JPH11284002A - 半導体素子の樹脂封止装置 - Google Patents

半導体素子の樹脂封止装置

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JPH11284002A
JPH11284002A JP8643898A JP8643898A JPH11284002A JP H11284002 A JPH11284002 A JP H11284002A JP 8643898 A JP8643898 A JP 8643898A JP 8643898 A JP8643898 A JP 8643898A JP H11284002 A JPH11284002 A JP H11284002A
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gate
mold
resin
runner
holding plate
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JP8643898A
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Inventor
Michio Nakayama
三千夫 中山
Takehito Negishi
雄仁 根岸
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/38Cutting-off equipment for sprues or ingates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14639Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
    • B29C45/14655Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components connected to or mounted on a carrier, e.g. lead frame

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランナ及びゲートのクリーニングを容易に
し、且つ、最適な寸法形状のゲートやランナを設けられ
るようにし、設計の自由度を向上させる。 【解決手段】 金型108における一方104に、押え
プレート112を設け、金型108における他方102
に、プレート112の他方側の面と接合し合う面に対
し、ランナ溝114とゲート116を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレーム、
あるいは基板上の半導体素子(集積回路)を含む被成形
部をトランスファ成形により樹脂封止する際に用いる装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の樹脂封止装置によって
樹脂封止された半完成品状態のボールグリッドアレイの
部分断面を示す。
【0003】プリント基板2上には集積回路(半導体素
子)4が固定され、この集積回路4と基板2の表面の銅
パターン6がボンディングワイヤ8によって結合されて
いる。基板2の表面の銅パターン6はヴィアホール10
を介して基板2の裏面の銅パターン12と接続され、こ
の基板裏面の銅パターン12の各回路の末端がアレイ状
に配列した半球形の半田14に接続されている。外部の
回路との接続は、この半球状の半田14を介して行われ
る。この種のボールグリッドアレイBGAは、外部回路
との接続が圧接のみで実現できるため、近年その需要が
急進している。
【0004】ところで、図5に示されるように、ボール
グリッドアレイBGAを製造する場合、基板2上の集積
回路4やボンディングワイヤ8あるいは銅パターン等を
保護するために一般にトランスファ成形と称される成形
により、熱硬化性の樹脂20で封止・保護するようにし
ている。従って、必然的に、樹脂20で封止された(樹
脂封止済みの)半完成品を金型から取り出す作業が必須
となる。
【0005】トランスファ成形では、通常多数個取りの
金型が用いられるため、金型から取り出される成形品は
多数個のランナ(樹脂を導入するための通路)溝16、
を介してゲート18の先に多数個の樹脂封止済みの半完
成パッケージがついている状態が形成されることにな
る。従って、このゲート18の部分で樹脂封止済みの半
完成品をランナ溝16から切り離す作業を行わなければ
ならない。
【0006】この作業は、煩雑であるばかりでなく、切
り離しが適正に行われないと、例えば図6の(A)に示
されるように、ゲート18の部分にランナの一部16A
が残存したり、あるいは、図6の(B)に示されるよう
に、封止された樹脂20の本体が損傷を受ける場合もあ
る。このような点に鑑み、こうした作業の煩雑性や切り
離しの適正化を図るべく、従来種々の封止装置が提案さ
れている。
【0007】例えば、特開平7−205214において
は、3枚のプレート構造を採用し、いわゆるトップゲー
ト方式によって樹脂を封入する封止装置が提案されてい
る。
【0008】しかしながら、この方式の金型は、パッケ
ージとランナの取り出し位置が2箇所となるため、プレ
ート構造を3重にしなければならず、縦方向のスペース
に余裕がもてないことから、縦型成形やロボットによる
ボールグリッドアレイBGAの取り出しが非常に不便で
