JPH11282464A - 自動演奏装置の表示装置 - Google Patents

自動演奏装置の表示装置

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JPH11282464A
JPH11282464A JP10079319A JP7931998A JPH11282464A JP H11282464 A JPH11282464 A JP H11282464A JP 10079319 A JP10079319 A JP 10079319A JP 7931998 A JP7931998 A JP 7931998A JP H11282464 A JPH11282464 A JP H11282464A
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JP10079319A
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Kazuya Yanase
和也 柳瀬
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Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、カラオケの歌詞などの文字画像を表
示器に表示する自動演奏装置の表示装置に関するもので
あり、歌詞の文字画像を表示器の解像能力に応じて表示
できる自動演奏装置の表示装置を実現することを目的と
する。 【解決手段】歌詞の文字コードの列からなる歌詞データ
を記憶し、歌詞データを読み出して歌詞の文字画像を表
示器に表示する自動演奏装置の表示装置であって、歌詞
データによる歌詞の1または複数の音節に対応する文字
コードを、表示器の解像能力に応じた文字画像の同じ発
音をする他の文字コードに変換する変換手段と、変換さ
れた文字コードの文字画像を表示器に表示させる制御手
段とを備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケの歌詞な
どの文字画像を表示器に表示する自動演奏装置の表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動演奏装置は、記録された自動演奏デ
ータ(曲データ)に従って自動演奏する。この自動演奏
装置はRAMを備えており、自動演奏データをMIDI
のフォーマットに従って時系列に並べて記憶するように
している。また表示器を備えており、種々の操作指示の
内容や読み出した自動演奏データの種々の内容などを表
示するようにしている。
【0003】ここで自動演奏データには、自動演奏を行
うための演奏データと時間データに加えて、演奏曲の歌
詞に対応した歌詞データを含むものがあり、この歌詞デ
ータは表示器に歌詞を表示するためのものであって、文
字コードの列で構成されている。この文字コードは、表
示器に表示する歌詞例えば図13に示すような「愛[あ
い]する女[ひと]へのラブレターそっと」の文字画像
を指定するためのものである。自動演奏装置は、この歌
詞データにより歌詞の文字画像を表示器に表示すること
により、人が歌詞を見ながら歌を唄うことができるいわ
ゆる「カラオケ」機能を実現できるようになっている。
【0004】[自動演奏データの構成]図14には、自
動演奏データの全体的な構成を示す。自動演奏データは
複数の演奏データが時系列に並べられて構成されてお
り、その自動演奏データの先頭(ヘッダ)側には曲名デ
ータがある。この曲名データは文字コードの列で構成さ
れ、この文字コードは自動演奏データの曲名(図の例で
は「乙女[おとめ]の祈[いの]り」)を表示器に表示
するためのものである。また自動演奏データには曲の進
行に従って並べられた演奏データにその時の歌詞に対応
した歌詞データが付けられるようになっている。
【0005】[演奏データと歌詞データ]図15には、
演奏データと歌詞データとの対応関係を示す。自動演奏
データは例えば歌詞データ、演奏データ、歌詞データ、
演奏データの順に歌詞データと演奏データとが交互に並
べられている。
【0006】歌詞データは文字コードの列で構成されて
おり、これらの文字コードは、図15に示すように例え
