JP4717978B2 - セグメント化およびフロー・ダイナミクスを強化するためのカラー・フロー撮像 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響撮像に関し、さらに詳しくは超音波信号のドップラーシフトに基づくカラー・フロー画像の生成に関する。
【0002】
【従来の技術】
すべての既知のカラー・フロー超音波撮像システムは現在、液体流(血流など)から壁の動きを分ける能力と、急速な流れのダイナミクスを視覚化する能力とを妥協させている。このような分離は、動脈流のダイナミクスが視覚化できない点までフレーム・レートを低減させる、大きなパケット・サイズを必要とする。超音波変換器の2回または3回の発射(firing)など非常に小さなパケット・サイズを使用すると、流れのダイナミクスはよく視覚化されるが、壁フラッシュを抑制する能力はかなり犠牲にされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、既知のシステムに必要な妥協を解消し、急速な流れのダイナミクスの視覚化するとともに、流れ領域の画像を壁あるいは組織領域の画像から分けることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、振動エネルギ変換器を刺激して超音波ビームを生成し、そのビームを所定の角度位置に向けて研究対象を貫通させる能力のある超音波システムにおいて有用である。好ましい実施態様は、対象の組織内の、血液流など液体流の1つあるいは複数の特性のカラー表示を提供するための改良された技術を含む。その技術は、所定の第1の刺激繰返し率でビーム位置ごとに、変換器の刺激が所定の第1の数だけ生成されたことに応答して対象内で所定の距離の範囲から後方散乱された超音波に対応する第1の受信器信号を生成する。第2の受信器信号もまた、所定の第2の刺激繰返し率でビーム位置ごとに、変換器の刺激が所定の第2の数だけ生成されたことに応答して、対象から後方散乱された超音波に対応して生成される。好ましくは、受信器信号は超音波受信器によって生成される。第1のカラー・フロー信号が生成され、第1の受信器信号に応答して液体流の第1の特性を示す。第2のカラー・フロー信号も生成され、その信号に応答して液体流の第2の特性を示す。好ましくは、第1と第2のカラー・フロー信号はカラー・フロー・プロセッサで生成される。好ましくは、プロセッサなどの論理装置によって第1と第2のカラー・フロー信号の組合せが選択される。
【0005】
前述の技術を使用することによって、流れのダイナミクスは最小の壁動きフラッシュで最適に表示される。たとえば、画像フレームを異なる処理パラメータと組み合わせるようなことによって次のような結果が達成される。すなわち、ビーム位置(パケット・サイズ)ごとにより多い数の発射および/またはより小さいパルス繰返周波数(PRF)を伴うセグメント化フレームを使用して、表示された画像内の壁/組織領域から流れ領域を分けることができる。より高いPRFとより小さいパケット・サイズを伴う流れダイナミック・フレームを使用すると、急速に更新し、表示された画像内でよりよい流れのダイナミクスを視覚化できる。ダイナミック・フローは、分けられた領域内だけで、対応するセグメント化フレーム中で流れとして表示される。その対応は、時間的にもっとも近いフレーム、あるいはECGトリガを使用することによって心臓サイクル内の同じポイントにもっとも近いフレームに従う。
【0006】
前述の技術は低いパケット・サイズを伴う高いフレーム・レートにおける急速なフローのダイナミクスの視覚化を可能にすると同時に、壁フラッシュを抑制する能力を保持する。たとえば、数個のフレーム(あるいは心臓のサイクル)ごとに1フレームの間、セグメント化フレーム(複数可)が発射される。これらのフレームからの画像データは格納される。後続の急速なダイナミック・フロー・フレームが発射され、これらのデータは、フローが対応するセグメント化フレーム内で壁として決定された領域に表示されないような形で、セグメント化フレームと融合される。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、振動エネルギ撮像システムは、送信器13によって生成された刺激パルス波形によって励起された時に超音波エネルギのバーストをそれぞれ生成する、複数の個別に駆動される要素12を含む変換器アレイ11を含む。研究対象から変換器アレイ11に反射して戻った超音波エネルギは、各変換器要素12によって電気信号に変換され、1組の送信/受信(T/R)スイッチ15を通じて個別に受信器14に加えられる。送信器13、受信器14、スイッチ15は、ディジタル制御装置16の制御下で人間のオペレータのコマンドに応答して動作する。完全な走査は、一連のエコーを得ることによって実行され、そのエコー中でスイッチ15はその送信位置に送られ、送信器13は各変換器要素12を励起するように時間的にゲートされ、スイッチ15は次に受信位置にセットされ、各変換器要素12によって生成された後続のエコー信号が受信器14に加えられる。各変換器要素12からの個別のエコー信号は受信器14内で組み合わされ、表示システム17上の画像に線を生成するために使用される1つのエコー信号を生成する。
【0008】
