JPH11283338A - 情報再生方法及び装置 - Google Patents

情報再生方法及び装置

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JPH11283338A
JPH11283338A JP10083691A JP8369198A JPH11283338A JP H11283338 A JPH11283338 A JP H11283338A JP 10083691 A JP10083691 A JP 10083691A JP 8369198 A JP8369198 A JP 8369198A JP H11283338 A JPH11283338 A JP H11283338A
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JP10083691A
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Inventor
Tomohito Takada
智史 高田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮記録された映像信号を圧縮状態のまま高
速で読み出し可能な情報再生方法及び装置を提供する。 【解決手段】 一定量のデータF1〜F10が連続して
記録された記録媒体103上の異なる位置から、データ
F1〜F10を同時に読み出して復調し、復調したデー
タF1〜F10を一定量単位で各記憶領域S1〜S8へ
格納する読出手段101,104a〜107と、一定量
のデータF1〜F10の再生周期の開始時点に同期し
て、各記憶領域S1〜S8に記憶されたデータF1〜F
10を同時に読み出し、一定量のデータF1〜F10を
記録時の順序に並び替えて、単一の再生データとして再
生周期のn倍(n>1)のデータレートで出力する出力
手段101,107,109a〜111とを具備するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク記録媒
体や光磁気ディスク記録媒体等に記録されたデータを高
速で読み出す為の、情報再生方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ディスク記録媒体や光磁気
ディスク記録媒体等に記録されたデータを高速で読み出
す為の情報再生装置が存在する。
【0003】特開平8−63867号公報には、線速度
一定フォーマット(以下、CLVとする)で記録された
データを、複数の光ピックアップを用いて角速度一定フ
ォーマット(以下、CAVとする)で高速再生する光デ
ィスク再生装置が開示されており、当該公報を従来例と
して説明する。
【0004】図3は従来例の情報再生装置のブロック図
である。
【0005】従来例の情報再生装置は、光ディスク1
と、スピンドルモータ2と、モータ制御回路3と、光ピ
ックアップ4a,4bと、増幅器5と、サーボ回路6
と、PLL回路7と、センサ8a,8bと、EFMデコ
ーダ9と、VCO10と、ROMデコーダ11と、メモ
リ12と、基準クロック発振器13と、MPEGデコー
ダ14と、CPU15と、複数の再生回路16とからな
る。
【0006】CLV記録された光ディスク1はスピンド
ルモータ2により回転される。スピンドルモータ2はC
PU15に制御されるモータ制御回路3によりCAVで
回転駆動される。
【0007】光ピックアップ4aの出力は増幅器5で増
幅されEFM(Eight toFourteen M
odulation)復調されEFMデコーダ9へ供給
される。
【0008】サーボ回路6はCPU15に制御され、ピ
ックアップ4a,4bの位置等をサーボ制御する。
【0009】センサ8a,8bは光ピックアップ4a,
4bの位置に応じた電圧をPLL回路7のVCOへ印加
し、PLL回路7はデータの読み取りクロックを生成す
る。
【0010】増幅器5からのEFM再生信号はVCO1
0からの基準クロックによりEFMデコーダ9で復調さ
れ、ROMデコーダ11へ記憶される。
【0011】ROMデコーダ11はエラー訂正してメモ
リ12へデータを出力する。
【0012】メモリ12に記憶されたデータを基準クロ
ック発振器13により出力信号のレートに合わせて読み
