JP3799355B2 - 通信システム、送信装置、受信装置、位相拡散符号生成装置、送信方法、受信方法、位相拡散符号生成方法、ならびに、プログラム - Google Patents
通信システム、送信装置、受信装置、位相拡散符号生成装置、送信方法、受信方法、位相拡散符号生成方法、ならびに、プログラム Download PDFInfo
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∫0 2π/ω c(ωt)dt = 0
であり、c(ωt)と、その位相をηずらした信号c(ωt+η)との相関値d(η)を、
d(η) = 1/α∫0 2π/ω c(ωt+η)c(ωt)dt;
α = ∫0 2π/ω c(ωt)2dt
としたときに、相関値d(η)が、周期2π/ωの周期偶関数となる。すなわち、
d(0) = 1;
d(η) = d(-η);
d(η+2π/ω) = d(η);
b[0],b[1],…
の入力を受け付ける。
s(t) = b[floor(t/T)]×c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])
を拡散変調信号として出力する。
j = 0,1,…
と、時刻t = jTと、に対して、数列定義
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu)×d(φ[floor(u/C) mod N])du
により定められる数列
B[0],B[1],…
を求め、これらの正負によりビットを表現するビット幅Tのビット列を出力する。
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu+φ[floor(u/C) mod N])du
により、数列
B[0],B[1],…
を定めるように構成することができる。
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を、
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = s[0](t)
が成立するように巡回シフトを行って、出力する。
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を受け付け、所定の定数ciと、所定の演算と、により長さMのビット列
p[0](t+1),p[1](t+1),…,p[M-1](t+1)
を求めて、これをクロックt+1において位相拡散符号として出力する。
p[0](t+1) = ci xor s[0](t);
p[j+1](t+1) = p[j](t) xor s[j](t) (0≦j≦M-2)
である。
v(t)
を出力する。
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を、
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = v(t)
が成立するようにシフトを行って、出力する。
b[0],b[1],…
の入力を受け付ける。
s(t) = b[floor(t/T)]×c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])
を拡散変調信号として出力する。
j = 0,1,…
と、時刻t = jTと、に対して、数列定義
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu)×d(φ[floor(u/C) mod N])du
により定められる数列
B[0],B[1],…
を求め、これらの正負によりビットを表現するビット幅Tのビット列を出力する。
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu+φ[floor(u/C) mod N])du
により、数列
B[0],B[1],…
を定めるように構成することができる。
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を、
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = s[0](t)
が成立するように巡回シフトを行って、出力する。
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を受け付け、所定の定数ciと、所定の演算と、により長さMのビット列
p[0](t+1),p[1](t+1),…,p[M-1](t+1)
を求めて、これをクロックt+1において位相拡散符号として出力する。
p[0](t+1) = ci xor s[0](t);
p[j+1](t+1) = p[j](t) xor s[j](t) (0≦j≦M-2)
である。
v(t)
を出力する。
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を、
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = v(t)
が成立するようにシフトを行って、出力する。
∫0 2π/ω c(ωt)dt = 0
であり、c(ωt)と、その位相をηずらした信号c(ωt+η)との相関値d(η)を、
