JP2003166677A - 配管接続構造及びプレート式熱交換器 - Google Patents
配管接続構造及びプレート式熱交換器Info
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Abstract
にろう被膜(40)を良好に形成し、ノズルと該ノズル内
部に差し込まれる配管とをろう付けにより確実に接続す
るとともに、コストの低減を図る。 【解決手段】 配管が差し込まれてろう付けされるノズ
ルの内周面(20a)に、ろう被膜(40)を保持するため
の多数の溝部(25)を形成する。そして、その溝部(2
5)の溝幅(W)を、隣接する溝部(25)間のピッチ
(P)と同じ大きさとする。
Description
配管の先端が挿入された状態で、これらの配管がろう付
け接続されている配管接続構造に関する。
で、一方の配管の内部に他方の配管の先端を挿入して、
その接続部分をろう付けすることが知られている。
枚の伝熱プレートが積層されてなるプレート式熱交換器
は広く知られている。その本体フレームの一方には複数
の円筒状のノズルが突出して設けられていて、この熱交
換器内部への流体の出入口となっている。これらノズ
ル、本体フレーム及び伝熱プレートは、通常、それぞれ
ステンレス鋼等からなる。そして、ノズルは、その内部
に銅管からなる冷媒配管が差し込まれた状態でろう付け
されることにより、その冷媒配管と接続されるように構
成されている。
けするためには、ステンレス鋼の酸化被膜を予め除去す
る必要がある。そこで、配管をノズルに差し込んでろう
付けする前に、ノズル内面に弗化物等のフラックスを予
め塗布することが一般に行われている。
ノズルと配管との接合部分が残留フラックスによって腐
食される虞れがあるため、残留フラックスをろう付け後
に洗浄除去しなければならないという問題がある。そこ
で、従来より、例えば特開2000ー105090号公
報に示されるように、上記フラックスの塗布を不要にす
る目的で、ノズルの内周面を12.5μmRy以上の粗
面となるように加工して、予め銅のろう被膜を施すよう
にすることが提案されている。
膜が予め形成されたノズルの内周面と、配管の外周面と
を、ろう付けによって確実に接合するためには、3μm
程度の厚さのろう被膜をノズル内周面に均一に形成する
必要がある。
には、ノズル内周面にろう被膜が形成されない部分が島
状に残るため、ろう被膜を均一に形成することが難しい
という問題がある。
ソケットの一端をノズル開口端に溶接して接合し、この
ソケットの他端に配管をろう付けすることも考えられる
が、この場合、コストが高くなるのは避けられない。
るためには、ノズルの内周面と配管の外周面との間をろ
う付けした後、ノズルの開口端に断面テーパ状のフィレ
ットを確実に形成することが望ましい。そして、このフ
ィレットを良好に形成するためには、予めノズル開口端
面にろう被膜を確実に形成しておく必要がある。
ある角部に形成されるろう被膜は、薄くなることが避け
られないため、フィレットを良好に形成することは難し
い。
であり、その目的とするところは、配管の接続構造に改
良を加えることにより、配管の表面にろう被膜を良好に
形成し、配管同士を確実に接続するとともに、コストの
低減を図ることにある。
めに、この発明では、第2配管の先端が挿入されてろう
付けされる第1配管の接続部表面に、ろう被膜を保持す
る溝を形成するようにした。
0)の内部に第2配管(30)の先端が挿入された状態
で、該第1配管(20)と第2配管(30)とがろう付け接
続されている配管の接続構造が前提である。そして、上
記第1配管(20)の接続部内周面に、ろう被膜(40)を
保持するための溝部(25)が形成されている。
持するための溝部(25)がノズル(20)の内周面に形成
されているので、ろう被膜(40)を炉中加熱等により形
成する際に、溶融した液状のろう材が溝部(25)内に貯
留される。その後、冷却されることによって、ろう材が
溝部(25)内に確実に保持されるため、ろう被膜(40)