ば「愛[あい]」の文字列を表示器に表示するようにな
っている。すなわち、歌詞データは演奏データによる楽
音の演奏に対してその演奏部分の歌詞である例えば「愛
[あい]」を表示器に表示するようになっている。
【0007】なお時間データは、演奏データが順次読み
出される時間を表すものである。またこの時間データ
は、演奏データが順次読み出されるときに、表示器6に
表示された歌詞の唄う部分を示すために、表示器6の画
面上において例えばカーソルを移動するいわゆる「文字
なめ」のタイミングにも利用されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
自動演奏装置の表示器には、高い解像能力(例えば一文
字あたり24×24ドットの表示精度)をもったものか
ら低い解像能力(例えば一文字あたり8×8ドットの表
示精度)をもったものがある。このために、歌詞データ
の文字コードで指定する文字画像がその表示器の解像能
力に対応していないと、その表示器には歌詞を表示でき
ない場合が生じるという問題がある。
【0009】具体的には、例えば図13に示すように漢
字の「愛」の文字画像を表示する場合、かかる漢字の文
字画像を表示器に鮮明に表示するためには、その表示器
に高い解像能力が要求される。この要求に対して、表示
器に高い解像能力がない場合は、その表示器では漢字の
「愛」の歌詞を表示できない問題がある。
【0010】このような問題を解決するためには、歌詞
データの文字コードに対応した高い解像能力をもった表
示器を自動演奏装置に搭載すれば良いのであるが、高い
解像能力をもった表示器は高価であり、かかる表示器を
簡易型の自動演奏装置に搭載することはコスト的にみて
現実的ではないという問題がある。
【0011】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、歌詞の文字画像を表示器の解像能力に応じて表示で
きる自動演奏装置の表示装置を実現することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題を
解決するために、本発明に係る自動演奏装置の表示装置
は、第1の形態として、歌詞の文字コードの列からなる
歌詞データを記憶し、歌詞データを読み出して歌詞の文
字画像を表示器に表示する自動演奏装置の表示装置であ
って、歌詞データによる歌詞の1または複数の音節に対
応する文字コードを、表示器の解像能力に応じた文字画
像の同じ発音をする他の文字コードに変換する変換手段
と、変換された文字コードの文字画像を表示器に表示さ
せる制御手段とを備えるものである。
【0013】これにより、自動演奏装置の構成を簡略化
でき、歌詞の文字画像を表示器の解像能力に応じて表示
できる。
【0014】また、本発明に係る自動演奏装置の演奏情
報表示装置は、第2の形態として、上記第1の形態にお
いて、変換手段は、歌詞の1または複数の音節に対応す
る文字コードとして、漢字とその漢字の読み方を示すル
ビの文字コードの組を、表示器の解像能力に応じた文字
画像の同じ発音をする他の文字コードに変換するもので
ある。
【0015】これにより、高解像度の漢字を同じ発音を
する低解像度の文字画像で表示器に表示することができ
る。
【0016】また、本発明に係る自動演奏装置の演奏情
報表示装置は、第3の形態として、歌詞の文字コードの
列からなる歌詞データを記憶し、歌詞データを読み出し
て歌詞の文字画像を表示器に表示する自動演奏装置の表
示装置であって、歌詞データの各文字コードについて、
表示器に文字画像を表示する文字コードか否かを所定の
方法に従って判定する判定手段と、判定手段により表示
すると判定された文字コードを、表示器の解像能力に応
じた文字画像の同じ発音をする他の文字コードに変換す
る変換手段と、変換された他の文字データの文字画像を
表示器に表示させる制御手段とを備えるものである。
【0017】このように、予め各文字コードについて、
表示器に文字画像を表示する文字コードか否かを所定の
方法に従って判定し、表示しないと判定された文字コー
ドについて変換処理及び表示処理を行わない。これによ
り例えば歌詞中の漢字は一般にルビが付されているか