送信器13は、超音波エネルギなどの生成された振動エネルギがビーム内に向けられる、すなわち操向(steer )されるように変換器アレイ11を駆動する。したがってB走査は、物理的に変換器アレイ11を移動させるのではなく、ポイントからポイントへ1組の角度位置を通してこのビームを移動することによって実行できる。これを達成するために、送信器13は、連続的な変換器要素12に加えられる各パルス波形20へ時間遅延(Ti )を割り当てる。時間遅延がゼロの時(Ti =0)、すべての変換器要素12は同時に励起され、結果として生じた超音波ビームは、変換器面に垂直で変換器アレイ11の中央から発する軸21に沿った方向に向けられる。図1に示すように、時間遅延(Ti)が増大すると、超音波ビームは角度θだけ中央軸21から下方に向けられる。
【0009】
変換器アレイ(i=1)の一端から他端(i=n)へのi番目ごとの信号に適用される時間遅延Tiの間の関係は、以下の関係式によって与えられる。
【数1】
上式で、x=変換器アレイの中心から変換器要素12の中心までの距離
θ=送信ビーム角度
c=研究対象内の音速
RT=送信ビームが集束される範囲
【0010】
方程式(1)内の時間遅延Tiは、ビームを所望の角度θに向け、固定された範囲RTで集束される効果を有する。扇形走査は、連続的な励起で時間遅延Tiを累進的に変化させることによって実行される。角度θは、送信されたビームを連続的な方向に向けるために増分的に変化される。ビームの方向が中央軸21より上になった時、パルス20のタイミングが反転されるが、方程式(1)の公式はそのまま適用される。
【0011】
さらに図1を参照すると、超音波エネルギの各バーストごとに生成されたエコー信号は、超音波ビームに沿って連続した位置(R)にある反射する対象から放射する。これらは変換器アレイ11の各セグメント12によって個別に感知され、特定の時点におけるエコー信号の強さのサンプルは特定の範囲(R)において発生する反射の量を示す。ただし、反射ポイントPと各変換器要素12の間の伝播経路の差により、これらのエコー信号は同時には発生せず、その振幅は等しくはならない。受信器14の機能は、これらの個別のエコー信号を増幅し復調し、それぞれに適正な時間遅延と移相を割り当て、それらを合計して、角度θに向けられた超音波ビームに沿ってRに位置するポイントPから反射される合計超音波エネルギを正確に示す1つのエコー信号を提供することである。
【0012】
各変換器要素12からのエコーによって生成された電気信号を同時に合計するために、受信器14の各個別の変換器要素チャネルに時間遅延と移相が導入される。受信のためのビーム時間遅延は、上記の送信遅延と同じ遅延(Ti)である。しかし、ダイナミックに集束させるために、各受信器チャネルの時間遅延と移相はエコーの受信の間連続的に変化し、エコー信号がそこから放射する範囲Rにおいて受信されたビームのダイナミックの集束を与える。各変換器要素によって受信された信号に加えられる時間遅延Tdについての最適な方程式は次の通りである。
【数2】
上式で
t=変換器アレイの中央から音が送信された後の経過時間(すなわち、START)
c=研究対象内の音速
θ=ビーム角度
x=変換器アレイの中心から要素の中心までの距離
【0013】
同じ計算から、適切にスケーリングすれば、正しい移相も得られる。
【0014】
ディジタル制御装置16の支持のみで、受信器14は走査の間、受信器14の操向が送信器13によって操向されたビームの方向θを追跡し、範囲Rの連続においてエコー信号をサンプルし、ビームに沿ってポイントPにおいてダイナミックに集束させるために正しい遅延と移相を提供するような形で遅延を行う。このようにして、超音波パルス波形の各発射は、超音波ビームに沿った位置にある対応する一連のポイントPから反射された音の量を表す一連のデータ・ポイントを取得する。
【0015】
表示システム17は受信器14によって生成された一連のデータ・ポイントを受信し、所望の画像を生成する形にデータを変換する。たとえば、A走査が望ましい場合、一連のデータ・ポイントの強さは時間の関数としてだけグラフ化される。B走査が望ましい場合、シリーズ内の各データ・ポイントを使用して画像内のピクセルの輝度を制御し、連続した操向角(θ)における一連の測定からなる走査が実行され、表示に必要なデータを提供する。
【0016】
図1と共に図2を参照すると、送信器13はメモリ50として集合的に示されている1組のチャネル・パルス符号メモリを含む。好ましい実施形態では128の個別の変換器要素12があるので、128の個別のチャネル・パルス符号メモリ50がある。各パルス符号メモリ50は典型的には1ビット×512ビット・メモリであり、生成される超音波パルス52の周波数を決定するビット・パターン51を格納する。好ましい実施形態では、このビット・パターンは40MHzマスタ・クロックによって各パルス符号メモリ50から読み取られ、信号を駆動変換器11に適切なパワー・レベルに増幅するドライバ53に印加される。図2Bに示す例では、ビット・パターンは、4つの「0」ビットと互いに配置された4つの「1」ビットのシーケンスであり、5MHzの超音波パルス52を生成する。しかし、2.5MHz、3.75MHz、6.25MHz、7.5MHz、8.75MHz、10MHzなど他の搬送波周波数(F0 )も好ましい実施形態で採用できる。これらの超音波パルス52が印加される変換器要素12は、超音波エネルギを生成することによって応答する。すべての512ビットが使用されている場合、搬送波周波数(すなわちこの例では5MHz)を中心とした40kHzという狭い帯域幅のパルスが放出される。
