JPH11282319A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11282319A
JPH11282319A JP10087074A JP8707498A JPH11282319A JP H11282319 A JPH11282319 A JP H11282319A JP 10087074 A JP10087074 A JP 10087074A JP 8707498 A JP8707498 A JP 8707498A JP H11282319 A JPH11282319 A JP H11282319A
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Akira Saito
明 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】利用者の掌握が容易で、不所望に画像形成の許
可を制限することのない画像形成装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置は、予め特定の利用者の特徴
を捉えて、特徴情報として入力する入力装置と、入力さ
れた特徴情報を保持するメモリ装置と、入力装置に、利
用者が次に触れた際に、メモリ装置に記憶されている特
徴情報と新たに入力された特徴情報とを比較して、既に
登録されている利用者と非登録者とを識別することがで
きる。これにより、利用者の所属部署および個人を特定
可能で、利用実績を容易に把握でき、利用状況を管理し
やすい画像形成装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データに対
応する画像を形成する画像形成装置の使用許可の管理等
の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えば静電複写プロセス
が利用されるデジタル複写装置では、記録媒体としての
感光体に光の明暗として伝達された複写対象物すなわち
原稿の画像情報に対応する静電潜像を現像することで、
画像が形成される。なお、複写対象物の画像情報は、画
像読取部により読み取られ、画像信号として記憶され
る。また、画像信号は、画像形成部により可視化され、
記録用紙に出力される。
【0003】画像読取部は、原稿を保持する板状のガラ
スである原稿テーブルに沿って移動可能に形成され、原
稿の画像を順次照明する照明装置と、照明装置からの照
明光により照明された原稿からの反射光すなわち画像光
を取り出すミラーと、ミラーにより取出された画像光を
所定倍率で縮小する結像レンズと、結像レンズを通過し
た画像光を光電変換して画像信号を出力する光電変換装
置例えばCCDセンサとを有している。
【0004】画像形成部は、CCDセンサにより得られ
た画像信号に対応して感光体に潜像を形成する露光装置
と、感光体に形成された潜像にトナー等の現像(可視
化)剤を供給して現像する現像装置と、感光体から現像
剤像を記録用紙に転写する転写装置と、記録用紙上の現
像剤像を用紙に定着する定着装置とを有し、原稿画像を
複写する。
【0005】ところで、上述した画像形成装置において
は、画像形成毎に、記録用紙と現像剤が消費されること
から、例えば複数の部署で共通して画像形成装置を利用
する場合や複写サービス事業等において複写(画像出
力)枚数に応じて課金する場合には、キーカウンタや自
動精算機等により、利用部署毎の複写(画像出力)許可
および複写の量の把握あるいは料金の徴収が行われる。
【0006】しかしながら、キーカウンタを利用して利
用許可とする場合には、利用者は、コピーのためにキー
カウンタを持ち歩く必要があり、キーカウンタの管理も
煩雑になる。また、キーカウンタにより利用状況を管理
する場合、キーカウンタ毎の利用状況しか特定できない
ため、個人別の利用状況に関しては、現在のところ、把
握できない。
【0007】このため、画像形成装置に、利用者の身体
の一部の情報、例えば指紋あるいはそれに代わる特徴量
を記憶させ、その特徴量に基づいて利用者を認証して利
用を許可する方法およびその装置が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、利用者の身体の一部の情報に応じて画像形成
装置の利用を管理する方法においては、未登録の利用者
は、利用できない問題がある。
【0009】また、登録済みの利用者であっても、認証
装置の故障あるいは予め記憶されている認証用のデータ
の消失等により、利用不能となる問題がある。
【0010】この発明の目的は、利用者の掌握が容易で
あって、不所望に画像形成の許可を制限することのない
画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、原稿画像に対応する像を静電
的に保持する像担持体と、この像担持体に形成された像
に現像剤を供給して可視化する現像装置と、この現像装
置により形成された現像剤像を用紙に転写する転写装置
と、この転写装置により用紙に転写された現像剤像を用
紙に固着する定着装置と、前記像担持体、現像装置、転
写装置および定着装置による画像形成行程の開始を許可
する行程管理装置と、この行程管理装置に、利用者を特
定可能な個人認証情報に基づく操作の許可を設定する認
証装置と、を有することを特徴とする画像形成装置を提
供するものである。
【0012】またこの発明は、原稿画像に対応する像を
静電的に保持する像担持体と、この像担持体に形成され
た像に現像剤を供給して可視化する現像装置と、この現
像装置により形成された現像剤像を用紙に転写する転写
装置と、この転写装置により用紙に転写された現像剤像
を用紙に固着する定着装置と、前記像担持体、現像装
置、転写装置および定着装置による画像形成行程の開始
を許可する行程管理装置と、この行程管理装置に、利用
者の身体の特徴に基づいて個人を特定可能な個人認証情
報に基づく操作の許可を設定する認証装置と、を有する
ことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0013】さらにこの発明は、原稿画像に対応する像
を静電的に保持する像担持体と、この像担持体に形成さ
れた像に現像剤を供給して可視化する現像装置と、この
現像装置により形成された現像剤像を用紙に転写する転
写装置と、この転写装置により用紙に転写された現像剤
像を用紙に固着する定着装置と、前記像担持体、現像装
置、転写装置および定着装置による画像形成行程の開始
を許可する行程管理装置と、この行程管理装置に、利用
者の身体の特徴に基づいて個人を特定可能な個人認証情
報に基づく操作の許可を設定する認証装置と、この認証
装置による前記行程管理装置の画像形成行程の管理に対
して、所定の条件の範囲で、前記認証装置による認証に
よらない画像形成の開始を許可させるモード設定装置
と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供する
ものである。
【0014】またさらにこの発明は、原稿画像に対応す
る像を静電的に保持する像担持体と、この像担持体に形
成された像に現像剤を供給して可視化する現像装置と、
この現像装置により形成された現像剤像を用紙に転写す
る転写装置と、この転写装置により用紙に転写された現
像剤像を用紙に固着する定着装置と、からなる画像形成
装置と、この画像形成装置に対して、利用者の身体の特
徴の一部を用いて特定の利用者による操作を許可する認
証装置と、を有することを特徴とする画像形成装置を提
供するものである。
【0015】さらにまたこの発明は、原稿画像に対応す
る像を静電的に保持する像担持体と、この像担持体に形
成された像に現像剤を供給して可視化する現像装置と、