が第1配管(20)の内周面に均一に形成される。また、
予め内周面にろう材のメッキ処理が施されたソケット等
の別部材を必要としないので、コストの低減が図られ
る。
る配管の接続構造において、上記第1配管(20)の接続
部内周面に、連続する螺旋状の溝部(25)が形成されて
いる。
提とする配管の接続構造において、上記第1配管(20)
の接続部内周面に、リング状の溝部(25)が形成されて
いる。
れか1つの発明において、複数の上記溝部(25)が第1
配管(20)の長さ方向に並んで形成されている。
内周面に均一なろう被膜(40)が効果的に形成される。
上記複数の溝部(25)の溝幅(W)は、隣接する溝部(2
5)間のピッチ(P)と同じ大きさである。
5)の間の間隔が無くなるので、各溝部(25)間に平坦
部は形成されない。従って、ろう被膜(40)は、そのよ
うな平坦部によって分断されることがなく、連続して均
一に形成される。
る配管の接続構造において、上記第1配管(20)の接続
側開口端面に、ろう被膜(40)を保持するための保持部
(27,31)が形成されている。
配管(20)の開口端(22)で保持部により確実に保持さ
れる。従って、第1配管(20)開口端(22)において、
ろう付けの最終段階で断面テーパ状のフィレット(45)
が良好に形成されて、第1配管(20)開口端(22)と第
2配管(30)の外周面との間が確実に閉塞される。
る配管の接続構造において、上記第1配管(20)の接続
部開口端の内周縁に、切り欠き(31)が形成されてい
る。
のろう被膜(40)の厚さが薄くなるのは避けられない。
これに対して、この発明によると、第1配管(20)開口
端(22)の内側又は外側の角部に、切り欠き(31)が形
成されているので、この切り欠き(31)にろう被膜(4
0)が確実に形成される。ここで、上記内周縁とは、内
周面近傍のみに限定されるものではなく、外周面近傍ま
でを含む概念である。
上記切り欠き(31)は、リング状の置きろう(41)を保
持するように構成されている。
管(30)との接続時に、置きろう(41)が切り欠き(3
1)により保持されて、ノズル(20)内周面にろう被膜
(40)が容易に形成される。
る配管の接続構造において、上記第1配管(20)の接続
部側の開口端面に、該開口の周方向に延びるように凹溝
部(27)が形成されている。
おいて、複数の上記凹溝部(27)が第1配管(20)の径
方向に並んで形成されている。
ことで、第1配管(20)の開口端面において、ろう被膜
(40)が凹溝部(27)により確実に保持される。
て、上記複数の凹溝部(27)の溝幅は、隣接する凹溝部
(27)間のピッチと同じ大きさである。
口端面に均一なろう被膜(40)が効果的に形成される。
1つの発明において、一端に鍔部(44a)を有する筒状
のろう材(44)が第1配管(20)の開口端(22)に嵌挿
された状態でろう付け接続されている。
により開口端(22)の内周面にろう被膜(40)が形成さ
れる一方、ろう材(44)の鍔部(44a)分により開口端
面にろう被膜(40)が形成される。従って、簡単な構成
によって、第1配管(20)の開口端(22)に確実にろう
被膜(40)が形成される。
1つの発明において、上記第1配管(20)は、プレート
式熱交換器における流体出入口ノズルである。
何れか1つの配管接続構造を有し、流体の出入口たるノ
ズルを備えるプレート式熱交換器であって、第1配管
(20)は上記ノズルである。
レート式熱交換器のノズルと第2配管とが確実に接続さ
れる。
発明の実施形態に係る配管接続構造を有するプレート式
熱交換器(10)の概略を示している。同図に示すよう
に、プレート式熱交換器(10)は、例えばステンレス鋼
からなる2枚の略矩形板状の本体フレーム(11,12)を
備えている。図1における紙面手前側(以降、前方向と
する)に位置づけられている本体フレーム(11)の四隅
には4つの円形の貫通孔(図示省略)がそれぞれ形成さ
れている。この貫通孔(図示省略)には、後述のノズル
(20)が前方に突出した状態で取付固定される。