あるという問題があった。又、樹脂の取出しやランナや
カルのクリーニングも難しいという問題もあった。
【0009】この点に鑑み、従来スライド方式と呼ばれ
る封止装置が提案されている。
【0010】この例を、図7に示す。この封止装置にお
いては、ボールグリッドアレイBGAの基板2の上面の
端部2Aは図示せぬスライド機構によって上下方向にス
ライド自在とした押えプレート30の水平突出部30A
によって押えられる。この状態で、鉛直に形成した円筒
状のポット32の中に収められた可塑化した樹脂20を
プランジャ34によって上方に押し上げる。押し上げら
れた樹脂は、水平方向に配置されたランナ36を介して
押えプレート30の上部からゲート部38を介してボー
ルグリッドアレイBGAの封止キャビティ40内に封入
される。この樹脂封入により集積回路等を封止した後、
押えプレート30を上昇させ、樹脂封止されたボールグ
リッドアレイBGAが(ロボットによって)取り出され
る。
【0011】なお、上記構成はポット32を中心に図の
左右に対象に一対あり、図ではその左側の部分のみが示
されている。又、図の符号42は、ランナ36の下部を
支えると共に前記円筒状のポット32の外周を形成する
ランナブロックである。このランナブロック42は全体
が直方体であり、その中に、ランナエジェクタピン44
が上下動自在に配置されている。このランナエジェクタ
ピン44により樹脂封止後のランナ36が上方に持ち上
げられ、ランナ36をゲート部38から切り離す、いわ
ゆる「ゲート切り」が行われる。
【0012】このスライド方式の封止装置は、基板2の
上をランナ36が走らないため、基板2とランナ36と
の接着がなく、「ゲート切り」の性能を向上できる。
又、樹脂封止済みのボールグリッドアレイBGAをロボ
ットにて自動的に取り出す構成を比較的容易に実現する
ことができる。
【0013】又、このようなスライド方式以外にも基板
2上をランナやゲートが走らない方法として、図8に示
すような方法も提案されている。
【0014】図8(A)は、上下に2分割される金型7
0、72の間に、図8(B)に示すようなゲート溝82
を有するゲートプレート80を、基板2上に設けるよう
にした方式である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すような封止装置は、ランナやゲートが基板等の被成
形品に接しているため、図6を用いて既に説明した不具
合の他に、以下のような問題点もある。
【0016】例えばプラスチックボールグリッドアレイ
BGA(P−BGA)の封止成形の場合は、ランナやゲ
ートが基板からきれいに剥がれるようにするため、基板
2の最外表層のレジストが掛からないように表面上にラ
ンナとゲートの形状に合わせた金めっき部を設けるよう
にしているが、それでもうまく剥れないことが多い。
【0017】又、電子部品の封止成形においては、被成
形品のランナやゲートが接する面には、電気配線回路や
端子を設けられないという問題もある。
【0018】さらには、熱硬化性樹脂による封止成形に
おいては、樹脂と樹脂成形品の前記膨脹係数に差が発生
すると(金型温度(成形温度)は通常175℃前後)、
封止成形後の温度が下がらないうちにランナやゲートを
被成形品から剥がさないとランナ部で被成形品に反りを
与えてしまうこともある。
【0019】又、図7に示すようなスライド方式の封止
装置では、ゲート38が押えプレート30上にあったた
め、カルの取外しが必ずしも良好に行われないことがあ
り、従って封止を常に最良の状態で行うには、頻繁に洗
浄等のメンテナンスを行う必要があるという問題があっ
た。又、ゲート38の付近は樹脂の流速が速くなるため
劣化し易いにも拘らず、ゲート38付近のみを交換する
ことができないという問題もあった。
【0020】図8(A)、(B)の装置では、ランナ7
8からゲート76につながるキャビティの厚さが薄い場
合、ゲートプレート80に最適な寸法形状のゲート76
やランナ溝82が設けられないという難点があった。
又、ゲートプレート80に、インサートゲートを設けた
り、あるいはゲートを可動ゲートにしたりすることがで
きないという問題もあり、構造的に自由度が低かった。
更に、ゲートプレート80からランナ78をエジェクト
するためのエジェクタピン(図示せず)が、基板2など
の被成形品を避けた位置にしか設置することができない
ため、ゲート76の付近のカルをエジェクトできないこ
とがあるという問題もあった。
【0021】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、製品の取出しを簡素化し、ラン
ナ及びゲート等の清掃(クリーニング)を容易化して、
且つ、その回数を大幅に低することができ、さらに常に
良好な状態に維持されたゲートを備えることにより、良
好な全自動運転を可能とする半導体素子の樹脂封止装置
を提供することをその課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、固定型と可動型からなる金型と、半導体素子を含む
被成形品を押える押えプレートと、を備え、熱硬化樹脂
をランナ溝及びゲートを介してキャビティ内に封入し、
前記被成形品を封止する半導体素子の樹脂封止装置にお
いて、前記金型における一方に、前記押えプレートを設
け、前記金型における他方に、前記押えプレートの該他
方側の面と接合し合う面に対し、前記ランナ溝とゲート
を形成したことにより、上記課題を解決したものであ
る。
