JPH11282475A - 歌唱力採点装置 - Google Patents
歌唱力採点装置Info
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- JPH11282475A JPH11282475A JP10053412A JP5341298A JPH11282475A JP H11282475 A JPH11282475 A JP H11282475A JP 10053412 A JP10053412 A JP 10053412A JP 5341298 A JP5341298 A JP 5341298A JP H11282475 A JPH11282475 A JP H11282475A
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Abstract
にかかわる娯楽性をより高める。 【解決手段】 システム制御部21は、採点処理部24
によって演奏データと歌唱音声に基づいてその歌唱者の
歌唱力を採点し、それによって得られる曲毎の採点デー
タを採点データ記憶テーブルに記憶し、そのテーブルに
蓄えられた過去の採点データを基にして現在の採点デー
タの過去の採点データに対する相対的な採点結果を算定
し、その算定された相対的な採点結果をモニタ14に表
示する。
Description
通信カラオケ装置等において歌唱者の歌唱力を採点して
出力する歌唱力採点装置に関する。
娯楽性を高め、引いては集客力を高めるための機能の一
つとして、採点機能を備えているものがある。また、カ
ラオケ装置とは別に、採点機能のみを独立させた歌唱力
採点装置も存在している。
能では、その採点精度が低くて利用者の娯楽性をかえっ
て損なってしまうことがある。そこで、採点方式に関し
ていろいろな提案や改良がなされており、歌唱者の歌唱
音声のピッチと演奏曲の再生ピッチとのピッチ差に基づ
いて歌唱力を採点する装置(例えば、特開平4−706
90号公報参照)や、演奏曲の伴奏信号と歌唱音声信号
との類似性に基づいて歌唱力を採点する装置(例えば、
特開平7−56587号公報参照)があった。
示するだけでなく、採点機能をより楽しむための新たな
機能の提案や改良も行なわれており、採点結果を記憶
し、最高得点や順位表示を行なう装置(例えば、特開平
3−287289号公報参照)があった。
唱力採点装置の採点機能では、曲毎に得られた歌唱者の
歌唱力を示す採点結果をそのまま表示しており、その得
点範囲(すなわち、採点結果のダイナミックレンジ)
は、あらゆる利用者に対応できるように調整されてい
る。
利用した場合、そのグループ内で得点の高低を競うこと
に娯楽性があるのに、例えば、カラオケの利用頻度が低
く、概して歌唱能力が低いグループが採点機能を利用し
た場合には、グループ内の誰が歌っても得点が低くな
り、一方、歌唱能力の高いグループが採点機能を利用し
た場合には、グループ内の誰が歌っても得点が高くな
り、ともに利用者の娯楽性を高めることは期待できない
という問題があった。この問題は、採点精度が向上すれ
ばするほど顕在化する問題である。
であり、歌唱者の歌唱力を得点化する採点機能にかかわ
る娯楽性をより高めるための手段を提案することを目的
とする。
達成するため、演奏データと歌唱音声に基づいてその歌
唱者の歌唱力を採点する採点手段と、その手段によって
採点された採点結果を表示する採点結果表示手段とを備
えた歌唱力採点装置において、上記採点手段によって得
られる曲毎の採点データを記憶する採点結果記憶手段
と、その手段に蓄えられた過去の採点データを基にして
現在の採点データの上記過去の採点データに対する相対
的な採点結果を算定する相対採点結果算定手段と、その
手段によって算定された相対的な採点結果を表示する相
対採点結果表示手段を設けたものである。
採点結果記憶手段に蓄えられた過去の採点データの平均
点を基にして現在の採点データの上記過去の採点データ
に対する相対的な採点結果を算定する手段にするとよ
い。
上記採点結果記憶手段に蓄えられた過去の採点データの
最高点を基にして現在の採点データの上記過去の採点デ
ータに対する相対的な採点結果を算定する手段にすると
よい。
を、上記採点結果記憶手段に蓄えられた過去の採点デー
