JPH11284102A - 高周波用半導体パッケージ - Google Patents

高周波用半導体パッケージ

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JPH11284102A
JPH11284102A JP10082183A JP8218398A JPH11284102A JP H11284102 A JPH11284102 A JP H11284102A JP 10082183 A JP10082183 A JP 10082183A JP 8218398 A JP8218398 A JP 8218398A JP H11284102 A JPH11284102 A JP H11284102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号伝送線路やスロット孔のパターン端部の
角部の印刷性が悪く、にじみや欠損を生じやすいという
問題があった。 【解決手段】 誘電体材料から成る絶縁基板と蓋体とで
半導体素子を収納するためのキャビティを形成し、この
キャビティ内部における上記絶縁基板の表面側に上記半
導体素子と電気的に接続される第1の信号伝送線路を設
け、この絶縁基板の裏面側における上記第1の信号伝送
線路と対峙する部分に第2の信号伝送線路を設け、上記
絶縁基板内に上記第1の信号伝送線路と第2の信号伝送
線路とを電磁結合させるためのスロット孔を有するグラ
ンド層を設けた高周波用半導体パッケージであって、上
記第1の信号伝送線路と第2の信号伝送線路とのパター
ン端部の角部を、この信号伝送線路幅の1/10以上の
曲率半径を有する円弧状に形成したり、上記スロット孔
のパターン端部の角部をこのスロット孔幅の1/10以
上の曲率半径を有する円弧状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子を収納す
るための半導体パッケージに関し、特にマイクロ波領域
やミリ波領域の信号を処理するための半導体素子を収納
する高周波用半導体パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の高周波用半導体パッケージは、図3に示すように、誘
電体材料から成る絶縁基板10と蓋体11とで形成され
るキャビティ12内に半導体素子13を収納して気密に
封止するように構成されている。そして、半導体素子1
3に接続された信号伝送線路14を絶縁基板10の表面
側から側面を経由して裏面側まで延在するように設け、
この裏面側部分の信号伝送線路14を外部回路基板18
の配線導体19に半田20などで接合することによっ
て、外部回路基板18上に実装している。
【0003】また、図4に示すように、絶縁基板10の
表面側のキャビティ内に第1の信号伝送線路16aを形
成するとともに、絶縁基板10の裏面側に第2の信号伝
送線路16bを形成し、この第1の信号伝送線路16a
と第2の信号伝送線路16bとを絶縁基板10を貫通し
て形成されたビアホ−ル21を介して接続した高周波用
半導体パッケージも提案されている。この高周波用半導
体パッケージでは、絶縁基板10の裏面側に形成された
第2の信号伝送線路16bを外部回路基板18の配線導
体19に半田20などで接合することによって、外部回
路基板18上に実装している。
【0004】ところが、図3に示す高周波用半導体パッ
ケージでは、信号伝送線路14が絶縁基板10と壁体1
5との間を通過するように形成されることから、信号伝
送線路14が絶縁基板10と壁体15との間を通過する
部分ではマイクロストリップ線路からストリップ線路に
なり、信号伝送線路14の幅を狭く形成しなければなら
ない。このように信号伝送路14の幅を部分的に狭く形
成すると、反射損、放射損、或いは共振現象などが発生
しやすくなり、高周波信号の特性劣化が起こるという問
題を誘発する。
【0005】また、絶縁基板10の側面部分では、信号
伝送線路14が曲折して設けられることから、ミリ波帯
で用いた場合は反射が大きくなり、信号を伝送すること
が困難となる。
【0006】さらに、半導体素子13を搭載する絶縁基
板10の側面に信号伝送線路14が形成される関係上、
高周波用半導体パッケージ自体も必然的に大きくなり、
外部回路基板18の小型化が困難であった。