この現像装置により形成された現像剤像を用紙に転写す
る転写装置と、この転写装置により用紙に転写された現
像剤像を用紙に固着する定着装置と、からなる画像形成
装置と、被測定者の指の長手方向に沿って所定間隔あけ
て配列され、その配列方向に沿って凹凸情報を入力すべ
き指が接触される複数の出力電極と、所定周波数の信号
を出力する発振器と、この発振器の出力を前記複数の出
力電極に順次切換え接続する接続手段と、前記複数の出
力電極の指の長手方向に沿った端部に配設され、前記指
が前記出力電極とともに接触される単一の入力電極と、
この入力電極から得られる電気信号を検波する検波手段
と、からなる認証情報入力装置と、この入力装置によ
り、予め特定の利用者の特徴を捉えた特徴情報を保持す
るメモリ装置と、前記入力装置に、利用者が次に触れた
際に、前記メモリ装置に記憶されている特徴情報と新た
に入力された特徴情報とを比較して、既に登録されてい
る利用者と非登録者とを識別し、特定の利用者による操
作を許可する認証装置と、を有することを特徴とする画
像形成装置を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の発
明の実施の形態を説明する。
【0017】図1に示されるように、画像形成装置すな
わちデジタル複写装置2は、原稿の画像に対応する画像
情報を読み取る画像読取部4、画像読取部4で読み取ら
れた画像データに対応する画像を形成し、記録用紙に出
力する画像形成部6ならびに画像読取部4に対して複写
対象である原稿を1枚ずつ給送するとともに、複写が終
わった原稿をストックする自動原稿送り装置8を有して
いる。
【0018】画像読取部4は、読み取り対象としての原
稿Dが載置されるすなわち原稿Dを保持する原稿テーブ
ル20ならびに原稿テーブル20に対して開閉可能に形
成され、原稿テーブル20に載置された原稿を原稿テー
ブル20に密着させる原稿押さえ22を有している。
【0019】原稿テーブル20の一端部には、原稿テー
ブル20に原稿Dをセットする際に、原稿Dをセットす
べき第1の方向の位置(倍率基準位置)を指示するとと
もに、原稿Dの第1の方向と直交する第2の方向の基準
(先端)位置を規定するための原稿指示板24が配置さ
れている。なお、原稿指示板24は、原稿テーブル20
に原稿Dを載置すべき位置を報知する原稿インジケータ
26(図7を用いて詳述する)を一体に有している。ま
た、原稿指示板24の背面すなわち画像形成部6(原稿
押さえ22の反対)側には、以下に説明するCCDセン
サの白基準および黒基準の出力の校正に用いられる反射
板(白板)24wおよび黒板24bが一体的に形成され
ている。
【0020】原稿テーブル20の下方すなわち装置本体
10の内側には、原稿テーブル20に概ね平行、かつ、
原稿テーブル20に沿って移動可能に形成され、原稿に
表示されている情報を光の明暗として取り出す第一キャ
リッジ30、第一キャリッジ30に従動し、第一キャリ
ッジ30によって取り出された情報すなわち原稿からの
反射光を後述する記録媒体(感光体ドラム)に伝達する
第二キャリッジ40が配置されている。なお、第一キャ
リッジ30は、以下に説明する操作パネルから入力され
た複写(読取)倍率に対応する所定の速度で駆動される
スキャンモータ38により、原稿テーブル20に沿っ
て、紙面の左右方向に移動される。
【0021】第一キャリッジ30には、原稿Dを照明す
る照明ランプ32、照明ランプ32からの光により照明
された原稿Dからの反射光の一部を遮光するスリット3
4を通過した原稿Dからの反射光、すなわち画像光を第
二キャリッジ40へ向かって反射させる第1ミラー36
が配置されている。
【0022】第二キャリッジ40には、第1ミラー36
により反射されて伝達された画像光を90°折り返す第
2ミラー42および第2ミラー42で折り返された画像
光をさらに90°折り返す第3ミラー44が配置されて
いる。
【0023】第一キャリッジ30の下方であって、第3
ミラー44で折り返された画像光が案内される面内に
は、画像光に複写倍率に対応する集束性を与える結像レ
ンズ45を通過された画像光を受光して光電変換するC
CDセンサユニット46が配置されている。
【0024】CCDセンサユニット46は、内部に収容
しているCCDセンサにより画像光を光電変換して、図
示しない画像メモリに、原稿画像に対応する画像信号を
供給する。なお、図示しない画像メモリに記憶された原
稿画像の画像信号は、以下に説明する感光体ドラムに向
けて記録用レーザビームを照射する露光ユニット48に
より、画像信号に対応して強度変調されたレーザビーム
として露光される。
【0025】画像読取部4の下方であって複写装置本体
10の概ね中央には、露光ユニット48からのレーザビ
ームにより、画像情報に対応する静電潜像が形成される
感光体ドラム50が配置されている。
【0026】感光体ドラム50は、図示しないモータに
より所定の速度で矢印の方向に回転される。
【0027】感光体ドラム50の周囲には、感光体ドラ
ム50が回転される方向に沿って、ドラム50に所定の
電荷を帯電させる帯電装置52、図示しない操作パネル
から入力された用紙サイズあるいは画像形成倍率に対応
する画像形成領域の外側に相当する感光体ドラム50上
の電荷を消去する消去LED54、感光体ドラム50に
形成された潜像にトナーを供給して現像する現像装置5
6、感光体ドラム50上に現像装置56により形成され
たトナー像(トナー)を用紙に転写させるとともにトナ
ー像が転写される際に感光体ドラム50に吸着された用
紙を感光体ドラム50から分離させるための転写分離装
置58、及び、感光体ドラム50の表面に残ったトナー
をかき落とすとともに、同ドラム50の表面に残った電
荷を除去するクリーニング除電装置60などが順に配置
されている。
【0028】感光体ドラム50が回転される方向であっ
て、現像装置56により現像されたトナー像が感光体ド
ラム50の回転によって搬送される方向の上流側に対応
する位置には、所定のサイズの記録用紙(被転写材)を
収容可能に形成されるとともに自身が収容している記録
用紙のサイズを表示する図示しないサイズ表示機構を有
する用紙カセットCn・・・が挿入される第1,第2,
第3のスロット62a,62bおよび62cが形成され
ている。
【0029】各スロット62a〜62cには、カセット
Cn・・・に収容されている用紙のサイズに対応して設
定された図示しないサイズ表示に基づいて、カセットC
n・・・に収容されている記録用紙の大きさを図示しな
い制御部に報知する第1ないし第3のサイズ検知センサ
64a,64bおよび64cが配置されている。
【0030】また、第1のスロット62aの上方右側に
は、定型以外の記録材料を給送可能とする手差通路66
が形成されている。手差通路66には、用紙が搬送され
る方向に対して通路に案内される用紙が傾くことを防止
する用紙ガイド66aが配置されている。用紙ガイド6
6aは、用紙のサイズ(幅)に合わせて移動可能、か
つ、用紙ガイド66aの位置を検知することで手差通路
53に挿入される用紙の大きさ(幅)を検出する図示し
ない用紙センサに対して、用紙の大きさの入力可能に、
形成されている。
【0031】感光体ドラム50と各スロット62a,6
2b,62cの間には、それぞれのスロット62a,6
2b,62cに対応して配置され、各スロットに挿入さ
れたカセットCn・・・のそれぞれから用紙を1枚ずつ
引出す給紙ローラ68a,68bおよび68c、給紙ロ
ーラ68a,68bおよび68cのいづれかを介して引
出された用紙を感光体ドラム50にへ向けて送出する搬
送ローラ70a,70bおよび70c、搬送ローラ70
a,70bおよび70cのいづれかにより感光体ドラム
50へ向けられる用紙を一時的に停止することにより用
