JPH11282338A - データ記録方法、データ再生装置および音楽練習システム - Google Patents

データ記録方法、データ再生装置および音楽練習システム

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JPH11282338A
JPH11282338A JP10098587A JP9858798A JPH11282338A JP H11282338 A JPH11282338 A JP H11282338A JP 10098587 A JP10098587 A JP 10098587A JP 9858798 A JP9858798 A JP 9858798A JP H11282338 A JPH11282338 A JP H11282338A
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dolby digital
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JP10098587A
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Yasushi Miki
康司 三木
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C MUSIC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】練習すべきパートが録音されているチャンネル
をミュートしても、ミュートしていない方の片チャンネ
ルのみのモノラル再生ではなくて複数チャンネルによる
再生が行われるようにする。 【解決手段】記憶媒体にデータを記録するためのデータ
記録方法において、DVD規格の音声規格である「ドル
ビーデジタル AC−3 5.1ch」によりデータを
記録するデータ記録方法であって、「ドルビーデジタル
AC−3 5.1ch」の5チャンネルのうちの2チ
ャンネルまたは3チャンネルに所定のパートのデータを
記録し、5チャンネルのうちの所定のパートのデータを
記録したチャンネル以外のチャンネルに所定のパート以
外のパートのデータを記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記録方法、
データ再生装置および音楽練習システムに関し、さらに
詳細には、DVD規格を利用したデータ記録方法、デー
タ再生装置および音楽練習システムに関し、特に、楽器
などの演奏の練習の際に用いて好適なデータ記録方法、
データ再生装置および音楽練習システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レコードやCDなどの記憶媒体
(なお、本明細書においては、レコードやCDなどの記
憶媒体を総称して、単に「記憶媒体」と称することとす
る。)は、図1に示すように、聴取者10の前方に配置
された左(L)チャンネルと右(R)チャンネルとの左
右2つのスピーカー(左(L)スピーカー12および右
(R)スピーカー14)を用いてステレオ再生すること
ができるように、2チャンネルのステレオ録音により録
音されている。
【0003】ところで、従来より、各種の楽器などの演
奏の練習のために使用する音楽練習用の記憶媒体が知ら
れており、こうした音楽練習用の記憶媒体の録音の際に
は、例えば、2つのチャンネルを練習用パート(練習者
が演奏練習するパート)と伴奏用パート(練習者が演奏
練習しないパート)とに分けてそれぞれモノラル録音す
るようになされている。
【0004】例えば、図2に示すように、左スピーカー
12により再生される左チャンネルに練習用パートをモ
ノラル録音しておくとともに、右スピーカー14により
再生される右チャンネルに伴奏用パートをモノラル録音
しておくものである。
【0005】このようにすると、左スピーカー12から
練習用パートを放音するとともに、右スピーカー14か
ら伴奏用パートを放音させた場合には、聴取者10は通
常の音楽演奏を楽しむことができ、一方、左スピーカー
12から放音される練習用パートが録音されている左チ
ャンネルをミュート(消音)して当該練習用パートを練
習者が自ら演奏するとともに、右スピーカー14から伴
奏用パートを放音させた場合には、練習者は伴奏用パー
トとの合奏練習を行うことができるものである。
【0006】また、ピアノの音楽練習用の記憶媒体にお
いては、2チャンネルをピアノの左手パートと右手パー
トとに分けてそれぞれモノラル録音するようにしたもの
も知られている。
【0007】例えば、図3に示すように、左スピーカー
12により再生される左チャンネルに左手パートをモノ
ラル録音しておくとともに、右スピーカー14により再
生される右チャンネルに右手パートをモノラル録音して
おくものである。
【0008】このようにすると、左スピーカー12から
左手パートを放音するとともに、右スピーカー14から
右手パートを放音させた場合には、聴取者10は通常の
ピアノの音楽演奏を楽しむことができる。そして、左ス
ピーカー12から放音される左手パートが録音されてい
る左チャンネルあるいは右スピーカー14から放音され
る右手パートが録音されている右チャンネルのどちらか
一方をミュートすると、練習者はミュートしていないパ
ートの演奏を聞きながら、ミュートしたパートの演奏の
練習をすることができるものである。
【0009】しかしながら、こうした従来の音楽練習用
の記憶媒体の録音の手法では、練習すべきパートが録音
されているチャンネルをミュートして再生した場合に
は、ミュートしていない方の片チャンネルのみのモノラ
ル再生となり、音楽的なクオリティーが著しく低下する
という問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
の有する上記したような問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、練習すべきパートが録
音されているチャンネルをミュートしても、ミュートし
ていない方の片チャンネルのみのモノラル再生ではなく
て複数チャンネルによる再生が行われるようにして、音
楽的なクオリティーの著しい低下を抑止するようにした
データ記録方法、データ再生装置および音楽練習システ
ムを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、DVD規格の音声規格である「ドルビー
デジタル AC−3 5.1ch」を利用したものであ
る。現在のDVD規格において、音声に関しては「ドル
ビーデジタル AC−3 5.1ch」、即ち、5.1
チャンネルのドルビーAC−3音声圧縮方式が採用され
ている。
【0012】この「ドルビーデジタル AC−3 5.
