右方向にスライド移動することで露光/遮光を行う1つのシャッター501を設けたものである。なお,他の構成要素およびその機能は実施の形態1と同様であるため,図1と同様の符号を付してその説明は省略する。
【0036】
また,図5は1回目の撮影状態を示し,図6はその側面図,図7は2回目の撮影状態を示し,図8はその側面図,図9は2回目の露光終了後の状態,図10はその側面図,をそれぞれ示している。
【0037】
次に,以上のように構成された撮像装置の動作について説明する。まず,図5および図6に示すように,始めの撮影では,シャッター501の露光窓501aから光が取り込まれる(1回目の撮影)。続いて,この1回の撮影が終了すると,シャッター501は図7および図8に示す位置に移動し,2回目の撮影として,第2の入射光学系からの光が,露光窓501bから取り込まれる。そして,2回目の撮影が終了させるために適当な時間が経過すると,さらにシャッター501を図9および図10に示す位置に移動させ,遮光する。
【0038】
したがって,2方向からの光をそれぞれ第1の入射光学系と第2の入射光学系により,1つの撮像素子104の結像面に露光タイミングをずらして結像し,両方のシャッター(露光窓501a,501b)を閉じた状態で連続撮影で得た画像データの処理・記憶を行うので,1つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレオ撮影が実現する。
【0039】
〔実施の形態3〕
図11〜図16は,実施の形態3に係る撮像装置の概略構成を示す説明図であり,前述した実施の形態1の撮像装置のシャッター102およびシャッター107の機能を,露光窓1101aと露光窓1101bとが段違いの位置に明けられたL型を成し,垂直方向に移動することで露光/遮光を行う1つのシャッター1101を設けたものである。換言すれば,シャッター1101は,光束が最も細くなる付近に露光窓1101a,1101bが配置されるように,L形状に曲げられている。なお,他の構成要素およびその機能は実施の形態1と同様であるため,図1と同様の符号を付してその説明は省略する。
【0040】
また,図11は1回目の撮影状態を示し,図12はその側面図,図13は2回目の撮影状態を示し,図14はその側面図,図15は2回目の露光終了後の状態,図16はその側面図,をそれぞれ示している。
【0041】
次に,以上のように構成された撮像装置の動作について説明する。まず,図11および図12に示すように,始めの撮影では,シャッター1101の露光窓1101aから光が取り込まれる(1回目の撮影)。続いて,この1回の撮影が終了すると,シャッター501は図13および図14に示す位置に引上げら,2回目の撮影として,第2の入射光学系からの光が,露光窓1101bから取り込まれる。そして,2回目の撮影が終了させるために適当な時間が経過すると,さらにシャッター1101を図15および図16に示す位置に引上げ,2つの露光窓1101a,1101bを遮光する。
【0042】
したがって,この実施の形態3によれば,シャッター1101をL型として2つのシャッター機能を実現したので,光路切り替え用部材を小型にすることが可能になる。
【0043】
〔実施の形態4〕
図17は,実施の形態4に係る撮像装置の概略構成を示す説明図であり,前述した実施の形態1の撮像装置に対し,ハーフミラー1701が通常撮影とステレオ撮影の切り替え機構を有している。なお,他の構成要素およびその機能は実施の形態1と同様であるため,図1と同様の符号を付してその説明は省略する。
【0044】
次に,以上のように構成された撮像装置の動作について説明する。ステレオ撮影の動作の場合は,実施の形態1と同様であるので,ここでの説明は省略する。一方,通常撮影の場合は,ハーフミラー1701を破線で示す状態から,実線で示す位置に退避させ,第1の入射光学系による撮影を行う。なお,シャッター107は,絞り機能を兼ね,露出調整を行っている。したがって,通常撮影の際における露出不足や手ぶれを防止することが可能となる。
【0045】
ところで,上述した如く通常撮影とステレオ撮影の2つの撮影機構を有した撮像装置において,ステレオ撮影がなされた場合,ディレクトリを作成し,そこに一対の画像データを1つのディレクトリして保存する。たとえば,通常撮影とステレオ撮影とが混在する場合,図18に示すように,撮影の順番にファイル名,ディレクトリ名を付与していくといった方法によって実現する。これにより,画像データが分かりやすくなり,誤消去といったミスを回避することができる。
【0046】
〔実施の形態5〕
図19は,実施の形態5に係る撮像装置の概略構成を示す説明図である。図において,1901は駆動モータ,1902は駆動モータ1901によって回転する送りネジ,1903は駆動モータ1901によって回転する送りネジ1902動きに応じてレンズ枠(鏡胴)を移動させる部材,1904はレンズ枠(鏡胴)を一方向に付勢するバネ,1905および1906はレンズ枠(鏡胴)である。
【0047】
このように,この実施の形態5の撮像装置は,図19に示す如く,撮像素子に対して45度ずれた方向に移動する2つの入射光学系を配し,それぞれのレンズあるいはレンズ群を同時に移動させるように構成されている。