タの最低点を基にして現在の採点データの上記過去の採
点データに対する相対的な採点結果を算定する手段にす
るとよい。
て、上記採点結果表示手段による採点結果の表示の可否
を切り替える手段と、上記手段によって採点結果を表示
しないように切り替えられているときにも、上記採点デ
ータを採取して上記採点結果記憶手段に記憶する手段を
設けるとよい。
いて、時間を計る計時手段と、その手段による所定時間
内に曲入力が無いとき、上記採点結果記憶手段に蓄えら
れた採点データを、クリアあるいは上記相対採点結果算
定手段による採点結果の算出に用いないようにする手段
を設けるとよい。
において、上記曲毎の曲種別を判別する手段と、その手
段によって曲種別が変化したとき、上記採点結果記憶手
段に蓄えられた採点データを、クリアあるいは上記相対
採点結果算定手段による採点結果の算出に用いないよう
にする手段を設けるとよい。
演奏データと歌唱音声に基づいてその歌唱者の歌唱力を
採点し、その採点によって得られる曲毎の採点データを
記憶し、その蓄えられた過去の採点データを基にして現
在の採点データの上記過去の採点データに対する相対的
な採点結果を算定し、その算定された相対的な採点結果
を表示するので、現在の利用者の歌唱力を過去の利用者
の歌唱レベルに基づく相対的な値で表示することがで
き、利用者の娯楽性を向上させることができる。
置は、上記蓄えられた過去の採点データの平均点を基に
して現在の採点データの過去の採点データに対する相対
的な採点結果を算定するので、現在の利用者の歌唱力を
過去の利用者の平均の歌唱レベルに基づく相対的な値で
表示することができ、利用者の娯楽性を向上させること
ができる。
装置は、上記蓄えられた過去の採点データの最高点を基
にして現在の採点データの過去の採点データに対する相
対的な採点結果を算定するので、現在の利用者の歌唱力
を過去の利用者の最高の歌唱レベルに基づく相対的な値
で表示することができ、利用者の娯楽性を向上させるこ
とができる。
採点装置は、上記蓄えられた過去の採点データの最低点
を基にして現在の採点データの過去の採点データに対す
る相対的な採点結果を算定するので、現在の利用者の歌
唱力を過去の利用者の最低の歌唱レベルに基づく相対的
な値で表示することができ、利用者の娯楽性を向上させ
ることができる。
置は、上記採点結果を表示しないように切り替えられて
いるときにも、上記採点データを採取して記憶するの
で、現在の利用者の歌唱力を常に過去の利用者の歌唱レ
ベルに基づく相対的な値を求めることができる。
装置は、所定時間内に曲入力が無いとき、上記蓄えられ
た採点データを、クリアあるいは上記相対的な採点結果
の算出に用いないようにするので、現在の歌唱レベルに
合わない過去の採点データを除いて採点結果を求めるこ
とができる。
採点装置は、上記曲毎の曲種別を判別し、その曲種別が
変化したとき、上記蓄えられた採点データを、クリアあ
るいは上記相対的な採点結果の算出に用いないようにす
るので、現在の歌唱曲と異なるジャンルの過去の採点デ
ータを除いて採点結果を求めることができる。
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一
実施形態である通信カラオケシステムの構成を示すブロ
ック図である。この通信カラオケシステムは、複数の通
信カラオケ端末装置1とセンタ装置2がISDN通信網
(ISDN NETWORK)3を介してデータ通信可
能に接続されている。
AM等からなるマイクロコンピュータによって実現さ
れ、ディスプレイ,キーボード,CD読み出し装置等か
らなり、ISDN通信網3を介して記憶装置に蓄積され
たカラオケデータを通信カラオケ端末装置1へ配信する
処理を実行する。
は、通信カラオケ端末装置1から離れた位置からの利用
者の操作入力を可能にする装置であり、カラオケ音楽の
リクエスト等の操作情報を入力し、その操作情報を赤外
線で出力する。マイク12は、利用者の音声を入力す
る。
2から入力された利用者の音声とを出力する。モニタ1
4は、カラオケ音楽の背景映像及び歌詞を表示するCR
T,LCD等の表示装置である。ビデオCD(V−C
D)ドライブ15は、背景映像を再生するために設けら
れている。