出し、メモリ12に記憶されたデータをMPEGデコー
ダ14で復調し、画像出力及び音声出力を得ている。
【0013】複数の再生回路16は、モータ制御回路3
〜CPU15と同様の構成を持ち、ピックアップ4a,
4bの数に応じて増加する。
【0014】図4は図3の構成における情報再生方法の
処理フローチャートである。
【0015】サーボ回路6で検出されたスピンドルエラ
ー信号をCPU15を介してVCO10へ帰還し、EF
M再生信号に同期してデータを復調しメモリ12へデー
タを記憶する(ステップS1)。メモリ12が飽和する
前に(ステップS2)、再生を停止し(ステップS
3)、メモリ12のデータが所定値まで減少すると(ス
テップS4)、CPU15から再生動作が指示されて再
生動作を再開する(ステップS1)。この動作フローは
各再生回路16毎に独立して動作している。
【0016】従って、複数の光ピックアップで読み出さ
れた情報は、それぞれ独立して再生され並行に出力され
る。
【0017】このように従来例の情報再生装置は、複数
の光ピックアップと、この数に応じた複数の再生回路を
具備し、通常のデータレートで記録された映像信号を通
常のデータレートで並行して再生出力していた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
情報再生装置は、次のような問題点があった。
【0019】第1点として、同時に読み出した記録信号
をそれぞれただ単に並行して再生出力(図3のA OU
T(1〜n),V OUT(1〜n))しているだけで
あり、記録時の順序に従った正しい配列に並び変えられ
た単一の再生出力が得られない問題があった。
【0020】第2点として、ピックアップ4a,4bの
数と同数の複数の再生回路16が必要となり、回路構成
が肥大化し作製コストが大幅に上昇する問題があった。
【0021】第3点として、圧縮信号を圧縮状態のまま
再生出力することを想定しておらず、圧縮信号を読み出
す場合には、圧縮映像信号を伸張処理する為の伸張器が
信号再生系統中に必要となる問題があった。
【0022】第4点として、第3点のような伸張処理を
伴うため、読み出されたデータを出力する際に転送時間
が長く掛かる問題があった。
【0023】第5点として、従来例の情報再生装置で
は、その読出信号を情報再生装置の後段に接続された映
像編集装置やビデオサーバ等で編集・再生作業する度
に、伸張器及び圧縮器により読出信号圧縮・伸長処理が
反復されるので、再生映像の画質が劣化する問題があっ
た。
【0024】第6点として、第5点の再生映像の画質劣
化を防止する為に、伸張器や圧縮器を用いず、映像信号
を元のビットレートを維持したままビデオサーバへ蓄積
した場合は、圧縮映像データ量が多いので、ビデオサー
バが非常に大きな記憶容量を必要とする問題があった。
【0025】ここにおいて本発明の目的は、圧縮記録さ
れた映像信号を圧縮状態のまま高速で読み出し可能な情
報再生方法及び装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次に列挙する新規な特徴的手段及び手法を
採用する。
【0027】本発明方法の情報再生方法の特徴は、一定
量のデータ(図2のF1〜F10)が連続して記録され
た記録媒体(図1の103)上の異なる位置から、デー
タ(F1〜F10)を同時に読み出して復調し、復調し
たデータ(F1〜F10)を一定量単位で各記憶領域
(図1のS1〜S8)へ格納し、一定量のデータ(F1
〜F10)の再生周期の開始時点に同期して、各記憶領
域(S1〜S8)に記憶されたデータ(F1〜F10)
を同時に読み出し、一定量のデータ(F1〜F10)を
記録時の順序に並び替えて、単一の再生データ(Dp,
Dv)として再生周期のn倍(n>1)のデータレート
で出力することにある。
【0028】本発明装置の情報再生装置の特徴は、一定
量のデータ(図2のF1〜F10)が連続して記録され
た記録媒体(図1の103)上の異なる位置から、デー
タ(F1〜F10)を同時に読み出して復調し、復調し
たデータ(F1〜F10)を一定量単位で各記憶領域
(図1のS1〜S8)へ格納する読出手段(図1の10
1,104a〜107)と、一定量のデータ(F1〜F
10)の再生周期の開始時点に同期して、各記憶領域
