JP5919928B2 - 演奏評価装置及びプログラム - Google Patents
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Description
また、別の好ましい態様において、本発明は、前記構成音評価データ生成手段は、前記評価点が所定の個数以上連続して所定の閾値以上である場合に、その後の演奏の評価点に前記係数を乗じることを特徴とする。
また別の好ましい態様において、本発明は、前記拍種別毎評価データに基づくコメントをユーザに通知する通知手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、ユーザが楽曲を演奏する際に参照する模範音を構成する複数の参照構成音の各々に関し、当該参照構成音の音高と、当該参照構成音の発音開始時刻とを表す模範音データを取得する模範音データ取得手段と、前記模範音データ取得手段により取得された模範音データにより音高及び発音開始時刻が表される複数の参照構成音の各々を、前記参照構成音に基づき、所定の規則に従って定められた拍に関する複数の種別のいずれかに分類する分類手段と、ユーザの演奏により生成される音である演奏音を表す演奏音信号を取得する演奏音信号取得手段と、前記演奏音信号取得手段により取得された演奏音信号からユーザの演奏音の音高を特定する音高特定手段と、前記模範音データにより音高及び発音開始時刻が表される複数の参照構成音の各々に関し、所定の規則に従って当該参照構成音の演奏がなされた発音開始時刻を特定する発音開始時刻特定手段と、前記模範音データにより表される複数の参照構成音の各々に関し、当該参照構成音の発音開始時刻と、当該参照構成音に関して前記発音開始時刻特定手段により特定されたユーザによる演奏の発音開始時刻との差が小さいほど高い評価を示す構成音評価データを生成する構成音評価データ生成手段と、拍に関する前記種別毎に、前記分類手段により当該種別に分類された1以上の参照構成音について前記構成音評価データ生成手段により生成された構成音評価データに基づき、前記種別毎の評価を示す拍種別毎評価データを生成する拍種別毎評価データ生成手段として機能させるためのプログラムを提供する。
<構成>
図1は、本発明の実施形態に係る歌唱評価システム100の構成を示す図である。歌唱評価システム100は、カラオケ装置10及びサーバ装置20からなる。サーバ装置20は、楽曲の伴奏音を表す楽音データと、ユーザがこの楽曲を歌唱する際に参照するガイドメロディに関する情報(ガイドメロディデータという)とを記憶するとともに、これらをカラオケ装置10に供給するサーバ装置である。ユーザが、カラオケ装置10において歌唱したい楽曲を指定すると、カラオケ装置10は、指定された楽曲の伴奏音を表す楽音データとガイドメロディデータとをサーバ装置20から取得する。楽音データに基づく伴奏音に合わせてユーザが歌唱を行うと、カラオケ装置10は、ユーザの歌唱を表す音声信号とガイドメロディデータとに基づいてユーザの歌唱におけるリズム感を評価する。
図3は、拍に関する種別の分類を表す模式図である。図3は、4/4拍子における1小節を例に表している。ここでは、4/4拍子なので、1拍目から4拍目までの音符が「表拍」となり、表拍どうしの中間の音符が「裏拍」となり、それ以外の音符は「それ以外」となる。つまり、ここでは、一小節を時間的に8つの区間に等分した場合に、奇数番目の区間の先頭位置が「表拍」に相当し、偶数番目の区間の先頭位置が「裏拍」に相当する。また、図示された三連符については、最初の音符は表拍となるが、残りの2つの音符は、表拍でも裏拍でもない「それ以外」となる。
次に、ガイドメロディデータについて図を用いて説明する。
次に、本実施形態における動作について説明する。
図7は、カラオケ装置10の処理フロー図である。まず、ユーザが、UI部14を用いて歌唱したい楽曲を指定すると、制御部11は、これを受け付ける(ステップSa1)。次に、制御部11は、通信部13を用いて、指定された楽曲の伴奏音を表す楽音データと指定された楽曲のガイドメロディデータとをサーバ装置20から取得すると、これらを記憶部22に記憶させる(ステップSa2)。制御部11は、取得したガイドメロディデータに基づいて評価テーブルを作成すると、これを記憶部22に記憶させる(ステップSa3)。次に、制御部11は、取得したガイドメロディデータにおける各々の参照構成音を拍に関する種別で分類する(ステップSa4)。次に、ステップSa4の処理について詳述する。
総合的リズム感評価={((“裏拍”の平均点+“それ以外”の平均点)/2)/(“表拍”の平均点)}×{((“裏拍”の平均点+“それ以外”の平均点)/2)×α+(“表拍”の平均点)×(1−α)}・・・式(1)
