JP2013213906A - 演奏評価装置、カラオケ装置及びサーバ装置 - Google Patents

演奏評価装置、カラオケ装置及びサーバ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013213906A
JP2013213906A JP2012083728A JP2012083728A JP2013213906A JP 2013213906 A JP2013213906 A JP 2013213906A JP 2012083728 A JP2012083728 A JP 2012083728A JP 2012083728 A JP2012083728 A JP 2012083728A JP 2013213906 A JP2013213906 A JP 2013213906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
performance
pitch
data
reference data
singing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012083728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5994343B2 (ja
Inventor
Shuichi Matsumoto
秀一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2012083728A priority Critical patent/JP5994343B2/ja
Publication of JP2013213906A publication Critical patent/JP2013213906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5994343B2 publication Critical patent/JP5994343B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

【課題】初級者から上級者までのすべての利用者が満足できるような評価結果を提示できるようにする。
【解決手段】カラオケ装置10において、ボーカルアダプタ16は歌唱音を示す出力信号SMからピッチを検出し、この検出結果を信号SPとして出力する。CPU17は信号SPから、難度リファレンスデータDDが示す難度の低い歌唱区間ZNESYの得点SCESYと難度の高い歌唱区間ZNDFFの得点SCDFFを個別に採点する。CPU17は、得点SCESYの大きさに応じて両得点SCESY及びSCDFFの加算比率RAを決定し、この比率RAで得点SCESY及びSCDFFを加算した値を全歌唱区間の総合評価点SCGRとする。信号SPはサーバ装置30に送信され、難度リファレンスデータDDの更新に利用される。更新された難度リファレンスデータDDはカラオケ装置10に送信され、その後の歌唱評価に用いられる。
【選択図】図1

Description

この発明は、楽曲演奏の巧拙を評価する技術に関する。
楽曲演奏の評価機能を備えた装置の一例として、歌唱者による歌唱演奏の巧拙を採点する採点機能を備えた歌唱用のカラオケ装置(以下、特に断らない限り、単に「カラオケ装置」という)が各種提案されている。この種のカラオケ装置は、利用者の歌唱音を収音した収音信号からピッチおよび音量を検出する。そして、曲データのトラックにリファレンスデータとして記述されている模範ピッチと収音信号から検出したピッチとの差を求め、模範との差が所定範囲に収まる場合に良好な歌唱がなされていると判定する。この種のカラオケ装置の利用者は、歌唱曲の楽譜に一連のノート(音符)として記述されている歌唱内容を忠実に再現することにより、高い評価点を得ることができる。この種のカラオケ装置の歌唱評価技術に関わる技術を開示した文献として、特許文献1がある。
特開2005−107334号公報
ところで、この種のカラオケ装置の利用者が歌唱評価に期待することは各々の技量の程度に応じて異なる。たとえば、上級者は、微妙な歌い回しの違いが聴者の印象を左右するような難度の高い歌唱区間の歌唱が上手く歌えた場合に点数が伸びるような評価を期待する。その一方で、初級者は、そのような難度の高い歌唱区間を上手く歌えなくても曲の骨子さえ上手く歌えれば点数が伸びるような評価を期待する。しかしながら、従来のカラオケ装置は、歌唱曲内の各ノートの歌唱の良否をその難度の如何に関わらず同じ基準で評価していた。このため、利用者が歌唱技量を鍛錬するモチベーションを持ちにくいという問題があった。これは歌唱の評価に限られず、楽器を用いた楽曲演奏においても同様である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、初級者から上級者までのすべての利用者が演奏技量向上のモチベーションを高めるような演奏評価装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、楽曲の模範となるピッチを示す模範演奏リファレンスデータを取得する模範演奏リファレンスデータ取得手段と、前記楽曲を区分して得られる複数の演奏区間の各々の難度を示す難度リファレンスデータを取得する難度リファレンスデータ取得手段と、演奏者による前記楽曲の演奏音から当該演奏音のピッチを示すピッチデータを生成するピッチデータ生成手段と、前記ピッチデータ生成手段により生成されたピッチデータにより示されるピッチと前記模範演奏リファレンスデータにより示されるピッチとの比較の結果に基づき前記演奏者の演奏能力の程度を判定し、前記ピッチデータ生成手段により生成されたピッチデータにより示されるピッチと前記模範演奏リファレンスデータにより示されるピッチとの比較の結果を、前記複数の演奏区間の各々に関し前記難度リファレンスデータにより示される難度と前記演奏能力の程度の判定の結果とに応じた所定の基準に従い評価した結果を提示する演奏評価手段とを備える演奏評価装置を提供する。
また本発明は、上記の演奏評価装置と、楽曲の伴奏を指示する伴奏データを取得する伴奏データ取得手段と、前記伴奏データの指示に従い伴奏の楽音を示す音信号を出力する音信号出力手段とを備え、前記ピッチデータ生成手段は、前記音信号出力手段から出力された音信号に従いスピーカから放音された伴奏に応じて前記演奏者により行われた前記楽曲の演奏音のピッチを示すピッチデータを生成するカラオケ装置を提供する。
また本発明は、楽曲の模範となるピッチを示す模範演奏リファレンスデータを取得する模範演奏リファレンスデータ取得手段と、任意数の任意の演奏者による前記楽曲の演奏音の各々に関し、当該演奏音のピッチを示すピッチデータを取得するピッチデータ取得手段と、前記ピッチデータ取得手段により取得されたピッチデータの各々により示されるピッチと前記模範演奏リファレンスデータ取得手段により取得された前記模範演奏リファレンスデータにより示されるピッチとの比較の結果に基づき、前記楽曲を区分して得られる複数の演奏区間の各々の難度を示す難度リファレンスデータを生成する難度リファレンスデータ生成手段と、前記難度リファレンスデータを演奏評価装置に送信する送信手段とを備えるサーバ装置を提供する。
また本発明は、任意数の任意の演奏者による楽曲の演奏音の各々に関し、前記楽曲の模範となるピッチと、当該楽曲の演奏音が示すピッチとの比較の結果を示す比較結果データを取得する比較結果データ取得手段と、前記比較結果データ取得手段により取得された比較結果データに基づき、前記楽曲を区分して得られる複数の演奏区間の各々の難度を示す難度リファレンスデータを生成する難度リファレンスデータ生成手段と、前記難度リファレンスデータを演奏評価装置に送信する送信手段とを備えるサーバ装置を提供する。