【0007】これに対して、図4に示す高周波用半導体
パッケージでは、絶縁基板10の表面側の信号伝送線路
16aと裏面側の信号伝送線路16bとをビアホール2
1を介して接続していることから、信号伝送線路の幅の
変更や曲折による特性劣化はないものの、伝送される信
号周波数が20GHz以上になると、ビアホール21で
の透過損失が急激に大きくなるという問題があった。
【0008】そこで本発明者等は、このような問題を解
決するために、絶縁基板1側の信号伝送線路と裏面側の
信号伝送線路とを、この間に介在させたグランド層のス
ロット孔を介して電磁結合させることによって、マイク
ロ波領域からミリ波領域で信号を伝送することができる
高周波用半導体パッケージを提案した(特開平09−1
86268号公報参照)。
【0009】ところが、この高周波用半導体パッケージ
では、絶縁基板の表面側の信号伝送線路や裏面側の信号
伝送線路をスクリーン印刷したり、スロット孔を有する
グランド層を連続して大量にスクリーン印刷すると、信
号伝送線路のパターン端部でパターンの欠如やかすれが
発生し、スロット孔部分ではインクのにじみが発生し、
正確な長方形の形状を再現性よく形成できず、その結果
伝送特性が劣化するという問題があった。
【0010】本発明はこのような従来装置の問題点に鑑
みてなされたものであり、量産の際の印刷性を向上さ
せ、かつマイクロ波領域からミリ波領域においても信号
の伝送特性が劣化しない高周波用半導体パッケージを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る高周波用半導体パッケージでは、誘
電体材料から成る絶縁基板と蓋体とで半導体素子を収納
するためのキャビティを形成し、このキャビティ内部に
おける前記絶縁基板の表面側に前記半導体素子と電気的
に接続される第1の信号伝送線路を設け、この絶縁基板
の裏面側における前記第1の信号伝送線路と対峙する部
分に第2の信号伝送線路を設け、前記絶縁基板内に前記
第1の信号伝送線路と第2の信号伝送線路とを電磁結合
させるためのスロット孔を有するグランド層を設けた高
周波用半導体パッケージにおいて、前記第1の信号伝送
線路と第2の信号伝送線路とのパターン端部の角部を、
この信号伝送線路幅の1/10以上の曲率半径を有する
円弧状に形成した。
【0012】また、請求項2に係る高周波用半導体パッ
ケージでは、誘電体材料から成る絶縁基板と蓋体とで半
導体素子を収納するためのキャビティを形成し、このキ
ャビティ内部における前記絶縁基板の表面側に前記半導
体素子と電気的に接続される第1の信号伝送線路を設
け、この絶縁基板の裏面側における前記第1の信号伝送
線路と対峙する部分に第2の信号伝送線路を設け、前記
絶縁基板内に前記第1の信号伝送線路と第2の信号伝送
線路とを電磁結合させるためのスロット孔を有するグラ
ンド層を設けた高周波用半導体パッケージにおいて、前
記スロット孔のパターン端部の角部をこのスロット孔幅
の1/10以上の曲率半径を有する円弧状に形成した。
【0013】さらに、請求項1または請求項2に係る高
周波用半導体パッケージでは、第1の信号伝送線路と第
2の信号伝送線路とのパターン端部の角部を、この信号
伝送線路幅の1/4以下の曲率半径を有する円弧状に形
成するとともに、スロット孔のパターン端部の角部をこ
のスロット孔幅の1/2以下の曲率半径を有する円弧状
に形成することが望ましい。
【0014】
【作用】上記のような高周波用半導体パッケージによれ
ば、信号伝送線路やスロット孔のパターン端部の角部を
円弧状に形成することにより、良好な印刷性を保つこと
ができ、インクのにじみ、パターンの欠損等の不良を低
減することでき、寸法精度の高い線路およびスロット孔
を再現性よく形成でき、かつマイクロ波領域からミリ波
領域の周波数においても信号を低損失で伝送可能な線路
およびスロット孔を形成できる。
【0015】また、絶縁基板の表面側に形成する第1の
信号伝送線路と裏面側に形成する第2の信号伝送線路と
を、グランド層に形成したスロット孔を介して電磁結合
させることから、信号線路を曲折して形成した場合に発
生する反射損や放射損を低減でき、またビアホールなど
による透過損失も排除でき、もって高周波信号の伝送損
失を抑制できる。
【0016】