【0048】
以上のように構成された撮像装置は,駆動モータ1901を所定量回転する。すると,このモータ回転によって送りネジ1902も回転する。送りネジ1902の回転によって部材1903が移動する。この部材1903の移動に伴ってバネ1904で付勢されたレンズ枠(鏡胴)1905,1906が同時に移動する。
【0049】
これにより,ステレオ撮影時におけるレンズ枠(鏡胴)1905,1906のレンズ駆動を1つのアクチュエータの移動で実現する。したがって,経済的で,かつ小型の撮像装置を提供することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明に係る撮像装置(請求項1)によれば,2方向からの光をそれぞれ第1の入射光学系と第2の入射光学系により,1つの撮像素子の結像面に露光タイミングをずらして結像し,両方のシャッターを閉じた状態で連続撮影で得た画像データの処理・記憶を行うため,1つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレオ撮影が実現する。
【0051】
また,本発明に係る撮像装置(請求項2)によれば,1枚のシャッターに設けた2つの開口部を用いて露光タイミングをずらして左右スライドすることにより,2方向からの光を,1つの撮像素子の結像面に結像し,両方の開口部を閉じた状態で連続撮影で得た画像データの処理・記憶を行うため,1つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレオ撮影が実現すると共に,1枚のシャッターで光路切換えるため,その構造を簡素化することができる。
【0052】
また,本発明に係る撮像装置(請求項3)によれば,光束が最も細く光学補正される位置に2つの開口部を有するL型板のシャッターを設け,その開口部を所定の露光タイミングで上下スライドするため,2方向からの光を,1つの撮像素子の結像面に結像し,両方の開口部を閉じた状態で連続撮影で得た画像データの処理・記憶を行うことにより,1つの撮像素子で,かつ手持ちによるステレオ撮影が実現すると共に,シャッター部分の構造をさらに小型化することが可能になる。
【0053】
また,本発明に係る撮像装置(請求項4)によれば,ハーフミラーを用いて通常撮影とステレオ撮影の両機構を実現する場合,通常撮影時に入射光がハーフミラーを透過し露出時間が倍になってしまうので,通常撮影時にはハーフミラーを退避することにより,入射光をスルーさせて露出不足を解消し,かつ露出時間が短くなるので手ぶれもなくなる。
【0054】
また,本発明に係る撮像装置(請求項5)によれば,ステレオ撮影の鏡胴のレンズ駆動を駆動手段の回転に連動する部材によって行うため,1つのアクチュエータでの撮像装置が実現するため,経済的で,かつ小型化を図ることができる。
【0056】
また,本発明に係る撮像装置(請求項)によれば,ステレオ撮影時に,そのディレクトリを作成し,撮影した画像と一対のデータとして保存するため,画像データが整理しやすく,かつ誤消去といったミスを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る撮像装置の概略構成および第1の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図2】実施の形態1に係る撮像装置の概略構成および第2の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図3】実施の形態1に係る撮像装置の概略構成および第2の入射光学系による2回目の露光終了後の状態を示す説明図である。
【図4】実施の形態1に係る露光制御例を示すタイミングチャートである。
【図5】実施の形態2に係る撮像装置の概略構成および第1の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図6】図5における側面図である。
【図7】実施の形態2に係る撮像装置の概略構成および第2の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図8】図7における側面図である。
【図9】実施の形態2に係る撮像装置の概略構成および2の光学系による2回目の露光終了後の状態を示す説明図である。
【図10】図9における側面図である。
【図11】実施の形態3に係る撮像装置の概略構成および第1の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図12】図11における側面図である。
【図13】実施の形態3に係る撮像装置の概略構成および第2の入射光学系による撮影状態を示す説明図である。
【図14】図13における側面図である。
【図15】実施の形態3に係る撮像装置の概略構成および2の光学系による2回目の露光終了後の状態を示す説明図である。
【図16】図15における側面図である。
【図17】実施の形態4に係る撮像装置の概略構成を示す説明図である。
【図18】実施の形態4に係るディレクトリ例を示す説明図である。
