JPH1128210A - 超音波散乱物質の三次元イメージング・システムおよび方法 - Google Patents

超音波散乱物質の三次元イメージング・システムおよび方法

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JPH1128210A
JPH1128210A JP10123445A JP12344598A JPH1128210A JP H1128210 A JPH1128210 A JP H1128210A JP 10123445 A JP10123445 A JP 10123445A JP 12344598 A JP12344598 A JP 12344598A JP H1128210 A JPH1128210 A JP H1128210A
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JP10123445A
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William Thomas Hatfield
ウィリアム・トーマス・ハットフィールド
Todd Michael Tillman
トッド・マイケル・ティルマン
Michael John Harsh
マイケル・ジョン・ハーシュ
David John Muzilla
デイヴィッド・ジョン・ムジィラ
Anne Lindsey Hall
アン・リンジィ・ホール
Michael J Washburn
マイケル・ジェイ・ワシュバーン
Mir Said Seyed-Bolorforosh
ミール・セッド・セイド−ボロアフォロシュ
David D Becker
デイヴィッド・ディー・ベッカー
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    • A61B8/488Diagnostic techniques involving Doppler signals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S128/00Surgery
    • Y10S128/916Ultrasound 3-D imaging

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体ボリューム中の超音波散乱物質の三次
元イメージング方法およびシステムを提供する。 【解決手段】 被検体ボリュームの中へ超音波ビームを
送信し、被検体ボリュームから反射された超音波エコー
を検出し、焦点深度を変えるために前記送信された超音
波ビームの方位方向焦点を制御し、焦点深度の関数とし
て前記送信された超音波ビームの立て方向焦点を制御
し、焦点深度の関数として送信波形の特性を調節し、方
位方向および立て方向焦点の変更と送信波形の特性の調
節とを調整して、被検体ボリューム内のサンプル・ボリ
ュームから導き出された画素データのソース・ボリュー
ムを取得し、ソース・ボリュームから、被検体ボリュー
ム内の関心のあるボリュームに対応する一組の画素デー
タを検索し、一組の画素データを第1の像平面に投影さ
せて、第1の投影像を表す投影データの組を形成し、第
1の投影像を前記表示モニタに表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、一般的には、医学診断のため
の人体の解剖学的構造の超音波イメージングに関するも
のである。特に、本発明は、組織または血液から反射さ
れた超音波エコーを検出することによって人体およびそ
の中を流れている血液の三次元イメージングのための装
置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】診断用超音波イメージングの最も普通の
モードには、(内部の物理的構造を映像化するために使
用される)BおよびMモード、並びに(血管における様
な流れ特性を映像化するために主に使用される)ドップ
ラーおよびカラー流れモードがある。通常のBモード・
イメージングにおいては、超音波スキャナによって、画
素の輝度がエコー信号の強度に基づいて定められる像が
作成される。カラー流れモードは、典型的にはトランス
ジューサへ向かう又はトランスジューサから離れる向き
の流体の流れの速度を検出するために使用され、また本
質的にはドップラー・モードで使用されるのと同じ技術
を利用する。ドップラー・モードが単一の選ばれたサン
プル・ボリューム(sample volume)につ
いて速度対時間を表示するのに対して、カラー流れモー
ドは数百の隣接したサンプル・ボリュームを同時に表示
し、これらの全てはBモード像の上に置かれ且つ各々の
サンプル・ボリュームの速度を表すようにカラー符号化
される。
【0003】ドップラー効果を使用して心臓および血管
内の血流を測定することは良く知られている。組織の黒
白像を作成するのに反射波の振幅が用いられるのに対し
て、組織または血液からの後方散乱物質の速度を測定す
るために後方散乱された波の周波数シフトを使用するこ
とが出来る。後方散乱された周波数の変化すなわちシフ
トは、血液がトランスジューサへ向かって流れていると
き増加し、また血液がトランスジューサから離れるよう
に流れているときは減少する。カラー流れ像は、血液の
ような移動する物質の速度のカラー像を黒白の解剖学的
像の上に重畳することによって作成される。各々の画素
における流れの測定速度がその色を決定する。
【0004】本発明は、4つの主要なサブシステム、す
なわちビーム形成装置2(図1参照)、処理装置4、走
査変換器/表示制御器6および主制御器8で構成されて
いる超音波イメージング・システムに用いられる。シス
テムの制御は主制御器8に集中しており、主制御器はオ
ペレータ・インターフェース(図示していない)を介し
てオペレータ入力を受け入れて、種々のサブシステムを
制御する。主制御器はまたシステム・タイミングおよび
制御信号を発生し、これらの信号がシステム制御母線1
0および走査制御母線(図示していない)を介して分配
される。
【0005】主データ路が、トランスジューサからビー
ム形成装置へのディジタル化されたRF入力で始まる。
図2を参照して説明すると、通常の超音波イメージング
・システムは、複数の別々に駆動されるトランスジュー
サ素子52より成るトランスジューサ・アレイ50を含
む。各々のトランスジューサ素子は、送信器(図示して
いない)によって発生されたパルス波により付勢された
とき、超音波エネルギのバーストを発生する。被検体か
ら反射されてトランスジューサ・アレイ50へ戻った超
音波エネルギは、各々の受信用のトランスジューサ素子
52によって電気信号に変換されて、ビーム形成装置2
へ別々に印加される。
【0006】各々の超音波エネルギのバースによって作
成されたエコー信号は、超音波ビームに沿った相次ぐ箇
所に位置する被検体から反射される。エコー信号は各々
のトランスジューサ素子52によって別々に検知され、
特定の時点でのエコー信号の大きさが特定の距離で生じ
た反射量を表す。しかし、超音波散乱サンプル・ボリュ
ームと各々のトランスジューサ素子52との間の伝搬路