【0017】
上記に示したように、超音波エネルギの送信されたビームを所望の方向(θ)に向けるために、図2Cに示すように各nチャネルについてパルス52が適正な量だけ遅延されなければならない。これらの遅延は、ディジタル制御装置16(図1)から4つの制御信号(START、MASTER CLOCK、RT 、θ)を受信する送信制御54によって行われる。入力制御信号θ、固定された送信焦点RT 、上記の方程式(1)を使用して、送信制御54は連続的な送信チャネルの間で要求される遅延増分Ti を計算する。START制御信号が受信されると、送信制御54は40MHz MASTER CLOCK信号の4つの可能な位相のうち1つを第1の送信チャネル50を通じてゲートする。その後各連続的な遅延時間間隔(Ti )において、40MHz MASTER CLOCK信号は、すべてのn=128チャネルがその超音波パルス52を生成するまで、次のチャネル・パルス符号メモリ50を通じてゲートされる。各送信チャネル50は全ビット・パターン51が送信された後にリセットされ、送信器13は、ディジタル制御装置16から次のθと次のSTART制御信号を待つ。上記に示したように本発明の好ましい実施形態では、完全なB走査は、変換器11の中央軸21(図1)を中心にして90°の扇形を通じて0.70°ずつのΔθ増分で方向づけられる128の超音波パルスから構成される。
【0018】
送信器13を詳細に説明するために、1991年5月14日に発行され本願の譲受人に譲渡された「Coded Excitation for Transmission Dynamic Focusing of Vibratory Energy Beam」という名称の米国特許第5,014,712号を参照する。前記特許は参照により本明細書に組み込まれる。
【0019】
特に図3を参照すると、受信器14は、時間ゲイン制御セクション100、受信ビーム形成セクション101、中間プロセッサ102の3つのセクションから構成される。時間ゲイン制御(TGC)セクション100は、n=128の受信器チャネルごとに1つの増幅器105と、時間ゲイン制御回路106を含む。各増幅器105の入力はそれぞれ1つの変換器要素12に接続され、それが受信するエコー信号を受信し増幅する。増幅器105によって提供される増幅の量は、TGC回路106によって駆動される制御線107を通じて制御される。当技術分野において周知のように、エコー信号の範囲が増大するとその振幅は減少する。その結果、さらに遠い反射器から発射されたエコー信号が近い反射器からのエコー信号より大きく増幅されない限り、画像の輝度は範囲(R)の関数として急速に減少する。この増幅は、8つの(典型的な場合)TGC直線電位差計108を手動で設定するオペレータによりセクション走査の全範囲にわたって比較的均一な輝度を与える値に制御される。エコー信号が取得される時間間隔から、それが放出される元の範囲が決定され、この時間間隔はTGC回路106によって8つの部分に分けられる。8つの電位差計の設定は、エコー信号がエコー信号取得時間間隔にわたって連続的に増大する量で増幅されるような形で、8つの各時間間隔の間に増幅器105のゲインを設定するために用いられる。
【0020】
受信器14の受信ビーム形成セクション101は、n=28の個別の受信器チャネル110を含む。以下にさらに詳細に説明されるように、各受信器チャネル110は入力111において増幅器105の1つからアナログ・エコー信号を受信し、Iバス112とQバス113上でディジタル化された出力値のストリームを生成する。これらの各I値とQ値は、特定の範囲(R)においてエコー信号エンベロープの復調サンプルを表す。これらのサンプルは、それが合計ポイント114と115において他の受信器チャネル110それぞれからのIサンプルとQサンプルと合計されるように遅延され移相されており、方向づけられたビーム(θ)上で範囲Rの位置にあるポイントPから反映されたエコー信号の強さと位相を示す。好ましい実施形態では、各エコー信号は走査線の全範囲にわたって約512ポイントにおいてサンプルされる(典型的には40ミリメートルから200ミリメートル)。
【0021】
受信器14のさらに詳細な記述については、1991年1月8日に発行され本願の譲受人に譲渡された「Method And Apparatus forDigital Phase Array Imaging」という名称の、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第4,983,970号を参照されたい。
【0022】
さらに図3を参照すると、中間プロセッサ・セクション102は合計ポイント114と115からビーム・サンプルを受信する。各ビーム・サンプルのI値とQ値はポイント(R、θ)から反射された音響の強さの同相直交成分要素を表すディジタル値である。中間プロセッサ102はこれらのビーム・サンプルに対してさまざまな計算を実行でき、選択は再構築される画像のタイプによって決まる。たとえば通常の強さの画像が生成される場合、検出プロセッサ120(図3)が実装され、その中では次式に従ってディジタル強さMが各受信ビーム・サンプルから計算され、反射ポイントのR、θ座標と共に出力121において生成される。
