JP3314181B2 - 擬似乱数列の出力装置、送信装置、受信装置、通信システム、フィルタ装置、擬似乱数列の出力方法、送信方法、受信方法、フィルタ方法、ならびに、情報記録媒体 - Google Patents
擬似乱数列の出力装置、送信装置、受信装置、通信システム、フィルタ装置、擬似乱数列の出力方法、送信方法、受信方法、フィルタ方法、ならびに、情報記録媒体Info
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- JP3314181B2 JP3314181B2 JP2000107047A JP2000107047A JP3314181B2 JP 3314181 B2 JP3314181 B2 JP 3314181B2 JP 2000107047 A JP2000107047 A JP 2000107047A JP 2000107047 A JP2000107047 A JP 2000107047A JP 3314181 B2 JP3314181 B2 JP 3314181B2
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- H04J13/00—Code division multiplex systems
- H04J13/0007—Code type
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Description
装置、送信装置、受信装置、通信システム、フィルタ装
置、擬似乱数列の出力方法、送信方法、受信方法、フィ
ルタ方法、ならびに、情報記録媒体に関する。
HS(Personal Handyphone System)などの陸上移動通
信やGPS(Global Positioning System)などの測距
分野で用いることができるスペクトラム拡散通信の非同
期CDMA(Code DivisionMultiple Access;符号分割
多元接続)方式の拡散符号として使用できる擬似乱数列
を出力するのに好適な出力装置、出力方法と、これを用
いた送信装置、受信装置、通信システム、フィルタ装
置、送信方法、受信方法、フィルタ方法、ならびに、こ
れらを実現するためのプログラムを記録したコンピュー
タ読取可能な情報記録媒体に関する。
分割多重通信を実現する拡散符号として、線形帰還シフ
トレジスタ(Linear Feedback Shift Register;LFS
R)によって作られる、M系列、嵩符号、ゴールド系列
等が提案されている。これらの拡散符号系列には、以下
の2つの特徴がある。
に一つのピークを持ち、異なる符号同士の相関(相互相
関)は0である。これは、白色雑音(white noise)の
性質に極めて類似している。
拡散符号を選択した場合、いずれを選択してもその相互
相関が0に近くなるように符号集合を構成した場合、符
号集合に含まれる符号の数が、符号長Nに対してO(N)し
かない。このため、符号の種類が少ない。
Multiple Access;時分割多元接続)やFDMA(Frequ
ency Division Multiple Access;周波数分割多元接
続)も知られている。非同期CDMA通信システムは、
これらと異なり、信号の同期を積極的にとらなくとも、
用いられる符号の相関特性を利用して、復号ができると
いう特徴を有する。このため、秘話性、秘匿性、耐干渉
・妨害性、などに優れる。
化が進められており、IMT−2000(Internationa
l Mobile Telecommunication 2000)という次世代無線
通信のITU(International Telecommunication Unio
n)標準規格として採用が決まっている。
ステムでは、符号間干渉ノイズの分散σが、システムの
性能を決めることがわかっている。この分散σは、ゴー
ルド符号や嵩符号などの擬似白色雑音を拡散符号として
用いる場合に、同時接続ユーザー数をKとし、符号長をN
とすると、漸近的にσ = (K-1)/3Nであることが、たと
えば以下の文献に開示されている。M. B. Pursley, 「P
erformance Evaluation for Phased-Coded Spread-Spec
trum Multiple-Access Communication-Part I: System
Analysis」(IEEE Trans. Communications, vol.25 (19
77) pp.795-799.)
と、符号長Nとを大きくとった場合、という意味であ
る。
の理論的限界は、このσ = (K-1)/3Nであると考えられ
ていた。しかしながら、このような漸近的関係が成立す
るのは、拡散符号が、擬似白色雑音であるということに
起因することもわかっていた。
い場合、すなわち、異なる符号の間にいくらかの相関が
ある場合には、性能の理論的限界が向上する可能性もあ
った。
ある場合に比べて符号間干渉ノイズの分散σが減少する
ような自己相関関数を持つ拡散符号の存在が発見され
た。すなわち、自己相関関数が符号のシフトlに対し
て、[数13]のように指数関数的に減少する場合は、
その干渉ノイズの分散σは、擬似白色雑音の場合よりも
小さくなる。
満たす場合、[数15]のような最適相関関数の形をと
る。
ーザー数Kが、擬似白色雑音を拡散符号として用いた場
合の非同期CDMA通信システムのユーザー数の理論限
界より15パーセントも増えるということである。この
点については、以下の文献に開示されている。G. Mazzi
ni, R. Rovatti, and G. Setti「Interference Minimiz
ation by Auto-Correlation Shaping in Asynchronous
DS-CDMA Systems: Chaos-Based Spreading is Nearly O
ptimal」(Electron. Lett. (1999) vol.35, pp.1054-1
055)
きい多段線形写像を用いてカオス敵拡散符号を構成する
ことにより、[数13]を満足する相関関数を近似的に
模式できることが示されている。
うな拡散系列をDSP(Digital Signal Processor)な
どを用いて実際に生成して携帯電話などで利用するため
には、高速性と低消費電力が必要となるため、以下のよ
うな課題が発生していた。
段線形写像で構成されているため、DSPやコンピュー
タなどで計算を行うと、桁落ちが大きくなり、正確な結
果が得られない、という問題があった。このため、物理
的な回路や装置を構成して、拡散符号を生成することは
難しい、という課題があった。
パラメータを、任意のr (-1<r<1)に対して自由自在に
調整することができない、という課題があった。
い相関関数を持つ多段線形写像の種類は少ないことが示
されている。しかしながら、CDMA通信システムを実
現するためには、できるかぎり多種類の符号があった方
がよい。このため、上記文献に開示される手法を用いる
のでは、CDMA通信システムを現実に構成することは
難しかった。
した拡散符号では、符号長Nに対して、相関特性の良い
符号の種類は、O(N)しかない。本来の符号の種類は、2
のべき乗に比例する数O(2N)だけあるのに対して、これ
では極めて少ない。このため、ユーザー数の増大に対応
することが難しい。
手間が少ない。このため、通信セキュリティーが弱くな
ってしまうという問題が生ずる。
される技術では、改善がなされていない。
つ、非同期CDMA通信システムに適した擬似乱数列
(PN(Pseudo Noise;擬似雑音)系列ともいう。)か
らなる拡散符号の生成技術が強く望まれている。
適した擬似乱数列の出力装置、送信装置、受信装置、通
信システム、フィルタ装置、擬似乱数列の出力方法、送
信方法、受信方法、フィルタ方法、ならびに、これらを
実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読取
可能な情報記録媒体を提供することを目的とする。
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
力装置は、s (1≦s)個の所定の正整数q1, q2, …, q
sと、所定の実インパルス定数r (-1<r<1)と、に対し
て、長さN (1≦N)の擬似乱数列を出力し、入力受付部
と、計算部と、出力部と、を備えるように構成する。
の系列初期値Y1, Y2, …, Ys (-1<Y1<1, -1<Y2<1,
…, -1<Ys<1)と、s個の整数パラメータp1, p2, …, p
