JPH11278956A - 有害微生物を除去可能な多孔質成形物及び其の製造方法 - Google Patents
有害微生物を除去可能な多孔質成形物及び其の製造方法Info
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- JPH11278956A JPH11278956A JP12161498A JP12161498A JPH11278956A JP H11278956 A JPH11278956 A JP H11278956A JP 12161498 A JP12161498 A JP 12161498A JP 12161498 A JP12161498 A JP 12161498A JP H11278956 A JPH11278956 A JP H11278956A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 有害な微生物の除去が可能な多孔質の成形物
に関し,長期に使用後でも使用可能で、その上の活性成
分は容易に流失せず、其の抗微生物の効果を長期に保持
が可能である抗微生物形成物を得る。 【解決手段】 形成物上に坑微生物効果を持つ抗微生物
成分を載せ、当該成分は第二酸化鉄の低温放射遠赤外線
材料及び第四級アンモニュウム塩の組合せ群から自由に
選択される。有害微生物除去可能な成形物は多孔質状
で、当該抗微生物成分と多孔質状の成形物の間は強力な
結合の鍵、或いは粘着結合を形成する。
に関し,長期に使用後でも使用可能で、その上の活性成
分は容易に流失せず、其の抗微生物の効果を長期に保持
が可能である抗微生物形成物を得る。 【解決手段】 形成物上に坑微生物効果を持つ抗微生物
成分を載せ、当該成分は第二酸化鉄の低温放射遠赤外線
材料及び第四級アンモニュウム塩の組合せ群から自由に
選択される。有害微生物除去可能な成形物は多孔質状
で、当該抗微生物成分と多孔質状の成形物の間は強力な
結合の鍵、或いは粘着結合を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有害微生物を除去可
能な多孔質成型物と其の製造方法に関する。
能な多孔質成型物と其の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】社会の環境と、科学の日益しの進歩に付
随し、且つ人々の日益しの頻繁な接触に付随して、有害
微生物が充満した環境に晒される危険性が多くなった。
随し、且つ人々の日益しの頻繁な接触に付随して、有害
微生物が充満した環境に晒される危険性が多くなった。
【0003】公共の場所、例えば水泳場や公衆浴場等の
水域は、病原菌の伝播の最適な場所であり、若し、この
ような水域の衛生状況の維持が不適当だと、使用する人
々は容易に皮膚病、眼科疾患或いは肺炎等に感染する。
水域は、病原菌の伝播の最適な場所であり、若し、この
ような水域の衛生状況の維持が不適当だと、使用する人
々は容易に皮膚病、眼科疾患或いは肺炎等に感染する。
【0004】その様な水域で有害微生物の過剰の増殖を
防止する為に、通常は、消毒と殺菌の効能に達するまで
塩素等を消毒殺菌剤として水中に添加する。
防止する為に、通常は、消毒と殺菌の効能に達するまで
塩素等を消毒殺菌剤として水中に添加する。
【0005】水中に、消毒殺菌剤を添加する情景は、温
水プール或いは水槽等、人々或いは動物に飲料水と活動
の場所を供給する水処理場で通常見ることが可能であ
る。
水プール或いは水槽等、人々或いは動物に飲料水と活動
の場所を供給する水処理場で通常見ることが可能であ
る。
【0006】水処理場では、伝統的に、消毒と殺菌の効
果に到達するまで、塩素のような殺菌剤や殺藻剤等の抗
微生物成分を水域中に添加している。
果に到達するまで、塩素のような殺菌剤や殺藻剤等の抗
微生物成分を水域中に添加している。
【0007】然し、水の流失に付随し、この抗微生物成
分の含有量は、これに伴い減少する。
分の含有量は、これに伴い減少する。
【0008】此の要因で、水域で抗微生物成分の濃度を
持続する為に、経常的に、水域に抗微生物成分の添加が
必須である。
持続する為に、経常的に、水域に抗微生物成分の添加が
必須である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】水域に抗微生物成分を
添加することは、勿論、経済的負担が増加し、且つ水の
流失に付随し汚染が造られ環境の負担が増加する問題点
があった。
添加することは、勿論、経済的負担が増加し、且つ水の
流失に付随し汚染が造られ環境の負担が増加する問題点
があった。
【0010】此の外、此れ等の抗微生物成分が飲料水或
いは食物を経て直接人体に進入し、或いは直接人間の皮
膚に付着し、時が経過して、健康に悪い影響が出る問題
点があった。
いは食物を経て直接人体に進入し、或いは直接人間の皮
膚に付着し、時が経過して、健康に悪い影響が出る問題
点があった。
【0011】此の外、最近日本で発生した24時間温水
循環風呂での微生物感染中毒事件の、其の原因は、前述
の温水循環型の風呂では、主に家庭での個人的な使用の
為に、抗微生物成分が、人体の健康上の悪影響を考慮し
て、且つまたそれが個人的な使用なので、使用者の大多
数は、水中に抗微生物成分を添加する事に配慮も想像も
せず、その結果、循環水中の人体に有害微生物の増殖を
知らずに、其の原因で感染に遭った。
循環風呂での微生物感染中毒事件の、其の原因は、前述
の温水循環型の風呂では、主に家庭での個人的な使用の
為に、抗微生物成分が、人体の健康上の悪影響を考慮し
て、且つまたそれが個人的な使用なので、使用者の大多
数は、水中に抗微生物成分を添加する事に配慮も想像も
せず、その結果、循環水中の人体に有害微生物の増殖を
知らずに、其の原因で感染に遭った。
【0012】此の外、空気経由の感染性の疾患は日々益
々多くなり、例えば、在郷軍人病症候群の病原菌(レジ
ュネラ肺炎菌)は中央制御空調システムの冷却塔の水中
で増殖し、再び空調系から排出され空気に伝播飛散し、
連鎖球菌属の肺炎、白喉桿菌等は直接空気伝播する。
々多くなり、例えば、在郷軍人病症候群の病原菌(レジ
ュネラ肺炎菌)は中央制御空調システムの冷却塔の水中
で増殖し、再び空調系から排出され空気に伝播飛散し、
連鎖球菌属の肺炎、白喉桿菌等は直接空気伝播する。
【0013】此処で述べた細菌汚染を防止する為には、
空調系統の空気の出口或いは、実験室の微生物安全防護
システム等に設置可能な、有害微生物を除去する効果を
有する物が望まれる。
空調系統の空気の出口或いは、実験室の微生物安全防護
システム等に設置可能な、有害微生物を除去する効果を
有する物が望まれる。
【0014】本発明の目的の一つは、水の媒体で他の生
物を傷つけ、そして環境を汚す殺菌剤を後に残さないで
細菌、藻類或いは真菌類を殺菌、或いは静菌する事の為
の効果的な方法を提供する事である。
物を傷つけ、そして環境を汚す殺菌剤を後に残さないで
細菌、藻類或いは真菌類を殺菌、或いは静菌する事の為
の効果的な方法を提供する事である。
【0015】本発明のもう一つの目的は、有害微生物を
除去可能な多孔質成型物の製造方法を提供する事であ
る。
除去可能な多孔質成型物の製造方法を提供する事であ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】第四級アンモニウム塩
は、細菌(大腸桿菌、ネズミチフス菌等)、酵母菌(サ
ッカロミセス属、鵞口瘡カンジダ等)、藻類(藍藻類、
褐藻類、緑藻類)、真菌(球毛殻菌、縄状青カビ菌
等)、等の増殖抑制作用が有ると言われている。
は、細菌(大腸桿菌、ネズミチフス菌等)、酵母菌(サ
ッカロミセス属、鵞口瘡カンジダ等)、藻類(藍藻類、
褐藻類、緑藻類)、真菌(球毛殻菌、縄状青カビ菌
等)、等の増殖抑制作用が有ると言われている。
【0017】本発明で使用した、アルコキシレン第四級
アンモニウム塩は、周知の材料(アメリカ合衆国特許番
号3,817,739及び3,865,728で参照可
能)である。
アンモニウム塩は、周知の材料(アメリカ合衆国特許番
号3,817,739及び3,865,728で参照可
能)である。
【0018】しかし、本発明の、第四級アンモニウム塩
及び低温遠赤外線放射材料を特定の高い表面積を持つ担
体上に載せると、特別の効果のある殺菌、殺藻作用が生
まれるという報告或いは記載は無かった。
及び低温遠赤外線放射材料を特定の高い表面積を持つ担
体上に載せると、特別の効果のある殺菌、殺藻作用が生
まれるという報告或いは記載は無かった。
【0019】上記目的を達成するために、発明者は積極
的な研究を進め、ある抗微生物成分を特定し、それは低
温遠赤外線放射材料と第四級アンモニウム塩を特定の担
体物質に付けて、長期の抗微生物効果を発揮するように
した。
的な研究を進め、ある抗微生物成分を特定し、それは低
温遠赤外線放射材料と第四級アンモニウム塩を特定の担