タイマ等のマイクロコンピュータによって実現され、こ
の通信カラオケ端末装置1の全体の制御を司る。磁気デ
ィスク装置22は、各種の制御プログラムとセンタ装置
2から配信されたカラオケデータや後述する採点データ
記憶テーブル等を記憶する記憶手段である。
コントローラ,D/A変換器(RAMDAC)等からな
り、カラオケデータに基づく歌詞表示とその歌詞の色替
えのグラフィック画像を生成し、そのグラフィック画像
のアナログ画像信号(RGB信号)を出力する。
らの主旋律データと音声エフェクタ部28からのマイク
入力データ(歌唱音声)を基にして採点処理を行なうD
SP等からなる機能部である。MIDI再生部25は、
MIDI音源,D/A変換器等からなり、カラオケデー
タの曲データ中のMIDIデータ(演奏データ)に基づ
いてカラオケ音楽を再生し、そのアナログ音楽信号を出
力する。
回路,通信コントローラ等からなり、センタ装置2との
通信時に、ISDN通信網3のレイヤ1の信号処理と、
Dチャネルのレイヤ2の信号処理とを行なう。
示器,キーパッド,赤外線受光器等からなり、利用者に
よるカラオケ音楽のリクエスト等の操作情報を入力し、
また、リモコン11からの赤外線による操作情報を入力
し、各種のガイダンス表示を行なう。
ンプ等からなり、マイク12から入力された音声信号に
エコーやキーコントロール等の音声エフェクト処理を施
し、MIDI再生部25及び音声復号化部からの音声信
号に合成し、それを増幅した後にスピーカ13へ出力す
る。
ザ,NTSCエンコーダ等からなり、V−CDドライブ
15とグラフィック生成部23からの映像信号に基づい
て背景映像と歌詞とを合成してモニタ14へ出力する。
V−CDドライブ15は、ビデオCDに記録された映像
情報に基づいて背景映像の映像信号を再生する。
れ、演奏データと歌唱音声に基づいてその歌唱者の歌唱
力を採点する採点手段と、その手段によって採点された
採点結果を表示する採点結果表示手段と、上記採点手段
によって得られる曲毎の採点データを記憶する採点結果
記憶手段と、その手段に蓄えられた過去の採点データを
基にして現在の採点データの上記過去の採点データに対
する相対的な採点結果を算定する相対採点結果算定手段
と、その手段によって算定された相対的な採点結果を表
示する相対採点結果表示手段の機能を果たす。
採点結果記憶手段に蓄えられた過去の採点データの平均
点を基にして現在の採点データの上記過去の採点データ
に対する相対的な採点結果を算定する手段、上記採点結
果記憶手段に蓄えられた過去の採点データの最高点を基
にして現在の採点データの上記過去の採点データに対す
る相対的な採点結果を算定する手段、又は上記採点結果
記憶手段に蓄えられた過去の採点データの最低点を基に
して現在の採点データの上記過去の採点データに対する
相対的な採点結果を算定する手段の機能を果たす。
結果の表示の可否を切り替える手段と、上手段によって
採点結果を表示しないように切り替えられているときに
も、上記採点データを採取して上記採点結果記憶手段に
記憶する手段の機能を果たす。
手段による所定時間内に曲入力が無いとき、上記採点結
果記憶手段に蓄えられた採点データを、クリアあるいは
上記相対採点結果算定手段による採点結果の算出に用い
ないようにする手段の機能を果たす。
手段と、その手段によって曲種別が変化したとき、上記
採点結果記憶手段に蓄えられた採点データを、クリアあ
るいは上記相対採点結果算定手段による採点結果の算出
に用いないようにする手段の機能を果たす。
基本的な処理について説明する。通信カラオケ端末装置
1側で、利用者によってリモコン11が操作されてリク
エスト曲が指定されると、リモコン11からリクエスト
曲の指定情報が送出され、ユーザインタフェイス部27
によって受信した指定情報はシステム制御部21へ通知
される。
定情報に基づいてリクエスト曲の曲番号を判定し、磁気
ディスク装置22内のカラオケデータ管理テーブルを読
み出して該当する曲番号を検索する。このカラオケデー
タ管理テーブルは、磁気ディスク装置22内に登録され
ているカラオケデータの曲番号とそのカラオケデータの
ファイル番号が一覧で登録されている。
タがあれば、そのカラオケデータに基づいてカラオケ音
楽の再生を実行する。また、上記検索で該当する曲番号