d(η) = 1/α∫0 2π/ω c(ωt+η)c(ωt)dt;
α = ∫0 2π/ω c(ωt)2dt
としたときに、相関値d(η)が、周期2π/ωの周期偶関数となる。すなわち、
d(0) = 1;
d(η) = d(-η);
d(η+2π/ω) = d(η);
cos(ωt) = d(ωt)
が成立する。以下では主に、c(ωt)が余弦波cos(ωt)を例にあげて説明する。
上記のように、本実施形態においては、位相拡散符号φ[0],…,φ[N-1]を用いる。この位相拡散符号としては、互いに通信し合う送信装置102と受信装置103とで共有される初期値から生成されるM系列などの乱数列を用いることができるが、本実施形態では、特に、ある初期値から1次元の区分線形写像を繰り返し適用して生成される以下のようなカオス乱数列を用いるものとする。
(1)定義域と値域が等しい。
(2)定義域を、複数の区間に分割し、各区間についての当該写像の形が1次関数となるようにすることができる。
F(x) = 2x (0≦x<1/2);
= 2x-1 (1/2≦x≦1);
G(x) = 2x (0≦x<1/2);
= 2-2x (1/2≦x≦1);
x,F(x),F(F(x)),F(F(F(x))),…
や、
x,G(x),G(G(x)),G(G(G(x))),…
は、カオス乱数となる。
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を出力することとなる。
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = s[0](t)
のように記述することができる。すなわち、高位ビットから低位ビットの方向へ、1クロックにつき1ビット巡回シフトするとともに、格納されている値も出力するのである。
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を受け付ける。
p[0](t+1),p[1](t+1),…,p[M-1](t+1)
を求めて、これをクロックt+1において位相拡散符号φ[t+1]として出力する。
p[0](t+1) = ci xor s[0](t);
p[j+1](t+1) = p[j](t) xor s[j](t) (0≦j≦M-2)
のように表現することができる。
φ[t] = πΣi=0 M-1 p[i](t)×21-i
v(t)
を出力する。この乱数はどのような乱数でも良いが、この乱数の周期と本位相拡散符号生成装置301が出力する位相拡散符号(乱数)の周期とが一致することとなる。
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を、
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = v(t)
が成立するようにシフトを行って、出力する。
図6は、本実施形態に係る送信装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。なお、以下の実施例では、c(ωt)としてcos(ωt)を用いる。この場合、上述した通り、相関関数については、d(η) = cos(η)となる。
b[0],b[1],…
の入力を受け付ける。上記のように、b[i]は、-1,+1のいずれかの値をとるものとする。
s(t) = b[floor(t/T)]×c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])
を拡散変調信号として出力する。
φ[floor(t/C) mod N] = π p(floor(t/C))
である。
s(t) = b[floor(t/T)]×c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])
図8は、本実施形態に係る受信装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])
を用いている。異なる位相拡散符号を用いた場合の2つの搬送信号をチップ単位で対比すると、それぞれの位相がずれていることが期待される。位相が異なる三角関数同士の相関をとると0となり、位相が一致する三角関数同士の相関をとると1となるから、位相拡散符号によって位相がずらされた搬送信号によって、相関をとることのみによって、対となる送信装置102から伝送されたビット信号が復元できると期待されるのである。
j = 0,1,…
と、時刻t = jTと、に対して、数列定義
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu+φ[floor(u/C) mod N])du
により定められる数列
B[0],B[1],…
を求め、これらの正負によりビットを表現するビット幅Tのビット列を出力する。
B[j] = ∫jT (j+1)T r(u)×c(ωu+φ[floor(u/C) mod N])du
= Σk=0 M-1〔 cos(φ[k])∫jT+kC jT+(k+1)C r(u)×cos(ωu)du
-sin(φ[k])∫jT+kC jT+(k+1)C r(u)×sin(ωu)du 〕
となる。
B[j] = (2παC/ω)b[j]Σi=0 N-1 d(φ[i]-ν[i])
B[j] = (2παT/ω)b[j]
N/|Σi=0 N-1 d(φ[i]-ν[i])|