1ch」とは、映画音響の技術開発会社であるドルビー
研究所(米国サンフランシスコ)が開発した家庭用の音
場再生システム(サラウンドシステム)である。
【0013】「ドルビーデジタル AC−3 5.1c
h」においては、図4に示すように、聴取者10を中心
として、前方に3チャンネル(前方左(FL)チャンネ
ル、前方中央(FC)チャンネルおよび前方右(FR)
チャンネル)にそれぞれ対応する3つのスピーカー(前
方左(FL)スピーカー20、前方中央(FC)スピー
カー22および前方右(FR)スピーカー24)および
低音用のスーパーウーハー(SW)チャンネルに対応す
る1つのスピーカー(低音用スーパーウーハー(SW)
スピーカー26)を配置するとともに、後方に2チャン
ネル(後方左(RL)チャンネルおよび後方右(RR)
チャンネル)にそれぞれ対応する2つのスピーカー(後
方左(RL)スピーカー28および後方右(RR)スピ
ーカー30)を配置するものであり、聴取者10はあた
かもその場にいるような豊かな臨場感に浸ることができ
るものである。
【0014】即ち、現行の記憶媒体の再生が2チャンネ
ルにより行われるものであるのに対して、DVD規格の
「ドルビーデジタル AC−3 5.1ch」において
はマルチチャンネル、即ち、5.1チャンネル(前方用
の3チャンネルと後方用の2チャンネルと低音用のスー
パーウーハーチャンネル)により行われるものである。
【0015】本発明は、上記したDVD規格に基づく
「ドルビーデジタル AC−3 5.1ch」による5
チャンネル(前方用の3チャンネルと後方用の2チャン
ネル)を音場再生のために用いるのではなく、音楽練習
のために用いるようにしたものである。
【0016】即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明
は、記憶媒体にデータを記録するためのデータ記録方法
において、DVD規格の音声規格である「ドルビーデジ
タルAC−3 5.1ch」によりデータを記録するデ
ータ記録方法であって、「ドルビーデジタル AC−3
5.1ch」の5チャンネルのうちの2チャンネルま
たは3チャンネルに所定のパートのデータを記録し、上
記5チャンネルのうちの上記所定のパートのデータを記
録したチャンネル以外のチャンネルに上記所定のパート
以外のパートのデータを記録するようにしたものであ
る。
【0017】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、DVD規格の音声規格である「ドルビーデジタル
AC−3 5.1ch」によりデータを記録された記憶
媒体を再生するデータ再生装置であって、「ドルビーデ
ジタル AC−3 5.1ch」の所定のチャンネルの
発音を抑止する発音抑止手段を有し、上記発音抑止手段
は、上記所定のチャンネルをミュートするミュート手
段、上記所定のチャンネルの音量を調整する音量調整手
段および/または上記所定のチャンネルの音像の定位を
設定する音像定位手段であるようにしたものである。
【0018】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、請求項2に記載の発明において、さらに、DVD規
格の音声規格である「ドルビーデジタル AC−3
5.1ch」により記録された記憶媒体を再生する際の
タイムコードに同期してMIDIデータを再生する再生
手段を有するようにしたものである。
【0019】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、請求項1に記載のデータ記録方法により記録された
記憶媒体を再生する請求項2に記載のデータ再生装置を
含む音楽練習システムであって、第1のスピーカーと第
2のスピーカーとを有し、上記第1のスピーカーは、
「ドルビーデジタル AC−3 5.1ch」の5チャ
ンネルのうちの前方左チャンネル、前方中央チャンネル
および後方左チャンネルのデータを再生し、上記第2の
スピーカーは、「ドルビーデジタル AC−35.1c
h」の5チャンネルのうちの前方右チャンネル、前方中
央チャンネルおよび後方右チャンネルのデータを再生す
るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明によるデータ記録方法、データ再生装置および音楽
練習システムについて説明する。
【0021】図5には、本発明によるデータ記録方法に
より音楽練習用データを記録されたCDを再生するデー
タ再生装置を含む音楽練習システムが示されている。
【0022】この音楽練習システムは、データ再生装置
100と、2つのスピーカー102、104とを有して
構成されている。
【0023】また、データ再生装置100は、DVD規
格の音声規格である「ドルビーデジタル AC−3
5.1ch」により記録された記憶媒体を再生する際の
タイムコードに同期して動作可能なシーケンサー100
aを内蔵しており、このシーケンサー100aと外部の
電子楽器200とがMIDIにより接続されている。
【0024】ここで、2つのスピーカー102、104
は、図6に示すように、従来の2チャンネルのステレオ
再生の場合と同様な位置に配置される。そして、練習者
300の左前方に配置されるスピーカー102は「ドル
ビーデジタル AC−3 5.1ch」における前方左
(FL)チャンネル、前方中央(FC)チャンネルおよ
び後方左(RL)チャンネルのデータを再生するように
なされており、練習者300の右前方に配置されるスピ
ーカー104は「ドルビーデジタル AC−35.1c
h」における前方右(FR)チャンネル、前方中央(F
C)チャンネルおよび後方右(RR)チャンネルのデー
タを再生するようになされている。
【0025】そして、この音楽練習システムにおいて使
用される記憶媒体は、DVD規格の音声規格である「ド
ルビーデジタル AC−3 5.1ch」に基づいて記
録されるものであるが、各パートのデータは次のように
記録されている。
【0026】即ち、記憶媒体に練習用パート(練習者が
演奏練習するパート)と伴奏用パート(練習者が演奏練
習しないパート)とを記録する場合には、前方左(F
L)チャンネルおよび前方右(FR)チャンネルには伴
奏用パートを記録し、後方左(RL)チャンネルおよび
後方右(RR)チャンネルには練習用パートを記録し、
前方中央(FC)チャンネルにはメトロノームパートお
よびリズムパートを記録するようにする。
【0027】また、記憶媒体にピアノの左手パートと右
手パートとを記録する場合には、前方左(FL)チャン
ネルおよび前方右(FR)チャンネルには左手パートを
記録し、後方左(RL)チャンネルおよび後方右(R
R)チャンネルには右手パートを記録し、前方中央(F
C)チャンネルにはメトロノームパートを記録するよう
にする。なお、ピアノの左手パートと右手パートとは、
いずれも練習者が演奏練習するパートである。
【0028】データ再生装置100は、DVD規格の音
声規格である「ドルビーデジタルAC−3 5.1c
h」により音楽練習用データを記録された記憶媒体を再
生することができるように構成されている。
【0029】図7にはデータ再生装置100の操作パネ
ルの概念構成図が示されており、操作パネル400に
は、データ再生装置100による記憶媒体の再生の開始
を指示するためのスタート操作子402と、データ再生
装置100による記憶媒体の再生の停止を指示するため
のストップ操作子402と、再生時にミュートするチャ
ンネルを指定するためのミュート指定操作子406と、
再生時における各チャンネルの音量を調整するための音
量調整操作子408と、再生時における各チャンネルの
音像の定位(パン)を指定するための音像定位指定操作
子410と、各操作子の設定状態など表示する表示装置
412とが設けられている。
【0030】即ち、このデータ再生装置100において
は、ミュート指定操作子406を用いてDVD規格の音
声規格である「ドルビーデジタル AC−3 5.1c
h」により記憶媒体に記憶された音楽練習用データの任
意のチャンネルをミュートすることができ、音量調整操
作子408を用いて各チャンネルの音量を任意に設定す
ることができ、音像定位指定操作子410を用いて各チ
ャンネルの音像の定位を任意に設定することができる。
【0031】以上の構成において、記憶媒体に音楽練習
用データを記録する際に、前方左(FL)チャンネルお
よび前方右(FR)チャンネルに伴奏用パートを記録
し、後方左(RL)チャンネルおよび後方右(RR)チ