間には、多数枚の伝熱プレート(15,15,…)が、所定の
間隔で積層された状態で接合されている。すなわち、伝
熱プレート(15,15,…)はステンレス鋼等からなり、そ
の中央部分には伝熱効果を高める目的で、波状や球状の
突起が形成されている。また、その四隅には、本体フレ
ームに対応するように通路孔(図示省略)がそれぞれ形
成されている。そして、この伝熱プレート(15,15,…)
には、その表面における周縁部や通路孔(図示省略)の
周囲にろう材が塗布されている。これらの伝熱プレート
(15,15,…)と、本体フレーム(11,12)とを、ろう材
を介して積層配置し、真空環境下で加熱することにより
溶融接合するようにしている。
の配管が差し込まれてろう付けされるための第1配管た
る管状のノズル(20)を備えている。ノズル(20)は、
このプレート式熱交換器(10)の内部への流体(冷媒)
の出入口である。すなわち、前側の本体フレーム(11)
の貫通孔(図示省略)には、基端側にフランジ部(21)
を有する略円筒状のノズル(20)が固着して設けられて
いる。ノズル(20)は、そのフランジ部(21)の先端側
壁面が本体フレーム(11)の貫通孔(図示省略)周囲の
内壁面と接合されることにより、その先端の開口端(2
2)が前方に突出するように取付けられている。そし
て、図2に示すように、このノズル(20)の内部に第2
配管としての銅管からなる冷媒配管(30)の一端が差し
込まれる。そして、後述するように、ノズル(20)は、
ろう付けにより冷媒配管(30)と接続するように構成さ
れている。
は、ノズル(20)の内部に冷媒配管(30)の先端が挿入
された状態で、該ノズル(20)と冷媒配管(30)とがろ
う付け接続されている配管の接続構造を有している。
は、その内側における中間部分が段差状に形成されてい
る。すなわち、この段差部(23)から先端側に位置する
ノズル先端部(20a)の内径は、段差部(23)から基端
側に位置するノズル基端部(20b)の内径よりも大きく
なるように構成されている。このようにして、ノズル先
端部(20a)内に冷媒配管(30)が嵌挿されるようにし
ている。
して示すように、ノズル(20)の接続部内周面には、ろ
う被膜(40)を保持するための溝部(25)が形成されて
いる。具体的に、ノズル先端部(20a)の内周面には、
例えば断面円弧状の溝部(25)が、ノズル(20)の内周
面にその周方向に沿って延びるように形成されている。
この溝部(25)の溝深さ(D)は、例えば0.03mm
〜0.10mmとすることが望ましい。一方、溝幅
(W)は例えば0.4mm〜0.6mmとすることが好
ましい。そして、例えば、溝部(25)は、ノズル(20)
の周方向に延びるリング状の溝として形成され、このよ
うな多数のリング状の溝部(25,25,…)が、上記所定の
ピッチ(P)でノズルの長さ方向に並ぶように連続して
形成されている。
隣接する溝部間のピッチ(P)と同じ大きさとなるよう
に構成されている。つまり、溝部(25)の幅方向両端
に、隣り合う溝部(25,25)の両端が位置付けられてお
り、各溝部(25,25,…)間に平坦な部分が形成されない
ようにしている。
されるものではない。すなわち、例えばノズル(20)の
接続部内周面に、連続する螺旋状の溝部を形成するよう
にしてもよい。このとき、隣接する溝間のピッチは上記
所定のピッチ(P)と同様にすればよい。
(22)の内周縁には、周方向に延びるように形成された
切り欠き(31)が、ノズル(20)の突出側(前側)と、
ノズル(20)の径方向内側との双方に開口するように設
けられている。切り欠き(31)は、その底面部と側面部
とが略垂直となるように、段差状に形成されている。そ
して、この切り欠き(31)は、ノズル(20)と配管(3
0)とを接続する際に、リング状の置きろう(41)を、
切り欠き(31)の底面部及び側面部の双方に当接した状
態で保持するように構成されている。置きろう(41)
は、銅からなる。このとき、置きろう(41)のリング径
は、切り欠き(31)の内径よりも少し大きく構成されて
