JPH11281289A - 熱交換器用タンク - Google Patents

熱交換器用タンク

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JPH11281289A
JPH11281289A JP8590798A JP8590798A JPH11281289A JP H11281289 A JPH11281289 A JP H11281289A JP 8590798 A JP8590798 A JP 8590798A JP 8590798 A JP8590798 A JP 8590798A JP H11281289 A JPH11281289 A JP H11281289A
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JP
Japan
Prior art keywords
tank
pipe member
insertion portion
heat exchanger
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP8590798A
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English (en)
Inventor
Noboru Kamitaki
昇 上瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11281289A publication Critical patent/JPH11281289A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、タンク本体に形成されるタンク穴
にパイプ部材をろう付け固定してなる熱交換器用タンク
に関し、パイプ部材をタンク本体に容易,確実にろう付
けすることを目的とする。 【解決手段】 アルミニウムからなるタンク本体11に
形成されるタンク穴11aに、アルミニウムからなるパ
イプ部材13の挿入部13aを挿入し、前記挿入部13
aに隣接して形成される環状突部13bを前記タンク穴
11aの縁部にろう付けRしてなる熱交換器用タンクに
おいて、前記パイプ部材13の挿入部13aの外径を、
前記タンク穴11aの内径と同一、または、多少大きめ
に形成するとともに、前記挿入部13aに、中心から所
定角度を置いて複数のスリット13eを形成し、このス
リット13eを、前記挿入部13aの先端から前記環状
突部13bの近傍に延在してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータ,コン
デンサ等の熱交換器用タンクに係わり、特に、タンク本
体に形成されるタンク穴にパイプ部材をろう付け固定し
てなる熱交換器用タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジエータ等の熱交換器のタンク
には、ホースを連結するためのパイプ部が形成されてお
り、このようなタンクとして、例えば、特開昭58−5
2989号公報に開示されるものが知られている。図3
は、この種の熱交換器用タンクを示すもので、この熱交
換器用タンクでは、アルミニウムからなるタンク本体1
に、円形状のタンク穴1aが形成されている。
【0003】このタンク穴1aには、アルミニウムから
なるパイプ部材2の先端に形成される挿入部2aが挿入
され、挿入部2aに隣接して形成される環状突部2b
が、タンク穴1aの縁部にろう付けRされている。すな
わち、この熱交換器用タンクでは、例えば、タンク本体
1が、内面側に犠牲腐食層が形成され、外面側にろう材
層が形成されるアルミニウムのクラッド材により形成さ
れている。
【0004】一方、パイプ部材2の挿入部2aの外径
が、タンク穴1aの内径より多少小さめに形成されてお
り、パイプ部材2の挿入部2aを、タンク穴1aに挿入
し、挿入部2aに隣接して形成される環状突部2bをタ
ンク穴1aの縁部に当接して、仮置きした状態で、非腐
食性フラックスを塗布し、熱処理炉内で熱処理すること
により、パイプ部材2の環状突部2bが、タンク穴1a
の縁部にろう付けRされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱交換器用タンクでは、パイプ部材2の挿入
部2aの外径を、タンク穴1aの内径より多少小さめに
形成しているため、パイプ部材2の挿入部2aが、タン
ク穴1aに対して偏心した状態でろう付けRされること
があり、このような場合には、パイプ部材2の環状突部
2bを、タンク穴1aの縁部に確実にろう付けすること
が困難になるという問題があった。
【0006】また、図4に示すように、パイプ部材2A
が、折曲部2cを介して、L字状に形成されている場合
には、パイプ部材2Aが、図の二点鎖線に示すように倒
れ、パイプ部材2Aをタンク穴1aに正確に仮置きする