(S1〜S8)に記憶されたデータ(F1〜F10)を
同時に読み出し、一定量のデータ(F1〜F10)を記
録時の順序に並び替えて、単一の再生データ(Dp,D
v)として再生周期のn倍(n>1)のデータレートで
出力する出力手段(図1の101,107,109a〜
111)とを具備することにある。
【0029】このような手段及び手法を採用したことに
より、本発明は、複数の光ピックアップで圧縮映像デー
タが読み出され、記録時の圧縮映像データと同一の順序
で単一の再生データが得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しつつ詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の実施の形態の情報再生装置
のブロック図である。
【0032】本実施の形態の情報再生装置は、CPU1
01と、スピンドルモータ102と、光ディスク103
と、光ピックアップ104a,104bと、復調部10
5と、プリプロセッサ106と、タイミング制御部10
7と、メモリ108と、ポストプロセッサ109a〜1
09dと、バッファメモリ110と、フォーマット変換
部111とから構成されている。
【0033】更にフォーマット変換部111は、映像編
集装置112を介してビデオサーバ113に接続されて
いる。
【0034】CPU101は、装置各部を統合制御す
る。
【0035】スピンドルモータ102は、CPU101
から出力されるスピンドルモータ駆動信号Sdsに応じ
て、光ディスク103の最内周トラックで読取可能な一
定の角速度以上でCAV(Constant Angu
lar Velocity:角速度一定)駆動される。
【0036】光ディスク103は、記録対象の映像デー
タを圧縮処理した後、2回のCIRC(Cross I
nterleave Read−solomon Co
de)符号化処理、いわゆる二重リードソロモン符号化
処理し、更に(1,7)変調(公知の高密度記録用のブ
ロック符号化変調方式の一種であり、2進値2ビットの
原データを2進値3ビットの記録データへ変換する。こ
の変換則では、記録データ中のビット“1”と、次の記
録データ中のビット“1”との間に含まれるビット
“0”の最小個数が1,最大個数が7となるように、原
データと記録データとの関係が選ばれている)処理して
得られた圧縮記録データがCLV(Constant
Linear Velocity:線速度一定)フォー
マットで記録された記録媒体であり、スピンドルモータ
102の回転に従ってCAV駆動される。
【0037】光ピックアップ104a,104bは、C
PU101から出力される光ピックアップ駆動信号Sd
pa,Sdpbにそれぞれ従い光ディスク103半径方
向の目的位置へ移動され、光ディスク103から圧縮記
録データをそれぞれ読み出してRF信号Srfa,Sr
fbとして出力する。
【0038】復調部105は、(1,7)復調回路であ
り、RF信号Srfa,Srfbをそれぞれ(1,7)
復調処理し、復調データDdma,Ddmbとして出力
する。
【0039】プリプロセッサ106は、CIRC復号化
回路であり、復調データDdma,Ddmbに対してそ
れぞれ1度目のCIRC復号化処理によりエラー訂正
し、復号化データDfa,Dfbとして出力する。この
復号化データDfa,Dfbは、同期ブロックと呼ばれ
る一定量のデータを単位とする集合からなっており、こ
れら各同期ブロックは各同期ブロックをそれぞれ識別す
る為のヘッダ情報とデータそのものとからなる。プリプ
ロセッサ106は、このヘッダ情報を分離出力してい
る。
【0040】タイミング制御部107は、CPU101
から供給された同期ブロック情報及びプリプロセッサ1
06で分離された各同期ブロックのヘッダ情報を元に、
プリプロセッサ106からの復号化データDfa,Df
bを、どのメモリスロットS1〜S8のどのアドレスに
書き込むかを制御し、なおかつ、バッファメモリ110
の書込読出動作を制御している。
【0041】メモリ108は、複数の記憶領域であるメ
モリスロットS1〜S8に内部で分割された記憶回路で
あり、タイミング制御部107の制御に応じて、プリプ
ロセッサ106からの復号化データDfa,Dfbを復
号化データDs1〜Ds8として一時的に格納する。