体物質に付けて、長期の抗微生物効果を発揮するように
した。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の有害微生物を除去可能な
多孔質成型物は、抗微生物効果のある抗微生物成分を載
せている。
多孔質成型物は、抗微生物効果のある抗微生物成分を載
せている。
【0021】更に詳細に説明すると、本発明は有害微生
物を除去可能な多孔質成型物の1つで、当該物の上に抗
微生物効果のある抗微生物成分を載せ、当該成分は低温
遠赤外線放射材料及び第四級アンモニウム塩から選択さ
れる。
物を除去可能な多孔質成型物の1つで、当該物の上に抗
微生物効果のある抗微生物成分を載せ、当該成分は低温
遠赤外線放射材料及び第四級アンモニウム塩から選択さ
れる。
【0022】本発明は、3から30マイクロメータの波
長を持つ低温遠赤外線放射物質と化1に示す化学式の有
機珪素化合物を持っている第四級アンモニウム塩の抗微
生物成分で被覆された多孔質の二酸化珪素の基質表面
に、微生物を水中又は空気中で接触させるか、通過させ
る事で、細菌、藻類或いは同種のもを殺菌するか、増殖
を遅らせる為の方法である。
長を持つ低温遠赤外線放射物質と化1に示す化学式の有
機珪素化合物を持っている第四級アンモニウム塩の抗微
生物成分で被覆された多孔質の二酸化珪素の基質表面
に、微生物を水中又は空気中で接触させるか、通過させ
る事で、細菌、藻類或いは同種のもを殺菌するか、増殖
を遅らせる為の方法である。
【0023】化1に示すm+nは16から19である
り、mは1から6であり、そしてnは13から17であ
り、或いはm+nは20から23であり、mは4から1
1であり、そしてnは9から17であり,Xはハロケン
であり、そしてYは加水分解する基或いは水酸基であ
る。
り、mは1から6であり、そしてnは13から17であ
り、或いはm+nは20から23であり、mは4から1
1であり、そしてnは9から17であり,Xはハロケン
であり、そしてYは加水分解する基或いは水酸基であ
る。
【0024】具体的には第四級アンモニウム塩類、例え
ば、プロピル、オクタデシル、ジメチル塩化アンモニュ
ウムで表面を処理された多孔質の基質の表面は、大腸
菌、レジュネラ肺炎菌、チフス菌を殺す事が出来る。
ば、プロピル、オクタデシル、ジメチル塩化アンモニュ
ウムで表面を処理された多孔質の基質の表面は、大腸
菌、レジュネラ肺炎菌、チフス菌を殺す事が出来る。
【0025】本発明は、また、有害微生物を除去可能な
多孔質成型物の製造方法を提供する事であり、これは本
発明で言及した、抗微生物成分と一緒に或特別な焼結補
助剤と粘結剤を混合する事を含み、浸積用のゼラチン或
は溶液を形成した後、前述の浸積用の液体に当該の抗微
生物成分を運ぶ為の形成物を入れる事、更に焼結を進め
完成する事である。
多孔質成型物の製造方法を提供する事であり、これは本
発明で言及した、抗微生物成分と一緒に或特別な焼結補
助剤と粘結剤を混合する事を含み、浸積用のゼラチン或
は溶液を形成した後、前述の浸積用の液体に当該の抗微
生物成分を運ぶ為の形成物を入れる事、更に焼結を進め
完成する事である。
【0026】本発明で言及された多孔質成型物とは、蜂
の巣状、海綿状等のような、(立体の容積に比べ高い表
面積率の)表面積の高い形状を指し、一度、流体或いは
空気が通れば、その効力を発生し、その孔の大きさに制
限はない。
の巣状、海綿状等のような、(立体の容積に比べ高い表
面積率の)表面積の高い形状を指し、一度、流体或いは
空気が通れば、その効力を発生し、その孔の大きさに制
限はない。
【0027】本発明で言及された成型物は正方形、多角
形形、盤形或いは球形のような種々の形を意味し、意図
された目的が達せられる事が出来る大きさには限度がな
い。
形形、盤形或いは球形のような種々の形を意味し、意図
された目的が達せられる事が出来る大きさには限度がな
い。
【0028】本発明の多孔質成型物は、その上に多孔質
の担体と抗微生物の成分を含む。
の担体と抗微生物の成分を含む。
【0029】本発明の成型物が、表面積率が高い、多孔
質の型であるから、本発明の多孔質成型物に配合された
抗微生物の成分の含有量を高める事を可能にし、従っ
て、本発明の成型物は、有害微生物を除去可能な効果を
増加させる事が出来る。
質の型であるから、本発明の多孔質成型物に配合された
抗微生物の成分の含有量を高める事を可能にし、従っ
て、本発明の成型物は、有害微生物を除去可能な効果を
増加させる事が出来る。
【0030】本発明の多孔質の担体は温度、圧力の変化
に耐える材料、例えば、陶磁器、鋼などを含めての種々
の材料が好都合である。
に耐える材料、例えば、陶磁器、鋼などを含めての種々
の材料が好都合である。
【0031】本発明の有害微生物を除去可能な多孔質成
型物が載せる抗微生物効果の成分は、低温放射遠赤外線
材料と第四級アンモニウム塩から選択され、其の中で該
低温放射遠赤外線材料は、60℃の温度下で有害微生物
を殺す遠赤外線を放射可能な材料で、当該の材料は下記
の通常の一般式AB2O4で示す尖晶石構造の材料であ
り、其の中でAはマグネシウム、フェライト、亜鉛、コ
バルト、マンガン、ニッケル、Bはアルミニウム、鉄、
クロム、マンガンである。
型物が載せる抗微生物効果の成分は、低温放射遠赤外線
材料と第四級アンモニウム塩から選択され、其の中で該
低温放射遠赤外線材料は、60℃の温度下で有害微生物
を殺す遠赤外線を放射可能な材料で、当該の材料は下記
の通常の一般式AB2O4で示す尖晶石構造の材料であ
り、其の中でAはマグネシウム、フェライト、亜鉛、コ
バルト、マンガン、ニッケル、Bはアルミニウム、鉄、
クロム、マンガンである。
【0032】且つ当該の低温放射遠赤外線材料は、酸化
第二鉄、硫化鉄、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタ
ン、酸化ニッケル、酸化第二銅、酸化アルミニウム、硫
化アルミニウム、酸化ストロンチウムとタンタル酸化物
の少なくとも1つの化合物を含有する。
第二鉄、硫化鉄、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタ
ン、酸化ニッケル、酸化第二銅、酸化アルミニウム、硫
化アルミニウム、酸化ストロンチウムとタンタル酸化物
の少なくとも1つの化合物を含有する。
【0033】低温放射遠赤外線材料を抗微生物成分とし
て本発明の多孔質成型物を製造する時は、浸積用の溶液
を形成し、本発明の多孔質の担体を其の中に浸積し、焼
結し完成する。
て本発明の多孔質成型物を製造する時は、浸積用の溶液
を形成し、本発明の多孔質の担体を其の中に浸積し、焼
結し完成する。
【0034】此の外、低温放射遠赤外線材料を抗微生物
成分とした本発明の成型物は、亦前述の低温放射遠赤外
線材料を直接混合して多孔質成型物の原料(陶磁土の粉
末)とし、塑性成形して焼結し完成する。
成分とした本発明の成型物は、亦前述の低温放射遠赤外
線材料を直接混合して多孔質成型物の原料(陶磁土の粉
末)とし、塑性成形して焼結し完成する。
【0035】この方法は本発明の成型物の製造に好都合
である。
である。
【0036】前述の方法の中で、当低温放射遠赤外線材
料を、粘結剤と混合し、浸積用の溶剤を形成する時に使
用する粘結剤は、ケイ酸ナトリウムのような、ケイ酸塩
のアルカリ金属でる。
料を、粘結剤と混合し、浸積用の溶剤を形成する時に使
用する粘結剤は、ケイ酸ナトリウムのような、ケイ酸塩
のアルカリ金属でる。
【0037】此の方法の、低温放射遠赤外線材料の使用
量は、当該の材料と粘結剤の総重量の10%から75%
で、なるべく総重量の25%から50%が好ましい。
量は、当該の材料と粘結剤の総重量の10%から75%
で、なるべく総重量の25%から50%が好ましい。
【0038】本発明の成型物を、低温放射遠赤外線材料
と粘結剤で形成した浸積用の溶剤に、多孔質の担体を浸
積し、焼結して完成する時の焼結温度は、摂氏700度
から1100度で、800度から1000度が好まし
く、所要の焼結時間は、所用の多孔質担体の大小によ
り、制限はない。
と粘結剤で形成した浸積用の溶剤に、多孔質の担体を浸
積し、焼結して完成する時の焼結温度は、摂氏700度
から1100度で、800度から1000度が好まし
く、所要の焼結時間は、所用の多孔質担体の大小によ
り、制限はない。
【0039】前述の低温放射遠赤外線材料を、本発明の
多孔質成型物の原料中に直接混合し、塑性成形して焼結
し完成する時、所用の低温放射遠赤外線材料の量は、所
用の多孔質成型物を形成する原料混合物の総重量の10
%から85%で、25%から75%が好ましい。
多孔質成型物の原料中に直接混合し、塑性成形して焼結
し完成する時、所用の低温放射遠赤外線材料の量は、所
用の多孔質成型物を形成する原料混合物の総重量の10
%から85%で、25%から75%が好ましい。
【0040】所用の焼結温度は、約摂氏900度から1
