JPH11280516A - アイドリングストップ装置 - Google Patents

アイドリングストップ装置

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JPH11280516A
JPH11280516A JP8106198A JP8106198A JPH11280516A JP H11280516 A JPH11280516 A JP H11280516A JP 8106198 A JP8106198 A JP 8106198A JP 8106198 A JP8106198 A JP 8106198A JP H11280516 A JPH11280516 A JP H11280516A
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JP
Japan
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switch
relay
door
turned
idling
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JP8106198A
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English (en)
Inventor
Fumio Takizawa
文雄 滝沢
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JOSHIN JIDOSHA KOGYO KK
Original Assignee
JOSHIN JIDOSHA KOGYO KK
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイドリング状態で車から離れた場合にエン
ジンを自動停止させて燃料消費を抑える低コストで装着
が簡単なアイドリングストップ装置を提供する。 【構成】 アイドリングストップ装置20は、スタータ
ースイッチS0におけるイグニッションIGとスタート
STの配線に挿入された第1のリレースイッチRL1
と、パーキングスイッチS1と、ドアスイッチS2と、
ライトスイッチS3と、第1のリレースイッチRL1
と、第2のリレースイッチRL2と、前記S2に連動し
て作動するタイマースイッチ回路T1と、該T1のON
にて作動する第3のリレースイッチRL3と、前記S3
のONにて作動する第4のリレースイッチRL4と、か
ら構成され、S1のONによるRL2の作動、及びS2
のONによるT1の1秒〜15秒の遅延時間を有するO
Nによって作動するRL3の作動、及びS3のOFF状
態によるRL4の非作動を、条件にRL1のリレーコイ
ルL1に電流が流れてRL1が作動し、前記S0におけ
るイグニッションIGとスタートSTの車輛ハーネスH
への通電を切断する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の燃料消費
節減技術分野に関し、より詳細には、荷物積み降ろし作
業等で自動車を一時停止させてエンジンを掛けたまま運
転席を離れる場合に、自動的にエンジンを停止させてア
イドリングの燃料消費を抑えるようにした
【0002】アイドリングストップ装置に関するm
【従来の技術】昨今の自動車エンジンにおける燃費効率
向上及び排気ガス低減の技術進歩は目覚ましいものがあ
るが、自動車を一時停止させた状態でエンジンを掛け放
しにしておく所謂アイドリング(idling;エンジンに負
荷をかけず低速で空転させること)による燃料消費は走
行時の燃料消費とさほど変わらず、アイドリングは単な
るエネルギーの地球的規模のロスとなっていて、省エネ
ルギーの観点から無視し得ないし、アイドリングの占め
る燃料コストは意外と大きなものとなっていて、運輸関
連業者にとっては燃料コストの面からも軽視できない。
【0003】加えて、アイドリング時の排気ガスは重大
な大気汚染源となっており、またアイドリング音は騒音
公害を引き起こしている。特に運輸関連のトラック等は
排気量も大きく上記アイドリングによる弊害が大きい。
【0004】元より環境庁は自動車の排ガスによる大気