おり、置きろう(41)は、その弾性を利用して切り欠き
(31)内に係止するようにしている。
面には、該開口の周方向に延びるように、凹溝部(27)
が形成されている。凹溝部(27)は、例えば断面円弧状
に形成されている。すなわち、ノズル(20)の開口端面
には、複数の上記凹溝(27,27,…)がノズル(20)の径
方向に並んで設けられている。そして、これら複数の凹
溝部(27)の溝幅は、隣接する凹溝部(27)間のピッチ
と同じ大きさとなるように構成されている。
は、それぞれろう被膜(40)を保持するためのものであ
る。すなわち、ノズル(20)の接続側開口端面(22)に
は、ろう被膜(40)を保持するための保持部が形成され
ており、保持部は、切り欠き(31)及び凹溝部(27)を
それぞれ有している。
器(10)のノズル(20)に冷媒配管(30)をろう付けす
る方法について説明する。先ず、図3に示すように、切
り欠き(31)に、置きろう(41)を係止固定する。
ム(11,12)とを積層配置した状態で炉中に収容し、炉
中ろう付けを行う。このことにより、伝熱プレート(1
5)と本体フレーム(11,12)とが接合すると同時に、図
4に示すように、ノズル(20)の内周面にろう被膜(4
0)が形成される。
し、ノズル(20)の内周壁面に沿ってノズル長さ方向に
拡がる。すなわち、置きろう(41)が溶解することによ
り、切り欠き(31)は、液状のろう材がその内部(つま
り、底面部及び側面部)に充填されることによってろう
被膜(40)により被覆される。また、ノズル(20)の開
口端面は、凹溝部(27)にろう材が充填されることによ
ってろう被膜(40)が形成される。
(20)の基端側へ拡がることにより、ノズル先端部(20
a)における内周面にろう被膜(40)が形成される。こ
のとき、図7にも示すように、ノズル内周面に所定ピッ
チで形成されている多数の溝部(25,25,…)内に液状の
ろう材が充填され、その後の冷却によりろう被膜(40)
が形成される。このようにして、ステンレス鋼からなる
ノズル(20)の内周面に、純銅のろう被膜(40)が均一
に形成される。
覆されたノズル(20)に、銅管たる冷媒配管(30)を差
し込んで、その配管(30)の先端が段差部(23)に近接
するようにする。その後、図6に示すように、リン銅ろ
うとしての差しろう(43)によってろう付けを行う。そ
して、このろう付けの最終段階として、ノズルの開口端
(22)と、冷媒配管の外周面とをろう材により閉塞する
目的で、ノズル先端方向(前方向)に向かって断面積が
小さくなる断面テーパ状のフィレット(45)を形成す
る。
ると、ろう被膜(40)を保持するための溝部(25)がノ
ズル(20)の内周面に形成されているので、ろう被膜
(40)を炉中ろう付けにより形成する際に、溶融した液
状のろう材を溝部(25)内に貯留することができる。そ
の後、冷却されることによって、ろう材が溝部(25)内
に確実に保持されるため、純銅のろう被膜(40)をステ
ンレス鋼からなるノズル(20)の内周面上に均一に形成
することができる。従って、銅と銅とのろう付けによっ
て、ノズル(20)と配管(30)とを極めて容易に接続す
ることができる。そのため、ステンレス鋼の酸化被膜を
除去するためのフラックスを不要とすることができる。
施されたソケット等の別部材を必要としないので、コス
トの低減を図ることができる。
する溝部(25)間のピッチ(P)と同じ大きさであるた
め、隣接する溝部(25)の間の間隔が無くなるので、各
溝部(25)間に平坦部は形成されない。従って、ろう被
膜(40)は、そのような平坦部によって分断されること
がないため、連続して均一なものとすることができる。
凹溝部(27)間のピッチと同じ大きさであるため、ノズ
ル(20)の開口端面に均一なろう被膜(40)を効果的に
形成することができる。
のろう被膜(40)の厚さが薄くなるのは避けられない。
これに対して、この実施形態では、ノズル(20)の開口
端(22)に、切り欠き(31)及び凹溝部(27)を形成す
