JPH11284601A - 相関ピーク検出回路 - Google Patents
相関ピーク検出回路Info
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- JPH11284601A JPH11284601A JP27551198A JP27551198A JPH11284601A JP H11284601 A JPH11284601 A JP H11284601A JP 27551198 A JP27551198 A JP 27551198A JP 27551198 A JP27551198 A JP 27551198A JP H11284601 A JPH11284601 A JP H11284601A
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- H—ELECTRICITY
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- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
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Abstract
ークを検出するデジタル・マッチト・フィルタ(DM
F)を用いた相関ピーク検出回路を提供する。 【解決手段】 帯域制限や、復調特性により高周波成分
が削られたPN信号は、A/Dコンバータ11で離散時
間的な信号に変換され、DMF12に入力され、ここで
自己相関特性を包絡線に持つ離散信号となる。この信号
が相関特性を近似する所定の関数を用意した相関ピーク
検出回路13に入力される。ここで、DMFの入出力値
により所定の関数のパラメータを解くことにより関数を
決定し、定めた近似曲線における極値を求めることによ
り相関ピークを検出する。
Description
信や測距に使用され、その他にポジショニングシステム
等に応用可能なスペクトル拡散技術に関するもので、よ
り詳細には、スペクトル拡散信号の相関ピーク検出回路
に関するものである。
タル・マッチト・フィルタの構成を示すブロック図で、
図17において、201はシフトレジスタ、202はタ
ップ係数の乗算器、203は全てのタップ係数をかけら
れた信号の総和を取る回路で、PN(擬似雑音信号)信
号の相関を取る場合には、通常±1のタップ係数が使用
される。図17からわかるように、デジタル・マッチト
・フィルタは、シフトレジスタ等からなる順序回路によ
って構成されるため、入力信号は、A/Dコンバータな
どによってサンプリングされた離散時間的な信号である
必要がある。
にPN信号を扱った場合、その自己相関特性は本来の特
性と異なる値を持つ。図19は、動作状態を異にした場
合の相関出力を基準位相からの位相ずれΔτに対して示
した線図である。図19(A)は本来の相関特性であ
り、図19(B)は離散的に受信信号を入力した場合の
相関特性である。図19(B)は1チップあたり2サン
プリングした場合の例である。以下、説明を簡便にする
ため、全て1チップあたり2サンプリングの場合を例示
する。
た受信信号をマッチト・フィルタに入力したときの出力
例を示す。図20(A)はアナログ回路によるマッチト
・フィルタの出力例である。マッチト・フィルタはPN
信号が1周期入力される毎に相関出力特性と同じ波形の
信号パルスを出力する。図20(B)はデジタル・マッ
チト・フィルタによる出力例である。この場合、その包
絡線はアナログのマッチト・フィルタの出力と同じであ
るが、その出力値自体も離散的になる。これはデジタル
・マッチト・フィルタのシフトレジスタもA/Dコンバ
ータのサンプリングクロックと同期して離散的にシフト
処理が行われるためである。よって、本来ならデジタル
・マッチト・フィルタを使用した相関出力からは、サン
プリングタイミングに関わらず、常に、図20(B)の
ように1周期毎に1つのピークと2つのピークの半値を
持つ信号が得られるはずである。しかし、実際にはデジ
タル・マッチト・フィルタには伝送路における帯域制限
の影響を受けた受信信号が入力される。
号が入力された場合のデジタル・マッチト・フィルタの
動作の様子を示す図で、図18(A)が送信側から送ら
れるPN信号であり、図19(B)の特性はこの信号が
入力された場合の相関特性である。しかし、実際には、
法的な規制またはシステム性能による帯域幅の制限があ
る。このため、受信信号は図18(B)のようになまっ
た波形となる。これの信号がサンプリングされ、図18
(C)や図18(D)のような波形となり、これがデジ
タル・マッチト・フィルタに入力される。この帯域制限
を受け、かつサンプリングされたPN信号の相関特性を
図19(C)に示す。このように、相関特性は図19
(B)に示されるPN信号による理論上の特性と異なる
特性を持つことになる。
PN信号に対するマッチト・フィルタの出力特性もこれ
と同じになり、アナログのマッチト・フィルタの場合は
図20(C)のようになる。当然、デジタル・マッチト
・フィルタの出力特性は、図20(C)の特性を包絡線
に持つ図20(E)や図20(D)の特性となる。この
例からわかるように、帯域制限を受けたPN信号をサン
プリングし、デジタル・マッチト・フィルタに入力した
場合、サンプリングタイミングによって相関出力が変動
し、なおかつ、常に相関ピークの値を出力するとは限ら
ないパルスを出力する。さらに、相関出力のパルス列の
中でも、最大のピークを持つパルスが現れる時間も異な
るなどの問題が生じていた。このため、単にデジタル・
マッチト・フィルタを使用した通信システムでは、相関
出力の最悪値に合わせて、相関ピークを検出する際のし
きい値を設定する必要があったり、また、相関ピークが
現れる時間の推定もできないなどの不都合が生じ、伝送
特性の劣化の要因となっていた。
の速いPN信号を掛け合わせて伝送する方式である。受
信側では、このPN信号で拡散された信号をマッチトフ
ィルタやスライディング相関器等を使用して復調処理を
可能とする。特にマッチトフィルタを使用する場合、マ
ッチトフィルタには送信側で情報信号を拡散するのに使
用されたPN信号と同じ符号系列をマッチトフィルタ内
の係数群に設定する。これにより、受信信号をマッチト
フィルタに入力した場合、マッチトフィルタからの出力
は図21(A)に示すように鋭いピーク信号を出力す
る。受信側では主にこのピーク信号の出現時間を検出し
て受信信号の位相を検出する。
り、実際には受信信号は伝送路における帯域制限の影響