汚染、騒音問題の改善を目指した活動の一環として「ア
イドリング・ストップ運動」を推進しており、運輸関連
業者に対して必要以上の暖気運転やアイドリングを停止
するように呼びかけている。
【0005】勿論、運転者自身が小まめにイグニッショ
ンキーを回してエンジンを停止させ、発進時に再度エン
ジンを始動させるキー操作を行えば上記アイドリングに
よる燃料消費は抑えられることになるが、頻繁なイグニ
ッションキーの操作は面倒であり実効性は薄い。
【0006】この点、一部のバスやトラックについて
は、運転中における信号待ちや渋滞時の一時停止時にブ
レーキペダル操作やクラッチ操作等によって自動的乃至
半自動的にエンジンを停止させ、再発進時に自動的にエ
ンジンの再始動を行うように構成されたアイドリングス
トップ装置が既に提案され、一部実用化されている。所
謂「アイドリングストップ車」と自賛するバスやトラッ
クである。
【0007】前記アイドリング時における運転者のイグ
ニッションキーの操作によるエンジンの停止/再始動よ
りも、上記アイドリングストップ車のブレーキペダル操
作やクラッチ操作の方が簡単であって、運転者にさほど
の煩わしさを伴わないので実効性があり、アイドリング
時の燃料消費を抑える対策としては確実であるといえよ
う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記バ
スやトラックに一部採用されているアイドリングストッ
プ装置は、自動車の製造段階で元々装備されるものであ
って、その構造・電気回路システムが極めて複雑であ
り、既存の一般トラック等の自動車に後付けで装着する
ことが極めて困難乃至不可能である。また、装置そのも
ののコストも非常に高いものとなっていて広く普及する
には至っていない。
【0009】ところで、宅配業務やトラック運送業等の
運輸関連業務や郵便集配業務等においては、配送・集配
等のために一時的に(長くて数分程度の時間)自動車を
止めて、荷物の積み降ろし等で運転席から離れる場合が
頻繁にある。この場合に従来はエンジンを逐一止めない
でアイドリング状態のままで荷作業を行っているケース
が殆どである。運輸関連業者としては個々の運転者に対
してアイドリング・ストップ運動を徹底させれば燃費も
向上して好都合なのであるが、アイドリングを放置する
習慣が身に染みて、一寸一服休憩時でもアイドリング状
態のままにする現実を直視すれば、アイドリング・スト
ップ運動の徹底は難しく呼びかけの実効性は薄いと言わ
ざるを得ない。
【0010】少なくとも運輸関連のトラックやワゴン車
において、運転者が車を一時離れる場合にアイドリング
を強制的に停止させるだけでも相当な燃料コスト低減、
省エネとなり、大気汚染や騒音問題の改善にも効果が上
がるものと考えられる。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、低コストで簡単に既存の自動車に取り付けら
れ、エンジンが掛かったアイドリング状態のままでドア
が開くと所定時間経過後に自動的にエンジンが止まるよ
うにした簡易なアイドリングストップ装置を提供するも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、 〔1〕 自動車のスタータースイッチ(S0)における
イグニッション(IG)とスタート(ST)の配線に介
装されたスイッチ(SW)と、パーキングブレーキ操作
と連動するパーキングスイッチ(S1)と、ドアの開閉
に連動するドアスイッチ(S2)と、ライトスイッチ
(S3)と、前記ドアスイッチ(S2)に連動するタイ
マースイッチ回路(T)と、から構成され、前記パーキ
ングスイッチ(S1)のON及び前記ドアスイッチ(S
2)のONによる前記タイマースイッチ回路(T)の1
秒〜5秒の遅延時間を有するON及び前記ライトスイッ
チ(S3)のOFFを、条件に前記スタータースイッチ
(S0)におけるイグニッション(IG)とスタート
(ST)の車輛ハーネスへの通電を前記スイッチ(S
W)によって切断するように配線されていることを特徴
とするアイドリングストップ装置を提供する。
【0013】〔2〕 また、自動車のスタータースイッ