s (2≦p1, 2≦p2, …, 2≦ps)であって、そのそれぞれ
について、所定の正整数q1, q2, …, qsに対して、q1 m
od p1 ≠ 0,q2 mod p2 ≠ 0, …, qs mod ps ≠ 0が成
立するs個の整数パラメータと、の入力を受け付ける。
rと、系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1,
p2, …, psと、所定の正整数q1, q2, …, qsと、整数j
(1≦j≦s), m (1≦m≦2N-2), n (1≦n≦2N-1)と、につ
いての漸化式
って、
る。
[2], …, z'[N]を出力する。
いて、系列初期値Y1, Y2, …, Ysは、整数k (1≦k≦s)
と、整数m (1≦m≦N)と、に対して
いて、所定の実インパルス定数rは、
いて、所定の正整数q1, q2, …, qsは、いずれも1であ
るように構成することができる。
力受付部と、上記の疑似乱数列の出力装置と、拡散部
と、信号送信部と、を備えるように構成する。
受け付ける。
出力する。
伝送信号を、出力された長さNの擬似乱数列を拡散符号
として、スペクトラム拡散する。
された結果の信号を送信する。
ラメータ送信部と、をさらに備えるように構成すること
ができる。
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、を選択す
る。
列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2,
…, psと、を送信する。
値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, p
sと、の入力を受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力す
る。
信部をさらに備えるように構成することができる。
Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、
を受信する。
Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、
の入力を受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力する。
号受信部と、上記の疑似乱数列の出力装置と、逆拡散部
と、出力部と、を備えるように構成する。
出力する。
出力された長さNの擬似乱数列を拡散符号として、スペ
クトラム逆拡散する。
れた結果の信号を伝送信号として出力する。
ラメータ送信部と、をさらに備えるように構成すること
ができる。
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、を選択す
る。
列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2,
…, psと、を送信する。
値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, p
sと、の入力を受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力す
る。
信部をさらに備えるように構成することができる。
Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、
を受信する。
Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、
の入力を受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力する。
は、上記の送信装置と、上記の受信装置と、を備えるよ
うに構成する。
れた系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1,
p2, …, psと、を受信する。
た信号を受信する。
は、上記の送信装置と、上記の受信装置と、を備えるよ
うに構成する。
れた系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1,
p2, …, psと、を受信する。
た信号を受信する。
は、所定の実インパルス定数r (-1<r<1)に対してフィ
ルタ処理を行い、入力端子と、遅延部と、増幅部と、加
算部と、出力端子と、を備えるように構成する。
号の入力を受け付ける。
力信号を、それぞれ0、D、2D、3D、…、(N-1)Dだけ遅延
させた複数の信号を出力する。
複数の信号のそれぞれを、当該遅延時間がTである場
合、(-r)(N-T)/D倍して出力する。
複数の信号の総和を出力する。
信号を出力する。
幅部、および、加算部は、ASIC(Application Spec
ific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal
Processor)、もしくは、FPGA(Field Programmabl
e Gate Array)によって構成することができる。
力方法は、s (1≦s)個の所定の正整数q1, q2, …, q
sと、所定の実インパルス定数r (-1<r<1)と、に対し
て、長さN (1≦N)の擬似乱数列を出力し、入力受付工程
と、計算工程と、出力工程と、を備えるように構成す
る。
実数の系列初期値Y1, Y2, …, Ys (-1<Y1<1, -1<Y2
<1, …, -1<Ys<1)と、s個の整数パラメータp1, p2,
…, ps (2≦p1, 2≦p2, …, 2≦ps)であって、そのそれ
ぞれについて、所定の正整数q1, q2, …, qsに対して、
q1 mod p1 ≠ 0,q2 mod p2 ≠ 0, …, qs mod ps ≠ 0
が成立するs個の整数パラメータと、の入力を受け付け
る。
定数rと、系列初期値Y1, Y2, …, Y sと、整数パラメー
タp1, p2, …, psと、所定の正整数q1, q2, …, qsと、
整数j(1≦j≦s), m (1≦m≦2N-2), n (1≦n≦2N-1)と、
についての漸化式[数16]から、長さNの擬似乱数列
z'[1], z'[2], …, z'[N]であって、[数17]を満た
す擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]を計算する。
z'[2], …, z'[N]を出力する。
いて、系列初期値Y1, Y2, …, Ysは、整数k (1≦k≦s)
に対して[数18]を満足するように構成することがで
きる。
いて、所定の実インパルス定数rは、[数19]を満足
するように構成することができる。
いて、所定の正整数q1, q2, …, qsは、いずれも1であ
るように構成することができる。
法は、入力受付工程と、出力工程と、拡散工程と、信号
送信工程と、を備えるように構成する。
力を受け付ける。
出力方法により長さNの擬似乱数列を出力する。
れた伝送信号を、出力された長さNの擬似乱数列を拡散
符号として、スペクトラム拡散する。
拡散された結果の信号を送信する。
パラメータ送信工程と、をさらに備えるように構成する
ことができる。
Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、を選
択する。
た系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1,
p2, …, psと、を送信する。
期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, ps
と、の入力を受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力す
る。
信工程をさらに備えるように構成することができる。
期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, ps
と、を受信する。
値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, p
sと、の入力を受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力す
る。
号受信工程と、出力工程と逆拡散工程と、出力工程と、
を備えるように構成する。
る。
出力方法により長さNの擬似乱数列を出力する。
を、出力された長さNの擬似乱数列を拡散符号として、
スペクトラム逆拡散する。
散された結果の信号を伝送信号として出力する。
