JPH11281421A - リング渦流量計 - Google Patents

リング渦流量計

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JPH11281421A
JPH11281421A JP10081389A JP8138998A JPH11281421A JP H11281421 A JPH11281421 A JP H11281421A JP 10081389 A JP10081389 A JP 10081389A JP 8138998 A JP8138998 A JP 8138998A JP H11281421 A JPH11281421 A JP H11281421A
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JP
Japan
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vibration
vortex
vibration sensor
ring
vortex generator
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JP10081389A
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English (en)
Inventor
Satoshi Fukuhara
聡 福原
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 S/N比が良好なリング渦流量計を提供す
る。 【解決手段】 測定管路に挿入された渦発生体により発
生するカルマン渦周波数を検出して流量を測定するリン
グ渦流量計において、リング状の渦発生体本体と、この
渦発生体本体の上流側に設けられこの渦発生体本体と同
一の外周面を有し一端面が前記渦発生体本体の一端面に
接続され殆どカルマン渦を発生することの無い薄肉筒状
の固定リングと、前記渦発生体本体のカルマン渦の発生
に影響を与え無いように前記渦発生体本体より上流の所
定距離の前記固定リングの外周面に一端が固定され他端
が前記測定管路に固定される柱状の支持部材とを具備し
たことを特徴とするリング渦流量計である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、S/N比が良好な
リング渦流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図で、例えば、題目;リングの渦流速
計ブラフボディへの適用、P52〜P56、計測自動制
御学会論文集、発行日;昭和56年7月、著者;高木正
樹、小宮勤一、発行所;計測自動制御学会 に示されて
いる。
【0003】図において、リング渦発生体本体1は、一
端がリング渦発生体本体1に固定され、他端が測定管路
2に固定された、支持部材3により、測定管路2に支持
される。
【0004】しかして、測定管路2に測定流体FLo
流されると、リング渦流量計本体1の下流には、カルマ
ン渦が発生する。このカルマン渦発生の周波数は、測定
流体FLoの流速或いは流量に比例するので、カルマン
渦発生の周波数を測定することにより、測定流体FLo
の流速或いは流量が測定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、支持部材3での測定流体FLoの流
れの乱れが、リング渦発生体本体1で発生する渦に悪影
響を及ぼし、リング渦が不安定になり、S/N比が悪化
する。
【0006】本発明は、この問題点を解決するものであ
る。本発明の目的は、S/N比が良好なリング渦流量計
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、 (1)測定管路に挿入された渦発生体により発生するカ
ルマン渦周波数を検出して流量を測定するリング渦流量
計において、リング状の渦発生体本体と、この渦発生体
本体の上流側に設けられこの渦発生体本体と同一の外周
面を有し一端面が前記渦発生体本体の一端面に接続され
殆どカルマン渦を発生することの無い薄肉筒状の固定リ