を受け波形に鈍りが生じる。このため、相関特性は図2
1(B)のような波形となる。マッチトフィルタを構成
する場合、SAW素子等を使用した、アナログ方式と、
デジタル回路による方式とがある。デジタル式の場合、
IC化が可能であるため、コスト、大きさの点でアナロ
グ方式よりも有利な点がある。
を示す。図22において、211は、1タイミング分の
遅延素子群であり、デジタル回路では多ビットのシフト
レジスタが使用されることが多い。212は入力信号に
掛け合わせるべき係数群であり、その係数h1〜hmに
は1または−1の値をもつ。また、213は加算器であ
り、入力信号の全ての総和を取る回路である。DMFは
デジタル回路によって構成されるため、入力される信号
は時間毎に受信信号をサンプリングした離散信号であ
る。また、サンプリングの際には入力信号のダイナミッ
クレンジに応じた量子化がなされている。ここでは、あ
る時間を基準としてi番目にサンプリングされた信号を
xiと表す。
レジスタによって遅延信号が作られる。各シフトレジス
タによって遅延された信号は、 {xi−1,xi−2,xi−3,…,xi−m} (21) のそれぞれを出力することになる。ただし、ここでmは
シフトレジスタの数である。各多ビットシフトレジスタ
の値は、それぞれ、係数群と掛け合わされ、加算器でそ
の総和が取られる。よって、出力信号yiは
ることになる。よってDMFは出力も離散信号yiであ
り、その出力特性は図21(C)または図21(D)の
ようにサンプリングタイミングに応じて図21(B)の
相関特性を離散化した信号列となる。従来技術では、相
関ピーク時間を検出する場合、図21(B)または図2
1(C)の最大値が現れたタイミングを相関ピークとし
て検出していた。
主に以下のような問題点がある。 1.入力信号のダイナミックレンジが大きい場合に、そ
れを表現するため各シフトレジスタの量子化ビット数を
多く必要である。また、DMFはパルス状の信号を扱う
ため内部における演算回路もビット数の大きいものが必
要となる。このため、回路が大きく、複雑になり、さら
に演算速度の低下を招く等の問題がある。 2.温度変化、経時変化によって入力信号のオフセット
分が変動する可能性がある。 3.図21(B)の相関特性を表す場合でも、サンプリ
ングタイミングによって図21(C)や図21(D)の
ように異なる出力値となり、ピーク検出時間の精度を高
くすることができない。
された「CDMA受信機において通信信号を受信しかつ
デコードするための方法および装置」では、CDMAの
マルチアクセスによる他チャンネルからの干渉を少なく
するために、デジタル・マッチト・フィルタ等化器の機
能を持たせ、相関出力への他チャンネルの影響を抑えて
いる。しかしながら、この方法ではデジタル・マッチト
・フィルタの各タップ係数を±1の2値から、複数ビッ
ト数で表される多値で表さなくてはならない。このた
め、デジタル・マッチト・フィルタ内の全ての乗算器
を、(多値で表された入力信号)×(多値で表されたタ
ップ係数)の機能を持つ乗算器にしなくてはならず、回
路規模が大きくなる欠点がある。
技術における問題点に鑑みてなされたもので、デジタル
・マッチト・フィルタを用いて相関出力を得る場合に、
回路規模を大きくせず、より精度良く相関ピークを検出
することを可能とする相関ピーク検出回路を提供するこ
とをその解決課題とする。
した帯域制限を受け離散化された様なPN信号の自己相
関特性をある関数で近似し、この関数のパラメータをデ
ジタル・マッチト・フィルタからの出力によって決定
し、その関数の極値を求めることによって、相関ピーク
値を推定することにより、サンプリングタイミングによ
らず常に本来の相関ピーク値を得ることができ、これに
よって、簡単な回路で、より伝送特性の良い通信システ
ムを提供することを目的とする。
められた関数とそのパラメータによって、相関ピークの
出現時間も推定することができる。これによって、相関
ピーク出現時間を従来よりもさらに正確に検出すること
ができる。この検出されたピーク出現時間を使用するこ
とにより、サンプリングタイミングと受信信号の位相差
を検出することができ、相関ピーク値にタイミングを合
わせることができるようになる。また、デジタル・マッ
チト・フィルタにおいて、次の相関ピークの出現時間を
推定することができれば、その時間帯にのみマッチト・
フィルタの出力を許可する、いわゆる相関出力にウイン
ドウ関数をかけることができ、ノイズによる誤ったピー
クを検出する確率を低くすることができる。請求項2の
発明では、これらの方法により、さらに伝送特性の良い
システムを提供することを目的とする。
・マッチト・フィルタなどの順序回路では1クロック幅
以下の差を必要とすることはほとんどない。このような
場合には、計算すべき位相差は1クロック時間幅単位で
十分である。よって、請求項3の発明では請求項1又は
2で特に位相差を検出する場合にその差を整数で計算す
ることにより、位相差検出回路をさらに簡略化すること
を目的とする。
関数として2次の多項式を使用することにより、簡単な
ハードウェアで相関ピークの出現時間を算出することに
より、より伝送特性が良く、伝送速度が高速で、低コス
ト、小型のシステムを提供することを目的とする。
の多項式を使用することにより、簡単なハードウェアで
相関ピークが検出できるようにし、もって、回路を高速
に動作可能とし、さらに、低コスト、小型化できるシス
テムを提供することを目的とする。
用して通信システムを構成する場合、相関ピークの値自
体を必要としない場合が多い。請求項5の発明では、相
関ピーク値を算出することなく、近似式のパラメータ値
によって、相関ピークの有無、またはその正負を検出す
るようにする。これにより、相関出力のオフセット成分
の変動や、サンプリングタイミングによる相関ピーク誤
検出を避けることができ、且つ回路が簡単になるシステ
ムを提供することを目的とする。
出に使用するパラメータによって、相関ピークを検出す
る際もやはり、しきい値を設定する必要がある。請求項
6の発明では、当該相関ピークを検出する以前に得られ
た相関ピークにおけるパラメータ値を基準にしきい値を
設定することによって、伝送路の変化等による相関ピー
クの変動に対して適応的にしきい値が設定されるように
し、もって、伝送特性の良いシステムを提供することを
目的とする。
ルタへの入力を差分信号とすることにより、入力信号x
iのダイナミックレンジが小さくなる。さらに、DMF
の出力信号にパルス状の信号が現れないため、DMF内
部の演算においても表現ビット数が小さくなる。これら
