JPH11278925A - 誘電体磁器組成物および積層体 - Google Patents
誘電体磁器組成物および積層体Info
- Publication number
- JPH11278925A JPH11278925A JP10079783A JP7978398A JPH11278925A JP H11278925 A JPH11278925 A JP H11278925A JP 10079783 A JP10079783 A JP 10079783A JP 7978398 A JP7978398 A JP 7978398A JP H11278925 A JPH11278925 A JP H11278925A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- containing compound
- dielectric
- main component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Waveguides (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】Q値を低下させることなく、焼成条件に対する
色調安定性を向上できるとともに、低温焼成できる誘電
体磁器組成物および積層体を提供する。 【解決手段】金属元素として少なくともMgおよびTi
を含有し、これらのモル比による組成式を、(1−x)
MgTiO3 ・xCaTiO3 と表した時、前記xが0
≦x≦0.2を満足する主成分と、該主成分100重量
部に対して、B含有化合物をB2 O3 換算で3〜20重
量部、アルカリ金属含有化合物をアルカリ金属炭酸塩換
算で1〜10重量部、さらにAg含有化合物をAg2 O
換算で0.04〜0.11重量部添加してなるものであ
る。
色調安定性を向上できるとともに、低温焼成できる誘電
体磁器組成物および積層体を提供する。 【解決手段】金属元素として少なくともMgおよびTi
を含有し、これらのモル比による組成式を、(1−x)
MgTiO3 ・xCaTiO3 と表した時、前記xが0
≦x≦0.2を満足する主成分と、該主成分100重量
部に対して、B含有化合物をB2 O3 換算で3〜20重
量部、アルカリ金属含有化合物をアルカリ金属炭酸塩換
算で1〜10重量部、さらにAg含有化合物をAg2 O
換算で0.04〜0.11重量部添加してなるものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波、ミリ
波等の高周波領域において、高いQ値を有する誘電体磁
器組成物および積層体に関するものであり、例えば、マ
イクロ波やミリ波などの高周波領域において使用される
種々の共振器用材料やMIC用誘電体基板材料、誘電体
導波路用材料や積層型セラミックコンデンサ等に用いる
ことができる誘電体磁器組成物および積層体に関する。
波等の高周波領域において、高いQ値を有する誘電体磁
器組成物および積層体に関するものであり、例えば、マ
イクロ波やミリ波などの高周波領域において使用される
種々の共振器用材料やMIC用誘電体基板材料、誘電体
導波路用材料や積層型セラミックコンデンサ等に用いる
ことができる誘電体磁器組成物および積層体に関する。
【0002】
【従来技術】従来、誘電体磁器は、マイクロ波やミリ波
等の高周波領域において、誘電体共振器、MIC用誘電
体基板や導波路等に広く利用されている。そして、近年
においては、携帯電話をはじめとする移動体通信等の発
達および普及に伴い、電子回路基板や電子部品の材料と
して誘電体セラミックスの需要が増大しつつある。
等の高周波領域において、誘電体共振器、MIC用誘電
体基板や導波路等に広く利用されている。そして、近年
においては、携帯電話をはじめとする移動体通信等の発
達および普及に伴い、電子回路基板や電子部品の材料と
して誘電体セラミックスの需要が増大しつつある。
【0003】電子回路や電子部品において、誘電体セラ
ミックスと内部導体を同時焼成するに際しては、従来の
誘電体セラミックスの焼成温度が1100℃以上という
高温であったため、導体材料としては、比較的高融点で
あるPt、Pd、W、Mo等が使用されていた。これら
高融点の導体材料は導通抵抗が大きいため、従来の電子
回路基板において、共振回路やインダクタンスのQ値が
小さくなってしまい、導体線路の伝送損失が大きくなる
等の問題があった。