【数3】
【0023】
検出プロセッサ120はまた、1989年5月30日に「Adaptive Coherent Energy Beam Formation UsingPhase Conjungation」という名称で発行された、米国特許4,835,689に開示されたような修正方法を実装することもできる。このような修正方法は、受信されたビーム・サンプルを検査し、送信器13と受信器14による後続の測定に使用できる修正値を計算し、ビームの集束および操向を向上する。このような修正はたとえば、走査の間各変換器要素からの音響が伝わる媒体の非均質性を補償するために必要である。
【0024】
本発明は特に、中間プロセッサ102に位置するカラー・フロー・プロセッサ123に関する。図5に関してさらに詳細に下に記述されるカラー・フロー・プロセッサ123は、復調され集束された各エコー信号サンプルのI値とQ値を合計ポイント114と115から受信し、中間プロセッサ出力121において12ビットのフロー値を生成する。このフロー信号は赤、緑、青の各表示色を制御し、同じポイントについて強さMと共に表示システム17に印加される。次にさらに詳細を説明するように、このフロー値によって示された色は、カラー・フロー・プロセッサ123によって測定されたフローの結果生じたドップラ信号のパワーの関数である。
【0025】
特に図1と図4に関しては、受信器14は出力バス121に8ビットのディジタル番号のストリームを生成する。このストリームは表示システム17の入力に印加される。各出力は8ビットの組織の強さと12ビットのフロー値を含む。これらの「走査データ」はメモリ150内にアレイとして格納され、取得された各ビーム角(θ)に対応する走査データ・アレイ150の行と、各ビームに沿ってサンプルが取得された各範囲(R)に対応する走査データ・アレイ150の列を伴う。受信器14からのR制御信号151およびθ制御信号152は、各入力値がアレイ150内のどこに格納されるかを示し、メモリ制御回路153はその値をアレイ150内の適切なメモリ位置に書き込む。走査は連続的に繰り返され、受信器14からの値のフローは連続的に走査データ・アレイ150を更新する。
【0026】
さらに図4を参照すると、アレイ150内の走査データはディジタル走査変換器154によって読み出され、所望の画像を生成する形に変換される。たとえば通常のB走査画像が生成される場合、走査データ・アレイ150内に格納されている組織の強さと流れの値M(R、θ)は画像内のピクセル位置(x、y)において灰色の色調(組織について)と色(流れについて)を示す値M(x、y)に変換される。超音波画像データの極座標からデカルト座標への変換は、たとえば、1983年10月のHewlett−Packard Journalの30ページ〜33ページに掲載された、Steven C.Leavittらの論文「A Scan Conversion Algorithm for Displaying Ultrasonic Images」に記載されている。
【0027】
ディジタル走査変換器154によってどんな変換が行われるかに関わらず、結果として生じた画像データは、変換された走査データの二次元のアレイを格納するメモリ155に書き込まれる。メモリ制御156は、表示プロセッサ157が更新されたデータを読み取る間に、ディジタル走査変換器154は、その中にある値を連続的に新しいデータで更新することができるような形で、メモリ155にデュアル・ポート・アクセスを行う。表示プロセッサ157は、制御パネル158から受信されたオペレータのコマンドに応答して、メモリ155内の変換された走査データについて通常の画像処理機能を実行する。たとえば、メモリ155内の変換された走査データによって示された輝度レベルの範囲が、表示装置160の輝度の範囲をはるかに超えることがある。確かに、メモリ155内の変換された走査データの輝度の解像度は、人間の目の輝度の解像度をはるかに超えることがあり、典型的には手動で操作可能な制御が行われ、オペレータは最大の画像対比が達成されるような輝度の値の窓を選択することができる。表示プロセッサはメモリ155から変換された走査データを読み取り、所望の画像強化を行い、強化された値を表示メモリ161に書き込む。
【0028】
表示メモリ161は、メモリ制御回路163を通じて表示制御装置回路162と共有され、その中の値は、表示160内の対応するピクセルの制御輝度と色にマッピングされる。表示制御装置162は、使用される特定のタイプのディスプレイ160を操作するように設計された市販の集積回路である。たとえばディスプレイ160はCRT(陰極線管)とすることができ、この場合は表示制御装置162は、水平掃引回路と垂直掃引回路について必要とされる同期パルスを提供し、掃引の間適切な時間に表示データをCRTにマッピングするCRT制御装置チップである。
【0029】
表示システム17は特定の超音波システムの能力と融通性に応じて多くの形のうちの1つをとることができることは当業者には明らかであろう。上記の好ましい実施形態では、プログラムされたマイクロプロセッサを使用して、ディジタル操作変換装置と表示プロセッサ機能を実装するので、結果として得られる表示システムは非常に融通性がありパワフルである。