ら、このルビを残して漢字を表示しないとすることで、
平仮名、片仮名、英数字などに比べて字数が圧倒的に多
い漢字の変換表と、その変換表により変換された漢字を
一時記憶する容量のバッファメモリとを持たなくて済
む。従って自動演奏装置の処理及び構成を簡略化でき、
全体の処理を簡略化できることにより、簡易型の自動演
奏装置において本発明を実現できる。
【0018】また、本発明に係る自動演奏装置の演奏情
報表示装置は、第4の形態として、上記第3の形態にお
いて、判定手段による所定の方法は、各文字コードの値
が所定の値の範囲内のものは表示する文字コード、所定
の値の範囲から外れるものは表示しない文字コードと判
定するものである。
【0019】これにより、表示する文字コードか否かを
各文字コード毎に判定するためのテーブル等を持たなく
て済む分、自動演奏装置の構成を簡略化できることによ
り、簡易型の自動演奏装置において本発明を実現でき
る。
【0020】また、本発明に係る自動演奏装置の演奏情
報表示装置は、第5の形態として、上記第3の形態にお
いて、判定手段による所定の方法は、各文字コードにつ
いて表示する文字コードか否かを示すデータを予め記録
したテーブルを持ち、このテーブルと文字コードとを対
照して判定するものである。
【0021】また、本発明に係る自動演奏装置の演奏情
報表示装置は、第5の形態として、上記第3の形態にお
いて、変換手段は、片仮名の文字コードを表示器の解像
能力に応じた片仮名の文字コードに変換し、英数字の文
字コードを表示器の解像能力に応じた英数字の文字コー
ドに変換し、平仮名の文字コードを表示器の解像能力に
応じた片仮名の文字コードに変換するものである。
【0022】これにより、高解像度の文字画像を表す文
字コードを、同じ発音をする低解像度の文字画像を表す
文字コードに変換することができるので、低い解像能力
の表示器を搭載した簡易型の自動演奏装置においても本
発明を実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。以下の各実施例において、自動演奏デ
ータとしては従来例で説明した図14、図15のものを
用いる。一般に、かかる自動演奏データでは、歌詞デー
タで表示される歌詞は、漢字部分にその読み方を指示す
るルビが括弧書きで付されている。
【0024】図1には、本発明に係る表示装置を搭載し
た自動演奏装置の全体構成を示す。この自動演奏装置は
その自動演奏装置全体の制御を行うCPU1と、制御プ
ログラムや各種テーブルを記憶するROM2と、自動演
奏データ等を記憶すると共に作業用メモリとしても用い
られる。RAM3と、フロッピィディスク・ドライバ
(FDD)4と、鍵盤(キーボード)5と、演奏内容等
を表示する表示器6と、パネル上の操作子群7と、音源
部8とがバス9に接続されて構成されている。これらの
基本的な構成自体は従来一般的なものである。
【0025】RAM3は内部にバッファメモリ(図示せ
ず)を備えており、このバッファメモリは自動演奏時に
自動演奏データを一時記憶するようになっている。この
バッファメモリとしては、演奏データ用バッファと歌詞
データ用バッファ(以下これを歌詞バッファと呼ぶ)と
が設けられており、演奏データ用バッファに演奏データ
と時間データとを、歌詞バッファに歌詞データと時間デ
ータとを記憶するようになっている。
【0026】さらに図2に示すように表示器6の周辺に
は、操作子群7の一部として曲選択スイッチ10が設け
られており、この曲選択スイッチ10を操作すること
で、表示器6に表示された数字による番号を変えること
ができ、この番号によりその番号に対応した曲名の自動
演奏データを選択できるようになっている。また〔PL
AY〕スイッチ11が設けられており、この〔PLA
Y〕スイッチ11を操作することで曲選択スイッチ10
により選択した自動演奏データを順次再生するようにな
っている。さらにモード切替スイッチ12が設けられて
おり、表示器6の表示を例えば日本語モード(Japanes
e)又は英語モード(English)に切り換えられるように
なっている。
【0027】かかる構成に加えて、ROM2には変換表
(図示せず)が記憶されている。この変換表は、所定の
