JPH11279850A - 単錘駆動型繊維機械の制御システム - Google Patents

単錘駆動型繊維機械の制御システム

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JPH11279850A
JPH11279850A JP8092798A JP8092798A JPH11279850A JP H11279850 A JPH11279850 A JP H11279850A JP 8092798 A JP8092798 A JP 8092798A JP 8092798 A JP8092798 A JP 8092798A JP H11279850 A JPH11279850 A JP H11279850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、多数の巻取ユニットを列設した場
合でも、電圧ドロップを防止できる単錘駆動型繊維機械
の制御システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、複数の錘が並設されて構成さ
れ、各錘毎に存在する回転部材2にそれぞれ駆動モータ
6を設け、それら複数の駆動モータ6を回転数制御装置
44により駆動する単錘駆動型繊維機械の制御システム
において、動力用の第1直流電圧を有し複数の前記回転
数制御装置44に接続された直流バスライン47と、前
記第1直流電圧を制御用の第2直流電圧に変換する直流
変圧手段43とを有し、前記複数の回転数制御装置44
を所定数毎に複数のユニット9に分割し、前記直流変圧
手段43が前記各ユニット9毎に設けられていることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の錘が並設さ
れて構成され、各錘毎に存在する回転部材にそれぞれ駆
動モータを設け、それら複数の駆動モータを回転数制御
装置により駆動する単錘駆動型繊維機械の制御システム
に関する。
【0002】複数の錘が並設されて構成され、各錘毎に
回転部材が存在する繊維機械の一例である従来の多重撚
糸機は、図5に示すように、スピンドル装置101aと
巻取装置101bとを有する多重撚糸ユニットを複数備
えており、この多重撚糸ユニットは、巻取ドラム106
とトラバースガイド107とスピンドル103を駆動さ
せる駆動機構110とを有している。このスピンドル装
置101aは、ベルト104により駆動モータ113の
駆動力をスピンドル103に伝達することによって糸を
撚るようになっている。また、巻取装置101bは、ス
ピンドル装置101aにより撚られた糸を、フィードロ
ーラ108を介してトラバースガイド107により綾振
りしながら巻取パッケージ105に巻取るようになって
いる。
【0003】上記の駆動機構110は、主に駆動モータ
113と、複数のプーリ111・112・115・11
6・117・119と、ベルト104・118とを有し
ており、巻取ドラム106やトラバースガイド107や
スピンドル103を一つの駆動モータ113で駆動させ
るようになっている。尚、スピンドル103は、駆動モ
ータ113の出力が出力軸114、第3プーリ115、
ベルト118、第5プーリ117、第1プーリ111を
経て走行ベルト104に伝わり、駆動するようになって
いる。また、巻取ドラム106は、駆動モータ113の
出力が出力軸114、第4プーリ116、ベルト12
0、第6プーリ119、変速ベルト装置150、減速ボ
ックス123、ベルト130を経て伝わり、駆動するよ
うになっている。さらに、トラバースガイド107は、
支持軸126の回転がベルト134を介して溝付きドラ
ム137に伝わり、その溝付きドラム137の回転によ
りカムシュー139が溝138に沿って移動することに
よって、往復運動するようになっている。
【0004】しかし、従来の多重撚糸機のように、一つ
の駆動モータ113でスピンドル装置101aと巻取装
置101bとを駆動させると、ベルト104・120に
より複数のプーリを回転させるため、メカロスが大きく
消費電力が過大になることから、スピンドル駆動系と巻
取ドラム駆動系とを別個のモータで駆動させ、さらに、
各スピンドル装置毎にスピンドル駆動モータを設けて独
立駆動させる単錘駆動型多重撚糸機が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単錘駆
