JP2019040161A - カラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デュエット相手の感情を反映させた歌唱評価を行うことが可能なカラオケ装置を提供する。【解決手段】カラオケ楽曲を選曲する第1の歌唱者、及び当該第1の歌唱者と選曲されたカラオケ楽曲のデュエット歌唱を行う第2の歌唱者が利用するカラオケ装置であって、前記カラオケ楽曲を歌唱することにより得られた歌唱音声から抽出した歌唱音声データを、音高、音量及び歌唱技法の少なくとも一つに基づいて採点することにより採点値を算出する採点処理部と、前記歌唱音声を感情分析した歌唱感情データを生成する歌唱感情データ生成部と、前記採点処理部により採点された前記第1の歌唱者の採点値と、前記歌唱感情データ生成部により生成された前記第2の歌唱者の歌唱感情データとに基づいて、前記第1の歌唱者の歌唱を評価するカラオケ歌唱評価部と、を有するカラオケ装置。【選択図】図2

Description

本発明はカラオケ装置に関する。
カラオケの楽しみ方の一つにデュエット歌唱がある。たとえば、複数人でカラオケボックスを利用する場合には、参加者同士がデュエット歌唱で盛り上がることができる。また、ナイト店においては、店舗の女性スタッフ(または男性スタッフ)とのデュエット歌唱を楽しむために来店する男性利用者(または女性利用者)も少なくない。
このようなデュエット歌唱の楽しみ方を更に広げるために、デュエット歌唱を歌唱者別に採点したり、二人の歌唱者の相性を診断したりする技術が知られている。
たとえば、特許文献1には、デュエット曲を予約したユーザがパートナーを選択してデュエット歌唱する際に、ユーザとパートナーの歌唱をそれぞれ適切に採点するカラオケシステムが開示されている。
また、特許文献2には、楽曲の模範的な歌い方から外れていている場合に、デュエット歌唱する二人の歌い方が同じように外れているのであれば、その二人の相性がよいと判断するカラオケ装置が開示されている。
更に、特許文献3には、通信デュエットを行っている歌唱者同士の相性評価値に基づいて、相手の歌唱映像の表示態様を制御する技術が開示されている。
特開2008−250186号公報 特開2006−259237号公報 特開2015−040995号公報
ところで、デュエット歌唱本来の醍醐味は、対象となるカラオケ楽曲を選曲する歌唱者(以下、「第1の歌唱者」)だけでなく、第1の歌唱者と一緒にデュエット歌唱を行うパートナー(以下、「第2の歌唱者」)もカラオケ歌唱を楽しめることにある。従って、第1の歌唱者及び第2の歌唱者それぞれのカラオケ歌唱を評価する際には、お互いにカラオケ歌唱を楽しめたかどうかを考慮することが好ましい。
本発明の目的は、デュエット相手の感情を反映させた歌唱評価を行うことが可能なカラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、カラオケ楽曲を選曲する第1の歌唱者、及び当該第1の歌唱者と選曲されたカラオケ楽曲のデュエット歌唱を行う第2の歌唱者が利用するカラオケ装置であって、前記カラオケ楽曲を歌唱することにより得られた歌唱音声から抽出した歌唱音声データを、音高、音量及び歌唱技法の少なくとも一つに基づいて採点することにより採点値を算出する採点処理部と、前記歌唱音声を感情分析した歌唱感情データを生成する歌唱感情データ生成部と、前記採点処理部により採点された前記第1の歌唱者の採点値と、前記歌唱感情データ生成部により生成された前記第2の歌唱者の歌唱感情データとに基づいて、前記第1の歌唱者の歌唱を評価するカラオケ歌唱評価部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、デュエット相手の感情を反映させた歌唱評価を行うことができる。
実施形態に係るカラオケ装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施形態に係る装置本体のソフトウェア構成例を示す図である。 実施形態に係る歌唱感情データを示した図である。 実施形態に係る感情得点を示した図である。 実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 変形例に係る感情得点を示した図である。 変形例に係る装置本体のソフトウェア構成例を示す図である。