【発明の実施の形態】請求項1および請求項2に係る高
周波用半導体パッケージを図1に示す。この高周波用半
導体パッケージ1は、誘電体材料から成る絶縁基板2と
蓋体3とでキャビティ4が形成されており、そのキャビ
ティ4内には、MMIC(MicrowaveMonolithic Integr
ated Circuit )、MIC(Microwave Integrated Circ
uit)等の半導体素子5が収納される。絶縁基板2を構
成する誘電体材料としては,誘電率が15以下のセラミ
ックス、ガラスセラミックス、セラミック金属複合材
料、ガラス有機樹脂系複合材料などが望ましく、このう
ち誘電率が5以上のセラミックス、ガラスセラミック
ス、セラミック金属複合材料、ガラス有機樹脂系複合材
料などが特に望ましい。
【0017】蓋体3は、キャビティ4からの電磁波が外
部に漏洩するのを防止できる材料で構成され、セラミッ
クス、セラミック金属複合材料、ガラスセラミックスな
どが使用できるが、これらの材料中に電磁波を吸収させ
ることができるカーボンなどの電磁波吸収物質を分散さ
せたり、蓋体の表面にこれらの電磁波吸収物質を塗布す
ることもできる。
【0018】前記キャビティ4内の絶縁基板2の表面に
は、半導体素子5に信号を伝送するための第1の信号伝
送線路6が形成されている。また、絶縁基板2の裏面側
には、第2の信号伝送線路7が形成され、外部回路基板
(不図示)に表面実装することができるように構成され
ている。絶縁基板2内には、導体層からなるグランド層
8がほぼ全面にわたって形成されている。そして、第1
の信号伝送線路6と第2の信号伝送線路7との対峙部分
のグランド層8には、スロット孔9が形成されている。
第1の信号伝送線路7と第2の信号伝送線路8の端部を
対峙するように形成することにより、グランド層8のス
ロット孔9を介して電磁結合され、損失の少ない信号の
伝達が行われる。
【0019】第1の信号伝送線路6と第2の信号伝送線
路7は、絶縁基板1と同時焼成できる金属材料で、かつ
導電率が高いものが望ましく、特に信号の伝送損失を小
さくするためには、AgやCuなどの低抵抗導体を用い
ることが望ましい。
【0020】第一の信号伝送線路6 と第二の信号伝送線
路7 は、絶縁基板1 と同時焼成できる金属材料で、かつ
導電率の高いものが望ましく、特に信号の伝送損失を小
さくするためには、AgやCuなどの低抵抗導体を用い
ることが望ましい。
【0021】平均粒径が2〜6μm、BET比表面積が
0.5〜5.0m2/gからなる市販の金属粉末100
重量部に対して、0.1〜5.0重量部の割合でガラス
粉末を配合し、2〜6重量部のバインダーと10〜50
重量部の溶媒からなるビヒクルを添加し、導体ペースト
を作成した。この導体ペーストは印刷性を良くするため
表層に印刷するペーストを湿式混合して作成した場合、
粘度を300〜1000ポイズに制御することが望まし
い。特に配線パターンの形状、寸法によって粘度がこの
範囲内で変更する必要がある。また、印刷に用いる製版
は配線パターンは微細であることから、レジスト厚みを
50μm以下、メッシュは♯400以上のもので開孔率
が45%以上の製版を用いることが望ましい。
【0022】図2は、図1の高周波用半導体パッケージ
1に形成された第1の信号伝送線路6と第2の信号伝送
線路7との電磁結合部を示す図である。第1の信号伝送
線路6と第2の信号伝送線路7のパターン端部の角部C
1 は円弧状に形成されており、この円弧状部分は曲率半
径が信号伝送線路幅の1/10以上に形成されている。
またスロット孔9のパターン端部の角部C2 も円弧状に
形成されており、この円弧状部分は曲率半径がスロット
孔9の短辺の1/10以上に形成されている。
【0023】このように、信号伝送線路やスロット孔の
パターン端部の角部C1 、C2 を円弧状に形成すると、
このような円弧状部を設けない場合と比較して伝送特性
に若干差異が見られるが、角部C1 、C2 の円弧状の曲
率半径を信号伝送線路幅の1/4以下に形成したり、ス
ロット孔の短辺の1/2以下に形成すると、伝送特性に
おいてもほとんど差異は見られなくなる。
【0024】したがって、第1の信号伝送線路6と第2
の信号伝送線路7のパターン端部の角部C1 の円弧状部
分は曲率半径が信号伝送線路幅の1/10〜1/4、特