文字種類について高解像度の文字コードを低解像度の文
字コードに変換するためのものである。この実施例で
は、所定の文字種類としては、平仮名(50字)、片仮
名(50字)、英文字(36字)、数字(10字)と、
特殊文字であり、それぞれの文字についてコード変換を
行う変換表を持っている。漢字(例えばJIS非漢字4
53字およびJIS第1水準漢字2965字)と一部の
特殊文字(例えば記号の「[」と「]」)についてはコ
ード変換を行う変換表を持っていない。
【0028】ここで、高解像度(例えば24×24ドッ
ト)の平仮名の文字コードは、同じ発音の(すなわち同
じ音節の)低解像度(例えば8×8ドット)の片仮名の
文字コードに対応付けられ、同じく、高解像度の片仮
名、英数字、特殊文字などの文字コードは同じ文字種類
のそれぞれ対応する文字の低解像度の文字コードに対応
付けられている。
【0029】例えば、図3(A)に示すように高解像度
の平仮名の「あ」の文字コード「0x82a0」は低解
像度の片仮名の「ア」の文字コード「0xb1」に対応
付けられ、図3(B)に示すように高解像度の片仮名の
「ラ」の文字コード「0x8389」は低解像度の片仮
名の「ラ」の文字コード「0xd7」に対応付けられ、
高解像度の特殊文字の「ー」の文字コード「0x815
b」は低解像度の片仮名の「−」の文字コード「0xb
0」に対応付けられている。
【0030】これら平仮名の文字コード、片仮名の文字
コード、英数字の文字コード、特殊文字の文字コードは
それぞれコードの数値範囲としては、一纏まりの範囲の
ものになっており、コードの数値範囲をみることで、そ
のコードが平仮名、片仮名、英数字、特殊文字の文字コ
ードか、それ以外の漢字等の文字コードかを識別するこ
とができるようになっている。
【0031】例えば、各コードの数値範囲は図3(A)
に示すように、高解像度の文字コードは上から4桁目が
「8」の場合は漢字、「1」は特殊文字、「2」は平仮
名を、図3(B)に示すように「3」の場合は片仮名を
表している。
【0032】以下、フローチャートに従って実施例装置
の動作を説明する。 [メインルーチンの制御処理フロー]図5は、自動演奏
装置の制御処理を示すフローチャートである。自動演奏
装置の主電源がオンされると、このフローの処理が実行
される。この処理により、制御処理が各ルーチンに移る
ことにより、自動演奏データの種々の内容を表示器6に
表示する処理が実行されるようになっている。
【0033】具体的には、バッファ等が初期設定される
(ステップS1)。パネル上において操作子群7が操作
されると、操作子ルーチンの処理としてその操作に対応
するタスクを起動する(ステップS2)。例えば、操作
者によって曲選択スイッチ10が押下操作され、例えば
番号「1」の曲名に対応した自動演奏データが選択され
ると、演奏準備のタスクを起動して、後に図6で詳述す
る演奏準備ルーチンの処理を実行する。
【0034】続いて、操作子ルーチンの処理により演奏
準備ができた後に、〔PLAY〕スイッチ11が押下操
作されると、演奏ルーチンの処理において、例えば鍵盤
5による演奏や自動演奏データに対応する楽音の発音を
音源部8に指示する(ステップS3)。
【0035】次いで、各種のルーチンの処理における、
後述する表示ルーチンの処理を表示要求に応じて行うこ
とにより、自動演奏データに対応する歌詞等を表示器6
に表示する(ステップS4)。続いて、その他のルーチ
ンにより電子楽器としての種々の処理を行う(ステップ
S5)。これらの処理を新たに操作子群7が操作される
のを監視しつつ繰り返し行う。
【0036】[演奏準備処理のルーチン]図6には、図
5のメインルーチンの制御処理の操作子ルーチン(ステ
ップS2)における、演奏準備処理のルーチンを示す。
この処理は曲選択スイッチ10で曲が選択されると起動
されて、選択された自動演奏データをバッファに一時記
憶するようにしている。具体的には、操作子ルーチン処
理において選択された自動演奏データのうち、曲名デー
タ(例えば図14に示す「乙女[おとめ]の祈[いの]
り」)をRAM3から読み出し、この曲名データについ
て後述する変換処理を行い、得られた曲名データを曲名
データ用バッファ(曲名バッファ)に記憶させる(ステ