の差により、これらのエコー信号は同時に検出されず、
またそれらの振幅は等しくない。ビーム形成装置2は別
々のエコー信号を増幅し、各々の信号に適切な時間遅延
を与え、そしてそれらの信号を加算することにより、サ
ンプル・ボリュームから反射された全超音波エネルギを
正確に表す単一のエコー信号を作成する。各々のビーム
形成チャネル54がそれぞれのトランスジューサ素子5
2からエコー信号を受ける。
【0007】各々のトランスジューサ素子52に当たっ
たエコーによって発生される電気信号を同時に加算する
ために、ビーム形成制御器56によって各々のビーム形
成チャネル54にそれぞれ時間遅延が導入される。受信
のためのビームの時間遅延は送信のための時間遅延と同
じである。しかし、各々のビーム形成チャネルの時間遅
延はエコーの受信の際に連続的に変えられて、エコー信
号が出てくる距離の所に受信ビームを動的収束させる。
ビーム形成チャネルはまた、受信したパルスに対してア
ポダイゼーション(apodization)およびフ
ィルタリングを行うための回路(図示していない)を有
する。
【0008】加算器44に入る信号は、それらが他のビ
ーム形成チャネル54の各々からの遅延信号と加算され
るように遅延される。その結果の加算信号は、ステアリ
ングされたビームに沿って位置するサンプル・ボリュー
ムから反射されたエコー信号の大きさおよび位相を表
す。信号処理装置または検出器4が受け取った信号を表
示データに変換する。
【0009】ビーム形成装置は、2つの加算されたディ
ジタル・ベースバンド受信ビームを出力する。ベースバ
ンド・データはBモード処理装置4Aおよびカラー流れ
処理装置4Bに入力され、そこで取得モードに従って処
理されて、走査変換器/表示処理装置6へ処理済み音響
ベクトル(ビーム)データとして出力される。走査変換
器/表示処理装置6はこの処理済み音響データを受け取
って、ラスタ走査フォーマットの像に対するビデオ表示
信号をカラー・モニタ12へ出力する。
【0010】Bモード処理装置4Aは、ビーム形成装置
からのベースバンド・データを対数圧縮した信号包絡線
へ変換する。B機能は、信号の包絡線の時間変化振幅
を、各画素に対して8ビットの出力を使用してグレース
ケールで映像化する。ベースバンド信号の包絡線は、ベ
ースバンド・データが表すベクトルの大きさである。血
管や心室などの内部から反射された音波の周波数は血球
の速度に比例して偏移する。血球がトランスジューサへ
向かって動いている場合は正に偏移し、また血球がトラ
ンスジューサから離れる向きに動いている場合は負に偏
移する。カラー流れ(CF)処理装置4Bは、イメージ
ング平面内における血液の速度の実時間二次元像を作成
するために使用される。血液の速度は、特定の距離ゲー
トにおいてファイアリング(firing)相互の間で
の位相シフト(移相)を測定することによって計算され
る。像内の1つの距離ゲートでドップラー・スペクトル
を測定する代わりに、各々のベクトルに沿った多数の距
離ゲートおよび多数のベクトル位置から平均血液速度が
計算され、この情報から二次元像が作成される。更に詳
しく述べると、カラー流れ処理装置は、(8ビットの)
速度信号、(4ビットの)分散(乱れ)信号および(8
ビットの)パワー信号を発生する。オペレータが、速度
および分散またはパワーを走査変換器6へ出力するかど
うか選択する。最終的には、出力信号が、ビデオ処理装
置22内に含まれているクロミナンス制御ルックアップ
・テーブルに入力される。
【0011】走査変換器/表示制御器6のBモード音響
線メモリ14Aおよびカラー音響線メモリ14Bが、処
理装置4Aおよび4Bからの処理済みディジタル・デー
タをそれぞれ受け取って、Bモード・データおよびカラ
ー流れデータを、極座標(R−θ)セクター・フォーマ
ットまたはデカルト座標線形アレイから、X−Y表示メ
モリ18に記憶されるように適切にスケーリングしたデ
カルト座標表示画素データへ座標変換する。Bモードで
は、強度データがX−Y表示メモリ18に記憶され、各
々のアドレスに3つの8ビット強度画素が記憶される。
カラー流れモードでは、データはメモリに次のように記
憶される。すなわち強度データ(8ビット)、速度また
はパワー・データ(8ビット)および乱れデータ(4ビ
ット)が記憶される。
【0012】走査変換器6は、音響像データを、極座標
(R−θ)セクター・フォーマットまたはデカルト座標
線形アレイから、適切にスケーリングしたデカルト座標
表示画素データへビデオ速度で変換する。この走査変換
された音響データは次いで表示モニタ12で表示するた
めに出力される。表示モニタは、Bモードでは、信号の
包絡線の時間変化振幅をグレースケールで、すなわちエ
コー反射信号の強度に基づいて定められた画素の輝度で
映像化する。カラー流れモードでは、もし動脈を流れる
血液のように動きが存在する場合、反射された信号には
動きの速度に比例したドップラー偏移が生じる。表示モ
ニタは、この血液の流れすなわちドップラー偏移を異な
る色を使用して、例えばトランスジューサの方へ向かう
流れを赤で表示し、またトランスジューサから離れる向
きの流れを青で表示する。パワー・ドップラー・イメー
ジングでは、反射されたドップラー信号に含まれるパワ
ーが表示される。
【0013】カラー流れまたはBモード・データの相次
ぐフレームが、先入れ先出し形式でシネ(cine;動
画)メモリ24に記憶される。記憶は連続的であっても
よいし、外部からのトリガ事象が生じたときに行っても
よい。シネ・メモリは、背後で動作していて、使用者に
実時間で表示される像データを捕獲するサーキュラー像
バッファに類似するものである。使用者がシステムを停
止したとき、使用者はシネ・メモリに前に捕獲された像
データを見ることが出来る。表示された像上にグラフィ
ック・オバーレイを作成するためのグラフィック・デー
タが、時間線/グラフィック処理装置及び表示メモリ2
0において作成されて記憶される。ビデオ処理装置22
が、グラフィック・データと像データと時間線データと
の間でマルチプレクシングを行って、ビデオ・モニタ1
2上にラスタ走査形式で表示させる最終的なビデオ出力
を作成する。更に、ビデオ処理装置は様々なグレースケ
ールおよびカラー・マップを提供すると共に、グレース
ケールおよびカラー像を組み合わせる。
【0014】通常の超音波スキャナは、解剖学的構造の
一領域を通る「スライス」の二次元像を作成する。二次
元の超音波像は、観察者が走査している解剖学的構造を
具体的に思い浮かべることが出来ないので、解釈するの
がしばしば困難である。しかしながら、超音波プローブ
が関心のある領域にわたって掃引されて、二次元像を累
積して三次元像を形成できれば、解剖学的構造は容易に
思い浮かべることが出来る。データはボリュームおよび
面の描写を含む多数のやり方で処理することが出来る。
更に、データは、それを最初に収集した平面以外の平面
で再サンプリングして表示することが出来る。これによ
り、使用者はプローブを適切に位置決め出来ない場合に
得られないような視方向の解剖学的構造の像を得ること
が可能になる。
【0015】上記の技術は、様々な程度で超音波データ
を表示するために使用されている。1つの問題は、(空