【0042】ポストプロセッサ109a〜109dは、
メモリ108のメモリスロットS1〜S8(このうち最
多で4つ)から同時に並行して読み出された復号化デー
タDs1〜Ds8(このうち最多で4つ)を、2回目の
CIRC復号化処理によりエラー訂正した後、このエラ
ー訂正したデータから圧縮音声データ・制御データを一
旦分離して出力映像フォーマットと合致するよう並べ替
え、復号化データDpa〜Dpdとして出力する。
【0043】バッファメモリ110は、ポストプロセッ
サ109a〜109dから読み出された復号化データD
pa〜Dpdを一時的に格納し、非圧縮状態の映像フレ
ームの再生周期の初期位相に初期位相が一致し、なおか
つ非圧縮状態の映像フレームのデータレートの最高4倍
のデータレートを持つ、タイミング制御部107で生成
された制御タイミングに応じて、これら復号化データD
pa〜Dpdを映像フレームF1〜F10の順序に並び
替えて、圧縮再生データDpとして出力する。
【0044】フォーマット変換部111は、映像フォー
マットの変換回路であり、圧縮再生データDpを特定の
映像フォーマットである圧縮ビデオデータDvへフォー
マット変換し出力する。
【0045】映像編集装置112は、圧縮ビデオデータ
Dvを編集する為の装置であり、圧縮ビデオデータDv
を圧縮状態のまま編集処理し出力する。
【0046】ビデオサーバ113は、この編集された圧
縮ビデオデータDvを蓄積する為の装置であり、圧縮ビ
デオデータDvを圧縮状態のまま格納すると共に、外部
からの要求に応じて圧縮ビデオデータDvを再生出力す
る。
【0047】次に動作を説明する。
【0048】光ディスク103は、最内周で読取可能な
一定の角速度以上でCAV駆動され、圧縮記録データが
2つの光ピックアップ104a,104bでそれぞれ読
み取られて復調部105で(1,7)復調処理され、復
調データDdma,Ddmbとして出力される。
【0049】復調データDdma,Ddmbは、プリプ
ロセッサ106でCIRC復号化処理されてエラー訂正
され、復号化データDfa,Dfbとして同期ブロック
単位で出力されると共に、この復号化データDfa,D
fbから同期ブロック毎にヘッダ情報が分離される。
【0050】ここでCPU101は、プリプロセッサ1
06から分離されタイミング制御部107を介して供給
された各同期ブロックのヘッダ情報をカウントして、各
トラック先頭の同期ブロック番号・当該トラックに含ま
れる同期ブロック数・映像フレーム番号からなる同期ブ
ロック情報をそれぞれ生成している。
【0051】このようにして得られた復号化データDf
a,Dfbは、CPU101から供給された各同期ブロ
ック情報と、プリプロセッサ106から分離された各同
期ブロックのヘッダ情報に従って、メモリ108のメモ
リスロットS1〜S8へ書き込まれる。
【0052】このメモリ108への書込・読出動作を説
明する。
【0053】図2は図1の構成における情報再生方法の
メモリ108の書込読出タイミング図である。
【0054】映像フレームF1〜F10の圧縮記録デー
タは、光ディスク103上に連続的に記録されている。
各映像フレームF1〜F10は、1フレーム分の画像デ
ータからなるため、比較的データ量が多く、一般的に各
映像フレームF1〜F10の圧縮記録データは複数の同
期ブロックに亙って連続的に記録されている。
【0055】この圧縮記録データは、映像フレームF1
〜F10の順序通りではなく、同期ブロック単位でばら
ばらに光ピックアップ104a,104bから読み出さ
れるので、最終的に圧縮ビデオデータDvを得る為に
は、一連の映像フレームF1〜F10が途切れることな
く、なおかつ映像フレームF1〜F10の順序通りに並
び替える必要がある。
【0056】図2中の復号化データDs1〜Ds8に関
する映像フレームF1〜F8の内、斜線で示されていな
い映像フレームF1〜F8は、プリプロセッサ106か
ら出力された復号化データDfa,Dfbを復号化デー
タDs1〜Ds8としてメモリスロットS1〜S8へ書
き込む場合の書込期間を、又、斜線で示された映像フレ
ームF1〜F6は、メモリスロットS1〜S6から復号
化データDs1〜Ds6をポストプロセッサ109a〜
109dへ読み出す場合の読出期間を示している。
【0057】光ディスク103は、最内周トラックで読