ップS11)。
【0037】次いで、自動演奏データ(図14)を順次
読み出し(ステップS12)、その自動演奏データのう
ち、演奏データは時間データと対応付けて演奏データ用
バッファ(演奏バッファ)に記憶させる(ステップS1
3)。
【0038】これに対して、順次読み出した自動演奏デ
ータのうち、歌詞データは図7で後に詳述する変換処理
を行い、この処理により得られた歌詞データを時間デー
タと対応付けて歌詞バッファに記憶させる(ステップS
14)。これらの処理を自動演奏データの最後まで行い
(ステップS15)、演奏準備の処理を終了する(ステ
ップS16)。
【0039】[変換処理のルーチン]図7には、図6の
演奏準備処理のルーチンにおける、変換処理のルーチン
(ステップS14)を示す。この処理により、歌詞デー
タの各文字コードについて、表示器6に文字画像を表示
する文字コードか否かを判定し、その判定結果により、
表示すると判定された文字コードを、表示器6の解像能
力に応じた文字画像の同じ発音をする他の文字コードに
変換して文字画像を表示するようにしている。
【0040】具体的には、RAM3から読み出した歌詞
データの文字コードが、表示器6の解像度で表示できる
文字画像の文字コードか否かを判断する(ステップS2
2)。ここで判断された文字コードが表示器6の解像度
に対応していれば、すなわち自動演奏データ中の歌詞デ
ータの文字の解像度が表示器の解像度に対応していれ
ば、その文字コードに対して変換処理を行うことなく、
そのまま文字コードを歌詞バッファに記憶させる。
【0041】一方、判断された文字コードが表示器6の
解像度に対応していない場合は、次の処理に移り、その
文字コード(例えば図3)について、それらの文字コー
ドの値を調べて、その値が所定の数値範囲に入るか否か
により、「変換する」文字コードか、「変換しない」文
字コードかを判定する(ステップS23)。この「変換
しない」文字コードは、表示器6で表示しない文字コー
ドとして削除される。
【0042】ここで、「変換する」文字コードとして、
高解像度の平仮名、片仮名、特殊文字等の文字コードが
判定される。例えば図3では平仮名の「あい」の文字コ
ード「0x82a0」、「0x82a2」(図3
(A))、片仮名の「ラブレター」の文字コード「0x
8389」〜「0x815b」(図3(B))が「変換
する」文字コードとして判定される。
【0043】一方、「変換しない」文字コードとして、
高解像度の漢字と一部の特殊文字が判定される。例え
ば、図3(A)に示すように漢字の「愛」の文字コード
「0x88a4」と特殊文字の「[」、「]」の文字コ
ード「0x816d」、「0x816e」とが「変換し
ない」文字コードとして判定される。
【0044】ここで、漢字の「愛」の文字コードには、
その漢字の読み方を示すルビの「あい」の文字コードが
付けられている。カラオケ歌唱のためには、このルビの
「あい」のみ変換して表示すればよいので、そのルビの
示す漢字の「愛」の文字コードは変換しない。また特殊
文字の「[」、「]」の文字コードは、ルビを示すもの
で、表示する必要がないので変換(すなわち、表示)し
ない。
【0045】続いて、ROM2の変換表を参照し、「変
換する」高解像度の平仮名の文字コードをその変換表に
基づいて低解像度の片仮名の文字コードに変換する。例
えば図3(A)に示すように平仮名の「あい」の各文字
コード「0x82a0」、「0x82a2」は、片仮名
の「アイ」の文字コード「0xb1」、「0xb2」に
変換する。
【0046】また高解像度の片仮名を変換表に基づいて
低解像度の片仮名に変換する。例えば図3(B)に示す
ように高解像度の「ラブレター」の文字コード「0x8
3839」〜「0x815b」は、低解像度の「ラフ゛
レター」の文字コード「0xd7」〜「0xb0」に変
換する。これらのうち「ブ」の文字コード「0x837
5」は、2文字の「フ」と「゛」の文字コード「0xc
c」、「0xde」に変換して、低解像度の「ブ」を文
字表現する。
【0047】次いで、このように低解像度に変換した文
字コードを歌詞バッファに記憶させる(ステップS2
5)。これらの処理を各歌詞データの全ての文字コード
について行う(ステップS26)。