ミックスと内部導体を同時焼成するに際しては、従来の
誘電体セラミックスの焼成温度が1100℃以上という
高温であったため、導体材料としては、比較的高融点で
あるPt、Pd、W、Mo等が使用されていた。これら
高融点の導体材料は導通抵抗が大きいため、従来の電子
回路基板において、共振回路やインダクタンスのQ値が
小さくなってしまい、導体線路の伝送損失が大きくなる
等の問題があった。
【0004】そこで、係る問題点を解決すべく、導通抵
抗の小さいAg、Cu等と同時焼成可能な低温焼成の誘
電体セラミックスが提案されている。例えば、特開平8
ー208330号公報に開示された誘電体磁器組成物
は、MgO、CaO、TiO2とB2 O3 、Li2 CO
3 からなるものであり、900〜1050℃の比較的低
温でAg、Cu等の内部導体と同時に焼成でき、誘電体
磁器の比誘電率εrが18以上、測定周波数7GHzで
のQ値が2000以上、かつ共振周波数の温度係数τf
が±40以内の優れた特性を有し、高周波電子部品の小
型化と高性能化を実現できるものであった。
抗の小さいAg、Cu等と同時焼成可能な低温焼成の誘
電体セラミックスが提案されている。例えば、特開平8
ー208330号公報に開示された誘電体磁器組成物
は、MgO、CaO、TiO2とB2 O3 、Li2 CO
3 からなるものであり、900〜1050℃の比較的低
温でAg、Cu等の内部導体と同時に焼成でき、誘電体
磁器の比誘電率εrが18以上、測定周波数7GHzで
のQ値が2000以上、かつ共振周波数の温度係数τf
が±40以内の優れた特性を有し、高周波電子部品の小
型化と高性能化を実現できるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8ー208330号公報に開示された誘電体磁器組成物
では、焼成条件によって磁器の色調が変化してしまうと
いう問題があった。
8ー208330号公報に開示された誘電体磁器組成物
では、焼成条件によって磁器の色調が変化してしまうと
いう問題があった。
【0006】即ち、上記誘電体磁器組成物では、Agか
らなる内部導体と同時焼成すると、内部導体のAgが誘
電体層中に拡散し、誘電体層の内部導体近傍がAgによ
り色調が変化するという問題があった。このような色調
の変化は、例えば、焼成温度が数℃変化しても生じ、同
一特性を有する磁器であっても外観が異なるという問題
があった。
らなる内部導体と同時焼成すると、内部導体のAgが誘
電体層中に拡散し、誘電体層の内部導体近傍がAgによ
り色調が変化するという問題があった。このような色調
の変化は、例えば、焼成温度が数℃変化しても生じ、同
一特性を有する磁器であっても外観が異なるという問題
があった。
【0007】また、上記誘電体磁器組成物では焼結温度
がまだ高く、さらに焼結における収縮開始温度が845
〜960℃と高温であるため、導体材料との収縮挙動の
マッチングが悪く、焼成された基板や電子部品が反る、
歪む等の問題があった。
がまだ高く、さらに焼結における収縮開始温度が845
〜960℃と高温であるため、導体材料との収縮挙動の
マッチングが悪く、焼成された基板や電子部品が反る、
歪む等の問題があった。
【0008】即ち、導体としては、Agおよび/または
Cuを主成分とするもの、例えば、Ag、Cu、あるい
はAg、Cuに対してガラス成分やセラミック成分、P
t、Pd等の金属を添加したものがあるが、これらの導
体は、焼成時における収縮開始温度が高くとも650℃
程度であるため、上記誘電体磁器組成物の収縮開始温度
との差が大きく、これにより、基板等が変形する等の問
題があった。
Cuを主成分とするもの、例えば、Ag、Cu、あるい
はAg、Cuに対してガラス成分やセラミック成分、P
t、Pd等の金属を添加したものがあるが、これらの導
体は、焼成時における収縮開始温度が高くとも650℃
程度であるため、上記誘電体磁器組成物の収縮開始温度
との差が大きく、これにより、基板等が変形する等の問
題があった。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
Q値を低下させることなく、焼成条件に対する色調安定
性を向上できるとともに、低温焼成できる誘電体磁器組
成物および積層体を提供することを目的とし、さらに焼
成温度を従来よりもさらに低下させることができ、収縮
開始温度を低くして、導体の収縮開始温度に近づけるこ
とができ、AgやCuを主成分とする導体と同時焼成し