100度で、必要な焼結時間は、成型物の大小で定めら
れ、特別な制限はない。
100度で、必要な焼結時間は、成型物の大小で定めら
れ、特別な制限はない。
【0041】本発明の中で作られる抗微生物成分の一つ
は第四級アンモニウム塩に因る。
は第四級アンモニウム塩に因る。
【0042】本発明で用いた第四級アンモニウム塩は、
珪素を含み、水と混合されて溶解され、Si(OH)3
の化合物を形成し、その後、二酸化珪素の成分が成型物
(陶磁塊)の表面を被覆し、当該物の成分中に二酸化珪
素の化学的な鍵を形成し、当該の成型物の表面に緊密に
固着する詳細な化学式を化2に示す。
珪素を含み、水と混合されて溶解され、Si(OH)3
の化合物を形成し、その後、二酸化珪素の成分が成型物
(陶磁塊)の表面を被覆し、当該物の成分中に二酸化珪
素の化学的な鍵を形成し、当該の成型物の表面に緊密に
固着する詳細な化学式を化2に示す。
【0043】
【実施例】本発明は下記の、比較例と実施例に依って更
に詳細に説明するが、但し本発明の適用範囲は、それら
の比較例及び実施例によって制限されない。
に詳細に説明するが、但し本発明の適用範囲は、それら
の比較例及び実施例によって制限されない。
【0044】実施例1 低温遠赤外線材料を抗微生物成
分として用いている発明された多孔質成型物の製造方
法。
分として用いている発明された多孔質成型物の製造方
法。
【0045】総重量の25%の低温遠赤外線材料と75
%の35%含有のケイ酸ナトリウムを均等に混合し、均
質な溶液を形成し、蜂の巣形をした陶磁基質を其の中に
浸積し、取り出した後、過剰な溶剤を吹き飛ばし、摂氏
800度から900度で焼結固化して発明の成型物を作
る。
%の35%含有のケイ酸ナトリウムを均等に混合し、均
質な溶液を形成し、蜂の巣形をした陶磁基質を其の中に
浸積し、取り出した後、過剰な溶剤を吹き飛ばし、摂氏
800度から900度で焼結固化して発明の成型物を作
る。
【0046】実施例2 抗微生物成分として、低温遠赤
外線材料を用いる本発明の多孔質成型物の製造方法。
外線材料を用いる本発明の多孔質成型物の製造方法。
【0047】低温遠赤外線材料と陶磁粉末を重量比で3
対1にとり、適切な量の水と混合し、成形機で蜂の巣形
を形成して、摂氏900度から1100度の温度の下
で、焼結して成型物を作る。
対1にとり、適切な量の水と混合し、成形機で蜂の巣形
を形成して、摂氏900度から1100度の温度の下
で、焼結して成型物を作る。
【0048】実施例3 第四級アンモニウム塩を抗微生
物成分として使用して発明の多孔質成型物を製造する方
法。
物成分として使用して発明の多孔質成型物を製造する方
法。
【0049】第四級アンモニウム塩を水で薄めて100
mlの溶液を作り、然る後、高い表面積を有する蜂の巣
状の陶磁塊50gを溶液中に放置し充分に吸収させ飽和
状態にして(少なくとも、50%の溶液を沁み込ま
せ)、約摂氏100度で焼結し、縮合反応を生成させ、
30分乾燥させて完成する。
mlの溶液を作り、然る後、高い表面積を有する蜂の巣
状の陶磁塊50gを溶液中に放置し充分に吸収させ飽和
状態にして(少なくとも、50%の溶液を沁み込ま
せ)、約摂氏100度で焼結し、縮合反応を生成させ、
30分乾燥させて完成する。
【0050】本実施例の第四級アンモニウム塩は二酸化
珪素と化学的な鍵を形成する、プロピル、ジメチル、オ
クタデシル塩化アンモニウム或いは、他のいかなる第四
級アンモニウム塩でもよい。
珪素と化学的な鍵を形成する、プロピル、ジメチル、オ
クタデシル塩化アンモニウム或いは、他のいかなる第四
級アンモニウム塩でもよい。
【0051】実験例1 粘結強度試験 総重量の25%
の低温放射遠赤外線材料と総重量の75%のナトリウム
ケイ酸塩を均質に混合し、均質の溶剤を形成し、同じ条
件下で作った同じ体積の基質を10個取り、それらを
1、2、3、・・・8、9、10と番号を付け、各基質
の乾重量(A1)を計り、次に前述の浸積用の溶液に前
述の基質を浸積し、実施例1で記述した焼結を進行し、
被覆後に、再び基質の重量(A2)を計量し、(A2−
A1)の値が浸積液の付着量である。
の低温放射遠赤外線材料と総重量の75%のナトリウム
ケイ酸塩を均質に混合し、均質の溶剤を形成し、同じ条
件下で作った同じ体積の基質を10個取り、それらを
1、2、3、・・・8、9、10と番号を付け、各基質
の乾重量(A1)を計り、次に前述の浸積用の溶液に前
述の基質を浸積し、実施例1で記述した焼結を進行し、
被覆後に、再び基質の重量(A2)を計量し、(A2−
A1)の値が浸積液の付着量である。
【0052】担体として用いる被覆された基質を超音波
洗浄槽の中に入れ、1分間75Wの下で振動を与え、然
る後に取り出し、乾燥し、重量(B1)を計り下記の式
で付着率を計算する。
洗浄槽の中に入れ、1分間75Wの下で振動を与え、然
る後に取り出し、乾燥し、重量(B1)を計り下記の式
で付着率を計算する。
【0053】付着率=(残存付着量/全付着量)×10
0%で、その計算結果を表1に示す。
0%で、その計算結果を表1に示す。
【0054】本実験の比較の為に、異なる濃度の第四級
アンモニウム塩試料溶液の中に固定量のブロモフェノー
ルブルーを加え標準色の溶液を作り、第四級アンモニウ
ム塩と水とを混合し、浸積用の溶液を形成する。同じ条
件下で制作した、同じ体積の10個の基質(1、2、
3、・・・8、9、10と番号を付けた)を前述の溶液
に浸積し、乾燥器中で乾かし、実験の見本を制作する。
アンモニウム塩試料溶液の中に固定量のブロモフェノー
ルブルーを加え標準色の溶液を作り、第四級アンモニウ
ム塩と水とを混合し、浸積用の溶液を形成する。同じ条
件下で制作した、同じ体積の10個の基質(1、2、
3、・・・8、9、10と番号を付けた)を前述の溶液
に浸積し、乾燥器中で乾かし、実験の見本を制作する。
【0055】水500ccを入れたビーカーに前述の見
本を入れ、再度超音波洗浄機の中で、75W電力の下で
0.5時間から20時間振動させる。
本を入れ、再度超音波洗浄機の中で、75W電力の下で
0.5時間から20時間振動させる。
【0056】然る後、一個づつ取り出し、溶液に固定量
のブロモフェノールブルーを加え、標準色溶液の変化を
比較して、溶液中の第四級アンモニウム塩の量を確定
し、水に溶けた第四級アンモニウム塩の量を確定する。
のブロモフェノールブルーを加え、標準色溶液の変化を
比較して、溶液中の第四級アンモニウム塩の量を確定
し、水に溶けた第四級アンモニウム塩の量を確定する。
【0057】第四級アンモニウム塩の水中への溶解率と
溶解時間の関係を表2で示す。
溶解時間の関係を表2で示す。
【0058】上述の表1、表2及び図2から、本発明で
掲示した方法が、低温放射遠赤外線材料と第四級アンモ
ニウム塩が、蜂の巣形の基質に付着率を高めているのは
顕著であり、なお且つ、本発明の方法が確実に低温放射
遠赤外線材料と第四級アンモニウム塩が、担体との結合
強度を促進する事を証明している。
掲示した方法が、低温放射遠赤外線材料と第四級アンモ
ニウム塩が、蜂の巣形の基質に付着率を高めているのは
顕著であり、なお且つ、本発明の方法が確実に低温放射
遠赤外線材料と第四級アンモニウム塩が、担体との結合
強度を促進する事を証明している。
【0059】上述の試験の例で掲示した通り、本発明の
方法は生産的で、多孔質成型物上の抗微生物成分が有害
微生物の殺菌、或いは抑制に効果的で、且つ、外部環境
の影響で容易に剥がされず、流失しない。
方法は生産的で、多孔質成型物上の抗微生物成分が有害
微生物の殺菌、或いは抑制に効果的で、且つ、外部環境
の影響で容易に剥がされず、流失しない。
【0060】これは本発明の方法が外部環境の変化に強
固な抵抗力を持っている事を証明している。
固な抵抗力を持っている事を証明している。
【0061】実験例2 対藻類の抑制 池の底で局部的
に藻類が生長する、但し高い視程で、底が見える透明な
養殖場中のサンプル水を採取する。
に藻類が生長する、但し高い視程で、底が見える透明な
養殖場中のサンプル水を採取する。
【0062】取得したサンプル水をガーゼで濾過し、4
辺が30cm、20cm、25cm(奥行き、幅、高
さ)の水槽で分別番号をA、B、C、D付けた各水槽に
約12リットルの水を入れる。
辺が30cm、20cm、25cm(奥行き、幅、高
さ)の水槽で分別番号をA、B、C、D付けた各水槽に
約12リットルの水を入れる。
【0063】水槽の番号AとCには、低温放射遠赤外線
材料を含有する本発明の形成物を入れ放置し、B及びD
には何も入れないで置く。
材料を含有する本発明の形成物を入れ放置し、B及びD
には何も入れないで置く。
【0064】A、B、C、D、4つの水槽を屋外の太陽
光の充分ある処に置いて、水槽の頂上部は透明な硝子で
覆い、外部の物質の進入を防止し、但し空気は透過可能
にする。
光の充分ある処に置いて、水槽の頂上部は透明な硝子で