のカラオケデータがなければ、ISDNインタフェイス
部26を制御してセンタ装置2へ発呼し、上記曲番号の
カラオケデータの配信を要求する。
オケ端末装置1から要求された曲番号のカラオケデータ
を読み出し、ISDNインタフェイス部を制御して要求
元の通信カラオケ端末装置1へ配信する。
カラオケデータの配信処理についてさらに説明する。図
2は、この通信カラオケシステムにおけるカラオケデー
タの配信時の手順を示す図である。通信カラオケ端末装
置1は、システム制御部21が利用者からの操作に基づ
いてISDNインタフェイス部26によってISDN通
信網3を介してセンタ装置2へ発呼する。
ラオケ端末装置1からの発呼がいずれかのISDNイン
タフェイス部に着呼すると、その着呼したISDNイン
タフェイス部を制御して通信カラオケ端末装置1に応答
する。通信カラオケ端末装置1は、システム制御部21
がセンタ装置2の応答を確認すると、ISDNインタフ
ェイス部26によってセンタ装置2へデータ転送開始要
求メッセージを送信する。
ラオケ端末装置1からのデータ転送開始要求メッセージ
を受信すると、まず、データ転送開始要求メッセージ中
の端末番号を参照し、記憶装置内に格納されている端末
管理テーブルに登録されている端末番号と照合して、そ
の端末番号が登録されているか否かを確認する。この端
末番号の照合によって、データ転送開始要求メッセージ
の送信元がデータ配信先の通信カラオケ端末装置である
か否かをチェックする。
したら、記憶装置からデータ転送開始要求メッセージの
曲番号,要求データ種別の情報に該当するカラオケデー
タを読み出し、ISDNインタフェイス部によって上記
端末番号の通信カラオケ端末装置1へ送信する。
21は、センタ装置2からのカラオケデータの受信を完
了すると、その受信したカラオケデータをファイル化し
て磁気ディスク装置22に格納すると共に、カラオケデ
ータ管理テーブルを更新する。
ラオケデータの基本的な再生処理について説明する。通
信カラオケ端末装置1のシステム制御部21は、カラオ
ケデータから歌詞データを抽出し、予め磁気ディスク装
置22に格納されているフォントデータの中から歌詞デ
ータに対応するものを読み出し、グラフィック生成部2
3によってそのフォントデータに基づく歌詞画像を展開
し、歌詞表示を実行させる。
並行して、カラオケデータから曲データを抽出し、その
曲データ中のタイミング情報に基づいて計時を行ないな
がら、MIDI再生部25へ曲データ中のMIDIデー
タを転送して、曲データ中の歌詞色替えデータに基づい
てグラフィック生成部23による歌詞画像の色替えとペ
ージ切り替え(歌詞の内容更新)を実行させる。
図である。このカラオケデータは、曲番号101と、曲
名,作曲者,作詞者名等の曲にかかわる情報からなる曲
情報102と、歌詞,歌詞を表示する際のフォントの大
きさ,フォント種別(例えば、明朝体,ゴシック体な
ど)等の情報からなる歌詞データ103と、曲のテン
ポ,MIDIデータ,各MIDIデータを再生する際の
タイミング情報,歌詞の色替えや改ページのタイミング
情報等の情報からなる曲データ104と、カラオケデー
タの終了符号を示すEOF105とからなる。
る歌唱者の歌唱力を示す採点処理について説明する。ま
ず、利用者がリモコン11を操作して採点機能を起動又
は停止に切り替えると、そのリモコン11の操作内容は
ユーザインタフェイス部27を介してシステム制御部2
1へ通知される。
容から採点機能が起動されたか、あるいは停止されたか
を判定し、採点機能が起動されたと判定したら、採点機
能を有効にし、停止されたと判定したら無効にして、そ
の有効と無効の状態を保持する。
利用者からのカラオケ曲のリクエストが有ると、システ
ム制御部21はカラオケデータの再生時に、採点処理部
24を起動する。採点処理部24は、カラオケデータの
再生と並行し、MIDI再生部25からは主旋律データ
を、音声エフェクタ部28からはマイク12からの音声
をA/D変換した音声データをそれぞれ受け取り、採点
処理を実行する。この採点処理は、公知技術(例えば、
特開平4−70690号公報又は特開平7−56587
号公報参照)を用いて行えば良く、その詳細な説明につ
いては省略する。