た場合でも反りや歪みを抑制できる誘電体磁器組成物お
よび積層体を提供することを目的とする。
Q値を低下させることなく、焼成条件に対する色調安定
性を向上できるとともに、低温焼成できる誘電体磁器組
成物および積層体を提供することを目的とし、さらに焼
成温度を従来よりもさらに低下させることができ、収縮
開始温度を低くして、導体の収縮開始温度に近づけるこ
とができ、AgやCuを主成分とする導体と同時焼成し
た場合でも反りや歪みを抑制できる誘電体磁器組成物お
よび積層体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の誘電体磁器組成
物は、金属元素として少なくともMgおよびTiを含有
し、これらのモル比による組成式を、(1−x)MgT
iO3 ・xCaTiO3 と表した時、前記xが0≦x≦
0.2を満足する主成分と、該主成分100重量部に対
して、B含有化合物をB2 O3 換算で3〜20重量部、
アルカリ金属含有化合物をアルカリ金属炭酸塩換算で1
〜10重量部、さらにAg含有化合物をAg2 O換算で
0.04〜0.11重量部添加してなるものである。
物は、金属元素として少なくともMgおよびTiを含有
し、これらのモル比による組成式を、(1−x)MgT
iO3 ・xCaTiO3 と表した時、前記xが0≦x≦
0.2を満足する主成分と、該主成分100重量部に対
して、B含有化合物をB2 O3 換算で3〜20重量部、
アルカリ金属含有化合物をアルカリ金属炭酸塩換算で1
〜10重量部、さらにAg含有化合物をAg2 O換算で
0.04〜0.11重量部添加してなるものである。
【0011】ここで、主成分100重量部に対して、さ
らにSi含有化合物をSiO2 換算で0.01〜5重量
部、アルカリ土類金属含有化合物をアルカリ土類金属酸
化物換算で0.1〜5重量部添加してなることが望まし
い。また、主成分100重量部に対して、さらにMn含
有化合物をMnO2 換算で0.1〜3重量部添加してな
ることが望ましい。
らにSi含有化合物をSiO2 換算で0.01〜5重量
部、アルカリ土類金属含有化合物をアルカリ土類金属酸
化物換算で0.1〜5重量部添加してなることが望まし
い。また、主成分100重量部に対して、さらにMn含
有化合物をMnO2 換算で0.1〜3重量部添加してな
ることが望ましい。
【0012】本発明の積層体は、誘電体層を複数積層し
てなる誘電基体の内部および/または表面に、Agおよ
び/またはCuを主成分とする導体を有する積層体であ
って、前記誘電体層が、上記誘電体磁器組成物からなる
ものである。
てなる誘電基体の内部および/または表面に、Agおよ
び/またはCuを主成分とする導体を有する積層体であ
って、前記誘電体層が、上記誘電体磁器組成物からなる
ものである。
【0013】
【作用】本発明の誘電体磁器組成物では、(1−x)M
gTiO3 ・xCaTiO3 で表される主成分に対し
て、B含有化合物、アルカリ金属含有化合物およびAg
含有化合物を所定量添加してなるため、主成分からなる
ペロブスカイト型複合酸化物本来のQ値をそれほど劣化
させることなく、ー40〜+85℃の温度範囲における
共振周波数の温度係数τfが±40ppm/℃以内で、
比誘電率18〜20を満足し、1050℃以下の低温焼
成が可能となるとともに、Agを所定量含有するため、
焼成条件に対する色調の安定性が向上する。
gTiO3 ・xCaTiO3 で表される主成分に対し
て、B含有化合物、アルカリ金属含有化合物およびAg
含有化合物を所定量添加してなるため、主成分からなる
ペロブスカイト型複合酸化物本来のQ値をそれほど劣化
させることなく、ー40〜+85℃の温度範囲における
共振周波数の温度係数τfが±40ppm/℃以内で、
比誘電率18〜20を満足し、1050℃以下の低温焼
成が可能となるとともに、Agを所定量含有するため、
焼成条件に対する色調の安定性が向上する。
【0014】Agを所定量含有することとにより焼成条
件に対する色調の安定性が向上するのは、誘電体層中に
Agを予め添加しているため、Agによる誘電体層の着
色効果と、Agからなる内部導体からのAgの拡散が抑
制され、誘電体層の内部導体近傍の色調変化を抑制する
効果によるものと考えられる。
件に対する色調の安定性が向上するのは、誘電体層中に
Agを予め添加しているため、Agによる誘電体層の着
色効果と、Agからなる内部導体からのAgの拡散が抑