また、c(ωt) = cos(ωt)を用いた場合、搬送信号
c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])
と
c(ωt)×d(φ[floor(t/C) mod N])
との相関を考えた場合も、同じ位相拡散符号を用いている場合には、相関の値は所定の値となり、異なる位相拡散符号を用いている場合には、相関の値を0となると期待される。したがって、上記の場合と同様に、当該数列定義にかえて、数列定義
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu)×d(φ[floor(u/C) mod N])du
により、数列
B[0],B[1],…
を定めるようにしても良い。
B[j] = Σk=0 N-1 cos(φ[k])∫jT+kC jT+(k+1)C r(u)×c(ωu)du
となる。
B[j] = (2παC/ω)b[j]Σi=0 N-1 d(φ[i])d(ν[i])
B[j] = (2παT/ω)b[j]Σi=0 N-1 d(φ[i])2
|Σi=0 N-1 d(φ[i])2|/|Σi=0 N-1 d(φ[i])d(ν[i])|
図3、図4、図5に示す位相拡散符号生成装置は、適当な係数を用いて固定小数点表現を行った値について、ベルヌーイシフト写像等の1次の区分線形写像を繰り返し適用して得られるカオス乱数を生成するものである。位相拡散符号として利用できるカオス乱数列として、より一般的に、以下の漸化式によって得られる数列を考えることができる。
φ[j+1] = Pφ[j] mod 2π
cos(qθ) = Tq(cosθ)
a[j] = d(φ[j]) = cos(φ[j])
とおくと、
a[j+1] = cos(φ[j+1])
= cos(Pφ[j] mod 2π)
= cos(Pφ[j])
= TP(cos(φ[j]))
= TP(a[j])
と変形できる。
s[i](t+1) = s[i+1](t);
となる。最下位ビットのs[M-1](t+1)については、最上位ビットs[0](t)を用いれば、図3に示す位相拡散符号生成装置に対応し、他の乱数v(t)を用いれば、図5に示す位相拡散符号生成装置に対応する。
φ[j+1] = π - 2|φ[j] - π/2|
を考えることができる。
102 送信装置
103 受信装置
301 位相拡散符号生成装置
302 巡回部
303 変換部
304 乱数部
305 シフト部
401 ユニット
402 排他的論理和回路
601 入力受付部
602 拡散変調部
603 送信部
701 受信部
702 拡散復調部
Claims (24)
- N (N≧3)個の位相拡散符号φ[0],…,φ[N-1]と、所定のビット幅T、所定の角周波数ω、および、チップ幅C = T/Nと、基本搬送信号c(ωt)と、を用い、
基本搬送信号c(ωt)は、周期2π/ωの周期関数であり、
∫0 2π/ω c(ωt)dt = 0
であり、c(ωt)と、その位相をηずらした信号c(ωt+η)との相関値d(η)を、
d(η) = 1/α∫0 2π/ω c(ωt+η)c(ωt)dt;
α = ∫0 2π/ω c(ωt)2dt
としたときに、相関値d(η)が、周期2π/ωの周期偶関数となる
通信システムであって、送信装置と、受信装置と、を備え、
前記送信装置は、基本搬送信号c(ωt)の位相をずらした信号c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])を搬送波として、ビット幅Tのビット信号を変調して送信し、
前記受信装置は、受信信号と、基本搬送信号c(ωt)とd(φ[floor(t/C) mod N])との積と、の相関値から、ビット信号を復調する
ことを特徴とするもの。 - 請求項1に記載の通信システムであって、
前記受信装置は、当該相関値にかえて、受信信号と基本搬送信号c(ωt)の位相をずらした信号c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])との相関値から、ビット信号を復調する
ことを特徴とするもの。 - 請求項1または2に記載の通信システムであって、
当該位相拡散符号は、当該送信装置と、当該受信装置と、に共有される初期値から生成されるカオス乱数列である
ことを特徴とするもの。 - 請求項3に記載の通信システムであって、
前記カオス乱数列は、初期値φ[0]に対して1次元の区分線形写像T(・)を用いた漸化式
φ[i+1] = T(φ[i]) (i≧0)
により生成される
ことを特徴とするもの。 - N (N≧3)個の位相拡散符号φ[0],…,φ[N-1]と、所定の角周波数ωの基本搬送波を表す周期2π/ωの周期関数c(ωt)と、を用い、所定のビット幅T、および、チップ幅C = T/Nを用いる通信システムであって、
基本搬送信号c(ωt)は、周期2π/ωの周期関数であり、
∫0 2π/ω c(ωt)dt = 0
であり、c(ωt)と、その位相をηずらした信号c(ωt+η)との相関値d(η)を、
d(η) = 1/α∫0 2π/ω c(ωt+η)c(ωt)dt;
α = ∫0 2π/ω c(ωt)2dt
としたときに、相関値d(η)が、周期2π/ωの周期偶関数となり、
送信装置と、受信装置と、を備え、
(a)前記送信装置は、
正負によりビットを表現するビット幅Tのビット列