の利点により、DMF内部のシフトレジスタのビット数
及び、演算ビット幅を少なくし、これによって、回路の
小型化、低消費電力化を図り、さらに、演算ロジックを
簡単にすることによって演算速度を向上させることを目
的とする。また、入力信号を差分化することによって、
DMFへの入力のオフセット分が打ち消される。これに
よって、オフセットの変動によるDMFの特性劣化を抑
え、受信特性を向上させることを目的とする。さらに、
本発明は、近似関数を使用して相関特性のピーク位置を
検出するようにするため、従来のように、相関出力の最
大値で相関ピーク位置を検出する方法よりも、より正確
にピーク時間を推定することができる。これによって、
受信特性を向上させることを目的とする。
調されている場合など、相関ピークの出力タイミングだ
けでなく、相関ピークが正の方向に出るか負の方向に出
るかの情報が必要な場合がある。よって、請求項8の発
明は、近似関数の曲率によって、相関ピークの正負を判
定することにより、DMF出力をデータ復調等に使用で
きるようにすることを目的とするものである。
ivision Multiple Access)方式にDMFが使用される
場合、各通信チャネル間の相互相関の影響がDMF出力
に現れる。このため、他通信チャネルとの相互相関の影
響を相関ピークとして誤認識する場合がありえる。よっ
て、請求項9の発明は、相関ピーク検出にさらに近似関
数の曲率を判定条件として導入することによって、相関
ピークの検出精度を高めることを目的とする。
式を使用することによって近似関数の極値を検出する回
路自体の構成を簡易なものとすることができる。請求項
10の発明は、これによって、回路を小型化し、また、
低消費電力化することを目的とする。
ング毎の精度で相関ピークを検出すれば回路動作上十分
であることが多い。この場合、請求項10での回路をさ
らに簡略化することができる。よって、請求項11の発
明は、相関ピーク検出により簡易な方法を用いること
で、回路を簡略化し、もって回路の小型化、低消費電力
化を図ることを目的とする。
よって、請求項10での近似関数の曲率を求めることを
簡単にすることができる。よって、請求項12の発明
は、簡易な構成によって、相関ピークの正負を求めるこ
とができるようにし、もって、データ復調の回路の簡略
化、低消費電力化等を行うことを目的とする。
使用することによって、簡易に得ることができる曲率を
相関ピーク検出に判定条件として導入することによっ
て、相関ピークの検出精度を高めることを目的とする。
ークの大きさ自体を必要とする場合にでも使用すること
ができ、従来のDMF出力に対して、近似関数の推定方
法を適用することにより、回路を簡易化することを目的
とする。
媒体を通し受信した受信擬似雑音信号を入力とし、用意
されているデジタル2値の擬似雑音信号と入力された前
記受信擬似雑音信号との相関値を離散的に求めるデジタ
ル・マッチト・フィルタからの相関値出力に基づき受信
擬似雑音信号の相関値のピークを検出する相関ピーク検
出回路において、前記受信擬似雑音信号の入力に対する
前記デジタル・マッチト・フィルタの出力特性を近似す
る所定の関数を用い、前記デジタル・マッチト・フィル
タの入出力値を前記関数の変数とすることにより該関数
のパラメータを決定し、決定した該パラメータより定ま
る出力特性関数についてその極値を求め、該極値を相関
値のピークとして検出することを特徴としたものであ
る。
て、前記関数のパラメータによって定まる前記出力特性
関数の極値によって推定される相関値出力がピークとな
る時間により、前記デジタル・マッチト・フィルタの動
作タイミングと、前記受信擬似雑音信号との位相差を検
出することを特徴としたものである。
て、前記位相差を整数値で出力することを特徴としたも
のである。
ずれか1の発明において、前記出力特性を近似する所定
の関数として2次関数を用い、該2次関数のパラメータ
を前記デジタル・マッチト・フィルタからの3つ以上の
入出力値の組によって決定することを特徴としたもので
ある。
て、前記2次関数における2次の項の係数の値によっ
て、相関ピークを検出することを特徴としたものであ
る。
て、相関ピークを検出する際に、その相関ピークを検出
する以前に得られた相関ピーク検出時の2次の項の係数
を基準として、相関ピークを検出する処理を行うことを
特徴としたものである。
号の差分信号をデジタルマッチトフィルタに入力し、該
デジタルマッチトフィルタからの出力信号から相関ピー
クを近似する関数を決定し、該近似した関数の極値を検
出することによって、相関ピーク時間を推定することを
特徴としたものである。
ーク検出回路において、該近似した関数の極値点におい
て、その曲率の正負を判定し、相関ピークの正負を検出
することを特徴としたものである。
ーク検出回路において、該近似した関数の極値点におい
て、その曲率の絶対値を判定し、相関ピークの出力判定
を行うことを特徴としたものである。
ピーク検出回路において、該近似する関数に2次多項式
を使用したことを特徴としたものである。
関ピーク検出回路において、該2次多項式の2次の項の
係数をaとし、1次の項の係数をbとした場合に、(a
−b)の計算結果の符号と(a+b)の計算結果の符号
との積または排他的論理和を取ることにより、相関ピー
ク位置を検出することを特徴としたものである。
関ピーク検出回路において、該2次多項式の2次の項の
係数aの符号により、相関ピーク出力値の正負を検出す
ることを特徴としたものである。
関ピーク検出回路において、該2次多項式の2次の項の
係数aの絶対値がある一定のしきい値を超えた場合の
み、相関ピーク位置を検出することを特徴としたもので
ある。
信号をデジタルマッチトフィルタに入力し、該デジタル
マッチトフィルタからの出力を差分信号化し、該差分信
号から相関ピークを近似する関数を決定し、該近似した
関数の極値を検出することによって、相関ピーク時間を
推定することを特徴としたものである。
る相関ピーク検出回路をCDMA通信に使用した場合の
実施例について説明する。図1において、1はアンテ
ナ、2はミキサ、3はローパスフィルタ、4は局部発振
器、5はデジタル・マッチト・フィルタ、6は本発明に
よる相関ピーク検出回路、7はパス推定回路、8は逆拡
散回路、9は復調回路で、アンテナ1で受信した受信信
号は、局部発振回路4で発生する発振信号とミキサ2で
掛け合わされ、ローパスフィルタ3を通されることによ
って、ベースバンド信号となる。ベースバンドに落され
た受信信号は、デジタルマッチトフィルタ5と逆拡散回