【0030】
特に図5を参照すると、図3のカラー・フロー・プロセッサ123は市販の集積回路から構成される。プロセッサ123は受信装置のビーム形成セクションによって生成される復調されたエコー信号のIサンプルとQサンプルを格納し、N出力とD出力を速度推定回路301Bに渡す自己相関および正規化回路301AのI入力とQ入力にこれらを印加するバッファ・メモリ300を含む。メモリ300からのI出力とQ出力は遅延FIFO302にも渡される。回路301Aと301Bはたとえば、1985年5月のIEEE Transactions on Sonics and Ultrasonics VOL.SU−32,No.3所載のC.Kasaiらの論文「Real−Time Two−Dimensional Blood Flow Imaging Using Autocorrelation Technique」に記載されるように、複合共役乗算器、1対の遅延と1対の積分器から構成することもでき、上述の論文は参照により本明細書に組み込まれる。回路301Bはその入力に加えられるn個のサンプルの周波数の中間値を表わす出力信号2を生成する。反射体の動きがない場合は、エコー・サンプルの周波数にドップラ変化はなく、この出力信号はゼロである。一方向に動きがあれば、出力信号2は正の値を有し、動きが反対方向であれば、出力信号2は負の値を有する。
【0031】
中間値出力信号2はIIRフィルタ305を通じて複合ミキサ回路303の参照入力に印加される。同時に、信号2を生成するために使用される同じ復調されたエコー信号サンプルの遅延されたI値とQ値は、複合ミキサ303の入力に印加される。周波数偏移出力信号I’とQ’は、複合ミキサ303による次の方程式に従って生成される。
I’=Icosθ+Qsinθ (4)
Ql=Isinθ−Qcosθ (5)
【0032】
中間周波数2を伴うこの複合ミキシングの効果は、すべての復調されたエコー信号周波数を値−2だけ偏移することである。ほとんどの場合、フィルタ壁信号成分がエコー信号より優勢なので、壁信号成分の測定された中間周波数と、複合ミキサ303による周波数の偏移は本質において、壁信号周波数ゼロ、あるいはD.C.の中間値を偏移する。壁信号を偏移することについてのより詳細は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,349,524号を参照されたい。大きな壁信号成分は周波数偏移され、ほぼD.C.を中心としている。
【0033】
さらに図5を参照すれば、偏移されたエコー信号値I’とQ’は、高域FIR(有限インパルス応答)フィルタ310の入力に印加される。FIRフィルタ310は、D.C.を中心としたストップ域を有するPlessey PDSP 16256Aなどの市販の集積回路である。
【0034】
回路301Aと301Bは、濾波されないベースバンド・エコー信号の分散を計算できる出力R(O)とR(T)を有する。この計算は次の方程式に従って乱れ推定回路315によって実行される。
σ2=(1−|R(T)|/R(O))/T2 (6)
上式においてTは超音波パルスの発射間隔である。この分散σは、壁信号成分の幅の指標であり、図5に示すように、適応的選択回路306へ入力させる低域IIRフィルタ304に送られる。その結果、FIRフィルタ310の出力信号は、主に流れ信号成分から構成される濾波されたエコー信号となる。
【0035】
図5に示した、FIRフィルタ310によって生成される濾波されたエコー信号成分I”とQ”は、第2の自己相関および正規化回路318Aに供給され、回路318Aは第2の速度推定回路318Bに出力を提供する。回路318Aは回路301Aと同一であり、回路318Bは回路301Bと同一である。速度推定回路318Bは出力328に、偏移された流れ信号成分周波数の中間値の推定値である中間値信号θ’を生成する。すなわちθ’は、流れている反射体の中間ドップラーシフトの推定値であり、その中間速度に比例する。信号θ’はカラー・フロー・プロセッサ123によって生成されるフロー信号の1成分を形成する。
【0036】
流れる散乱体の性質を示すために乱流計算器326が回路318Bに結合されている。乱流計算器326は上記の乱流計算器315と同一であり、ベースバンド・エコー信号の流れ信号成分の周波数分散を示す出力信号σ’を生成する。層流が非常に狭い範囲の速度を有している一方、乱流は多くの速度の混合であるため、この値は流れの乱れを示す。4ビット乱流値σ’は、流れ信号の別の成分として乱流計算器326から導体330上に供給される。
【0037】
回路318Aはまた、ベースバンド・エコー信号の流れ信号成分のパワーの推定値であるパワー信号R(O)’を導体332上で生成する。
【0038】
ポスト・プロセッサ334は導体328上でθ’信号を受信し、導体330上でσ’信号を受信し、導体332上で(R)(O)’信号を受信する。ポスト・プロセッサ334は、自己相関および正規化回路301Aから導体336上でパワー信号(R)(O)を受信する。パワー値R(O)は、導体328と330上の速度と分散推定信号の閾値を指定するために使用される。推定値は次にシステムのオペレータによって決定された方法で、選択された表示モードに基づいて8ビットの1つの主出力338と4ビットの1つの副出力340に結合される。