<実施形態>
図1〜図5を参照して、本実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。本実施形態において、第1の歌唱者は、カラオケ楽曲を選曲する歌唱者であり、第2の歌唱者は、選曲されたカラオケ楽曲を第1の歌唱者と共にデュエット歌唱する歌唱者である。
==カラオケ装置==
カラオケ装置1は、歌唱者が選曲したカラオケ楽曲の演奏及び歌唱者が演奏に合わせてカラオケ歌唱を行うための装置である。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40a、マイク40b及びリモコン装置50を備える。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40a及びマイク40bは、歌唱者の歌唱音声(マイク40aまたはマイク40bからの入力音声)をアナログの歌唱音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。デュエット歌唱を行う場合、第1の歌唱者及び第2の歌唱者それぞれが、別々のマイクを持ってカラオケ歌唱を行う。
(カラオケ本体のハードウェア)
図1に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
カラオケ本体10は、選曲されたカラオケ楽曲の演奏制御、歌詞や背景画像等の表示制御、マイク40aまたはマイク40bを通じて入力された歌唱音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶部13は、カラオケ装置1により演奏を行うための複数の楽曲データを記憶する。
楽曲データは、個々のカラオケ楽曲を特定するための識別情報(楽曲ID)が付与されている。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ、背景画像データ、歌詞データ及び属性情報を含む。伴奏データは、カラオケ演奏音の元となるMIDI形式のデータである。リファレンスデータは、歌唱者によるカラオケ歌唱を採点する際の基準として用いられるデータである。リファレンスデータは、ピッチ(音高)データ、音長データ、タイミングデータ等を含む。背景画像データは、カラオケ演奏時に合わせて表示装置30等に表示される背景画像に対応するデータである。歌詞データは、表示装置30等に表示させる歌詞(歌詞テロップ)に関するデータである。属性情報は、曲名、歌手名、作詞・作曲者名、及びジャンル等の当該カラオケ楽曲に関する情報である。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、カラオケ楽曲に対する演奏の制御およびマイク40aまたはマイク40bを通じて入力された歌唱音声信号の処理を行う。音響処理部14は、たとえばMIDI音源、ミキサ、アンプ(いずれも図示なし)を含む。制御部11は、予約されたカラオケ楽曲の伴奏データを、テンポクロック信号に基づいて順次読み出し、MIDI音源に入力する。MIDI音源は、当該伴奏データに基づいて楽音信号を生成する。ミキサは、当該楽音信号と、マイク40aまたはマイク40bから出力される歌唱音声信号とを適当な比率でミキシングしてアンプに出力する。アンプは、ミキサからのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ20へ出力する。これにより、スピーカ20からは放音信号に基づくカラオケ演奏音およびマイク40aまたはマイク40bからの歌唱音声が放音される。デュエット歌唱を行う場合、マイク40a及びマイク40bからの歌唱音声が同時に放音される。
表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、演奏時における背景画像に歌詞や各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる制御を行う。