チ(S0)におけるイグニッション(IG)とスタート
(ST)の配線に介装された第1のリレースイッチ(R
L1)と、パーキングブレーキ操作と連動するパーキン
グスイッチ(S1)と、運転席ドアの開閉と連動するド
アスイッチ(S2)と、ライト点灯のライトスイッチ
(S3)と、前記イグニッション(IG)とスタート
(ST)の車輛ハーネスへの通電を非作動状態で導通す
るとともにリレーコイル(L1)に電流が流れて作動状
態になると切断する第1のリレースイッチ(RL1)
と、前記パーキングスイッチ(S1)のONにてリレー
コイル(L2)に電流が流れて作動する第2のリレース
イッチ(RL2)と、前記ドアスイッチ(S2)に連動
して作動するタイマースイッチ回路(T1)と、該タイ
マースイッチ回路(T1)のONにてリレーコイル(L
3)に電流が流れて作動する第3のリレースイッチ(R
L3)と、前記ライトスイッチ(S3)のONにてリレ
ーコイル(L4)に電流が流れて作動する第4のリレー
スイッチ(RL4)と、から構成され、前記パーキング
スイッチ(S1)のONによる前記第2のリレースイッ
チ(RL2)の作動、及び前記ドアスイッチ(S2)の
ONによる前記タイマースイッチ回路(T1)の1秒〜
5秒の遅延時間を有するONによって作動する前記第3
のリレースイッチ(RL3)の作動、及び前記ライトス
イッチ(S3)のOFF状態による第4のリレースイッ
チ(RL4)の非作動を、条件にして前記第1のリレー
スイッチ(RL1)のリレーコイル(L1)に電流が流
れて該第1のリレースイッチ(RL1)が作動して前記
スタータースイッチ(S0)におけるイグニッション
(IG)とスタート(ST)の車輛ハーネスへの通電を
切断するように配線されていることを特徴とするアイド
リングストップ装置アイドリングストップ装置を提供す
る。
【0014】〔3〕 さらに、上記(2)記載のアイド
リングストップ装置において、手動スイッチ(S4)
と、該手動スイッチ(S4)のONによって作動する1
分〜5分の遅延時間を有する第2のタイマースイッチ回
路(T2)と、該第2のタイマースイッチ回路(T2)
のONによってリレーコイル(L5)に電流が流れて作
動する第5のリレースイッチ(RL5)を付加するとと
もに、第1のリレースイッチ(RL1)の作動の条件に
前記リレーコイル(RL5)の作動を加えた構成とした
ことを特徴とするアイドリングストップ装置を提供す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るアイドリングストッ
プ装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の請求項1に係るアイドリン
グストップ装置の構成を説明するためのブロック図であ
り、図2は本発明の請求項2に係るアイドリングストッ
プ装置の回路図例である。また、図3は本発明の請求項
3に係るアイドリングストップ装置の回路図例である。
【0017】図1において、アイドリングストップ装置
10は、自動車のスタータースイッチS0におけるイグ
ニッションIGとスタートSTの車輛ハーネスHへの配
線に車輛コネクタ1、2を介して介装されたスイッチS
Wと、パーキングブレーキ操作と連動する既存のパーキ
ングスイッチS1と、運転席ドアの開閉に連動する既存
のドアスイッチS2と、ライト点灯に連動する既存のラ
イトスイッチS3と、前記ドアスイッチS2に連動する
タイマースイッチ回路Tと、から構成され、前記パーキ
ングスイッチS1のON及び前記ドアスイッチS2のO
Nによる前記タイマースイッチ回路Tの1秒〜5秒の遅
延時間を有するON及び前記ライトスイッチS3のOF
Fを作動条件に(3者のAND論理)、前記スターター
スイッチS0におけるイグニッションIGとスタートS
Tの車輛ハーネスHへの通電を前記スイッチSWによっ
て切断するように配線されている。
【0018】即ち、本発明に係るアイドリングストップ
の動作を運転者側から見て説明すると、当該自動車のエ
ンジンを掛けたまま一時停止して降りようとする場合
に、先ず間違いなくパーキングブレーキ(サイドブレー
キとも称する。)を掛けるので、これでパーキングスイ