【0048】[表示処理のルーチン]図8には、図5の
メインルーチンの制御処理における、表示ルーチンの処
理を示す。この表示ルーチンは自動演奏が開始される
と、それに従って実行される。この処理により、演奏準
備処理のルーチンにおいて準備された歌詞データを歌詞
バッファより読み出して、歌詞を表示器6に表示するよ
うにしている。
【0049】具体的には、まず自動演奏データの初めに
おいて、図5のステップS2の処理で、操作者によって
例えば日本語モードが選択されていると、曲名バッファ
からその日本語モードに対応した曲名データを読み出し
て、従来図9に示すような表示器6の表示例が図10に
示すように、曲名データを低解像度の片仮名の曲名「オ
トメノイノリ」として表示器6に表示する(ステップS
31)。
【0050】一方、英語モードが選択されていると、曲
名バッファからその英語モードに対応した曲名データを
読み出して、従来図11に示すような表示器6の表示例
が図12に示すように、曲名データを低解像度の英字の
「Meiden Prayer」として表示器6に表示
する。
【0051】続いて、表示器6に例えば日本語モードの
片仮名の曲名がしばらく表示されると、その曲名に対応
した自動演奏データの再生を開始する。先ず歌詞バッフ
ァから歌詞データを表示器6の一画面分読み出し(ステ
ップS32)、実際に演奏データを演奏するタイミング
に先立って、図4の表示例として示すように、歌詞デー
タを低解像度の歌詞「アイスル ヒト ヘノ ラフ゛レ
タ− ソット」として表示器6に一画面分表示する(ス
テップS33)。
【0052】次いで、演奏データが順次読み出される
と、表示器6の画面上において時間データに基づいて表
示器6に表示された歌詞の唄う部分を示すように、カー
ソルを移動させることにより、「文字なめ」を行う(ス
テップS34)。
【0053】この「文字なめ」の処理を演奏が進行して
一画面分の歌詞が終了するまで行う(ステップS3
5)。これらステップS32〜S35の処理を自動演奏
データの最後まで行い(ステップS36)、表示処理を
終了する
【0054】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。なお上述の実施例では、日本語モードに
おいて曲名データの表す高解像度の日本語の文字(例え
ば「乙女[おとめ]の祈[いの]り」)を、低解像度の
日本語の片仮名で「オトメノイノリ」(図10)を表す
ように変換するようにした場合について説明したが、本
発明はこれに限られるものではなく、この他種々の低解
像度の例えばアルファベットによるローマ字で表すよう
に変換しても良い。
【0055】また上記の実施例では、歌詞データを構成
する文字コードを、その値を大小比較し、その値が所定
の値の範囲内のものは変換する文字コード、所定の値の
範囲外のものは変換しない文字コードと判定するように
している場合について説明したが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、漢字を含めた全ての各文字コードに
ついて、それぞれの文字コードが表示する文字コードか
否かを示すデータを予め記録したテーブルを持ち、この
テーブルと文字コードを対照して判定するようにしても
よい。
【0056】また上記の実施例では、モード切替スイッ
チ12により、表示器6の表示を例えば日本語モード
(Japanese)又は英語モード(English)に切り換え
て、モードを選択するようにしている場合について説明
したが、本発明はこれに限られるものではなく、表示器
6に表示する歌詞を指定する文字コードなどから、その
文字コードが日本語のコード又は英語のコードかを判定
し、その判定結果が示すモードを自動的に選択するよう
にしてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、自動演奏装置の表示器
等の構成を簡略化でき、歌詞の文字画像を例えば高解像
度の文字を低解像度の表示器で表示するなど、表示器の
解像能力に応じて表示できる自動演奏装置の表示装置を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例としての表示装置を搭