本発明によれば、楽曲の演奏者の演奏能力と楽曲における各区間の難易度とに応じて評価が行われるため、初級者から上級者までのすべての利用者が楽曲の演奏技量向上のモチベーションを維持することができる。
この発明の第1実施形態にかかるカラオケ装置を含む歌唱評価システムの構成を示す図である。 同システムのカラオケ装置に記憶される難度リファレンスデータのデータ構造図である。 同システムの動作を示すフローチャートである。 同システムにおける総合評価点の算出に用いるテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 同システムのサーバ装置により生成される難度統計データZ及び同システムの利用者の歌唱音におけるピッチ差の遷移を示す波形図である。 この発明の第2実施形態にかかるカラオケ装置が行う歌唱評価処理において用いられる関数を示すグラフである。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態である歌唱評価システム1の構成を示す図である。この歌唱評価システム1は、カラオケ装置10−m(m=1〜M:Mはカラオケ装置の総数)とサーバ装置30とを有する。カラオケ装置10−mは、各カラオケ店に一台または複数台ずつ設置される。サーバ装置30は、システム運営センタ内に設置される。カラオケ装置10−mとサーバ装置30はネットワーク90を介して互いに各種データの送受信が可
能である。
カラオケ装置10−mは、利用者の歌唱を支える伴奏曲の放音と歌詞の表示とを通じた歌唱演出と、利用者の歌唱の巧拙の評価とを行う装置である。図1において、カラオケ装置10−mは、音源11、スピーカ12、マイクロホン13、表示部14、通信インターフェース15、ボーカルアダプタ16、CPU17、RAM18、ROM19、ハードディスク20、シーケンサ21を有する。音源11は、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)の各種メッセージに従った音信号SAを出力する。スピーカ12は、与えられた信号を音として放音する。マイクロホン13は、音を収音して収音信号SMを出力する。表示部14は、画像信号SIに応じた画像を表示する。通信インターフェース15は、ネットワーク90に接続された装置との間でデータを送受信する。
ボーカルアダプタ16は、音信号SMのピッチを検出する検出手段としての役割を果たす。具体的には、ボーカルアダプタ16は、マイクロホン13から与えられた音信号SMのピッチを時間TS(例えば、TS=30ミリ秒とする)毎に検出し、この検出結果を信号SP(ピッチデータ)として出力する。
CPU17は、RAM18をワークエリアとして利用しつつROM19やハードディスク20に記憶されたプログラムを実行する。このCPU17の動作の詳細は後述する。ROM19には、IPL(Initial Program Loader)などが記憶されている。ハードディスク20には、各種歌唱曲の曲データMD−n(n=1〜N)(Nは、歌唱曲の種類の総数)、リファレンスデータベースDBDK、及び歌唱評価プログラムPGKが記憶されている。各歌唱曲の曲データMD−nは、歌唱曲の伴奏内容、歌唱曲の歌詞、及び歌唱曲の模範的な歌唱内容をSMF(Standard MIDI File)形式で記録したデータである。
具体的に説明すると、図1の枠内に示すように、曲データMD−nは、ヘッダHD、伴奏トラックTRAC、歌詞トラックTRLY、模範歌唱リファレンストラックTRNRを有している。ヘッダHDには、曲番号、曲名、ジャンル、歌唱時間、タイムベース(4分音符1つ分の時間に相当するティック数)などの情報が記述されている。
伴奏トラックTRACには、歌唱曲の楽譜の伴奏パートにおける各ノートNT(i)(iは、楽譜の該当パートの先頭のノートNT(1)から数えた順番を示す)の音の発音を指示するイベントEV(i)ONとその消音を指示するイベントEV(i)OFF、及び相前後するイベントの実行時間差(ティック数)を示すデルタタイムDTが時系列順に記述されている。
歌詞トラックTRLYには、歌唱曲の歌詞を示す各データDLYと、各歌詞の表示時刻(より具体的には、各歌詞の表示時刻と各々の前の歌詞の表示時刻との間の時間差(ティック数))を示すデルタタイムDTが時系列順に記述されている。
模範歌唱リファレンストラックTRNRには、歌唱曲の楽譜の歌唱パートにおける各ノートNT(i)の音の発音を指示するイベントEV(i)ONとその消音を指示するイベントEV(i)OFF、及び相前後するイベントの実行時間差(ティック数)を示すデルタタイムDTが時系列順に記述されている。
リファレンスデータベースDBDKには、各歌唱曲の難度リファレンスデータDD−n(n=1〜N)が記憶されている。難度リファレンスデータDD−nは、歌唱曲の開始時刻tSTを始点としその終了時刻tENDを終点とする時間軸上における難度の低い歌唱区間ZNESYの位置と難度の高い歌唱区間ZNDFFの各位置を示すデータである。具体的には、図2に示すように、難度リファレンスデータDD−nは、歌唱曲の開始時刻tSTと曲内に
おける相前後する歌唱区間ZNESY及びZNDFF(またはZNDFF及びZNESY)の境界にあたる各時刻との間の時間差(ティック数)を各々示す時刻データDtと、該当区間が高難度の歌唱区間ZNESYおよび低難度の歌唱区間ZNDFFのいずれであるかを示す区間データDZNとからなる。
歌唱評価プログラムPGKは、歌唱評価機能を有する。歌唱評価機能は、ボーカルアダプタ16の出力信号SPに基づき、歌唱曲内における難度により区分された歌唱区間毎に歌唱の巧拙を歌唱者の歌唱能力の高低に応じた基準で評価し、それら各歌唱区間の採点結果に基づいて全歌唱区間の歌唱の評価点である総合評価点SCGRを算出し、この総合評価点SCGRをコメントメッセージとともに提示する機能である。
シーケンサ21は、リモートコントローラ(不図示)による歌唱曲の歌唱開始操作を契機として該当曲の曲データMD−nがハードディスク20からRAM18に転送された場合に、その曲データMD−n内のイベントEV(i)ON、EV(i)OFF、およびデータDLYを装置各部に供給する。具体的には、シーケンサ21は、RAM18に曲データMD−nが記憶されると、この曲データMD−nのヘッダHDに記述されたタイムベースとリモートコントローラ(不図示)により指定されたテンポとに基づいて1ティックの時間長を決定し、この時間長の経過に合わせてティックをカウントしつつ次の3つの処理を行う。
第1の処理では、シーケンサ21は、ティックのカウント数が伴奏トラックTRAC内のデルタタイムDTと一致する度にそれに後続するイベントEV(i)ON(またはEV(i)OFF)を読み出して音源11に供給する。音源11は、シーケンサ21からイベントEV(i)ONが供給されるとそのイベントEV(i)ONが指定する音信号SAをスピーカ12に供給し、シーケンサ21からイベントEV(i)OFFが供給されるとスピーカ12への音信号SAの供給を止める。
第2の処理では、シーケンサ21は、ティックのカウント数が歌詞トラックTRLY内のデルタタイムDTと一致する度にそれに後続するデータDLYを読み出して表示部14に供給する。表示部14は、シーケンサ21からデータDLYが供給されるとそのデータDLYを歌詞テロップの画像に変換し、この画像をディスプレイ(不図示)に表示させる。