ャンネルに練習用パートを記録し、前方中央(FC)チ
ャンネルにはメトロノームパートおよびリズムパートを
記録した記憶媒体を再生する場合について説明する。
【0032】まず、データ再生装置100のミュート指
定操作子406によりいずれのチャンネルのミュートも
行わない場合には、スタート操作子402を操作して記
憶媒体の再生を開始すると、スピーカー102、104
からは伴奏用パート、練習用パート、メトロノームパー
トおよびリズムパートの楽音が放音される。
【0033】一方、データ再生装置100のミュート指
定操作子406により練習用パートのチャンネルをミュ
ートして、練習者300が楽器302の練習をする場合
には、スピーカー102、104からは伴奏用パート、
メトロノームパートおよびリズムパートの楽音が放音さ
れる。
【0034】即ち、この音楽練習システムにおいては、
練習用パートのチャンネルをミュートした場合にも、複
数チャンネルによりミュートしていない伴奏用パートの
再生が行われることになるので、音楽的なクオリティー
の著しい低下を抑止することができる。
【0035】また、データ再生装置100のミュート指
定操作子406により練習用パートのチャンネルをミュ
ートするのではなく、音量調整操作子408により練習
用パートのチャンネルの音量を下げた場合、例えば、音
量を「0」とした場合でも、上記と同様に、音量を
「0」とされていない複数チャンネルによる伴奏用パー
トの再生が行われることになるので、音楽的なクオリテ
ィーの著しい低下を抑止することができる。
【0036】次に、記憶媒体にピアノの音楽練習用デー
タを記録する際に、前方左(FL)チャンネルおよび前
方右(FR)チャンネルに左手パートを記録し、後方左
(RL)チャンネルおよび後方右(RR)チャンネルに
右手パートを記録し、前方中央(FC)チャンネルには
メトロノームパートを記録した記憶媒体を再生する場合
について説明する。
【0037】まず、データ再生装置100のミュート指
定操作子406によりいずれのパートのチャンネルのミ
ュートも行わない場合には、スタート操作子402を操
作して記憶媒体の再生を開始すると、スピーカー10
2、104からは左手パート、右手パートおよびメトロ
ノームパートの楽音が放音される。
【0038】一方、データ再生装置100のミュート指
定操作子406により、例えば、左手パートのチャンネ
ルをミュートして、練習者300が楽器302の練習を
する場合には、スピーカー102、104からは右手パ
ートおよびメトロノームパートの楽音が放音される。
【0039】即ち、この音楽練習システムにおいては、
左手パートのチャンネルをミュートした場合にも、複数
チャンネルによりミュートしていない右手パートの再生
が行われることになるので、音楽的なクオリティーの著
しい低下を抑止することができる。
【0040】また、データ再生装置100のミュート指
定操作子406により左手パートのチャンネルをミュー
トするのではなく、音量調整操作子408により左手パ
ートのチャンネルの音量を下げた場合、例えば、音量を
「0」とした場合でも、上記と同様に、音量を「0」と
していない複数チャンネルによる右手パートの再生が行
われることになるので、音楽的なクオリティーの著しい
低下を抑止することができる。
【0041】なお、記憶媒体へ音楽練習用データを記録
する際には、例えば、次のようにすることもできる。
【0042】まず、ピアノコンチェルト練習用の音楽練
習用データを記録する場合には、 ・前方左(FL)チャンネルには、ステレオ録音におけ
るオーケストラパートの左(L)チャンネルを録音し、 ・前方右(FR)チャンネルには、ステレオ録音におけ
るオーケストラパートの右(R)チャンネルを録音し、 ・前方中央(FC)チャンネルには、メトロノームパー
トを録音し、 ・後方左(RL)チャンネルには、ピアノの左手パート
を録音し、 ・後方右(RR)チャンネルには、ピアノの右手パート
を録音する。
【0043】また、軽音楽(バンドなど)でのギター練
習用の音楽練習用データを記録する場合には、 ・前方左(FL)チャンネルには、ステレオ録音におけ
るバンド楽器の左(L)チャンネルを録音し、 ・前方右(FR)チャンネルには、ステレオ録音におけ