動型多重撚糸機は、各スピンドル毎にスピンドル駆動モ
ータが設けられているため、多数の巻取ユニットを列設
すると、電圧ドロップを起こす場合があるという問題点
があった。即ち、例えば、糸条に撚りを付与するための
回転部材毎に駆動モータを有する従来の単錘駆動型繊維
機械は、電圧ドロップを起こす場合があり、各回転部材
の回転駆動を安定して行えず、付与された撚りが安定し
ないことがあるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記問題を鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、多数の巻
取ユニットを列設した場合でも、電圧ドロップを防止で
きる単錘駆動型繊維機械の制御システムを提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の錘が並設されて構成され、各錘毎に存在する回転
部材にそれぞれ駆動モータを設け、それら複数の駆動モ
ータを回転数制御装置により駆動する単錘駆動型繊維機
械の制御システムにおいて、動力用の第1直流電圧を有
し複数の前記回転数制御装置に接続された直流バスライ
ンと、前記第1直流電圧を制御用の第2直流電圧に変換
する直流変圧手段とを有し、前記複数の回転数制御装置
を所定数毎に複数のユニットに分割し、前記直流変圧手
段が前記各ユニット毎に設けられていることを特徴とす
る。これにより、電圧ドロップを防止できるため、単錘
駆動型繊維機械に並設できる錘数(巻取ユニットの数)
を増やすことができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、通信機能を備えた中央制御装置と、
前記各ユニット毎に前記各回転数制御装置を統括する中
継器とを有し、前記中央制御装置と前記各回転数制御装
置とが前記中継器を介して通信ラインで接続されている
ことを特徴とする。これにより、多数の回転数制御装置
に対して、中央制御装置から一括して各モータの制御に
関するパラメータ設定を行うことができる。並設する錘
数を増やしても、各回転数制御装置によるモータ制御が
確実に行える。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の構成に加えて、前記各ユニットは、1
台の直流変圧手段及び1台の中継器に接続される前記回
転数制御装置の数を等しくすることを特徴とする。これ
により、直流バスライン及び通信ラインと各回転数制御
装置との配線を簡単にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る単錘駆動型繊
維機械の制御システムの実施形態を図面に基づいて説明
する。尚、本実施形態では、単錘駆動型繊維機械の制御
システムが単錘駆動型多重撚糸機に設けられている場合
を例に説明する。単錘駆動型多重撚糸機1は、図1に示
すように、80〜308錘の糸巻取ユニットUが列設さ
れて構成されている。1錘の糸巻取ユニットUは、回転
部材を構成するスピンドル装置2と、その上に連設され
た巻取装置3とを有し、単数の給糸パッケージ8の糸を
巻取パッケージPに巻取るようになっている。
【0011】上記のスピンドル装置2は、給糸パッケー
ジ8と、静止盤31と、テンション装置32と、回転デ
ィスク33と、スピンドル駆動モータ(駆動モータ)6
とを有しており、スピンドル駆動モータ6により糸Yを
加撚するようになっている。このスピンドル駆動モータ
6には、DCブラシレスモータBLMが用いられてお
り、その出力軸には、回転ディスク33が設けられてい
る。また、回転ディスク33には、静止盤31が設けら
れており、静止盤31上に1つの給糸パッケージ8を載
置できるようになっている。さらに、給糸パッケージ8
の上部には、テンション装置32が設けられており、テ
ンション装置32は、給糸パッケージ8から解舒される
糸Yに所定の張力を付与するようになっている。
【0012】これにより、スピンドル装置2は、給糸パ
ッケージ8から解舒される糸Yをテンション装置32に
入れて張力を付与しながら、スピンドル駆動用モータ6
により回転ディスク33を高速回転させて糸Yをバルー
ンガイド37までバルーンさせるようになっている。ま
た、糸Yをテンション装置32から回転ディスク33に
至るまでに一回撚り、回転ディスク33からバルーンガ
