JPH11280999A - シール継手 - Google Patents
シール継手Info
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- JPH11280999A JPH11280999A JP10085287A JP8528798A JPH11280999A JP H11280999 A JPH11280999 A JP H11280999A JP 10085287 A JP10085287 A JP 10085287A JP 8528798 A JP8528798 A JP 8528798A JP H11280999 A JPH11280999 A JP H11280999A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition member
- space
- refractory material
- sealing
- cord
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L21/00—Joints with sleeve or socket
- F16L21/02—Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
- F16L21/04—Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings in which sealing rings are compressed by axially-movable members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
- Pipeline Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れたシール性能および耐火性を有するシー
ル継手を提供する。 【解決手段】 管１に接続可能な筒状本体５が凹状空間
１０を有しており、凹状空間１０に挿通する索状体３
と、筒状本体５との間をシールするシール材８を凹状空
間１０に保持してあるシール継手であって、共に索状体
３を挿通可能な孔部６ａ，７ａを有する第１仕切部材６
および第２仕切部材７を凹状空間１０の内部に挿入し
て、凹状空間１０の底部５ｃと第１仕切部材６との間に
第１空間１０ａを形成し、第１仕切部材６と第２仕切部
材７との間に第２空間１０ｂを形成すると共に、第１空
間１０ａおよび第２空間１０ｂに、シール材８と熱膨張
性の耐火材９とを各別に収容してある。
ル継手を提供する。 【解決手段】 管１に接続可能な筒状本体５が凹状空間
１０を有しており、凹状空間１０に挿通する索状体３
と、筒状本体５との間をシールするシール材８を凹状空
間１０に保持してあるシール継手であって、共に索状体
３を挿通可能な孔部６ａ，７ａを有する第１仕切部材６
および第２仕切部材７を凹状空間１０の内部に挿入し
て、凹状空間１０の底部５ｃと第１仕切部材６との間に
第１空間１０ａを形成し、第１仕切部材６と第２仕切部
材７との間に第２空間１０ｂを形成すると共に、第１空
間１０ａおよび第２空間１０ｂに、シール材８と熱膨張
性の耐火材９とを各別に収容してある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、管に接続可能な筒
状本体が凹状空間を有しており、当該凹状空間に挿通す
る索状体と、前記筒状本体との間をシールするシール材
を前記凹状空間に保持してあるシール継手に関する。
状本体が凹状空間を有しており、当該凹状空間に挿通す
る索状体と、前記筒状本体との間をシールするシール材
を前記凹状空間に保持してあるシール継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】ガス配管網が拡充されつつある近年にお
いては、特に都市型ホームセキュリティーシステムの構
築が望まれている。当該セキュリティーシステムとして
は、例えばガス漏れ警報システムが考えられており、こ
こでは、ガス漏れを通報するための信号線等を前記ガス
配管網と一体に敷設する技術が検討されている。このよ
うな技術のなかに、前記信号線を効率よく、しかも、よ
り安全に敷設するために、ガス配管の内部に前記信号線
を敷設しておくというものがある。具体的には、ガス配
管の端部近傍に分岐部を設けておき、当該分岐部からガ
ス配管の内部に信号線等の索状体を挿通し、前記分岐部
の開口部と索状体との間にシール材を充填し、ガス配管