操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、歌唱者によるカラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて選曲信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。歌唱者はリモコン装置50を用いて歌唱を希望するカラオケ楽曲の選曲(予約)等を行うことができる。
(カラオケ本体のソフトウェア)
図2はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、採点処理部100、歌唱感情データ生成部200、カラオケ歌唱評価部300、及び演奏制御部400を備える。採点処理部100、歌唱感情データ生成部200、カラオケ歌唱評価部300、及び演奏制御部400は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[採点処理部]
採点処理部100は、カラオケ楽曲を歌唱することにより得られた歌唱音声から抽出した歌唱音声データを、音高、音量及び歌唱技法の少なくとも一つに基づいて採点することにより採点値を算出する。
歌唱の採点は、公知の技術を利用することができる。たとえば、採点処理部100は、マイク40aから入力された歌唱音声信号から、ピッチ(音高)データ、音量データ等の歌唱音声データを抽出し、楽曲のリファレンスデータと比較することにより、採点値を算出する。
また、第1の歌唱者と第2の歌唱者でデュエット歌唱を行う場合、採点処理部100は、第1の歌唱者のカラオケ歌唱に対する採点処理と、第2の歌唱者のカラオケ歌唱に対する採点処理とを個別に行い、それぞれの採点値を算出することができる。
[歌唱感情データ生成部]
歌唱感情データ生成部200は、カラオケ楽曲を歌唱することにより得られた歌唱音声を感情分析した歌唱感情データを生成する。
歌唱感情データは、カラオケ楽曲の歌唱に込められた感情表現を示すデータである。本実施形態において、歌唱感情データは数値で示される。歌唱感情データは歌唱音声を感情分析することにより得られる。感情分析は、公知の技術(たとえば、特開平10−187178号公報や「音声こころ分析サービス」(株式会社日立システムズ))を利用することができる。具体例として、歌唱感情データ生成部200は、歌唱音声から感情の込め方と相関のある感情特徴量を抽出する。また、歌唱感情データ生成部200は、抽出された感情特徴量に基づいて、歌唱に込められた感情を分析する。感情分析は、たとえば、所定の歌唱区間毎に行われる。そして、歌唱感情データ生成部200は、感情分析により得られた情報を数値化し、所定の感情タイプに分類することで、歌唱区間毎の歌唱感情データを生成する。感情タイプは、喜怒哀楽等の一般的な感情表現に相当する。
或いは、公知の人工知能技術を利用して歌唱感情データを生成することも可能である。たとえば、音声感情認識エンジンSTにより、会話音声から喜び、怒り、哀しみなどの感情状態と10段階の興奮の強さを検出する機能を有するPC用開発支援キット「ST Emotion SDK」(株式会社AGI)が存在する。歌唱感情データ生成部200がこのようなキットと同様の機能を備え、歌唱音声の感情分析を機械学習させることで歌唱者の感情を検出することが可能となる。この場合、歌唱感情データ生成部200は、検出した情報を数値化し、所定の感情タイプに分類することで、歌唱区間毎の歌唱感情データを生成することができる。
また、第1の歌唱者と第2の歌唱者でデュエット歌唱を行う場合、歌唱感情データ生成部200は、第1の歌唱者の歌唱音声に対する感情分析と、第2の歌唱者の歌唱音声に対する感情分析とを個別に行い、それぞれの歌唱感情データを作成することができる。