紙が搬送される方向に対する用紙の傾きを補正するとと
もに、感光体ドラム50上のトナー像の先端と用紙の先
端とを整合させて感光体ドラム50の表面が移動される
速度と等しい速度で用紙を送り出すアライニングローラ
72が配置されている。なお、手差通路66から供給さ
れる用紙は、搬送ローラ70aに向けて案内される。
【0032】アライニングローラ72の近傍には、アラ
イニングローラ72を介して用紙を停止させるために、
搬送されている用紙の先端を検知するアライニングスイ
ッチ72aが配置されている。
【0033】感光体ドラム50の回転方向下流に対応す
る位置には、感光体ドラム50上に形成されたトナー像
が転写され、トナーが静電的に付着している状態の用紙
を搬送する搬送べルト74、ローラ表面が互いに圧接さ
れたヒートローラ対を含み、ローラ間を用紙が通過され
る際に用紙に転写されたトナーを加熱しながら用紙を加
圧することで用紙に定着させる定着装置76およびトナ
ー像が定着された用紙を複写装置本体10の外部のフィ
ニッシャ80ヘ向かって排出させる排紙ローラ78が配
置されている。
【0034】排紙ローラ78の近傍には、定着装置76
と排紙ローラ78の間に用紙が存在するか否かを検知す
る排紙スイッチ78aが配置されている。排紙スイッチ
78aは、用紙の後端を検知することで、現在搬送され
ている用紙に対する画像形成の終了および定着装置76
あるいはその近傍での用紙の詰まり(ジャム)を検知す
る。
【0035】自動原稿送り装置8は、原稿Dが載置され
る原稿トレイ201と、原稿の有無を検出するエンプテ
ィセンサ202、原稿トレイ201から原稿を一枚づつ
取り出すピックアップローラ203、取り出された原稿
を搬送する給紙ローラ204、原稿の先端を整位するア
ライニングローラ205、アライニングローラ205の
上流(トレイ201)側に設けられ、原稿の到達を検出
するアライニングセンサ206および原稿テーブル20
のほぼ全体を覆うように配設され、トレイ201から給
送された原稿を原稿テーブル20の所定の位置に搬送す
るとともに、画像が読みとられた原稿を排出する搬送ベ
ルト207等からなる。
【0036】また、自動原稿送り装置8には、搬送ベル
ト207により搬送された原稿Dを反転させる反転ロー
ラ210、反転ローラ210により案内される原稿を、
搬送ベルト207へ戻すか、所定の排出位置(後述する
本体カバー上)に排出させるかを切り換えるフラッパ2
11、フラッパ211が排出側に切り換えられている場
合に、反転ローラ210により搬送された原稿Dを排出
させる排紙ローラ212および反転ローラ210の近傍
での原稿のジャムを検知するジャムセンサ213などが
配置されている。なお、自動原稿送り装置8の搬送ベル
ト207、ピックアップローラ203、給紙ローラ20
4、アライニングローラ205、反転ローラ210、フ
ラッパ211および排紙ローラ212などに代表される
多くの回転・駆動要素は、本体カバー220により(利
用者が)不用意に触れることのないよう覆われている。
【0037】図2は、図1に示したデジタル複写装置の
電気的接続および制御のための信号の流れを説明する概
略ブロック図である。
【0038】図2に示されるように複写装置2は、主制
御装置であるメインCPU101を含む主制御部100
と、主制御部100に接続され、画像読取部4と画像形
成部6を制御する機構制御部110を有している。
【0039】主制御部100のメインCPU101は、
操作パネル90内に設けられているパネルCPU102
および機構制御部110内に設けられているメカコン
(メカニカルコントローラ)CPU103に接続され、
各CPU間の信号の受け渡しあるいは所定の制御の許可
を出力する。なお、メカコンCPU103には、自動原
稿送り装置(ADF)8のADFCPU222も接続さ
れている。
【0040】メインCPU101にはまた、画像信号の
転送を制御する画像バスライン104が接続されてい
る。なお、メインCPU102からの動作指示に対し、
メカコンCPU103は、その指示に基づいて動作を実
行して状態ステータスを返す。これにより、機構制御部
110すなわち画像読取部4、画像形成部6および自動
原稿送り装置8の各部の動作状態は、状態ステータスと
してメインCPU101に返される。以上のようにし
て、メインCPU101は、機構制御部110の動作状
態を把握するとともに、それらと操作パネル90からの
入力内容を判断して、複写装置全体をコントロールでき
る。
【0041】メインCPU101には、制御プログラム
が記憶されているROM101a、データを一時的に記
憶するRAM101b、バッテリにバックアップされ、
電源が遮断された場合であってもデータが消失されない
NVM(不揮発性)105、メインCPU101とメカ
コンCPU103の間の双方向通信に利用される共有R
AM106、画像処理装置107、ページメモリ制御装
置108およびページメモリ109等が接続されてい
る。
【0042】メインCPU101にはまた、4ないし図
13を用いて後段に詳述する個人認証部の動作を制御す
る認証制御部および個人認証部の認証結果に基づく複写
装置2の利用に応じて利用状況を掌握するとともに必要
に応じて課金するための課金部111が接続されてい
る。
【0043】パネルCPU102は、図3を用いて後段
に詳述する操作パネル90から入力される入力信号に応
じてメインCPU101に画像形成部6および画像読取
部4のそれぞれを動作させるためのコマンドを出力する
とともに、メインCPU101からの制御信号に基づい
て、所定の表示を表示させ、あるいは次の入力を一時的
に禁止する。
【0044】メカコンCPU103には、制御プログラ
ムが記憶されているROM113とデータを一時的に記
憶するRAM114が接続されている。
【0045】メカコンCPU103にはまた、露光ユニ
ット48の図示しない半導体レーザの発光を制御するレ
ーザドライバ115、露光ユニット48のポリゴンモー
タの回転を制御するポリゴンモータドライバ116、感
光体ドラム50、現像装置56および定着装置76の詳
述しないヒートローラを含む用紙搬送系等の回転を制御
する図示しないメインモータの回転を制御するメインモ
ータドライバ117等が接続されている。
【0046】また、メカコンCPU103は、帯電装置
52に所定の電圧を提供し、感光体ドラム50の表面を
所定の表面電位に帯電させるとともに転写・分離装置5
8に所定の電圧を供給する電源回路118、定着装置7
6の図示しないヒータランプの点灯を制御するヒータラ
ンプ制御回路119、CCDセンサ46を駆動するCC
Dドライバ121、第一および第二のキャリッジ30,
40を所定速度で移動するスキャンモータ38の回転を
制御するスキャンモータドライバ122、読み取り対象
である原稿等を照射する露光ランプ32を点灯するとと
もに、ランプ32が放射する光の光量が所定の値となる
よう発光量を制御するランプレギュレータ123、フィ
ニッシャー装置80を駆動する駆動回路124、各カセ
ット内の用紙の残量を検知する図示しないエンプティセ
ンサおよびそれぞれのカセットの図示しないサイズセン
サおよび装置内部の多くの検出スイッチから出力された
信号を受け入れる入力回路125、装置内部の多くのソ
レノイドあるいはクラッチ等を駆動する機構制御回路1
26等と接続され、各機構および回路のそれぞれに対し
て所定の制御信号を出力し、それぞれの機構および回路
から返されるステータスをモニタする。なお、各機構お
よび回路から返されたステータスは、機構制御部110
すなわち画像読取部4および画像形成部6の各部の動作
状態として、既に説明したようにメインCPU101に
返される。
【0047】図3は、図1および図2に示したディジタ
ル複写装置に適用される操作パネルを平面方向から示し