路8に入力される。デジタルマッチトフィルタ5では、
この受信信号と拡散信号との相関値を計算する。そし
て、この相関値のピーク点を本発明による相関ピーク検
出回路6によって検出することにより拡散信号の受信タ
イミングを得ることができる。相関ピーク検出回路6か
らの出力されるいくつかの相関ピーク点の候補のうちか
ら、パス推定回路によって確からしい相関ピークを選び
出し受信タイミングとする。逆拡散回路8では、この受
信タイミングにあわせて逆拡散信号(レプリカ信号)を
発生させ、これを受信信号に掛け合わせることによって
逆拡散を行うことができる。また、拡散信号の周期とデ
ータ信号のタイミングが一致している場合には、復調回
路9に受信タイミングを入力し、受信タイミングに合わ
せて復調することができる。このように、相関ピークを
検出することはCDMA通信においては重要なことであ
り、以下に説明する本発明による相関ピーク検出回路を
使用することによって簡易にこれを実現することができ
る。 (実施形態1)図2は、本発明による相関ピーク検出回
路の第1の実施形態を示すブロック図である。図2中、
10はある伝達特性を持つ機能ブロックであり、送信系
の帯域制限のためのバンドパスフィルタや、受信系の伝
送路特性等を表したものである。11はA/Dコンバー
タ、12はデジタル・マッチト・フィルタ、13は相関
ピーク検出回路で、デジタル・マッチト・フィルタ出力
から近似する関数のパラメータを算出する機能をその一
部とする回路である。
PN信号(図18(A))は、前述したように、送信側
の帯域制限や、受信側の復調特性によって、その高周波
成分が削られる(図18(B))。さらにこの信号は、
受信機内のA/Dコンバータ11に入力され、離散時間
的な信号に変換され(図18(C),図18(D))、
この離散化された信号がデジタル・マッチト・フィルタ
12に入力される。帯域制限を受け、かつ、離散化され
たPN信号の自己相関特性は図19の(C)に示す特性
を持つ。一方、デジタル・マッチト・フィルタは通常、
A/Dコンバータのサンプリングクロックに同期して動
作するため、その出力もサンプリングクロック毎の出力
となる。このため、上記のPN信号がデジタル・マッチ
ト・フィルタに入力された場合、図20(E),図20
(D)のように、上記自己相関特性を包絡線に持つ離散
信号となる。この信号が図2の相関ピーク検出回路13
に入力される。
の(C)の相関特性を近似するある関数を想定してい
る。ここで使用する関数は図23に示すように、局所的
に連続で上または下に凸である関数(単調減少でなく、
かつ単調増加でない関数)であれば良い。このような近
似関数によって、相関出力のピーク値近傍を近似する。
このような関数として、例えば、n次多項式、ガウス関
数、コサイン(cos)関数等があり、それぞれ以下のよ
うな数式で表される。
数のパラメータ、例えば、上記した式の場合、n次多項
式ならば、an,an−1,…,a0、ガウス関数なら
ば、A,k,c、コサイン関数ならば、A,bを入力信
号から推定する。これらのパラメータは、ある時間tk
に入力されたデジタル・マッチト・フィルタからの入力
信号ykによって、連立方程式を立てることができる。
例えば、図23の場合、以下のような連立方程式とな
る。
して解けば良い。以上により、入力信号によって近似曲
線が一意に定まる。相関ピークはこの近似曲線における
極値を求めることによって検出することができる。例え
ば、近似曲線を微分式を0とおいた式を解くことによっ
て極値を取る時間tmaxがわかり、さらにこの時間t
maxを近似式に入力することにより極値ymaxを得
ることができる。相関ピーク検出回路13は以上の原理
による各パラメータを計算する機能と、その値より極値
ymaxを求める機能を有する回路である。
る時間tmaxは、PN信号とサンプリングクロックと
の位相差を表すものである。このため、時間tmaxを
使用することで、サンプリングクロックの位相補正や、
次の相関パルスの出現時間を推定することができる。
において、極値を取る時間tmaxによりサンプリング
クロックの位相補正を行う場合の実施形態を示す。図3
において、図2と同じ役割を果たす機能ブロックには同
じ番号が振り当ててある。図3において20は、電圧制
御クロック(VCO:電圧制御発振器)であり、A/D
コンバータやデジタル・マッチト・フィルタのサンプリ
ングクロックを発生する。近似曲線ftの微分式を0と
置くことによって、極値を取る時間tmaxが得られる
ことは前述の通りである。すなわち、
られた時間tmaxによって、入力信号がサンプリング
クロック毎であるにかかわらず、サンプリングクロック
の時間幅以下の位相差を検出することができる。このた
め、ここで得られる時間tma xによって、電圧制御ク
ロック20の発振周波数を制御することにより、サンプ
リングクロックと相関ピークとを一致させることができ
る。
ーク近傍を近似しているので、相関ピークからあまりに
離れた時間tnによってパラメータを推定した場合、誤
差を生じることになる。このため、サンプリング信号の
位相補正を行うことにより、相関ピーク付近の値が得ら
れるため、近似曲線の精度が向上し、伝送特性を向上さ
せることができる。
た相関パルス出力から次の相関パルスが現れる時間をあ
らかじめ推定し、伝送特性を向上させる方法として有名
なものにタイムウィンドウ検波方式がある。この方式は
デジタル・マッチト・フィルタからの相関ピークが入力
されたPN信号の1周期毎に現れることを利用したもの
で、(相関ピークが現れた時間)+(1周期分の時間)
によって、次の相関ピークの時間を予測し、この時間の
前後の僅かな時間枠の間だけ相関ピークを検出するよう
にするものである。このとき、上記の(相関ピークが現
れた時間)をより精度良く検出することができれば、タ
イムウィンドウ方式における時間枠を狭くすることがで
き、結局、伝送特性を向上させることができるようにな
る。
2つの多項式を使用することにより、より簡単に構成す
ることができる。図4に本発明による第3の実施形態を
示す。図4において、図2と同じ役割を果たす構成要素
に関しては同じ番号が振り当ててある。図4で点線で囲
まれた部分が図2における相関ピーク検出回路13であ
り、この実施例では、遅延回路31,32、線形変換回
路33、ピーク算出回路34からなる。次に、図4に示
される回路の動作を説明する。2次多項式で近似する場
合、その関数f(t)は次式で与えられる。 f(t)=at2+bt+c (8) デジタル・マッチト・フィルタからの3つの入力信号を