ングと、前記渦発生体本体のカルマン渦の発生に影響を
与え無いように前記渦発生体本体より上流の所定距離の
前記固定リングの外周面に一端が固定され他端が前記測
定管路に固定される柱状の支持部材とを具備したことを
特徴とするリング渦流量計。 (2)前記測定管路の前記支持部材の固定部分に前記測
定管路の中心軸を挟んで少なくとも2個設けられた振動
センサを具備したことを特徴とする(1)記載のリング
渦流量計。 (3)前記少なくとも2個の振動センサの出力信号を加
算処理してカルマン渦信号を検出する第1の信号処理回
路を具備したことを特徴とする(2)記載のリング渦流
量計。 (4)前記測定管路の前記支持部材の固定部分に前記測
定管路の中心軸を挟んで一方側の前記支持部材の中心軸
より上流側に設けられた第1の振動センサと前記支持部
材の中心軸より下流側に設けられた第2の振動センサ
と、他方側の前記支持部材の中心軸より上流側に設けら
れた第3の振動センサと前記支持部材の中心軸より下流
側に設けられた第4の振動センサとを具備したことを特
徴とする(1)記載のリング渦流量計。 (5)前記第1の振動センサと前記第3の振動センサと
の出力を加算して前記第1の振動センサと前記第3の振
動センサとが検出した渦発生体本体の振動ノイズを除去
する第1振動ノイズ除去回路と前記第2の振動センサと
前記第4の振動センサとの出力を加算して前記第2の振
動センサと前記第4の振動センサとが検出した渦発生体
本体の振動ノイズを除去する第2振動ノイズ除去回路と
前記第1振動ノイズ除去回路と前記第2振動ノイズ除去
回路との出力を減算して前記第1乃至第4の振動センサ
が検出した管路振動ノイズを除去する第3振動ノイズ除
去回路とを有する第2の信号処理回路を具備したことを
特徴とする請求項4記載のリング渦流量計。 (6)前記振動センサとして圧電素子が使用されたこと
を特徴とする(2)乃至(5)の何れかに記載のリング
渦流量計。 (7)前記渦発生体本体の断面形状が三角形であること
を特徴とする(1)乃至(6)の何れかに記載のリング
渦流量計。 を構成したものである。
【0008】
【作用】
【0009】以上の構成において、測定管路に測定流体
が流されると、リング渦流量計本体の下流には、カルマ
ン渦が発生する。このカルマン渦発生の周波数は、測定
流体の流速或いは流量に比例するので、カルマン渦発生
の周波数を測定することにより、測定流体の流速或いは
流量が測定される。
【0010】しかして、固定リングの上流端のエッジ部
で発生する測定流体の流れの乱れBは小さい。
【0011】また、支持部材は、渦発生体本体のカルマ
ン渦の発生に影響を与え無いように、渦発生体本体より
上流の所定距離の固定リングの外周面に一端が固定さ
れ、他端が測定管路に固定されているので、支持部材で
の測定流体の流れの乱れが、渦発生体本体に与える影響
は小さい。
【0012】従って、渦発生体本体から発生するカルマ
ン渦が安定になり、S/N比が良好で、広いレイノルズ
数範囲で安定した測定が出来るリング渦流量計が得られ
る。
【0013】しかして、支持部材の中心軸が、第1〜第
4の振動センサのほぼ中心に位置する。
【0014】発生したは渦信号は、第1の振動センサの
信号と第2の振動センサの信号では逆相に、また、第3
の振動センサの信号と第4の振動センサの信号では逆相
になる。
【0015】渦発生体本体の振動ノイズは、第1の振動
センサのノイズ信号と第3の振動センサのノイズ信号で
は逆相に、また、第2の振動センサのノイズ信号と第4
の振動センサのノイズ信号では逆相になる。
【0016】管路振動ノイズは、第1の振動センサの管
路振動ノイズ信号、第2の振動センサの管路振動ノイズ
信号、第3の振動センサの管路振動ノイズ信号と第4の
振動センサの管路振動ノイズ信号とは同相になる。
【0017】従って、管路振動ノイズが小さい場合に
は、第1の信号処理回路により、簡易に渦発生体本体の
振動ノイズを打ち消すことが出来る。管路振動ノイズが
大きい場合には、第2の信号処理回路により、渦発生体
本体の振動ノイズを打ち消すことが出来ると共に、管路
振動ノイズも打ち消す事が出来る。以下、実施例に基づ
き詳細に説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の要部構