パラメータ送信工程と、をさらに備えるように構成する
ことができる。
Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、を選
択する。
た系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1,
p2, …, psと、を送信する。
期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, ps
と、の入力を受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力す
る。
信工程をさらに備えるように構成することができる。
期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, ps
と、を受信する。
値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, p
sと、の入力を受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力す
る。
の実インパルス定数r (-1<r<1)に対してフィルタ処理
を行い、入力工程と、遅延工程と、増幅工程と、加算工
程と、出力工程と、を備えるように構成する。
信号の入力を受け付ける。
た入力信号を、それぞれ0、D、2D、3D、…、(N-1)Dだけ
遅延させた複数の信号を出力する。
れた複数の信号のそれぞれを、当該遅延時間がTである
場合、(-r)(N-T)/D倍して出力する。
れた複数の信号の総和を出力する。
た信号を出力する。
初期値Yk (1≦k≦s)は、カオス写像T(pk,・)による力学
系 Xn+1 = T(pk,Xn) の周期Nの周期点であるように構成することができる。
この性質を使うことにより、重複した計算を省略して高
速な擬似乱数生成ができるようになる。
置、受信装置、通信システム、フィルタ装置にて実行さ
れる処理と、擬似乱数列の出力方法、送信方法、受信方
法、ならびに、フィルタ方法と、を実現するプログラム
を、コンパクトディスク、フロッピーディスク、ハード
ディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディス
ク、磁気テープ、半導体メモリなどのコンピュータ読取
可能な情報記録媒体に記録することができる。
ラムを、記憶装置、計算装置、出力装置、通信装置など
を備える汎用コンピュータ、携帯電話機、PHS装置、
ゲーム装置などの携帯端末、並列計算機などの情報処理
装置、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA
(Field Programmable Gate Array)などで実行するこ
とにより、上記の擬似乱数列の出力装置、送信装置、受
信装置、通信システム、フィルタ装置にて実行される処
理と、擬似乱数列の出力方法、送信方法、受信方法、な
らびに、フィルタ方法を実現することができる。
のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売する
ことができる。
る。なお、以下にあげる実施形態は、説明のためのもの
であり、本発明の範囲を制限するものではない。したが
って、当業者であれば、これらの各要素または全要素
を、これと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も、本発明の範囲
に含まれる。
1の実施の形態に係る擬似乱数列の出力装置の概要構成
を示す模式図(データフロー図)である。以下、本図を
参照して説明する。
01は、s (1≦s)個の所定の正整数q1, q2, …, qsと、
所定の実インパルス定数r (-1<r<1)と、に対して、長
さN(1≦N)の擬似乱数列を出力し、入力受付部102
と、計算部103と、出力部104と、を備える。
初期値と整数パラメータの入力を受け付ける。 ・s個の実数の系列初期値Y1, Y2, …, Ys。ただし、-1
<Y1<1, -1<Y2<1, …,-1<Ys<1。 ・s個の整数パラメータp1, p2, …, ps。ただし、2≦
p1, 2≦p2, …, 2≦psである。また、そのそれぞれにつ
いて、所定の正整数q1 mod p1 ≠ 0, q2 mod p2 ≠0,
…, qs mod ps ≠ 0が成立する。
rと、入力を受け付けられた系列初期値Y1, Y2, …, Ys
と、整数パラメータp1, p2, …, psと、所定の正整数
q1, q2, …, qsと、整数j (1≦j≦s), m (1≦m≦2N-2),
n (1≦n≦2N-1)と、についての漸化式[数16]か
ら、長さNの擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]であっ
て、[数17]を満たす擬似乱数列z'[1], z'[2], …,
z'[N]を計算する。
[1], z'[2], …, z'[N]を出力する。
シェフ多項式を表したグラフである。チェビシェフ多項
式は、整数aを次数とするとき、 T(a,cosθ)=cos(aθ) のように、余弦関数の加法定理により定義することがで
きる。一方、以下のように、有理多項式で直接表現する
こともできる。 T(0,x) = 1 T(1,x) = x T(2,x) = 2x2-1 T(3,x) = 4x3-3x
も、開区間-1<x<1を開区間-1<y<1に写像する有理写
像である。
項式が、y = T(2,x), y = T(3,x),y = T(4,x), y = T
(5,x)の形式でグラフ表示されている。横軸がx軸、縦
軸がy軸である。
る多項式演算により実現することができるほか、加減算
回路と乗算回路の組合せによっても実現できる。また、
所定の精度保証をした浮動小数点演算で実現してもよい
し、有理数による演算により実現することもできる。こ
の点については後述する。
値および整数パラメータの入力の受付や、出力部104
における出力は、コンピュータの場合にはRAM(Rand
om Access Memory)やCPU(Central Processing Uni
t;中央処理ユニット)内のレジスタを介して行うこと
ができ、電子回路の場合には、ラッチなどを用いて実現
することができる。
[1], z'[2], ..., z'[N]をそれぞれ求めるための計算は
互いに独立しているため、並列度最大Nで並列に計算を
行うことができる。また、漸化式で記述されているた
め、ループによる繰り返し演算によっても容易に計算を
行うことができる。
乱数列の相関関数が、上記の最適相関関数となること
は、エルゴード理論において展開されるルベーグスペク
トラム(Lebesgue Spectrum)の理論に基づく。本理論
については、以下の文献に開示されている。V. I. Arno
ld and A. Avez「Ergodic Problems of Classical Mech
anics」(W. A. Benjamin, New York, 1968)
する。
れた系列 X1, X2 ,…が、その力学系を定義する領域M
上の極限密度分布関数(不変測度)ρ(x)dxに対して、
エルゴード性を持つとする。
きる。
学系に依存する特殊な性質を満足する正規直交基底[数
20]が一意的に存在する。これをルベーグスペクトラ
ムと呼ぶ。
の各クラスをラベル付けするものであり、jは、その各
クラスの関数を指し示すラベルで加算無限個ある0以上
の整数に対応する。
無限個の関数からなる正規直交関数系であることがわか
る。特に、ラベルλのとりうる種類の数(Λのcardinar
ity)が無限の場合、このルベーグスペクトラムを無限
ルベーグスペクトラムと呼ぶ。また、このルベーグスペ
クトラムが、正規直交基底だけではなく、L2空間におい
て完全正規直交基底である場合には、このルベーグスペ
クトラムを完全ルベーグスペクトラムと呼ぶ。
特殊な性質とは、[数21]を満足することである。
られれば、クラスλの他のルベーグスペクトラム関数
[数23]は、すべて、力学系を定義する写像F(・)を
繰り返し、適用することにより得ることができる。
を成すという仮定により、これらの各関数[数24]
は、同一のクラスの任意の他の関数[数25]および、
任意の他のクラスの任意の関数[数26]と直交する。
ード力学系として、後で述べる2次以上のチェビシェフ
多項式で与えられるチェビシェフカオス力学系がある。
チェビシェフカオス力学系については、以下の文献に開
示されている。R. L. Adler, T. J. Rivlin「Proc. Am.