制され、誘電体層の内部導体近傍の色調変化を抑制する
効果によるものと考えられる。
【0015】また、主成分に対して、さらにSi含有化
合物とアルカリ土類金属含有化合物を所定量添加するこ
とにより、920℃以下の低温焼成が可能になるととも
に、収縮開始温度を830℃以下とすることができ、A
g、Cu等の内部導体と同時焼成しても変形することが
ない。
合物とアルカリ土類金属含有化合物を所定量添加するこ
とにより、920℃以下の低温焼成が可能になるととも
に、収縮開始温度を830℃以下とすることができ、A
g、Cu等の内部導体と同時焼成しても変形することが
ない。
【0016】また、主成分に対して、さらにMn含有化
合物を所定量含有することにより誘電体磁器組成物の焼
結性を向上できる。
合物を所定量含有することにより誘電体磁器組成物の焼
結性を向上できる。
【0017】つまり、上記主成分に対して、B、アルカ
リ金属、Si、アルカリ土類金属およびAgをそれぞれ
含有する化合物を所定量添加することにより、共振周波
数の温度係数τfを±40ppm/℃以内、比誘電率を
18〜20、Qf値を20000〔GHz〕以上、焼成
温度を920℃以下、収縮開始温度を830℃以下とす
ることができるとともに、焼成条件に対して磁器の色調
を安定させることが可能となる。
リ金属、Si、アルカリ土類金属およびAgをそれぞれ
含有する化合物を所定量添加することにより、共振周波
数の温度係数τfを±40ppm/℃以内、比誘電率を
18〜20、Qf値を20000〔GHz〕以上、焼成
温度を920℃以下、収縮開始温度を830℃以下とす
ることができるとともに、焼成条件に対して磁器の色調
を安定させることが可能となる。
【0018】さらに、上記のような誘電体磁器組成物を
用いて積層体を形成することにより、内部導体としてA
gおよび/またはCuを主成分とする導体を使用しても
積層体の変形がなく、高い誘電特性を有するとともに、
低温焼成ができ、色調が安定した高周波用基板や高周波
用部品を得ることができる。
用いて積層体を形成することにより、内部導体としてA
gおよび/またはCuを主成分とする導体を使用しても
積層体の変形がなく、高い誘電特性を有するとともに、
低温焼成ができ、色調が安定した高周波用基板や高周波
用部品を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の誘電体磁器組成物は、金
属元素として少なくともMg、Ca、Tiを含有し、こ
れらのモル比による組成式をMgTiO3 ーxCaTi
O3 と表した時、前記xが、0≦x≦0.2、を満足す
る主成分100重量部に対して、B含有化合物をB2 O
3 換算で3〜20重量部、アルカリ金属含有化合物をア
ルカリ金属炭酸塩換算で1〜10重量部、Ag含有化合
物をAg2 O換算で、0.04〜0.11重量部添加し
てなるものである。
属元素として少なくともMg、Ca、Tiを含有し、こ
れらのモル比による組成式をMgTiO3 ーxCaTi
O3 と表した時、前記xが、0≦x≦0.2、を満足す
る主成分100重量部に対して、B含有化合物をB2 O
3 換算で3〜20重量部、アルカリ金属含有化合物をア
ルカリ金属炭酸塩換算で1〜10重量部、Ag含有化合
物をAg2 O換算で、0.04〜0.11重量部添加し
てなるものである。
【0020】ここで、本発明の誘電体磁器組成物の主成
分を、モル比による組成式を(1−x)MgTiO3 ・
xCaTiO3 と表した時、xが0≦x≦0.2を満足
するとしたのは、xが0.2モルを越える場合には、共
振周波数の温度係数τfがプラス側に大きくなりすぎて
しまうからである。とりわけ誘電体磁器の共振周波数の
温度係数τfの観点からはxは0.05≦x≦0.15
が好ましい。また、MgTiO3 とCaTiO3 におい
て、Mg/Ti比またはCa/Ti比が0.9〜1.1
の範囲であれば、本発明の主成分として使用できる。
分を、モル比による組成式を(1−x)MgTiO3 ・
xCaTiO3 と表した時、xが0≦x≦0.2を満足
するとしたのは、xが0.2モルを越える場合には、共
振周波数の温度係数τfがプラス側に大きくなりすぎて
しまうからである。とりわけ誘電体磁器の共振周波数の
温度係数τfの観点からはxは0.05≦x≦0.15
が好ましい。また、MgTiO3 とCaTiO3 におい
て、Mg/Ti比またはCa/Ti比が0.9〜1.1
の範囲であれば、本発明の主成分として使用できる。