成説明図、図2は図1の斜視図、図3は図1の要部詳細
図,図4は図3の平面図、図5、図6は図1の電気回路
図、図7は図1の動作説明図である。
【0019】図において、渦発生体本体11は、リング
状をなしている。この場合は、断面三角形状をなす。
【0020】固定リング12は、この渦発生体本体11
の上流側に設けられ、この渦発生体本体11と同一の外
周面を有し、一端面が渦発生体本体11の一端面に接続
され、殆どカルマン渦を発生することの無い薄肉筒状を
なしている。
【0021】支持部材13は、渦発生体本体11のカル
マン渦の発生に影響を与え無いように、渦発生体本体1
1より上流の所定距離Aの固定リング12の外周面に一
端が固定され、他端が測定管路14に固定され、柱状を
なしている。
【0022】振動センサ15は、測定管路14の支持部
材13の固定部分に、測定管路14の中心軸を挟んで少
なくとも2個設けられている。
【0023】この場合は、図3,図4に示す如く、測定
管路14の支持部材13の固定部分に、測定管路14の
中心軸を挟んで、一方側の支持部材13の中心軸より上
流側に設けられた第1の振動センサ151と、一方側の
支持部材13の中心軸より下流側に設けられた第2の振
動センサ152とが、測定管路14の薄肉部141に設
けられている。
【0024】また、測定管路14の他方側の支持部材1
3の中心軸より上流側に設けられた第3の振動センサ1
53と、他方側の支持部材13の中心軸より下流側に設
けられた第4の振動センサ154との4個の振動センサ
が、測定管路14の薄肉部141に設けられている。
【0025】しかして、図5に示す如く、管路振動ノイ
ズが小さい場合に使用される第1の信号処理回路16
は、第1の振動センサ151の出力又は第2の振動セン
サ152の出力と、第3の振動センサ153の出力又は
第4の振動センサ1541の出力をインバータ161を
介して、差動増幅器162により演算して、第1〜第4
振動センサ151〜154が検出した、渦発生体本体1
1の振動ノイズN11,N 12,N13,N14(N11=N11
−N13=−N14)を除去する回路である。
【0026】図6に示す如く、管路振動ノイズが大きい
場合に使用される第2の信号処理回路17は、第1振動
ノイズ除去回路171にて、第1の振動センサ151の
出力と、第3の振動センサ153の出力をインバータ1
711を介して、差動増幅器1712により演算して、
第1,第3振動センサ151,153が検出した、渦発
生体本体11の振動ノイズN11,N13(N11=−N13
を除去する。
【0027】第2振動ノイズ除去回路172にて、第2
の振動センサ152の出力と、第4の振動センサ154
の出力をインバータ1721を介して、差動増幅器17
22により演算して、第2,第4振動センサ152,1
54が検出した、渦発生体本体11の振動ノイズN12
14(N12=−N14)を除去する。
【0028】第1振動ノイズ除去回路171と第2振動
ノイズ除去回路172との出力を第3振動ノイズ除去回
路173で減算して、第1〜第4振動センサ151〜1
54が検出した、管路振動ノイズN21,N22,N23,N
24(N21=N22=N23=N24)を除去する。
【0029】以上の構成において、測定管路14に測定
流体FLoが流されると、リング渦流量計本体11の下
流には、カルマン渦が発生する。このカルマン渦発生の
周波数は、測定流体FLoの流速或いは流量に比例する
ので、カルマン渦発生の周波数を測定することにより、
測定流体FLoの流速或いは流量が測定される。
【0030】しかして、図4に示す如く、支持部材13
の中心軸が、第1〜第4の振動センサ151,152,
153,154のほぼ中心に位置する。
【0031】発生したは渦信号Sは、第1の振動センサ
151の信号S1と第2の振動センサ152の信号S2
は逆相に、また、第3の振動センサ153の信号S3
第4の振動センサ154の信号S4では逆相になる(S1
=−S2=S3=−S4)。
【0032】渦発生体本体11の振動ノイズN1は、第
1の振動センサ151のノイズ信号N11と第3の振動セ
ンサ153のノイズ信号N13では逆相に、また、第2の