た概略図である。
【0048】図3に示されるように、操作パネル90
は、複写枚数の設定あるいはファクシミリ送信のための
番号入力のための数字入力用のテンキーパット91、複
写条件、画像編集操作および機能操作として、例えばカ
タカナによる送信相手先名等を入力可能な複数の入力キ
ー表示や複写装置2における動作状態もしくは操作手順
などを表示可能な液晶表示装置一体型のタッチセンサパ
ネルが設けられている入力装置92および複写開始を指
示するプリントキー93等を有している。なお、タッチ
パネル92には、後述する複写モードあるいはファクシ
ミリモードなどに対応してROM101aに記憶されて
いる表示データに基づいてさまざまな表示パターンや入
力キーエリアが表示される。また、プリントキー93に
は、図4〜図13を用いて詳述する個人認証のための入
力装置である入力電極94が一体に形成されている。
【0049】なお、操作パネル90には、入力電極94
の動作不良または後述する個人認証部のエラーに起因し
て、既に登録されている利用者への利用制限を防止する
とともに、登録者以外の利用者に対して写装置の条件付
きの使用を許可するための非認証モード設定キー95、
画像データを所定の大きさの用紙に印字するためのカセ
ット切り換えキー96および用紙に形成される出力画像
の画像を所定の濃度にセットするための濃度調整キー9
7等が設けられている。
【0050】また、テンキーパット91には、「0」か
ら「9」までの数字に対応する信号を出力する10個の
数字キーが、設けられている。なお、数字キーの近傍に
は、入力された数値データあるいは条件入力画面におい
て入力されたデータをクリアするクリアキー302、入
力された複写条件あるいは設定された全条件をクリアす
るオールクリアキー304、複写倍率を設定する倍率設
定キー305、フィニッシャの動作を設定するフィニッ
シャ設定キー306、両面原稿両面複写、片面原稿両面
複写等の自動原稿送り装置や反転装置動作の設定をする
モード設定キー307、装置本体2の状態たとえば用紙
切れあるいは用紙詰まりなどを表示するLED表示パネ
ル308等が設けられている。
【0051】図4は、図1ないし図3に示した複写装置
2に組み込まれる個人認証部の一例を説明する概略図で
ある。
【0052】図4に示すように、個人認証部400は、
後段に詳述する指Fと出力電極との間の距離の違いによ
り生ずる指全体の1次元パターンすなわち投影信号V
(i)を取り込むパターン入力部401(操作パネル9
0のプリントキー93と一体に設けられる入力電極94
他)、入力部401により入力された個人認証パターン
を登録あるいは照合する認証処理や装置全体の制御を行
なう認証制御部402、被認証者各人の指の投影信号す
なわち被照合用の特徴情報が記憶されるメモリ部(主制
御部100のNVM105が兼用されてもよい)40
3、メモリ部403に、被認証者各人の指Fの投影信号
すなわち被照合用の特徴情報を登録(記録)したり、メ
モリ部403に登録(記録)されている被照合用の特徴
情報を読み出すための読取書込部404からなる。な
お、認証制御部402は、操作部90のパネルCPU1
02およびメインCPU101を通じて、操作パネル9
0の入力電極94(パターン入力部)401と接続され
ている。
【0053】メモリ部403は、図5に示すように、デ
ータの出し入れすなわち指Fの投影信号を登録したり読
み出すために、認証制御部402との間でデータをやり
とりするメモリ制御部411、記憶内容が消去可能な不
揮発性のデータメモリ(NVM)412、ワーキングメ
モリ(RAM)413およびプログラムメモリ(RO
M)414からなる。
【0054】データメモリ412は、各種データの記憶
に使用され、例えばEEPROMなどで構成されてい
る。なお、データメモリ412には、被認証者各人の指
Fの投影信号である被照合用の特徴情報などが記憶され
る。
【0055】ワーキングメモリ413は、メモリ制御部
411が処理を行なう際に、処理データなどを一時的に
保持するためのメモリであり、例えばRAM(ランダム
アクセスメモリ)などで構成される。
【0056】プログラムメモリ414は、例えばマスク
ROM(読み出し専用メモリ)等で構成されており、メ
モリ制御部411の処理プログラムなどを記憶してい
る。
【0057】図6は、パターン入力部401の一例を示
す概略図である。
【0058】図6に示されるように、パターン入力部4
01は、第1の方向に所定の間隔かつ相互に平行に複数
配列された帯状電極(出力電極)423からなる線状電
極アレイ421と出力電極423に平行に配列された1
本の入力電極424を有している。なお、出力電極42
3と入力電極424の両方に亘って、被認証者の照合す
べき指Fが接触される。
【0059】出力電極423は、詳細には、被認証者の
指Fの長手方向と直交する方向に所定長さだけ延出され
た複数の電極を含み、それぞれの電極423は、例えば
1/10mmの間隔で250本程度(すなわち概ね50
mm)配列されている。なお、出力電極423の数すな
わち線状電極アレイ421の指Fの長手方向の長さは、
通常、指Fの先端から第2関節を完全に含む長さとす
る。
【0060】入力電極424は、線状電極アレイ421
の指Fの長手方向に沿った端部に、指Fの長手方向と直
交する方向に長く、指Fの長手方向の幅が出力電極42
3の長さに等しいか僅かに長くなるよう形成されてい
る。
【0061】複数の出力電極423には、それぞれアナ
ログスイッチ群425の各一端が接続される。
【0062】アナログスイッチ群425は、タイミング
パルス発生部426から出力されるタイミングパルスに
よって、例えば指Fの先端が位置される側の出力電極4
23から順に、所定のタイミングで、一定時間だけオン
となるよう制御される。
【0063】アナログスイッチ群425の各他端は共通
に接続され、この共通接続点は、発振器427の出力に
接続されている。発振器427の発信周波数は、例えば
1MHz(メガヘルツ)に設定されている。
【0064】入力電極424は、出力抵抗428を通
じ、図示しない電源部または装置本体を経由して接地さ
れるとともに、検波回路429の入力端に接続されてい
る。
【0065】検波回路429の出力は、A/D変換器4
30に入力される。
【0066】A/D変換器430は、タイミングパルス
発生部426から出力されるタイミングパルスに応じて
A/D変換を行なう。
【0067】このような構成において、線状電極アレイ
421上に照合すべき指Fが電極が配列される方向に対
して直交する方向に押し付けられると、指Fの長さ方向
において、アナログスイッチ群425が順に切り換えら
れ、発振器427の出力が、順次、それぞれの出力電極
423に供給される。
【0068】以下、出力電極423の出力を入力電極4
24で検知し、出力抵抗428の両端に発生した電位差
を検波回路429で検波して、A/D変換器430によ
ってデジタル信号に変換する。
【0069】タイミングパルス発生部426は、アナロ
グスイッチ群25の所定の順の切り替えおよびA/D変
換器430の標本化タイミングを制御する信号(パル
ス)を生成し、例えば図7を用いて以下に説明するよう
に、信号の立ち下がり部でアナログスイッチ群425を
切換え、立ち上がり部でA/D変換器430によるデジ
タル信号への変換のトリガを提供する。
【0070】このようにして得られた指全体の1次元パ
ターンすなわち任意の出力電極423からの投影信号V
(i)は、 V(i)=R×Vo/(Z(i)+Zf+Zc+R) で求められる。
【0071】上記式において、Rは出力抵抗428のイ
ンピダンス、Voは発振器427の出力電圧の振幅、Z
(i)は容量性結合によるi番目の出力電極423と指
Fとの間のインピダンス、Zfは指F自体のインピダン