ッチS1のON条件は満たされる。次に運転者はエンジ
ンを掛けたまま車から降りる場合に必ずドアを開ける
が、この時ドアスイッチS2がONしてタイマースイッ
チ回路Tがタイムをカウントし始め、所定時間(1秒〜
5秒)ドアスイッチS2がON状態を維持しているとタ
イマースイッチ回路Tは該所定時間のカウントを終えて
該所定時間の遅延時間の後にONする。この時、ライト
スイッチS3がOFFという条件を満たしていれば(蓋
し、この条件は昼間であれば該ライトスイッチがONの
状態は想定しにくいが、夜間であれば運転者はライトス
イッチS3をONのまま、つまりライト点灯状態で一時
的に車を離れる可能性があり、この時エンジンが掛かっ
ていればこれを停止するよりもアイドリングを維持する
方がバッテリーの消耗に対して望ましいといえることの
配慮による。)、スイッチSWが作動してイグニッショ
ンIGとスタートSTの車輛ハーネスHへの通電を切断
するので、エンジンはストップしてアイドリングによる
燃料消費が抑えられるのである。
【0019】なお、一旦スイッチSWが作動するとドア
スイッチS2がOFFしても(換言すればドアを閉じて
も)、スイッチSWの作動状態(前記イグニッションI
GとスタートSTの切断状態)は維持されるようになっ
ており、アイドリングストップの後、再度エンジンを始
動させるには、一旦スタータースイッチS0をACCの
位置に戻してイグニッションIGとスタートSTの通電
を切ってスイッチSWを非作動(通電状態)にしてから
エンジンを始動させる。
【0020】また、タイマースイッチ回路Tを介さずに
ドアスイッチS2がONになれば(つまりドアを開けれ
ば)直ちにスイッチSWが作動してエンジンが停止する
ようにしてもよい訳であるが、本発明では半ドア状態の
チェック等で僅か1秒未満程度のドアの開閉を行う場合
をも想定してこれを除外するとともに、自動車から降り
る場合のドアを開けてから閉めるまでの所要時間の最小
時間を算定して上記1秒〜5秒の所定時間の遅延時間を
タイマースイッチ回路Tによって設定したのである。1
秒〜5秒と設定時間に幅があるのは対象となる自動車の
大きさで車から降りる場合の最小所要時間に差があるか
らである。例えば大型トラックの運転席は高い位置にあ
り、ドアを開けて降りてドアを閉めるまでに最低3秒は
必要であり、この場合はタイマースイッチ回路Tの遅延
時間を2秒〜3秒程度にするのが望ましいであろう。
【0021】次に、上記アイドリングストップ装置10
を装置のコスト面を考慮しつつより具体化した実施の形
態である図2のアイドリングストップ装置20は、自動
車のスタータースイッチS0におけるイグニッションI
GとスタートSTの車輛ハーネスHへの配線に車輛コネ
クタ1、2を介して挿入された第1のリレースイッチR
L1と、パーキングブレーキと連動してON/OFFす
るパーキングスイッチS1と、運転席ドアの開閉と連動
するドアスイッチS2と、ライト点灯のライトスイッチ
S3と、前記車輛ハーネスへのイグニッションIGとス
タートSTの通電を非作動状態でONしてリレーコイル
L1に電流が流れて作動状態になるとOFFする第1の
リレースイッチRL1と、前記パーキングスイッチS1
のONにてリレーコイルL2に電流が流れて作動する第
2のリレースイッチRL2と、前記ドアスイッチS2に
連動して作動するタイマースイッチ回路T1と、該タイ
マースイッチ回路T1のONにてリレーコイルL3に電
流が流れて作動する第3のリレースイッチRL3と、前
記ライトスイッチS3のONにてリレーコイルL4に電
流が流れて作動する第4のリレースイッチRL4と、か
ら構成され、前記パーキングスイッチS1のONによる
前記第2のリレースイッチRL2の作動、及び前記ドア
スイッチS2のONによる前記タイマースイッチ回路T
1の1秒〜15秒の遅延時間を有するONによって作動
する前記第3のリレースイッチRL3の作動、及び前記
ライトスイッチS3のOFF状態による第4のリレース
イッチRL4の非作動を、条件に前記第1のリレースイ
ッチRL1のリレーコイルL1に電流が流れて該第1の
リレースイッチRL1が作動して前記スタータースイッ
チS0におけるイグニッションIGとスタートSTの車