イド37に至るまでにもう一回撚るようになっている。
【0013】また、上記の巻取装置3は、図2に示すよ
うに、巻取ドラム21と、巻取パッケージP、トラバー
スガイド29、フィードローラ26、クレードル40と
を有しており、スピンドル装置2で加撚された糸Yを巻
取パッケージPに巻き取るようになっている。上記のク
レードル40には、巻取パッケージPが回転自在に軸支
されており、また、巻取パッケージPには、巻取ドラム
21が圧接されている。これにより、巻取装置3は、上
記のように合計二回加撚された糸Yをバルーンガイド3
7からガイドローラ38・39、フィードローラ26を
介してトラバースガイド29により綾振りしながら巻取
パッケージPに巻取るようになっている。
【0014】上記の単錘駆動型多重撚糸機1は、図1に
示すように、上記の糸巻取ユニットUの他に、各巻取装
置3を一括駆動させる駆動系統5と、各スピンドル装置
2及び各巻取装置3を制御する制御系統7とを有してい
る。この駆動系統5は、巻取ドラム駆動モータ4と、第
1プーリ10と、ベルト11と、第2プーリ12と、減
速機17と、第3プーリ16と、第4プーリ19と、ベ
ルト20と、第5プーリ22と、第6プーリ24と、第
7プーリ13と、ベルト14と、第8プーリ15と、カ
ムボックス27とを有しており、巻取ドラム駆動モータ
4の駆動力により各糸巻取ユニットUの巻取ドラム21
及びフィードローラ26を回転させると共に、トラバー
スガイド29を往復運動させるようになっている。
【0015】上記の巻取ドラム駆動モータ4は、誘導電
動機IMであり、その出力軸には、第1プーリ10が設
けられ、さらに、ベルト11を介して第2プーリ12が
設けられている。上記の減速機17は、図示されない複
数のギアを有しており、巻取ドラム駆動モータ4の駆動
力が第2プーリ12を介して伝達されると、一定の割合
で減速すると同時に回転方向を変換するようになってい
る。また、減速機17は、2つの出力軸を有し、1軸入
力で2軸出力となっており、1の出力軸には、第3プー
リ16が嵌着され、他の出力軸には、第7プーリ13が
嵌着されている。
【0016】上記の第3プーリ16には、ベルト20を
介して、支持軸18に嵌着された第4プーリ19が設け
られ、その支持軸18には、複数の巻取ドラム21が所
定間隔を隔てて設けられている。また、上記の支持軸1
8には、第4プーリ19に並設して第5プーリ22が嵌
着されている。この第5プーリ22には、ベルト25を
介して、支持軸23に嵌着された第6プーリ24が設け
られており、その支持軸23には、複数のフィードロー
ラ26が所定間隔を隔てて設けられている。こにより、
駆動系統5は、減速機11により減速された駆動力を、
第3プーリ16、ベルト20、第4プーリ19を介して
各巻取ドラム21に伝達すると共に、第5プーリ22、
ベルト25、第6プーリ24を介してフィードローラ2
6に伝達するようになっている。
【0017】また、上記の減速機17は、第7プーリ1
3、ベルト14、第8プーリ15を介してカムボックス
27に連結されている。このカムボックス27には、往
復ロッド28が連結されており、回転力を往復運動に変
換するようになっている。この往復ロッド28には、ト
ラバースガイド29が所定間隔を隔て嵌着されている。
これにより、駆動系統5は、トラバースガイド29を往
復動させることにより、スピンドル装置2で加撚された
糸Yを綾振りさせながら、巻取ドラム21に圧接して回
転する巻取パッケージPに巻取らせるようになってい
る。
【0018】上記の制御系統7は、図3に示すように、
本体制御装置42と、各スピンドル装置2毎に制御を行
う複数のユニット制御部9とを有しており、単錘駆動型
多重撚糸機1の制御システムを構成する。上記の本体制
御装置42は、交流電源34の電圧を変換するコンバー
タ35と、中央制御装置を構成するホストCPU36
と、巻取ドラム駆動モータ用の回転数制御装置41とを
有しており、各ユニット制御部9及び巻取ドラム駆動モ
ータ用の回転数制御装置41に種々の制御指令を一斉に
出力するようになっている。
【0019】上記のホストCPU36は、通信ライン4
6を介して直接各ユニット制御部9及び巻取ドラム駆動
モータ用の回転数制御装置41にパラメータ等の種々の
制御指令を一斉に送信するようになっている。また、ホ
ストCPU36は、制御信号用ライン53を介して直接