係数αは記憶部12に記憶されており、ユーザがUI部14を用いてその値を変更可能としてもよい。係数αが大きいほど、「裏拍」及び「それ以外」の評価の重みが増し、係数αが小さいほど、「表拍」の評価の重みが増すこととなる。係数「α」及び「1−α」の合計は1であるから、これらの係数は、拍の種別毎に乗じる係数の比率を表している。つまり、制御部11は、拍に関する種別毎の評価データにより示される数値に対し、種別毎に予め定められた比率の係数を乗じて、それらを加算して得られる数値を算出する。制御部11は、本発明に係る算出手段の一例である。また、式(1)において、「{((“裏拍”の平均点+“それ以外”の平均点)/2)/(“表拍”の平均点)}」の部分の計算については、制御部11は、その最大値を1とする。つまり、この部分についての計算結果として1を超える値が算出された場合、制御部11は、その値を1に補正する。また、「{((“裏拍”の平均点+“それ以外”の平均点)/2)/(“表拍”の平均点)}」の部分について、「表拍」の平均点を分母にし、「裏拍」及び「それ以外」の平均点を分子にしている理由は以下のとおりである。「表拍」は、ユーザが一般的に認識しやすく歌唱タイミングがずれにくいのに比べて、「裏拍」及び「それ以外」については、「表拍」と比べて歌唱タイミングがずれやすい。従って、「裏拍」及び「それ以外」の参照構成音における歌唱タイミングのずれが少ないほど、そのユーザはリズム感がよい可能性が高い。このような考え方に基づいて、本実施形態においては、「裏拍」及び「それ以外」の評価が高い場合に上記部分の計算式の値がより大きくなるように、「裏拍」及び「それ以外」の平均点を分子にしている。
総合的リズム感評価={((3+3)/2)/4}×{((3+3)/2)×0.6+4×0.4}=(3/4)×3.4
=2.55・・・式(2)
式(2)によれば、「表拍」の平均点は高いものの、「裏拍」及び「それ以外」の平均点は「表拍」と比べて低く、係数αの値が、「裏拍」及び「それ以外」の評価の重みを増す値となっている。この結果、式(2)によって得られる総合的リズム感評価は、やや低いものとなる。ユーザは、UI部14を用いて係数αの値を変更することで、総合的リズム評価における拍の種別毎の重み付けを変更することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以下のように変形可能である。また、以下の変形例は、適宜組み合わせて実施してもよい。
(変形例1)
ガイドメロディデータは、「拍種別」に限らず、次のような拍に関する情報を含んでもよい。
図13は、変形例1に係るガイドメロディデータの一例を表す図である。図13に示すガイドメロディデータは、図4に示すものと比較して、「拍種別2」及び「評価係数」という項目が追加されている。図13に示す「拍種別2」は、「表拍」がさらに「強拍」と「弱拍」とに分類されたものである。例えば、4/4拍子で4つの四分音符が並んでいた場合、最初の四分音符は強拍となり、残りの3つの四分音符は弱拍となる。「評価係数」は、評価点に乗算する係数である。強拍は弱拍と比較して歌唱タイミングを合わせやすく、目立つため、評価点に重み付けがされるように評価係数が設定されている。評価係数は、記憶部22に記憶されており、ユーザがUI部14を用いて設定可能としてもよい。なお、実施形態と比較して変形例1でガイドメロディデータに追加された項目は、作成される評価テーブルにも含まれる。これは、以降の変形例でも同様である。このように、ガイドメロディデータにおいて予め強拍と弱拍を識別する情報を付与し、評価係数を設定可能とすることで、ユーザは、より拍が考慮されたリズム感評価を得ることができる。
ガイドメロディデータは、次のような拍に関する情報を含んでいてもよい。
図14は、変形例2に係るガイドメロディデータの一例を表す図である。図14に示すガイドメロディデータは、図4に示すものと比較して、「拍種別2」及び「評価係数」という項目が追加されている。「評価係数」は、参照構成音に関する評価点に乗じられるべき係数である。図14に示す「拍種別2」は、拍に関する種別を「シンコペーション」で分類したものである。図14の例では、シンコペーションを重要視しており、シンコペーションの拍に相当する参照構成音には「1.2」という評価係数が設定されている。制御部11は、参照構成音の発音開始時刻とユーザによる歌唱開始時刻との差に基づき決定される評価点に、この評価係数を乗じて得られる評価点を生成する。拍に関する種別の分類は、上述したものに限らず、例えば「拍種別2」において「三連符」や「シャッフル」の分類がなされてもよい。この場合、ステップSa10において制御部11が拍に関する種別ごとに評価を行うときには、「表拍」、「裏拍」及び「それ以外」だけでなく、「拍種別2」に含まれる拍に関する種別についても、拍に関する種別ごとの評価を行う。このように、「表拍」と「裏拍」と「それ以外」という分類よりも、より細かな分類を行うことにより、ユーザは、より詳細なリズム感評価を得ることができる。