図3は、カラオケ楽曲Xのデュエット歌唱における第2の歌唱者の歌唱音声を感情分析した歌唱感情データの例を示す。この例では、歌唱区間毎に感情分析結果を3つの感情タイプ(喜び、怒り、哀しみ)に分類した歌唱感情データを生成している。また、この例では3つの感情タイプの合計スコアが100点以下になるように調整されている。なお、歌唱感情データは、ある歌唱区間について、最もスコアが高い感情タイプを100点とし、それ以外の感情タイプを0点としてもよい。また、一の歌唱区間に対しては、少なくとも一つの感情タイプが関連付けられていればよい。たとえば、歌唱区間に対して最も支配的な感情タイプを一つだけ関連付けることも可能であるし、逆に4つ以上の感情タイプを関連付けることでもよい。
歌唱感情データは、歌唱者の感情に応じて変化する。たとえば、図3における歌唱区間A及びBのように、歌唱し始めで緊張の度合いが強い場合等には、全ての感情のスコアが低くなる。また、第1の歌唱者が歌詞を間違えたり、聴衆から野次が投げかけられた場合等には、「怒り」の感情のスコアが高くなる(図3における歌唱区間Cのスコアを参照)。また、音程を外して、聴衆から冷やかされた場合等には、「哀しみ」の感情のスコアが高くなる(図3における歌唱区間Fのスコアを参照)。一方、楽しくカラオケ歌唱を行っている場合には、「喜び」の感情のスコアが高くなる(図3における歌唱区間D、E、G、Hのスコアを参照)。
[カラオケ歌唱評価部]
カラオケ歌唱評価部300は、採点処理部100により採点された採点値と、歌唱感情データ生成部200により生成された歌唱感情データとに基づいて、デュエット歌唱を行う個々の歌唱者の歌唱を評価する。
歌唱の評価は、カラオケ楽曲のリファレンスデータに沿った歌唱が行われたか、及びデュエット相手がデュエット歌唱を楽しめたかどうかを総合的に評価することにより行う。
本実施形態に係るカラオケ歌唱評価部300は、採点処理部100により採点された第1の歌唱者の採点値と、歌唱感情データ生成部200により生成された第2の歌唱者の歌唱感情データとに基づいて、第1の歌唱者のカラオケ歌唱を評価する。
具体的には、カラオケ歌唱評価部300は、歌唱感情データを構成する全ての感情タイプのスコアに対する喜びの感情タイプのスコアの比率である感情得点を算出し、当該感情得点及び採点処理部100により算出された採点値に基づいて評価を行う。感情得点が高いスコアを示す場合、歌唱者は「喜び」の感情を示すことが多かったといえる。すなわち、歌唱者はデュエット歌唱を楽しんでいたと判断できる。
たとえば、図3のような歌唱感情データが得られた場合、カラオケ歌唱評価部300は、各歌唱区間において、全ての感情タイプのスコアに対する「喜び」の感情タイプのスコアの比率(すなわち、感情得点)を算出する。図4は、図3の例における感情得点を示す図である。更に、カラオケ歌唱評価部300は、図4に示す各歌唱区間の感情得点の平均値を求め、採点処理部100により算出された採点値に加算することでカラオケ歌唱の評価を行う。
図4の例において、第2の歌唱者の感情得点の平均値は、61.24点である。また、カラオケ楽曲Xをデュエット歌唱した第1の歌唱者のカラオケ歌唱に対する採点結果が85.75点であったとする。
この場合、カラオケ歌唱評価部300は、これらのスコアを用いて第1の歌唱者の歌唱評価を行う。たとえば、「第1の歌唱者の採点結果:第2の歌唱者の感情得点=9:1」の重み付けが設定されている場合、カラオケ歌唱評価部300は、(85.75点×0.9)+(61.24点×0.1)=77.79点を第1の歌唱者の歌唱評価のスコアとして算出する。
或いは、第2の歌唱者の感情得点を第1の歌唱者の採点結果に対する10%のボーナス点として加算する場合、カラオケ歌唱評価部300は、85.75点+(61.24点×0.1)=91.87点を第1の歌唱者の歌唱評価のスコアとして算出する。なお、このように加算方式を採用する場合、上限は、カラオケ装置1の採点機能が備える最大値(たとえば100点)とすることが好ましい。
カラオケ歌唱評価部300は、評価結果を歌唱者に提示することができる。たとえば、カラオケ歌唱評価部300は、算出したスコアを表示装置30に表示させることが可能である。或いは、カラオケ歌唱評価部300は、第1の歌唱者の歌唱評価として、採点処理部100による第1の歌唱者の採点値と、第2の歌唱者の感情得点とを別々に表示させることでもよい。