各ユニット制御部9及び巻取ドラム駆動モータ用の回転
数制御装置41に起動・停止指令を一斉に送信するよう
になっている。また、コンバータ35は、AC/DC変
換部35aと、DC/DC変換部35bとを有してお
り、AC/DC変換部35aには、直流バスライン47
を介して巻取ドラム駆動モータ用の回転数制御装置41
が接続されている。DC/DC変換部35bには、ホス
トCPU36が接続されており、DC/DC変換部35
bは、290Vの直流電圧をホストCPU36の制御系
電圧として使用するために24Vの直流電圧に変換する
ようになっている。
【0020】上記の巻取ドラム駆動モータ用の回転数制
御装置41は、直流バスライン47を介して290Vの
第1直流電圧の供給を受け、通信ライン46を介して受
信したパラメータ等の制御指令を使用し、パルスジェネ
レータPG48からの回転数により巻取ドラム駆動モー
タ4を独自にフィードバック制御するようになってい
る。
【0021】各ユニット制御部9は、スピンドル駆動モ
ータ用の32台の回転数制御装置44と、1台の中継器
45と、1台の直流変圧手段を構成するスピンドル用直
流変圧器43とを有しており、本体制御装置42に通信
ライン46を介して並列に接続されている。上記の中継
器45には、32台の回転数制御装置44が通信ライン
51を介して並列に接続されており、中継器45は、ホ
ストCPU36の出力する制御指令を中継して、32台
の各回転数制御装置44に送信するようになっている。
【0022】上記のスピンドル用直流変圧器43は、直
流バスライン47に対して並列に接続されており、通常
運転時には、直流バスライン47を介して供給された2
90Vの第1直流電圧をスピンドル駆動モータ6を制御
するための制御系電圧として使用する24Vの第2直流
電圧に変換して供給するようになっている。
【0023】上記の各スピンドル駆動モータ用の回転数
制御装置44は、スピンドル用直流変圧器43に対して
制御用電源ライン49を介して直列に32台接続されて
いる。32台の回転数制御装置群とスピンドル用直流変
圧器43との間には、中継用コネクタボード52が介在
されており、制御用電源ライン49は、スピンドル用直
流変圧器43から中継用コネクタボード52を介して回
転数制御装置群及び中継器45に接続されている。ま
た、ホストCPU36から機台に沿って配設された制御
信号用ライン53は、中継用コネクタボード52を介し
て回転数制御装置群及び中継器45に接続されている。
また、各回転数制御装置44には、スピンドル駆動モー
タ2が2台づつ接続されており、各回転数制御装置44
は、通信ライン46、中継器45、通信ライン51を介
して制御指令を受信でき、回転数検出器50からの回転
数により各スピンドル駆動モータ6を独自にフィードバ
ック制御するようになっている。即ち、一つの回転数制
御装置44で2つのスピンドル駆動モータ6を駆動・停
止させるようになっている。尚、各回転数制御装置41
・44は、それぞれ別個に各モータ4・6を駆動・停止
させるようになっている。
【0024】上記の構成において、単錘駆動型多重撚糸
機1の動作を図面を用いて説明する。図1及び図3に示
すように、交流電源34からコンバータ35、直流バス
ライン47、スピンドル用直流変圧器43を介して、2
4Vの第2直流電圧が各回転数制御装置44に供給され
る。また、起動指令がホストCPU36から制御信号用
ライン53を介して各中継用コネクタボード52毎に送
信され、各中継用コネクタボード52から制御信号用ラ
イン54を介してスピンドル駆動モータ用の回転数制御
装置44に送信される。各スピンドル駆動モータ6は、
各回転数制御装置44の指令に基づいて駆動し、各回転
ディスク33が各スピンドル駆動モータ6と同一の回転
数で回転する。各回転ディスク33が回転すると、給糸
パッケージ8から解舒された糸Yは、テンション装置3
2に入り、張力を付与されながら一回撚られ、さらにも
う一回撚られてバルーンガイド37までバルーンされ
る。
【0025】一方、交流電源34からコンバータ35、
直流バスライン47を介して、巻取ドラム駆動モータ用
の回転数制御装置41に290Vの第1直流電圧が供給
され、また、起動指令がホストCPU36から制御信号
用ライン53を介して回転数制御装置41に送信され
る。巻取ドラム駆動モータ4は、回転数制御装置41の
指令に基づいて駆動し、その出力が各プーリ10・12