【0023】請求項2に記載の発明は、前記ゲートをイ
ンサートゲートとしたことにより、同様に上記課題を解
決したものである。
【0024】請求項3に記載の発明は、前記ゲートを可
動ゲートとしたことにより、同様に上記課題を解決した
ものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明が適用されたボールグリッ
ドアレイ用の樹脂封止金型の要部を示した略断面図であ
る。
【0027】この樹脂封止装置100は、上型(可動
型)102と、下型(固定型)104とからなり、キャ
ビティ106を形成可能な金型108と、ボールグリッ
ドアレイBGAの半導体素子(図示省略)を含む基板
(被成形品)110を押える押えプレート112とを備
える。熱硬化性の樹脂PLはランナ溝114及びゲート
116を介してキャビティ106内に封入され、該キャ
ビティ106内に臨まされた基板110の一部(被成形
品)118を封止する。
【0028】ここで、この実施形態では、下型104側
に押えプレート112が設けられ、上型102側に押え
プレート112に対峙してランナ溝114及びゲート1
16の双方が形成されている。
【0029】前記押えプレート112は、基板110の
端部110aを上から押さえるための突出部120を備
える。突出部120の上面120aは、キャビティ10
6の側面上部へ向けて下降・傾斜している。
【0030】前記ランナ溝114は、樹脂PLの流れる
通り道(溝)として、上型102の下面102aであっ
て、押えプレート112の水平な上面112aと対峙す
る面102a1に沿って形成されている。
【0031】前記ゲート116は、ランナ溝114から
樹脂PLをキャビティ106内へ流入させるための連絡
通路(溝)として、上型102の下面102aであっ
て、押えプレート112の突出部120の傾斜した上面
120aと対峙する面102a2に沿って組み込まれて
いる。
【0032】前記突出部120の上面120aがキャビ
ティ106の側面上部106aへ抜けて下降・傾斜して
いることから、ゲート116もこの傾斜に沿って下降・
傾斜して形成されている。
【0033】図の符号、130a〜130cは上型10
2が上方に持ち上がる時に、ランナ溝114あるいはゲ
ート116に溜まった樹脂(以降、これをカルという)
PLKを下側へ押し付けて引き離すためのエジェクタピ
ン、132aは押えプレート112上に残されたカルP
LKを押えプレート112から上側へ押し出して引き離
すためのエジェクタピン、134a、134bは、ボー
ルグリッドアレイBGAの基板110を下型104から
上側へ押し出して引き離すためのエジェクタピンをそれ
ぞれ示しており、いずれも図示せぬ駆動機構あるいはば
ね等により上下動可能である。
【0034】なお、図1に示したものは、樹脂PLをボ
ールグリッドアレイBGAの基板110を上側から封入
するものであったが、これとは逆に、ボールグリッドア
レイBGAの基板110の下側にキャビティ106を配
置し、樹脂PLを下側からキャビティ106内に封入す
る方式を採用してもよい。
【0035】次に、この金型装置の作用、即ち、樹脂P
Lをキャビティ106内に封入する工程について、図2
を参照しながら説明する。
【0036】本実施形態において、被成形品はボールグ
リッドアレイBGAの基板110である。
【0037】図2の(A)を参照して、先ず基板110
を下型104に装填する。次に、下型104に上下に摺
動するように設けられた押えプレート112を下げて、
基板110をクランプする。その後、上型102と下型
104を閉じ、成形を始める。図2(A)は、この段階
で溶解した樹脂PLを注入中の状況を示している。基板
110は、その周囲を下型104に上下に摺動するよう
に設けられた前記押えプレート112と上型102にク
ランプされているため、樹脂PLは、押えプレート11
2に接するように上型102側に設けられたランナ溝1
14、及びゲート116を通ってキャビティ106内に
注入される。
【0038】図2(B)は、図2(A)の次の工程を表
わしているもので、樹脂PLが設定量(基準量)又は所
定時間に達した後(モールド成形後)、図2(A)の状
態から上型102が上方へ持ち上げられた様子を示した
図である(型開き状態)。
【0039】上型102が上方へ持ち上げられる際、エ
ジェクタピン130aは、集積回路上の(固まった)樹
脂PLを軽く押し、樹脂PLを下型104上に預ける。
又、エジェクタピン130b、130cは、上型102
のランナ溝114に溜まったカルPLKとランナ溝11
4とがきれいに剥がれるように軽く押す役割を果たして
いる。
【0040】このようにして、上型102が上方へ持ち
上げられた後には、エジェクタピン130b、130c
に押されたカルPLKがきれいに押えプレート112上
に残存するようになる。
【0041】次に、図2(C)に示すように、押えプレ
ート112をそのままの状態にしておき、エジェクタピ
ン132aを上方に動作させ、カルPLKを押えプレー
ト上面、及び図示せぬプランジャヘッド上面並びにポッ
トから切離す。それと同時に、ゲート116をブレイク
させる。その後、図2(D)に示すように、押えプレー
ト112を図に示すように、上方に持ち上げ、押えプレ
ート112の突出部120の下面120bと基板110
の上面端部110aとを離反させることにより、基板1
10を固定状態から解放する。
【0042】次に、押えプレート112の突出部120
の下面120bと基板110の端部110aとを離反さ