シーケンサ21がこの第1および第2の処理を行うことにより、歌唱曲における伴奏音の放音と歌詞の表示が進行する。利用者は、スピーカ12から放音される伴奏音を聴きつつディスプレイに表示された歌詞をマイクロホン13に向かって歌唱する。利用者がマイクロホン13に向かって歌唱している間、マイクロホン13は利用者の歌唱音の収音信号SMを出力し、ボーカルアダプタ16はこの信号SMのピッチを示す信号SPを出力する。
第3の処理では、シーケンサ21は、ティックのカウント数が模範歌唱リファレンストラックTRNR内のデルタタイムDTと一致する度にそれに後続するイベントEV(i)ON(またはEV(i)OFF)を読み出してCPU17に供給する。また、この第3の処理では、シーケンサ21は、ティックの総カウント数を歌唱曲の進行状況を示す時刻信号StとしてCPU17に供給する。CPU17は、シーケンサ21から供給されるイベントEV(i)ON、EV(i)OFF、及び信号Stとボーカルアダプタ16の出力信号SPとを用いて利用者の歌唱の巧拙を評価する。詳しくは、後述する。
サーバ装置30は、カラオケ店舗におけるサービスの提供を支援する役割を果たす装置である。サーバ装置30は、通信インターフェース35、CPU37、RAM38、ROM39、ハードディスク40を有する。通信インターフェース35は、ネットワーク90に接続された装置との間でデータを送受信する。CPU37は、RAM38をワークエリ
アとして利用しつつ、ROM39やハードディスク40に記憶された各種プログラムを実行する。このCPU37の動作の詳細は後述する。ROM39にはIPLなどが記憶されている。
ハードディスク40には、歌唱サンプルデータベースDBSS、リファレンスデータベースDBNS、リファレンスデータベースDBDS、及び歌唱分析プログラムPGSが記憶されている。歌唱サンプルデータベースDBSSには、各々が1つの歌唱曲と対応する歌唱サンプルデータDS群が個別に記憶される。歌唱サンプルデータDSは、各利用者が歌唱曲を歌唱したときの歌唱音のピッチ波形を記録したデータである。リファレンスデータベースDBNSには、各歌唱曲の模範歌唱リファレンスデータDN−nが記憶されている。模範歌唱リファレンスデータDN−nは、各歌唱曲の曲データMD−nの模範歌唱リファレンストラックTRNRに記述されているものと同内容のイベントEV(i)ON、イベントEV(i)OFF、及びデルタタイムDTを含むデータである。リファレンスデータベースDBDSには、各カラオケ装置10−mのリファレンスデータベースDBDK内に格納されるべき最新の難度リファレンスデータDD−nが記憶される。
歌唱分析プログラムPGSは、次の3つの機能を有する。
a1.蓄積機能
これは、カラオケ装置10−mから様々な歌唱曲の歌唱サンプルデータDSを取得し、取得したそれらの歌唱サンプルデータDSを歌唱曲毎に歌唱サンプルデータベースDBSSに蓄積する機能である。
b1.更新機能
これは、蓄積機能により歌唱サンプルデータベースDBSS内に蓄積された歌唱曲の歌唱サンプルデータDS群の各々とリファレンスデータベースDBNS内における同じ曲の模範歌唱リファレンスデータDN−nとを比較し、各比較結果に基づいて歌唱曲の全歌唱区間を歌唱曲の難度別の複数個の歌唱区間に分割し、分割した歌唱区間の時間軸上の各位置を示す新たな難度リファレンスデータDD−nを生成し、この新たな難度リファレンスデータDD−nによりリファレンスデータベースDBDS内の古い難度リファレンスデータDD−nを更新する機能である。
c1.送信機能
これは、更新機能によって更新した難度リファレンスデータDD−nをカラオケ装置10−mからの要求に応じてカラオケ装置10−mに送信する機能である。
次に、本実施形態の動作を説明する。図3は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。図3において、カラオケ装置10−mのCPU17は、歌唱曲の歌唱開始操作が行われた場合(S100:Yes)、シーケンサ21に制御信号SOを供給してシーケンサ21に処理(上述した第1〜第3の処理)を開始させる(S120)。CPU17は、シーケンサ21による処理が始まると、歌唱評価処理を行う(S130)。
歌唱評価処理では、CPU17は、ボーカルアダプタ16の出力信号SPから歌唱曲内における歌唱区間ZNESYの歌唱の巧拙と歌唱区間ZNDFFの歌唱の巧拙とを個別に採点し、2つの採点の採点結果のうち歌唱区間ZNESYの採点結果に応じた比率RAで両方の採点結果を加算した得点を総合評価点SCGRとする。
より詳細に説明すると、歌唱評価処理では、CPU17は、シーケンサ21からイベントEV(i)ONが供給されてから次のイベントEV(i)OFFが供給されるまでの時間をi番目のノートNT(i)に相当する音の発音時間TNT(i)とする。CPU17は、ノートNT(i)の発音時間TNT(i)の間のボーカルアダプタ16の出力信号SPが示すピッチとイベントEV(i)ONのノートナンバを変換した模範ピッチPCHREFとの差PCHDEFが閾値TH1未満である場合にノートNT(i)の歌唱が合格であるとみなす。
そして、CPU17は、合格であるとみなしたノートNT(i)が歌唱区間ZNESYのものである場合には歌唱区間ZNESYの合格ノート数NumESYを1つカウントアップし、そのノートNT(i)が歌唱区間ZNDFFのものである場合には歌唱区間ZNDFFの合格ノート数NumDFFを1つカウントアップする。ノートNT(i)の該当区間は次のようして決定する。まず、CPU17は、ノートNT(i)の合否の判定時点のシーケンサ21の出力信号Stが示す時刻を現在時刻として難度リファレンスデータDD−nを参照し、難度リファレンスデータDD−n内の時刻データDtが示す一連の時刻のうち現在時刻を挟んで前後する2つの時刻を求める。その上で、CPU17は、難度リファレンスデータDD−nからこの2つの時刻の時刻データDt間の区間データDZNを取り出し、この区間データDZNが示す区間を合格ノートNT(i)の該当区間とする。
CPU17は、利用者による歌唱の開始から終了までの間に亘って以上の合否判定と合格ノート数NumESY及びNumDFFの集計とを行う。歌唱曲が終了すると、CPU17は、歌唱区間ZNESYの全ノート数で合格ノート数NumESYを除算した値に100を乗じた値を歌唱区間ZNESYの歌唱の巧拙を示す得点SCESYとする。また、CPU17は、歌唱区間ZNDFFの全ノート数で合格ノート数NumDFFを除算した値に100を乗じた値を歌唱区間ZNDFFの歌唱の巧拙を示す得点SCDFFとする。
CPU17は、歌唱区間ZNESYについて算出した得点SCESYの大きさに応じて両得点SCESY及びSCDFFの加算比率RAを決定し、この比率RAで得点SCESY及びSCDFFを加算した値を総合評価点SCGRとする。適用比率RAは得点SCESYと比率RAとの関係を示すテーブルに基づいて決定する。図4は、このテーブルのデータ構造を概念的に示す図である。このテーブルでは、得点SCESYが0≦SCESY≦50の場合における加算比率RAは100:0となる。よって、得点SCESYが0≦SCESY≦50の場合は得点SCESYがそのまま総合評価点SCGRとなる。また、このテーブルでは、得点SCESYが50<SCESYの場合における加算比率RAは得点SCESYが高くなるほど100:0から50:50に近くなる。よって、得点SCESYが50<SCESY≦100の場合は得点SCESYが高いほど総合評価点SCGRに占める得点SCDFFの割合が大きくなる。
図3において、CPU17は、総合評価点SCGRを算出した後、評価結果提示処理を行う(S140)。評価結果提示処理では、CPU17は、得点SCESY及びSCDFFに応じて選択したコメントメッセージと総合評価点SCGRを表示部14に表示させる。