b[0],b[1],…
の入力を受け付ける入力受付部、
前記入力を受け付けられたビット列と、時刻tと、に対して、
s(t) = b[floor(t/T)]×c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])
を拡散変調信号として出力する拡散変調部、
前記出力された拡散変調信号s(t)を送信する送信部
を備え、
(b)前記受信装置は、
時刻tにおいて、拡散変調信号r(t)を受信する受信部、
整数
j = 0,1,…
と、時刻t = jTと、に対して、数列定義
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu)×d(φ[floor(u/C) mod N])du
により定められる数列
B[0],B[1],…
を求め、これらの正負によりビットを表現するビット幅Tのビット列を出力する拡散復調部
を備える
ことを特徴とするもの。 - 請求項5に記載の通信システムであって、
前記受信装置の前記拡散復調部は、当該数列定義にかえて、数列定義
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu+φ[floor(u/C) mod N])du
により、数列
B[0],B[1],…
を定める
ことを特徴とするもの。 - 請求項5または6に記載の通信システムであって、
当該位相拡散符号は、当該送信装置と、当該受信装置と、に共有される初期値から生成されるカオス乱数列である
ことを特徴とするもの。 - 請求項7に記載の通信システムであって、
前記カオス乱数列は、初期値φ[0]に対して1次元の区分線形写像T(・)を用いた漸化式
φ[i+1] = T(φ[i]) (i≧0)
により生成される
ことを特徴とするもの。 - 請求項5から8のいずれか1項に記載の通信システムの送信装置。
- 請求項5から8のいずれか1項に記載の通信システムの受信装置。
- クロックtにおいて、長さMのビット列
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を、
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = s[0](t)
が成立するように巡回シフトを行って、出力する巡回部、
クロックtにおいて前記出力される長さMのビット列
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を受け付け、所定の定数ciと、所定の演算と、により長さMのビット列
p[0](t+1),p[1](t+1),…,p[M-1](t+1)
を求めて、これをクロックt+1において位相拡散符号として出力する変換部
を備え、
当該所定の演算は、
p[0](t+1) = ci xor s[0](t);
p[j+1](t+1) = p[j](t) xor s[j](t) (0≦j≦M-2)
であり、
前記変換部によりクロックtにおいて出力される位相拡散符号は、当該長さMのビット列
p[0](t),p[1](t),…,p[M-1](t)
を固定小数点表現とする固定小数点数p(t)にπを乗じたものを、当該クロックtにおける位相拡散の位相のずれとする
ことを特徴とする位相拡散符号生成装置。 - 請求項11に記載の位相拡散符号生成装置であって、
クロック0における当該長さMのビット列
s[0](0),s[1](0),…,s[M-1](0)
は、「すべてが0」ではなく、かつ、「すべてが1」ではない
ことを特徴とする位相拡散符号生成装置。 - クロックtにおいて、1ビットの乱数
v(t)
を出力する乱数部、
クロックtにおいて、長さMのビット列
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を、
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = v(t)
が成立するようにシフトを行って、出力するシフト部、
クロックtにおいて前記出力される長さMのビット列
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を受け付け、所定の定数ciと、所定の演算と、により長さMのビット列
p[0](t+1),p[1](t+1),…,p[M-1](t+1)
を求めて、これをクロックt+1において位相拡散符号として出力する変換部
を備え、
当該所定の演算は、
p[0](t+1) = ci xor s[0](t);
p[j+1](t+1) = p[j](t) xor s[j](t) (0≦j≦M-2)
であることを特徴とするもの。 - 請求項11から13のいずれか1項に記載の位相拡散符号生成装置であって、
当該所定の定数ciは0である
ことを特徴とするもの。 - N (N≧3)個の位相拡散符号φ[0],…,φ[N-1]と、所定の角周波数ωの基本搬送波を表す周期2π/ωの周期関数c(ωt)と、を用い、所定のビット幅T、および、チップ幅C = T/Nを用い、
基本搬送信号c(ωt)は、周期2π/ωの周期関数であり、
∫0 2π/ω c(ωt)dt = 0
であり、c(ωt)と、その位相をηずらした信号c(ωt+η)との相関値d(η)を、
d(η) = 1/α∫0 2π/ω c(ωt+η)c(ωt)dt;
α = ∫0 2π/ω c(ωt)2dt