間およびコントラストの両方の)分解能の不良が、スペ
ックル(speckle)およびノイズと組み合わさっ
て、投影像を適切に分割することを困難にすることであ
る。二次元像における分解能の不良は、大きな範囲にわ
たってビームの一様な焦点を維持することが出来ないこ
と、帯域幅およびダイナミック・レンジの不良、システ
ムのFナンバーが高いこと、などの多数の因子に起因す
る。別の問題は、単一列固定焦点トランスジューサ・ア
レイにより発生されるビームの立て方向(elevat
ion)の焦点の範囲が制限されていることである。三
次元像の再構成に使用されるソース・データのスライス
の厚さが、一様でない立て方向のビーム幅に起因して変
化する。従って、再構成像は、投影または再サンプリン
グ像が取得平面に対して直角な角度に近づくにつれて、
次第に劣化する。このことから、二次元像の空間分解能
およびコントラスト分解能の両方を改善するために、F
ナンバーを小さくし且つシステムの帯域幅を増大させる
ことが要望されており、また更に、超音波ビームの立て
方向焦点を一層大きい範囲にわたって制御して、一様な
厚さの一層薄いスライスを得て、三次元イメージングに
おいて分割(セグメンテーション)を改善できるように
することが要望されている。
【0016】
【発明の概要】本発明は、関心のあるボリュームを走査
することによって取得された超音波データを投影するこ
とにより三次元イメージングを行う方法および装置であ
る。実質的に一様な厚さを持つ多数のスライスを使用し
て、被検体ボリュームが走査される。超音波スキャナ
が、Bモード像またはカラー流れ像を連続して又は外部
のトリガ事象に応答して、すなわち多数のスライスに対
してシネ・メモリ内に収集する。各々のスライスに対す
るそれぞれの関心のある領域からのサンプル・ボリュー
ム・データが主制御器へ送られ、このようなデータは関
心のあるボリュームを形成する。主制御器は、レイ・キ
ャスティング(ray−casting)法を使用し
て、関心のあるボリューム内のサンプル・ボリューム・
データを複数の回転された像平面上に投影する。各々の
投影に対するサンプル・ボリューム・データがシネ・メ
モリ内に別々のフレームで記憶され、オプションとして
最後の背景フレームの内の、関心のある領域の外側にあ
る部分も一緒に記憶される。これらの再構成されたフレ
ームは次いでシステムのオペレータによって選択的に表
示される。
【0017】本発明によれば、三次元投影像の分割が、
投影を導き出そうとする二次元スライスの厚さを小さく
し且つ該スライスの分解能を増大する(すなわち、点広
がり関数を低減する)ことによって向上される。スライ
ス厚さは、ビームの立て方向焦点を増大することによっ
て減少される。二次元分解能は、開口をひらくこと、す
なわちFナンバーを小さくすることにより、また帯域幅
を増大することにより、増大される。その結果、ボクセ
ルの大きさがかなり小さくなる。
【0018】本発明の方法は、多数の送信焦点域の使
用、および小さいFナンバーすなわちBモードに対して
0.5〜2.0およびカラー流れモードに対して1.0
〜3.0のFナンバーを持つ送受信開口の使用を含む、
多数の技術を用いる。小さいFナンバーを持つ多数の送
信焦点域を使用することにより、一層大きい被写界深度
(depth−of−field)にわたって密な収束
を行うことが可能になる。更に、各々の送信焦点域に対
して特定の波形および特定の利得曲線が使用される。具
体的に述べると、波形の中心周波数を深さの増加につれ
て低くして、減衰を減少させ且つ侵入を大きくすること
ができ、また波形のバースト長を深さの増加につれて短
くして、より大きい深さの所での感度を改善することが
出来る。
【0019】Bモード・イメージングでは、多数の焦点
域が各々の音響フレームに対してファイアリングされ、
焦点外(out−of−focus)データがビーム形
成の際に廃棄される。カラー流れモードでは、各々の焦
点域が別々の音響フレームでファイアリングされ、適応
フレーム平均化アルゴリズムがこれらの音響フレームの
各々からの焦点内(in−focus)データを一緒に
組み合わせるために使用される。
【0020】一様な立て方向ビーム幅が、第1および第
2の外側列の対になったトランスジューサ素子の間に中
心列のトランスジューサ素子を有する多重列トランスジ
ューサ・アレイの使用により達成される。好ましくは、
中心列が外側の列の対になった素子の組合せ面積よりも
小さい面積を持つ素子で作られる。この幾何形状によ
り、特に極近距離場において、優れた性能(一層薄く且
つ一様な像スライス、一層大きいコントラスト分解能)
が得られる。好ましくは、このアレイは5列であって、
多焦点レンズを持ち、最も外側の列の各対の素子の組合
せ面積は、中心列の各素子の面積よりも大きく、また中
間の列の各対の素子の組合せ面積よりも大きい。
【0021】本発明の好ましい実施態様によれば、立て
方向焦点、波形の中心周波数および波形のバースト長の
各々が深さの関数として変更される。従って、多数の焦
点域をプログラムして、像全体にわたってより良好な点
広がり関数を達成することが出来る。その上、ビーム形
成パラメータを調節することにより、アクティブな素子
の数を増大して、プローブの開口を開く、すなわちFナ
ンバーを小さくすることが出来る。これは、サイドロー
ブを小さくし、一層良好なピーク対ノイズ・フロア比を
生じる効果を有し、これによりコントラスト分解能が改
善される。また、超音波システムにおけるデータのビッ
ト幅を増大させ且つシステムの全体のノイズ・フロアを
低下させることによって、ダイナミック・レンジを一層
広くすることが出来る。
【0022】本発明の好ましい一実施態様による超音波
イメージング・システムは、システムのビーム形成パラ
メータにより方位方向および立て方向の両方におけるビ
ームの焦点を深さにつれて変えることが出来るようにす
るディジタル・ビーム形成装置を有する。第2の好まし
い実施態様は、システムのビーム形成パラメータにより
ビームの方位方向焦点を変更し且つ固定焦点レンズによ
り立て方向焦点を深さにつれて変えることが出来るよう
にするディジタル・ビーム形成装置を有する。従って、
ずっと大きい範囲にわたって一層狭く且つより一様なビ
ーム幅を維持することが出来る。更に、ディジタル・ビ
ーム形成装置は、一層広い開口したがって一層小さいF
ナンバーを生じるようにプローブの開口を制御すること
が可能である。
【0023】
【好ましい実施態様の説明】本発明の一面によれば、空
間分解能を増大させるために小さい送受信Fナンバー
(すなわち、広い開口)が使用される。小さいFナンバ
ーの開口の使用による音響ビーム分布に及ぼす効果が、
図3および4に示されている。図3は、大きいFナンバ
ー(小さい開口)を使用した場合を示す。横方向の収束
は、被写界深度がかなり大きい範囲になっていても、焦
点において非常に鋭くはない。図4は、小さいFナンバ
ー(大きい開口)を使用した場合のビームを示す。横方
向の収束は焦点において狭く(鋭く)なっており、被写
界深度は狭くなっている。本発明の好ましい実施態様で
は、Fナンバーの範囲はBモードに対して0.5〜2.