Math. Soc. 15」(1964, p794)
うにルベーグスペクトラムで展開できるとする。
グスペクトラムの直交性から、[数29]のように、ル
ベーグスペクトラム展開係数により与えられる。
り、時間平均[数30]に等しい。
れ、この時間平均が空間平均に等しいというエルゴード
等式は、M上の測度0の例外的初期値X1を除いて成立す
る。
ると、[数32]が得られ、相関関数は、[数33]の
ように、指数関数的に減少する。
r)lの形で指数関数的にダンプする相関関数を持つ系列
を、任意のr (-1<r<1)に対して、自由自在に、作るこ
とができる。
ム符号(ゴールド符号、嵩符号も含む)を拡散系列とし
た時よりも、同一ビット誤り率下で、[数14]の場
合、15パーセント理論的ユーザー数を増やすことがで
きる。
うな拡散系列は、その相関関数の漸近的振る舞いが、
[数13]、[数14]のようになればよい。したがっ
て、ルベーグスペクトラムを持つエルゴード力学系と、
そのルベーグスペクトラム関数により定義される上述の
B(x)で、[数34]のように設計されるフィルタを用意
すれば十分である。
すれば、エルゴード力学系F(x)とルベーグスペクトラム
[数20]とを実現容易な形で構成できるかということ
である。以下では、チェビシェフ写像による構成につい
て説明する。
(p≧2)を考える。このチェビシェフ多項式は、上述のよ
うに、Tp(cosθ) = cos(pθ)のように定義され、それぞ
れのpの値に対して、閉区間M=[-1,1]上の分布関数[数
35]の下で、[数36]のように直交することが知ら
れている。
より、ヒルベルト空間L2を構成することができる。この
場合、チェビシェフ多項式は、ヒルベルト空間L2におけ
る完全性を持つ直交基底となる。
シェフ写像で与えられる力学系が、エルゴード性を有す
るほか、これよりも強い混合性という性質を持つことが
開示されている。この場合のエルゴード的な不変測度
は、上述の直交性を定義する密度関数ρ(x)により与え
られる。
に関数系φq,j(x)を定義する。
と、関係式[数38]とから、関数系φq,j(x)はルベー
グスペクトラムであることがわかる。
を設計すれば、上述のルベーグスペクトラム理論の相関
関数の明示解により、相関関数[数13]を持つ非同期
CDMA通信システム用の拡散符号を構成することがで
きる。これは、上述のように、Mazziniの理論により示
されたものであり、通常のランダム符号を基礎とする非
同期CDMAのある一定のビット誤り率のもとでのユー
ザー数を、15パーセント増加することができる。
任意の整数m (0≦m≦N-1)に対して[数42][数4
3]であることに着目する。
なり、[数44]が成立する。
Xm+N-1, Xm+N (0≦m≦N-1)を、それぞれ、(-r)jに与え
られる定数により定数倍した結果の和をとる操作を意味
する。
タの一つであるFIRフィルタ(Finite Impulse Respo
nse Filter)の操作に他ならない。
に係る計算を、本FIRフィルタにより実現する高速か
つ低消費電力のデバイスが構成できる。
ィルタの概要構成を示す模式図である。
カオス型の拡散符号系列X1, X2, X3, …の入力を、端子
305にて受け付ける。
拡散符号系列は、直列接続された遅延回路302によ
り、順次遅延されて配送される。遅延時間は、チップ長
である。
る拡散符号を、増幅器303によって増幅する。増幅率
は、本図に示すように、それぞれ、(-r)N, (-r)N-1, (-
r)N- 2, …, (-r)2, (-r)1である。
インパルス定数とした場合が最適となるが、[数14]
を厳密に満足しなくとも、-1<r<1である限り、非同期
CDMA通信システムの拡散符号生成に用いることがで
きる。
加算器304によって加算され、最適カオス型拡散符号
系列Y1, Y2, Y3, …が順次出力される。
わち、Xj = Xj+N+1である場合は、2N-1個の数値X1, …,
X2N-1を用意する必要はない。N個のX1, …, XNだけあ
れば、周期性を利用して、すべてのm (0≦m≦N)に対し
て、B(Xm)を計算できる。したがって、さらに計算時間
を短縮することができる。
5]もs次元キュービック[-1,1]s上で、完全直交基底と
なることが解る。
…, qsに対して、それぞれq1 mod p1≠ 0, q2 mod p2
≠ 0, , …, qs mod ps ≠ 0が成立するようなs個の整
数パラメータp1, p2, ..., psで決められるチェビシェ
フ写像力学系から、それぞれ生成されたs次元の実数値x
1, x2, ..., xsに対して、s個の積[数46]を計算す
る。
[2N-1]から構成される長さNの擬似拡散系列[数47]
の相関関数は、[数13]を満足する。
符号長Nを十分に長くとれば、s次元の直積カオス力学系
から作られる擬似乱数列を拡散符号とする非同期CDM
Aの干渉ノイズの分散は、上記Mazziniの理論により
[数15]によって表され、既存の非同期CDMA通信
システムの場合より、同一ビット誤り率下で確実に15
パーセントのユーザー数を増やすことができる。
相写像G(x)に対して、[数48]の関係(位相同型)を
満足すれば、このFp(x)も、チェビシェフ写像と同等な
ルベーグスペクトラムを持ち、更に、本自己相関関数
が、(-r)lの様にダンプする様なカオス系列を、同様に
構成することができる。
して、ユーザー数Kに対して、本手法、ホワイトノイズ
符号、ゴールド符号のそれぞれのビット誤り率を計算し
たシミュレーション結果である。なお、本手法では、以
下のパラメータを用いた。 ・s=1。 ・p=2もしくはp=3(チェビシェフGeneratorの次数は、
2または3に相当)。
適系列と考えられていたホワイトノイズ符号、ゴールド
符号と比較して、同一ビット誤り率下で、15パーセン
トのユーザー数を確保することができることがわかる。
合、本結果の計算精度を7ビットから31ビットまで変
化させたときのシミュレーション結果である。
も、本実施形態による擬似乱数列発生の有効性が現れて
いることが解る。
ットから31ビットまで変化させた場合の、ユーザー数
対ビット誤り率を計算したシミュレーション結果であ
る。
擬似乱数列発生の有効性が現れていることが解る。
ン結果は、発明者を著者に含む4人の共同研究C. C. Ch
en, K. Yao, K. Umeno, E. Biglieri「Applications of
Chaotic Dynamical Systems and Ergodic Theory to t
he Design of Spread Spectrum Sequences」(preprint
submitted to IEEE trans. on Circuits and Systems.