覆い、外部の物質の進入を防止し、但し空気は透過可能
にする。
【0065】隔日に30cmの定規(最小目盛が1m
m)を使っで、水槽に入れて視程の変化を観察し結果を
次の表3に示す。
m)を使っで、水槽に入れて視程の変化を観察し結果を
次の表3に示す。
【0066】水槽A及びCの水質の変化を観察し、A、
C、2つの水槽を3カ月置いた後、皆透明な状態を呈
し、如何なる藻類及び青苔類も増殖しなかった。
C、2つの水槽を3カ月置いた後、皆透明な状態を呈
し、如何なる藻類及び青苔類も増殖しなかった。
【0067】この結果、低温放射遠赤外線材料で覆われ
た本発明の多孔質成型物が確実に、有害微生物の殺菌或
いは抑制効果を有し、ある種の低級な単細胞生物の細胞
膜を破壊する能力を発見した。
た本発明の多孔質成型物が確実に、有害微生物の殺菌或
いは抑制効果を有し、ある種の低級な単細胞生物の細胞
膜を破壊する能力を発見した。
【0068】これは食物連鎖の原理で一般細菌の培養を
減少させる。
減少させる。
【0069】実験例3 本発明の多孔質成型物は、第四
級アンモニウム塩を抗微生物成分として使用し有害微生
物を殺菌あるいは抑制する効果。
級アンモニウム塩を抗微生物成分として使用し有害微生
物を殺菌あるいは抑制する効果。
【0070】試験の前に、レジュネラ肺炎桿菌の細胞懸
濁液を取り、当該の細胞懸濁液を、摂氏35度で24時
間培養し、レジュネラ肺炎桿菌の細胞数を列挙する。
濁液を取り、当該の細胞懸濁液を、摂氏35度で24時
間培養し、レジュネラ肺炎桿菌の細胞数を列挙する。
【0071】実験の為に、本発明に於ける多孔質成型物
(蜂の巣状)は、実験の前に摂氏100度3時間オーブ
ンで消毒された。
(蜂の巣状)は、実験の前に摂氏100度3時間オーブ
ンで消毒された。
【0072】然る後、図3の如く、多孔質成型物(蜂の
巣状)が、殺菌された500mlのビーカーに掛けら底
に磁性の撹拌棒が置かれたれた様子を示す。
巣状)が、殺菌された500mlのビーカーに掛けら底
に磁性の撹拌棒が置かれたれた様子を示す。
【0073】水で希釈した500のmlの細胞懸濁液
(約20×107CFU/ml)をビーカーに注入す
る。
(約20×107CFU/ml)をビーカーに注入す
る。
【0074】懸濁液は液体の表面へ渦が浮くように攪拌
され、試験期間、0、10、20、30、と60分に懸
濁液の細胞数が列挙され、重複して当該の試験を行っ
た。
され、試験期間、0、10、20、30、と60分に懸
濁液の細胞数が列挙され、重複して当該の試験を行っ
た。
【0075】多孔質成型物(蜂の巣状)を浸漬した水中
のレジュネラ層肺炎桿菌の生存曲線を図3に示す。
のレジュネラ層肺炎桿菌の生存曲線を図3に示す。
【0076】其の中の蜂の巣状形成物は、第四級アンモ
ニウム塩の抗微生物成分を載せている。
ニウム塩の抗微生物成分を載せている。
【0077】実験例4殺菌効果試験。
【0078】1.試験菌を(摂氏35度、24時間)培
養し、初期の細菌数を測定し、大腸桿菌バチルス属CC
RC11634と鼠チフス菌CCRC12947を試験
菌とする。
養し、初期の細菌数を測定し、大腸桿菌バチルス属CC
RC11634と鼠チフス菌CCRC12947を試験
菌とする。
【0079】2.其の菌液5mlを殺菌した495ml
の水に加え均質に混合する。
の水に加え均質に混合する。
【0080】3.図3の装置の中に第四級アンモニウム
塩で覆われた殺菌体を置記、2の細菌液400mlを注
入する。
塩で覆われた殺菌体を置記、2の細菌液400mlを注
入する。
【0081】4.攪拌を開始し、10分毎に1度、菌数
を計測し、30分に至り終止する。
を計測し、30分に至り終止する。
【0082】5.0.1mlを取り、薄いガラス片に付
け、摂氏35度で48時間、培養し細菌落を計数する。
け、摂氏35度で48時間、培養し細菌落を計数する。
【0083】実験結果 活性菌数の対数値(CFU/m
l)と第四級アンモニウム塩の作用時間が図4である。
l)と第四級アンモニウム塩の作用時間が図4である。
【0084】図4から、第四級アンモニウム塩の殺菌力
は、鼠チフス菌に対して明白な殺菌効果を具有し、大腸
桿菌に対して特別有効である。
は、鼠チフス菌に対して明白な殺菌効果を具有し、大腸
桿菌に対して特別有効である。
【0085】
【発明の効果】本発明の坑微生物効果具有する抗微生物
成分は、多孔質の担体に載せてあるので、本発明の所用
の抗微生物成分は、環境の中に流出せず、(例えば、水
流に随い各地に拡散しないので、水域の中に成分は添加
されない。)それ故に、環境汚染、人体への健康の害、
持続的な経済的出費、等の問題が無くなる。
成分は、多孔質の担体に載せてあるので、本発明の所用
の抗微生物成分は、環境の中に流出せず、(例えば、水
流に随い各地に拡散しないので、水域の中に成分は添加
されない。)それ故に、環境汚染、人体への健康の害、
持続的な経済的出費、等の問題が無くなる。
【0086】環境衛生の改善と産業的な観点から看る
と、いままで知られた方法では、このような効果に到達
出来なかった。
と、いままで知られた方法では、このような効果に到達
出来なかった。
【0087】更に、本発明物の抗微生物活性はアルカリ
液で洗われると回復可能で、本発明物の使用期限が増加
する。
液で洗われると回復可能で、本発明物の使用期限が増加
する。
【0088】特に本発明物は、空調システム或いは空気
中の有害微生物の除去、空気伝染する病原菌、例えば、
レジュネラ層肺炎桿菌の予防に使用可能であり、更に是
は既知の科学技術を以っては到達できない事である。
中の有害微生物の除去、空気伝染する病原菌、例えば、
レジュネラ層肺炎桿菌の予防に使用可能であり、更に是
は既知の科学技術を以っては到達できない事である。
【表1】抗微生物材料の担体への付着実験の結果を示
す。
す。
【表2】本発明で使用した第四級アンモニウム塩殺菌塊
中の殺菌成分の平均溶解率と溶解時間の関係。
中の殺菌成分の平均溶解率と溶解時間の関係。
【表3】藻類の成長と時間の関係。
【化1】本発明の第四級アンモニウム塩類を示す化学
式。
式。
【化2】本発明の反応の詳細を示す化学式。
【図1】本発明で使用した第四級アンモニウム塩殺菌塊
中の殺菌成分の平均溶解率と溶解時間の関係をグラフと
して示す。
中の殺菌成分の平均溶解率と溶解時間の関係をグラフと
して示す。
【図2】実験装置を示す。
【図3】本発明品の殺菌効果を示す。
【図4】本発明品の殺菌効果を示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【化1】
【化2】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有害微生物を除去可
能な多孔質成型物と其の製造方法に関する。
能な多孔質成型物と其の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】社会の環境と、科学の日益しの進歩に付
随し、且つ人々の日益しの頻繁な接触に付随して、有害
微生物が充満した環境に晒される危険性が多くなった。
随し、且つ人々の日益しの頻繁な接触に付随して、有害
微生物が充満した環境に晒される危険性が多くなった。
【0003】公共の場所、例えば水泳場や公衆浴場等の
水域は、病原菌の伝播の最適な場所であり、若し、この
ような水域の衛生状況の維持が不適当だと、使用する人
々は容易に皮膚病、眼科疾患或いは肺炎等に感染する。
水域は、病原菌の伝播の最適な場所であり、若し、この
ような水域の衛生状況の維持が不適当だと、使用する人
々は容易に皮膚病、眼科疾患或いは肺炎等に感染する。
【0004】その様な水域で有害微生物の過剰の増殖を
防止する為に、通常は、消毒と殺菌の効能に達するまで
塩素等を消毒殺菌剤として水中に添加する。
防止する為に、通常は、消毒と殺菌の効能に達するまで
塩素等を消毒殺菌剤として水中に添加する。
【0005】水中に、消毒殺菌剤を添加する情景は、温
水プール或いは水槽等、人々或いは動物に飲料水と活動
の場所を供給する水処理場で通常見ることが可能であ
る。
水プール或いは水槽等、人々或いは動物に飲料水と活動
の場所を供給する水処理場で通常見ることが可能であ
る。
【0006】水処理場では、伝統的に、消毒と殺菌の効
果に到達するまで、塩素のような殺菌剤や殺藻剤等の抗
微生物成分を水域中に添加している。
果に到達するまで、塩素のような殺菌剤や殺藻剤等の抗
微生物成分を水域中に添加している。
【0007】然し、水の流失に付随し、この抗微生物成
分の含有量は、これに伴い減少する。
分の含有量は、これに伴い減少する。
【0008】此の要因で、水域で抗微生物成分の濃度を
持続する為に、経常的に、水域に抗微生物成分の添加が
必須である。
持続する為に、経常的に、水域に抗微生物成分の添加が
必須である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】水域に抗微生物成分を