【0039】
主出力と副出力は、長フレーム・バッファ342と短フレーム・バッファ344に送られる。長フレーム・バッファ342はビーム位置(パケット・サイズ)ごとに比較的多数の発射を伴うセグメント化フレームを表わす値を格納し、かつ/または、表示システム17内の壁領域と組織領域から流れ領域を分けるために使用される比較的低いパルス繰返し周波数または刺激周波数(PRF)を格納する。
【0040】
短フレーム・バッファ344は比較的高いPRFを伴うフロー・ダイナミック・フレームに対応する値と、フロー・ダイナミクスの画像を提供するために使用される比較的小さいパケット・サイズから得られる値を格納する。すなわち、短フレーム・バッファ344に格納される値は、よりよくフロー・ダイナミックを視覚化させるように急速に更新するために使用される。
【0041】
バッファ344内のデータに基づくダイナミック・フローは、長フレーム・バッファ342内に格納された値による流れとして分けた領域だけに表示される。
【0042】
要約すると、フレーム・バッファ342内に格納された値は、フレーム・バッファ344に格納された値よりも多い数の、ビーム位置ごとの変換器11の発射または刺激の数に基づいている。同様に、バッファ342に格納された値は、フレーム・バッファ344内に格納された値を生じる刺激繰返し率またはパルス繰返し率より小さい刺激繰返し率またはパルス繰返し率から生じる。
【0043】
導体336上で生成されたパワー信号の値は、所定の閾値と比較される。値が閾値よりも大きい場合、ポスト・プロセッサ334からの信号は出力モード選択ブロック(図示せず)を介して出力される。値が閾値より小さい場合、すべての出力はゼロ値となる。出力モード選択ブロックでは、ポスト・プロセッサ334からの出力を決定し、最終的にそれがオペレータによって決定される走査変換器へ送られる。この選択ブロックからの出力は1つの8ビット数と1つの4ビット数である。可能性のあるモードを次の表に示す。
【表1】
【0044】
変換器11は、数回の心臓サイクルごとに長フレーム・バッファ342に値を生成するために、すでに記述された方法で刺激される。変換器11は、短フレーム・バッファ344に格納される値を生成するためにより急速に刺激される。このようにして、短フレーム・バッファ344は心臓サイクルごとに何回もリフレッシュされる。
【0045】
短フレーム・バッファ344の各リフレッシュの後に、ポスト・プロセッサ334はさらに処理するために、長フレーム・バッファ342と短フレーム・バッファ344からカラー・フロー信号の組合せを選択する。好ましい実施形態によれば、プロセッサ334は長フレーム・バッファ342内の各メモリ位置をアドレス指定し、その値を決定する。値がゼロか所定の閾値以下の場合、血流はわずかであるかあるいはまったくないことを示し、アドレス指定された長フレーム・バッファ342値からのデータはバス121に送信される。バッファ342でアドレス指定された位置における値が閾値を超えたゼロ以外の値である場合、短フレーム・バッファ344内の対応するアドレスがアクセスされ、バッファ344内のそのアドレス指定された位置からのデータがバス121に送信され、長フレーム・バッファ342からの同じアドレスにある対応するデータと置き換えられる。
【0046】
長フレーム・バッファ342と短フレーム・バッファ344内に値を格納するために、ポスト・プロセッサ334は、前に記述された方法で走査データ・メモリ150のアドレスを指定するために使用されるビーム角θと各範囲Rを使用してバッファをアドレス指定する。ビーム角と範囲の値は、図5に示すようにプロセッサ334に入力される。
【0047】
ポスト・プロセッサ334の前述の動作の結果、長フレーム・バッファ342と短フレーム・バッファ344からの値は、壁組織であると決定された領域内で表示システム17によって血流が表示されないような組合せで選択される。しかしながら、血流情報は短フレーム・バッファ344から急速に読み取られるため、血流の速度の急速な変化は表示システム17内ですぐに視覚化される。
【0048】
図6は、ポスト・プロセッサ334が上記の説明と同じ方法で動作する代替の実施形態を図示したものであるが、長フレーム・バッファ342と短フレーム・バッファ344からの値がバス121に出力されない点が異なる。その代わりに、ディジタル走査変換器154(図4と図6)は、バッファ342と344内の値を定期的に対応するXY座標に変換し、図に示すように、変換された値を長フレーム・バッファ350と短フレーム・バッファ352に格納するために、メモリ制御回路156Aと156B(図6)を動作させる。走査変換は、走査データ・メモリ150に関して図4に関連して前に記述したのと同じ方法で動作する。
【0049】
表示プロセッサ157(図4と図6)は、長フレーム・バッファ342と短フレーム・バッファ344に関して上記に記述された方法で長フレーム・バッファ350と短フレーム・バッファ352からデータを選択し組み合わせて、選択された値の組合せをメモリ制御回路163(図4と図6)に送信する。この動作の結果、長フレーム・バッファ350と短フレーム・バッファ352から選択され組み合わされた値は表示データ・メモリ161に書き込まれ、上記に記述された方法で表示制御装置162によって処理される。