の内部の流体の流通を阻害することなく、信号線を管内
に敷設するという技術が提案されている。
いては、特に都市型ホームセキュリティーシステムの構
築が望まれている。当該セキュリティーシステムとして
は、例えばガス漏れ警報システムが考えられており、こ
こでは、ガス漏れを通報するための信号線等を前記ガス
配管網と一体に敷設する技術が検討されている。このよ
うな技術のなかに、前記信号線を効率よく、しかも、よ
り安全に敷設するために、ガス配管の内部に前記信号線
を敷設しておくというものがある。具体的には、ガス配
管の端部近傍に分岐部を設けておき、当該分岐部からガ
ス配管の内部に信号線等の索状体を挿通し、前記分岐部
の開口部と索状体との間にシール材を充填し、ガス配管
の内部の流体の流通を阻害することなく、信号線を管内
に敷設するという技術が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した提案による技
術を実現するためには、常時において前記シール材が高
いシール性を発揮し得るものであることに加えて、災害
時にもそのシール状態が確実に維持されることが必要で
ある。しかし、前記シール材としてよく用いられる、例
えば、ＮＢＲ、ＳＢＲ、ＥＰＤＭ等は、シール性には優
れるものの耐火性に関しては十分な特性を有していると
はいえない。仮に、火災時に前記シール材が損傷する
と、ガス配管の内部を流れるガスが外部に漏洩して、火
災を発生させたり拡大させたりする事態が生じて好まし
くない。そこで、本発明においては、上記実情に鑑み、
優れたシール性能および耐火性を有するシール継手を提
供することを目的とする。
術を実現するためには、常時において前記シール材が高
いシール性を発揮し得るものであることに加えて、災害
時にもそのシール状態が確実に維持されることが必要で
ある。しかし、前記シール材としてよく用いられる、例
えば、ＮＢＲ、ＳＢＲ、ＥＰＤＭ等は、シール性には優
れるものの耐火性に関しては十分な特性を有していると
はいえない。仮に、火災時に前記シール材が損傷する
と、ガス配管の内部を流れるガスが外部に漏洩して、火
災を発生させたり拡大させたりする事態が生じて好まし
くない。そこで、本発明においては、上記実情に鑑み、
優れたシール性能および耐火性を有するシール継手を提
供することを目的とする。
【０００４】尚、本発明における管とは、上述のガス管
に限らず、内部に通線する必要の生じうる管一般につい
て適用できるものであり、また、前記索状体として、上
述の通信線に替えて、種々のケーブル、ワイヤ等を適用
する場合に利用できる。
に限らず、内部に通線する必要の生じうる管一般につい
て適用できるものであり、また、前記索状体として、上
述の通信線に替えて、種々のケーブル、ワイヤ等を適用
する場合に利用できる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成を、図１〜図３に示した例を参考に
説明する。 （構成１）本発明のシール継手は、請求項１に記載した
ごとく、共に索状体３を挿通可能な孔部６ａ，７ａを有
する第１仕切部材６および第２仕切部材７を凹状空間１
０の内部に挿入して、前記凹状空間１０の底部５ｃと前
記第１仕切部材６との間に第１空間１０ａを形成し、前
記第１仕切部材６と前記第２仕切部材７との間に第２空
間１０ｂを形成すると共に、前記第１空間１０ａおよび
前記第２空間１０ｂに、シール材８と熱膨張性の耐火材
９とを各別に収容した点に特徴を有する。 （作用・効果）本構成のごとく、索状体を挿通するため
の孔部を有する第１仕切部材および第２仕切部材を用い
て形成した第１空間と第２空間とに、シール材と耐火材
とを各別に収容するものとすれば、索状体と筒状本体と
の間をシール材および耐火材の双方によってシールする
ことができる。即ち、通常の使用状態においては、索状
体と筒状本体との間は主にシール材によってシールす
る。当該シール材は、例えば弾力性を有する任意の部材
で構成することで、索状体の表面および筒状本体の内壁
面にシール材を密着させることができる。この結果、筒
状本体が密閉され、管の内部を流通する流体が管の外部
へ漏洩したり、外部の空気が管の内部へ侵入することを
確実に防止できる。一方、仮に火災等が発生して当該シ
ール継手が極度に高温化した場合にも、当該シール継手
のシール効果は良好に維持される。つまり、火災時に加
熱された耐火材は、第１空間あるいは第２空間の内部で
膨張する。この場合、当該耐火材の膨張方向は、第１仕
切部材あるいは第２仕切部材の存在によって、筒状本体