submittion date: Jan. 31, 2000)として開示される
予定である。
課題を解決することができる。
いて実行される処理、すなわち、本発明の擬似乱数列の
出力方法の工程を示すフローチャートである。
値と整数パラメータ(次数)を受け付け(ステップS3
01)、これらと上記の漸化式に基づいて擬似乱数列を
計算し(ステップS302)、計算した擬似乱数列を出
力して(ステップS303)、本処理を終わる。
法は、汎用コンピュータ、並列コンピュータ、携帯端
末、特に通信端末、ゲーム装置などの情報処理装置によ
り容易に実行することができる。
able Gate Array)などのディジタル回路を用いて、本
発明の擬似乱数列の出力方法を実行することも容易であ
る。
送信装置の概要構成を示す模式図である。なお、上記の
図と同じ要素には、同じ符号を付してある。以下、本図
を参照して説明する。
系列出力部403と、拡散部404と、信号送信部40
5と、を備える。系列出力部403は、擬似乱数列の出
力装置101を備えており、これを制御する。
け付ける。伝送信号として典型的なものは、携帯電話や
PHSの場合には音声信号である。ディジタル通信を行
う場合には、電気的なディジタル信号である。光通信を
行う場合には、光信号から電気信号への変換を行った上
で電気信号を受け付けてもよいし、擬似乱数列の出力装
置101を光コンピュータで実現する場合は、光信号を
そのまま受け付ける。
り当てられた系列初期値と整数パラメータ(次数)と
を、これが備える擬似乱数列の出力装置101に受け付
けさせる。擬似乱数列の出力装置101は、上述のよう
に、擬似乱数列を出力するので、系列出力部403は、
この擬似乱数列を出力する。
は、送信装置401のそれぞれに異なる値をあらかじめ
割り当てることができる。製造番号、機器番号、承認番
号などの数値をROM(Read Only Memory)に記録した
通信端末が普及しているが、これと同様に、系列初期値
と整数パラメータ(次数)とをあらかじめROMに記録
しておいて、当該送信装置401が常に同じ系列初期値
と整数パラメータ(次数)とを用いるようにすることが
できる。また、ROM内に使用する系列初期値と整数パ
ラメータ(次数)とを複数の種類記録しておき、これら
を通信ごとにランダムに選択する手法も利用できる。
401と通信する受信装置では、ROM内に記録された
系列初期値と整数パラメータ(次数)とを何らかの方法
で知る必要があるが、送信装置と受信装置とが1対にな
っている場合には、同じ系列初期値と整数パラメータ
(次数)とを共有して記録する実施形態をとることがで
きる。
類が複数ある場合に、送信装置401がいずれを使用し
ているか、は、後述する相関検波によって調べることが
できる。また、チェビシェフ多項式に基づく漸化式によ
って得られるカオス乱数列を用いて系列初期値を複数用
意してもよい。さらに、後述するように、公開鍵暗号の
手法を用いて、送信装置401と受信装置とで系列初期
値と整数パラメータ(次数)を安全に共有することがで
きる。
付けた伝送信号に、系列出力部403が出力した擬似乱
数列の要素を順に乗じて直接スペクトラム拡散する。こ
こで、時刻tにおける信号の値をs(t)として、信号s(t)
に系列の要素を順に乗じる」手法について説明する。
れと直接スペクトラム拡散のチップ長wから、「信号s
(t)に系列の要素を順に乗じる」の周期は、Nwになる。
を順に乗じる」場合、信号s(t)を、必要な品質が得られ
るようなチップ長wで離散化する。たとえば、チップ長w
ごとに信号s(t)の値を得る手法や、チップ長wの間の信
号s(t)の値の平均を得る手法などが考えられる。ここで
は、説明を明確にするため、前者の手法を用いて説明す
る。
報を必要な品質で十分に復号できるような長さにする必
要があるが、公知の技法により、適切なチップ長を選択
することができる。
散化された信号列を順に当該チップ長時間wだけ出力す
ることにより、元の伝送信号から見て十分な品質の信号
を得ることができる。
表現することができる。 s(t0), s(t0+w), s(t0+2w), s(t0+3w), s(t0+4w), …
の平均をとる手法では、以下のように整理することがで
きる。 si = (1/w)∫0 ws(t0+iu)du
で伝送信号を離散化したものである。
後の信号列は、s0z'[1], s1z'[2], …, sN-1z'[N], s
Nz'[1], sN+1z'[2], …のようになる。
[(i mod N)+1]が、この数列の一般項である。ここで、x
mod yは、xをyで割った余りを意味する。
時間だけ送信することにより、受け付けられた所定の時
間長の伝送信号を同じ時間長で送信することができる。
様子を示す。信号受付部402が受け付けた伝送信号5
01に対して、系列出力部403が出力した擬似乱数列
502の要素を繰り返し乗ずることにより、拡散部40
4が出力する信号503が得られる。
る信号503を送信する。送信は、たとえば、携帯電話
やPHSの場合はアンテナを介して、コンピュータ通信
網の場合は有線の電話回線や有線/無線LAN回線を介
して、あるいは光ケーブルを介して行われる。
は、上記の送信装置同様、上記の擬似乱数列の出力装置
を用いて擬似乱数列を得て、これを直接スペクトラム逆
拡散用の拡散符号として用いる。図11は、本発明の受
信装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参
照して説明する。
系列出力部604と、逆拡散部605と、を備える。
1により送信された信号を受信する。信号受信部602
は、たとえば、アンテナ、電話回線や光ケーブル回線な
どに対するインターフェースにより実現される。
信相手以外の送信装置401が送信した信号や、ノイズ
が含まれている。これら不要な信号を除去するために、
通信相手の送信装置401が直接スペクトラム拡散に用
いた擬似乱数列と同じ擬似乱数列を用いる。系列出力部
604は、通信相手の送信装置401が用いた系列初期
値と整数パラメータ(次数)と、を上記の擬似乱数列の
出力装置101に受け付けさせることにより、この擬似
乱数列を出力する。したがって、受信装置601の系列
出力部604の実施態様は、送信装置401の系列出力
部403と同様である。
送信号を復号するには、通信相手の送信装置401が送
信した信号に対して、擬似乱数列の要素の逆数を順に乗
じて直接スペクトラム逆拡散すればよい。同期が取れて
いれば、受信した信号列s0z'[1], s1z'[2], …, sN-1z'
[N], sNz'[1], sN+1z'[2], …に、擬似乱数列の要素の
逆数1/z'[1], 1/z'[2], …, 1/z'[N]を順に乗ずること
により、伝送信号の情報を必要な品質で復号した信号列
s0, s1, …, sN-1, sN, sN+1, …が得られる。この信号
列を、それぞれチップ長時間wだけ順に出力すれば、伝
送信号が必要な品質で復元できるのである。
ックを共有する手法など、各種の手法が考えられ、これ
らの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
601とで通信を行う公開鍵暗号の手法を用いて、受信
装置の生成部611は、送信装置401と同じ系列初期
値および整数パラメータ(次数)を生成することができ
る。
の対を生成する。次に、受信装置601は、送信装置4
01に対して公開鍵を送信する。送信装置401は、自
ら使用する系列初期値および整数パラメータ(次数)を
当該公開鍵で暗号化して受信装置601に送信する。受
信装置601は、送られた暗号を秘密鍵で復号し、系列
初期値および整数パラメータ(次数)を得る。
明の発明者が特願平11−152063号に開示するよ
うなカオス暗号を用いることができる。