処理部24は、得られた採点データをシステム制御部2
1へ通知する。システム制御部21は、採点データに基
づいて採点結果表示データを作成し、グラフィック生成
部23を制御して採点結果表示グラフィックを生成す
る。そして、画像合成処理部29を開始してモニタ14
に現在の利用者の歌唱力の採点結果を表示する。
る相対採点結果に関する処理について説明する。まず、
磁気ディスク装置22内に、再生された曲毎の採点デー
タを記憶するための採点データ記憶テーブルを格納す
る。また、利用者によって採点機能の停止が指示され、
採点機能が無効のときにも採点処理を実行し、その採点
処理で得られた採点データを採点データ記憶テーブルに
記憶し、採点機能が有効のときにのみ、採点結果の表示
を実行する。
マットの一例を示す表である。この採点データ記憶テー
ブルは、カラオケデータが再生された年月日時を示す再
生日時データと、再生されたカラオケデータの曲の分類
を示すコードの曲種別コードと、カラオケデータが再生
されたときに得られた歌唱力を示す採点データ(例え
ば、100点満点中の採点値)とからなる。上記曲種別
コードは、図3に示したカラオケデータ内の曲情報10
2の一部として含まれている。
データの曲内容の一例を示す表である。このように、カ
ラオケデータの曲内容毎に曲種別を示す識別データを予
め定めている。例えば、曲種別コード“02”は「ポッ
プス」を示す識別データである。
ける相対採点結果表示処理を示すフローチャートであ
る。この処理は、ステップ(図中「S」で示す)1でシ
ステム制御部は利用者からのリクエストの有無を判断
し、リクエストが有ったら、ステップ2へ進んでリクエ
ストされたカラオケデータを再生すると共に、採点処理
部を起動する。
ップ3へ進んでシステム制御部は採点データを採点デー
タ記憶テーブルへ記憶し、ステップ4へ進んで採点機能
が有効か無効かを判断する。
と判断したとき、この処理を終了するが、採点機能が有
効な状態であると判断したとき、ステップ5へ進んでシ
ステム制御部は採点データ記憶テーブルから過去の所定
曲数分(例えば、10曲)の採点データを読み出し、ス
テップ6へ進んで過去の採点データが有るか否かを判断
する。
ルに過去の所定曲数分の採点データがなければ、ステッ
プ10へ進んで予めシステム制御部に記憶している平均
値のデフォルト値を読み出し、相対採点結果の算定値に
用いる平均値として設定し、ステップ8へ進む。
ルに過去の所定曲数分の採点データが有れば、ステップ
7へ進んで過去の所定曲数分の採点データの平均値を算
出(又は最高値,最低値を判定)し、ステップ8へ進
む。
(又は最高値,最低値)に基づいて現在の採点データの
過去の採点データに対する相対的な採点結果を算出し、
ステップ9へ進んでその相対的な採点結果をモニタに表
示し、この処理を終了する。
の所定曲数分の採点データの平均値を用いる場合、その
相対採点結果Sは、オフセット(底上げ)得点Sof
f,現在の得点(採点データ)Scur,満点(例え
ば、100点)Sprf,過去の平均得点Saveとす
ると、次式(1)によって求められる。 S=Soff+(Sprf−Soff)/2−Save+Scur……(1)
高値及び最低値を用いる場合、その相対採点結果Sは、
オフセット(底上げ)得点Soff,現在の得点(採点
データ)Scur,満点(例えば、100点)Spr
f,過去の最高得点Smax,過去の最低得点Smin
とすると、次式(2)によって求められる。 S=Soff+(Scur−Smin)×(Sprf−Soff)/(Sma x−Smin)……(2)
00の場合はS=100に、S<0の場合はS=0にそ
れぞれクリッピングし、小数点以下は四捨五入する。
0,Save=60,Scur=75であり、過去の所
定曲数分の採点データの平均点が低い場合は、S=90
になり、Soff=50,Sprf=100,Save
=90,Scur=75であり、過去の所定曲数分の採
点データの平均点が高い場合は、S=60になり、現在
の得点が同一であっても、過去の平均得点が低いときに
は現在の歌唱者に対する採点結果を高く表示することが
でき、過去の平均得点が高いときには採点結果を低く表
示することができる。
0,Smin=60,Smax=80,Scur=75