としたときに、相関値d(η)が、周期2π/ωの周期偶関数となる
送信方法であって、
正負によりビットを表現するビット幅Tのビット列
b[0],b[1],…
の入力を受け付ける入力受付工程、
前記入力を受け付けられたビット列と、時刻tと、に対して、
s(t) = b[floor(t/T)]×c(ωt+φ[floor(t/C) mod N])
を拡散変調信号として出力する拡散変調工程、
前記出力された拡散変調信号s(t)を送信する送信工程
を備えることを特徴とする方法。 - N (N≧3)個の位相拡散符号φ[0],…,φ[N-1]と、所定の角周波数ωの基本搬送波を表す周期2π/ωの周期関数c(ωt)と、を用い、所定のビット幅T、および、チップ幅C = T/Nを用い、
基本搬送信号c(ωt)は、周期2π/ωの周期関数であり、
∫0 2π/ω c(ωt)dt = 0
であり、c(ωt)と、その位相をηずらした信号c(ωt+η)との相関値d(η)を、
d(η) = 1/α∫0 2π/ω c(ωt+η)c(ωt)dt;
α = ∫0 2π/ω c(ωt)2dt
としたときに、相関値d(η)が、周期2π/ωの周期偶関数となる
受信方法であって、
時刻tにおいて、拡散変調信号r(t)を受信する受信工程、
整数
j = 0,1,…
と、時刻t = jTと、に対して、数列定義
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu)×d(φ[floor(u/C) mod N])du
により定められる数列
B[0],B[1],…
を求め、これらの正負によりビットを表現するビット幅Tのビット列を出力する拡散復調工程
を備えることを特徴とする方法。 - 請求項16に記載の受信方法であって、
前記拡散復調工程では、当該数列定義にかえて、数列定義
B[j] = ∫t t+T r(u)×c(ωu+φ[floor(u/C) mod N])du
により、数列
B[0],B[1],…
を定める
ことを特徴とする方法。 - クロックtにおいて、長さMのビット列
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を、
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = s[0](t)
が成立するように巡回シフトを行って、出力する巡回工程、
クロックtにおいて前記出力される長さMのビット列
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を受け付け、所定の定数ciと、所定の演算と、により長さMのビット列
p[0](t+1),p[1](t+1),…,p[M-1](t+1)
を求めて、これをクロックt+1において位相拡散符号として出力する変換工程
を備え、
当該所定の演算は、
p[0](t+1) = ci xor s[0](t);
p[j+1](t+1) = p[j](t) xor s[j](t) (0≦j≦M-2)
であり、
前記変換工程にてクロックtにおいて出力される位相拡散符号は、当該長さMのビット列
p[0](t),p[1](t),…,p[M-1](t)
を固定小数点表現とする固定小数点数p(t)にπを乗じたものを、当該クロックtにおける位相拡散の位相のずれとする
ことを特徴とする位相拡散符号生成方法。 - 請求項18に記載の位相拡散符号生成方法であって、
クロック0における当該長さMのビット列
s[0](0),s[1](0),…,s[M-1](0)
は、「すべてが0」ではなく、かつ、「すべてが1」ではない
ことを特徴とする位相拡散符号生成方法。 - クロックtにおいて、1ビットの乱数
v(t)
を出力する乱数工程、
クロックtにおいて、長さMのビット列
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を、
s[i](t+1) = s[i+1](t) (0≦i≦M-2);
s[M-1](t+1) = v(t)
が成立するようにシフトを行って、出力するシフト工程、
クロックtにおいて前記出力される長さMのビット列
s[0](t),s[1](t),…,s[M-1](t)
を受け付け、所定の定数ciと、所定の演算と、により長さMのビット列
p[0](t+1),p[1](t+1),…,p[M-1](t+1)
を求めて、これをクロックt+1において位相拡散符号として出力する変換工程
を備え、
当該所定の演算は、
p[0](t+1) = ci xor s[0](t);
p[j+1](t+1) = p[j](t) xor s[j](t) (0≦j≦M-2)
であることを特徴とする方法。 - 請求項18から20のいずれか1項に記載の位相拡散符号生成方法であって、
当該所定の定数ciは0である
ことを特徴とする方法。 - コンピュータを、請求項9に記載の送信装置として機能させることを特徴とするプログラム。
- コンピュータを、請求項10に記載の受信装置として機能させることを特徴とするプログラム。
- コンピュータを、請求項11から13のいずれか1項に記載の位相拡散符号生成装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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