0であり、カラー流れモードに対しては1.0〜3.0
である。
【0024】本発明の別の特徴によれば、多数の送信焦
点域が使用される。小さいFナンバーを持つ多数の焦点
域を使用することにより、被写界深度の問題が解決さ
れ、図5に示されるように大きな被写界深度にわたって
鋭い収束が可能である。本発明のシステムによれば、各
々の走査線に沿って1〜8つの焦点域を使用することが
出来る。本発明による多数の焦点域のファイアリング
は、各々の焦点域に対して完全なパケットをファイアリ
ングすることが必要であるので、既にフレーム速度で制
限されているカラーイメージング・モードに対して問題
を提起する。この問題は、別々の音響フレームで各々の
焦点域をファイアリングすることによって克服される。
従って、焦点域の位置がフレーム毎に変化する。
【0025】その上、各々の焦点域に対して特定の波形
を使用することが出来る。近距離場では、送信波形は比
較的短いバースト長を持つ。例えば、本発明の好ましい
実施態様に従ったBモード・イメージングでは、近距離
場における送信波形はただ1つのパルスを持つことが好
ましく、このパルスはパルス繰返し周波数で繰り返され
る。短いバースト長の波形の使用により、感度を犠牲に
して(波形のエネルギを小さくして)より良好な軸方向
分解能が得られる。感度の低下は、近距離場で開口を大
きくすることによって補償できる。遠距離場では所要の
侵入を達成するために長いバースト長の波形がしばしば
必要になる。本発明の別の面によれば、送信波形は焦点
域毎に変えることが出来る。低い周波数の波形を使用す
ると、侵入深さが大きくなり、また高い周波数の波形を
使用すると、近距離分解能が良くなる。
【0026】腹部のBモード・イメージングの場合、本
発明のシステムは1.0のFナンバーを持つ開口を使用
して、2.5〜5MHzの範囲で送信する。より小さい
人体部分のBモード・イメージングでは、本発明のシス
テムは1.5のFナンバーを持つ開口を使用して、8.
75〜12MHzの範囲で送信する。焦点域の好ましい
数は2〜8である。
【0027】カラー流れモードでは、復調周波数の好ま
しい範囲は、プローブの応じて1.25〜8MHzであ
る。各々の焦点域に対する好ましい送信サイクル数(す
なわち、バースト長)は、送信焦点深度、中心周波数お
よび所望の軸方向分解能に応じて、2〜8サイクルであ
る。例えば、カラー流れモードに対する1つの高分解能
ビーム形成セットアップによれば、復調周波数は全ての
焦点域に対して5MHzであり、送信サイクル数は最初
の10個の焦点域の位置(例えば、0.4cmから3.
1cmまでの範囲)に対して3であり、11番目および
12番目の焦点域の位置(例えば、それぞれ3.4cm
および3.7cmの位置)に対する送信サイクル数は4
である。
【0028】本発明の更に別の面によれば、各々の焦点
域に対して特定の利得曲線が使用される。ここで「利得
曲線」とは、システムの利得が深さにつれて変化する様
子を表す。深さが大きくなるにつれて音響信号の減衰が
大きくなるので、深さが大きくなるにつれ、深さが浅い
場合よりも一層大きな利得が必要になる。深さにわたっ
て比較的一様な像を作成する(利得を一様にする)た
め、典型的には深さが大きくなるにつれてより大きい利
得を適用することが必要になる。しかしながら、本発明
によれば、送信された信号のエネルギの殆どが送信焦点
域またはその付近に現れる。各々の焦点域に対して特定
の利得曲線を使用して、利得整合が行われる。利得曲線
は、ファイル内にある各々の焦点域に対する一組のナン
バーであり、このナンバーはその処理段内の信号に適用
される利得を表す。これらの利得曲線は、ビーム形成装
置の一部である等化ボードで適用される。
【0029】カラー流れモードでは、利得は、信号が焦
点域において幾分高くなり且つ焦点域から離れるにつれ
て小さくなるように、調節される。このようにして、カ
ラー流れフレーム平均化アルゴリズムは、高い焦点内信
号を捕捉し、且つ焦点域から離れた区域からの焦点外信
号寄与分を最小にする。カラー流れモードで走査する
際、二次元像を作成するには、垂直なベクトルを左から
右へ順次ファイアリングして、像を形成する一組の二次
元の画素データを蓄積する。この垂直なデータ・ベクト
ルの組は、カラー流れデータの音響フレームとして知ら
れている。カラー流れモードで走査する際、カラー流れ
データの各々の音響フレームが取得されたとき、それは
次の音響フレームが取得されている間に更に処理され
る。本発明の考え方によれば、各々の音響フレームはそ
のベクトルに対して1つの送信焦点域の位置を持ち、そ
れはその前の音響フレームおよびその後の音響フレーム
の焦点域から異なるものであってよい。表示の準備のた
めにこれらの音響フレームの各々からの焦点内データを
一緒に組み合わるために、適応フレーム平均化アルゴリ
ズムが使用される。好ましい実施態様によれば、非線形
のデータ依存性フレーム平均化アルゴリズムを使用して
焦点域が組み合わされる。この方法の利点は、伝統的な
単一焦点カラー・モードに比べて何ら付加的なファイア
リングが必要とされないので、実際のフレーム速度が更
に低下されることがないことである。像中の任意の所与
の流れ信号レベルは、その流れに最も近い焦点域が送信
されたとき、振幅が強くなる。他の離れた焦点域がファ
イアリングされたときは、その同じ流れは振幅が弱くな
って現れる。フレーム平均化アルゴリズムはこの事実を
利用して、強い焦点内流れ振幅を弱い焦点外流れ振幅よ
りも多く存続させて、空間分解能が一層高く且つ感度が
一層大きい合成表示像を作成する。これは速度モードで
もうまく働く。というのは、送信焦点域から離れた弱い
焦点外流れが速度モード振幅閾値以下に低下する傾向が
あって、表示されないからである。送信焦点域またはそ
の付近における強い焦点内流れは、この閾値より大きく
なる傾向があり、従って速度信号は表示されることにな
る。
【0030】本発明の好ましい実施態様によれば、最適
な立て方向性能(最小の像スライス厚さおよび最大のコ
ントラスト分解能)が、短い(すなわち、高さの小さ
い)中央列および高い(すなわち、高さの大きい)最も
外側の列を有する多重列トランスジューサ・アレイによ
り達成される。最も外側の列はまた、立て方向の高さが
中間の列よりも大きい。
【0031】上記のアレイ設計原理の一応用例として、
図6は、本発明のシステムで用いることの出来る、小さ
い中心列102a並びに大きい最も外側の列102dお
よび102eを持つ5列の1.25Dアレイ100Cを
示す。各々の列の縁はアレイの中心線から距離(1/4
、2/4 、1)ymax の所にある。従って、中間列の
対になった素子102bおよび102cが、中心列の各
々の素子102aの面積に等しい面積を持つ。また最も
外側の列の対になった素子102dおよび102eが、