【0021】そして、本発明の誘電体磁器組成物では主
成分100重量部に対して、B含有化合物をB2 O3 換
算で3〜20重量部、アルカリ金属含有化合物をアルカ
リ金属炭酸塩換算で1〜10重量部、Ag含有化合物を
Ag2 O換算で、0.04〜0.11重量部添加してな
るものである。
成分100重量部に対して、B含有化合物をB2 O3 換
算で3〜20重量部、アルカリ金属含有化合物をアルカ
リ金属炭酸塩換算で1〜10重量部、Ag含有化合物を
Ag2 O換算で、0.04〜0.11重量部添加してな
るものである。
【0022】主成分100重量部に対してBをB2 O3
換算で3〜20重量部添加したのは、B2 O3 の添加量
が3重量部未満の場合には1100℃でも焼結せず、A
gまたはCuを主成分とする導体と同時焼成ができなく
なり、逆に20重量部を越える場合には、焼結体中のガ
ラス相の割合が増加して、Q値が低下するからである。
よって、焼結性を維持し、高いQ値を得るという観点か
らB2 O3 換算で5〜15重量部が望ましい。B含有化
合物としては、金属硼素、B2 O3 、コレマイト、Ca
B2 O4 、ホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸アルカリガラ
ス、ホウケイ酸アルカリ土類ガラス等がある。
換算で3〜20重量部添加したのは、B2 O3 の添加量
が3重量部未満の場合には1100℃でも焼結せず、A
gまたはCuを主成分とする導体と同時焼成ができなく
なり、逆に20重量部を越える場合には、焼結体中のガ
ラス相の割合が増加して、Q値が低下するからである。
よって、焼結性を維持し、高いQ値を得るという観点か
らB2 O3 換算で5〜15重量部が望ましい。B含有化
合物としては、金属硼素、B2 O3 、コレマイト、Ca
B2 O4 、ホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸アルカリガラ
ス、ホウケイ酸アルカリ土類ガラス等がある。
【0023】また、主成分100重量部に対して、アル
カリ金属含有化合物をアルカリ金属炭酸塩換算で1〜1
0重量部添加したのは、添加量が1重量部未満の場合に
は1100℃でも焼結せず、AgまたはCuを主成分と
する導体と同時焼成ができなくなり、逆に10重量部を
越える場合には、結晶相が変化して、Q値が低下するか
らである。アルカリ金属含有化合物は、Q値向上の観点
からアルカリ金属炭酸塩換算で3〜10重量部添加する
ことが望ましい。アルカリ金属としては、Li、Na、
Kを例示することができ、この中でもLiが特に望まし
い。アルカリ金属含有化合物としては、上記アルカリ金
属の炭酸塩、酸化物等を例示することができる。
カリ金属含有化合物をアルカリ金属炭酸塩換算で1〜1
0重量部添加したのは、添加量が1重量部未満の場合に
は1100℃でも焼結せず、AgまたはCuを主成分と
する導体と同時焼成ができなくなり、逆に10重量部を
越える場合には、結晶相が変化して、Q値が低下するか
らである。アルカリ金属含有化合物は、Q値向上の観点
からアルカリ金属炭酸塩換算で3〜10重量部添加する
ことが望ましい。アルカリ金属としては、Li、Na、
Kを例示することができ、この中でもLiが特に望まし
い。アルカリ金属含有化合物としては、上記アルカリ金
属の炭酸塩、酸化物等を例示することができる。
【0024】さらに、主成分100重量部に対して、A
g含有化合物をAg2 O換算で0.04〜0.11重量
部添加したのは、添加量が0.04重量部未満の場合に
は焼成条件によって磁器の色調が変化し易く、添加効果
が得られない。一方0.11重量部を超えると誘電体磁
器のQ値が低下するからである。とりわけ誘電体磁器の
色調安定性とQ値の観点からはAg含有化合物をAg2
O換算で0.07〜0.10重量部添加することが望ま
しい。Ag含有化合物としては、Ag、Ag2O、Ag
2 CO3 があり、原料粉末の混合が容易という点から、
Ag2 O、Ag2 CO3 が望ましい。
g含有化合物をAg2 O換算で0.04〜0.11重量
部添加したのは、添加量が0.04重量部未満の場合に
は焼成条件によって磁器の色調が変化し易く、添加効果
が得られない。一方0.11重量部を超えると誘電体磁
器のQ値が低下するからである。とりわけ誘電体磁器の
色調安定性とQ値の観点からはAg含有化合物をAg2
O換算で0.07〜0.10重量部添加することが望ま