次に、CPU17は、サンプル送信処理を行う(S150)。サンプル送信処理では、CPU17は、歌唱曲の歌唱の開始から終了までの間にボーカルアダプタ16が出力した信号SPを当該歌唱曲の歌唱サンプルデータDSとし、この歌唱サンプルデータDSを含むメッセージMS1をサーバ装置30に送信する。
サーバ装置30のCPU37は、カラオケ装置10−mからメッセージMS1を取得すると(S200:Yes)、このメッセージMS1から歌唱サンプルデータDSを取り出し、取り出した歌唱サンプルデータDSを歌唱サンプルデータベースDBSSに蓄積する(S220)。
続いて、CPU37は更新処理を行う(S230)。更新処理では、CPU37は、歌唱サンプルデータベースDBSS内における歌唱曲の歌唱サンプルデータDS群の各々とリファレンスデータベースDBNS内における同じ曲の模範歌唱リファレンスデータDN−nとを比較し、その比較結果に基づいて歌唱曲の全歌唱区間を難度別の複数個の歌唱区間に分割し、分割した歌唱区間の位置を示す新たな難度リファレンスデータDD−nを生成し、この新たな難度リファレンスデータDD−nによりリファレンスデータベースDB
DS内の古い難度リファレンスデータDD−nを更新する。
より詳細に説明すると、更新処理においてCPU37は、リファレンスデータベースDBNS内における模範歌唱リファレンスデータDN−nをRAM38に読み出し、この模範歌唱リファレンスデータDN−nから歌唱曲内の全ノートNT(i)の各々の模範ピッチPCHREFを求める。
そして、CPU37は、歌唱サンプルデータベースDBSS内における該当曲の歌唱サンプルデータDS群の各々を解析対象として次のような処理を行う。まず、CPU37は、解析対象とした歌唱サンプルデータDSをRAM38に読み出す。CPU37は、RAM38内の歌唱サンプルデータDSが示すピッチ波形内における各ノートNT(i)の波形部分のピッチと模範ピッチPCHREFとの差PCHDを求める。CPU37は、歌唱曲内の各ノートNT(i)をピッチ差PCHDが閾値TH1未満である合格ノートとそれ以外の不合格ノートとに分ける。
CPU37は、該当曲の歌唱サンプルデータDS群の各々について以上の解析を行った後、歌唱曲内の各ノートNT(i)の合格率RS(当該ノートNT(i)が合格であった歌唱サンプルデータDSの数を歌唱サンプルデータDSの総数で除算した値)を求め、この合格率RSを難度の指標値として時間軸上にプロットした難度統計データZを生成する。
図5(A)は、この難度統計データZの一例を示す図である。CPU37は、歌唱曲の全歌唱区間(歌唱開始時刻tSTから歌唱終了時刻tENDまでの歌唱区間)のうち合格率RSが閾値TH2(例えば、TH2=0.4とする)以上になっている区間を歌唱区間ZNESYとし、合格率RSが閾値TH2未満になっている区間を歌唱区間ZNDFFとし、相前後する区間ZNESY及びZNDFF(またはZNDFF及びZNESY)の境界の時刻を求める。その上で、CPU37は、1番目の区間の種別(図5(A)の例では歌唱区間ZNDFF)を示す区間データDZN、1番目の区間と2番目の区間の境界の時刻を示す時刻データDt…最後の区間の種別(図5(A)の例では歌唱区間ZNDFF)を示す区間データDZNを生成し、これらを時系列順に並べたものを新たな難度リファレンスデータDD−nとする。CPU37は、この新たな難度リファレンスデータDD−nをリファレンスデータベースDBDSにおける古い難度リファレンスデータDD−nに上書きしてその内容を更新する。
図3において、カラオケ装置10−mのCPU17は、予め決められた問合せ時刻が到来する度に(S110:Yes)、問合せ処理を行う(S160)。この問合せ処理では、CPU17は、最新データの送信を求めるメッセージMS2をサーバ装置30に送信する。サーバ装置30のCPU37は、カラオケ装置10−mからメッセージMS2を受信すると(S210:Yes)、前回のメッセージMS2の受信時刻から今回のメッセージMS2の受信時刻までの間に内容を更新した難度リファレンスデータDD−nをメッセージM2の送信元のカラオケ装置10−mに送信する(S240)。カラオケ装置10−mのCPU17は、サーバ装置30から難度リファレンスデータDD−nを受信すると、この難度リファレンスデータDD−nをリファレンスデータベースDBDKの古い難度リファレンスデータDD−nに上書きしてその内容を更新する(S170)。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態によると、次の効果が得られる。
第1に、本実施形態の歌唱評価処理では、CPU17は、ボーカルアダプタ16の出力信号SPから歌唱曲内における難度により区分された歌唱区間毎の歌唱の巧拙を個別に採点し、難度別の各採点結果に基づいて全歌唱区間の歌唱の総合評価点SCGRを算出する。よって、本実施形態によると、初級者から上級者までのすべての利用者が歌唱技量に応じた評価を得ることができるため、各々の歌唱技量において歌唱能力を向上するモチベーシ
ョンを維持することができる。この効果について詳細に説明する。図5(B)は歌唱力の異なる4人の利用者A、B、C、Dの歌唱音について求めたピッチ差PCHDの波形WA、WB、WC、WDを示すものである。上述したように、ピッチ差PCHDは歌唱音のピッチの模範との差PCHDであるから、一般的には、歌唱曲を上手く歌うほどこの差PCHDは小さくなる。
図5(B)における波形WA及びWBを参照すると、これらの波形WA及びWBでは全歌唱区間に亘ってピッチ差PCHDが小さくなっている。このことから、利用者A及びBは歌唱曲を歌い込んでいる上級者であることが分かる。しかし、波形WAでは歌唱区間ZNESY及びNDFFの如何に拘わらずピッチ差PCHDが小さいのに対し、波形WBでは歌唱区間ZNDFFのピッチ差PCHDが歌唱区間ZNESYのそれに比べて大きくなっている箇所がある。本実施形態では、上級者の歌唱評価においては、評価点SCGRに占める得点SCDFFの割合が大きくなる。このため、上級者は、歌唱区間ZNDFFが上手く歌えるようにならないと評価点SCGRが伸びない。従って、本実施形態によると、上級者に歌唱技量を鍛錬するモチベーションを与えることができる。ここで、利用者Aは、歌唱曲の全歌唱区間をほぼ完璧に歌いこなせるレベルに達している者であるのに対し、利用者Bは、歌唱曲の骨子はマスターしているが細かな部分の歌い方に改善の余地がある者である。よって、利用者Aには、その歌唱を称えるコメントメッセージを提示し、利用者Bには、歌唱区間ZNDFFの歌唱の鍛錬を促すコメントメッセージを提示するとよい。たとえば、利用者Aには、「テクニックもバッチリ歌えていますね。」というコメントメッセージを提示し、利用者Bには、「メロディは良いのであとは細かい所に気をつけましょう。」というコメントメッセージを提示する、といった具合である。
図5(B)における波形WC及びWDを参照すると、これらの波形WC及びWDでは全歌唱区間に亘ってピッチ差PCHDが大きくなっている。このことから、利用者C及びDは歌唱曲をそれほど歌い込んでいない初級者であることがわかる。しかし、波形WCでは歌唱区間の如何に拘わらずピッチ差PCHDが大きいのに対し、波形WDでは歌唱区間ZNESYのピッチ差PCHDが歌唱区間ZNDFFのそれに比べると小さくなっている。本実施形態では、初級者の歌唱評価においては、評価点SCGRに占める得点SCESYの割合が大きくなる。このため、初級者は、歌唱区間ZNESYが上手く歌えるようになるだけで評価点SCGRが伸びる。従って、本実施形態によると、初級者にも歌唱技量を鍛錬するモチベーションを与えることができる。ここで、利用者Cは、歌唱曲の骨子となるメロディはうろ覚え程度に覚えている者であるのに対し、利用者Dは、それさえもあまり覚えていない者である。よって、利用者Cには、歌唱曲の細かな部分を覚えることを促すコメントメッセージを提示し、利用者Dには、歌唱曲の骨子が正しく歌えていないこと知らせるコメントメッセージを提示するとよい。たとえば、利用者Cには、「メロディをまだ覚えていない箇所がある様です。練習あるのみ。」というコメントメッセージを提示し、利用者Dには、「メロディがあっていない様です。良く聞いて覚えましょう。」というコメントメッセージを提示する、といった具合である。