輛ハーネスHへの通電を切断するように配線されている
ことを特徴とする。
【0022】なお、各リレースイッチRL1、・・の黒
丸接点側は各自のリレーコイルL1、・・に電流が流れ
ていない(つまりリレーが非作動の)状態での導通接点
であり、白丸接点側はリレー作動状態での導通接点であ
る。
【0023】動作を順次説明すると、 (1)先ず、運転者がパーキングブレーキを引くとパー
キングスイッチS1がONして、リレーコイルL2に電
流が流れてリレースイッチRL2が作動する。
【0024】(2)次に、運転者がドアを開けるとドア
スイッチS2がONして開けたままだと数秒の所定時間
経過後にタイマースイッチ回路T1のトランジスタQが
ONしてリレーコイルL3に電流が流れてリレースイッ
チRL3が作動する。
【0025】(3)次に、ライトスイッチS3がOFF
のままであればリレーコイルRL4は非作動状態であ
り、その黒丸接点側の配線を通じてイグニッションIG
の電源からRL2、RL3、RL4を通してリレーコイ
ルL1に電流が流れてリレースイッチRL1が作動し、
イグニッションIGとスタートSTの車輛ハーネスHへ
の通電を切断する。
【0026】(4)一旦作動したリレースイッチRL1
はそのリレーコイルL1にイグニッションIG電源から
電流が供給され続けるので仮にドアスイッチS2がOF
Fになっても作動状態が保持される。
【0027】(5)戻ってきた運転者はスタータースイ
ッチS0を一旦ACCに戻してイグニッションIGとス
タートSTの電源供給を切ってリレーコイルL1、L2
の電流を断ってリレースタートRL1、RL2を非作動
にして、再度エンジンを始動させる。
【0028】上記のようにアイドリングストップ装置2
0は、極力回路構成をシンプルにして、より安価で確実
な動作をするように設計されている。これはICチップ
等を使用した場合のノイズ等に起因する電子回路の誤動
作を回避する意図も有する。したがって、上記タイマー
スイッチ回路T1も市販のタイマーIC(例えばNE5
55等)を利用することもできるが、敢えて図2に示さ
れるようなPNPトランジスタQとコンデンサCと抵抗
R1、R2、R3との簡単な構成にし、コンデンサCの
放電時間を利用してトランジスタQの数秒の遅延時間を
有するスイッチングの構成にしたのである。
【0029】即ち、ドアスイッチS2のOFF状態でイ
グニッションIG(+24V)に一端が接続されて充電
されていたコンデンサCは、ドアスイッチS2のONに
よって放電し始め、抵抗R1、R2、R3の共通端の電
位Eが徐々に減少し、ドアスイッチS2のONから数秒
の遅延時間にてPNPトランジスタQのベース電位はマ
イナスとなってONするのである。
【0030】次に、本発明の請求項3に係るアイドリン
グストップ装置30は、仮に当該自動車がターボチャー
ジャーエンジンである場合に、該ターボチャージャーエ
ンジンの性質としてエンジン停止前にアイドリングを数
分必要とすることから、特に本発明のアイドリングスト
ップ装置を働かせる場合に、前述のように一時停止して
ドアを開けて数秒でエンジンが停止してしまうとターボ
チャージャーエンジンにとって好ましくない(焼け付く
虞れがある)ことを配慮したものであり、運転者が意識
的にスイッチ一つの操作で当該アイドリングストップ装
置を働かせることで、特にターボチャージャーエンジン
が必要とするアイドリングを必要最小限(3分〜5分程
度)行った後に自動的にエンジンを停止するようにした
ものである。
【0031】即ち、前述のアイドリングストップ装置2
0に対して、手動スイッチS4(ボタンスイッチが好ま
しい)と、該手動スイッチS4のONによって作動する
1分〜5分の遅延時間を有する第2のタイマースイッチ
回路T2と、該第2のタイマースイッチ回路T2のON
によってリレーコイルL5に電流が流れて作動する第5
のリレースイッチRL5を付加するとともに、第1のリ
レースイッチRL1の作動の条件に前記リレーコイルR
L5の作動を加えた構成としたのが図3に示されるアイ
ドリングストップ装置30である。なお、図3中のLE
Dはアイドリングストップ作動中を表示する発光ダイオ
ードである。
【0032】上記アイドリングストップ装置30はター