るようにしたので、ろう被膜(40)が、ノズル(20)の
開口端(22)で保持部により確実に保持される。すなわ
ち、切り欠き(31)にろう被膜(40)が確実に形成され
る。また、ろう被膜(40)が凹溝部(27)により確実に
保持される。従って、ノズル(20)開口端(22)におい
て、ろう付けの最終段階で断面テーパ状のフィレット
(45)を良好に形成することができ、ノズル(20)開口
端(22)と配管(30)の外周面との間を確実に閉塞する
ことができる。
時に、置きろう(41)が切り欠き(31)により保持され
るため、ノズル(20)内周面にろう被膜(40)を容易に
形成することができる。
切り欠き(31)の双方を設けるようにしたが、どちらか
一方を設けるようにしてもよい。
の実施形態2を示し(尚、図1〜図7と同じ部分につい
ては同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する)、
上記実施形態1では、ノズル(20)の開口端(22)に切
り欠き(31)を設け、ろう被膜(40)の形成時に、その
切り欠き(31)に置きろう(41)を配設するようにした
のに対して、そのような切り欠きを設けないようにし、
その代わりに後述のろう材(44)を設けるようにしたも
のである。
の実施形態2では、ノズル(20)の開口端面に、上記実
施形態1と同様に、複数の凹溝(27,27,…)が形成され
ている。
う被膜(40)を形成するときには、この開口端(22)
に、図10に示すように、一端に鍔部(44a)を有する
筒状のろう材(44)を嵌挿させて取り付ける。そして、
このように、ろう材(44)がノズル(20)の開口端(2
2)に嵌挿された状態で、伝熱プレート(15)及び本体
フレーム(11,12)とともに炉中ろう付けを行い、加熱
することにより、ノズル(20)の開口端面及び内周面に
ろう被膜(40)がそれぞれ形成される。
う材(44)の筒部分により開口端(22)の内周面にろう
被膜(40)が形成される一方、ろう材(44)の鍔部(44
a)分により開口端面にろう被膜(40)が形成される。
従って、簡単な構成によって、ノズル(20)の開口端
(22)に確実にろう被膜(40)を形成することができ
る。
ート式熱交換器のノズルにおける配管接続構造について
説明したが、本発明はこれに限らず、その他の配管同士
の接続構造として適用することができる。
示すように、必ずしも複数設ける必要はない。したがっ
て、例えば図9に示すように、ノズルの開口端面を1つ
の断面円弧状の凹溝部(27)により構成するようにして
もよい。
第1配管の接続部内周面に、ろう被膜を保持するための
溝部を形成することにより、ろう被膜を第1配管の内周
面に均一に形成することができる。また、予め内周面に
ろう材のメッキ処理が施されたソケット等の別部材を必
要としないので、コストの低減を図ることができる。
を、隣接する溝部間のピッチと同じ大きさにすること
で、隣接する溝部の間の間隔が無くなるので、ろう被膜
連続して均一に形成することができる。
口端面に、ろう被膜を保持するための保持部を形成する
ことにより、ろう被膜を、第1配管の開口端で保持部に
より確実に保持することができる。従って、第1配管開
口端において、フィレットを良好に形成することが可能
となる。
の開口端面に、該開口の周方向に延びるように凹溝部を
形成することにより、第1配管の開口端面において、ろ
う被膜を凹溝部により確実に保持することができる。
隣接する凹溝部間のピッチと同じ大きさとすることによ
り、第1配管の開口端面に均一なろう被膜を効果的に形
成することができる。
る筒状のろう材を第1配管の開口端に嵌挿された状態で
ろう付け接続することにより、簡単な構成によって、第
1配管の開口端に確実にろう被膜を形成することが可能
となる。
ート式熱交換器における流体出入口ノズルとすることに
より、プレート式熱交換器のノズルと第2配管とを確実
に接続することができる。
示す正面図である。
示す側面図である。
ノズルを示す断面図である。
である。
る。
3相当図である。
ある。