第2に、本実施形態では、歌唱サンプルデータベースDBSS内に蓄積された歌唱サンプルデータDSの各々と歌唱音のピッチの模範を示す模範歌唱リファレンスデータDN−nとを比較し、各比較結果に基づいて歌唱曲の全歌唱区間を難度別の複数個の歌唱区間に分割する。そして、分割した歌唱区間の時間軸上における位置を示す新たな難度リファレンスデータDD−nを生成し、この新たな難度リファレンスデータDD−nによりリファレンスデータベースDBDK内の難度リファレンスデータDD−nを更新する。よって、本実施形態によると、歌唱サンプルデータベースDBSS内の歌唱サンプルデータDSの蓄積数の増加に伴って難度リファレンスデータDD−nの内容が最適化され、利用者により満足度の高い評価結果を提示することができる。
<第2実施形態>
以下に、本発明の第2実施形態にかかる歌唱評価システム2を説明する。歌唱評価システム2は上述の第1実施形態にかかる歌唱評価システム1と多くの点で共通するため、以下に歌唱評価システム2が歌唱評価システム1と異なる点を中心に説明する。歌唱評価システム2が歌唱評価システム1と異なる主な点は以下のとおりである。
(a)歌唱評価システム1においては、難度リファレンスデータにおいて難度が対応付けられる歌唱区間は任意の長さ(難度が変わるタイミング間の長さ)である。これに対し、歌唱評価システム2においては、難度リファレンスデータにおいて難度はノート毎に付与される。すなわち、歌唱評価システム2における難度に応じた歌唱区間は、各ノートNT(i)のイベントEV(i)ONのタイミングからイベントEV(i)OFFのタイミングまでの区間となる。
(b)歌唱評価システム1においては、難度は低難度と高難度のいずれかに2分される。これに対し、歌唱評価システム2における難度は、歌唱評価システム1においてサーバ装置30が難度リファレンスデータDD−nの生成を行う際に生成する合格率RS、すなわち歌唱曲内の各ノートNT(i)に関し、そのノートNT(i)が合格であった歌唱サンプルデータDSの数を歌唱サンプルデータDSの総数で除算した値(図5(A)にグラフとして示される難度統計データZが示す値)を1から減じた値が難度を示す指標値として用いられる。
(c)歌唱評価システム1においては、利用者の歌唱における低難度の歌唱区間に関する得点SCESYに基づき、総合の評価点SCGRを算出する際に得点SCESYおよび得点SCDFFに乗じるウェイトの比率(加算比率RA)が決定される。これに対し、歌唱評価システム2においては、利用者の歌唱における歌唱区間に含まれる全てのノートNT(i)の合否に応じて、いずれの難度のノートNT(i)に関する得点にいずれのウェイトを乗じて総合得点に加算するか、が決定される。
以下に上述した歌唱評価システム1と異なる歌唱評価システム2の構成を詳しく述べる。まず、歌唱評価システム2のサーバ装置10のCPU37は、歌唱分析プログラムPGSに従い、難度リファレンスデータDD−nの更新処理(図3のS230)において、図2に示した構成の難度リファレンスデータDD−nに代えて、歌唱曲内のノートNT(i)の各々に関し、そのノートNT(i)が合格であった歌唱サンプルデータDSの数を歌唱サンプルデータDSの総数で除算した値である合格率RS(i)を1から減算した値、すなわち(1−RS(i))を難度D(i)として示す難度リファレンスデータDD−nを生成する。
例えば、歌唱曲に含まれるノートNT(1)の任意数の任意の歌唱者による歌唱音から算出された合格率RS(1)が0.82(すなわち、82%の合格率)であった場合、難度D(1)=1−0.82=0.18となる。そのような構成の難度リファレンスデータDD−nがサーバ装置30のリファレンスデータベースDBDSに記憶されるとともに、カラオケ装置10−mに送信され(図3のS240)、カラオケ装置10−mのリファレンスデータベースDBDKに記憶される(図3のS170)。
カラオケ装置10−mのCPU17は、歌唱評価プログラムPGKに従い行う歌唱評価処理(図3のS130)において、まず歌唱評価システム1における場合と同様に、歌唱曲に含まれるノートNT(i)の各々に関し、ボーカルアダプタ16の出力信号SPが示すピッチと模範ピッチPCHREFとの差PCHDEFが閾値TH1未満であるか否かに基づき、その歌唱におけるノートNT(i)の合否を判定し、その結果を示す合否フラグP(i)を生成し、比較結果データとしてRAM18に一時的に記憶する。合格フラグP(i)は、合格の場合「1」、不合格の場合「0」をその値としてとる。
歌唱が終了すると、CPU17は比較結果データに含まれる合格ノートを示す合否フラ
グP(i)の数を、合否フラグP(i)の総数、すなわち歌唱曲に含まれるノートNT(i)の総数で除算した値を歌唱能力レベルLとする。なお、この歌唱能力レベルLは、ごく一般的なカラオケ装置における歌唱の評価点と同様のものである。
続いて、CPU17は、難度D(i)のノートNT(i)の合否に対し乗じるウェイトW(i)を算出するための算出式を、歌唱能力レベルLに従い以下のように生成する。
Figure 2013213906
図6は、上記の数1が、歌唱能力レベルLに応じてどのように変化するかを示したグラフである。図6に示されるように、式1で示される関数は、歌唱能力レベルLが高いほど勾配が大きくなり、歌唱能力レベルLが低いほど勾配が小さくなる1次関数である。具体例として図6に示されている5本のグラフは、以下の式で表される。
歌唱能力レベルL=1.00: W=D
歌唱能力レベルL=0.75: W=0.5D+0.25
歌唱能力レベルL=0.50: W=0.5
歌唱能力レベルL=0.25: W=−0.5D+0.75
歌唱能力レベルL=0.00: W=−D+1
上記のように歌唱能力レベルLに応じて決定されるウェイトWの算出式は、利用者の歌唱能力レベルLが高い場合、その利用者には各ノートNT(i)の合否結果を評価点に加算する際に難度指標D(i)が高い程高いウェイトW(i)を乗じて加算し、利用者の歌唱能力レベルLが低い場合、その利用者には各ノートNT(i)の合否結果を評価点に加算する際に難度指標D(i)が低い程高いウェイトW(i)を乗じて加算する、という算出式となっている。
CPU17は、上記のように歌唱能力レベルLに応じて決定したウェイトWの算出式に従い、先に記憶した合否フラグP(i)を変数とする以下の算出式に従い、評価点SCGRを算出する。
Figure 2013213906
数2の第1項の分子は、合格ノート(P(i)=1のノートNT(i))の各々に関し、難度リファレンスデータDD−nに示される難度D(i)を式1に代入して得られるウェイトW(i)の合計値を示し、式2の第1項の分母は、歌唱曲に含まれる全てのノートNT(i)が合格であった場合のウェイトW(i)の合計値を示す。従って、式2で算出される評価点SGGRは、全てのノートNT(i)に関し合格であれば満点を示す100となり、全てのノートNT(i)に関し不合格であれば0となる。
CPU17は、上記のように評価点SCGRを算出した後、評価結果提示処理(図3のS140)において、歌唱能力レベルL及び評価点評価点SGGRに応じて選択したコメント