[演奏制御部]
演奏制御部400は、カラオケ楽曲の演奏を制御する。具体的に、演奏処理部400は、リモコン装置50等を介して楽曲の楽曲IDの入力を受けると、当該楽曲IDに対応する楽曲データを記憶部13から読み出し、カラオケ楽曲の演奏を開始する。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図5を参照して本実施形態におけるカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図5は、カラオケ装置1の動作例を示すフローチャートである。ここでは、第1の歌唱者が選曲したカラオケ楽曲Xについて、第2の歌唱者と共にデュエット歌唱を行い、第1の歌唱者の歌唱を評価する例について述べる。
カラオケ装置1は、第1の歌唱者が選曲したカラオケ楽曲Xの伴奏データに基づいてカラオケ演奏を行う(カラオケ演奏。ステップ10)。第1の歌唱者及び第2の歌唱者は演奏に合わせてデュエット歌唱を行う。
カラオケ楽曲Xのデュエット歌唱が終了した後、採点処理部100は、カラオケ楽曲Xを歌唱することにより得られた第1の歌唱者の歌唱音声から抽出した歌唱音声データをリファレンスデータと比較することで、採点値を算出する(第1の歌唱者の採点値を算出。ステップ11)。
一方、歌唱感情データ生成部200は、カラオケ楽曲Xを歌唱することにより得られた第2の歌唱者の歌唱音声を感情分析し、歌唱区間毎に歌唱感情データを生成する(第2の歌唱者の歌唱感情データを生成。ステップ12)。
カラオケ歌唱評価部300は、ステップ11で算出された第1の歌唱者の採点値と、ステップ12で生成された第2の歌唱者の歌唱感情データとに基づいて、第1の歌唱者の歌唱を評価する(第1の歌唱者の歌唱評価。ステップ13)。
なお、上記例では、カラオケ楽曲Xのデュエット歌唱が終了した後に各種処理を実行する例について述べたが、歌唱感情データの生成は、一の歌唱区間のカラオケ歌唱が終了する毎に順次行われることでもよい。たとえば、歌唱区間Aのデュエット歌唱終了後にステップ12の処理を行い、歌唱区間Bの歌唱終了後にステップ12の処理を行い、歌唱区間Cの歌唱終了後に・・・・というように、デュエット歌唱の進行に合わせてカラオケ楽曲Xの終了までステップ12の処理を繰り返し行ってもよい。同様に、第2の歌唱者の歌唱感情データから感情得点を算出する場合、カラオケ歌唱評価部300は、感情得点の算出を、歌唱区間毎に順次行ってもよい。
このように本実施形態に係るカラオケ装置1は、カラオケ楽曲Xを歌唱することにより得られた歌唱音声から抽出した歌唱音声データを、音高、音量及び歌唱技法の少なくとも一つに基づいて採点することにより採点値を算出する採点処理部100と、歌唱音声を感情分析した歌唱感情データを生成する歌唱感情データ生成部200と、採点処理部100により採点された第1の歌唱者の採点値と、歌唱感情データ生成部200により生成された第2の歌唱者の歌唱感情データとに基づいて、第1の歌唱者の歌唱を評価するカラオケ歌唱評価部300とを有する。
具体的に、歌唱感情データは、少なくとも喜びの感情タイプを含む複数の感情タイプで構成され、カラオケ歌唱評価部300は、歌唱感情データを構成する全ての感情タイプのスコアに対する喜びの感情タイプのスコアの比率である感情得点を算出し、当該感情得点及び採点処理部100により算出された採点値に基づいて評価を行うことができる。
このように、第1の歌唱者の歌唱を評価する際に、第1の歌唱者の歌唱に基づく採点値だけでなく、一緒にデュエット歌唱を行った第2の歌唱者の歌唱感情データを考慮することで、デュエット相手(第2の歌唱者)がデュエット歌唱を楽しめたかどうかという観点を評価に含めることができる。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、デュエット相手の感情を反映させた歌唱評価を行うことができる。
<変形例>