(tn,y1),(tn −1,y2),(tn+1,y3)とすれ
ば、(8)式より2次式のパラメータa,b,cは次の
3つの式を満足しなければならない。
とする。さらに、tn−1をtnよりも1クロック前の
入力信号、tn+1をtnよりも1クロック後の入力信
号とし、1クロック分の時間を1とすれば(9)ないし
(11)式は、
れより、
る。このとき、1/2は定数なので、これを無視するこ
とができる。これにより、パラメータa,b,cは、y
1,y2,y3に2倍する掛け算と加減算によって得るこ
とが出来る。さらにデジタル回路では2倍の掛け算は1
ビットのシフトによって実現することができるため、結
局、パラメータa,b,cはシフト処理と加減算の回路
によって簡単に実現することができるものである。
32により、y1,y2,y3を作り出し、これを線形変
換回路33によって上記演算を行うことによって2次式
のパラメータa,b,cを得ている。さらに極値を求め
るには次のようにすれば良い。(8)式を変形すると、
パラメータa,bを代入することによって、相関ピーク
を取る時間がわかり、また、極値c−b2/4aにパラ
メータa,b,cを代入することによって相関ピーク値
がわかる。具体的には、図4に示すようにピーク算出回
路34によって極値c−b2/4aを計算し、その結果
を出力させている。
/2aによって、受信信号とサンプリングクロックの位
相差を知ることができる。tnを0としているので、−
b/2aはこのtnからの時間を表す。図5に本発明に
よる相関ピーク検出回路において、サンプリングクロッ
クの位相制御に極値を取る時間を使用した例を示す。図
5において図4と同じ役割を果たす構成要素に関して
は、同じ番号が振り当ててある。図5で40は相関ピー
ク時間の計算回路であり、上記で計算過程を示した−b
/2aを計算する回路である。tn=0とした時の相関
ピーク時間は前述のように、パラメータa,bから−b
/2aとして得られるため、これをA/Dコンバータや
デジタル・マッチト・フィルタを駆動する電圧制御クロ
ック(VCO:電圧制御発振器)の制御信号として帰還
することによって、位相補正を行うことができる。
ングクロックとの位相差は、1クロック単位で十分であ
る場合が多い。この場合は、回路をさらに簡単化でき
る。図6は、相関ピーク検出回路に本発明による位相補
正を適用した場合の実施形態を示す。図6において、図
5と同じ役割を果たす構成要素に関しては同じ番号が振
り当ててある。図6で、50は数値制御クロック(NC
O:数値制御発振器)であり、制御信号としてデジタル
値の信号を入力する発振クロックである。51はしきい
値回路であり、検出された位相差の整数部分を出力す
る。
算回路40は、パラメータbを2aで割る操作が行われ
る。このため、その値は、少数部分を含む。よって、こ
の信号の整数部分をしきい値回路51で取り出し、数値
制御クロックに帰還することによって位相補正を行うこ
とができる。また、ここでは、相関ピーク時間の計算回
路40と、しきい値回路51に分けて位相差を検出する
例を示したが、これを1つにまとめ、さらに簡単にした
回路も考えられる。今、1クロック以上の位相差が得ら
れた場合に出力されるので、 |−b/2a|>1 (17) の条件が成り立つときに出力する。この式を変形して、 |b|>|2a| (18) となり、この式を満たす場合に1クロック以上の位相差
が有るとすれば良い。その正負はa,bの符号を調べる
ことにより得られ、両方が同符号ならマイナス、異符号
ならプラスとすれば良い。
相関ピーク値自体を必要とすることは少なく、相関ピー
クの有無、または相関ピークの正負が分かれば十分であ
ることが多い。このような場合に、本発明はさらに回路
が簡単になり、また、各種の変動に対して強いシステム
とすることができる。図7に本発明による第6の実施形
態を示す。図7おいて図4と同じ役割を果たす構成要素
に関しては同じ番号が振り当てて有る。図7で60はパ
ラメータaとaに対する基準値a0との距離を計算する
回路である。相関ピークの有無、または正負を知るため
には、相関ピークそのものを計算しなくても、パラメー
タ値からそれを判断することができる。相関ピークの有
無を調べる場合、相関ピークが有る場合のパラメータの
推定値と、実際に計算によって得られたパラメータとの
距離を測り、その距離がある一定内であればピーク有り
と判定すれば良い。相関ピークの正負を調べる場合も同
様である。2次式で近似する場合も、a,b,cからな
る3次元のパラメータ空間の中で、基準となるa0,
b0,c0との比較によって相関ピークの有無を判断して
も良い。例えば、評価関数をg(a,b,c)として、 g(a,b,c)=(a−a0)2+(b−b0)2+(c−c0)2 (19)
に回路が複雑になるという問題点の他に、信号の変動に
対して弱くなるという問題点を持つ。例えば、入力信号
のオフセット分の変動、サンプリング時間の変動等がパ
ラメータ値に影響する。よって、信号の変動に対して、
変動の小さいパラメータを選ぶ、ないしは変動が小さく
なるような評価関数にする必要がある。図7は変動の小
さいパラメータを選んだ場合の例である。上記(8)式
において、cは、オフセット変動分がそのまま現れる項
であり、また、bは(16)式から明らかなように、サ
ンプリング時間の変動が現れる項である。よって、パラ
メータとしてはaが最適ということによる。aは2次式
の曲率を定めるものであり、相関ピークが無い場合には
ほとんど0の値を取り、正のピークのある場合には、負
の値を取り、負のピークのある場合には正の値を取る。
距離を測ることにより、相関ピークを検出することによ
り、相関ピークを検出することができる。この場合、評
価関数g(a)は g(a)=|a−a0| (20) となり、基準となるa0と計算されたaの差を取り、さ
らに絶対値を取るだけの処理となるので、これを回路で
実現することも容易になる。
パラメータaは、伝送路における伝送特性が変動した場
合にも変化する。これに対応するために、パラメータの
推定値(実施形態6では固定していた)を適応的に変化
させることによって、伝送特性を向上させることができ
る。本発明による第7の実施形態を図8に示す。図8に
おいて、図7と同じ役割を果たす構成要素に関しては同
じ番号が振り当てて有る。図8において、70はパラメ
ータの推定値を計算するための回路である。次に動作を
説明する。2次式のパラメータaは、相関ピークの曲率
を定めるものであるので、伝送路の変動によっても、急
激な変化をすることはなく、ある程度ゆるやかな変動と
なる。このため、現在得られている相関ピークにおける