ことが困難になり、正確に仮置きするためには、仮置き
用の治具が必要になるという問題があった。本発明は、
かかる従来の問題を解決するためになされたもので、パ
イプ部材をタンク本体に容易,確実にろう付けすること
ができる熱交換器用タンクを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の熱交換器用タ
ンクは、アルミニウムからなるタンク本体に形成される
タンク穴に、アルミニウムからなるパイプ部材の挿入部
を挿入し、前記挿入部に隣接して形成される環状突部を
前記タンク穴の縁部にろう付けしてなる熱交換器用タン
クにおいて、前記パイプ部材の挿入部の外径を、前記タ
ンク穴の内径と同一、または、多少大きめに形成すると
ともに、前記挿入部に、中心から所定角度を置いて複数
のスリットを形成し、このスリットを、前記挿入部の先
端から前記環状突部の近傍に延在してなることを特徴と
する。
【0008】請求項2の熱交換器用タンクは、請求項1
記載の熱交換器用タンクにおいて、前記パイプ部材は、
折曲部を介して折曲されていることを特徴とする。
【0009】(作用)請求項1の熱交換器用タンクで
は、タンク本体のタンク穴に、パイプ部材の挿入部の先
端を挿入すると、スリットの働きにより挿入部が縮径し
ながらタンク穴に嵌挿され、パイプ部材の環状突部がタ
ンク穴の縁部に当接される。
【0010】そして、この状態において、パイプ部材の
挿入部が、タンク本体のタンク穴に確実に仮止めされ
る。請求項2の熱交換器用タンクでは、折曲部を介して
折曲されるパイプ部材が、人手により把持され、スリッ
トが形成される挿入部がタンク穴に人手により嵌挿され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1は、本発明の熱交換器用タ
ンクの一実施形態を示している。図において符号11
は、ラジエータのタンクを形成するタンク本体を示して
いる。
【0012】このタンク本体11には、円形状のタンク
穴11aが形成されている。タンク本体11は、内面側
に犠牲腐食層が形成され、外面側にろう材層が形成され
るアルミニウムのクラッド材により形成されている。タ
ンク穴11aには、パイプ部材13の先端に形成される
挿入部13aが挿入されている。
【0013】そして、挿入部13aに隣接して形成され
る環状突部13bが、タンク穴11aの縁部にろう付け
Rされている。この実施形態では、パイプ部材13は、
折曲部13cを介してL字状に折曲されている。また、
パイプ部材13の環状突部13bと反対側には、パイプ
部材13に装着される図示しないホースの抜けを防止す
るための突出部13dが形成されている。
【0014】パイプ部材13は、アルミニウムからな
り、例えば、バルジ加工により、環状突部13bおよび
突出部13dが形成されている。この実施形態では、パ
イプ部材13の挿入部13aの外径が、タンク穴11a
の内径より、多少大きめに形成されている。また、挿入
部13aには、中心から所定角度を置いて複数のスリッ
ト13eが形成されている。
【0015】これ等のスリット13eは、挿入部13a
の先端から環状突部13bの近傍に延在されている。さ
らに、挿入部13aの先端の外周には、テーパ状の案内
部13fが形成されている。上述した熱交換器用タンク
は、以下述べるようにして製造される。
【0016】先ず、折曲部13cを介して折曲されるL
字状のパイプ部材13が、人手により把持され、スリッ
ト13eが形成される挿入部13aの先端の案内部13
fが、タンク穴11aに挿入される。
【0017】さらに、人手により、パイプ部材13の挿
入部13aをタンク穴11aに押圧すると、スリット1
3eの働きにより挿入部13aが縮径しながらタンク穴
11aに嵌挿され、パイプ部材13の環状突部13bが
タンク穴11aの縁部に当接される。そして、この状態
において、パイプ部材13の挿入部13aが、タンク本
体11のタンク穴11aに確実に仮止めされる。
【0018】この後、この状態で、タンク本体11に非
腐食性フラックスを塗布し、熱処理炉内で熱処理するこ
とにより、パイプ部材13の環状突部13bが、タンク
穴11aの縁部にろう付けRされる。以上のように構成
された熱交換器用タンクでは、パイプ部材13の挿入部
13aの外径を、タンク穴11aの内径より多少大きめ
に形成し、挿入部13aに、中心から所定角度を置いて
複数のスリット13eを形成し、このスリット13e
を、挿入部13aの先端から環状突部13bの近傍に延
在したので、図2に示すように、パイプ部材13の挿入
部13aを、タンク本体11のタンク穴11aに確実に
仮止めすることが可能になり、パイプ部材13をタンク
本体11に容易,確実にろう付けRすることができる。
【0019】また、上述した熱交換器用タンクでは、折
曲部13cを介して折曲されるパイプ部材13の挿入部
13aを、人手により、タンク穴11aに容易,確実に