の軸芯方向に対して径方向になるようにある程度制限さ
れる。よって、膨張する耐火材は索状体の表面および筒
状本体の内壁面に密着することとなって、管のシール効
果が維持されるのである。また、本構成では、シール材
と耐火材との間に第１仕切部材が存在するため、仮に、
火災時の熱によってシール材が減容する際にも、耐火材
が無秩序に膨張するのを防止することができる。例え
ば、筒状本体のうち径方向の一方側のみが集中的に加熱
され、当該側のシール材の減容が激しい場合には、仮に
前記第１仕切部材を設けていないとすると、耐火材は前
記減容によって生じた空間の側に自由に膨張することと
なる。この場合には、当該空間に膨張した耐火材が筒状
本体の内壁面あるいは索状体に確実に当接する保証はな
い。一方、当初から耐火材が設けられていた部分につい
てみると、上述のごとく耐火材がシール材の側に膨張し
てしまう結果、筒状本体の径方向に対する膨張の割合が
減少し、筒状本体の内壁面あるいは索状体への押付けが
不十分となって当該部分においてもシール効果が損なわ
れてしまうおそれがある。しかし、本構成のごとく、シ
ール材と耐火材とを第１仕切部材で区切っておけば、仮
に、シール材の一部で極端な減容が生じても、前記第１
仕切部材は前記シール材の側に直ちに移動することはな
い。このため、耐火材は、まず筒状本体の径方向に対し
て膨張することを強いられるから、管のシール効果が確
実に発揮されるのである。さらに、本構成であれば、例
えば前記索状体が樹脂被覆コード等で構成されている場
合にも管のシール性が良好に維持される。つまり、索状
体の被覆が熱を受けて減容しても、上記のごとく索状体
に対する耐火材の押付けが確実になされるからである。
の本発明の特徴構成を、図１〜図３に示した例を参考に
説明する。 （構成１）本発明のシール継手は、請求項１に記載した
ごとく、共に索状体３を挿通可能な孔部６ａ，７ａを有
する第１仕切部材６および第２仕切部材７を凹状空間１
０の内部に挿入して、前記凹状空間１０の底部５ｃと前
記第１仕切部材６との間に第１空間１０ａを形成し、前
記第１仕切部材６と前記第２仕切部材７との間に第２空
間１０ｂを形成すると共に、前記第１空間１０ａおよび
前記第２空間１０ｂに、シール材８と熱膨張性の耐火材
９とを各別に収容した点に特徴を有する。 （作用・効果）本構成のごとく、索状体を挿通するため
の孔部を有する第１仕切部材および第２仕切部材を用い
て形成した第１空間と第２空間とに、シール材と耐火材
とを各別に収容するものとすれば、索状体と筒状本体と
の間をシール材および耐火材の双方によってシールする
ことができる。即ち、通常の使用状態においては、索状
体と筒状本体との間は主にシール材によってシールす
る。当該シール材は、例えば弾力性を有する任意の部材
で構成することで、索状体の表面および筒状本体の内壁
面にシール材を密着させることができる。この結果、筒
状本体が密閉され、管の内部を流通する流体が管の外部
へ漏洩したり、外部の空気が管の内部へ侵入することを
確実に防止できる。一方、仮に火災等が発生して当該シ
ール継手が極度に高温化した場合にも、当該シール継手
のシール効果は良好に維持される。つまり、火災時に加
熱された耐火材は、第１空間あるいは第２空間の内部で
膨張する。この場合、当該耐火材の膨張方向は、第１仕
切部材あるいは第２仕切部材の存在によって、筒状本体
の軸芯方向に対して径方向になるようにある程度制限さ
れる。よって、膨張する耐火材は索状体の表面および筒
状本体の内壁面に密着することとなって、管のシール効
果が維持されるのである。また、本構成では、シール材
と耐火材との間に第１仕切部材が存在するため、仮に、
火災時の熱によってシール材が減容する際にも、耐火材
が無秩序に膨張するのを防止することができる。例え
ば、筒状本体のうち径方向の一方側のみが集中的に加熱
され、当該側のシール材の減容が激しい場合には、仮に
前記第１仕切部材を設けていないとすると、耐火材は前
記減容によって生じた空間の側に自由に膨張することと
なる。この場合には、当該空間に膨張した耐火材が筒状
本体の内壁面あるいは索状体に確実に当接する保証はな
い。一方、当初から耐火材が設けられていた部分につい
てみると、上述のごとく耐火材がシール材の側に膨張し
てしまう結果、筒状本体の径方向に対する膨張の割合が
減少し、筒状本体の内壁面あるいは索状体への押付けが
不十分となって当該部分においてもシール効果が損なわ
れてしまうおそれがある。しかし、本構成のごとく、シ
ール材と耐火材とを第１仕切部材で区切っておけば、仮