るバンド楽器の右(R)チャンネルを録音し、 ・前方中央(FC)チャンネルには、ドラムパートを録
音し、 ・後方左(RL)チャンネルには、ギターバッキングを
録音し、 ・後方右(RR)チャンネルには、ギターソロを録音す
る。
【0044】ここで、上記したピアノコンチェルト練習
用の音楽練習用データを記録した記憶媒体を上記した音
楽練習用システムで再生する場合には、模範演奏を聞く
場合には、音量調整操作子408によりメトロノームパ
ートの前方中央(FC)チャンネルの音量を「0」にし
て、残りのパートの音量は同じにして聞けばよい。ま
た、音量調整操作子408によりメトロノームパートの
前方中央(FC)チャンネルの音量を「0」にする代わ
りに、ミュート指定操作子406によりミュートするチ
ャンネルとしてメトロノームパートのチャンネルを指定
してもよい。
【0045】そして、練習者がピアノを練習する際に
は、左手パートの後方左(RL)チャンネルおよび右手
パートの後方右(RR)チャンネルの音量を「0」にし
て、残りのパートの音量は同じにして練習すればよい。
また、左手パートの後方左(RL)チャンネルおよび右
手パートの後方右(RR)チャンネルの音量を「0」に
する代わりに、ミュート指定操作子406によりミュー
トするチャンネルとして左手パートおよび右手パートの
チャンネルを指定してもよい。
【0046】なお、練習すべきパートが複数ある場合、
例えば、練習すべき楽器が複数ある場合やピアノのよう
に右手パートと左手パートとがある場合には、練習すべ
きパートを左チャンネルと右チャンネルとに分けて記録
しておくことにより、音像定位指定操作子410の操作
で音像を適宜に定位することにより、練習すべきパート
の発音を抑止することができるようになる。
【0047】なお、記憶媒体に音楽練習用データを記録
する際に、スピーカー102、104から各パートの楽
音を放音させた際の各パートの定位や音量を音楽的に完
成した状態で記憶しておくことにより、練習すべきパー
トをミュートしたときに、オーケストラやバンドから練
習すべき楽器だけが抜けた状態の演奏を再生することが
できるようになる。
【0048】このように、上記した音楽練習システムに
よれば、従来は電子楽器でしかなし得なかった音楽演奏
中の任意の楽器のパートのミュートもしくは音量調節
が、オーディオベース、即ち、実際の演奏を記録した記
憶媒体を再生する際に可能となり、よりリアルな音楽体
験ができるようになる。
【0049】また、データ再生装置100は、DVD規
格の音声規格である「ドルビーデジタル AC−3
5.1ch」により録音された記憶媒体を再生する際の
タイムコードに同期して再生するシーケンサー100a
を備えている。
【0050】従って、DVD規格の音声規格である「ド
ルビーデジタル AC−3 5.1ch」により記録さ
れた記憶媒体をデータ再生装置100にセットしたとき
に演奏する曲の練習すべきパートのMIDIデータを読
み込み、再生時にタイムコードに同期してMIDIデー
タを再生することによって、記憶媒体の再生に同期させ
て外部の電子楽器200を同時に演奏することができ、
練習する楽器がMIDI対応の電子楽器であれば模範演
奏がリアルタイムで再生できるものである。
【0051】このように、実際の演奏を記録した記憶媒
体とMIDIデータとの同期再生により、電子楽器によ
り模範演奏を聞くことができ、音楽演奏のための練習に
は極めて有効である。
【0052】なお、上記した実施の形態においては、
「ドルビーデジタル AC−3 5.1ch」の5チャ
ンネルのうちの2チャンネルに練習すべきパートのデー
タを記録し、当該5チャンネルのうちの当該2チャンネ
ルの除く他の3チャンネルに練習すべきパート以外のパ
ートのデータを記録するようにしたが、これに限られる
ことなしに、「ドルビーデジタル AC−3 5.1c
h」の5チャンネルのうちの3チャンネルに練習すべき
パートのデータを記録し、当該5チャンネルのうちの当
該3チャンネルの除く他の2チャンネルに練習すべきパ
ート以外のパートのデータを記録するようにしてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、練習すべきパートが録音されているチャン