・16・19・22・24、ベルト11・14・20・
25、減速機17、カムボックス27を介して各支持軸
18・23及び往復ロッド28に伝達され、各錘の巻取
ドラム21とフィードローラ26とが回転すると共に、
各錘のトラバースガイド29が往復運動する。
【0026】そして、各錘の巻取ドラム21とフィード
ローラ26とが回転すると共に、各錘のトラバースガイ
ド29が往復運動すると、スピンドル装置2で2回加撚
された糸Yは、トラバースガイド29により綾振りされ
ながら、巻取パッケージPに巻取られる。尚、綾振りの
際には、減速機17により綾角が補正される。
【0027】上記巻取動作の際、第1直流電圧が直流バ
ス47を介して各スピンドル用直流変圧器43毎に供給
され、各回転数制御装置44は、変換された第2直流電
圧の供給を確実に受けることができるため、電圧ドロッ
プを防止できる。また、種々のパラメータが中継器45
を介して複数の回転数制御装置44に送信されるため、
パラメータの設定を中央制御装置で一括して行える。
【0028】次に、図4に基づいて他の制御システムの
構成を説明する。この制御システムは、上記の制御シス
テムと異なり、巻取ドラム駆動モータ4を複数台設けた
場合の制御システムである。従って、各巻取ドラム駆動
モータ4毎にAC/DCコンバータ35aが設けられて
おり、それらのAC/DCコンバータ35aは、直接交
流電源34に接続されている。そして、このAC/DC
コンバータ35a毎に直流バスライン47が接続されて
おり、複数のユニット制御部9が本体制御装置42に対
して並列に接続されている。
【0029】また、各巻取駆動モータ用の回転数制御装
置41は、通信ライン46及び制御信号用ライン53を
介してホストCPU36と接続されており、各種パラメ
ータ及び起動・停止指令を受信できるようになってい
る。これにより、巻取ドラム駆動モータ4を複数台設け
た場合でも、複数のAC/DCコンバータ35aや複数
のスピンドル用直流変圧器43や中継器45により、直
流バスライン47や通信ライン46や制御信号用ライン
53を中継させることで、巻取錘の増設時に継ぎ足しに
有利な構成とし、配線工数の軽減を図っている。
【0030】尚、本実施形態に係る単錘駆動型多重撚糸
機1の制御用電源ライン49は、スピンドル駆動モータ
6を制御するための制御系電圧(24V)を各回転数制
御装置44に供給するためのものである。また、制御信
号用ライン53・54は、全回転数制御装置41・44
に起動指令又は停止指令を送信するためのものであり、
通常の機台の一斉スタート或いは一斉ストップ信号を送
信するためのものである。さらに、通信ライン46・5
1は、各モータ6の回転数や各モータ6に対する指令値
等をホストCPU36によりモニターしたり、ホストC
PU36から各回転数制御装置41・44に対して制御
のためのパラメータを設定するためのものである。
【0031】尚、本実施形態では、スピンドル駆動モー
タ用の回転数制御装置44が32台毎に各ユニット制御
部9を構成するとして説明したが、回転数制御装置44
の数を32台に限定するものではない。また、スピンド
ル駆動モータ用の回転数制御装置44には、2台のスピ
ンドル駆動モータ6が接続されているとして説明した
が、スピンドル駆動モータの数を2台に限定するもので
はない。さらに、各糸巻取りユニットUに単数の給糸パ
ッケージ8が設けられている場合を説明したが、これに
限らず、複数設けられる場合でも良い。尚、上記のDC
ブラシレスモータには、その回転数を検出する回転数検
出器50が内蔵されている。
【0032】尚、本実施形態に係る単錘駆動型多重撚糸
機1では、スピンドル装置2の1回転により2回の撚り
がかかる二重撚糸機について説明したが、その他の三重
或いは四重撚糸機でもよい。
【0033】尚、本発明に係る単錘駆動型繊維機械の制
御システムは、単錘駆動型多重撚糸機1に設けられる場
合に限られず、延伸仮撚機や空気紡績機に設けられても
よい。また、この場合、繊維機械の制御システムの回転
部材は、延伸仮撚機における仮撚付与手段の駆動部材
(ニップツイスター用のベルト)や空気紡績機における
紡績手段の駆動部材(バルーンローラ)である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、複数の錘が並設
されて構成され、各錘毎に存在する回転部材にそれぞれ
駆動モータを設け、それら複数の駆動モータを回転数制