に1/7〜1/4に形成することが最適であり、またス
ロット孔9のパターン端部の角部C2 の円弧状部分は曲
率半径はスロット孔9の短辺の1/10〜1/2、特に
1/7〜1/2に形成することが最適である。
【0025】電磁結合部を構成する第1の信号伝送線路
6と第2の信号伝送線路7は、それぞれの信号伝送線路
の端部がスロット孔9の中心から伝送信号の波長λの1
/4相当の長さで突出するような寸法に形成されること
が望ましい。また、スロット孔9は、長辺と短辺とから
成る細長い孔であり、その形状で使用周波数と周波数の
帯域幅を特定することができる。そのため、スロット孔
9の長辺は伝送信号の波長λの1/2相当の長さにする
のが望ましく、短辺は伝送信号の波長λの1/5相当か
ら1/50相当の長さに設定するのが望ましい。
【0026】
【実施例】誘電率9.0、誘電損失8.0×10-4(測
定周波数60GHz)のガラスセラミックスの生成形体
に、銅ペーストをスクリーン印刷して、パターンの印刷
性を調べた。なお、第1の信号伝送線路と第2の信号伝
送線路の線路幅は0.24mmに、第1の信号伝送線路
の開放端の長さは0.3mmに、第2の信号伝送線路の
開放端の長さは0.3mmに、スロット孔の短辺は0.
20mmに、スロット孔の長辺は0.85mmとした。
【0027】信号伝送線路とスロット孔のパターン端部
の角部を円弧状に設計(スクリーン印刷)した形成した
場合と直角に設計(スクリーン印刷)した場合のパター
ンの印刷性を比較した。まず、パターン端部の角部を直
角に設計したものと、信号伝送線路におけるパターン端
部の角部の円弧状の曲率半径が0.12mm、0.06
mm、0.03mm、0.015mmで、スロット孔の
パターン端部の角部の円弧状の曲率半径が0.10m
m、0.05mm、0.025mm、0.015mmに
設計したものを用意し、同じ製版で印刷回数を500
回、1000回、2000回、3000回行ったときの
不良発生数を検査した。なお、ここで不良とは、パター
ン端部が欠如したり、かすれたり、インクがにじんで一
定の間隔が維持できず伝送線路の特性を著しく低下させ
たものをいう。その結果を表1、表2に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】表1、表2から明らかなとおり、信号伝送
線路のパターンとスロット孔のパターンは、印刷回数が
増加すると、曲率半径が大きいものほど不良発生数が減
少し、特にパターン端部の角部の曲率半径が線路幅の1
/10以上になったり、スロット孔の孔幅の1/10以
上になると、不良発生率は激減し、曲率半径が2/10
以上では発生率が0となった。
【0031】また、誘電率9.0、誘電損失8.0×1
0-4(測定周波数60GHz)のガラスセラミックスの
生成形体に、銅ペーストをスクリーン印刷して、900
℃の温度で同時焼成することによって信号伝送線路とグ
ランド層を有する絶縁基板を作製し、それぞれのパター
ン形状における透過損失と反射損の伝送特性を測定し
た。その結果を表3に示す。
【0032】
【表3】
【0033】表3から明らかなとおり、パターン端部の
角部の曲率半径が信号伝送線路で0.12mm、スロッ
ト孔で0.10mmとなる場合、パターン端部の角部に
円弧を設けない場合よりも若干特性が劣化するが、信号
を伝送する周波数においてはほとんど影響が見られな
い。
【0034】また、パターン端部の角部に円弧を設けな
い場合と比較して伝送特性に差異が見られないのは、曲
率半径が信号伝送線路幅の1/4となる0.06mm以
下の条件で作製した場合と、曲率半径がスロット孔の短
辺の1/2となる0.10mm以下の条件で作製した場
合においてであることも分かった。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る高周波用
半導体パッケージによれば、信号伝送線路のパターン端
部の角部を円弧状に形成することにより、良好な印刷性
を保つことができ、インクのにじみ、パターンの欠損等
の不良を低減できるとともに、マイクロ波帯領域からミ
リ波帯領域の特定周波数において信号を低損失で伝送す
ることができる。
【0036】また、請求項2に係る高周波用半導体パッ
ケージによれば、グランド層のスロット孔のパターン端