aと、過去に得られた相関ピークanとはきわめて近い
値になると予測される。よってこの2つを比較すること
によって、相関ピークの有無を正しく判定し、その結果
により推定したパラメータ値を出力することができ伝送
特性の向上につながる。パラメータを推定するための回
路70は、単純には、前回に得られた相関ピークでのパ
ラメータaを出力する回路でよいし、また、過去数回に
おける平均値や中間値を出力する回路でも良い。
信号を差分化する回路、110はDMF(デジタル・マ
ッチト・フィルタ)、120は近似関数を推定し、その
極値を求める回路である。次に動作を説明する。A/D
コンバータ等からの離散化した受信信号xiは、差分回
路100によって、その1タイミング前の受信信号x
i−1との差が計算され出力される。この差分信号zi
はzi=xi−xi−1で表すことができる。この信号
がDMFに入力された場合、その出力信号wiは、
のみによって成り立っているため、入出力関係に線形性
が保たれる。よって、入力信号を差分信号wiとした場
合、DMFの出力は本来の相関出力信号の差yi−y
i−1として得ることができる。
20に差分信号wiが入力される。ここでは、簡単のた
め、近似関数のパラメータを推定するのに3点の座標を
必要とする場合について説明する。実施形態1〜7の発
明では相関ピーク部分を近似する際は、相関値yiを出
力するタイミングtiとその1タイミング前ti−1に
おける相関値yi−1と、1タイミング後ti+1にお
ける相関値を使用し、(ti−1,yi−1),
(ti,yi),(ti+1,yi+1)の3点を通る
近似関数を求めることになる。近似関数としては、例え
ば、n次多項式、ガウス関数、コサイン(cos)関数
等があり、それぞれ以下のような数式で表される。
i−1,yi−1),(ti,yi),(ti+1,y
i+1)の3点を代入し、3元の連立方程式を立てるこ
とで、各パラメータを推定することができる。
に対して、新たな近似関数y′(t)を y′(t)=y(t)−yi (27) を使用する。これは単にy(t)の関数を下にシフトす
るだけであるので、近似関数が表すピーク時間は変化し
ない。また、時間の原点はどこにおいても良いのでこれ
をtiとし、さらに時間の単位をサンプリング間隔とす
ることによって、ti−1≡−1,ti+1≡1とする
ことができる。これにより、上記3点の座標は
図24に示す。すなわち、これらの変換によって、相関
特性を(ti,yi)を原点とする近似関数で近似する
ことになる。これによって、近似関数y′(t)のパラ
メータを求めるのに必要な値はwiとwi+1となっ
て、結局、入力信号の差分信号のみによって、近似関数
y′(t)を決定することができることになる。求める
べき相関ピーク時間はy′(t)の極値を求めることに
よって得ることができる。極値を求める場合は、近似関
数を微分し、
代入することによって得ることができる。近似曲線を推
定し極値を求める回路120では、以上の原理に従い、 1.入力信号wiから近似関数のパラメータを推定し、 2.求められたパラメータを(29)式から導かれる相
関ピークを検出する式に代入する、 という2つの動作を行うことによって、相関ピークを検
出するものである。
求めるのに3点の座標が必要な場合について説明した
が、4点以上必要な場合でも、差分信号から作り出すこ
とができ、例えば、yi+2−yiの値を使用するので
あればwi+2−wi+1から得れば良い。このよう
に、座標点が3点以上必要な場合にも対応することがで
きる。
相関ピークの曲率を判定する回路で、その他、図9と同
じ役割を果たす構成要素に関しては同じ番号が振り当て
てある。次に動作を説明する。相関ピークの正負を検出
するには、近似関数の2次導関数を用意しておき、これ
に実施形態8で求めた相関ピーク時間とパラメータを代
入することによって、相関ピークの曲率が分かる。求め
られた曲率が正であるならば、近似関数は相関ピーク付
近において下に凸であるので、相関ピークは負に出てい
ることが分かり、逆に曲率が負ならば、近似関数の相関
ピーク付近において上に凸であり、相関ピークは正に出
ていることが分かる。
は相関ピークの曲率の大きさを出力する回路で、その
他、図9と同じ役割を果す構成要素に関しては同じ番号
が振り当ててある。相関ピーク出力自体は鋭いパルス状
の特性を持つ。このため、DMFが相関ピーク信号を出
力する際には、他の相関信号出力時に比較して大きな変
化をすることになる。このため、近似関数自体も相関ピ
ーク付近でその曲率に大きな変化が現れることになる。
よって、近似関数の2次導関数の相関ピーク点における
値を求めることによって相関ピークの出力判定を行うこ
とができる。
実現する場合、特に2次多項式を近似関数に使用するこ
とで、回路を大幅に簡略化することができる。近似関数
に使用する2次式を
つの座標を通るので、
によって求めることができる。
す図で、図12において、点線120で囲まれている部
分が図9における近似関数を推定し、その極値を求める
回路120である。121は1タイミング分の遅延素子
であり、122は減算回路、123は加算回路である。
124は多ビット表記されている信号を1ビットMSB
側にシフトする回路、125は割り算回路である。次に
動作を説明する。遅延素子121において、wiは1タ
イミング後まで保持され、DMFからの次の信号w
i+1とのタイミングをそろえられる。この2つの信号
wi+1とwiは減算器122によってwi+1−wi
が計算され、aの値が求められ、また加算器123によ
ってwi+1+wiが計算され、bの値が求められる。
2次多項式の極値は−b/2aで求めることができる。
よって、シフト回路124によってaの値を1ビットシ
フトすることにより、2aの値を作り出し、この値によ
って割り算回路125でbの値を割ることにより、極値
の時間を得ることができる。
判定する場合、そのタイミングtiがピークに対して最
も近いかどうかを判定すれば十分であることが多い。こ
の場合、実施形態11で必要とした割り算回路が必要で
なくなり、回路がさらに簡単になる。図13に実施形態
12の構成例を示す。図13において、122′は減算
回路、123′は加算回路、127と128は信号の正
負を判定する回路、129は排他的論理和を取る回路
で、その他、図12と同じ役割を果たす構成要素に関し
ては同じ番号が振り当ててある。
関ピーク点に最も近いかどうかを判定するためには、ピ
ーク点の±1/2タイミング以内にタイミングtiが入
っているかどうかを調べれば良い。今、タイミングti