に、シール材の一部で極端な減容が生じても、前記第１
仕切部材は前記シール材の側に直ちに移動することはな
い。このため、耐火材は、まず筒状本体の径方向に対し
て膨張することを強いられるから、管のシール効果が確
実に発揮されるのである。さらに、本構成であれば、例
えば前記索状体が樹脂被覆コード等で構成されている場
合にも管のシール性が良好に維持される。つまり、索状
体の被覆が熱を受けて減容しても、上記のごとく索状体
に対する耐火材の押付けが確実になされるからである。
【０００６】（構成２）本発明のシール継手は、請求項
２に記載したごとく、前記第２仕切部材７が略カップ形
状であって、前記第２仕切部材７に前記耐火材９を充填
して構成することができる。 （作用・効果）本構成であれば、耐火材はその周囲をカ
ップ形状をなす第２仕切部材の壁部で覆われることにな
り、筒状本体の径方向外周側への耐火材の膨張が制限さ
れる。即ち、耐熱材料の膨張方向がシール材の側に限定
されるから、火災時などにおいて仮に、シール材が減容
したり焼失した場合でもそれによって生じた空間を確実
に充填することができる。また、前記凹状空間の内部に
前記第１仕切部材および前記第２仕切部材、前記シール
材、前記耐火材を装着し終えた後には、通常、さらに第
２仕切部材の端部に別の押さえ部材を設けることがあ
る。この場合には、前記第２仕切部材を前記第１仕切部
材の側に押圧した状態となることが多い。本構成のごと
く、前記第２仕切部材が略カップ形状であれば、仮に、
前記第２仕切部材が第１仕切部材の側に強く押し付けら
れて、前記耐火材が前記第２仕切部材に形成した孔部等
から漏れ出し、第２仕切部材が第１仕切部材の側に移動
したとしても、前記第２仕切部材の開口側の端縁が前記
第１仕切部材に当接することで、前記耐火材の漏洩を阻
止することができる。よって、第２仕切部材の押付け力
の大小等に拘わらず、耐火材は確実に第２空間の内部に
保持されるため、万一の火災時において耐火材によるシ
ール効果を確実に発揮させることができる。
２に記載したごとく、前記第２仕切部材７が略カップ形
状であって、前記第２仕切部材７に前記耐火材９を充填
して構成することができる。 （作用・効果）本構成であれば、耐火材はその周囲をカ
ップ形状をなす第２仕切部材の壁部で覆われることにな
り、筒状本体の径方向外周側への耐火材の膨張が制限さ
れる。即ち、耐熱材料の膨張方向がシール材の側に限定
されるから、火災時などにおいて仮に、シール材が減容
したり焼失した場合でもそれによって生じた空間を確実
に充填することができる。また、前記凹状空間の内部に
前記第１仕切部材および前記第２仕切部材、前記シール
材、前記耐火材を装着し終えた後には、通常、さらに第
２仕切部材の端部に別の押さえ部材を設けることがあ
る。この場合には、前記第２仕切部材を前記第１仕切部
材の側に押圧した状態となることが多い。本構成のごと
く、前記第２仕切部材が略カップ形状であれば、仮に、
前記第２仕切部材が第１仕切部材の側に強く押し付けら
れて、前記耐火材が前記第２仕切部材に形成した孔部等
から漏れ出し、第２仕切部材が第１仕切部材の側に移動
したとしても、前記第２仕切部材の開口側の端縁が前記
第１仕切部材に当接することで、前記耐火材の漏洩を阻
止することができる。よって、第２仕切部材の押付け力
の大小等に拘わらず、耐火材は確実に第２空間の内部に
保持されるため、万一の火災時において耐火材によるシ
ール効果を確実に発揮させることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に本発明のシール継手の実施
の形態を図面に基づいて説明する。 （全体構成）本発明のシール継手は、例えば図３に示す
ごとく、管１の一例であるガス配管１ａの縦管部に設け
た分岐部２に適用することができる。つまり、当該分岐
部２よりガス配管１ａの内部に索状体３の一例である信
号線３ａを導入し、当該信号線３ａを介して、例えば、
ガスメータ４の積算値や異常動作を他の場所に設けた管
理センター等に送信するのである。
の形態を図面に基づいて説明する。 （全体構成）本発明のシール継手は、例えば図３に示す
ごとく、管１の一例であるガス配管１ａの縦管部に設け
た分岐部２に適用することができる。つまり、当該分岐
部２よりガス配管１ａの内部に索状体３の一例である信
号線３ａを導入し、当該信号線３ａを介して、例えば、
ガスメータ４の積算値や異常動作を他の場所に設けた管
理センター等に送信するのである。
【０００８】図１は本発明に係るシール継手の断面図で
あり、図２は当該シール継手の分解斜視図である。本発