振動センサ152のノイズ信号N12と第4の振動センサ
154のノイズ信号N14では逆相になる(N11=N12
−N13=−N4)。
【0033】管路振動ノイズN2は、第1の振動センサ
151の管路振動ノイズ信号N21、第2の振動センサ1
52の管路振動ノイズ信号N22、第3の振動センサ15
3の管路振動ノイズ信号N23と第4の振動センサ154
の管路振動ノイズ信号N24とは同相になる(N21=N22
=N23=N24)。
【0034】従って、管路振動ノイズN2が小さい場合
には、第1の信号処理回路16により、簡易に渦発生体
本体11の振動ノイズN1を打ち消すことが出来る。管
路振動ノイズN2が大きい場合には、第2の信号処理回
路17により、渦発生体本体11の振動ノイズN1を打
ち消すことが出来ると共に、管路振動ノイズN2も打ち
消す事が出来る。
【0035】この結果、 (1)図7に示す如く、固定リング12の上流端のエッ
ジ部121で発生する測定流体FLoの流れの乱れBは
小さい。
【0036】また、支持部材13は、渦発生体本体11
のカルマン渦の発生に影響を与え無いように、渦発生体
本体11より上流の所定距離Aの固定リング12の外周
面に一端が固定され、他端が測定管路14に固定されて
いるので、支持部材13での測定流体FLoの流れの乱
れCが、渦発生体本体11に与える影響は小さい。
【0037】従って、渦発生体本体11から発生するカ
ルマン渦Dが安定になり、S/N比が良好で、広いレイ
ノルズ数範囲で安定した測定が出来るリング渦流量計が
得られる。
【0038】(2)測定管路14の支持部材13の固定
部分に、測定管路14の中心軸を挟んで少なくとも2個
の振動センサ15が設けられれば、渦発生体本体11の
振動ノイズを打ち消すことが出来、耐ノイズ特性が良好
なリング渦流量計が得られる。
【0039】(3)少なくとも2個の振動センサ15の
出力信号を、加算処理してカルマン渦信号を検出する第
1の信号処理回路16が設けられれば、渦発生体本体1
1の振動ノイズを、簡潔な回路構成により、打ち消すこ
とが出来、安価で、耐ノイズ特性が良好なリング渦流量
計が得られる。
【0040】(4)測定管路14の支持部材13の固定
部分に、測定管路14の中心軸を挟んで一方側の、支持
部材13の中心軸より上流側に設けられた第1の振動セ
ンサ151と、支持部材13の中心軸より下流側に設け
られた第2の振動センサ152と、他方側の支持部材1
3の中心軸より上流側に設けられた第3の振動センサ1
53と、支持部材13の中心軸より下流側に設けられた
第4の振動センサ154とが設けられた。
【0041】従って、渦発生体本体11の振動ノイズN
1を打ち消すことが出来るとともに、管路振動ノイズN2
をも打ち消すことが出来、耐ノイズ特性が良好なリング
渦流量計が得られる。
【0042】(5)第1の振動センサ151と第3の振
動センサ153との出力を加算して、第1の振動センサ
151と第3の振動センサ153とが検出した、渦発生
体本体11の振動ノイズN1を除去する第1振動ノイズ
除去回路171と、第2の振動センサ152と第4の振
動センサ154との出力を加算して、第2の振動センサ
と第4の振動センサとが検出した渦発生体本体の振動ノ
イズを除去する第2振動ノイズ除去回路172と、第1
振動ノイズ除去回路171と第2振動ノイズ除去回路1
72との出力を減算して、第1乃至第4の振動センサ1
51,152,153,154が検出した管路振動ノイ
ズN2を除去する第3振動ノイズ除去回路173とが設
けられた。
【0043】従って、渦発生体本体11の振動ノイズN
1と共に、管路振動ノイズN2をも簡潔な回路構成によ
り、打ち消すことが出来、安価で、耐ノイズ特性が良好
なリング渦流量計が得られる。
【0044】(6)振動センサ15として圧電素子が使
用されれば、高いキュリー温度を有する圧電素子を選択
したので、高温まで使用出来、また、電力の供給が不要
であり、センサ部が安価で信頼性の高いリング渦流量計
が得られる。
【0045】(7)渦発生体本体11の断面形状が三角
形であるようにされれば、カルマン渦発生部分が、角状
に出来、カルマン渦の発生がより安定になり、渦信号の
測定が正確に出来、精度が良好なリング渦流量計が得ら