であり、過去の所定曲数分の採点データの最高値と最低
値が共に低い場合は、S=88になり、Soff=5
0,Sprf=100,Smin=70,Smax=9
0,Scur=75であり、過去の所定曲数分の採点デ
ータの最高値と最低値が共に高い場合は、S=63にな
り、現在の得点が同一であっても、過去の最高値と最低
値が共に低いときには現在の歌唱者に対する採点結果を
高く表示することができ、過去の最高値と最低値が共に
高いときには採点結果を低く表示することができる。
0,Smin=70,Smax=80であり、過去の所
定曲数分の採点データの最高値と最低値の得点範囲が狭
い場合は、Scur=70のときにはS=50になり、
Scur=80のときにはS=100になり、Soff
=50,Sprf=100,Smin=60,Smax
=90であり、過去の所定曲数分の採点データの最高値
と最低値の得点範囲が広い場合は、Scur=70のと
きにはS=67になり、Scur=80のときにはS=
83になり、過去の採点データの得点範囲が狭いときに
は現在の歌唱者に対する採点結果の変化を大きくするこ
とができ、得点範囲が広いときには現在の歌唱者に対す
る採点結果の変化を小さくすることができる。
おいて、Smin=0にすることにより、過去の所定曲
数分の採点データの最高値に基づく相対採点結果Sを求
めることができ、Smax=100にすることにより、
過去の所定曲数分の採点データの最低値に基づく相対採
点結果Sを求めることができる。
る採点データ記憶テーブルをクリアする処理について説
明する。図5は、その処理を示すフローチャートであ
る。この処理は、ステップ11でシステム制御部は利用
者からのリクエストの有無を判断し、リクエストが有れ
ば、ステップ14へ進んで上述と同様にしてカラオケデ
ータの再生処理を実行し、ステップ15へ進んでシステ
ム制御部内に具備しているタイマの値をリセットし、こ
の処理を終了する。
ば、ステップ12へ進んでシステム制御部内のタイマの
値を繰り返し監視し、その値が所定値(例えば、10
分)以上になったか否かを判断して、所定値以上になっ
たときには、ステップ13へ進んで採点データ管理テー
ブルに格納されている採点データをクリアし、この処理
を終了する。
曲が無かった場合、それまでに記憶した採点データ管理
テーブルの採点データをクリアすることにより、以後の
相対採点結果の算出処理に使用されないようにすること
ができる。
る採点データ記憶テーブルをクリアする他の処理例につ
いて説明する。図6は、その処理を示すフローチャート
である。この処理は、ステップ21でシステム制御部は
利用者からのリクエストの有無を判断し、リクエストが
有ったら、ステップ22へ進んでリクエストされたカラ
オケデータを再生すると共に、採点処理部を起動する。
ップ23へ進んでシステム制御部は採点データを採点デ
ータ記憶テーブルへ記憶し、ステップ24へ進んで採点
機能が有効か無効かを判断する。
ると判断したとき、この処理を終了するが、採点機能が
有効な状態であると判断したとき、ステップ25へ進ん
でシステム制御部は採点データ記憶テーブルから過去の
所定曲数分(例えば、10曲)の採点データを読み出
し、ステップ26へ進んで過去の採点データが有るか否
かを判断する。
ブルに過去の所定曲数分の採点データがなければ、ステ
ップ32へ進んで予めシステム制御部に記憶している平
均値のデフォルト値を読み出し、相対採点結果の算定値
に用いる平均値として設定し、ステップ29へ進む。
ブルに過去の所定曲数分の採点データが有れば、ステッ
プ27へ進んでリクエストされた曲種別に変更(変化)
有りか否かを判断し、変化有りなら、ステップ31へ進
んで採点データ記憶テーブルに格納されている採点デー
タをクリアし、ステップ32へ進んで予めシステム制御
部に記憶している平均値のデフォルト値を読み出し、相
対採点結果の算定値に用いる平均値として設定し、ステ
ップ29へ進む。
ら、ステップ28へ進んで過去の所定曲数分の採点デー
タの平均値を算出(又は最高値,最低値を判定)し、ス
テップ29へ進む。
値(又は最高値,最低値)に基づいて現在の採点データ
の過去の採点データに対する相対的な採点結果を算出
し、ステップ30へ進んでその相対的な採点結果をモニ