ス、Zcは容量性結合による指Fと入力電極424との
間のインピダンスである。
【0072】図8は、指Fを線状電極アレイ421上に
置いたときの側面図と、そのとき得られる投影信号V
(i)を示している。
【0073】図8において、領域(a)に示す部分のよ
うに、指Fと出力電極423とが密着しているところで
は、指Fと出力電極423との容量性結合が強くなり、
インピーダンスZ(i)が小さくなる。従って、出力信
号V(i)は、大きな値となる。逆に、図8における領
域(b)の第1関節付近の横皺、領域(c1)および
(c2)の第2関節付近の横皺の部分のように、指Fと
出力電極23とが密着していない部分では、指Fと出力
電極423との容量性結合が弱くなり、インピダンスZ
(i)は大きくなるため、関節や皺の部分の出力信号V
(i)は小さな値をとる。
【0074】従って、各出力電極423から1次元出力
を、指Fの長手方向にプロットすると関節や皺の部分
で、出力信号V(i)は、急峻なディップを持つ。すな
わち、この出力信号V(i)は、指Fの凹凸情報を持っ
ていることになる。以下、この出力信号V(i)を、投
影信号(特徴情報)と呼ぶ。
【0075】このような入力方法では、指Fと出力電極
423とが接している場合には、インピダンスZ(i)
に、指Fと出力電極423との接触電気抵抗の影響が現
われてしまうので、完全に指Fの表面の状態の影響を取
り去ることはできないが、発振器427の出力周波数を
高く設定(1MHzに設定)することにより、接触電気
抵抗よりも、容量性結合によるインピダンスを充分に低
くすることができる。従って、指Fの状態の変化による
投影信号V(i)の変動を低く抑えることができ、常に
安定した信号を得ることができる。なお、入力電極42
4および出力電極423を図示しない誘電体により覆う
ことで、両電極が磨耗したり指Fのあせ等の影響を低減
できる。
【0076】次に、上記のような構成において処理の流
れについて説明する。処理は、大きく分けて「登録」と
「照合」の2つがある。まず、登録の処理について、図
9に示すフローチャートを参照して説明する。
【0077】まず、ステップS1にて、パターン入力部
401の入力電極424および出力電極423により、
指Fの投影信号V(i)を取り込む。
【0078】次に、ステップS2にて、ステップS1で
取り込んだ投影信号V(i)を、辞書情報すなわち被照
合用の特徴情報Vd(i)として、メモリ部403のデ
ータメモリ412に記憶(登録)する。以上で登録の処
理が終了する。なお、データメモリ内のデータの配列
は、図11を用いて後段に詳述するように設定される。
【0079】次に、図10に示すフローチャートを参照
して、照合処理を説明する。
【0080】第一に、ステップS11として、パターン
入力部401により指Fの投影信号V(i)が取り込ま
れる。
【0081】次に、ステップS12として、ステップS
11で取り込んだ投影信号V(i)とメモリ部403の
データメモリ412に記憶されている辞書情報Vd
(i)とが照合される。なお、照合は、以下の手順で相
違度Eを計算することにより実現される。
【0082】第1に、相違度Eを求めるための前提処理
として、
【数1】
【0083】および
【数2】
【0084】によりメモリ部403のデータメモリ41
2から読み出した辞書情報Vd(i)と、入力された指
画像から求めた投影信号V(i)とが位置合わせされ
る。
【0085】この場合、Vd(i)とmだけずらしたV
(i+m)との2乗誤差を求め、2乗誤差の所定の区間
の和をS(m)とする。なお、上記(2)式および
(3)式において、Nは、V(i)の要素の数である。
【0086】こうして求めたS(m)は、V(i+m)
とVd(i)の一致の程度を表わすパラメータであり、
S(m)の値が小さいほど一致していることを示す。な
お、位置合わせは、mをある範囲で変化させ、最もS
(m)の値が小さくなるときのMを位置ずれ量と呼び、
このMのところで位置合わせができたものとする。
【0087】次に、
【数3】
【0088】および
【数4】
【0089】を用いて、相違度Eを計算する。なお、
(4)式および(5)式におけるNは、V(i)の要素
の数である。
【0090】(4)式および(5)式により求められる
相違度Eは、位置合わせされた入力信号V(i+M)と
辞書情報Vd(i)との2乗誤差の所定範囲内の和を、
同じ範囲の辞書情報Vd(i)の2乗和で正規化したも
のである。
【0091】相違度Eは、位置合わせされた入力信号V
(i+M)と辞書情報Vd(i)との相違度を表したも
ので、相違度Eの値が大きいほど両者の違いが大きく、
値が小さいほど両者が似ていることを示す。
【0092】次に、ステップS13にて、相違度Eと予
め定めておいた閾値THを比較し、[E≦TH]なら
ば、ステップS14として、被認証者を本人と判定し、
処理を終了する。
【0093】ステップS13にて、[E>TH]である
場合、両者が一致していないと判断してステップS15
として、被認証者を他人と判定し、処理を終了する。
【0094】なお、照合処理が終了すると、認証制御部
402は、判定結果をメインCPU101に送出する。
【0095】メインCPU101は、その判定結果に基
づいて、複写装置2の全ての動作の許可、あるいは所定
範囲内での条件付きの動作の許可のいづれかを実行す
る。
【0096】図11は、図9に示した登録時のメモリ部
403のデータメモリ412にデータが記録される形式
の一例を示す概略図である。
【0097】データメモリ412は、図11(a)に示
すように、例えば制御領域412−0,ディレクトリ4
12−1,空き領域412−3および複数のエリア21
2−3・・・に分割されている。なお、それぞれのエリ
アは、ディレクトリ412−1にて管理され、図11
(b)に示すように、各エリアのエリア番号421、エ
リアの先頭アドレス422、サイズ423およびチェッ
クコード424からなる定義情報の集合体である。ま
た、それぞれのエリアは、例えばエリア[01]の先頭
アドレスがaaa番地、エリアのサイズがSaバイトと
いうように区分される。なお、それぞれのエリアに対し
てのアクセスコマンドとして図12を用いて以下に説明
するようなコマンドが定義されている。
【0098】図12は、上述した書き込みコマンドを説
明するもので、機能コード444、アクセスの対象とな
るエリア番号445および書き込みデータ446からな
る。
【0099】図13は、図9に示した認証登録および図
10に示した認証照合等のルーチンに移行するステップ
を概略的に示すフローチャートである。
【0100】図13に示されるように、複写装置2に通
電され、所定のイニシャライズ動作が終了すると、コマ
ンドの入力待ちとなる(S21)。
【0101】ステップS21で何らかのコマンドの入力
が確認されると、コマンドに含まれているエリア番号が
抽出され(S22)、対応するエリア番号が存在する場
合には(S23−Y)、該当するコマンドのルーチンが
実行される(S24)。一方、ステップS23におい
て、対応するエリア番号が存在しない場合には(S23
−N)、ステップS21へ戻されて、コマンド待ちが継
続される。この場合、該当コマンドなしを示すコードが
出力される(S25)。
【0102】次に、図1ないし図13に示した複写装置
2の動作を説明する。
【0103】利用者により自動原稿送り装置8の原稿ト
レイ201に原稿Dがセットされると、自動原稿送り装
置8のエンプティセンサ202により原稿Dがセットさ
れたことが検知され、図示しないADFCPUからメイ
ンCPU101に、入力待ちであることが報知される。
なお、通常は、メインCPU101により、プリントキ
ー93に、利用者の指が触れることにより入力待ちが解