を近似関数の原点においているので、±1/2タイミン
グ以内に相関ピークがあるかどうかは、
より、 (b−a)(a+b)<0 (34) を得る。よって、減算器122′によって(b−a)を
計算し、加算器123′で(b+a)を計算する。今、
必要であるのは、これらの計算結果の符号のみであるの
で、正負を判定する回路127と128でそれぞれの符
号を検出し、排他的論理和129で1ビットの乗算を行
うことで(34)式を評価することができる。これによ
って、相関ピークを検出することができる。ここでは、
±1/2タイミングにピーク点がある場合について説明
したが、さらに±1/4以内にある場合等、時間幅を変
えて判定することが必要な場合には、aまたはbの値に
定数をかける等してから減算器122′、加算器12
3′に入力することによって判定することができる。
構成例を示す図で、130は図10における相関ピーク
の曲率を判定する回路であり、ここでは、特に2次関数
の2次の項の係数aの符号を判定する回路で、その他、
図12と同じ役割を果たす構成要素に関しては同じ番号
が振り当ててある。近似関数に2次多項式を使用する場
合、2次多項式の2回微分値は2aとなる。よって、相
関ピーク時間を必要とせず、単にaの値の正負を調べる
だけで相関ピークの正負を検出することができる。
よって、相関ピークの判定を行う場合の実施例を図15
に示す。図15において、140は図11における相関
ピークの曲率の大きさを出力する回路であり、この実施
例では、絶対値回路141としきい値判定回路142か
ら成り立っている。その他、図12と同じ構成要素に関
しては同じ番号が振り当ててある。次に動作を説明す
る。絶対値回路141によって、曲率を表わす2次関数
のaの値の大きさを取り出す。そしてしきい値判定回路
142によって、しきい値a thを越えた場合のみ、相
関ピークがそのタイミングの近傍にあることを識別す
る。この時、曲率の判定と相関ピーク位置の判定を同時
に行う必要はなく、例えば、常時、aの大きさを判定し
ておいて、これが相関ピークを検出した場合にのみ相関
ピーク位置の検出を行う回路を起動することで、回路の
消費電力の節約となる。
ャリアの位相をDMFの出力から得る場合等、DMFか
らの相関ピーク自体を必要とする場合がある。この場合
にも、本発明の相関ピーク検出方法自体を適用すること
ができる。図16にその構成例を示す。図16において
図9と同じ役割を果す構成要素に関しては同じ番号が振
り当ててある。この場合、DMF110からの出力信号
を差分を取る回路100でyi−yi−1の差分信号を
作り出し、これを近似関数を求める回路120に入力す
ることによって同様の効果を得ることができる。
し受信した、帯域制限を受け離散化されたようなPN信
号の自己相関特性をある関数で近似し、この関数のパラ
メータをデジタル・マッチト・フィルタからの出力値に
よって決定し、その関数の極値を求めることによって、
相関ピーク値を推定することにより、サンプリングタイ
ミングによらず常に本来の相関ピーク値を得ることがで
き、これによって、簡単な回路で、より伝送特性の良い
通信システムを提供することができる。
する効果に加えて、近似曲線によって得られた相関ピー
クの時間を位相補正等に使用することによりさらに伝送
特性の良いシステムを提供することができる。
に加えて、必要とする位相差がクロック単位で良い場合
に、その差を整数で計算することにより、位相差検出回
路をさらに簡略化することができる。
3に対応する効果に加えて、相関特性を近似する関数と
して2次の多項式を使用することにより、簡単なハード
ウェアで相関ピークが検出できるようにし、もって、回
路を高速に動作可能とし、さらに、低コスト、小型化で
きるシステムを提供することができる。また、相関特性
を近似する関数として2次の多項式を使用することによ
り、簡単なハードウェアで相関ピークの出現時間を算出
することが可能となり、より伝送特性が良く、伝送速度
が高速で、低コスト、小型のシステムを提供することが
できる。
に加えて、相関ピーク値を算出することなく、近似式の
パラメータ値によって、相関ピークの有無、またはその
正負を検出するようにすることにより、相関出力のオフ
セット成分の変動や、サンプリングタイミングによる相
関ピーク誤検出を避けることができ、且つ、回路構成の
簡単なシステムを提供することができる。
に加えて、当該相関ピークを検出する以前に得られた相
関ピークにおけるパラメータ値を基準にしきい値を設定
することによって、伝送路の変化等による相関ピークの
変動に対して適応的にしきい値が設定されるようにし、
もって、伝送特性の良いシステムを提供することができ
る。
タへの入力を差分信号とすることにより、入力信号xi
のダイナミックレンジが小さくなる。さらに、DMFの
出力信号にピークが現れないため、DMF内部の演算に
おいてもダイナミックレンジが小さくなる。これらのこ
とから、DMF内部のシフトレジスタの量子化ビット数
及び、演算ビット幅を少なくすることができ、これによ
って、回路の小型化、低消費電力化を図ることができ、
さらに演算回路が簡単になるため、演算速度を向上させ
ることができる。また、入力信号を差分化することによ
って、DMFへの入力のオフセット分が打ち消される。
これによって、オフセットの変動によるDMFの特性劣
化を抑え、受信特性を向上させることができる。さら
に、本発明は近似関数を使用して相関特性のピーク位置
を検出するようにするため、従来のように相関出力の最
大値で相関ピーク位置を検出する方法よりも、より正確
にピーク時間を推定することができる。これによって、
受信特性を向上させることができる。
れている場合など、相関ピークの出力タイミングだけで
なく、相関ピークが正の方向に出るか負の方向に出るか
の情報が必要な場合にも、近似関数の曲率によって相関
ピークの正負を判定することにより、DMF出力をデー
タ復調等に使用できる。
にさらに近似関数の曲率を判定条件として導入すること
によって、相関ピークの検出精度を高めることができ
る。
数に2次多項式を使用することによって、近似関数の極
値を検出する回路自体の構成を簡易なものとすることが
でき、これによって、回路を小型化し、また、低消費電
力化することができる。
で相関ピークを検出する回路を使用することにより、回
路を簡単にすることができ、もって回路の小型化、低消
費電力化を行うことができる。
用し、近似関数の曲率を求めることによって、簡易な構
成によって、相関ピークの正負を求めることができるよ
うになり、もって、データ復調の回路の簡略化、低消費