【0050】
長フレーム・バッファ350と短フレーム・バッファ352からの値が表示プロセッサ157によって選択され組み合わされ、表示データ・メモリ161内に書き込まれた後、結果として生じたメモリ161内の値が、目的のカラー・フロー領域内の表示160の各ピクセルの色を決定する。目的の領域内の各ピクセルについて、8ビットは赤の強さを制御し、8ビットは緑の強さを制御し、8ビットは青の強さを制御する。これらのビット・パターンは、信号θ’によって表わされた流れの速度が方向あるいは強さを変えた時に、表示位置X、Yにおけるピクセルの色が変わるように、あらかじめ選択されている。たとえば、変換器へ向かう流れが赤と示されると、変換器から離れる流れは青と示される。流れが早いほど、色は明るくなる。
【0051】
他の例としては、プロセッサ157は導体330上の乱れ測定値に基づいてピクセル内に表示された緑の量を選択する(図5)。その結果、表示された画像内の特定のポイントX、Yにおける中間の流れの速度は赤と青の量で示され、乱れの程度は緑の量で示される。
【0052】
表示の強さあるいはルーメンは、導体332上のパワー信号の値に従って変化する。
【0053】
本明細書では、本発明の所定の好ましい機能だけを図示し記述したが、当業者であれば多くの変更や変化を考えつくであろう。たとえば、ECGトリガリングを使用して心臓サイクルとほぼ同じ時間に対応するセグメント化フレームを選択することができる。あるいは、もっとも最近のセグメント化フレームを使用することができる。したがって、添付の特許請求の範囲はこのようなすべての変更および変化を、本発明の真の精神の範囲内としてカバーすることを目的としていることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態を採用した超音波撮像システムの構成図である。
【図2】図1のシステムの一部を形成する送信器の構成図(A)、送信器50の任意のチャネル内の信号を示す図(B)、送信器50の任意のチャネル内の信号を示す図(C)である。
【図3】図1のシステムの一部を構成する受信器の構成図である。
【図4】図1のシステムの一部を構成する表示システムの構成図である。
【図5】図3に図示された中間プロセッサ102の一形態の図である。
【図6】図5に図示された中間プロセッサ102の別の形態の図である。
【符号の説明】
11 変換器アレイ
12 要素
13 送信器
14 受信器
15 送信/受信(T/R)スイッチ
16 ディジタル制御装置
17 表示システム
20 パルス波形
21 軸
121 出力
Claims (12)
- 振動エネルギ変換器を刺激して超音波ビームを生成し、そのビームを所定の角度位置に向けて研究対象を貫通させる能力のある超音波システムにおいて、対象の組織内の液体流の1つあるいは複数の特性についてカラー表示を行う装置であって、
所定の第1の刺激繰返し率でビーム位置ごとに所定の第1の数だけ、前記変換器を刺激して、第1の超音波を生成し、所定の第2の刺激繰返し率でビーム位置ごとに所定の第2の数だけ、前記変換器を刺激して、第2の超音波を生成し、前記第1の数が前記第2の数をよりも大きく、前記第1の刺激繰返し率が前記第2の刺激繰返し率よりも小さい、制御装置と、 前記第1の超音波に応答して前記対象内の所定の距離の範囲から後方散乱された超音波に対応する第1の受信器信号を生成し、前記第2の超音波に応答して前記対象内の所定の距離の範囲から後方散乱された超音波に対応する第2の受信器信号を生成する受信器と、
第1の受信器信号に応答して液体流の第1の特性を示す第1のカラー・フロー信号を生成し、第2の受信器信号に応答して液体流の第2の特性を示す第2のカラー・フロー信号を生成するように接続されたカラー・フロー・プロセッサと、
第1と第2のカラー・フロー信号の組合せを選択するように接続された論理装置と、
他の組織からの液体流の液体流ダイナミクスおよびセグメント化をより簡単に視覚化できるように組み合わされた第1のカラー・フロー信号と第2のカラー・フロー信号に応答して画像を表示するように接続されたディスプレイとを有し、
第1のカラー・フロー信号の値が所定の閾値よりも高い液体流を示した場合に、第1のカラー・フロー信号を第2のカラー・フロー信号で置き換えるように論理装置が接続されていることを特徴とする装置。 - 振動エネルギ変換器を刺激して超音波ビームを生成し、そのビームを所定の角度位置に向けて研究対象を貫通させる能力のある超音波システムにおいて、対象の組織内の液体流の1つあるいは複数の特性についてカラー表示を行う装置であって、
所定の第1の刺激繰返し率でビーム位置ごとに所定の第1の数だけ、前記変換器を刺激して、第1の超音波を生成し、所定の第2の刺激繰返し率でビーム位置ごとに所定の第2の数だけ、前記変換器を刺激して、第2の超音波を生成し、前記第1の数が前記第2の数をよりも大きく、前記第1の刺激繰返し率が前記第2の刺激繰返し率よりも小さい、制御装置と、前記第1の超音波に応答して前記対象内の所定の距離の範囲から後方散乱された超音波に対応する第1の受信器信号を生成し、前記第2の超音波に応答して前記対象内の所定の距離の範囲から後方散乱された超音波に対応する第2の受信器信号を生成する受信器と、