メッセージと評価点SCGRを表示部14に表示させる。
歌唱評価システム2によれば、歌唱評価システム1による場合と比較し、難度の評価がノート単位で行われ、難度の区分数もより細かく、歌唱者の推定歌唱能力のレベル分けの区分数もより細かく、さらに、合格ノートを評価に反映する際の寄与の程度がそのノートの難度に応じてより細かく選択されるため、結果として生成され利用者に提示される評価結果が、より望ましいものとなる。
<変形例>
以上、この発明の第1及び第2実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態があり得る。例えば、以下の通りである。
(1)上記の第1実施形態では、歌唱曲を難度の低い歌唱区間ZNESYと難度の高い歌唱区間ZNDFFの2種類に分け、これらの歌唱区間ZNESY及びZNDFFの歌唱の巧拙を個別に採点した。しかし、歌唱曲を3段階以上の難度の歌唱区間に分け、それらの歌唱区間の歌唱の巧拙を個別に評価するようにしてもよい。なお、第2実施形態にかかる歌唱評価システム2は、難度の段階数を連続的に変化させる構成が採用された例である。
(2)上記の第1および第2実施形態では、歌唱音の収音信号のピッチを検出し、このピッチと模範ピッチの差から歌唱の巧拙を評価した。しかし、歌唱音の収音信号の音量を検出し、この音量と模範音量の差から歌唱の巧拙を評価してもよい。また、ピッチと音量の両方を用いて歌唱の巧拙を評価してもよい。
その場合、模範歌唱リファレンストラックTRNRと模範歌唱リファレンスデータDNは、歌唱曲の歌唱パートの各ノートNT(i)の音の発音における音量を指示するデータを含むように構成される。そして、カラオケ装置10のボーカルアダプタ16は、マイクロホン13から与えられた音信号SMの音量を示す音量データを生成する。カラオケ装置10およびサーバ装置30は、音量デーが示す音量と模範歌唱リファレンストラックTRNRもしくは模範歌唱リファレンスデータDNにより示される音量との差が所定の閾値未満であるか否かに応じて、音量に関するそのノートの歌唱演奏の合否を判定する。カラオケ装置10は、そのようにして得た判定結果を、音程に関する判定結果と同様に、利用者の演奏能力とそのノートの難度に応じた基準に従い評価点に反映させる。また、サーバ装置30は、そのようにして得た判定結果に基づき、難度リファレンスデータの生成を行う。そのように構成されることにより、音程だけでなく音量に関しても演奏の評価対象となり望ましい。
(3)上記の第1および第2実施形態では、歌唱音のピッチ(ボーカルアダプタ16の出力信号SPが示すピッチ)と模範ピッチPCHREFとの差PCHDEFが閾値TH1未満であるか否かに基づき、その歌唱におけるノートNT(i)を合格ノートまたは不合格ノートに2分する構成が採用されている。歌唱音に含まれるノートの評価方法は2分法に限られない。例えば、差PCHDEFが閾値TH1において0点、差PCHDEFが0の場合1点とし、差PCHDEFが0より大きく閾値TH1より小さい場合、0より大きく1より小さい数値内で、差PCHDEFが小さい程、高い点数を付与する、といった評価方法が採用されてもよい。
(4)上記の第1および第2実施形態において、難度に応じて評価対象とする歌唱音の情報を変更する構成が採用されてもよい。例えば、第1実施形態において、歌唱区間ZNESYについては、歌唱音の収音信号のピッチと音量の両方に基づいた評価を行い、歌唱区間ZNDFFについては、歌唱音の収音信号のピッチのみに基づいた評価を行ってもよい。
(5)上記の第1実施形態では、歌唱区間ZNESYの採点結果である得点SCESYと歌唱区
間ZNDFFの採点結果である得点SCDFFの加算比率RAを得点SCESYに基づいて決定した。しかし、この比率RAを他の要素(例えば、得点SCDFFや得点SCESYと得点SCDFFの合計点)に基づいて決定してもよい。なお、第2実施形態にかかる歌唱評価システム2は、歌唱評価システム1における得点SCESYと得点SCDFFの合計点に対応する歌唱能力レベルLに基づき、合格ノートの評価点に対する寄与率を決定するウェイトW(i)の算出式(比率RAのテーブルに相当)を決定する、という構成が採用された例である。
(6)上記の第1および第2実施形態では、サーバ装置30がカラオケ装置10−mの各々から送信されてきた歌唱サンプルデータDS群に基づき難度リファレンスデータDD−nの更新処理を行う。これに対し、カラオケ装置10−mの各々が自装置のハードディスク20内に歌唱サンプルデータDSを蓄積し、蓄積した歌唱サンプルデータDS群に基づき、上記実施形態におけるサーバ装置30が行う処理と同様の処理により、難度リファレンスデータDDの更新を行う構成が採用されてもよい。その際、各カラオケ装置10は、自装置において生成した歌唱サンプルデータDSに加え、例えば他のカラオケ装置10において生成された歌唱サンプルデータDSを他のカラオケ装置10から直接、もしくはサーバ装置30を介して受信し、それらを用いて難度リファレンスデータDDの更新を行う構成が採用されてもよい。
(7)上記の第1および第2実施形態では、カラオケ装置10からサーバ装置30に対し、歌唱曲の歌唱の開始から終了までの間にボーカルアダプタ16が出力した信号SPを含む歌唱サンプルデータDS(ピッチデータ)が送信され、サーバ装置30は歌唱サンプルデータDSを模範歌唱リファレンスデータDNと比較し、その比較結果に基づいて歌唱曲の歌唱区間の区分および難度の判定(第1実施形態)もしくは各ノートの難度D(i)の特定(第2実施形態)を行い、その結果に基づき、難度リファレンスデータDDの更新を行う。これに代えて、カラオケ装置10からサーバ装置30に対し、カラオケ装置10において利用者の歌唱音に対し実行された歌唱評価処理における合格ノートおよび不合格ノートを示すデータ(比較結果データ)を送信し、サーバ装置30においてはカラオケ装置10の各々から送信されてくるそれらの比較結果データに基づき、難度リファレンスデータDDの更新処理を行う構成が採用されてもよい。上記の変形例(6)において、カラオケ装置10が難度リファレンスデータDDの更新を行う場合も同様である。すなわち、カラオケ装置10は、他のカラオケ装置10から、そのカラオケ装置10において実行された歌唱評価処理における合格ノートおよび不合格ノートを示す比較結果データを受信し、その比較結果データに基づき難度リファレンスデータDDの更新を行う構成が採用されてもよい。
(8)上記の第1および第2実施形態における歌唱の評価結果の利用者への提示の態様は様々に変更可能である。例えば、第1実施形態において、得点SCESYに基づき判定される利用者の歌唱能力のレベルが、コメントメッセージおよび総合評価点SCGRとともに利用者に提示される構成が採用されてもよい。その場合、利用者は自分の歌唱能力が概ねどのレベルなのかを知った上で、総合評価点SCGRを高めるように努めることができるため、歌唱能力と総合評価点SCGRとの逆転現象(歌唱能力が高まると、難度の低い歌唱区間の評価よりも難度の高い歌唱区間の評価が重視される結果、総合評価点SCGRがむしろ下がってしまう現象)が生じても、利用者のモチベーションを下げてしまう虞がない。
(9)上記の第1実施形態においては、低難度の歌唱区間の評価点に対する寄与度と高難度の歌唱区間の評価点に対する寄与度の比率である比率RAが、図4に示されるような関係に従いSCESYに応じて定まる構成が採用されている。また、上記の第2実施形態においては、利用者の歌唱能力レベルLに応じて定まる式1に示される関数に従い、各ノートの難度Dに応じて定まるウェイトWが、各ノートの歌唱の評価点に対する寄与度を決定する、という構成が採用されている。本発明にかかる歌唱区間の歌唱の評価点への寄与度の