除され、複写装置2の動作が開始される。
【0104】プリントキー93に利用者の指Fが触れる
ことにより、プリントキー93に併設されているパター
ン入力部401による認証が開始される。なお、入力部
は、プリントキー93と一体に形成されているので、利
用者に、認証を意識させることがない(S31)。
【0105】以下、図14に示すように、認証処理の結
果が可(登録済み利用者)であれば、認証OKを示す電
子音(例えば「ピッ」)が出力され、操作パネル90の
表示部(タッチパネル)92に 「認証されました。 ユーザID:○○○ ユーザ:営業一課 鈴木一郎」 等の利用者を特定した事項が表示される(S31−
Y)。
【0106】コピー動作が終了したら、ユーザが使用し
たコピーの枚数と種類を課金部に送る(S32)。
【0107】一方、未登録ユーザが臨時に使いたいと
き、または登録済みユーザが認証部の不調により認証で
きなかったときは(S31−N)、認証処理の結果がN
Gとなり、認証不可を示す電子音(たとえば「ピピピ
ッ」)が出力され、操作パネル90の表示部(タッチパ
ネル)92に、認証できなかったこと、認証無しモード
で使用できることおよび機能が制限されていることを示
す、たとえば、 「認証されませんでした。一部機能のみ使用できます コピー枚数:20枚まで」 等のメッセージが表示される(S33)。なお、操作パ
ネル90には、非認証モード設定キー95が設けられて
いるので、利用者が非登録者である場合は、予めモード
設定キー95により非認証モードを設定することで、複
写枚数に制限が付加されるものの、複写開始までに必要
となる時間を低減できる。この場合、図14におけるS
33のみが実行される。
【0108】図15は、図14に示した非認証モードに
対する制限事項を示すファイルの例を示す概略図であ
る。
【0109】ファイルは、機能の一覧に対して、認証さ
れた利用者に対して許可される認証モードと、非認証モ
ードにおいて、各機能の使用を許すかどうかを記述して
いる。
【0110】非認証モードに入った場合は、このファイ
ルを参照して、操作パネル90のタッチパネル92に、
制限内容を表示する。このとき、メインCPU101
は、複写装置2の制限される各部に対し、非認証モード
であり、動作許可されていないことを報知する。すなわ
ち、非認証モードにおいて使用不能な機能について制限
がかけられる。なお、図15に示す例では、非認証モー
ドでは、コピー枚数が20枚までに制限されており、非
認証モードで、大量のコピーができないように設定され
ている。また、図15に示す例では、拡大縮小機能、自
動原稿送り装置8、フィニッシャ80は、非認証モード
でも、使用可能である。
【0111】図16は、上述した認証モードによる複写
装置の管理の別の実施の形態に関するフローを説明する
フローチャートである。
【0112】プリントキー93に利用者の指が触れるす
なわち利用者によりプリントキー93が押されること
で、図14を用いて既に説明したと同様に、利用者が登
録者であるか否かが判断され(S41)、認証が得られ
た場合(S41−Y)には、全ての機能が利用可能とな
る(S42)。
【0113】一方、例えばパターン入力部94の動作不
良等により認証が得られなかった場合(S41−N)、
引続きユーザIDとユーザパスワードの入力が要求され
る(S43)。ここで、パスワードにより認証が得られ
た場合(S43−Y)、全ての機能が利用可能となる。
なお、パスワードに対して、図17を用いて以下に説明
するような課金情報ファイル(課金部111)を用いて
特定の課金先を割り当てることで、例えば部署毎の利用
状況の掌握および課金すべき課金先が特定できる。な
お、課金データは、課金部111の図示しない記憶領域
に、逐次記憶される。
【0114】しかしながら、認証が得られない場合(S
43−N)には、複写動作そのものを許可しない(S4
4)。すなわち、通常、パスワードは、個人を特定して
割り当てられる(または許可された個人により任意に設
定される)ものであるから、パスワードが違うことは、
多くの場合、別人または該当者なしであると予想でき、
複写を許可すべきではないためである。
【0115】この方法によれば、ユーザ名、ユーザI
D、認証情報、パスワードおよび課金先は、利用者毎に
特定されることから、課金管理が容易となる。また、パ
スワードのうち、特定の課金先や部署に対して共通の例
えば「eigyo1」というパスワードにおいて、ユー
ザパスワードと併用して運用することもできる。この場
合は、課金先あるいは部署ごとに共通のパスワードを管
理することになる。なお、図16に示したように、個人
認証のための認証情報(指情報)とパスワードによる管
理を併用することで、万一パスワードを忘れた場合であ
っても個人が特定可能であり、また、入力された認証情
報が何らかの理由により認証されない場合もしくは入力
装置の故障等が生じた場合であっても課金先パスワード
による複写が可能となる。
【0116】以下、個人の指情報により認証され、パス
ワードから課金先が特定されると、自動原稿送り装置8
にセットされた原稿Dのうちの最下部にセットされてい
る原稿は、ピックアップローラ203により給紙ローラ
204に案内され、アライニングローラ205により、
原稿搬送方向に対する傾きが補正されるとともに、画像
形成のタイミングの基準となる原稿Dの先端位置が特定
される。
【0117】続いて、搬送ベルト207が所定時間回転
されることで、原稿Dが装置本体2の原稿テーブル20
の所定の位置に搬送される。
【0118】続いて、(メインCPU101の制御によ
りランプレギュレータ123により第一キャリッジ30
の露光ランプ32が所定の明るさで点灯され、図示しな
いパルスモータの回転により、原稿テーブル20に沿っ
て、第一キャリッジ30が、所定の速度で移動される。
【0119】原稿テーブル20に載置された原稿Dに記
録されている画像情報は、露光ランプ32および反射板
34を介して照明されることにより生じる反射光とし
て、第一キャリッジ30の第1ミラー36、第二キャリ
ッジ40の第2ミラー42および第3ミラー44を順に
反射され、結像レンズ45により、CCDセンサ46の
読取面に結像される。
【0120】CCDセンサ46に結像された原稿Dの画
像情報すなわち原稿Dからの反射光は、CCDセンサ4
6により光電変換されたのち、画像処理回路107によ
り、シェーディング補正、2値化あるいは文字判別・特
定などの所定の画像処理ルーチンに基づいて画像処理さ
れてページメモリ制御部108を通ってページメモリ1
09に記憶される。
【0121】メモリ109に一時的に記憶された原稿D
の画像情報は、メインCPU101によるプリント要求
に応じて共有RAM106から、レーザドライバ115
に、露光装置48から感光体ドラム50に向けて出射さ
れるレーザビームの光強度を変調するレーザ駆動信号
(画像データ)として出力される。
【0122】レーザドライバ115に供給された画像デ
ータは、画像データに対応して強度変調されたレーザ駆
動信号に変換され、露光装置48の図示しないレーザ素
子から出射されるレーザビームを画像データに対応する
強度を有する記録レーザビームとして変換されたのち感
光体ドラム50の外周面に案内されて、感光体ドラム5
0の外周面で静電潜像に変換される。
【0123】画像データにより感光体ドラム50に形成
された静電潜像は、現像装置56により供給されるトナ
ーによりトナー像として現像されたのち、転写剥離装置
58を介して図示しない供給タイミングで予めタイミン
グローラ72まで給送されている用紙Pに、タイミング
ローラ72により用紙Pの先端と感光体ドラム50上の
トナー像の位置とが整合された状態で、用紙Pに転写さ
れる。
【0124】トナー像が転写された用紙Pは、転写剥離