上記実施形態では、第1の歌唱者の歌唱評価を行う例について述べたが、第2の歌唱者の歌唱評価を行ってもよい。この場合、カラオケ歌唱評価部300は、採点処理部100により採点された第2の歌唱者の採点値と、歌唱感情データ生成部200により生成された第1の歌唱者の歌唱感情データとに基づいて、第2の歌唱者の歌唱を評価する。
たとえば、上記実施形態の例において、楽曲Xをデュエット歌唱した第2の歌唱者のカラオケ歌唱に対する採点結果が83.55点であり、歌唱感情データ生成部200により生成された第1の歌唱者の歌唱感情データに基づく感情得点が90.87点であったとする。
この場合、カラオケ歌唱評価部300は、これらのスコアを用いて第2の歌唱者の歌唱評価を行う。たとえば、「第2の歌唱者の採点結果:第1の歌唱者の感情得点=9:1」の重み付けが設定されている場合、カラオケ歌唱評価部300は、(83.55点×0.9)+(90.87点×0.1)=84.28点を第2の歌唱者の歌唱評価のスコアとして算出する。
この例では、採点値は第1の歌唱者の方が高いスコア(第1の歌唱者:85.75点、第2の歌唱者:83.55点)を示している。一方、第1の歌唱者はデュエット歌唱を楽しんだと考えられるが(感情得点:90.87点)、第2の歌唱者はデュエット歌唱をそれほど楽しんでいないことが分かる(感情得点:61.24点)。このような場合、最終的な歌唱評価は、第1の歌唱者の方が低くなる。
また、上司(第1の歌唱者)が部下(第2の歌唱者)に対してデュエットを強要する場合等、第2の歌唱者にとって好ましくない状況でデュエット歌唱が行われる場合がある。このような場合、第2の歌唱者は、デュエット歌唱を終了したい一方で、自らリモコン装置50を使って演奏停止を行うことが困難である。
そこで、演奏制御部400は、第2の歌唱者の感情得点が、所定数の歌唱区間において所定値を下回った場合にカラオケ楽曲の演奏を停止することでもよい。所定数及び所定値は、カラオケ楽曲の演奏の停止を判断するための基準となる値である。所定数及び所定値は、任意の値を予め設定することができる。
たとえば、所定数を「4」、所定値を「20点」と定めたとする。一方、第2の歌唱者の歌唱感情データに基づく感情得点を歌唱区間毎に算出した結果、図6に示したような値を示したとする。この場合、第2の歌唱者の感情得点が、4つの歌唱区間において20点を下回っている。この場合、演奏制御部400は、カラオケ楽曲の演奏を自動で停止させる。なお、演奏制御部400は、所定値を下回る感情得点が連続して所定数だけ続いた場合(たとえば図6のように20点以下が4回連続で続いた場合)に演奏を停止させることでもよいし、所定値を下回る感情得点が所定数に達した場合(たとえば、20点以下が4回発生した場合)に演奏を停止させることでもよい。このような構成により、デュエット歌唱を強制的に終了させることができる。従って、第1の歌唱者に対しては、歌唱評価の一環としてペナルティを付与することができる。また、第2の歌唱者は、乗り気でないデュエット歌唱を続ける必要がないため、カラオケ歌唱の場を楽しむことができる。
更に、たとえば、第2の歌唱者にとって好ましくない状況でデュエット歌唱が行われる場合として、カラオケ楽曲の選曲が妥当ではない場合がある。このような場合、第2の歌唱者は、自己の得意な楽曲や歌唱経験のある楽曲であれば気持ちよくデュエット歌唱を行うことができる場合もある。
ここで、図7は本変形例に係るカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、採点処理部100、歌唱感情データ生成部200、カラオケ歌唱評価部300、演奏制御部400、及びリコメンド楽曲提示部500を備える。採点処理部100、歌唱感情データ生成部200、カラオケ歌唱評価部300、演奏制御部400、及びリコメンド楽曲提示部500は、CPU11aがメモリ11bに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
リコメンド楽曲提示部500は、カラオケ楽曲の演奏を停止した後、第2の歌唱者の歌唱履歴からデュエット歌唱を行うためのリコメンド楽曲を検索して提示する。