で、複数の擬似乱数列からいずれかを選択して直接スペ
クトラム拡散した場合、受信装置601は、相関検波に
より、選択された擬似乱数列を知得することができる。
また、相関検波により、直接スペクトラム逆拡散のため
の同期をとることができる。
場合の受信装置の実施形態について説明する。なお、図
12では、上記の図に示す要素と同じものには同じ符号
を付している。
系列出力部604と、逆拡散部605と、のほか、生成
部611と、相関検波部612を備える。
能な系列初期値と整数パラメータ(次数)の組を出力す
る。擬似乱数列を1つだけ出力してもよい。この場合、
相関検波部612は、複数の系列初期値と整数パラメー
タ(次数)の組からいずれか1つの組を選択する必要は
ないため、信号の同期をとるために機能する。
する系列初期値と整数パラメータ(次数)に応じて、送
信装置401で選択可能な擬似乱数列をそれぞれ出力す
る。
が出力する擬似乱数列のそれぞれについて相関検波を試
みる。調べたい擬似乱数列の「要素」を順に受信した信
号に乗ずることにより、相関検波を行う。相関検波の手
法については公知の技法を用いることができる。
優れているため、受信装置601で異なる擬似乱数列を
選択した場合には、乗じた後の信号の強度が極めて弱く
なり、相関検波に失敗する。
ものを選択して相関検波を行った場合は、乗じた後の信
号の強度が所定の値を超えることになる。また、受信信
号に同期するように擬似乱数列のオフセットを移動して
信号の同期をとることができる。
り受信された信号に、相関検波部612により選択され
て当該受信された信号に同期された擬似乱数列の「要素
の逆数」を順に乗じて、伝送信号を復号する。
2では擬似乱数列の「要素」を順に乗ずるのに対し、逆
拡散部605では擬似乱数列の「要素の逆数」を順に乗
ずる点が異なる。前者では、自己相関、相互相関を計算
するのに対し、後者では、復号が行われるのである。
は、上記の送信装置401と、これが送信する信号を受
信して伝送信号を復号する上記の受信装置601と、か
ら構成することができる。これらの送信装置401と受
信装置601で、使用する擬似乱数列が異なれば伝送信
号の復号に失敗する。
の受信装置601とが同じ周波数帯で通信していても、
秘話性を保つとともに、使用している通信者の対の数に
応じた品質を保証して、相互に通信を行うことができ
る。
は、従来の擬似乱数列に比較して符号の種類を格段に増
やすことができるため、潜在的に多数のユーザを含むよ
うなCDMA方式の通信に適している。
非同期CDMA通信システムにて拡散符号として用いる
のに好適な擬似乱数列の出力装置、送信装置、受信装
置、通信システム、フィルタ装置、擬似乱数列の出力方
法、送信方法、受信方法、フィルタ方法、ならびに、情
報記録媒体を提供することができる。
式図である。
要構成を示す模式図である。
ーション結果を示すグラフである。
ーション結果を示すグラフである。
レーション結果を示すグラフである。
レーション結果を示すグラフである。
ローチャートである。
る。
る。
ある。
ついて示す模式図である。
Claims (37)
- 【請求項1】s (1≦s)個の所定の正整数q1, q2, …, qs
と、所定の実インパルス定数r (-1<r<1)と、に対し
て、長さN (1≦N)の擬似乱数列を出力する擬似乱数列の
出力装置であって、 s (1≦s)個の実数の系列初期値Y1, Y2, …, Ys (-1<Y1
<1, -1<Y2<1, …,-1<Ys<1)と、s個の整数パラメー
タp1, p2, …, ps (2≦p1, 2≦p2, …, 2≦ps)であっ
て、そのそれぞれについて、前記所定の正整数q1, q2,
…, qsに対して、q1 mod p1 ≠0, q2 mod p2 ≠ 0, …,
qs mod ps ≠ 0が成立するs個の整数パラメータと、の
入力を受け付ける入力受付部と、 前記所定の実インパルス定数rと、前記系列初期値Y1, Y
2, …, Ysと、前記整数パラメータp1, p2, …, psと、
前記所定の正整数q1, q2, …, qsと、整数j (1≦j≦s),
m (1≦m≦2N-2), n (1≦n≦2N-1)と、についての漸化
式 【数1】 から、長さNの擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]であ
って、 【数2】 を満たす擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]を計算す
る計算部と、 前記擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]を出力する出
力部と、 を備えることを特徴とする出力装置。 - 【請求項2】前記系列初期値Y1, Y2, …, Ysは、整数k
(1≦k≦s)と、整数m (1≦m≦N)と、に対して 【数3】 を満足することを特徴とする請求項1に記載の出力装
置。 - 【請求項3】前記所定の実インパルス定数rは、 【数4】 を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の
出力装置。 - 【請求項4】前記所定の正整数q1, q2, …, qsは、いず
れも1であることを特徴とする請求項1から3のいずれ
か1項に記載の出力装置。 - 【請求項5】伝送信号の入力を受け付ける入力受付部
と、 請求項1から4のいずれか1項に記載の長さNの擬似乱
数列を出力する出力装置と、 前記入力を受け付けられた伝送信号を、前記出力された
長さNの擬似乱数列を拡散符号として、スペクトラム拡
散する拡散部と、 前記スペクトラム拡散された結果の信号を送信する信号
送信部と、 を備えることを特徴とする送信装置。 - 【請求項6】系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメ
ータp1, p2, …, psと、を選択する選択部と、 前記選択された系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を送信するパラメータ送信部
と、 をさらに備え、 前記出力装置は、前記選択された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力することを特徴
とする請求項5に記載の送信装置。 - 【請求項7】系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメ
ータp1, p2, …, psと、を受信するパラメータ受信部
と、 をさらに備え、 前記出力装置は、前記受信された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力することを特徴
とする請求項5に記載の送信装置。 - 【請求項8】信号を受信する信号受信部と、 請求項1から4のいずれか1項に記載の長さNの擬似乱
数列を出力する出力装置と、 前記受信された信号を、前記出力された長さNの擬似乱
数列を拡散符号として、スペクトラム逆拡散する逆拡散
部と、 前記スペクトラム逆拡散された結果の信号を伝送信号と
して出力する出力部と、 を備えることを特徴とする受信装置。 - 【請求項9】系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメ
ータp1, p2, …, psと、を選択する選択部と、 前記選択された系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を送信するパラメータ送信部
と、 をさらに備え、 前記出力装置は、前記選択された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力することを特徴