ボチャージャーエンジン自動車に適した装置であるが、
該装置ではエンジンを掛けたままドアを閉めて離れても
スイッチS4をONにしておけば、必要な数分のアイド
リングの後、自動的にエンジンが停止するので、停止後
直ぐに自動車から降りることができるという利便さが加
わる(アイドリングの間中、乗っている必要がない)。
さらに、前述のアイドリングストップ装置20では構成
上、数分間の暖気運転を予めしておきたい場合に対応で
きないが、上記アイドリングストップ装置30ではスイ
ッチS4をONにすることで数分間の暖気運転が可能に
なるという利点もある。
【0033】念の為に付言すれば、図2及び図3中のリ
レーコイルL1、・・・に並列接続されたダイオードは
逆起電力防止のためのものであり、またタイマースイッ
チ回路T、T1、T2における遅延時間の設定はコンデ
ンサC(電解コンデンサであり、数十μF〜数千μFの
容量)とトランジスタQの定格及び抵抗R1、R2,R
3によって適宜定められることは勿論である。
【0034】また、本アイドリングストップ装置の既存
自動車への装着は、自動車であれば必ず配備されている
ドアスイッチ、パーキングスイッチ、ランプスイッチを
そのまま利用しており、スタータースイッチS0近傍の
配線に介装するだけで済むので、既存運転席の足元やコ
ンソールボックス付近等に設置固定し(装置本体は弁当
箱程度のケースに収納することができる)、車用コネク
タで簡単に取り付けることができる。
【0035】なお、本発明に係るアイドリングストップ
装置は、主として運送業界のトラックやワゴン車への装
着を念頭にしているが、特殊作業車や一般乗用車でも問
題なく採用可能であり、マニュアル車、オートマチック
車の双方に適用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項2に係るア
イドリングストップ装置は、上記の如く構成されている
ため、運転者がエンジンを止めずにアイドリングしたま
ま一時停止して車から降りても、自動的にエンジンが停
止するので、長時間のアイドリングによる無駄な燃料消
費が抑えられて省エネとなり、且つアイドリング音の騒
音公害や排気ガスの大気汚染が低減されるという優れた
効果が得られる。
【0037】また、本発明の請求項3に係るアイドリン
グストップ装置では、手動スイッチによって数分の遅延
時間を以てエンジンを自動停止させるので、ターボチャ
ージャーエンジン車や暖気運転を要する車に適合し、過
度なアイドリングを抑えることができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係るアイドリングストップ
装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の請求項2に係るアイドリングストップ
装置の回路図例である。
【図3】本発明の請求項3に係るアイドリングストップ
装置の回路図例である。
【符号の説明】
1、2 車輛コネクタ 10、20、30 アイドリングストップ装置 H 車輛ハーネス RL1〜RL5 リレースイッチ L1〜L5 リレーコイル S0 スタータースイッチ S1 パーキングスイッチ S2 ドアスイッチ S3 ライトスイッチ S4 手動スイッチ Q、Q1、Q2 トランジスタ C、C1、C2 コンデンサ R1、R2、R3 抵抗 T、T1、T2 タイマースイッチ回路 SW スイッチ LED 発光ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のスタータースイッチ(S0)に
    おけるイグニッション(IG)とスタート(ST)の配
    線に介装されたスイッチ(SW)と、パーキングブレー
    キ操作と連動するパーキングスイッチ(S1)と、ドア
    の開閉に連動するドアスイッチ(S2)と、ライトスイ
    ッチ(S3)と、前記ドアスイッチ(S2)に連動する
    タイマースイッチ回路(T)と、から構成され、前記パ
    ーキングスイッチ(S1)のON及び前記ドアスイッチ
    (S2)のONによる前記タイマースイッチ回路(T)
    の1秒〜5秒の遅延時間を有するON及び前記ライトス