添加することは、勿論、経済的負担が増加し、且つ水の
流失に付随し汚染が造られ環境の負担が増加する問題点
があった。
添加することは、勿論、経済的負担が増加し、且つ水の
流失に付随し汚染が造られ環境の負担が増加する問題点
があった。
【0010】此の外、此れ等の抗微生物成分が飲料水或
いは食物を経て直接人体に進入し、或いは直接人間の皮
膚に付着し、時が経過して、健康に悪い影響が出る問題
点があった。
いは食物を経て直接人体に進入し、或いは直接人間の皮
膚に付着し、時が経過して、健康に悪い影響が出る問題
点があった。
【0011】此の外、最近日本で発生した24時間温水
循環風呂での微生物感染中毒事件の、其の原因は、前述
の温水循環型の風呂では、主に家庭での個人的な使用の
為に、抗微生物成分が、人体の健康上の悪影響を考慮し
て、且つまたそれが個人的な使用なので、使用者の大多
数は、水中に抗微生物成分を添加する事に配慮も想像も
せず、その結果、循環水中の人体に有害微生物の増殖を
知らずに、其の原因で感染に遭った。
循環風呂での微生物感染中毒事件の、其の原因は、前述
の温水循環型の風呂では、主に家庭での個人的な使用の
為に、抗微生物成分が、人体の健康上の悪影響を考慮し
て、且つまたそれが個人的な使用なので、使用者の大多
数は、水中に抗微生物成分を添加する事に配慮も想像も
せず、その結果、循環水中の人体に有害微生物の増殖を
知らずに、其の原因で感染に遭った。
【0012】此の外、空気経由の感染性の疾患は日々益
々多くなり、例えば、在郷軍人病症候群の病原菌(レジ
ュネラ肺炎菌)は中央制御空調システムの冷却塔の水中
で増殖し、再び空調系から排出され空気に伝播飛散し、
連鎖球菌属の肺炎、白喉桿菌等は直接空気伝播する。
々多くなり、例えば、在郷軍人病症候群の病原菌(レジ
ュネラ肺炎菌)は中央制御空調システムの冷却塔の水中
で増殖し、再び空調系から排出され空気に伝播飛散し、
連鎖球菌属の肺炎、白喉桿菌等は直接空気伝播する。
【0013】此処で述べた細菌汚染を防止する為には、
空調系統の空気の出口或いは、実験室の微生物安全防護
システム等に設置可能な、有害微生物を除去する効果を
有する物が望まれる。
空調系統の空気の出口或いは、実験室の微生物安全防護
システム等に設置可能な、有害微生物を除去する効果を
有する物が望まれる。
【0014】本発明の目的の一つは、水の媒体で他の生
物を傷つけ、そして環境を汚す殺菌剤を後に残さないで
細菌、藻類或いは真菌類を殺菌、或いは静菌する事の為
の効果的な方法を提供する事である。
物を傷つけ、そして環境を汚す殺菌剤を後に残さないで
細菌、藻類或いは真菌類を殺菌、或いは静菌する事の為
の効果的な方法を提供する事である。
【0015】本発明のもう一つの目的は、有害微生物を
除去可能な多孔質成型物の製造方法を提供する事であ
る。
除去可能な多孔質成型物の製造方法を提供する事であ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】第四級アンモニウム塩
は、細菌(大腸桿菌、ネズミチフス菌等)、酵母菌(サ
ッカロミセス属、鵞口瘡カンジダ等)、藻類(藍藻類、
褐藻類、緑藻類)、真菌(球毛殻菌、縄状青カビ菌
等)、等の増殖抑制作用が有ると言われている。
は、細菌(大腸桿菌、ネズミチフス菌等)、酵母菌(サ
ッカロミセス属、鵞口瘡カンジダ等)、藻類(藍藻類、
褐藻類、緑藻類)、真菌(球毛殻菌、縄状青カビ菌
等)、等の増殖抑制作用が有ると言われている。
【0017】本発明で使用した、アルコキシレン第四級
アンモニウム塩は、周知の材料(アメリカ合衆国特許番
号3,817,739及び3,865,728で参照可
能)である。
アンモニウム塩は、周知の材料(アメリカ合衆国特許番
号3,817,739及び3,865,728で参照可
能)である。
【0018】しかし、本発明の、第四級アンモニウム塩
及び低温遠赤外線放射材料を特定の高い表面積を持つ担
体上に載せると、特別の効果のある殺菌、殺藻作用が生
まれるという報告或いは記載は無かった。
及び低温遠赤外線放射材料を特定の高い表面積を持つ担
体上に載せると、特別の効果のある殺菌、殺藻作用が生
まれるという報告或いは記載は無かった。
【0019】上記目的を達成するために、発明者は積極
的な研究を進め、ある抗微生物成分を特定し、それは低
温遠赤外線放射材料と第四級アンモニウム塩を特定の担
体物質に付けて、長期の抗微生物効果を発揮するように
した。
的な研究を進め、ある抗微生物成分を特定し、それは低
温遠赤外線放射材料と第四級アンモニウム塩を特定の担
体物質に付けて、長期の抗微生物効果を発揮するように
した。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の有害微生物を除去可能な
多孔質成型物は、抗微生物効果のある抗微生物成分を載
せている。
多孔質成型物は、抗微生物効果のある抗微生物成分を載
せている。
【0021】更に詳細に説明すると、本発明は有害微生
物を除去可能な多孔質成型物の1つで、当該物の上に抗
微生物効果のある抗微生物成分を載せ、当該成分は低温
遠赤外線放射材料及び第四級アンモニウム塩から選択さ
れる。
物を除去可能な多孔質成型物の1つで、当該物の上に抗
微生物効果のある抗微生物成分を載せ、当該成分は低温
遠赤外線放射材料及び第四級アンモニウム塩から選択さ
れる。
【0022】本発明は、3から30マイクロメータの波
長を持つ低温遠赤外線放射物質と化1に示す化学式の有
機珪素化合物を持っている第四級アンモニウム塩の抗微
生物成分で被覆された多孔質の二酸化珪素の基質表面
に、微生物を水中又は空気中で接触させるか、通過させ
る事で、細菌、藻類或いは同種のもを殺菌するか、増殖
を遅らせる為の方法である。
長を持つ低温遠赤外線放射物質と化1に示す化学式の有
機珪素化合物を持っている第四級アンモニウム塩の抗微
生物成分で被覆された多孔質の二酸化珪素の基質表面
に、微生物を水中又は空気中で接触させるか、通過させ
る事で、細菌、藻類或いは同種のもを殺菌するか、増殖
を遅らせる為の方法である。
【0023】
【化1】
【0024】ここに示すm+nは16から19である
り、mは1から6であり、そしてnは13から17であ
り、或いはm+nは20から23であり、mは4から1
1であり、そしてnは9から17であり,Xはハロゲン
であり、そしてYは加水分解する基或いは水酸基であ
る。
り、mは1から6であり、そしてnは13から17であ
り、或いはm+nは20から23であり、mは4から1
1であり、そしてnは9から17であり,Xはハロゲン
であり、そしてYは加水分解する基或いは水酸基であ
る。
【0025】具体的には第四級アンモニウム塩類、例え
ば、プロピル、オクタデシル、ジメチル塩化アンモニュ
ウムで表面を処理された多孔質の基質の表面は、大腸
菌、レジュネラ肺炎菌、チフス菌を殺す事が出来る。
ば、プロピル、オクタデシル、ジメチル塩化アンモニュ
ウムで表面を処理された多孔質の基質の表面は、大腸
菌、レジュネラ肺炎菌、チフス菌を殺す事が出来る。
【0026】本発明は、また、有害微生物を除去可能な
多孔質成型物の製造方法を提供する事であり、これは本
発明で言及した、抗微生物成分と一緒に或特別な焼結補
助剤と粘結剤を混合する事を含み、浸積用のゼラチン或
は溶液を形成した後、前述の浸積用の液体に当該の抗微
生物成分を運ぶ為の形成物を入れる事、更に焼結を進め
完成する事である。
多孔質成型物の製造方法を提供する事であり、これは本
発明で言及した、抗微生物成分と一緒に或特別な焼結補
助剤と粘結剤を混合する事を含み、浸積用のゼラチン或
は溶液を形成した後、前述の浸積用の液体に当該の抗微
生物成分を運ぶ為の形成物を入れる事、更に焼結を進め
完成する事である。
【0027】本発明で言及された多孔質成型物とは、蜂
の巣状、海綿状等のような、(立体の容積に比べ高い表
面積率の)表面積の高い形状を指し、一度、流体或いは
空気が通れば、その効力を発生し、その孔の大きさに制
限はない。
の巣状、海綿状等のような、(立体の容積に比べ高い表
面積率の)表面積の高い形状を指し、一度、流体或いは
空気が通れば、その効力を発生し、その孔の大きさに制
限はない。
【0028】本発明で言及された成型物は正方形、多角
形形、盤形或いは球形のような種々の形を意味し、意図
された目的が達せられる事が出来る大きさには限度がな
い。
形形、盤形或いは球形のような種々の形を意味し、意図
された目的が達せられる事が出来る大きさには限度がな
い。
【0029】本発明の多孔質成型物は、その上に多孔質
の担体と抗微生物の成分を含む。
の担体と抗微生物の成分を含む。
【0030】本発明の成型物が、表面積率が高い、多孔
質の型であるから、本発明の多孔質成型物に配合された
抗微生物の成分の含有量を高める事を可能にし、従っ
て、本発明の成型物は、有害微生物を除去可能な効果を
増加させる事が出来る。