とする請求項8に記載の受信装置。 - 【請求項10】系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を受信するパラメータ受信部
と、 をさらに備え、 前記出力装置は、前記受信された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力することを特徴
とする請求項8に記載の受信装置。 - 【請求項11】請求項6に記載の送信装置と、 請求項10に記載の受信装置と、 を備え、 前記受信装置は、前記送信装置から送信された系列初期
値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, p
sと、を受信し、 前記受信装置は、前記送信装置から送信された信号を受
信することを特徴とする通信システム。 - 【請求項12】請求項7に記載の送信装置と、 請求項9に記載の受信装置と、 を備え、 前記送信装置は、前記受信装置から送信された系列初期
値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, p
sと、を受信し、 前記受信装置は、前記送信装置から送信された信号を受
信することを特徴とする通信システム。 - 【請求項13】所定の実インパルス定数r (-1<r<1)に
対するフィルタ装置であって、 チップ長Dの入力信号の入力を受け付ける入力端子と、 前記入力を受け付けられた入力信号を、それぞれ0、D、
2D、3D、…、(N-1)Dだけ遅延させた複数の信号を出力す
る遅延部と、 前記遅延されて出力された複数の信号のそれぞれを、当
該遅延時間がTである場合、(-r)(N-T)/D倍して出力する
増幅部と、 前記増幅されて出力された複数の信号の総和を出力する
加算部と、 前記加算されて出力された信号を出力する出力端子と、 を備えることを特徴とするフィルタ装置。 - 【請求項14】前記フィルタ装置の遅延部、増幅部、お
よび、加算部は、ASIC(Application Specific Int
egrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processo
r)、もしくは、FPGA(Field Programmable Gate A
ray)によって構成されることを特徴とする請求項13
に記載のフィルタ装置。 - 【請求項15】s (1≦s)個の所定の正整数q1, q2, …,
qsと、所定の実インパルス定数r (-1<r<1)と、に対し
て、長さN (1≦N)の擬似乱数列を出力する擬似乱数列の
出力方法であって、 s (1≦s)個の実数の系列初期値Y1, Y2, …, Ys (-1<Y1
<1, -1<Y2<1, …,-1<Ys<1)と、s個の整数パラメー
タp1, p2, …, ps (2≦p1, 2≦p2, …, 2≦ps)であっ
て、そのそれぞれについて、前記所定の正整数q1, q2,
…, qsに対して、q1 mod p1 ≠0, q2 mod p2 ≠ 0, …,
qs mod ps ≠ 0が成立するs個の整数パラメータと、の
入力を受け付ける入力受付工程と、 前記所定の実インパルス定数rと、前記系列初期値Y1, Y
2, …, Ysと、前記整数パラメータp1, p2, …, psと、
前記所定の正整数q1, q2, …, qsと、整数j (1≦j≦s),
m (1≦m≦2N-2), n (1≦n≦2N-1)と、についての漸化
式 【数5】 から、長さNの擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]であ
って、 【数6】 を満たす擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]を計算す
る計算工程と、 前記擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]を出力する出
力工程と、 を備えることを特徴とする出力方法。 - 【請求項16】前記系列初期値Y1, Y2, …, Ysは、整数
k (1≦k≦s)と、整数m (1≦m≦N)と、に対して 【数7】 を満足することを特徴とする請求項15に記載の出力方
法。 - 【請求項17】前記所定の実インパルス定数rは、 【数8】 を満足することを特徴とする請求項15または16に記
載の出力方法。 - 【請求項18】前記所定の正整数q1, q2, …, qsは、い
ずれも1であることを特徴とする請求項15から17の
いずれか1項に記載の出力方法。 - 【請求項19】伝送信号の入力を受け付ける入力受付工
程と、 請求項15から18のいずれか1項に記載の出力方法に
より長さNの擬似乱数列を出力する出力工程と、 前記入力を受け付けられた伝送信号を、前記出力された
長さNの擬似乱数列を拡散符号として、スペクトラム拡
散する拡散工程と、 前記スペクトラム拡散された結果の信号を送信する信号
送信工程と、 を備えることを特徴とする送信方法。 - 【請求項20】系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を選択する選択工程と、 前記選択された系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を送信するパラメータ送信工
程と、 をさらに備え、 前記出力工程は、前記選択された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力することを特徴
とする請求項19に記載の送信方法。 - 【請求項21】系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を受信するパラメータ受信工
程をさらに備え、 前記出力工程は、前記受信された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力することを特徴
とする請求項19に記載の送信方法。 - 【請求項22】信号を受信する信号受信工程と、 請求項15から18のいずれか1項に記載の出力方法に
より長さNの擬似乱数列を出力する出力工程と、 前記受信された信号を、前記出力された長さNの擬似乱
数列を拡散符号として、スペクトラム逆拡散する逆拡散
工程と、 前記スペクトラム逆拡散された結果の信号を伝送信号と
して出力する出力工程と、 を備えることを特徴とする受信方法。 - 【請求項23】系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を選択する選択工程と、 前記選択された系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を送信するパラメータ送信工
程と、 をさらに備え、 前記出力工程は、前記選択された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力することを特徴
とする請求項22に記載の受信方法。 - 【請求項24】系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を受信するパラメータ受信工
程と、 をさらに備え、 前記出力工程は、前記受信された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力することを特徴
とする請求項22に記載の受信方法。 - 【請求項25】所定の実インパルス定数r (-1<r<1)に
対するフィルタ方法であって、 チップ長Dの入力信号の入力を受け付ける入力工程と、 前記入力を受け付けられた入力信号を、それぞれ0、D、
2D、3D、…、(N-1)Dだけ遅延させた複数の信号を出力す
る遅延工程と、 前記遅延されて出力された複数の信号のそれぞれを、当