ネルをミュートしても、ミュートしていない方の片チャ
ンネルのみのモノラル再生ではなくて複数チャンネルに
よる再生が行われるようになり、音楽的なクオリティー
の著しい低下を抑止することができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常のステレオ再生の状態を示す説明図であ
る。
【図2】通常のステレオ再生を用いた場合における練習
用モノラル再生の状態を示す説明図である。
【図3】通常のステレオ再生を用いた場合におけるピア
ノ練習用片チャンネル再生の状態を示す説明図である。
【図4】DVD規格の音声規格である「ドルビーデジタ
ル AC−3 5.1ch」におけるスピーカーの配置
の状態を示す説明図である。
【図5】本発明によるデータ記録方法により音楽練習用
データを記録されたCDを再生するデータ再生装置を含
む音楽練習システムの構成説明図である。
【図6】本発明による音楽練習システムにおけるスピー
カーの配置の状態を示す説明図である。
【図7】データ再生装置の操作パネルの概念構成図であ
る。
【符号の説明】
100 データ再生装置 100a シーケンサー 102、104 スピーカー 200 電子楽器 300 練習者 302 楽器 400 操作パネル 402 スタート操作子 404 ストップ操作子 406 ミュート指定操作子 408 音量調整操作子 410 音像定位指定操作子 412 表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体にデータを記録するためのデー
    タ記録方法において、 DVD規格の音声規格である「ドルビーデジタル AC
    −3 5.1ch」によりデータを記録するデータ記録
    方法であって、 「ドルビーデジタル AC−3 5.1ch」の5チャ
    ンネルのうちの2チャンネルまたは3チャンネルに所定
    のパートのデータを記録し、前記5チャンネルのうちの
    前記所定のパートのデータを記録したチャンネル以外の
    チャンネルに前記所定のパート以外のパートのデータを
    記録するデータ記録方法。
  2. 【請求項2】 DVD規格の音声規格である「ドルビー
    デジタル AC−35.1ch」によりデータを記録さ
    れた記憶媒体を再生するデータ再生装置であって、 「ドルビーデジタル AC−3 5.1ch」の所定の
    チャンネルの発音を抑止する発音抑止手段を有し、 前記発音抑止手段は、前記所定のチャンネルをミュート
    するミュート手段、前記所定のチャンネルの音量を調整
    する音量調整手段および/または前記所定のチャンネル
    の音像の定位を設定する音像定位手段であるデータ再生
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ再生装置におい
    て、 さらに、DVD規格の音声規格である「ドルビーデジタ
    ル AC−3 5.1ch」により記録された記憶媒体
    を再生する際のタイムコードに同期してMIDIデータ
    を再生する再生手段を有するデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデータ記録方法により記
    録された記憶媒体を再生する請求項2記載のデータ再生
    装置を含む音楽練習システムであって、 第1のスピーカーと第2のスピーカーとを有し、 前記第1のスピーカーは、「ドルビーデジタル AC−
    3 5.1ch」の5チャンネルのうちの前方左チャン
    ネル、前方中央チャンネルおよび後方左チャンネルのデ
    ータを再生し、 前記第2のスピーカーは、「ドルビーデジタル AC−
    3 5.1ch」の5チャンネルのうちの前方右チャン
    ネル、前方中央チャンネルおよび後方右チャンネルのデ
    ータを再生するものである音楽練習システム。
JP10098587A 1998-03-26 1998-03-26 データ記録方法、データ再生装置および音楽練習システム Pending JPH11282338A (ja)

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