    イッチ(S3)のOFFを、条件に前記スタータースイ
    ッチ(S0)におけるイグニッション(IG)とスター
    ト(ST)の車輛ハーネス(H)への通電を前記スイッ
    チ(SW)によって切断するように配線されていること
    を特徴とするアイドリングストップ装置。
  2. 【請求項2】 自動車のスタータースイッチ(S0)に
    おけるイグニッション(IG)とスタート(ST)の配
    線に介装された第1のリレースイッチ(RL1)と、パ
    ーキングブレーキ操作と連動するパーキングスイッチ
    (S1)と、運転席ドアの開閉と連動するドアスイッチ
    (S2)と、ライト点灯のライトスイッチ(S3)と、
    前記イグニッション(IG)とスタート(ST)の車輛
    ハーネスへの通電を非作動状態で導通するとともにリレ
    ーコイル(L1)に電流が流れて作動状態になると切断
    する第1のリレースイッチ(RL1)と、前記パーキン
    グスイッチ(S1)のONにてリレーコイル(L2)に
    電流が流れて作動する第2のリレースイッチ(RL2)
    と、前記ドアスイッチ(S2)に連動して作動するタイ
    マースイッチ回路(T1)と、該タイマースイッチ回路
    (T1)のONにてリレーコイル(L3)に電流が流れ
    て作動する第3のリレースイッチ(RL3)と、前記ラ
    イトスイッチ(S3)のONにてリレーコイル(L4)
    に電流が流れて作動する第4のリレースイッチ(RL
    4)と、から構成され、前記パーキングスイッチ(S
    1)のONによる前記第2のリレースイッチ(RL2)
    の作動、及び前記ドアスイッチ(S2)のONによる前
    記タイマースイッチ回路(T1)の1秒〜5秒の遅延時
    間を有するONによって作動する前記第3のリレースイ
    ッチ(RL3)の作動、及び前記ライトスイッチ(S
    3)のOFF状態による第4のリレースイッチ(RL
    4)の非作動を、条件にして前記第1のリレースイッチ
    (RL1)のリレーコイル(L1)に電流が流れて該第
    1のリレースイッチ(RL1)が作動して前記スタータ
    ースイッチ(S0)におけるイグニッション(IG)と
    スタート(ST)の車輛ハーネスへの通電を切断するよ
    うに配線されていることを特徴とするアイドリングスト
    ップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のアイドリングストップ
    装置において、手動スイッチ(S4)と、該手動スイッ
    チ(S4)のONによって作動する1分〜5分の遅延時
    間を有する第2のタイマースイッチ回路(T2)と、該
    第2のタイマースイッチ回路(T2)のONによってリ
    レーコイル(L5)に電流が流れて作動する第5のリレ
    ースイッチ(RL5)を付加するとともに、第1のリレ
    ースイッチ(RL1)の作動の条件に前記リレーコイル
    (RL5)の作動を加えた構成としたことを特徴とする
    アイドリングストップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20150088404A1 (en) * 2012-04-19 2015-03-26 Audi Ag Motor vehicle comprising a drive device that automatically turns off when a person gets out of the motor vehicle, and corresponding method for the motor vehicle
JP2020516996A (ja) * 2017-03-31 2020-06-11 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド V2x通信のための装置及び方法

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