タに表示し、この処理を終了する。
ーブルをクリアすることにより、以後の相対採点結果の
算出に使用しないようにしたが、採点データ記憶テーブ
ルをクリアせず、相対採点結果の算出時に再生日時情報
や曲種別コードを参照し、該当する採点データを相対採
点結果の算出に使用しないように制御しても良い。
種別コードの変化と一対一に対応させた場合について説
明したが、曲種別コードをグループ分けし、グループ内
でのコードの変化は曲種別の変化と判定しないように
し、例えば、曲種別コード“03”と“04”をグルー
プ化した場合、リクエスト曲の曲種別コードが“03”
から“04”に変化したときには、採点データ記憶テー
ブルの採点データをクリアしないようにしても良い。
“02”から“05”に変化した後、さらに“04”へ
変化した場合、採点データ記憶テーブルの採点データを
クリアしないようにし、“01”から“05”に変化し
た後、さらに“04”へ変化した場合には、採点データ
記憶テーブルの採点データをクリアするような高度なア
ルゴリズムによる採点データ記憶テーブルのクリアの判
定処理を行なうようにすることもできる。
す曲種別コード毎に分類する例を示したが、作曲や曲の
発売の年代に基づいて分類し、その分類に基づいて採点
データ記憶テーブルをクリアするか否かを判定するよう
にしてもよい。
データに加えて過去の採点データを基にして採点結果を
算出するので、利用者の歌唱レベルに応じた採点結果を
表示することができ、利用者の娯楽性を向上させること
ができる。また、その採点結果の算出時、過去の採点デ
ータの平均値,最高値,又は最低値に基づいて算出する
ようにすれば、最近の利用者の歌唱レベルに合った採点
結果を得ることができる。
起動していないときにも採点を行なって採点データを記
憶するので、常に直近の過去の採点データに基づいて高
精度の採点結果を求めることができる。また、所定時間
内に曲入力がなかったとき、又は再生されるカラオケ曲
の曲種別が変化したときには、過去の採点データをクリ
アすることにより、利用者の入れ替わりによる採点デー
タの更新を自動的に行なうことができる。
る歌唱力採点装置によれば、現在の歌唱者の採点結果を
過去の利用者の採点結果に対する相対値で出力すること
ができるので、歌唱者の歌唱力を示す採点機能にかかわ
る娯楽性をより高めることができる。
テムの構成を示すブロック図である。
ータの配信時の手順を示す図である。
ケデータの構造の一例を示す図である。
果表示処理を示すフローチャートである。
にリクエスト曲がなかったときに採点データ記憶テーブ
ルをクリアする処理を示すフローチャートである。
曲の曲種別が変わったときに採点データ記憶テーブルを
クリアする処理を示すフローチャートである。
Claims (7)
- 【請求項1】 演奏データと歌唱音声に基づいてその歌
唱者の歌唱力を採点する採点手段と、該手段によって採
点された採点結果を表示する採点結果表示手段とを備え
た歌唱力採点装置において、 前記採点手段によって得られる曲毎の採点データを記憶
する採点結果記憶手段と、該手段に蓄えられた過去の採
点データを基にして現在の採点データの前記過去の採点
データに対する相対的な採点結果を算定する相対採点結
果算定手段と、該手段によって算定された相対的な採点
結果を表示する相対採点結果表示手段とを設けたことを
特徴とする歌唱力採点装置。 - 【請求項2】 前記相対採点結果算定手段が、前記採点
結果記憶手段に蓄えられた過去の採点データの平均点を
基にして現在の採点データの前記過去の採点データに対
する相対的な採点結果を算定する手段である請求項1記
載の歌唱力採点装置。 - 【請求項3】 前記相対採点結果算定手段が、前記採点
結果記憶手段に蓄えられた過去の採点データの最高点を
基にして現在の採点データの前記過去の採点データに対
する相対的な採点結果を算定する手段である請求項1記
載の歌唱力採点装置。 - 【請求項4】 前記相対採点結果算定手段が、前記採点
結果記憶手段に蓄えられた過去の採点データの最低点を
基にして現在の採点データの前記過去の採点データに対
する相対的な採点結果を算定する手段である請求項1記
載の歌唱力採点装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