部の角部を円弧状に形成することにより、良好な印刷性
を保つことができ、インクのにじみ、パターンの欠損等
の不良を低減できるとともに、マイクロ波帯領域からミ
リ波帯領域の特定周波数において信号を低損失で伝送す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1 または請求項2 に係る高周波用半導体
パッケージを説明するための断面図である。
【図2】請求項1 または請求項2 に係る高周波用半導体
パッケージに形成された第1の信号伝送線路、スロット
孔、第2の信号伝送線路からなる電磁結合部の概略斜視
図(a)と平面図(b)である。
【図3】従来の高周波用半導体パッケージを示す図であ
る。
【図4】従来の他の高周波用半導体パッケージを示す図
である。
【符号の説明】
1‥‥‥高周波用半導体パッケージ、2‥‥‥絶縁基
板、3‥‥‥蓋体、4‥‥‥キャビティ、5‥‥‥半導
体素子、6‥‥‥第1の信号伝送線路、7‥‥‥第2の
信号伝送線路、8‥‥‥グランド層、9‥‥‥スロット
孔、10‥‥‥絶縁基板、11‥‥‥蓋体、12‥‥‥
キャビティ、13‥‥‥半導体素子、14‥‥‥信号伝
送線路、15‥‥‥壁体、16‥‥‥信号伝送線路、1
7‥‥‥ビアホ−ル、18‥‥‥外部回路基板、19‥
‥‥配線層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体材料から成る絶縁基板と蓋体とで
    半導体素子を収納するためのキャビティを形成し、この
    キャビティ内部における前記絶縁基板の表面側に前記半
    導体素子と電気的に接続される第1の信号伝送線路を設
    け、この絶縁基板の裏面側における前記第1の信号伝送
    線路と対峙する部分に第2の信号伝送線路を設け、前記
    絶縁基板内に前記第1の信号伝送線路と第2の信号伝送
    線路とを電磁結合させるためのスロット孔を有するグラ
    ンド層を設けた高周波用半導体パッケージにおいて、前
    記第1の信号伝送線路と第2の信号伝送線路とのパター
    ン端部の角部を、この信号伝送線路幅の1/10以上の
    曲率半径を有する円弧状に形成したことを特徴とする高
    周波用半導体パッケージ。
  2. 【請求項2】 誘電体材料から成る絶縁基板と蓋体とで
    半導体素子を収納するためのキャビティを形成し、この
    キャビティ内部における前記絶縁基板の表面側に前記半
    導体素子と電気的に接続される第1の信号伝送線路を設
    け、この絶縁基板の裏面側における前記第1の信号伝送
    線路と対峙する部分に第2の信号伝送線路を設け、前記
    絶縁基板内に前記第1の信号伝送線路と第2の信号伝送
    線路とを電磁結合させるためのスロット孔を有するグラ
    ンド層を設けた高周波用半導体パッケージにおいて、前
    記スロット孔のパターン端部の角部をこのスロット孔幅
    の1/10以上の曲率半径を有する円弧状に形成したこ
    とを特徴とする高周波用半導体パッケージ。
  3. 【請求項3】 前記第1の信号伝送線路と第2の信号伝
    送線路とのパターン端部の角部を、この信号伝送線路幅
    の1/4以下の曲率半径を有する円弧状に形成するとと
    もに、前記スロット孔のパターン端部の角部をこのスロ
    ット孔幅の1/2以下の曲率半径を有する円弧状に形成
    したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    高周波用半導体パッケージ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110444532A (zh) * 2019-07-17 2019-11-12 中电国基南方集团有限公司 一种htcc工艺的v波段小孔耦合型无引线表贴外壳

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CN110444532A (zh) * 2019-07-17 2019-11-12 中电国基南方集团有限公司 一种htcc工艺的v波段小孔耦合型无引线表贴外壳

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