歌唱履歴は、歌唱者が過去に行ったカラオケ歌唱に関する情報である。歌唱履歴は、たとえば、歌唱した楽曲名、歌唱日時、歌唱の採点結果等が含まれている。また、本変形例において、歌唱履歴には、歌唱したカラオケ楽曲毎に、デュエット歌唱を行ったかどうかを識別する識別情報が含まれている。歌唱履歴は、各歌唱者の識別子(歌唱者ID)と関連付けて記憶部13(或いは、サーバ装置(図示無し))に記憶されている。
具体的に、演奏制御部400がカラオケ楽曲の演奏を停止した後、リコメンド楽曲提示部500は、記憶部13から第2の歌唱者の歌唱履歴を読み出し、第2の歌唱者が過去に歌唱したカラオケ楽曲の中からデュエット歌唱を行った楽曲を特定し、表示装置30等に「デュエット歌唱にお勧めのカラオケ楽曲」として表示させる。また、第2の歌唱者が過去にデュエット歌唱したカラオケ楽曲が複数ある場合、リコメンド楽曲提示部500は、該当する全てのカラオケ楽曲を提示してもよいし、その中で最も感情得点または歌唱評価が高いカラオケ楽曲(すなわち、最もデュエット歌唱を楽しんだと考えられるカラオケ楽曲)をリコメンド楽曲として提示してもよい。このような構成により、第2の歌唱者がデュエット歌唱を望むカラオケ楽曲を提示することができる。従って、第1の歌唱者は、デュエット歌唱した第2の歌唱者が楽しめる楽曲を認識できるため、次に当該第2の歌唱者とデュエット歌唱を行う機会において歌唱評価を改善することができる。また、第2の歌唱者は、自己が歌唱し易いカラオケ楽曲でデュエット歌唱がやり易くなるため、カラオケ歌唱の場を楽しむことができる。
<その他>
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置
100 採点処理部
200 歌唱感情データ生成部
300 カラオケ歌唱評価部
400 演奏制御部

Claims (5)

  1. カラオケ楽曲を選曲する第1の歌唱者、及び当該第1の歌唱者と選曲されたカラオケ楽曲のデュエット歌唱を行う第2の歌唱者が利用するカラオケ装置であって、
    前記カラオケ楽曲を歌唱することにより得られた歌唱音声から抽出した歌唱音声データを、音高、音量及び歌唱技法の少なくとも一つに基づいて採点することにより採点値を算出する採点処理部と、
    前記歌唱音声を感情分析した歌唱感情データを生成する歌唱感情データ生成部と、
    前記採点処理部により採点された前記第1の歌唱者の採点値と、前記歌唱感情データ生成部により生成された前記第2の歌唱者の歌唱感情データとに基づいて、前記第1の歌唱者の歌唱を評価するカラオケ歌唱評価部と、
    を有するカラオケ装置。
  2. 前記カラオケ歌唱評価部は、前記採点処理部により採点された前記第2の歌唱者の採点値と、前記歌唱感情データ生成部により生成された前記第1の歌唱者の歌唱感情データとに基づいて、前記第2の歌唱者の歌唱を評価することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記歌唱感情データは、少なくとも喜びの感情タイプを含む複数の感情タイプで構成され、
    前記カラオケ歌唱評価部は、前記歌唱感情データに基づいて、当該歌唱感情データを構成する全ての感情タイプのスコアに対する喜びの感情タイプのスコアの比率である感情得点を算出し、当該感情得点及び前記採点処理部により算出された前記採点値に基づいて評価を行うことを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ装置。
  4. カラオケ楽曲の演奏を制御する演奏制御部を有し、
    前記歌唱感情データ生成部は、前記カラオケ楽曲の歌唱区間毎に歌唱感情データを生成し、
    前記演奏制御部は、前記第2の歌唱者の感情得点が、所定数の歌唱区間において所定値を下回った場合に前記カラオケ楽曲の演奏を停止することを特徴とする請求項3記載のカラオケ装置。
  5. 前記カラオケ楽曲の演奏を停止した後、前記第2の歌唱者の歌唱履歴からデュエット歌唱を行うためのリコメンド楽曲を検索して提示するリコメンド楽曲提示部を有することを特徴とする請求項4記載のカラオケ装置。
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