取可能な速度以上でCAV駆動されているので、図2の
ように復号化データDfa,Dfbの出力期間は光ディ
スク103の回転周期T1(=T2=T3)より常に短
い。
【0058】光ピックアップ104a,104b〜プリ
プロセッサ106は、連続する映像フレームF1〜F1
0の復号化データDfa,Dfbを、図2中の復号化デ
ータDfa,Dfbのように、連続してなおかつ同時に
並行して読み出している。
【0059】ここで、復号化データDs1,Ds3,D
s4,Ds6の斜線で示されていない映像フレームF
1,F3,F4,F6の書込期間の一部のように、同一
の映像フレームF1〜F10内の異なる位置の復号化デ
ータDfa,Dfbを、2つの光ピックアップ104
a,104bが同時に読み出す場合でも、タイミング制
御部107は復号化データDfa,Dfbを同一のメモ
リスロットS1〜S8内の異なるアドレスへ同時に書き
込むよう制御している。
【0060】光ディスク103からの信号再生時には、
各トラック毎に、CPU101からの同期ブロック情報
がタイミング制御部107へ送出される。この同期ブロ
ック情報は、各同期ブロックについて、光ディスク10
3の各トラック先頭の同期ブロック番号・当該トラック
に含まれる同期ブロック数・映像フレーム番号の情報か
らなる。
【0061】タイミング制御回路107は、このCPU
101から供給された各トラック先頭の同期ブロック番
号・当該トラックに含まれる同期ブロック数・映像フレ
ーム番号の情報である同期ブロック情報から、各同期ブ
ロックに含まれる映像フレームF1〜F10を識別して
映像フレームF1〜F10毎にメモリブロックS1〜S
8を選択した後、メモリブロックS1〜S8上の、プリ
プロセッサ106から分離した各同期ブロックのヘッダ
情報が示すアドレスから符号化データDfa,Dfbを
順に書き込んでいく。
【0062】又、タイミング制御部107は、復号化デ
ータDfa,Dfbから分離されたヘッダ情報から、映
像フレームF1〜F10の同期ブロックの終了時点を検
出すると、この映像フレームF1〜F10の復号化デー
タDfa,Dfbが既に書き込まれている別のメモリス
ロットS1〜S8内の次のアドレスから引き続いて復号
化データDfa,Dfbを書き込んでいく。
【0063】ここで、タイミング制御部107の内部で
周期的に生成された、図2のような非圧縮状態の映像フ
レームF1〜F10の再生周期Tpの初期位相TR1の
時点が到来すると、記憶容量が一杯となっている複数の
メモリスロットS1〜S8からポストプロセッサ109
a〜109dと同数の最多で4つの復号化データDs1
〜Ds8を同時に並行して読み出す。
【0064】メモリ108のメモリスロットS1〜S8
からそれぞれ読み出された最多で4つの復号化データD
s1〜Ds8は、それぞれ同時に並行してポストプロセ
ッサ109a〜109dへ供給され、2回目のCIRC
復号化処理を経て復号化データDpa〜Dpdとして出
力され、バッファメモリ110へそれぞれ一旦格納され
る。
【0065】タイミング制御部107は、バッファメモ
リ110に格納された各復号化データDpa〜Dpd
を、映像フレームF1〜F10の順序で、なおかつこれ
らを非圧縮状態の映像フレームの再生周期の最高4倍の
データレートで、圧縮ビデオデータDvとして読み出
す。ここで最高4倍のデータレートである理由は、非圧
縮状態の映像フレームの1周期中に、最多で4つの復号
化データDpa〜Dpdが供給されるからである。
【0066】これを繰り返して、メモリスロットS8ま
で使用された場合、再度メモリスロットS1へ戻り、同
様に処理する。
【0067】このようにして、非圧縮状態の映像フレー
ムの1周期の期間内に、複数の映像フレームF1〜F1
0の圧縮ビデオデータDvを出力できる。
【0068】これを図2を参照して具体的に説明する。
【0069】最初に、光ディスク103の回転周期T1
内で、映像フレームF1,F2の復号化データDfa,
Dfbが読み込まれ、これら復号化データDfa,Df
bは映像フレームF1,F2に対応するメモリスロット
S1,S2へ復号化データDs1,Ds2としてそれぞ
れ書き込まれる。
【0070】次の光ディスク103の回転周期T2内
で、映像フレームF2〜F4の復号化データDfa,D