装置58により感光体ドラム50から剥離され、搬送装
置54を介して定着装置76に搬送されて、定着装置7
6によりトナー像すなわちトナーが固着されて、フィニ
ッシャ80または詳述しない反転部に案内される。
【0125】トナー像を用紙に引き渡した感光体ドラム
50は、清掃および除電装置60により表面に残った電
荷およびトナーが除去されたのち、再び、次の画像形成
に利用される。
【0126】なお、複写枚数が2以上の場合または自動
原稿送り装置8により次の原稿が供給された場合には、
メインCPU101の制御により、上記一連の複写工程
が繰り返される。この場合、用紙Pが排出センサ78を
通過したことがメインCPU101に報知された時点
で、CPU101により、操作パネル90から入力され
ている複写部数が1であるか否かおよび入力されている
複写部数に対応する複写が繰り返されたか否かがチェッ
クされ、現在原稿テーブル20上に位置されている原稿
Dに関する複写が終了したことが確認された場合には、
次の原稿Dの給送(原稿入れ換え)が要求される。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置は、予め特定の利用者の特徴を捉えて、特徴情報
として入力する入力装置と、入力された特徴情報を保持
するメモリ装置と、入力装置に、利用者が次に触れた際
に、メモリ装置に記憶されている特徴情報と新たに入力
された特徴情報とを比較して、既に登録されている利用
者と非登録者とを識別することができる。
【0128】すなわち、非登録者に対して前記画像形成
装置を所定の条件の範囲内で操作可能としたり、所定の
条件の範囲内で、認証装置による認証によらない画像形
成装置の操作を許可できる。
【0129】これにより、既に登録されている利用者と
非登録者とを識別するとともに登録されている利用者に
固有の管理データに基づいて利用結果を保持し、非登録
者に対しては、数値または画像データにより定義される
新たな認証のためのデータを要求し、入力されたデータ
が予め保存されているデータと異なる場合に、画像形成
装置の操作を禁止し、その一方で入力装置または識別装
置の動作不備に際しては、所定の条件の範囲内で、認証
装置による認証によらない画像形成装置の操作を許可す
ることから、
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される画像形成装
置の概略図。
【図2】図1に示したデジタル複写装置の電気的接続お
よび制御のための信号の流れを説明する概略ブロック
図。
【図3】図1および図2に示した複写装置に組み込まれ
る操作パネルの一例を示す概略図。
【図4】図1ないし図3に示した複写装置に組み込まれ
る個人認証部の構成を概略的に示すブロック図。
【図5】図4に示した個人認証部のメモリ部の一例を示
すブロック図。
【図6】図1ないし図3に示した複写装置の操作パネル
に組み込まれる個人認証用のデータの入力に利用可能な
パターン入力部(入力電極および出力電極他)の構成の
一例を示す概略図。
【図7】図6に示したパターン入力部において、タイミ
ングパルスによる制御タイミングの一例を示すタイミン
グチャート。
【図8】図6に示したパターン入力部に指を置いた状態
を側面から見た状態と、指Fの側面の凹凸に依存して出
力される出力信号の大きさとの関係を示す概略図。
【図9】図4に示した個人認証部における登録処理を説
明するフローチャート。
【図10】図4に示した個人認証部における照合処理を
説明するフローチャート。
【図11】図5に示した個人認証部のメモリ部内のデー
タメモリ412にデータを格納する例を説明する概略
図。
【図12】図9および図10に示した認証処理に利用さ
れる書き込みコマンドを説明する概略図。
【図13】図9に示した認証登録および図10に示した
認証照合等のルーチンに移行するステップを概略的に示
すフローチャート。
【図14】図1ないし図13に示した複写装置の動作の
一例を説明するフローチャート。
【図15】図14に示した動作に利用される制限事項の
ファイルの一例を示す概略図。
【図16】図14に示した動作とは異なる動作の一例を
示すフローチャート。
【図17】図16に示した動作に利用される課金情報フ
ァイルの一例を示す概略図。
【符号の説明】
2 ・・・画像形成装置、 4 ・・・画像読取部、 6 ・・・画像形成部、 8 ・・・自動原稿送り装置、 20 ・・・原稿テーブル、 24 ・・・原稿指示板、 24b・・・黒基準板、 24w・・・白基準板、 26 ・・・インジケータ、 30 ・・・第一キャリッジ、 32 ・・・照明ランプ、 38 ・・・スキャンモータ、 40 ・・・第二キャリッジ、 45 ・・・結像レンズ、 46 ・・・CCDセンサ、 48 ・・・露光ユニット、 50 ・・・感光体ドラム、 90 ・・・操作パネル、 91 ・・・テンキーパット、 92 ・・・入力装置、 93 ・・・プリントキー、 94 ・・・パターン入力部、 100 ・・・主制御部、 101 ・・・メインCPU、 102 ・・・パネルCPU、 103 ・・・メカコンCPU、 104 ・・・バスライン、 105 ・・・NVM(不揮発性メモリ)、 106 ・・・共有RAM、 107 ・・・画像処理回路、 108 ・・・ページメモリ制御回路、 109 ・・・ページメモリ、 110 ・・・機構制御部(メカコン)、 113 ・・・ROM、 114 ・・・RAM、 115 ・・・レーザドライバ、 116 ・・・ポリゴンモータドライバ、 117 ・・・メインモータドライバ、 118 ・・・電源装置、 119 ・・・ヒータランプ制御回路、 121 ・・・CCDドライバ、 122 ・・・スキャンモータドライバ、 123 ・・・ランプレギュレータ、 124 ・・・フィニッシャ駆動回路 201 ・・・原稿トレイ、 202 ・・・エンプティセンサ、 203 ・・・アライニングローラ、 207 ・・・搬送ベルト、 220 ・・・カバー、 401 ・・・パターン入力部、 402 ・・・認証制御部、 403 ・・・読取書込部、 404 ・・・メモリ部、 411 ・・・メモリ制御部、 412 ・・・データメモリ、 413 ・・・ワーキングメモリ、 414 ・・・プログラムメモリ、 421 ・・・線状電極アレイ、 423 ・・・出力電極、 424 ・・・入力電極、 425 ・・・アナログスイッチ群、 426 ・・・タイミングパルス発生部、 427 ・・・発振器、 428 ・・・出力抵抗、 429 ・・・検波回路、 430 ・・・A/D変換器。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像に対応する像を静電的に保持する
    像担持体と、 この像担持体に形成された像に現像剤を供給して可視化
    する現像装置と、 この現像装置により形成された現像剤像を用紙に転写す
    る転写装置と、 この転写装置により用紙に転写された現像剤像を用紙に
    固着する定着装置と、 前記像担持体、現像装置、転写装置および定着装置によ
    る画像形成行程の開始を許可する行程管理装置と、 この行程管理装置に、利用者を特定可能な個人認証情報
    に基づく操作の許可を設定する認証装置と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】原稿画像に対応する像を静電的に保持する
    像担持体と、 この像担持体に形成された像に現像剤を供給して可視化
    する現像装置と、 この現像装置により形成された現像剤像を用紙に転写す
    る転写装置と、 この転写装置により用紙に転写された現像剤像を用紙に
    固着する定着装置と、 前記像担持体、現像装置、転写装置および定着装置によ
    る画像形成行程の開始を許可する行程管理装置と、 この行程管理装置に、利用者の身体の特徴に基づいて個