中心列の各々の素子102aの面積の2倍に等しい面積
を持つ。超音波パルスが、35mm、65mmおよび9
0mmの焦点を持つ多焦点レンズ116を介して送信さ
れる。レンズ116の内の、35mmの焦点距離を持つ
中心部分が、中心列102aによって送信された超音波
ビームを収束する。また、65mmの焦点距離を持つ次
に隣接したレンズ部分が、中間の列102bおよび10
2cによって送信された超音波ビームをそれぞれ収束す
る。また更に、90mmの焦点距離を持つ最も外側のレ
ンズ部分が、最も外側の列102dおよび102eによ
って送信された超音波ビームをそれぞれ収束する。多焦
点レンズは、中心列を、該中心列だけがアクティブであ
る近距離場に収束(または焦点合わせ)させ、且つ外側
の列を、それらがアクティブである唯一の領域である遠
距離場に収束(または焦点合わせ)させることによっ
て、立て方向のビーム分布の一様性を改善する。
【0032】図6に示された1.25Dアレイにおい
て、多数のマルチプレクサ114が対応する多数の信号
導線118(図6には1つのマルチプレクサおよび1つ
の信号導線だけしか示されていない)にそれぞれ接続さ
れる。各々の信号導線118はそれぞれのビーム形成チ
ャネル(図6に示していない)に接続される。各々のマ
ルチプレクサ114は3つの内部スイッチを有し、これ
らにより信号導線108a−108cを信号導線118
と接続するように選択する。各々の立て方向の列のトラ
ンスジューサ素子は、このような信号導線のそれぞれの
組に接続される。すなわち、中心列の素子102aが信
号導線108aに接続され、中間列の対になった素子1
02bおよび102cが信号導線108bに接続され、
最も外側の列の対になった素子102dおよび102e
が信号導線108cに接続される。実際には、素子対の
形成(すなわち、102bと102cとの接続、および
102dと102eとの接続)はプローブ・ヘッド内で
行われる。マルチプレクサは、プローブ・ヘッド内、ま
たはプローブ・ケーブルの制御卓側の端部、或いは制御
卓自身内に配置してよい。
【0033】マルチプレクサのスイッチの状態を変える
ときにノイズが発生されるので、このプローブを使用す
るには、典型的には毎ビーム当たり3つの送受信サイク
ルが必要である。中心列の素子102aに対するマルチ
プレクサのスイッチ114aが閉じていて、他のスイッ
チ114bおよび114cが開いている場合、送信遅延
は近距離場で方位方向収束(または焦点合わせ)を行う
ように設定され、近い部分のビーム・データが取得され
る。次に、スイッチ114aおよび114bが閉じら
れ、送信および受信遅延が再構成されて、列102a、
102bおよび102cを使用して中距離場のデータが
取得される。最後に、全てのマルチプレクサのスイッチ
が閉じられ、送信および受信遅延が再構成されて、列1
02a−102cを使用して遠距離場のデータが取得さ
れる。これらの3つの区域からのデータはイメージング
・システム内で一緒に組み合わされ、遷移における感度
の変化を補償する処置が取られる。従って、本発明によ
れば、立て方向および方位方向の両方向におけるビーム
焦点が深さの関数として変えられる。
【0034】近距離場から遠距離場へイメージング深度
が増大するにつれて、作動するトランスジューサ素子の
列の数が多くなる。最大距離にわたって一様な立て方向
性能を得るために、アクティブな開口が大きくなるにつ
れてアレイの有効焦点距離を増加させることが好まし
い。図6に示したアレイの場合、全ての立て方向収束
(または焦点合わせ)は音響レンズによって行われる。
開口の増加につれて焦点の位置を増加させるため、多焦
点レンズが使用される。
【0035】図6に示された好ましい実施態様の変形に
よれば、中心列102aの各々のトランスジューサ素子
が所定の面積を持ち、また外側の列102dおよび10
2eの各対のトランスジューサ素子が該所定の面積より
も大きい第1の組合せ面積を持ち、更に中間の列102
bおよび102cの各対のトランスジューサ素子が該所
定の面積よりも大きく且つ第1の組合せ面積よりも小さ
い第2の組合せ面積を持つ。
【0036】図6に示されたアレイの立て方向ビーム制
御はレンズおよびマルチプレクサだけによって行われ
る。アレイの各々の立て方向の列内の全ての素子が同じ
ビーム形成チャネルに接続されて、同じ電気的時間遅延
およびシェーディングを受ける。しかし、立て方向焦点
を達成するために、本発明では1.5Dアレイも使用す
ることが出来る。立て方向に対称な場合(ステアリング
無し)、これは各組の対になった立て方向の素子に対し
て独立のビーム形成チャネルを必要とする。
【0037】上述の技術は、被検体ボリュームから取得
された画素データの1スタック(stack)のフレー
ムを得るために用いられる。プローブが、手による走査
によって又はプローブを動かすためのシステムの使用に
よって、解剖学的構造のある領域にわたって掃引された
とき、三次元ボリュームを得ることが出来る。各々のフ
レーム像の、次のフレーム像に対する位置は、多数の仕
方で決定し得る。プローブは、いくつかの態様で、例え
ば、直線的に動かすことにより、ある角度にわたって揺
動させることにより、又はプローブ面に対して直角な角
度を通って回転させることにより、走査することが出来
る。もしプローブが既知の距離にわたって又は既知の角
度範囲にわたって一定の速度で平行移動されるときは、
各々の像間の距離は容易に決定することがあ出来る。プ
ローブが平行移動した距離は、多数の仕方で、例えば、
単純に適当な測定装置を使用して距離を測定することに
より、解剖学的構造上に又は解剖学的構造内部にマーカ
ーを使用することにより、またはプローブに位置センサ
を取り付けることにより、決定することが出来る。プロ
ーブはまた任意の経路に沿って動かすことができ、プロ
ーブ上に取り付けられた位置センサからのデータは各々
の像の位置を決定するために使用することが出来る。更
に、プローブは、既知の経路に沿ってプローブを動かす
装置内に固定することも出来る。
【0038】図7および8を参照して、本発明に従って
サンプル・ボリューム・データを三次元像に投影する方
法を説明する。図7に示されているように、主制御器8
が中央処理装置(CPU)42およびランダム・アクセ
ス・メモリ44を有する。CPU42はその中に、取得
したサンプル・ボリューム・データを異なる角度で取っ
た多数の投影像に変換するのに使用されるルーチンを記
憶するための読出し専用メモリ(ROM)を含む。CP
U42は、システム制御母線10を介してX−Y表示メ
モリ18およびシネ・メモリ42を制御する。具体的に
述べると、CPU42はX−Y表示メモリ18からビデ
オ処理装置22およびシネ・メモリ24へのデータの流