fbが読み込まれ、これら復号化データDfa,Dfb
は映像フレームF2〜F4に対応するメモリスロットS
2〜S4へ復号化データDs2〜Ds4としてそれぞれ
書き込まれる。
【0071】更に次の光ディスク103の回転周期T3
内で、映像フレームF4,F5の復号化データDfa,
Dfbが読み込まれ、これら復号化データDfa,Df
bは映像フレームF4,F5に対応するメモリスロット
S4,S5へ復号化データDs4,Ds5としてそれぞ
れ書き込まれる。
【0072】ここで、非圧縮状態の映像フレームF1〜
F10の再生周期Tpの初期位相TR1の時点が到来す
ると、記憶容量が一杯となっているメモリスロットS1
〜S3から、格納された復号化データDs1〜Ds3を
同時に並行して読み出し、ポストプロセッサ109a〜
109cへ出力する。
【0073】ポストプロセッサ109a〜109cは、
供給された復号化データDs1〜Ds3をCIRC復号
化処理し、復号化データDpa〜Dpcとしてバッファ
メモリ110へ出力する。
【0074】バッファメモリ110は、復号化データD
pa〜Dpを映像フレームF1〜F3の順序に従い、か
つ非圧縮記録データの最高4倍のデータレートで圧縮再
生データDpとして出力する。
【0075】この間にも同時に次の映像フレームF4〜
F6の復号化データDs4〜Ds6を読み込み、次のメ
モリスロットS4〜S6へそれぞれ同様に書き込む。
【0076】この一連の動作を繰り返す。
【0077】更に、外部の映像編集システム等に圧縮再
生データDpを出力する場合には、フォーマット変換部
111を介してこの映像編集システム等のデータフォー
マットに合致した圧縮ビデオデータDvに変換して出力
する。
【0078】このようにして出力された圧縮ビデオデー
タDvは、映像編集装置112へ圧縮状態のままで供給
され、編集処理されてビデオサーバ113へ供給され
る。
【0079】ビデオサーバ113は、圧縮状態のまま圧
縮ビデオデータDvを蓄積し、外部から図示しない指示
が供給されると、この蓄積された圧縮ビデオデータDv
を出力する。
【0080】このように、本実施の形態の情報再生方法
及び装置では、従来例の情報再生装置と比較して、光デ
ィスクから映像データを圧縮形式のまま数倍もの転送速
度で高速かつ単一の信号として読み出せる。例えば、本
実施の形態では、4つのポストプロセッサで同時処理す
る為、非圧縮の映像フレームを1フレーム分転送する時
間中に、最多で4フレーム分の圧縮ビデオデータを単一
の信号として出力できる。
【0081】尚、本実施の形態では、光ピックアップ1
02a〜102bを2つ、メモリ108のメモリスロッ
トS1〜S8を8つ、ポストプロセッサ109a〜10
9dを4つ具備した例を示したが、要求される性能に応
じてこれらの構成要素の数は任意である。再生データレ
ートはポストプロセッサ109a〜109dの数に比例
するので、この数に応じて光ピックアップの数やメモリ
スロットの数を適宜選択すれば良い。
【0082】又、光ディスク103に記録されるデータ
として、圧縮映像データを例示したが、その他の任意の
データや任意のデータの組み合わせでも良い。更に、こ
の圧縮形式は任意のもので良い。又、データの変調・復
調方法として、(1,7)変調・(1,7)復調を例示
したが、ブロック符号化を用いたその他任意のデータ変
調・復調方法(一例としてEFM変調・EFM復調)が
使用できる。
【0083】更に、データの並び替え方法として、二重
CIRC符号化・二重CIRC復号化を例示したが、そ
の他任意の符号化・復号化方法が使用できる。
【0084】
【発明の効果】以上のような手法及び手段を採用したこ
とにより、本発明の情報再生方法及び装置は、次に列挙
するような効果を発揮する。
【0085】第1点として、非圧縮状態の映像フレーム
の1周期中に、複数の圧縮状態の映像フレームを出力で
きるので、高速読出できる利点がある。
【0086】第2点として、圧縮記録されたデータが記
録時の順番に並び変えて出力されるので、単一の再生出
力が得られる利点がある。
【0087】第3点として、圧縮された映像信号をその
まま読み出し、映像編集装置へ送出できるので、転送時
間が大幅に短縮される効果がある。
【0088】第4点として、読み出した映像信号を圧縮