【図19】実施の形態5に係る撮像装置の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
101 第1の撮影レンズ群
102,107 シャッター
103,1701 ハーフミラー
104 撮像素子
105 反射鏡
106 第2の撮影レンズ群
501,1101 シャッター
501a,501b 露光窓
1101a,1102b 露光窓
1901 駆動モータ
1902 送りネジ
1903 部材
1904 バネ
1905,1906 レンズ枠(鏡胴)

Claims (6)

  1. 第1の被写体光と第2の被写体光を,それぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に結像・露光し,該結像・露光して得られた連続撮像画像を処理・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置であって,
    前記光路のうちの一方に配され,第1の光学遮光シャッターを有し,該第1の光学遮光シャッターを所定時間開口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子に結像・露光する第1の入射光学系と,
    前記第1の入射光学系とは異なる光路に配され,第2の光学遮光シャッターを有し,該第2の光学遮光シャッターを所定時間開口し,前記第2の被写体光を,前記第1の入射光学系で結像・露光した前記撮像素子上の電荷が該撮像素子の転送路に転送されたタイミングで,かつ前記第1の入射光学系が遮光された状態で前記撮像素子に結像・露光する第2の入射光学系と,
    を備え,
    前記第1の被写体光の露出時間制御を前記撮像素子の電子シャッターによって行ない,
    前記第2の被写体光の露出時間制御を,前記第2の光学遮光シャッターによって行なうことを特徴とする撮像装置。
  2. 第1の被写体光と第2の被写体光を,それぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に結像・露光し,該結像・露光して得られた連続撮像画像を処理・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置であって,
    平板上に第1の開口部と第2の開口部とを有し,左右スライド移動する光学遮光シャッターと,
    前記光路のうちの一方に配され,前記第1の開口部を移動・合致させて所定時間開口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子に結像・露光する第1の入射光学系と,
    前記第1の入射光学系とは異なる光路に配され,前記第2の開口部を所定時間開口し,前記第2の被写体光を,前記第1の入射光学系で結像・露光した前記撮像素子上の電荷が該撮像素子の転送路に転送されたタイミングで,かつ前記第1の入射光学系が遮光された状態で前記撮像素子に結像・露光する第2の入射光学系と,
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 第1の被写体光と第2の被写体光を,それぞれ異なる2つの光路で1つの撮像素子に順に結像・露光し,該結像・露光して得られた連続撮像画像を処理・記憶してステレオ画像を撮像する撮像装置であって,
    光束が最も細く光学補正される位置に配され,L型板の各面上の異なる位置に第1の開口部と第2の開口部とを有し,上下スライド移動する光学遮光シャッターと,
    前記光路のうちの一方に配され,前記第1の開口部を移動・合致させて所定時間開口し,前記第1の被写体光を前記撮像素子に結像・露光する第1の入射光学系と,
    前記第1の入射光学系とは異なる光路に配され,前記第2の開口部を所定時間開口し,前記第2の被写体光を,前記第1の入射光学系で結像・露光した前記撮像素子上の電荷が該撮像素子の転送路に転送されたタイミングで,かつ前記第1の入射光学系が遮光された状態で前記撮像素子に結像・露光する第2の入射光学系と,
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  4. 前記撮像素子に結像・露光する直前の光路に退避可能なハーフミラーを配し,通常撮影とステレオ撮影の切り替えを行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の撮像装置。
  5. 前記第1の入射光学系と前記第2の入射光学系をそれぞれ90度対向させて保持する部材と,
    前記部材をスライド移動させる駆動手段と,
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. さらに,ステレオ撮影を行った場合,ディレクトリを作成し,撮影した画像と一対のデータとして保存する撮像画像保存手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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