参照構成音毎に評価の重み付けを任意に可能としてもよい。
図15は、変形例3に係るガイドメロディデータの一例を表す図である。変形例3におけるガイドメロディデータは、参照構成音毎に評価係数を設定可能である。
例えば、歌い出しの頭の箇所や、サビに相当する箇所や、ブリッジ又はブレイク等により拍子が変化する箇所や、テンポの変化に伴い拍間時間が変化する箇所については、いずれも歌唱が難しく、かつ楽曲全体を通して印象的であり目立つ箇所であるため、これらの箇所に相当する参照構成音について、評価点に正の重み付けをするための評価係数が記述されている。このような評価係数を設定することにより、例えばユーザの歌唱が荒いものであっても、頭の出だしやサビといった目立ちやすい箇所で歌唱タイミングがあっていれば、リズム感として高評価が得られやすくなる。
評価コメントテーブルは上述した例に限らない。図16は、変形例4に係る評価コメントテーブルの一例を表す図である。図16の評価コメントテーブルには、「表拍」の評価点の分布と、「裏拍」及び「それ以外」の評価点の分布との組み合わせについて、評価コメントが記述されている。「表拍」の評価点の分布と、「裏拍」及び「それ以外」の評価点の分布とは、分類された拍に関する種別毎の評価点の標準偏差と、予め決められた閾値とに基づいて、狭いか広いかに区別される。この閾値は、予め記憶部12に記憶されており、UI部14を用いてユーザにより変更可能としてもよい。例えば、制御部11は、「表拍」の評価点の標準偏差が閾値以上であった場合、評価点の分布を「広い」と判定し、「裏拍」及び「それ以外」の評価点の標準偏差が閾値未満であった場合、評価点の分布を「狭い」と判定する。この場合、制御部11は、「歌唱にタメ/ハシリがあります。」というコメントをUI部14に表示させる。このようにすれば、ユーザの歌唱タイミングの分布によって、ユーザの歌唱のリズム感を評価することができる。
事前にガイドメロディデータにおいて「拍種別」に記述される情報は、「表拍」であることに限らない。例えば、拍種別には、「裏拍」であることや、「強拍」であることが記述されていてもよい。要するに、拍に関する種別の分類の際に基準として用いることが可能であれば、表拍に限らずともよい。また、ガイドメロディデータにおいて、全ての参照構成音について予め「拍種別」が記述されるようにしてもよい。この場合、作成される評価テーブルの「拍分類情報」には、ガイドメロディデータにおける「拍種別」がそのまま記述されることとなるので、ステップSa4における分類処理が不要となる。
上述した実施形態では、拍に関する種別の分類を「表拍」、「裏拍」及び「それ以外」の3つに分類したが、これに限ったものではない。例えば、拍に関する種別の分類を、「表拍」及び「裏拍」のみに基づいて行ってもよいし、より詳細に分類してもよい。
拍に関する種別毎のリズム感の評価及び総合的リズム感評価は、例えば、メロディの評価結果と並べて、あるいは合算されてUI部14に表示されてユーザに通知されるようにしてもよい。また、カラオケ装置10の制御部11が、通信部13を用いて、図示せぬプリンタやカラオケ店舗の管理するウェブサーバ装置、あるいはユーザの所持する携帯電話機に対してこれらのデータを送信することで、ユーザが、携帯電話機を用いて、またはウェブブラウザ上で評価内容を確認可能としたり、評価内容を印刷可能としたりしてもよい。このようにすれば、ユーザは、拍を考慮したリズム感が反映された総合的な歌唱の巧拙を知ることができる。
ユーザの歌唱に対して連続で高評価がなされた場合は、その後の歌唱に重み付けがなされて評価されるようにしてもよい。例えば、制御部11は、ステップSa9において各参照構成音に対するユーザの歌唱の評価を行う際に、予め決められた閾値以上(例えばここでは「4」)の評価点が、予め決められた個数以上連続すると、次の評価点に例えば「1.1」等の評価係数を乗ずる。上記予め決められた閾値及び個数と評価係数とは、記憶部22に記憶されており、ユーザがUI部14を用いて変更可能としてもよい。制御部11は、評価点が再び予め決められた閾値未満となるまで、上記評価係数を用いる。このようにすれば、ユーザの歌唱タイミングが連続で正しいほど、すなわち拍とタイミングが合った歌唱が連続で正しく行われているほど、より高評価を得ることができるので、より拍を考慮したリズム感の評価が得られやすくなる。