質の型であるから、本発明の多孔質成型物に配合された
抗微生物の成分の含有量を高める事を可能にし、従っ
て、本発明の成型物は、有害微生物を除去可能な効果を
増加させる事が出来る。
【0031】本発明の多孔質の担体は温度、圧力の変化
に耐える材料、例えば、陶磁器、鋼などを含めての種々
の材料が好都合である。
に耐える材料、例えば、陶磁器、鋼などを含めての種々
の材料が好都合である。
【0032】本発明の有害微生物を除去可能な多孔質成
型物が載せる抗微生物効果の成分は、低温放射遠赤外線
材料と第四級アンモニウム塩から選択され、其の中で該
低温放射遠赤外線材料は、60℃の温度下で有害微生物
を殺す遠赤外線を放射可能な材料で、当該の材料は下記
の通常の一般式AB2O4で示す尖晶石構造の材料であ
り、其の中でAはマグネシウム、フェライト、亜鉛、コ
バルト、マンガン、ニッケル、Bはアルミニウム、鉄、
クロム、マンガンである。
型物が載せる抗微生物効果の成分は、低温放射遠赤外線
材料と第四級アンモニウム塩から選択され、其の中で該
低温放射遠赤外線材料は、60℃の温度下で有害微生物
を殺す遠赤外線を放射可能な材料で、当該の材料は下記
の通常の一般式AB2O4で示す尖晶石構造の材料であ
り、其の中でAはマグネシウム、フェライト、亜鉛、コ
バルト、マンガン、ニッケル、Bはアルミニウム、鉄、
クロム、マンガンである。
【0033】且つ当該の低温放射遠赤外線材料は、酸化
第二鉄、硫化鉄、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタ
ン、酸化ニッケル、酸化第二銅、酸化アルミニウム、硫
化アルミニウム、酸化ストロンチウムとタンタル酸化物
の少なくとも1つの化合物を含有する。
第二鉄、硫化鉄、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタ
ン、酸化ニッケル、酸化第二銅、酸化アルミニウム、硫
化アルミニウム、酸化ストロンチウムとタンタル酸化物
の少なくとも1つの化合物を含有する。
【0034】低温放射遠赤外線材料を抗微生物成分とし
て本発明の多孔質成型物を製造する時は、浸積用の溶液
を形成し、本発明の多孔質の担体を其の中に浸積し、焼
結し完成する。
て本発明の多孔質成型物を製造する時は、浸積用の溶液
を形成し、本発明の多孔質の担体を其の中に浸積し、焼
結し完成する。
【0035】此の外、低温放射遠赤外線材料を抗微生物
成分とした本発明の成型物は、亦前述の低温放射遠赤外
線材料を直接混合して多孔質成型物の原料(陶磁土の粉
末)とし、塑性成形して焼結し完成する。
成分とした本発明の成型物は、亦前述の低温放射遠赤外
線材料を直接混合して多孔質成型物の原料(陶磁土の粉
末)とし、塑性成形して焼結し完成する。
【0036】この方法は本発明の成型物の製造に好都合
である。
である。
【0037】前述の方法の中で、当低温放射遠赤外線材
料を、粘結剤と混合し、浸積用の溶剤を形成する時に使
用する粘結剤は、ケイ酸ナトリウムのような、ケイ酸塩
のアルカリ金属でる。
料を、粘結剤と混合し、浸積用の溶剤を形成する時に使
用する粘結剤は、ケイ酸ナトリウムのような、ケイ酸塩
のアルカリ金属でる。
【0038】此の方法の、低温放射遠赤外線材料の使用
量は、当該の材料と粘結剤の総重量の10%から75%
で、なるべく総重量の25%から50%が好ましい。
量は、当該の材料と粘結剤の総重量の10%から75%
で、なるべく総重量の25%から50%が好ましい。
【0039】本発明の成型物を、低温放射遠赤外線材料
と粘結剤で形成した浸積用の溶剤に、多孔質の担体を浸
積し、焼結して完成する時の焼結温度は、摂氏700度
から1100度で、800度から1000度が好まし
く、所要の焼結時間は、所用の多孔質担体の大小によ
り、制限はない。
と粘結剤で形成した浸積用の溶剤に、多孔質の担体を浸
積し、焼結して完成する時の焼結温度は、摂氏700度
から1100度で、800度から1000度が好まし
く、所要の焼結時間は、所用の多孔質担体の大小によ
り、制限はない。
【0040】前述の低温放射遠赤外線材料を、本発明の
多孔質成型物の原料中に直接混合し、塑性成形して焼結
し完成する時、所用の低温放射遠赤外線材料の量は、所
用の多孔質成型物を形成する原料混合物の総重量の10
%から85%で、25%から75%が好ましい。
多孔質成型物の原料中に直接混合し、塑性成形して焼結
し完成する時、所用の低温放射遠赤外線材料の量は、所
用の多孔質成型物を形成する原料混合物の総重量の10
%から85%で、25%から75%が好ましい。
【0041】所用の焼結温度は、約摂氏900度から1
100度で、必要な焼結時間は、成型物の大小で定めら
れ、特別な制限はない。
100度で、必要な焼結時間は、成型物の大小で定めら
れ、特別な制限はない。
【0042】本発明の中で作られる抗微生物成分の一つ
は第四級アンモニウム塩に因る。
は第四級アンモニウム塩に因る。
【0043】本発明で用いた第四級アンモニウム塩は、
珪素を含み、水と混合されて溶解され、Si(OH)3
の化合物を形成し、その後、二酸化珪素の成分が成型物
(陶磁塊)の表面を被覆し、当該物の成分中に二酸化珪
素の化学的な鍵を形成し、当該の成型物の表面に緊密に
固着する詳細な化学式を化2に示す。
珪素を含み、水と混合されて溶解され、Si(OH)3
の化合物を形成し、その後、二酸化珪素の成分が成型物
(陶磁塊)の表面を被覆し、当該物の成分中に二酸化珪
素の化学的な鍵を形成し、当該の成型物の表面に緊密に
固着する詳細な化学式を化2に示す。
【0044】
【化2】
【0045】
【実施例】本発明は下記の、比較例と実施例に依って更
に詳細に説明するが、但し本発明の適用範囲は、それら
の比較例及び実施例によって制限されない。
に詳細に説明するが、但し本発明の適用範囲は、それら
の比較例及び実施例によって制限されない。
【0046】実施例1 低温遠赤外線材料を抗微生物成
分として用いている発明された多孔質成型物の製造方
法。
分として用いている発明された多孔質成型物の製造方
法。
【0047】総重量の25%の低温遠赤外線材料と75
%の35%含有のケイ酸ナトリウムを均等に混合し、均
質な溶液を形成し、蜂の巣形をした陶磁基質を其の中に
浸積し、取り出した後、過剰な溶剤を吹き飛ばし、摂氏
800度から900度で焼結固化して発明の成型物を作
る。
%の35%含有のケイ酸ナトリウムを均等に混合し、均
質な溶液を形成し、蜂の巣形をした陶磁基質を其の中に
浸積し、取り出した後、過剰な溶剤を吹き飛ばし、摂氏
800度から900度で焼結固化して発明の成型物を作
る。
【0048】実施例2 抗微生物成分として、低温遠赤
外線材料を用いる本発明の多孔質成型物の製造方法。
外線材料を用いる本発明の多孔質成型物の製造方法。
【0049】低温遠赤外線材料と陶磁粉末を重量比で3
対1にとり、適切な量の水と混合し、成形機で蜂の巣形
を形成して、摂氏900度から1100度の温度の下
で、焼結して成型物を作る。
対1にとり、適切な量の水と混合し、成形機で蜂の巣形
を形成して、摂氏900度から1100度の温度の下
で、焼結して成型物を作る。
【0050】実施例3 第四級アンモニウム塩を抗微生
物成分として使用して発明の多孔質成型物を製造する方
法。
物成分として使用して発明の多孔質成型物を製造する方
法。
【0051】第四級アンモニウム塩を水で薄めて100
mlの溶液を作り、然る後、高い表面積を有する蜂の巣
状の陶磁塊50gを溶液中に放置し充分に吸収させ飽和
状態にして(少なくとも、50%の溶液を沁み込ま
せ)、約摂氏100度で焼結し、縮合反応を生成させ、
30分乾燥させて完成する。
mlの溶液を作り、然る後、高い表面積を有する蜂の巣
状の陶磁塊50gを溶液中に放置し充分に吸収させ飽和
状態にして(少なくとも、50%の溶液を沁み込ま
せ)、約摂氏100度で焼結し、縮合反応を生成させ、
30分乾燥させて完成する。
【0052】本実施例の第四級アンモニウム塩は二酸化
珪素と化学的な鍵を形成する、プロピル、ジメチル、オ
クタデシル塩化アンモニウム或いは、他のいかなる第四
級アンモニウム塩でもよい。
珪素と化学的な鍵を形成する、プロピル、ジメチル、オ
クタデシル塩化アンモニウム或いは、他のいかなる第四
級アンモニウム塩でもよい。
【0053】実験例1 粘結強度試験 総重量の25%
の低温放射遠赤外線材料と総重量の75%のナトリウム
ケイ酸塩を均質に混合し、均質の溶剤を形成し、同じ条
件下で作った同じ体積の基質を10個取り、それらを
1、2、3、・・・8、9、10と番号を付け、各基質
の乾重量(A1)を計り、次に前述の浸積用の溶液に前
述の基質を浸積し、実施例1で記述した焼結を進行し、
被覆後に、再び基質の重量(A2)を計量し、(A2−
A1)の値が浸積液の付着量である。
の低温放射遠赤外線材料と総重量の75%のナトリウム
ケイ酸塩を均質に混合し、均質の溶剤を形成し、同じ条
件下で作った同じ体積の基質を10個取り、それらを