    人を特定可能な個人認証情報に基づく操作の許可を設定
    する認証装置と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】原稿画像に対応する像を静電的に保持する
    像担持体と、 この像担持体に形成された像に現像剤を供給して可視化
    する現像装置と、 この現像装置により形成された現像剤像を用紙に転写す
    る転写装置と、 この転写装置により用紙に転写された現像剤像を用紙に
    固着する定着装置と、 前記像担持体、現像装置、転写装置および定着装置によ
    る画像形成行程の開始を許可する行程管理装置と、 この行程管理装置に、利用者の身体の特徴に基づいて個
    人を特定可能な個人認証情報に基づく操作の許可を設定
    する認証装置と、 この認証装置による前記行程管理装置の画像形成行程の
    管理に対して、所定の条件の範囲で、前記認証装置によ
    る認証によらない画像形成の開始を許可させるモードを
    設定する設定装置と、を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】前記認証装置は、被測定者の指の長手方向
    に沿って所定間隔あけて配列され、その配列方向に沿っ
    て凹凸情報を入力すべき指が接触される複数の出力電極
    と、 所定周波数の信号を出力する発振器と、 この発振器の出力を前記複数の出力電極に順次切換え接
    続する接続手段と、 前記複数の出力電極の指の長手方向に沿った端部に配設
    され、前記指が前記出力電極とともに接触される単一の
    入力電極と、 この入力電極から得られる電気信号を検波する検波手段
    と、を有することを特徴とする請求項1ないし3記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記モード設定装置は、前記認証装置の前
    記出力電極あるいは前記入力電極と一体に設けられるこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記モード設定装置は、前記認証装置と独
    立に数値入力可能に形成されていることを特徴とする請
    求項4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】原稿画像に対応する像を静電的に保持する
    像担持体と、この像担持体に形成された像に現像剤を供
    給して可視化する現像装置と、この現像装置により形成
    された現像剤像を用紙に転写する転写装置と、この転写
    装置により用紙に転写された現像剤像を用紙に固着する
    定着装置と、からなる画像形成装置と、 この画像形成装置に対して、利用者の身体の特徴の一部
    を用いて特定の利用者による操作を許可する認証装置
    と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記認証装置は、予め特定の利用者の特徴
    を捉えて、特徴情報として入力する入力装置と、 入力された特徴情報を保持するメモリ装置と、 前記入力装置に、利用者が次に触れた際に、前記メモリ
    装置に記憶されている特徴情報と新たに入力された特徴
    情報とを比較して、既に登録されている利用者と非登録
    者とを識別することを特徴とする請求項7記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】前記認証装置は、被測定者の指の長手方向
    に沿って所定間隔あけて配列され、その配列方向に沿っ
    て凹凸情報を入力すべき指が接触される複数の出力電極
    と、 所定周波数の信号を出力する発振器と、 この発振器の出力を前記複数の出力電極に順次切換え接
    続する接続手段と、 前記複数の出力電極の指の長手方向に沿った端部に配設
    され、前記指が前記出力電極とともに接触される単一の
    入力電極と、 この入力電極から得られる電気信号を検波する検波手段
    と、を有することを特徴とする請求項7または8記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記認証装置は、非登録者に対して前記
    画像形成装置を所定の条件の範囲内で操作可能とするこ
    とを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記認証装置は、所定の条件の範囲内
    で、前記認証装置による認証によらない前記画像形成装
    置の操作を許可させるモードを設定する設定装置をさら
    に有することを特徴とする請求項8記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】前記認証装置は、既に登録されている利
    用者と非登録者とを識別するとともに登録されている利
    用者に固有の管理データに基づいて利用結果を保持する
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】前記認証装置は、既に登録されている利
    用者と非登録者とを識別し、非登録者に対しては、数値
    または画像データにより定義される新たな認証のための
    データを要求し、入力されたデータが予め保存されてい
    るデータと異なる場合に、前記画像形成装置の操作を禁
    止することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】前記認証装置は、既に登録されている利
    用者と非登録者とを識別し、登録者に対しては、数値ま
    たは画像データにより定義される新たな認証のためのデ
    ータを要求し、入力されたデータと予め保存されている
    データとが一致したことを条件に、利用者に固有の管理
    データに基づいて利用結果を保持することを特徴とする
    請求項7記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】原稿画像に対応する像を静電的に保持す
    る像担持体と、この像担持体に形成された像に現像剤を
    供給して可視化する現像装置と、この現像装置により形
    成された現像剤像を用紙に転写する転写装置と、この転
    写装置により用紙に転写された現像剤像を用紙に固着す
    る定着装置と、からなる画像形成装置と、被測定者の指
    の長手方向に沿って所定間隔あけて配列され、その配列
    方向に沿って凹凸情報を入力すべき指が接触される複数
    の出力電極と、所定周波数の信号を出力する発振器と、
    この発振器の出力を前記複数の出力電極に順次切換え接
    続する接続手段と、前記複数の出力電極の指の長手方向
    に沿った端部に配設され、前記指が前記出力電極ととも
    に接触される単一の入力電極と、この入力電極から得ら
    れる電気信号を検波する検波手段と、からなる認証情報
    入力装置と、 この入力装置により、予め特定の利用者の特徴を捉えた
    特徴情報を保持するメモリ装置と、前記入力装置に、利
    用者が次に触れた際に、前記メモリ装置に記憶されてい
    る特徴情報と新たに入力された特徴情報とを比較して、
    既に登録されている利用者と非登録者とを識別し、特定
    の利用者による操作を許可する認証装置と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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