状態のまま編集しビデオサーバへ格納するので、再生画
質を一定以上に維持できる効果がある。
【0089】第5点として、読み出した映像信号を圧縮
状態のまま編集しビデオサーバへ格納するので、ビデオ
サーバの記録容量を大幅に低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報再生装置のブロック
図である。
【図2】図1の構成における情報再生方法のメモリ10
8の書込読出タイミング図である。
【図3】従来例の情報再生装置のブロック図である。
【図4】図3の構成における情報再生方法の処理フロー
チャートである。
【符号の簡単な説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 モータ制御回路 4a,4b 光ピックアップ 5 増幅器 6 サーボ回路 7 PLL回路 8a,8b センサ 9 EFMデコーダ 10 VCO 11 ROMデコーダ 12 メモリ 13 基準クロック発振器 14 MPEGデコーダ 15 CPU 16 再生回路 101 CPU 102 スピンドルモータ 103 光ディスク 104a,104b 光ピックアップ 105 復調部 106 プリプロセッサ 107 タイミング制御部 108 メモリ 109a〜109d ポストプロセッサ 110 バッファメモリ 111 フォーマット変換部 112 映像編集装置 113 ビデオサーバ S1〜S8 メモリスロット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定量のデータが連続して記録された記
    録媒体上の異なる位置から、前記データを同時に読み出
    して復調し、復調した前記データを前記一定量単位で各
    記憶領域へ格納し、 前記一定量のデータの再生周期の開始時点に同期して、
    前記各記憶領域に記憶された前記データを同時に読み出
    し、前記一定量のデータを前記記録時の順序に並び替え
    て、単一の再生データとして前記再生周期のn倍(n>
    1)のデータレートで出力することを特徴とする情報再
    生方法。
  2. 【請求項2】 映像フレームのデータが連続して記録さ
    れた記録媒体上の異なる位置から、前記データを同時に
    読み出して復調し、復調した前記データを前記映像フレ
    ーム単位で各記憶領域へ格納し、 前記映像フレームの再生周期の開始時点に同期して、前
    記各記憶領域に記憶された前記データを同時に読み出
    し、前記映像フレーム順に並び替えて、単一の再生デー
    タとして前記再生周期のn倍(n>1)のデータレート
    で出力することを特徴とする情報再生方法。
  3. 【請求項3】 映像フレームのデータが連続して記録さ
    れた記録媒体上の異なる位置から、前記データを前記記
    録媒体の回転周期の開始時点に同期して同時に読み出
    し、前記データの一定量の集合である同期ブロック単位
    で復調し、復調した前記データを前記映像フレーム単位
    で各記憶領域へ格納し、 前記映像フレームの再生周期の開始時点に同期して、前
    記各記憶領域に記憶された前記データを同時に読み出
    し、前記映像フレーム順に並び替えて、単一の再生デー
    タとして前記再生周期のn倍(n>1)のデータレート
    で出力することを特徴とする情報再生方法。
  4. 【請求項4】 映像フレームのデータが連続して記録さ
    れた記録媒体上の異なる位置から、前記データを前記記
    録媒体の回転周期の開始時点に同期して同時に読み出
    し、前記データの一定量の集合である同期ブロック単位
    で復調し、復調した前記データを前記映像フレーム単位
    で各記憶領域へ格納し、 前記映像フレームの再生周期の開始時点に同期して、前
    記各記憶領域に記憶された前記データを同時に読み出し
    てバッファ領域に格納し、 前記バッファ領域に格納された前記データを、前記映像
    フレーム順で、単一の再生データとして前記再生周期の
    n倍(n>1)のデータレートで出力することを特徴と
    する情報再生方法。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体に記録されている前記デー