明のシール継手は、主に、筒状本体５と、当該筒状本体
５の内部に挿入する第１仕切部材６および第２仕切部材
７、そして、前記筒状本体５の内部に充填するシール材
８と耐火材９とで構成してある。
あり、図２は当該シール継手の分解斜視図である。本発
明のシール継手は、主に、筒状本体５と、当該筒状本体
５の内部に挿入する第１仕切部材６および第２仕切部材
７、そして、前記筒状本体５の内部に充填するシール材
８と耐火材９とで構成してある。
【０００９】（筒状本体）図１および図２に示すごとく
前記筒状本体５は小径部５ａと大径部５ｂとを有する。
前記小径部５ａは、例えば雄ねじ部として形成してあ
る。当該小径部５ａは前記分岐部２に形成した雌ねじ部
２ａに螺合可能である。前記筒状本体５には、底部５ｃ
を有する凹状空間１０を設けてある。当該凹状空間１０
は前記筒状本体５に係る軸芯Ｘの方向に沿って延出して
おり、前記大径部５ｂの側に開口している。つまり、前
記底部５ｃは前記小径部５ａの側に設けてある。前記筒
状本体５のうち前記大径部５ｂの側の縁部外面には別の
雄ねじ部５ｄを形成してある。当該雄ねじ部５ｄには、
前記第２仕切部材７等を押圧するための押圧部材１１を
螺合可能である。さらに、前記底部５ｃには前記信号線
３ａを挿通するための孔部５ｅを形成してある。当該実
施形態では、前記底部５ｃの略中央に前記孔部５ｅを設
けてあるが、当該位置は前記底部５ｃの何れの位置に設
けるものであってもよい。
前記筒状本体５は小径部５ａと大径部５ｂとを有する。
前記小径部５ａは、例えば雄ねじ部として形成してあ
る。当該小径部５ａは前記分岐部２に形成した雌ねじ部
２ａに螺合可能である。前記筒状本体５には、底部５ｃ
を有する凹状空間１０を設けてある。当該凹状空間１０
は前記筒状本体５に係る軸芯Ｘの方向に沿って延出して
おり、前記大径部５ｂの側に開口している。つまり、前
記底部５ｃは前記小径部５ａの側に設けてある。前記筒
状本体５のうち前記大径部５ｂの側の縁部外面には別の
雄ねじ部５ｄを形成してある。当該雄ねじ部５ｄには、
前記第２仕切部材７等を押圧するための押圧部材１１を
螺合可能である。さらに、前記底部５ｃには前記信号線
３ａを挿通するための孔部５ｅを形成してある。当該実
施形態では、前記底部５ｃの略中央に前記孔部５ｅを設
けてあるが、当該位置は前記底部５ｃの何れの位置に設
けるものであってもよい。
【００１０】（第１・第２仕切部材）前記凹状空間１０
の内部には第１仕切部材６および第２仕切部材７を挿入
する。本実施形態では、前記第１仕切部材６は略円盤状
の部材で構成し、前記第２仕切部材７は略カップ形状の
部材で構成する。これら第１仕切部材６および第２仕切
部材７により、前記凹状空間１０の内部に第１空間１０
ａと第２空間１０ｂとを形成する。ここでは、前記凹状
空間１０の底部５ｃと前記第１仕切部材６との間に第１
空間１０ａを形成するものとし、前記第１仕切部材６と
前記第２仕切部材７との間に第２空間１０ｂを形成する
ものとする。この場合に、前記第２仕切部材７は、その
開口側が前記第１仕切部材６の側に向くように挿入す
る。前記第１空間１０ａには前記シール材８を封入し、
前記第２空間１０ｂに前記耐火材９を充填する。尚、前
記第１仕切部材６および第２仕切部材７は、共に前記信
号線３ａを挿通するための孔部６ａ，７ａを有してい
る。
の内部には第１仕切部材６および第２仕切部材７を挿入
する。本実施形態では、前記第１仕切部材６は略円盤状
の部材で構成し、前記第２仕切部材７は略カップ形状の
部材で構成する。これら第１仕切部材６および第２仕切
部材７により、前記凹状空間１０の内部に第１空間１０
ａと第２空間１０ｂとを形成する。ここでは、前記凹状
空間１０の底部５ｃと前記第１仕切部材６との間に第１
空間１０ａを形成するものとし、前記第１仕切部材６と
前記第２仕切部材７との間に第２空間１０ｂを形成する
ものとする。この場合に、前記第２仕切部材７は、その
開口側が前記第１仕切部材６の側に向くように挿入す
る。前記第１空間１０ａには前記シール材８を封入し、
前記第２空間１０ｂに前記耐火材９を充填する。尚、前
記第１仕切部材６および第２仕切部材７は、共に前記信
号線３ａを挿通するための孔部６ａ，７ａを有してい
る。
【００１１】（シール材）前記シール材８は前記第１空
間１０ａに封入され、前記ガス配管１ａの内部を流通す
るガスが当該シール継手の外部に漏洩するのを防止す
る。当該シール材８は、例えば、ＮＢＲ、ＳＢＲ、ＥＰ
ＤＭ等で構成する。即ち、常時においては、前記シール