せた後、エジェクタピン134a、134bを下型10
4側より上方に作動させることにより、製品である樹脂
封止済みの基板110が下型104より持ち上げられ
る。基板110が取除かれた後は、各部のクリーニング
が行われる。
【0043】次に、封止済みの基板110が取り除か
れ、図示せぬロボットにより次工程へ搬送される。その
後、次の(樹脂封止されるべき)基板110が組み込ま
れ、次の封止準備に入る。
【0044】このように、ランナ溝114及びゲート1
16を上型102に設け、押えプレート112の上面1
12aを溝の無い平面で構成したことにより、ゲート1
16周りにランナ溝114の形状を製品に適した寸法に
形成できるため、自由度を大幅に向上させることができ
る。又、成形後の型が開く動作に同期して動作するエジ
ェクタピン130bを、ゲート116の近くの上型10
2に設けることができるようになり、カルPLKをラン
ナ溝114から確実に突き出すことが可能となる。
【0045】なお、図3に示すように、ゲート116を
交換可能なインサートゲート216とすることにより、
ゲート216のみを耐摩耗性の高い材質に交換したり、
又、成品の品種によって交換することにより、多品種対
応型にもできる。
【0046】又、図4(A)、(B)に示すように、更
にゲートを上下動可能な可動ゲート316とすることに
より、被成形品の形状や、「成形用樹脂の仕様によって
は樹脂注入中はゲートを大きく開口させなければならな
い」という要請にも対応できるようになり、自由度が広
がる。更に、この可動ゲート方式を用いることによっ
て、封止後に該可動ゲート316によってキャビティ1
06内の樹脂PLとランナ溝114内の樹脂PLとを分
離でき、ランナ溝114内やゲート116付近の樹脂P
Lが被成形品に直接接しないようにして成形できるよう
になり、又、可動ゲート316が降りてくるときに、キ
ャビティ106内の樹脂の封入圧が高まって、それだけ
確実な封止ができるようになる。
【0047】なお、本実施形態では、キャビティ106
の上面106bが被成形品より上に位置していたが、特
にこれに限定しているわけではなく、キャビティ106
の上面106bが被成形品の上面より低い場合でも対応
できる。
【0048】又、本実施形態では、キャビティアップの
ボールグリッドアレイBGAの例が示されていたが、本
発明はこれに限定されず、他の半導体素子の樹脂封止装
置にも適用でき、キャビティダウンのボールグリッドア
レイBGAや、基板上に実相された電子機能チップ(C
OP)の封止成形への応用が可能である。又、ICカー
ドに実相された電子機能チップの封止成形や、オートモ
ールドシステム用封止金型装置への応用も可能である。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明によれ
ば、金型における一方に、押えプレートを設け、金型に
おける他方に、カル等の残存物をランナ溝やゲートから
きれいに切り離すことができ、又、ランナ溝及びゲート
等の清掃(クリーニング)を容易化及び設計自由度の大
幅な向上が達成でき、良好な全自動運転を可能とするこ
とができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるボールグリットアレイ用の封止
装置の樹脂封止中及び樹脂封止後におけるランナ溝及び
ゲートの設置状態を表わした断面図
【図2】図1の封止装置の樹脂封止工程を表わす断面図
【図3】図1及び図2のゲートをインサートゲートとし
た断面図
【図4】図1及び図2のゲートを可動ゲートをとした断
面図
【図5】ボールグリットアレイの基板が樹脂封止された
ときの従来例を示す部分断面図
【図6】上記従来の樹脂封止においてランナ(カル)を
取り除くときの不具合を説明した部分断面図
【図7】スライド方式の封止装置の従来例を示す部分断
面図
【図8】ボールグリットアレイが樹脂封止されたときの
従来例を示す部分断面図
【符号の説明】
BGA…ボールグリットアレイ 102…上型 104…下型 106…キャビティ 110…基板(被成形品) 114…ランナ溝 116…ゲート PL…樹脂 PLK…カル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型と可動型からなる金型と、半導体素
    子を含む被成形品を押える押えプレートと、を備え、熱
    硬化樹脂をランナ溝及びゲートを介してキャビティ内に
    封入し、前記被成形品を封止する半導体素子の樹脂封止
    装置において、 前記金型における一方に、前記押えプレートを設け、 前記金型における他方に、前記押えプレートの該他方側
    の面と接合し合う面に対し、前記ランナ溝とゲートを形
    成したことを特徴とする半導体素子の樹脂封止装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記ゲートをインサートゲートとしたことを特徴とする
    半導体素子の樹脂封止装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記ゲートを可動ゲートとしたことを特徴とする半導体
    素子の樹脂封止装置。
JP8643898A 1998-03-31 1998-03-31 半導体素子の樹脂封止装置 Pending JPH11284002A (ja)

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