1、2、3、・・・8、9、10と番号を付け、各基質
の乾重量(A1)を計り、次に前述の浸積用の溶液に前
述の基質を浸積し、実施例1で記述した焼結を進行し、
被覆後に、再び基質の重量(A2)を計量し、(A2−
A1)の値が浸積液の付着量である。
【0054】担体として用いる被覆された基質を超音波
洗浄槽の中に入れ、1分間75Wの下で振動を与え、然
る後に取り出し、乾燥し、重量(B1)を計り下記の式
で付着率を計算する。
洗浄槽の中に入れ、1分間75Wの下で振動を与え、然
る後に取り出し、乾燥し、重量(B1)を計り下記の式
で付着率を計算する。
【0055】付着率=(残存付着量/全付着量)×10
0%で、その計算結果を表1に示す。
0%で、その計算結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】本実験の比較の為に、異なる濃度の第四級
アンモニウム塩試料溶液の中に固定量のブロモフェノー
ルブルーを加え標準色の溶液を作り、第四級アンモニウ
ム塩と水とを混合し、浸積用の溶液を形成する。同じ条
件下で制作した、同じ体積の10個の基質(1、2、
3、・・・8、9、10と番号を付けた)を前述の溶液
に浸積し、乾燥器中で乾かし、実験の見本を制作する。
アンモニウム塩試料溶液の中に固定量のブロモフェノー
ルブルーを加え標準色の溶液を作り、第四級アンモニウ
ム塩と水とを混合し、浸積用の溶液を形成する。同じ条
件下で制作した、同じ体積の10個の基質(1、2、
3、・・・8、9、10と番号を付けた)を前述の溶液
に浸積し、乾燥器中で乾かし、実験の見本を制作する。
【0058】水500ccを入れたビーカーに前述の見
本を入れ、再度超音波洗浄機の中で、75W 電力の下
で0.5時間から20時間振動させる。
本を入れ、再度超音波洗浄機の中で、75W 電力の下
で0.5時間から20時間振動させる。
【0059】然る後、一個づつ取り出し、溶液に固定量
のブロモフェノールブルーを加え、標準色溶液の変化を
比較して、溶液中の第四級アンモニウム塩の量を確定
し、水に溶けた第四級アンモニウム塩の量を確定する。
のブロモフェノールブルーを加え、標準色溶液の変化を
比較して、溶液中の第四級アンモニウム塩の量を確定
し、水に溶けた第四級アンモニウム塩の量を確定する。
【0060】第四級アンモニウム塩の水中への溶解率と
溶解時間の関係を表2で示す。
溶解時間の関係を表2で示す。
【0061】
【表2】
【0062】さらに、表3から、本発明で掲示した方法
が、低温放射遠赤外線材料と第四級アンモニウム塩が、
蜂の巣形の基質に付着率を高めているのは顕著であり、
なお且つ、本発明の方法が確実に低温放射遠赤外線材料
と第四級アンモニウム塩が、担体との結合強度を促進す
る事を証明している。
が、低温放射遠赤外線材料と第四級アンモニウム塩が、
蜂の巣形の基質に付着率を高めているのは顕著であり、
なお且つ、本発明の方法が確実に低温放射遠赤外線材料
と第四級アンモニウム塩が、担体との結合強度を促進す
る事を証明している。
【0063】
【表3】
【0064】上述の試験の例で掲示した通り、本発明の
方法は生産的で、多孔質成型物上の抗微生物成分が有害
微生物の殺菌、或いは抑制に効果的で、且つ、外部環境
の影響で容易に剥がされず、流失しない。
方法は生産的で、多孔質成型物上の抗微生物成分が有害
微生物の殺菌、或いは抑制に効果的で、且つ、外部環境
の影響で容易に剥がされず、流失しない。
【0065】これは本発明の方法が外部環境の変化に強
固な抵抗力を持っている事を証明している。
固な抵抗力を持っている事を証明している。
【0066】実験例2 対藻類の抑制 池の底で局部的
に藻類が生長する、但し高い視程で、底が見える透明な
養殖場中のサンプル水を採取する。
に藻類が生長する、但し高い視程で、底が見える透明な
養殖場中のサンプル水を採取する。
【0067】取得したサンプル水をガーゼで濾過し、4
辺が30cm、20cm、25cm(奥行き、幅、高
さ)の水槽で分別番号をA、B、C、D付けた各水槽に
約12リットルの水を入れる。
辺が30cm、20cm、25cm(奥行き、幅、高
さ)の水槽で分別番号をA、B、C、D付けた各水槽に
約12リットルの水を入れる。
【0068】水槽の番号AとCには、低温放射遠赤外線
材料を含有する本発明の形成物を入れ放置し、B及びD
には何も入れないで置く。
材料を含有する本発明の形成物を入れ放置し、B及びD
には何も入れないで置く。
【0069】A、B、C、D、4つの水槽を屋外の太陽
光の充分ある処に置いて、水槽の頂上部は透明な硝子で
覆い、外部の物質の進入を防止し、但し空気は透過可能
にする。
光の充分ある処に置いて、水槽の頂上部は透明な硝子で
覆い、外部の物質の進入を防止し、但し空気は透過可能
にする。
【0070】隔日に30cmの定規(最小目盛が1m
m)を使って、水槽に入れて視程の変化を観察し結果を
次の表4に示す。
m)を使って、水槽に入れて視程の変化を観察し結果を
次の表4に示す。
【0071】
【表4】
【0072】水槽A及びCの水質の変化を観察し、A、
C、2つの水槽を3カ月置いた後、皆透明な状態を呈
し、如何なる藻類及び青苔類も増殖しなかった。
C、2つの水槽を3カ月置いた後、皆透明な状態を呈
し、如何なる藻類及び青苔類も増殖しなかった。
【0073】この結果、低温放射遠赤外線材料で覆われ
た本発明の多孔質成型物が確実に、有害微生物の殺菌或
いは抑制効果を有し、ある種の低級な単細胞生物の細胞
膜を破壊する能力を発見した。
た本発明の多孔質成型物が確実に、有害微生物の殺菌或
いは抑制効果を有し、ある種の低級な単細胞生物の細胞
膜を破壊する能力を発見した。
【0074】これは食物連鎖の原理で一般細菌の培養を
減少させる。
減少させる。
【0075】実験例3 本発明の多孔質成型物は、第四
級アンモニウム塩を抗微生物成分として使用し有害微生
物を殺菌あるいは抑制する効果。
級アンモニウム塩を抗微生物成分として使用し有害微生
物を殺菌あるいは抑制する効果。
【0076】試験の前に、レジュネラ肺炎桿菌の細胞懸
濁液を取り、当該の細胞懸濁液を、摂氏35度で24時
間培養し、レジュネラ肺炎桿菌の細胞数を列挙する。
濁液を取り、当該の細胞懸濁液を、摂氏35度で24時
間培養し、レジュネラ肺炎桿菌の細胞数を列挙する。
【0077】実験の為に、本発明に於ける多孔質成型物
(蜂の巣状)は、実験の前に摂氏100度3時間オーブ
ンで消毒された。
(蜂の巣状)は、実験の前に摂氏100度3時間オーブ
ンで消毒された。
【0078】然る後、図1の如く、多孔質成型物(蜂の
巣状)が、殺菌された500mlのビーカーに掛けら底
に磁性の攪拌棒が置かれたれた様子を示す。
巣状)が、殺菌された500mlのビーカーに掛けら底
に磁性の攪拌棒が置かれたれた様子を示す。
【0079】
【図1】
【0080】水で希釈した500のmlの細胞懸濁液
(約20×107CFU/ml)をビーカーに注入す
る。
(約20×107CFU/ml)をビーカーに注入す
る。
【0081】懸濁液は液体の表面へ渦が浮くように攪拌
され、試験期間、0、10、20、30、と60分に懸
濁液の細胞数が列挙され、重複して当該の試験を行っ
た。
され、試験期間、0、10、20、30、と60分に懸
濁液の細胞数が列挙され、重複して当該の試験を行っ
た。
【0082】多孔質成型物(蜂の巣状)を浸漬した水中
のレジュネラ層肺炎桿菌の生存曲線を表5に示す。
のレジュネラ層肺炎桿菌の生存曲線を表5に示す。
【0083】
【表5】
【0084】其の中の蜂の巣状形成物は、第四級アンモ
ニウム塩の抗微生物成分を載せている。
ニウム塩の抗微生物成分を載せている。
【0085】実験例4殺菌効果試験。
【0086】1.試験菌を(摂氏35度、24時間)培
養し、初期の細菌数を測定し、大腸桿菌バチルス属CC
RC11634と鼠チフス菌CCRC12947を試験
菌とする。
養し、初期の細菌数を測定し、大腸桿菌バチルス属CC
RC11634と鼠チフス菌CCRC12947を試験
菌とする。
【0087】2.其の菌液5mlを殺菌した495ml
の水に加え均質に混合する。
の水に加え均質に混合する。
【0088】3.装置の中に第四級アンモニウム塩で覆
われた殺菌体を置記、2の細菌液400mlを注入す
る。
われた殺菌体を置記、2の細菌液400mlを注入す
る。
【0089】4.攪拌を開始し、10分毎に1度、菌数
を計測し、30分に至り終止する。
を計測し、30分に至り終止する。
【0090】5.0.1mlを取り、薄いガラス片に付
け、摂氏35度で48時間、培養し細菌落を計数する。
け、摂氏35度で48時間、培養し細菌落を計数する。
【0091】実験結果 活性菌数の対数値(CFU/m
l)と第四級アンモニウム塩の作用時間が表6である。
l)と第四級アンモニウム塩の作用時間が表6である。
【0092】
【表6】
【0093】これは、第四級アンモニウム塩の殺菌力