れる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1によれば、固定リングの上流端で発生する測定流
体の流れの乱れは小さい。
【0047】また、支持部材は、渦発生体本体のカルマ
ン渦の発生に影響を与え無いように、渦発生体本体より
上流の所定距離の固定リングの外周面に一端が固定さ
れ、他端が測定管路に固定されているので、支持部材で
の測定流体の流れの乱れが、渦発生体本体に与える影響
は小さい。
【0048】従って、渦発生体本体から発生するリング
渦が安定になり、S/N比が良好で、広いレイノルズ数
範囲で安定した測定が出来るリング渦流量計が得られ
る。
【0049】本発明の請求項2によれば、測定管路の支
持部材の固定部分に、測定管路の中心軸を挟んで少なく
とも2個の振動センサが設けられたので、渦発生体本体
の振動ノイズを打ち消すことが出来、耐ノイズ特性が良
好なリング渦流量計が得られる。
【0050】本発明の請求項3によれば、少なくとも2
個の振動センサの出力信号を加算処理してカルマン渦信
号を検出する第1の信号処理回路が設けられたので、渦
発生体本体の振動ノイズを簡潔な回路構成により、打ち
消すことが出来、安価で、耐ノイズ特性が良好なリング
渦流量計が得られる。
【0051】本発明の請求項4によれば、測定管路の支
持部材の固定部分に、測定管路の中心軸を挟んで一方側
の、支持部材の中心軸より上流側に設けられた第1の振
動センサと、支持部材の中心軸より下流側に設けられた
第2の振動センサと、他方側の支持部材の中心軸より上
流側に設けられた第3の振動センサと、支持部材の中心
軸より下流側に設けられた第4の振動センサとが設けら
れた。
【0052】従って、渦発生体本体の振動ノイズを打ち
消すことが出来るとともに、管路振動ノイズをも打ち消
すことが出来、耐ノイズ特性が良好なリング渦流量計が
得られる。
【0053】本発明の請求項5によれば、第1の振動セ
ンサと第3の振動センサとの出力を加算して第1の振動
センサと第3の振動センサとが検出した渦発生体本体の
振動ノイズを除去する第1振動ノイズ除去回路と、第2
の振動センサと第4の振動センサとの出力を加算して第
2の振動センサと第4の振動センサとが検出した渦発生
体本体の振動ノイズを除去する第2振動ノイズ除去回路
と、第1振動ノイズ除去回路と第2振動ノイズ除去回路
との出力を減算して、第1乃至第4の振動センサが検出
した管路振動ノイズを除去する第3振動ノイズ除去回路
とが設けられた。
【0054】従って、渦発生体本体の振動ノイズと共
に、管路振動ノイズをも簡潔な回路構成により、打ち消
すことが出来、安価で、耐ノイズ特性が良好なリング渦
流量計が得られる。
【0055】本発明の請求項6によれば、振動センサと
して圧電素子が使用されたので、高いキュリー温度を有
する圧電素子を選択したので、高温まで使用出来、ま
た、電力の供給が不要であり、センサ部が安価で信頼性
の高いリング渦流量計が得られる。
【0056】本発明の請求項7によれば、渦発生体本体
の断面形状が三角形であるようにしたので、カルマン渦
発生部分が、角状に出来、カルマン渦の発生がより安定
になり、渦信号の測定が正確に出来、精度が良好なリン
グ渦流量計が得られる。
【0057】従って、本発明によれば、S/N比が良好
なリング渦流量計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】図1の要部詳細説明図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図1の電気回路説明図である。
【図6】図1の電気回路説明図である。
【図7】図1の動作説明図である。
【図8】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【符号の説明】