材８は、ある程度圧縮変形させた状態で前記第１空間１
０ａに封入される。尚、前記シール材８にも前記信号線
３ａを挿通するための孔部８ａを形成してあり、シール
継手の取付けが終了した状態では、当該孔部８ａが弾性
変形によって縮径して前記信号線３ａに密着する。
間１０ａに封入され、前記ガス配管１ａの内部を流通す
るガスが当該シール継手の外部に漏洩するのを防止す
る。当該シール材８は、例えば、ＮＢＲ、ＳＢＲ、ＥＰ
ＤＭ等で構成する。即ち、常時においては、前記シール
材８は、ある程度圧縮変形させた状態で前記第１空間１
０ａに封入される。尚、前記シール材８にも前記信号線
３ａを挿通するための孔部８ａを形成してあり、シール
継手の取付けが終了した状態では、当該孔部８ａが弾性
変形によって縮径して前記信号線３ａに密着する。
【００１２】（耐火材）前記耐火材９は、例えば火災時
等の熱を受けて膨張する性質を有する。当該耐火材９
は，前記シール材８および前記第１仕切部材６を取り付
けたのち前記凹状空間１０に挿入する。ただし、本実施
形態の場合には、当該耐火材９は予め前記第２仕切部材
７に封入させておき、このように一体となった第２仕切
部材７と共に前記凹状空間１０の内部に挿入する。前記
耐火材９は、図１に示すごとく、前記第２仕切部材７の
内部容積もやや大きな容積を持たせておき、凹状空間１
０の内部に配設した状態では、第１仕切部材６と第２仕
切部材７とが当接しない状態とするのが望ましい。本構
成であれば、前記第２空間１０ｂの全体に耐火材９を確
実に充填することができ、火災時等において、耐火材９
が不足してシール効果が十分に発揮できないという不都
合が生じるのを防止することができる。当該耐火材９と
しては、例えば、熱膨張性黒鉛を含むゴム等で構成する
ことができる。
等の熱を受けて膨張する性質を有する。当該耐火材９
は，前記シール材８および前記第１仕切部材６を取り付
けたのち前記凹状空間１０に挿入する。ただし、本実施
形態の場合には、当該耐火材９は予め前記第２仕切部材
７に封入させておき、このように一体となった第２仕切
部材７と共に前記凹状空間１０の内部に挿入する。前記
耐火材９は、図１に示すごとく、前記第２仕切部材７の
内部容積もやや大きな容積を持たせておき、凹状空間１
０の内部に配設した状態では、第１仕切部材６と第２仕
切部材７とが当接しない状態とするのが望ましい。本構
成であれば、前記第２空間１０ｂの全体に耐火材９を確
実に充填することができ、火災時等において、耐火材９
が不足してシール効果が十分に発揮できないという不都
合が生じるのを防止することができる。当該耐火材９と
しては、例えば、熱膨張性黒鉛を含むゴム等で構成する
ことができる。
【００１３】（組付要領）当該シール継手を組み付ける
には、まず、前記分岐部２から引き出した信号線３ａを
前記筒状本体５の孔部５ｅに挿通させ、前記筒状本体５
を前記分岐部２に螺合させる。その際に、前記筒状本体
５の小径部５ａに形成した雄ねじ部にはガス漏れを防止
するためのシールテープを巻き付けておくとよい。次
に、前記信号線３ａを、前記シール材８、および、第１
仕切部材６、耐火材９、第２仕切部材７、前記押圧部材
１１に挿通する。前記押圧部材１１を前記筒状本体５の
雄ねじ部５ｄに螺合させ、押圧部材１１の内面側に形成
した押圧部１１ａによって前記第２仕切部材７を付勢し
た状態とする。当該付勢により、前記シール材８は筒状
本体５の軸芯Ｘに係る径方向Ｙに弾性変成して筒状本体
５の内壁面５ｆおよび索状体３に密着し、前記耐火材９
も索状体３等に密着してシール効果が発揮されることと
なる。図１に示すごとく、前記筒状本体５と前記押圧部
材１１との間にはゴム等で構成したシールリング１２を
設けておくとよい。これにより、ガスがシール継手の外
部に漏洩するのをより確実に防止することができる。
尚、当該シールリング１２の代わりに前記大径部５ｂ近
傍の雄ねじ部５ｄにシールテープを巻き付けるものであ
ってもよい。前記シール継手から延出している信号線３
ａは、例えば各家庭のガスメータ４ーあるいはガス漏れ
警報装置１３等に接続する。当該信号線３ａの他方の端
部は、信号線３ａからの情報を集中管理する管理センタ
ー等に接続する。これにより、前記管理センター等にお
いて、ガスメータ４の異常作動によってガス漏れがある
ことを間接的に認識したり、ガス漏れ警報装置１３の作
動によってガス漏れがあることを直接的に認識すること
ができる。
には、まず、前記分岐部２から引き出した信号線３ａを
前記筒状本体５の孔部５ｅに挿通させ、前記筒状本体５
を前記分岐部２に螺合させる。その際に、前記筒状本体