    タは、圧縮状態で記録されており、かつ、 前記データは、圧縮状態のまま処理されることを特徴と
    する請求項1から4の何れかに記載の情報再生方法。
  6. 【請求項6】 前記再生データは、 更に映像編集手段へ供給されて圧縮状態のまま編集処理
    されることを特徴とする請求項5に記載の情報再生方
    法。
  7. 【請求項7】 前記再生データは、 更に映像編集手段へ供給されて圧縮状態のまま編集処理
    された後、 蓄積手段へ蓄積されることを特徴とする請求項5に記載
    の情報再生方法。
  8. 【請求項8】 一定量のデータが連続して記録された記
    録媒体上の異なる位置から、前記データを同時に読み出
    して復調し、復調した前記データを前記一定量単位で各
    記憶領域へ格納する読出手段と、 前記一定量のデータの再生周期の開始時点に同期して、
    前記各記憶領域に記憶された前記データを同時に読み出
    し、前記一定量のデータを前記記録時の順序に並び替え
    て、単一の再生データとして前記再生周期のn倍(n>
    1)のデータレートで出力する出力手段とを具備するこ
    とを特徴とする情報再生装置。
  9. 【請求項9】 映像フレームのデータが連続して記録さ
    れた記録媒体上の異なる位置から、前記データを同時に
    読み出して復調し、復調した前記データを前記映像フレ
    ーム単位で各記憶領域へ格納する読出手段と、 前記映像フレームの再生周期の開始時点に同期して、前
    記各記憶領域に記憶された前記データを同時に読み出
    し、前記映像フレーム順に並び替えて、単一の再生デー
    タとして前記再生周期のn倍(n>1)のデータレート
    で出力する出力手段とを具備することを特徴とする情報
    再生装置。
  10. 【請求項10】 映像フレームのデータが連続して記録
    された記録媒体上の異なる位置から、前記データを前記
    記録媒体の回転周期の開始時点に同期して同時に読み出
    し、前記データの一定量の集合である同期ブロック単位
    で復調し、復調した前記データを前記映像フレーム単位
    で各記憶領域へ格納する読出手段と、前記映像フレーム
    の再生周期の開始時点に同期して、前記各記憶領域に記
    憶された前記データを同時に読み出し、前記映像フレー
    ム順に並び替えて、単一の再生データとして前記再生周
    期のn倍(n>1)のデータレートで出力する出力手段
    とを具備することを特徴とする情報再生装置。
  11. 【請求項11】 映像フレームのデータが連続して記録
    された記録媒体上の異なる位置から、前記データを前記
    記録媒体の回転周期の開始時点に同期して同時に読み出
    し、前記データの一定量の集合である同期ブロック単位
    で復調し、復調した前記データを前記映像フレーム単位
    で各記憶領域へ格納する読出手段と、 前記映像フレームの再生周期の開始時点に同期して、前
    記各記憶領域に記憶された前記データを同時に読み出し
    てバッファ領域に格納し、前記バッファ領域に格納され
    た前記データを、前記映像フレーム順で、単一の再生デ
    ータとして前記再生周期のn倍(n>1)のデータレー
    トで出力する出力手段とを具備することを特徴とする情
    報再生装置。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体に記録されているデータ
    は、圧縮状態で記録されており、かつ、 前記データは、圧縮状態のまま処理されることを特徴と
    する請求項8から11の何れかに記載の情報再生装置。
  13. 【請求項13】 前記再生データは、 更に映像編集手段へ供給されて圧縮状態のまま編集処理
    されることを特徴とする請求項12に記載の情報再生装
    置。
  14. 【請求項14】 前記再生データは、 更に映像編集手段へ供給されて圧縮状態のまま編集処理
    された後、 蓄積手段へ蓄積されることを特徴とする請求項12に記
    載の情報再生装置。
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