11 渦発生体本体 12 固定リング 121 エッジ部 13 支持部材 14 測定管路 141 薄肉部 15 振動センサ 151 第1の振動センサ 152 第2の振動センサ 153 第3の振動センサ 154 第4の振動センサ 16 第1の信号処理回路 161 インバータ 162 差動増幅器 17 第2の信号処理回路 171 第1振動ノイズ除去回路 1711 インバータ 1712 差動増幅器 172 第2振動ノイズ除去回路 1721 インバータ 1722 差動増幅器 173 第3振動ノイズ除去回路 S カルマン渦信号 N1 渦発生体本体11の振動ノイズ N2 管路振動ノイズ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定管路に挿入された渦発生体により発生
    するカルマン渦周波数を検出して流量を測定するリング
    渦流量計において、 リング状の渦発生体本体と、 この渦発生体本体の上流側に設けられこの渦発生体本体
    と同一の外周面を有し一端面が前記渦発生体本体の一端
    面に接続され殆どカルマン渦を発生することの無い薄肉
    筒状の固定リングと、 前記渦発生体本体のカルマン渦の発生に影響を与え無い
    ように前記渦発生体本体より上流の所定距離の前記固定
    リングの外周面に一端が固定され他端が前記測定管路に
    固定される柱状の支持部材とを具備したことを特徴とす
    るリング渦流量計。
  2. 【請求項2】前記測定管路の前記支持部材の固定部分に
    前記測定管路の中心軸を挟んで少なくとも2個設けられ
    た振動センサを具備したことを特徴とする請求項1記載
    のリング渦流量計。
  3. 【請求項3】前記少なくとも2個の振動センサの出力信
    号を加算処理してカルマン渦信号を検出する第1の信号
    処理回路を具備したことを特徴とする請求項2記載のリ
    ング渦流量計。
  4. 【請求項4】前記測定管路の前記支持部材の固定部分に
    前記測定管路の中心軸を挟んで一方側の前記支持部材の
    中心軸より上流側に設けられた第1の振動センサと前記
    支持部材の中心軸より下流側に設けられた第2の振動セ
    ンサと、 他方側の前記支持部材の中心軸より上流側に設けられた
    第3の振動センサと前記支持部材の中心軸より下流側に
    設けられた第4の振動センサとを具備したことを特徴と
    する請求項1記載のリング渦流量計。
  5. 【請求項5】前記第1の振動センサと前記第3の振動セ
    ンサとの出力を加算して前記第1の振動センサと前記第
    3の振動センサとが検出した渦発生体本体の振動ノイズ
    を除去する第1振動ノイズ除去回路と前記第2の振動セ
    ンサと前記第4の振動センサとの出力を加算して前記第
    2の振動センサと前記第4の振動センサとが検出した渦
    発生体本体の振動ノイズを除去する第2振動ノイズ除去
    回路と前記第1振動ノイズ除去回路と前記第2振動ノイ
    ズ除去回路との出力を減算して前記第1乃至第4の振動
    センサが検出した管路振動ノイズを除去する第3振動ノ
    イズ除去回路とを有する第2の信号処理回路を具備した
    ことを特徴とする請求項4記載のリング渦流量計。
  6. 【請求項6】前記振動センサとして圧電素子が使用され
    たことを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れかに記
    載のリング渦流量計。
  7. 【請求項7】前記渦発生体本体の断面形状が三角形であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記
    載のリング渦流量計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008026167A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Nagaoka Univ Of Technology 電力自立型河川監視装置
CN108709593A (zh) * 2018-05-18 2018-10-26 金卡智能集团股份有限公司 一种环形涡街流量计量装置、流量计及其流量测量方法
CN111637935A (zh) * 2020-06-11 2020-09-08 浙江奥新仪表有限公司 涡街流量计

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