５の小径部５ａに形成した雄ねじ部にはガス漏れを防止
するためのシールテープを巻き付けておくとよい。次
に、前記信号線３ａを、前記シール材８、および、第１
仕切部材６、耐火材９、第２仕切部材７、前記押圧部材
１１に挿通する。前記押圧部材１１を前記筒状本体５の
雄ねじ部５ｄに螺合させ、押圧部材１１の内面側に形成
した押圧部１１ａによって前記第２仕切部材７を付勢し
た状態とする。当該付勢により、前記シール材８は筒状
本体５の軸芯Ｘに係る径方向Ｙに弾性変成して筒状本体
５の内壁面５ｆおよび索状体３に密着し、前記耐火材９
も索状体３等に密着してシール効果が発揮されることと
なる。図１に示すごとく、前記筒状本体５と前記押圧部
材１１との間にはゴム等で構成したシールリング１２を
設けておくとよい。これにより、ガスがシール継手の外
部に漏洩するのをより確実に防止することができる。
尚、当該シールリング１２の代わりに前記大径部５ｂ近
傍の雄ねじ部５ｄにシールテープを巻き付けるものであ
ってもよい。前記シール継手から延出している信号線３
ａは、例えば各家庭のガスメータ４ーあるいはガス漏れ
警報装置１３等に接続する。当該信号線３ａの他方の端
部は、信号線３ａからの情報を集中管理する管理センタ
ー等に接続する。これにより、前記管理センター等にお
いて、ガスメータ４の異常作動によってガス漏れがある
ことを間接的に認識したり、ガス漏れ警報装置１３の作
動によってガス漏れがあることを直接的に認識すること
ができる。
【００１４】（効果）本発明のシール継手であれば、特
に、火災等が発生して当該シール継手が極度に高温化し
た場合にも、当該シール継手のシール効果は良好に維持
される。つまり、火災時に加熱された耐火材９は第２空
間１０ｂの内部で膨張しようとするが、この場合、略カ
ップ状の第２仕切部材７の存在のため、耐火材９は筒状
本体５の軸芯Ｘに係る径方向Ｙ外方への膨張、および、
軸芯Ｘに沿って前記シール材８とは反対方向への膨張を
阻止される。よって、索状体３の表面に対する耐火材９
の密着程度が増大してシール効果を高めるのである。こ
の効果は、例えば前記索状体３が樹脂被覆コード等で構
成されている場合にも有効に発揮される。つまり、索状
体３の被覆が熱を受けて減容しても、上記のごとく索状
体３に対する耐火材９の押付けが確実になされるからで
ある。
に、火災等が発生して当該シール継手が極度に高温化し
た場合にも、当該シール継手のシール効果は良好に維持
される。つまり、火災時に加熱された耐火材９は第２空
間１０ｂの内部で膨張しようとするが、この場合、略カ
ップ状の第２仕切部材７の存在のため、耐火材９は筒状
本体５の軸芯Ｘに係る径方向Ｙ外方への膨張、および、
軸芯Ｘに沿って前記シール材８とは反対方向への膨張を
阻止される。よって、索状体３の表面に対する耐火材９
の密着程度が増大してシール効果を高めるのである。こ
の効果は、例えば前記索状体３が樹脂被覆コード等で構
成されている場合にも有効に発揮される。つまり、索状
体３の被覆が熱を受けて減容しても、上記のごとく索状
体３に対する耐火材９の押付けが確実になされるからで
ある。
【００１５】また、シール材８と耐火材９との間に第１
仕切部材６を介装してある本発明のシール継手は、火災
時の熱によってシール材８が減容した場合にも良好なシ
ール効果を発揮する。例えば、筒状本体５のうち径方向
Ｙの一方側のみが集中的に加熱され、この部分のシール
材８の減容が激しい場合に、前記減容によって生じた空
間に耐火材９が自由に膨張するのを前記第１仕切部材６
が阻止することができる。つまり、シール材８の減容に
よって生じた空間に耐火材９が自由に膨張した場合に
は、前記径方向への耐火材９の膨張の割合が減少して、
筒状本体５の内壁面５ｆあるいは索状体３への押付けが
不十分になるという不都合が生じこととなるが、本発明
のシール継手であれば、仮に、シール材８の一部で極端
な減容が生じても、前記第１仕切部材６は前記シール材
８の側に直ちに移動することはなく、耐火材９は、まず
前記径方向に対して膨張することを強いられるから、シ
ール効果が確実に発揮される。
仕切部材６を介装してある本発明のシール継手は、火災
時の熱によってシール材８が減容した場合にも良好なシ
ール効果を発揮する。例えば、筒状本体５のうち径方向
Ｙの一方側のみが集中的に加熱され、この部分のシール
材８の減容が激しい場合に、前記減容によって生じた空
間に耐火材９が自由に膨張するのを前記第１仕切部材６
が阻止することができる。つまり、シール材８の減容に
よって生じた空間に耐火材９が自由に膨張した場合に