ユーザによる歌唱に限らず、ユーザによる楽器の演奏を評価の対象としてもよい。この場合、カラオケ装置10は、楽器の演奏音信号を取得するためのインターフェースを備える。ガイドメロディデータにおけるデータ構成は、実施形態のように歌唱を評価する場合と同様であるが、ガイドメロディ自体は、歌唱の旋律に限らず、例えばキーボードのパートのメロディとしてもよい。拍に関する種別の分類及び評価の処理については、実施形態と同様の手順により行われる。このようにすれば、ユーザは、歌唱に限らず楽器の演奏についても、拍を考慮したリズム感の評価を得ることができる。
ユーザの歌唱において評価の低かった拍に関する種別をユーザに通知するようにしてもよい。例えば、予め決められた閾値よりも低い評価点をつけられた拍に関する種別について、「あなたは裏拍が苦手なようです。」というようなコメントをUI部14に表示させてもよい。このようにすれば、ユーザは自らの不得意とする拍に関する種別が明確に分かるので、効率的に練習を積むことができる。
ガイドメロディデータが、「拍種別」に代えて次のような情報を有することで、拍に関する種別の分類が行われても良い。この場合、ガイドメロディデータは、楽曲の開始から終了までの演奏期間を時間的に複数に区分して得られる小節の各々の開始時刻と、複数の小節の各々に関する拍子を特定する拍子情報とを含む。例えば、時刻を「mm:ss:sss」として表したときに、開始時刻が「00:00:00」である小節が「4/4拍子」であり、次の小節の開始時刻が「00:04:00」であったとする。この場合、制御部11は、小節の開始時刻どうしの差から、先頭小節を4秒間として特定する。この場合、「4/4拍子」であるから、1拍につき1秒であることがわかる。これに従って、制御部11は、先頭小節において、「00:00:00」、「00:01:00」、「00:02:00」及び「00:03:00」のタイミングを表拍と特定する。このように表拍のタイミングがわかれば、実施形態と同様に時刻差に基づいて、拍に関する種別の分類を行うことが可能である。このようにしても、実施形態と同様の効果を奏することができる。
サーバ装置20が、楽曲の伴奏音を表す楽音データとガイドメロディデータとを記憶する構成に限らず、これらのデータをカラオケ装置10が記憶部12に記憶させるようにしてもよい。このような構成にすれば、カラオケ装置10がサーバ装置20と通信を行う必要がないため、通信にかかる処理時間を省略することができる。
評価規準テーブルに基づくタメやハシリの評価を、楽曲のジャンルや拍の種別によって異ならせてもよい。この場合、サーバ装置20から送信されてくる楽音データには、楽曲のジャンルを示す識別子が含まれている。例えば、楽曲のジャンルが「演歌」であった場合、歌唱にタメが用いられやすい。カラオケ装置10は、楽曲のジャンルを示す識別子と、タメ又はハシリを対象とした評価を行うか否かのフラグを対応付けた対応表を記憶部12に予め記憶させている。制御部11は、受信した楽曲のジャンルを示す識別子と、上記対応表とに基づいて、タメ又はハシリを対象とした評価を行うかを決定する。例えば、楽曲のジャンルが「演歌」であった場合、一般的に歌唱にタメが用いられやすいので、対応表において、「演歌」は「タメ」を対象とした評価を行うフラグがオンとなっている。この場合、制御部11は、ステップSa9で評価を行う際に、評価規準テーブルのうち、「タメ」の評価点を用いて評価を行う。また、例えば、制御部11は、「表拍」については、「タメ」を対象とした評価を行う、というように、拍の種別によって評価方法を予め決定するようにしてもよい。このとき、どの拍の種別に対してタメ又はハシリを対象とした評価を行うかは、対応表として記憶部12に予め記憶されている。このようにすれば、楽曲の特徴や拍の種別に合わせて、タメやハシリを評価することができる。
Claims (9)
- ユーザが楽曲を演奏する際に参照する模範音を構成する複数の参照構成音の各々に関し、当該参照構成音の音高と、当該参照構成音の発音開始時刻とを表す模範音データを取得する模範音データ取得手段と、
前記模範音データ取得手段により取得された模範音データにより音高及び発音開始時刻が表される複数の参照構成音の各々を、前記参照構成音に基づき、所定の規則に従って定められた拍に関する複数の種別のいずれかに分類する分類手段と、
ユーザの演奏により生成される音である演奏音を表す演奏音信号を取得する演奏音信号取得手段と、
前記演奏音信号取得手段により取得された演奏音信号からユーザの演奏音の音高を特定する音高特定手段と、
前記模範音データにより音高及び発音開始時刻が表される複数の参照構成音の各々に関し、所定の規則に従って当該参照構成音の演奏がなされた発音開始時刻を特定する発音開始時刻特定手段と、
前記模範音データにより表される複数の参照構成音の各々に関し、当該参照構成音の発音開始時刻と、当該参照構成音に関して前記発音開始時刻特定手段により特定されたユーザによる演奏の発音開始時刻との差が小さいほど高い評価を示す構成音評価データを生成する構成音評価データ生成手段と、