れを制御すると共に、シネ・メモリ24からビデオ処理
装置22およびCPU42自身へのデータの流れを制御
する。被検体の多数の走査またはスライスの内の1つを
表す各フレームの画素データは、X−Y表示メモリ18
に記憶されて、次のサイクルでビデオ処理装置22およ
びシネ・メモリ24へ伝送される。走査された被検体ボ
リュームを表す1スタックのフレームが、シネ・メモリ
24内の一区分24Aに記憶される。初期化の際(図8
のステップ26を参照)、CPU42はシネ・メモリの
区分24Aから関心のある被検体ボリュームに対応する
データのみを検索する。これは、関心のある被検体ボリ
ュームに交差する走査によって取得された各々の記憶さ
れたフレームから、関心のある領域内の画素データのみ
を検索することにより達成される。換言すれば、1スタ
ックの相次ぐフレームの内の各々の1つフレームからの
関心のある領域に対応する画素データが、関心のあるソ
ース・データ・ボリュームを形成する。図8に示されて
いるように、関心のある被検体ボリュームに対応する画
素データ組内の強度データが、オプションとして、スペ
ックル・ノイズを平滑化し且つアーティファクトを低減
するために、投影の前にフィルタリングされる(ステッ
プ28)。これにより、投影の際に、スペックル・ノイ
ズによるデータの損失が防止される。例えば、血管は周
囲の組織よりもエコー源性(echogenic)が小
さい。従って、血管は最小の強度の投影を使用して映像
化することが出来る。この代わりに、逆ビデオ/最小モ
ードで、強度データを逆転することにより、血管が暗く
ではなく明るくなるようにする。この場合、血管は最大
の強度の投影を使用して映像化することが出来る。所望
の画素データと対比して明るいスペックルである最大強
度の選択を防止するために、フィルタを使用することに
より、このような明るいスペックル強度を投影の前に除
くことが出来る。シネ・メモリ24から検索されたソー
ス・データ・ボリュームは、例えば111 14111
1カーネルを持つ3×3コンボリューション・フィルタ
を使用してCPU42によってフィルタリングすること
ができる。すなわち、各々のスライスまたはフレームに
おいて各々の3×3画素配列内の中心画素の強度データ
が、この中心画素の値の4倍の値に該画素を囲む8つの
画素の値の和を加えた値に比例する強度値に置き換えら
れる。このようにフィルタリングされたソース・データ
・ボリュームは、次いでメモリ44に記憶される(ステ
ップ30)。同様に、コンボリューション・フィルタを
使用することにより、最小の強度の投影の前に像中のブ
ラック・ホールを除去し得る。
【0039】次に、CPU42は、ここに引用する米国
特許第5,226,113号明細書に開示されているレ
イ・キャスティング・アルゴリズムを使用して、一連の
変換を行う。相次ぐ変換は、所定の角度範囲内、例えば
+90°乃至−90°の範囲内で所定の角度増分で、例
えば10°の間隔で作られた最大、最小または平均化さ
れた強度、速度またはパワーの投影を表す。しかしなが
ら、角度増分は10°である必要はなく、また本発明が
特定の角度範囲に制限されるものでもない。
【0040】本発明で使用されるレイ・キャスティング
法によれば、サンプルの立体的に表現された投影像が、
実質的に一様な立て方向ビーム幅を持つ超音波トランス
ジューサ・アレイを使用して被検体ボリュームを走査す
ることによって、任意の視角度から表示される。サンプ
ル・ボリュームは、一連の積み重なった隣接したスライ
スを作成するように走査され、各々のスライスは同じ数
の被検体ボリューム要素(ボクセル)を含む。各々のボ
クセルはシートの平面(例えば、X−Y平面)内に矩形
の輪郭を持つ。この輪郭が正方形になるように相補的な
辺は等しい長さであってよいが、シートの厚さは一般に
いずれの辺の長さよりも大きい。
【0041】各々の被検体ボクセルが分析されて、その
データ値(強度、速度またはパワー)がデータ・ボリュ
ームの対応するデータ・ボクセルに置かれる。データ・
ボリュームは、各々の被検体スライスの厚さおよび各々
の被検体ボクセルの面寸法(X−Y平面におけるボクセ
ルの寸法)が一般に同じでなくても、簡単な立方格子で
ある。
【0042】CPU42によって用いられる公知の技術
に従って、各々のデータ・ボクセル内の格子点から像平
面へのレイ・キャスティングすなわち射線の投射によっ
て被検体ボリュームが投影される(図8のステップ3
4)。便宜のため、格子点は、例えばデータ・ボリュー
ムの原点に最も近いデータ・ボクセルの頂点であってよ
い。全ての射線は像平面のある部分に当たるが、考慮中
の像平面画素内に入る射線のみが該像平面画素に対する
データに寄与することが出来る。最大の画素の投影の場
合、各々の投影された値が現在記憶されている値と比較
されて、2つの値の内の大きい方の値がその画素60a
に対して記憶される。最小の画素の投影の場合、2つの
値の内の小さい方の値が記憶される。選ばれたデータ・
ボリューム内の各々のボクセルが逐次的に入力されて像
平面へ向けて投影されるとき、あるデータ・ボリューム
のボクセルは最終的にその関連する射線に沿って投影さ
れて、所望の画素内に衝突せず、これによりそのデータ
値(例えば、強度)はその画素に対して現在記憶されて
いるデータ値と比較されない。特定の三次元の視角度に
おけるデータのその投影に対して、その画素に対する最
大データ値がそのとき確立される。全てのデータ値は、
新しい投影が取られるときにゼロにリセットされる。従
って、像平面の画素の各々は像投影手順の開始時にリセ
ットされ、(選択された被検体ボリュームの部分によっ
て設定されるような、全空間または選択された部分内
の)データ・ボリュームのボクセルの全ては個別に且つ
逐次的に走査される。各々データ・ボクセル内のデータ
値は、その1つの画素内で像平面に衝突する関連の射線
により投影され、各々の画素内の最大値は射線投射され
たデータ・ボリューム・ボクセルの現在値との間で比較
され、大きい方の値が最大値像の一部分として記憶され
る。
【0043】上記の技術の別の面によれば、データ投影
がスケーリングされ(図8のステップ36)、被検体ボ
リュームと像平面との間の非等方性が、逆投影の完了後
の一組の計算だけによって除かれる。被検体ボリューム
が実際のボリューム(容積)であるのに対して、データ
・ボリュームが抽象的な概念であるので、第1の平面に
おいて、任意の視方向が被検体ボリュームおよびデータ
・ボリュームの両方に対して位置決めされる角度よりも
異なる角度での立方データ・ボリューム格子の存在に起
因するデータ投影のひずみの量を決定することが必要で
ある。各々のボクセルの見かけの寸法は、有効な立て方
向の角度(仰角)が変わるにつれて変わろうとする。ア
スペクト比(被検体ボリューム内の実際のスライスの厚