決定方法はこれらに限られず、歌唱者の推定される歌唱能力が高い程、難度の高い歌唱区間に対し評価に対する寄与度が高く定められ、歌唱者の推定される歌唱能力が低いほど、難度の低い歌唱区間に対し評価に対する寄与度が低く定められる限り、如何なる基準で比率RAやウェイトWが決定されてもよい。例えば、第1実施形態において、図4に示されるものとは異なる形状のグラフで描かれる関係に従い、SCESYに従い比率RAが決定されてもよい。また、第2実施形態において、式1および式2とは異なる算出式により、難度Dに応じたウェイトWが決定されてもよい。
(10)上記の第1および第2の実施形態にける歌唱の評価においては、ノート単位で合否判断が行われる構成が採用されているが、合否判断をフレーズ単位、小説単位等、他の単位で行う構成が採用されてもよい。
(11)上記実施形態では、楽曲演奏を評価する演奏評価装置の一例として、歌唱用のカラオケ装置に設けられ、歌唱演奏を評価する演奏評価装置を示したが、本発明にかかる演奏評価装置は歌唱演奏の評価に限定されず、各種楽器を用いた楽曲演奏の評価にも適用可能である。すなわち、上記実施形態において用いた「歌唱」という言葉は、より一般的な「演奏」という言葉で置き換えられる。楽曲が歌唱曲でなく楽器用の楽曲である場合、楽器演奏用のカラオケ装置は、曲データMDは歌詞トラックTRLYに代えて、例えば楽譜を示すデータと、楽譜の各区間(例えば、2小節もしくは4小節のブロックなど)の表示時刻を示すデルタタイムが時系列順に記述されたデータである楽譜トラックを含むように構成され、シーケンサ21および表示部14は楽譜トラックに従い、楽曲の進行に伴い伴奏箇所に応じた楽譜を示す画像信号をディスプレイに出力するように構成されることになる。なお、歌唱用のカラオケ装置および楽器演奏用のカラオケ装置において、歌詞もしくは楽譜の表示が不要な場合は、シーケンサ21および表示部14による画像信号の出力処理は行われなくてもよい。
(12)上記実施形態では、いわゆる専用機としてのカラオケ装置に本発明にかかる演奏評価装置が設けられている例を示したが、本発明にかかる演奏評価装置は専用機に限られない。例えば、パーソナルコンピュータや携帯情報端末(例えば携帯電話機やスマートホン)やゲーム装置等の各種装置にプログラムに従った処理を行わせることによって本発明にかかる演奏評価装置を実現する構成が採用されてもよい。
1…歌唱評価システム、2…歌唱評価システム、10…カラオケ装置、11…音源11、12…スピーカ、13…マイクロホン、14…表示部、15,35…通信インターフェース、16…ボーカルアダプタ16、17,37…CPU、18,38…RAM、19,39…ROM、20,40…ハードディスク、21…シーケンサ、30…サーバ装置

Claims (9)

  1. 楽曲の模範となるピッチを示す模範演奏リファレンスデータを取得する模範演奏リファレンスデータ取得手段と、
    前記楽曲を区分して得られる複数の演奏区間の各々の難度を示す難度リファレンスデータを取得する難度リファレンスデータ取得手段と、
    演奏者による前記楽曲の演奏音から当該演奏音のピッチを示すピッチデータを生成するピッチデータ生成手段と、
    前記ピッチデータ生成手段により生成されたピッチデータにより示されるピッチと前記模範演奏リファレンスデータにより示されるピッチとの比較の結果に基づき前記演奏者の演奏能力の程度を判定し、前記ピッチデータ生成手段により生成されたピッチデータにより示されるピッチと前記模範演奏リファレンスデータにより示されるピッチとの比較の結果を、前記複数の演奏区間の各々に関し前記難度リファレンスデータにより示される難度と前記演奏能力の程度の判定の結果とに応じた所定の基準に従い評価した結果を提示する演奏評価手段と
    を備える演奏評価装置。
  2. 前記演奏評価手段による前記ピッチデータにより示されるピッチと前記模範演奏リファレンスデータにより示されるピッチとの比較の結果を示す比較結果データ、もしくは他機により行われた任意の演奏者の前記楽曲の演奏音のピッチと前記模範演奏リファレンスデータにより示されるピッチとの比較の結果を示す比較結果データに基づき、前記難度リファレンスデータを生成する難度リファレンスデータ生成手段
    を備え、
    前記模範演奏リファレンスデータ取得手段は、前記難度リファレンスデータ生成手段により生成された難度リファレンスデータを取得する
    請求項1に記載の演奏評価装置。
  3. 前記ピッチデータ生成手段により生成されたピッチデータ、もしくは前記演奏評価手段による前記ピッチデータにより示されるピッチと前記模範演奏リファレンスデータにより示されるピッチとの比較の結果を示す比較結果データをサーバ装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段による前記サーバ装置に対する前記ピッチデータもしくは前記比較結果データの送信に対する応答として前記サーバ装置から送信されてくる新たな難度リファレンスデータを受信する受信手段と
    を備え、
    前記模範演奏リファレンスデータ取得手段は、前記受信手段により受信された難度リファレンスデータを取得する
    請求項1に記載の演奏評価装置。
  4. 前記演奏者による前記楽曲の演奏音から当該演奏音の音量を示す音量データを生成する音量データ生成手段を備え、
    前記模範演奏リファレンスデータ取得手段により取得される模範演奏リファレンスデータは前記楽曲の模範となる音量を示し、
    前記演奏評価手段は、前記音量データ生成手段により生成された音量データにより示される音量と前記模範演奏リファレンスデータにより示される音量との比較の結果に基づき前記演奏者の演奏能力の程度を判定し、前記音量データ生成手段により生成された音量データにより示される音量と前記模範演奏リファレンスデータにより示される音量との比較の結果を、前記複数の演奏区間の各々に関し前記難度リファレンスデータにより示される難度と前記演奏能力の程度の判定の結果とに応じた所定の基準に従い評価した結果を提示する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の演奏評価装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の演奏評価装置と、
    楽曲の伴奏を指示する伴奏データを取得する伴奏データ取得手段と、
    前記伴奏データの指示に従い伴奏の楽音を示す音信号を出力する音信号出力手段と
    を備え、
    前記ピッチデータ生成手段は、前記音信号出力手段から出力された音信号に従いスピーカから放音された伴奏に応じて前記演奏者により行われた前記楽曲の演奏音のピッチを示すピッチデータを生成する
    カラオケ装置。
  6. 前記楽曲は歌唱曲であり、
    前記歌唱曲の歌詞を示す歌詞データを取得する歌詞データ取得手段と、
    前記歌詞データにより示される歌詞であって、前記音信号出力手段により現在出力されている音信号が示す伴奏とともに歌唱されるべき歌詞を示す画像信号を出力する画像信号出力手段と
    を備える請求項5に記載のカラオケ装置。
  7. 前記楽曲は楽器により演奏される楽曲であり、
    前記楽曲の楽譜を示す楽譜データを取得する楽譜データ取得手段と、
    前記楽譜データにより示される楽譜であって、前記音信号出力手段により現在出力されている音信号が示す伴奏とともに行われるべき演奏を指示する楽譜を示す画像信号を出力する画像信号出力手段と
    を備える請求項5に記載のカラオケ装置。
  8. 楽曲の模範となるピッチを示す模範演奏リファレンスデータを取得する模範演奏リファレンスデータ取得手段と、