電力化等を行うことができる。
用することよって、簡易に近似関数の曲率の大きさによ
る相関ピークができるようになり、これによって、相関
ピークの検出精度を高めることができる。
して、本発明における近似関数の推定方法を適用するこ
とにより、相関ピーク検出回路が簡単になる。図2を用
いて本発明による相関ピーク回路をCDMA通信に使用
した場合の実施例について説明する。
に使用した場合の実施例を示す図である。
施形態を示すブロック図である。
施形態を示すブロック図である。
施形態を示すブロック図である。
サンプリングクロックの位相制御に極値を取る時間を使
用した例を示す図である。
を適用した場合の実施形態を示す図である。
施形態を示すブロック図である。
施形態を示すブロック図である。
施形態を示すブロック図である。
実施形態を示すブロック図である。
の実施形態を示すブロック図である。
の実施形態を示すブロック図である。
の実施形態を示すブロック図である。
の実施形態を示すブロック図である。
の実施形態を示すブロック図である。
の実施形態を示すブロック図である。
ト・フィルタの構成を示すブロック図である。
れた場合のデジタル・マッチト・フィルタの動作の様子
を示す図である。
位相からの相関ずれΔτに対して示した線図である。
ト・フィルタに入力したときの出力例を示す図である。
例を示す図である。
似関数の一例を示す図である。
…局部発振器、5…デジタル・マッチト・フィルタ、6
…相関ピーク検出回路、7…パス推定回路、8…逆拡散
回路、9…復調回路、10…ある伝達特性をもつ機能ブ
ロック、11…A/Dコンバータ、12…デジタル・マ
ッチト・フィルタ、13…相関ピーク検出回路、20…
電圧制御クロック(VCO:電圧制御発振器)、31,
32…遅延回路、33…線形変換回路、34…ピーク算
出回路、40…相関ピーク時間の計算回路、50…数値
制御クロック(NCO:数値制御発振器)、51…しき
い値回路、60…距離計算回路、70…推定値計算回
路、100…差分化回路、110…DMF、120…近
似曲線を推定し、その極値を求める回路、130…相関
ピークの曲率を判定する回路、140…相関ピークの曲
率の大きさを出力する回路。
Claims (14)
- 【請求項1】 通信媒体を通し受信した受信擬似雑音信
号を入力とし、用意されているデジタル2値の擬似雑音
信号と入力された前記受信擬似雑音信号との相関値を離
散的に求めるデジタル・マッチト・フィルタからの相関
値出力に基づき受信擬似雑音信号の相関値のピークを検
出する相関ピーク検出回路において、前記受信擬似雑音
信号の入力に対する前記デジタル・マッチト・フィルタ
の出力特性を近似する所定の関数を用い、前記デジタル
・マッチト・フィルタの入出力値を前記関数の変数とす
ることにより該関数のパラメータを決定し、決定した該
パラメータより定まる出力特性関数についてその極値を
求め、該極値を相関値のピークとして検出することを特
徴とする相関ピーク検出回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の相関ピーク検出回路にお
いて、前記関数のパラメータによって定まる前記出力特
性関数の極値によって推定される相関値出力がピークと
なる時間により、前記デジタル・マッチト・フィルタの
動作タイミングと、前記受信擬似雑音信号との位相差を
検出することを特徴とする相関ピーク検出回路。 - 【請求項3】 請求項2記載の相関ピーク検出回路にお
いて、前記位相差を整数値で出力することを特徴とする
相関ピーク検出回路。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1記載の相
関ピーク検出回路において、前記出力特性を近似する所
定の関数として2次関数を用い、該2次関数のパラメー
タを前記デジタル・マッチト・フィルタからの3つ以上
の入出力値の組によって決定することを特徴とする相関
ピーク検出回路。 - 【請求項5】 請求項4記載の相関ピーク検出回路にお
いて、前記2次関数における2次の項の係数の値によっ
て、相関ピークを検出することを特徴とする相関ピーク
検出回路。 - 【請求項6】 請求項5記載の相関ピーク検出回路にお
いて、相関ピークを検出する際に、その相関ピークを検
出する以前に得られた相関ピーク検出時の2次の項の係
数を基準として、相関ピークを検出する処理を行うこと
を特徴とする相関ピーク検出回路。 - 【請求項7】 サンプリングされた信号の差分信号をデ
ジタルマッチトフィルタに入力し、該デジタルマッチト
フィルタからの出力信号から相関ピークを近似する関数
を決定し、該近似した関数の極値を検出することによっ
て、相関ピーク時間を推定することを特徴とした相関ピ
ーク検出回路。 - 【請求項8】 請求項7記載の相関ピーク検出回路にお
いて、該近似した関数の極値点において、その曲率の正
負を判定し、相関ピークの正負を検出することを特徴と
した相関ピーク検出回路。 - 【請求項9】 請求項7記載の相関ピーク検出回路にお
いて、該近似した関数の極値点において、その曲率の絶
対値を判定し、相関ピークの出力判定を行うことを特徴
とした相関ピーク検出回路。 - 【請求項10】 請求項7記載の相関ピーク検出回路に
おいて、該近似する関数に2次多項式を使用したことを
特徴とした相関ピーク検出回路。 - 【請求項11】 請求項10記載の相関ピーク検出回路
において、該2次多項式の2次の項の係数をaとし、1
次の項の係数をbとした場合に、(a−b)の計算結果
の符号と(a+b)の計算結果の符号との積または排他
的論理和を取ることにより、相関ピーク位置を検出する
ことを特徴とした相関ピーク検出回路。 - 【請求項12】 請求項10記載の相関ピーク検出回路
において、該2次多項式の2次の項の係数aの符号によ
り、相関ピーク出力値の正負を検出することを特徴とし
た相関ピーク検出回路。 - 【請求項13】 請求項10記載の相関ピーク検出回路
において、該2次多項式の2次の項の係数aの絶対値が
ある一定のしきい値を超えた場合のみ、相関ピーク位置
を検出することを特徴とした相関ピーク検出回路。 - 【請求項14】 サンプリングされた信号をデジタルマ
ッチトフィルタに入力し、該デジタルマッチトフィルタ
からの出力を差分信号化し、該差分信号から相関ピーク
を近似する関数を決定し、該近似した関数の極値を検出
することによって、相関ピーク時間を推定することを特
徴とした相関ピーク検出回路。
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