さと同じ被検体ボリューム内の実際の画素の大きさとの
比として定義される)が1でない(すなわち、1より大
きい)場合、立て方向の角度が異なり、データ・ボリュ
ーム内の立て方向の角度が被検体ボリューム内の立て方
向の角度とは異なる。そのとき、データは被検体の立て
方向の角度に従って回転される。その後、投影されたデ
ータは、(回転が水平軸の周りになされた場合)被検体
ボリューム内で正しい高さを持つように、全ての投影さ
れたデータの高さに立て方向スケーリング係数を乗算す
ることによって、スケーリングすることが出来る。3×
3回転マトリクスの要素が(米国特許第5,226,1
13号明細書に開示されている様に)決定され、これら
の関係を使用してデータ・ボリュームから像平面への変
換が決定される。データが像平面上に投影された後、等
方性でない被検体ボクセルの効果を補正するために像が
スケーリングされる。回転マトリクスの係数は投影の始
めに予め計算して(図8のステップ32)、全ての回転
の計算のために使用することが出来る。
【0044】本発明の別の面によれば、表示の前に、ス
ケーリングされた像平面データが所望の輝度およびコン
トラストを達成するように写像される(図8のステップ
38)。図8に示されている方法は、シネ・メモリから
検索された関心のあるデータ・ボリュームに対して、B
モード強度データに、或いはカラー流れ速度またはパワ
ー・データに適用することが出来る。投影像内の各々の
画素は、所与の像平面上への投影によって導き出され
た、変換された強度データおよび変換された速度または
パワー・データを含む。更に、シネ・メモリがオペレー
タによって停止されたときに、CPU42はオプション
としてシネ・メモリ24の区分24B内の多数の相次ぐ
アドレスにX−Yメモリ18からの最後のフレームを記
憶させる。第1の投影視角にたいする投影像データがシ
ネ・メモリの区分24B内の第1のアドレスに書き込ま
れ、これにより関心のある領域内の投影像データが背景
のフレーム上に重畳される。このプロセスは、全ての投
影像がシネ・メモリの区分24B内に記憶されるまで、
各々の角度増分に対して繰り返される。各々の投影像フ
レームは、変換されたデータを含む関心のある領域から
成り、オプションとして関心のある領域を囲んでいて、
関心のある領域の変換されたデータによってオーバーラ
イト(上書き)されない背景フレーム・データより成る
背景周辺部を有する。背景の像は、各々の表示された投
影がどの場所から見たものであるかを一層明確にする。
そこで、オペレータは投影像の内の任意の1つを表示の
ために選択することが出来る。更に、一連の投影像を表
示モニタ上にリプレイ(再生)して、被検体ボリューム
をあたかも観察者の前で回転しているかのように表示す
ることが出来る。
【0045】上記の好ましい実施態様は例示の目的で開
示された。超音波イメージングまたはコンピュータ・グ
ラフィックスの分野における当業者には種々の変更およ
び変形を容易になし得よう。このような全ての変更およ
び変形は特許請求の範囲に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実時間超音波イメージング・システム内の主要
な機能のサブシステムを示すブロック図である。
【図2】通常の超音波イメージング・システム内の典型
的な128チャネルのビーム形成装置のブロック図であ
る。
【図3】超音波トランスジューサ・アレイが比較的大き
いFナンバーを持つ開口を含んでいるときに生じる音響
ビーム分布を示す概略線図である。
【図4】超音波トランスジューサ・アレイが比較的小さ
いFナンバーを持つ開口を含んでいるときに生じる音響
ビーム分布を示す概略線図である。
【図5】本発明に従って多数の送信焦点域が使用された
ときに生じる音響ビーム分布を示す概略線図である。
【図6】深さの増大につれて立て方向焦点を変更するた
めに本発明の三次元超音波イメージング・システムに用
いることの出来る多重列トランスジューサ・アレイの断
面図である。
【図7】本発明の好ましい実施態様に従って画素データ
の相次ぐボリューム投影よりなるフレームを再構成する
手段を示すブロック図である。
【図8】本発明の好ましい実施態様に従って強度および
速度またはパワー画素データの相次ぐボリューム投影よ
りなるフレームを再構成するためのアルゴリズムを示す
流れ図である。
【符号の説明】
2 ビーム形成装置 4 処理装置 4A Bモード処理装置 4B カラー流れ処理装置 6 走査変換器/表示制御器 8 主制御器 12 表示モニタ 14A Bモード音響線メモリ 14B カラー流れ音響線メモリ 18 X−Y表示メモリ 20 時間線/グラフィック処理装置及び表示メモ
リ 22 ビデオ処理装置 24 シネ・メモリ 42 中央処理装置 44 ランダム・アクセス・メモリ 50 トランスジューサ・アレイ 52 トランスジューサ素子 54 ビーム形成チャネル 56 ビーム形成装置制御器 58 加算器 100C トランスジューサ・アレイ 102a 中心列のトランスジューサ素子 102b 最も外側の列のトランスジューサ素子 102c 中間列のトランスジューサ素子 114 マルチプレクサ 116 多焦点レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トッド・マイケル・ティルマン アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ウェ スト・ミルウォーキー、サウス・54ティー エイチ・ストリート、1514番 (72)発明者 マイケル・ジョン・ハーシュ アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ワウ ケシャ、セイント・ジェイムズ・ウェイ、 エヌ11・ダブリュー29870 (72)発明者 デイヴィッド・ジョン・ムジィラ アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ムク ウォナゴ、イーグル・レイク・アヴェニュ ー、216番 (72)発明者 アン・リンジィ・ホール アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ニュ ー・バーリン、ウェスト・トップ−オー− ヒル・ドライブ、16015番 (72)発明者 マイケル・ジェイ・ワシュバーン アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ニュ ー・バーリン、ウェスト・グラハム・スト リート、12920番 (72)発明者 ミール・セッド・セイド−ボロアフォロシ ュ アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ブル クフィールド、アパートメント・2、リヴ ァー・バーチ・ドライブ、17425番 (72)発明者 デイヴィッド・ディー・ベッカー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ミル ウォーキー、ノース・レイク・ドライブ、 9733番