    任意数の任意の演奏者による前記楽曲の演奏音の各々に関し、当該演奏音のピッチを示すピッチデータを取得するピッチデータ取得手段と、
    前記ピッチデータ取得手段により取得されたピッチデータの各々により示されるピッチと前記模範演奏リファレンスデータ取得手段により取得された前記模範演奏リファレンスデータにより示されるピッチとの比較の結果に基づき、前記楽曲を区分して得られる複数の演奏区間の各々の難度を示す難度リファレンスデータを生成する難度リファレンスデータ生成手段と、
    前記難度リファレンスデータを演奏評価装置に送信する送信手段と
    を備えるサーバ装置。
  9. 任意数の任意の演奏者による楽曲の演奏音の各々に関し、前記楽曲の模範となるピッチと、当該楽曲の演奏音が示すピッチとの比較の結果を示す比較結果データを取得する比較結果データ取得手段と、
    前記比較結果データ取得手段により取得された比較結果データに基づき、前記楽曲を区分して得られる複数の演奏区間の各々の難度を示す難度リファレンスデータを生成する難度リファレンスデータ生成手段と、
    前記難度リファレンスデータを演奏評価装置に送信する送信手段と
    を備えるサーバ装置。
JP2012083728A 2012-04-02 2012-04-02 演奏評価装置及びカラオケ装置 Active JP5994343B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083728A JP5994343B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 演奏評価装置及びカラオケ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083728A JP5994343B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 演奏評価装置及びカラオケ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013213906A true JP2013213906A (ja) 2013-10-17
JP5994343B2 JP5994343B2 (ja) 2016-09-21

Family

ID=49587280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012083728A Active JP5994343B2 (ja) 2012-04-02 2012-04-02 演奏評価装置及びカラオケ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5994343B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114781948A (zh) * 2022-06-21 2022-07-22 希望知舟技术(深圳)有限公司 用于确定员工工作质量的数据处理方法及相关装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11282475A (ja) * 1998-01-27 1999-10-15 Ricoh Co Ltd 歌唱力採点装置
JP2010085658A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Brother Ind Ltd 難易度推定システムおよびプログラム
JP2010128403A (ja) * 2008-11-29 2010-06-10 Daiichikosho Co Ltd 高難度歌唱区間報知カラオケシステム
JP2010156777A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Brother Ind Ltd 歌唱採点システムおよびプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11282475A (ja) * 1998-01-27 1999-10-15 Ricoh Co Ltd 歌唱力採点装置
JP2010085658A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Brother Ind Ltd 難易度推定システムおよびプログラム
JP2010128403A (ja) * 2008-11-29 2010-06-10 Daiichikosho Co Ltd 高難度歌唱区間報知カラオケシステム
JP2010156777A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Brother Ind Ltd 歌唱採点システムおよびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114781948A (zh) * 2022-06-21 2022-07-22 希望知舟技术(深圳)有限公司 用于确定员工工作质量的数据处理方法及相关装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5994343B2 (ja) 2016-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5958041B2 (ja) 表情演奏リファレンスデータ生成装置、演奏評価装置、カラオケ装置及び装置
JP2007322598A (ja) 楽曲分類装置、楽曲分類方法、及び楽曲分類プログラム
JP5286793B2 (ja) 採点装置及びプログラム
JP4163584B2 (ja) カラオケ装置
JP6288197B2 (ja) 評価装置及びプログラム
JP6102076B2 (ja) 評価装置
JP2007140165A (ja) カラオケ装置およびカラオケ装置用プログラム
JP2010237258A (ja) 歌唱評価装置
JP5994343B2 (ja) 演奏評価装置及びカラオケ装置
JP6944357B2 (ja) 通信カラオケシステム
JP4491743B2 (ja) カラオケ装置
JP2006251697A (ja) カラオケ装置
JP5919928B2 (ja) 演奏評価装置及びプログラム
JP4218066B2 (ja) カラオケ装置およびカラオケ装置用プログラム
JP4218064B2 (ja) カラオケ装置およびカラオケ装置用プログラム
JP5843074B2 (ja) 弦楽器演奏評価装置及び弦楽器演奏評価プログラム
JP5618743B2 (ja) 歌唱音声評価装置
JP5585320B2 (ja) 歌唱音声評価装置
JP6074835B2 (ja) 楽曲練習支援装置
JP6514868B2 (ja) カラオケ装置及びカラオケ採点システム
JP2012058278A (ja) 音声評価装置
JP4218065B2 (ja) カラオケ装置およびカラオケ装置用プログラム
JP2004279462A (ja) カラオケ装置
JP4186982B2 (ja) カラオケ装置およびカラオケ装置用プログラム
JP2017062313A (ja) カラオケ装置,カラオケシステム,及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160808

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5994343

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151