は、前記径方向への耐火材９の膨張の割合が減少して、
筒状本体５の内壁面５ｆあるいは索状体３への押付けが
不十分になるという不都合が生じこととなるが、本発明
のシール継手であれば、仮に、シール材８の一部で極端
な減容が生じても、前記第１仕切部材６は前記シール材
８の側に直ちに移動することはなく、耐火材９は、まず
前記径方向に対して膨張することを強いられるから、シ
ール効果が確実に発揮される。
【図１】本発明のシール継手の縦断側面図
【図２】本発明のシール継手の分解斜視図
【図３】本発明に係るシール継手の適用例を示す説明図
１ 管 ３ 索状体 ５ 筒状本体 ５ｃ 筒状本体の底部 ６ 第１仕切部材 ６ａ 第１仕切部材の孔部 ７ 第２仕切部材 ７ａ 第２仕切部材の孔部 ８ シール材 ９ 耐火材 １０ 凹状空間 １０ａ 第１空間 １０ｂ 第２空間
Claims (2)
- 【請求項１】 管に接続可能な筒状本体が凹状空間を有
しており、当該凹状空間に挿通する索状体と、前記筒状
本体との間をシールするシール材を前記凹状空間に保持
してあるシール継手であって、 共に前記索状体を挿通可能な孔部を有する第１仕切部材
および第２仕切部材を前記凹状空間の内部に挿入して、
前記凹状空間の底部と前記第１仕切部材との間に第１空
間を形成し、前記第１仕切部材と前記第２仕切部材との
間に第２空間を形成すると共に、 前記第１空間および前記第２空間に、前記シール材と熱
膨張性の耐火材とを各別に収容してあるシール継手。 - 【請求項２】 前記第２仕切部材が略カップ形状であっ
て、前記第２仕切部材に前記耐火材を充填してある請求
項１に記載のシール継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085287A JPH11280999A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | シール継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10085287A JPH11280999A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | シール継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11280999A true JPH11280999A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13854364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10085287A Pending JPH11280999A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | シール継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11280999A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002340722A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | High Pressure Gas Safety Institute Of Japan | ガス漏洩音検出システム |
| JP2010249258A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Hitachi Metals Ltd | 耐火管継手 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10085287A patent/JPH11280999A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002340722A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | High Pressure Gas Safety Institute Of Japan | ガス漏洩音検出システム |
| JP2010249258A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Hitachi Metals Ltd | 耐火管継手 |
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