が、鼠チフス菌に対して明白な殺菌効果を具有し、大腸
桿菌に対して特別有効である。
が、鼠チフス菌に対して明白な殺菌効果を具有し、大腸
桿菌に対して特別有効である。
【0094】
【発明の効果】本発明の坑微生物効果を具有する抗微生
物成分は、多孔質の担体に載せてあるので、本発明の所
用の抗微生物成分は、環境の中に流出せず、(例えば、
水流に随い各地に拡散しないので、水域の中に成分は添
加されない。)それ故に、環境汚染、人体への健康の
害、持続的な経済的出費、等の問題が無くなる。
物成分は、多孔質の担体に載せてあるので、本発明の所
用の抗微生物成分は、環境の中に流出せず、(例えば、
水流に随い各地に拡散しないので、水域の中に成分は添
加されない。)それ故に、環境汚染、人体への健康の
害、持続的な経済的出費、等の問題が無くなる。
【0095】環境衛生の改善と産業的な観点から看る
と、いままで知られた方法では、このような効果に到達
出来なかった。
と、いままで知られた方法では、このような効果に到達
出来なかった。
【0096】更に、本発明物の抗微生物活性はアルカリ
液で洗われると回復可能で、本発明物の使用期限が増加
する。
液で洗われると回復可能で、本発明物の使用期限が増加
する。
【0097】特に本発明物は、空調システム或いは空気
中の有害微生物の除去、空気伝染する病原菌、例えば、
レジュネラ層肺炎桿菌の予防に使用可能であり、更に是
は既知の科学技術を以っては到達できない事である。
中の有害微生物の除去、空気伝染する病原菌、例えば、
レジュネラ層肺炎桿菌の予防に使用可能であり、更に是
は既知の科学技術を以っては到達できない事である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実験装置を示す。
【符号の説明】 1 蓋 2 ビーカー 3 アンモニュウム塩で被覆した多孔質の担体(蜂の巣
状) 4 磁気攪拌器
状) 4 磁気攪拌器
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 41/85 C04B 41/85 C
Claims (18)
- 【請求項1】 有害微生物を除去可能な多孔質成型物の
一種で、其の特徴ある当該多孔質成型物は、抗微生物効
能を持つ抗微生物成分を含有し、当該成分は低温放射遠
赤外線材料及びアンモニウム塩から選択されるもの。 - 【請求項2】 請求項1で述べた多孔質成型物は、陶土
或いは磁土で製造される其の特徴ある当該多孔質成型
物。 - 【請求項3】 請求項2で述べた多孔質成型物は、其の
特徴ある当該多孔質の蜂の巣状陶磁塊である。 - 【請求項4】 請求項1、2、或いは3で述べた多孔質
成型物は、其の特徴ある抗微生物成分として、低温放射
遠赤外線材料を含む。 - 【請求項5】 請求項4で述べた多孔質成型物は、スピ
ネル構造の一般化学式AB2O4の尖晶石を構成する当
該低温放射遠赤外線材料を含み、Aはマグネシウム、フ
ェライト、亜鉛、コバルト、マンガン、ニッケル、Bは
アルミニウム、鉄、クロム、マンガンである。 - 【請求項6】 請求項5で述べた多孔質成型物に於い
て、低温放射遠赤外線材料は、其の中に酸化第二鉄、硫
化鉄、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化ニ
ッケル、酸化第二銅、酸化アルミニウム、硫化アルミニ
ウム、酸化ストロンチウムとタンタル酸化物から選択さ
れる少なくとも1つの化合物を含有する。 - 【請求項7】 請求項1、2及び3で述べた多孔質成型
物は、其の特徴が在る抗微生物成分が二酸化珪素と化学
的結合が可能な如何なる種類の第四級アンモニウム塩で
ある。 - 【請求項8】 請求項7で述べた多孔質成型物は、其の
特徴が在る抗微生物成分がプロピル、オクタデシル、ジ
メチル塩化アンモニュウムの第四級アンモニウム塩であ
る。 - 【請求項9】 請求項1で述べた有害微生物を除去可能
な多孔質成型物の製造方法は、当該抗微生物成分の溶液
中に多孔質成型物を浸積し、熱処理し固化する。 - 【請求項10】 請求項9で述べた製造方法は、其の特
徴が在る抗微生物成分が二酸化珪素と化学的結合が可能
な第四級アンモニウム塩であり、当該の多孔質成型物を
第四級アンモニウム塩の溶液中に充分浸積し、其の後摂
氏100度以下で焼結する。 - 【請求項11】 請求項9で述べた製造方法は、其の特
徴が在る抗微生物成分がプロピル、オクタデシル、ジメ
チル塩化アンモニュウムの第四級アンモニウム塩であ
る。 - 【請求項12】 請求項9で述べた製造方法は、其の特
徴が在る多孔質成型物は、低温放射遠赤外線材料と焼結
補助剤と或いは粘結剤から成る溶液に浸積し、焼結固化
する。且つ此所で述べた低温放射遠赤外線材料は、スピ
ネル構造の一般化学式AB2O4の尖晶石を含み、其の
中で、Aはマグネシウム、フェライト、亜鉛、コバル
ト、マンガン、ニッケル、Bはアルミニウム、鉄、クロ
ム、マンガンである。 - 【請求項13】 請求項12で述べた製造方法の、其の
特徴が在る多孔質成型物は、陶土或いは磁土で製造す
る。 - 【請求項14】 請求項13で述べた製造方法の、多孔
質成型物は、蜂の巣状の陶磁塊である。 - 【請求項15】 請求項12、13、14で述べた製造
方法は、粘結剤は、珪酸塩のアルカリ金属で、当該低温
放射遠赤外線材料は、其の粘結剤との混合物総重量の1
0%から75%を占め、且つ焼結温度は摂氏700度か
ら1100度である。 - 【請求項16】 請求項15で述べた製造方法は、其の
特徴が在る粘結剤は、珪酸ナトリウムである。 - 【請求項17】 請求項16で述べた製造方法の、其の
特徴が在る低温放射遠赤外線材料は、酸化第二鉄、硫化
鉄、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化ニッ
ケル、酸化第二銅、酸化アルミニウム、硫化アルミニウ
ム、酸化ストロンチウムとタンタル酸化物をから選択さ
れた少なくとも1つの化合物を含有する。 - 【請求項18】 請求項1で述べた多孔質成型物は、其
の特徴が在る特性から、有害微生物の除去或は抑制をす
る事が必要な全ての場所で応用できる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12161498A JPH11278956A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 有害微生物を除去可能な多孔質成形物及び其の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12161498A JPH11278956A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 有害微生物を除去可能な多孔質成形物及び其の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278956A true JPH11278956A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14815622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12161498A Pending JPH11278956A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 有害微生物を除去可能な多孔質成形物及び其の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH11278956A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013184906A (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-19 | Idemitsu Technofine Co Ltd | 抗菌・防カビ・防藻組成物、これを含有した成形品、処理剤および繊維、並びに、これを用いた処理方法 |
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1998
- 1998-03-25 JP JP12161498A patent/JPH11278956A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013184906A (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-19 | Idemitsu Technofine Co Ltd | 抗菌・防カビ・防藻組成物、これを含有した成形品、処理剤および繊維、並びに、これを用いた処理方法 |
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