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体ボリューム中の超音波散乱物質の
    三次元イメージング・システムにおいて、 超音波ビームを送信して、被検体ボリュームから反射さ
    れた超音波エコーを検出する超音波トランスジューサ・
    アレイ、 焦点深度を変えるために前記トランスジューサ・アレイ
    の方位方向収束を変える第1の変更手段、 前記焦点深度の関数として前記トランスジューサ・アレ
    イの立て方向収束を変える第2の変更手段、 前記焦点深度の関数として、前記トランスジューサ・ア
    レイを駆動するために使用される波形の特性を変える第
    3の変更手段、 前記第1、第2および第3の変更手段を調整して、前記
    被検体ボリューム内のサンプル・ボリュームから導き出
    された画素データのソース・ボリュームを取得する手
    段、 前記の画素データのソース・ボリュームを記憶するメモ
    リ手段、 前記メモリ手段から、前記被検体ボリューム内の関心の
    あるボリュームに対応する一組の画素データを検索する
    検索手段、 前記一組の画素データを第1の像平面に投影させて、第
    1の投影像を表す投影データの組を形成する投影手段、 表示モニタ、および前記第1の投影像を前記表示モニタ
    に表示させる手段を有していることを特徴とする三次元
    イメージング・システム。
  2. 【請求項2】 前記画素データがBモード強度データを
    有している請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記画素データが速度データを有してい
    る請求項1記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記画素データがパワー・ドップラー・
    データを有している請求項1記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記第3の変更手段が、焦点深度の増大
    につれて送信波形のバースト長を増大させる請求項1記
    載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記第3の変更手段が、焦点深度の増大
    につれて送信波形の周波数を減少させる請求項1記載の
    システム。
  7. 【請求項7】 前記トランスジューサ・アレイが、1.
    5未満のFナンバーを持つ横方向開口を有するように作
    動される請求項1記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記第2の変更手段が、焦点深度の増大
    につれて増大する立て方向開口を持つように前記トラン
    スジューサ・アレイを制御する請求項1記載のシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 更に、前記一組の画素データを、前記第
    1の像平面に対して回転されている第2の像平面に投影
    させて、第2の投影像を表す投影データの組を形成する
    手段、および前記第2の投影像を前記表示モニタに表示
    させる手段を含んでいる請求項1記載のシステム。
  10. 【請求項10】 被検体ボリューム中の超音波散乱物質
    の三次元イメージング方法において、 被検体ボリュームの中へ超音波ビームを送信するステッ
    プ、 前記超音波ビームの送信に応答して、前記被検体ボリュ
    ームから反射された超音波エコーを検出するステップ、 焦点深度を変えるために前記送信された超音波ビームの
    方位方向焦点を制御するステップ、 前記焦点深度の関数として前記送信された超音波ビーム
    の立て方向焦点を制御するステップ、 前記焦点深度の関数として送信波形の特性を調節するス
    テップ、 方位方向および立て方向焦点の変更と送信波形の特性の
    調節とを調整して、前記被検体ボリューム内のサンプル
    ・ボリュームから導き出された画素データのソース・ボ
    リュームを取得するステップ、 前記ソース・ボリュームから、前記被検体ボリューム内
    の関心のあるボリュームに対応する一組の画素データを
    検索するステップ、 前記一組の画素データを第1の像平面に投影させて、第
    1の投影像を表す投影データの組を形成するステップ、
    および前記第1の投影像を前記表示モニタに表示させる
    ステップ手段を有していることを特徴とする三次元イメ
    ージング方法。
  11. 【請求項11】 前記画素データがBモード強度データ
    を有している請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記画素データが速度データを有して
    いる請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記画素データがパワー・ドップラー
    ・データを有している請求項10記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記送信波形のバースト長が、焦点深
    度の増大につれて増大する請求項10記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記送信波形の周波数が、焦点深度の
    増大につれて減少する請求項10記載のシステム。
  16. 【請求項16】 1.5未満のFナンバーを持つ横方向
    開口を有するように作動されるトランスジューサ・アレ
    イによって超音波ビームが送信および受信される請求項
    10記載の方法。
  17. 【請求項17】 焦点深度の増大につれて増大する立て
    方向開口を持つように作動されるトランスジューサ・ア
    レイによって超音波ビームが送信および受信される請求
    項10記載の方法。
  18. 【請求項18】 更に、前記一組の画素データを、前記
    第1の像平面に対して回転されている第2の像平面に投
    影させて、第2の投影像を表す投影データの組を形成す
    るステップ、および前記第2の投影像を前記表示モニタ
    に表示させるステップを含んでいる請求項10記載の方
    法。
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