大して示す断面図である。
図である。
材を示す斜視図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 第1配管(20)の内部に第2配管(30)
の先端が挿入された状態で、該第1配管(20)と第2配
管(30)とがろう付け接続されている配管の接続構造に
おいて、 上記第1配管(20)の接続部内周面に、ろう被膜(40)
を保持するための溝部(25)が形成されていることを特
徴とする配管接続構造。 - 【請求項2】 第1配管(20)の内部に第2配管(30)
の先端が挿入された状態で、該第1配管(20)と第2配
管(30)とがろう付け接続されている配管の接続構造に
おいて、 上記第1配管(20)の接続部内周面に、連続する螺旋状
の溝部(25)が形成されていることを特徴とする配管接
続構造。 - 【請求項3】 第1配管(20)の内部に第2配管(30)
の先端が挿入された状態で、該第1配管(20)と第2配
管(30)とがろう付け接続されている配管の接続構造に
おいて、 上記第1配管(20)の接続部内周面に、リング状の溝部
(25)が形成されていることを特徴とする配管接続構
造。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1つにおいて、 複数の上記溝部(25)が第1配管(20)の長さ方向に並
んで形成されていることを特徴とする配管接続構造。 - 【請求項5】 請求項4において、 上記複数の溝部(25)の溝幅(W)は、隣接する溝部(2
5)間のピッチ(P)と同じ大きさであることを特徴とす
る配管接続構造。 - 【請求項6】 第1配管(20)の内部に第2配管(30)
の先端が挿入された状態で、該第1配管(20)と第2配
管(30)とがろう付け接続されている配管の接続構造に
おいて、 上記第1配管(20)の接続側開口端面に、ろう被膜(4
0)を保持するための保持部(27,31)が形成されている
ことを特徴とする配管接続構造。 - 【請求項7】 第1配管(20)の内部に第2配管(30)
の先端が挿入された状態で、該第1配管(20)と第2配
管(30)とがろう付け接続されている配管の接続構造に
おいて、 上記第1配管(20)の接続部開口端の内周縁に、切り欠
き(31)が形成されていることを特徴とする配管接続構
造。 - 【請求項8】 請求項7において、 上記切り欠き(31)は、リング状の置きろう(41)を保
持するように構成されていることを特徴とする配管接続
構造。 - 【請求項9】 第1配管(20)の内部に第2配管(30)
の先端が挿入された状態で、該第1配管(20)と第2配
管(30)とがろう付け接続されている配管の接続構造に
おいて、 上記第1配管(20)の接続部側の開口端面に、該開口の
周方向に延びるように凹溝部(27)が形成されているこ
とを特徴とする配管接続構造。 - 【請求項10】 請求項9において、 複数の上記凹溝部(27)が第1配管(20)の径方向に並
んで形成されていることを特徴とする配管接続構造。 - 【請求項11】 請求項10において、 上記複数の凹溝部(27)の溝幅は、隣接する凹溝部(2
7)間のピッチと同じ大きさであることを特徴とする配
管接続構造。 - 【請求項12】 請求項1〜11の何れか1つにおい
て、 一端に鍔部(44a)を有する筒状のろう材(44)が第1
配管(20)の開口端(22)に嵌挿された状態でろう付け
接続されていることを特徴とする配管接続構造。 - 【請求項13】 請求項1〜12の何れか1つにおい
て、 上記第1配管(20)は、プレート式熱交換器における流
体出入口ノズルであることを特徴とする配管接続構造。 - 【請求項14】 請求項1〜12の何れか1つの配管接
続構造を有し、流体の出入口たるノズルを備えるプレー
ト式熱交換器であって、 第1配管(20)は上記ノズルであることを特徴とするプ
レート式熱交換器。
Priority Applications (1)
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