歌唱力採点装置において、 前記採点結果表示手段による採点結果の表示の可否を切
り替える手段と、該手段によって採点結果を表示しない
ように切り替えられているときにも、前記採点データを
採取して前記採点結果記憶手段に記憶する手段を設けた
ことを特徴とする歌唱力採点装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
歌唱力採点装置において、 時間を計る計時手段と、該手段による所定時間内に曲入
力が無いとき、前記採点結果記憶手段に蓄えられた採点
データを、クリアあるいは前記相対採点結果算定手段に
よる採点結果の算出に用いないようにする手段とを設け
たことを特徴とする歌唱力採点装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
歌唱力採点装置において、 前記曲毎の曲種別を判別する手段と、該手段によって曲
種別が変化したとき、前記採点結果記憶手段に蓄えられ
た採点データを、クリアあるいは前記相対採点結果算定
手段による採点結果の算出に用いないようにする手段と
を設けたことを特徴とする歌唱力採点装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05341298A JP3739928B2 (ja) | 1998-01-27 | 1998-03-05 | 歌唱力採点装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1425198 | 1998-01-27 | ||
JP10-14251 | 1998-01-27 | ||
JP05341298A JP3739928B2 (ja) | 1998-01-27 | 1998-03-05 | 歌唱力採点装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11282475A true JPH11282475A (ja) | 1999-10-15 |
JP3739928B2 JP3739928B2 (ja) | 2006-01-25 |
Family
ID=26350168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05341298A Expired - Fee Related JP3739928B2 (ja) | 1998-01-27 | 1998-03-05 | 歌唱力採点装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3739928B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013213906A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Yamaha Corp | 演奏評価装置、カラオケ装置及びサーバ装置 |
JP2015143751A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 株式会社第一興商 | 歌唱採点システム |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP05341298A patent/JP3739928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013213906A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Yamaha Corp | 演奏評価装置、カラオケ装置及びサーバ装置 |
JP2015143751A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 株式会社第一興商 | 歌唱採点システム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3739928B2 (ja) | 2006-01-25 |
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