載した自動演奏装置の全体構成を示す図である。
【図2】実施例装置における表示装置の操作子群を示す
図である。
【図3】実施例装置における歌詞データの変換例を示す
図である。
【図4】実施例装置の表示装置における歌詞表示例であ
る。
【図5】実施例装置におけるメインルーチンの制御処理
のフローチャートである。
【図6】実施例装置における演奏準備ルーチンのフロー
チャートである。
【図7】実施例装置における変換処理ルーチンのフロー
チャートである。
【図8】実施例装置における表示処理ルーチンのフロー
チャートである。
【図9】変形例装置の表示装置における高解像度の日本
語表示例である。
【図10】変形例装置の表示装置における低解像度の日
本語表示例である。
【図11】変形例装置の表示装置における高解像度の英
語表示例である。
【図12】変形例装置の表示装置における低解像度の英
語表示例である。
【図13】従来の自動演奏データにおける歌詞の表示例
である。
【図14】従来の自動演奏装置における自動演奏データ
を示す図である。
【図15】従来の自動演奏装置における演奏データと歌
詞データを示す図である。
【符号の説明】
1 CPU(中央処理装置) 3 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 6 表示器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歌詞の文字コードの列からなる歌詞デー
    タを記憶し、該歌詞データを読み出して歌詞の文字画像
    を表示器に表示する自動演奏装置の表示装置であって、 該歌詞データによる歌詞の1または複数の音節に対応す
    る文字コードを、該表示器の解像能力に応じた文字画像
    の同じ発音をする他の文字コードに変換する変換手段
    と、該変換された文字コードの文字画像を該表示器に表
    示させる制御手段とを具えた自動演奏装置の表示装置。
  2. 【請求項2】 該変換手段は、歌詞の1または複数の音
    節に対応する文字コードとして、漢字とその漢字の読み
    方を示すルビの文字コードの組を、該表示器の解像能力
    に応じた文字画像の同じ発音をする他の文字コードに変
    換するものである請求項1に記載の自動演奏装置の表示
    装置。
  3. 【請求項3】 歌詞の文字コードの列からなる歌詞デー
    タを記憶し、該歌詞データを読み出して該歌詞の文字画
    像を表示器に表示する自動演奏装置の表示装置であっ
    て、 該歌詞データの各文字コードについて、該表示器に文字
    画像を表示する文字コードか否かを所定の方法に従って
    判定する判定手段と、 該判定手段により表示すると判定された文字コードを、
    該表示器の解像能力に応じた文字画像の同じ発音をする
    他の文字コードに変換する変換手段と、 該変換された他の文字データの文字画像を該表示器に表
    示させる制御手段とを具えた自動演奏装置の表示装置。
  4. 【請求項4】 該判定手段による所定の方法は、各文字
    コードの値が所定の値の範囲内のものは表示する文字コ
    ード、所定の値の範囲から外れるものは表示しない文字
    コードと判定するものである請求項3に記載の自動演奏
    装置の表示装置。
  5. 【請求項5】 該判定手段による所定の方法は、各文字
    コードについて表示する文字コードか否かを示すデータ
    を予め記録したテーブルを持ち、このテーブルと文字コ
    ードとを対照して判定するものである請求項3に記載の
    自動演奏装置の表示装置。
  6. 【請求項6】 該変換手段は、片仮名の文字コードを該
    表示器の解像能力に応じた片仮名の文字コードに変換
    し、英数字の文字コードを該表示器の解像能力に応じた
    英数字の文字コードに変換し、該平仮名の文字コードを
    該表示器の解像能力に応じた片仮名の文字コードに変換
    するものである請求項3〜5のいずれかに記載の自動演
    奏装置の表示装置。
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