第1の受信器信号に応答して液体流の第1の特性を示す第1のカラー・フロー信号を生成し、第2の受信器信号に応答して液体流の第2の特性を示す第2のカラー・フロー信号を生成するように接続されたカラー・フロー・プロセッサと、
第1と第2のカラー・フロー信号の組合せを選択するように接続された論理装置と、
他の組織からの液体流の液体流ダイナミクスおよびセグメント化をより簡単に視覚化できるように組み合わされた第1のカラー・フロー信号と第2のカラー・フロー信号に応答して画像を表示するように接続されたディスプレイとを有し、
第1のカラー・フロー信号の値が所定の閾値よりも高い液体流を示した場合に、第2のカラー・フロー信号を第1のカラー・フロー信号と組み合わせるように論理装置が接続されていることを特徴とするの装置。 - 第1の特性が液体流に隣接した組織からの液体流の部分を含む請求項1または2に記載の装置。
- 第2の特性が液体流の速度のダイナミックの変化を含む請求項1または2に記載の装置。
- 少なくとも第1のカラー・フロー信号に応答して第1のメモリ信号を格納するための第1のメモリをさらに含む請求項1乃至4のいずれかに記載の装置。
- 第2のカラー・フロー信号に応答して第2のメモリ信号を格納するようにメモリが接続されている請求項5に記載の装置。
- 所定の角度位置と所定の範囲に応答してメモリがアドレス指定される請求項5または6に記載の装置。
- 表示の座標軸に従ってメモリがアドレス指定される請求項6または7に記載の装置。
- 振動エネルギ変換器を刺激して超音波ビームを生成し、そのビームを所定の角度位置に向けて研究対象を貫通させる能力のある超音波システムにおける、対象の組織内の液体流の1つあるいは複数の特性のカラー表示を行う方法において、
所定の第1の刺激繰返し率でビーム位置ごとに所定の第1の数だけ、前記変換器を刺激して、第1の超音波を生成し、所定の第2の刺激繰返し率でビーム位置ごとに所定の第2の数だけ、前記変換器を刺激して、第2の超音波を生成するステップであって、前記第1の数が前記第2の数よりも大きく、前記第1の刺激繰返し率が第2の刺激繰返し率よりも小さいところの、前記生成するステップと、前記第1の超音波に応答して前記対象内の所定の距離の範囲から後方散乱された超音波に対応する第1の受信器信号を生成するステップと、
前記第2の超音波に応答して前記対象内の所定の距離の範囲から後方散乱された超音波に対応する第2の受信器信号を生成するステップと、第1の受信器信号に応答して液体流の第1の特性を示す第1のカラー・フロー信号を生成するステップと、第2の受信器信号に応答して液体流の第2の特性を示す第2のカラー・フロー信号を生成するステップと、第1と第2のカラー・フロー信号の組合せを選択するステップと、
液体流ダイナミクスと他の組織から分離した液体流とをより簡単に視覚化できるように、組み合わされた第1のカラー・フロー信号と第2のカラー・フロー信号に応答して画像を表示するステップとを備え、
選択ステップが、第1のカラー・フロー信号の値が所定の閾値よりも高い液体流を示した場合に、第1のカラー・フロー信号を第2のカラー・フロー信号で置き換えるステップを含むことを特徴とするの方法。 - 振動エネルギ変換器を刺激して超音波ビームを生成し、そのビームを所定の角度位置に向けて研究対象を貫通させる能力のある超音波システムにおける、対象の組織内の液体流の1つあるいは複数の特性のカラー表示を行う方法において、
所定の第1の刺激繰返し率でビーム位置ごとに所定の第1の数だけ、前記変換器を刺激して、第1の超音波を生成し、所定の第2の刺激繰返し率でビーム位置ごとに所定の第2の数だけ、前記変換器を刺激して、第2の超音波を生成するステップであって、前記第1の数が前記第2の数よりも大きく、前記第1の刺激繰返し率が第2の刺激繰返し率よりも小さいところの、前記生成するステップと、前記第1の超音波に応答して前記対象内の所定の距離の範囲から後方散乱された超音波に対応する第1の受信器信号を生成するステップと、
前記第2の超音波に応答して前記対象内の所定の距離の範囲から後方散乱された超音波に対応する第2の受信器信号を生成するステップと、第1の受信器信号に応答して液体流の第1の特性を示す第1のカラー・フロー信号を生成するステップと、第2の受信器信号に応答して液体流の第2の特性を示す第2のカラー・フロー信号を生成するステップと、第1と第2のカラー・フロー信号の組合せを選択するステップと、
液体流ダイナミクスと他の組織から分離した液体流とをより簡単に視覚化できるように、組み合わされた第1のカラー・フロー信号と第2のカラー・フロー信号に応答して画像を表示するステップとを備え、
選択ステップが、第1のカラー・フロー信号の値が所定の閾値よりも高い液体流を示した場合に、第2のカラー・フロー信号を第1のカラー・フロー信号と組み合わせるステップを含むことを特徴とする方法。 - 第1の特性が液体流に隣接した組織からの液体流のセグメント化を含む請求項9または10に記載の方法。
- 第2の特性が液体流の速度のダイナミックの変化を含む請求項9または10に記載の方法。
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