該遅延時間がTである場合、(-r)(N-T)/D倍して出力する
増幅工程と、 前記増幅されて出力された複数の信号の総和を出力する
加算工程と、 前記加算されて出力された信号を出力する出力工程と、 を備えることを特徴とするフィルタ方法。 - 【請求項26】コンピュータを、 s (1≦s)個の所定の正整数q1, q2, …, qsと、所定の実
インパルス定数r (-1<r<1)と、に対して、長さN (1≦
N)の擬似乱数列を出力する擬似乱数列の出力装置であっ
て、 s (1≦s)個の実数の系列初期値Y1, Y2, …, Ys (-1<Y1
<1, -1<Y2<1, …,-1<Ys<1)と、 s個の整数パラメータp1, p2, …, ps (2≦p1, 2≦p2,
…, 2≦ps)であって、そのそれぞれについて、前記所定
の正整数q1, q2, …, qsに対して、q1 mod p1 ≠0, q2
mod p2 ≠ 0, …, qs mod ps ≠ 0が成立するs個の整数
パラメータと、の入力を受け付ける入力受付部と、 前記所定の実インパルス定数rと、前記系列初期値Y1, Y
2, …, Ysと、前記整数パラメータp1, p2, …, psと、
前記所定の正整数q1, q2, …, qsと、整数j (1≦j≦s),
m (1≦m≦2N-2), n (1≦n≦2N-1)と、についての漸化
式 【数9】 から、長さNの擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]であ
って、 【数10】 を満たす擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]を計算す
る計算部と、 前記擬似乱数列z'[1], z'[2], …, z'[N]を出力する出
力部と、 を備える出力装置として機能させることを特徴とするプ
ログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒
体。 - 【請求項27】前記プログラムは、前記コンピュータに
おいて、 前記系列初期値Y1, Y2, …, Ysは、整数k (1≦k≦s)
と、整数m (1≦m≦N)と、に対して 【数11】 を満足するように機能させることを特徴とする請求項2
6に記載の情報記録媒体。 - 【請求項28】前記プログラムは、前記コンピュータに
おいて、 前記所定の実インパルス定数rは、 【数12】 を満足するように機能させることを特徴とする請求項2
6または27に記載の情報記録媒体。 - 【請求項29】前記プログラムは、前記コンピュータに
おいて、 前記所定の正整数q1, q2, …, qsは、いずれも1である
ように機能させることを特徴とする請求項26から28
のいずれか1項に記載の情報記録媒体。 - 【請求項30】コンピュータを、 伝送信号の入力を受け付ける入力受付部、 請求項1から4のいずれか1項に記載の長さNの擬似乱
数列を出力する出力装置、 前記入力を受け付けられた伝送信号を、前記出力された
長さNの擬似乱数列を拡散符号として、スペクトラム拡
散する拡散部、および、 前記スペクトラム拡散された結果の信号を送信する信号
送信部として機能させることを特徴とするプログラムを
記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体。 - 【請求項31】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2,
…, psと、を選択する選択部、および、 前記選択された系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を送信するパラメータ送信部
としてさらに機能させ、 前記出力装置は、前記選択された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力するように機能
させることを特徴とする請求項30に記載の情報記録媒
体。 - 【請求項32】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2,
…, psと、を受信するパラメータ受信部としてさらに機
能させ、 前記出力装置は、前記受信された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力するように機能
させることを特徴とする請求項30に記載の情報記録媒
体。 - 【請求項33】コンピュータを、 信号を受信する信号受信部、 請求項1から4のいずれか1項に記載の長さNの擬似乱
数列を出力する出力装置、 前記受信された信号を、前記出力された長さNの擬似乱
数列を拡散符号として、スペクトラム逆拡散する逆拡散
部、および、 前記スペクトラム逆拡散された結果の信号を伝送信号と
して出力する出力部として機能させることを特徴とする
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録
媒体。 - 【請求項34】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2,
…, psと、を選択する選択部、および、 前記選択された系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラ
メータp1, p2, …, psと、を送信するパラメータ送信部
としてさらに機能させ、 前記出力装置は、前記選択された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力するように機能
させることを特徴とする請求項33に記載の情報記録媒
体。 - 【請求項35】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 系列初期値Y1, Y2, …, Ysと、整数パラメータp1, p2,
…, psと、を受信するパラメータ受信部としてさらに機
能させ、 前記出力装置は、前記受信された系列初期値Y1, Y2,
…, Ysと、整数パラメータp1, p2, …, psと、の入力を
受け付けて、長さNの擬似乱数列を出力するように機能
させることを特徴とする請求項33に記載の情報記録媒
体。 - 【請求項36】コンピュータ、DSP(Digital Signal
Processor)、もしくは、FPGA(Field Programmab
le Gate Array)を、 所定の実インパルス定数r (-1<r<1)に対するフィルタ
装置であって、 チップ長Dの入力信号の入力を受け付ける入力端子と、 前記入力を受け付けられた入力信号を、それぞれ0、D、
2D、3D、…、(N-1)Dだけ遅延させた複数の信号を出力す
る遅延部と、 前記遅延されて出力された複数の信号のそれぞれを、当
該遅延時間がTである場合、(-r)(N-T)/D倍して出力する
増幅部と、 前記増幅されて出力された複数の信号の総和を出力する
加算部と、 前記加算されて出力された信号を出力する出力端子と、 を備えるフィルタ装置として機能させることを特徴とす
るプログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記
録媒体。 - 【請求項37】前記情報記録媒体は、コンパクトディス
ク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
ク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気
テープ、または、半導体メモリであることを特徴とする
請求項26から36のいずれか1項に記載の情報記録媒
体。
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