拍に関する前記種別毎に、前記分類手段により当該種別に分類された1以上の参照構成音について前記構成音評価データ生成手段により生成された構成音評価データに基づき、前記種別毎の評価を示す拍種別毎評価データを生成する拍種別毎評価データ生成手段と
を備える演奏評価装置。 - 前記発音開始時刻特定手段は、前記模範音データにより音高及び発音開始時刻が表される複数の参照構成音の各々に関し、当該参照構成音の発音開始時刻を基準として定められる期間内に、前記音高特定手段により特定されたユーザの演奏音の音高が、当該参照構成音の音高を基準として定められる音高の範囲内に入った時刻を、当該参照構成音の演奏がなされた発音開始時刻として特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の演奏評価装置。 - 前記模範音データは、少なくとも1以上の前記参照構成音の各々に関し、当該参照構成音が発音されるタイミングを示すタイミングデータを含み、
前記分類手段は、前記タイミングデータに基づき前記分類を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の演奏評価装置。 - 前記模範音データは、前記楽曲の演奏期間を複数に区分して得られる小節の各々の開始時刻を特定するデータと、前記複数の各々の小節に関する拍子を特定するデータとを含み、
前記分類手段は、前記小節の各々の開始時刻を特定するデータと、前記複数の各々の小節に関する拍子を特定するデータとに基づき前記分類を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の演奏評価装置。 - 前記模範音データは、少なくとも1以上の前記参照構成音の各々に関し、当該参照構成音に関する評価点に乗じられるべき係数を含み、
前記構成音評価データ生成手段は、前記参照構成音の発音開始時刻と前記ユーザによる演奏の発音開始時刻との差に基づき決定される評価点に、前記係数を乗じて得られる評価点を示す前記構成音評価データを生成する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の演奏評価装置。 - 前記構成音評価データ生成手段は、前記評価点が所定の個数以上連続して所定の閾値以上である場合に、その後の演奏の評価点に前記係数を乗じる
ことを特徴とする請求項5に記載の演奏評価装置。 - 前記拍種別毎評価データ生成手段により生成される拍種別毎評価データは、拍に関する種別毎の評価を数値で示すデータであり、
前記拍種別毎評価データにより示される数値に対し種別毎に予め定められた比率の係数を乗じ、それらを加算して得られる数値を算出する算出手段を備える
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の演奏評価装置。 - 前記拍種別毎評価データに基づくコメントをユーザに通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の演奏評価装置。
- コンピュータを、
ユーザが楽曲を演奏する際に参照する模範音を構成する複数の参照構成音の各々に関し、当該参照構成音の音高と、当該参照構成音の発音開始時刻とを表す模範音データを取得する模範音データ取得手段と、
前記模範音データ取得手段により取得された模範音データにより音高及び発音開始時刻が表される複数の参照構成音の各々を、前記参照構成音に基づき、所定の規則に従って定められた拍に関する複数の種別のいずれかに分類する分類手段と、
ユーザの演奏により生成される音である演奏音を表す演奏音信号を取得する演奏音信号取得手段と、
前記演奏音信号取得手段により取得された演奏音信号からユーザの演奏音の音高を特定する音高特定手段と、
前記模範音データにより音高及び発音開始時刻が表される複数の参照構成音の各々に関し、所定の規則に従って当該参照構成音の演奏がなされた発音開始時刻を特定する発音開始時刻特定手段と、
前記模範音データにより表される複数の参照構成音の各々に関し、当該参照構成音の発音開始時刻と、当該参照構成音に関して前記発音開始時刻特定手段により特定されたユーザによる演奏の発音開始時刻との差が小さいほど高い評価を示す構成音評価データを生成する構成音評価データ生成手段と、
拍に関する前記種別毎に、前記分類手段により当該種別に分類された1以上の参照構成音について前記構成音評価データ生成手段により生成された構成音評価データに基づき、前記種別毎の評価を示す拍種別毎評価データを生成する拍種別毎評価データ生成手段
として機能させるためのプログラム。
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