御装置により駆動する単錘駆動型繊維機械の制御システ
ムにおいて、動力用の第1直流電圧を有し複数の前記回
転数制御装置に接続された直流バスラインと、前記第1
直流電圧を制御用の第2直流電圧に変換する直流変圧手
段とを有し、前記複数の回転数制御装置を所定数毎に複
数のユニットに分割し、前記直流変圧手段が前記各ユニ
ット毎に設けられている構成である。これにより、電圧
ドロップを防止できるため、単錘駆動型繊維機械に並設
できる錘数(巻取ユニットの数)を増やすことができる
という効果を奏する。
【0035】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、通信機能を備えた中央制御装置と、
前記各ユニット毎に前記各回転数制御装置を統括する中
継器とを有し、前記中央制御装置と前記各回転数制御装
置とが前記中継器を介して通信ラインで接続されている
構成である。これにより、多数の回転数制御装置に対し
て、中央制御装置から一括して各モータの制御に関する
パラメータ設定を行うことができるという効果を奏す
る。また、並設する錘数を増やしても、各回転数制御装
置によるモータ制御が確実に行えるという効果を奏す
る。
【0036】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の構成に加えて、前記各ユニットは、1
台の直流変圧手段及び1台の中継器に接続される前記回
転数制御装置の数を等しくする構成である。これによ
り、直流バスライン及び通信ラインと各回転数制御装置
との配線を簡単にできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施に係る単錘駆動型多重撚糸機を説明
する図である。
【図2】巻取装置とスピンドル装置とを説明する図であ
る。
【図3】単錘駆動型多重撚糸機の制御システムを説明す
るブロック図である。
【図4】単錘駆動型多重撚糸機の制御システムを説明す
るブロック図である。
【図5】従来の多重撚糸機を説明する図である。
【符号の説明】
1 単錘駆動型多重撚糸機 2 スピンドル装置 3 巻取装置 4 巻取ドラム駆動モータ 5 駆動系統 6 スピンドル駆動モータ 7 制御系統 8 給糸パッケージ 9 ユニット制御部 34 交流電源 35 コンバータ 36 ホストCPU 41 巻取ドラム駆動モータ用の回転数制御装置 42 本体制御装置 43 スピンドル用直流変圧器 44 スピンドル駆動モータ用の回転数制御装置 45 中継器 46 通信ライン 47 直流バスライン 48 パルスジェネレータ 49 制御用電源ライン 50 回転数検出器 51 通信ライン 52 中継用コネクタボード 53 制御信号用ライン 54 制御信号用ライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の錘が並設されて構成され、各錘毎
    に存在する回転部材にそれぞれ駆動モータを設け、それ
    ら複数の駆動モータを回転数制御装置により駆動する単
    錘駆動型繊維機械の制御システムにおいて、 動力用の第1直流電圧を有し複数の前記回転数制御装置
    に接続された直流バスラインと、 前記第1直流電圧を制御用の第2直流電圧に変換する直
    流変圧手段とを有し、前記複数の回転数制御装置を所定
    数毎に複数のユニットに分割し、 前記直流変圧手段が前記各ユニット毎に設けられている
    ことを特徴とする単錘駆動型繊維機械の制御システム。
  2. 【請求項2】 通信機能を備えた中央制御装置と、 前記各ユニット毎に前記駆動モータ用の各回転数制御装
    置を統括する中継器とを有し、 前記中央制御装置と前記各回転数制御装置とが前記中継
    器を介して通信ラインで接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載の単錘駆動型繊維機械の制御システム。
  3. 【請求項3】 前記各ユニットは、1台の直流変圧手段
    及び1台の中継器に接続される前記回転数制御装置の数
    を等しくすることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の単錘駆動型繊維機械の制御システム。
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