嵌挿することができる。すなわち、パイプ部材が、折曲
部を介して、L字状に形成されている場合には、パイプ
部材が倒れ易く、パイプ部材をタンク穴に正確に仮止め
することが困難になるが、この熱交換器用タンクでは、
特別な治具を用いることなく、パイプ部材13をタンク
穴11aに正確に仮止めすることができる。
【0020】さらに、上述した熱交換器用タンクでは、
パイプ部材13の先端に案内部13fを形成したので、
パイプ部材13の挿入部13aを、人手により、タンク
穴11aに容易に嵌挿することができる。
【0021】なお、上述した実施形態では、折曲部13
cが形成されるパイプ部材13に本発明を適用した例に
ついて説明したが、本発明はかかる実施形態に限定され
るものではなく、直線状のパイプ部材にも適用すること
ができる。また、上述した実施形態では、パイプ部材1
3の挿入部13aの先端外周にテーパ状の案内部13f
を形成した例について説明したが、本発明はかかる実施
形態に限定されるものではなく、例えば、案内部を円弧
状に形成しても良い。
【0022】さらに、上述した実施形態では、パイプ部
材13の挿入部13aの外径を、タンク穴11aの内径
より、多少大きめに形成した例について説明したが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、タン
ク穴11aの内径と同一に形成しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の熱交換器
用タンクでは、パイプ部材の挿入部の外径を、タンク穴
の内径と同一、または、多少大きめに形成し、挿入部
に、中心から所定角度を置いて複数のスリットを形成
し、このスリットを、挿入部の先端から環状突部の近傍
に延在したので、パイプ部材の挿入部を、タンク本体の
タンク穴に確実に仮止めすることが可能になり、パイプ
部材をタンク本体に容易,確実にろう付けすることがで
きる。
【0024】請求項2の熱交換器用タンクでは、折曲部
を介して折曲されるパイプ部材の挿入部を、人手によ
り、タンク穴に容易,確実に嵌挿することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器用タンクの一実施形態を示す
断面図である。
【図2】図1の熱交換器用タンクの要部を示す断面図で
ある。
【図3】従来の熱交換器用タンクを示す断面図である。
【図4】従来の熱交換器用タンクを示す断面図である。
【符号の説明】
11 タンク本体 11a タンク穴 13 パイプ部材 13a 挿入部 13b 環状突部 13c 折曲部 13e スリット R ろう付け

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムからなるタンク本体(1
    1)に形成されるタンク穴(11a)に、アルミニウム
    からなるパイプ部材(13)の挿入部(13a)を挿入
    し、前記挿入部(13a)に隣接して形成される環状突
    部(13b)を前記タンク穴(11a)の縁部にろう付
    け(R)してなる熱交換器用タンクにおいて、 前記パイプ部材(13)の挿入部(13a)の外径を、
    前記タンク穴(11a)の内径と同一、または、多少大
    きめに形成するとともに、前記挿入部(13a)に、中
    心から所定角度を置いて複数のスリット(13e)を形
    成し、このスリット(13e)を、前記挿入部(13
    a)の先端から前記環状突部(13b)の近傍に延在し
    てなることを特徴とする熱交換器用タンク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器用タンクにおい
    て、 前記パイプ部材(13)は、折曲部(13c)を介して
    折曲されていることを特徴とする熱交換器用タンク。
JP8590798A 1998-03-31 1998-03-31 熱交換器用タンク Pending JPH11281289A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020105435A1 (ja) * 2018-11-20 2020-05-28 株式会社デンソー 熱交換器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020105435A1 (ja) * 2018-11-20 2020-05-28 株式会社デンソー 熱交換器
JP2020085288A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 株式会社デンソー 熱交換器
CN113167553A (zh) * 2018-11-20 2021-07-23 株式会社电装 热交换器

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