しい。Ag含有化合物としては、Ag、Ag2O、Ag
2 CO3 があり、原料粉末の混合が容易という点から、
Ag2 O、Ag2 CO3 が望ましい。
【0025】また、本発明の誘電体磁器組成物では、上
記主成分100重量部に対して、さらにSi含有化合物
をSiO2 換算で0.01〜5重量部、アルカリ土類金
属含有化合物をアルカリ土類金属酸化物換算で0.1〜
5重量部添加してなることが望ましい。
記主成分100重量部に対して、さらにSi含有化合物
をSiO2 換算で0.01〜5重量部、アルカリ土類金
属含有化合物をアルカリ土類金属酸化物換算で0.1〜
5重量部添加してなることが望ましい。
【0026】Si含有化合物をSiO2 換算で0.01
〜5重量部添加したのは、添加量が0.01重量部未満
の場合には誘電体磁器の焼結過程における収縮開始温度
が約830℃よりも高く、添加効果が得られないからで
ある。一方、5重量部を越えると誘電体磁器の比誘電率
εrあるいはQ値が低下するからである。誘電体磁器の
比誘電率εrあるいはQ値の観点からは、Si含有化合
物をSiO2 換算で0.5〜3重量部添加することが望
ましい。Si含有化合物としては、SiO2 、MgSi
O3 等があるまた、アルカリ土類金属含有化合物をアル
カリ土類金属酸化物換算で0.1〜5重量部添加するも
のである。これらが0.1重量部未満の場合には誘電体
磁器の焼結過程における収縮開始温度が830℃よりも
高く、添加効果が得られない。一方、5重量部を越える
と誘電体磁器の共振周波数の温度係数τfがプラス側に
大きくなりすぎてしまう。とりわけ誘電体磁器の焼結性
と共振周波数の温度係数τfの観点からは、アルカリ土
類金属含有化合物をアルカリ土類金属酸化物換算で合計
0.5〜3.5重量部添加することが望ましい。
〜5重量部添加したのは、添加量が0.01重量部未満
の場合には誘電体磁器の焼結過程における収縮開始温度
が約830℃よりも高く、添加効果が得られないからで
ある。一方、5重量部を越えると誘電体磁器の比誘電率
εrあるいはQ値が低下するからである。誘電体磁器の
比誘電率εrあるいはQ値の観点からは、Si含有化合
物をSiO2 換算で0.5〜3重量部添加することが望
ましい。Si含有化合物としては、SiO2 、MgSi
O3 等があるまた、アルカリ土類金属含有化合物をアル
カリ土類金属酸化物換算で0.1〜5重量部添加するも
のである。これらが0.1重量部未満の場合には誘電体
磁器の焼結過程における収縮開始温度が830℃よりも
高く、添加効果が得られない。一方、5重量部を越える
と誘電体磁器の共振周波数の温度係数τfがプラス側に
大きくなりすぎてしまう。とりわけ誘電体磁器の焼結性
と共振周波数の温度係数τfの観点からは、アルカリ土
類金属含有化合物をアルカリ土類金属酸化物換算で合計
0.5〜3.5重量部添加することが望ましい。
【0027】アルカリ土類金属としては、Mg、Ca、
Sr、Baがあり、このなかでもBaが望ましい。アル
カリ土類金属含有化合物としては、上記アルカリ土類金
属の炭酸塩、酸化物等を例示することができる。
Sr、Baがあり、このなかでもBaが望ましい。アル
カリ土類金属含有化合物としては、上記アルカリ土類金
属の炭酸塩、酸化物等を例示することができる。
【0028】さらに、本発明の誘電体磁器組成物では、
焼結性を改善する点から、主成分100重量部に対して
さらにMn含有化合物をMnO2 換算で0.1〜3重量
部含有することが望ましい。これは、MnO2 換算で
0.1重量部よりも少ない場合にはその添加効果が小さ
く、3重量部よりも多い場合には誘電特性が悪化するか
らである。Mn含有化合物をMnO2 換算で1.2〜
1.5重量部添加することが望ましい。
焼結性を改善する点から、主成分100重量部に対して
さらにMn含有化合物をMnO2 換算で0.1〜3重量
部含有することが望ましい。これは、MnO2 換算で
0.1重量部よりも少ない場合にはその添加効果が小さ
く、3重量部よりも多い場合には誘電特性が悪化するか
らである。Mn含有化合物をMnO2 換算で1.2〜
1.5重量部添加することが望ましい。
【0029】本発明の誘電体磁器は、原料粉末として、
例えば、MgTiO3 粉末、CaTiO3 粉末と、B2
O3 粉末、Li2 CO3 粉末、SiO2 粉末、アルカリ
土類金属酸化物粉末(MgO、CaO、SrO、Ba
O)、Ag2 O粉末、MnO2粉末を準備し、これらを
上記した組成比となるように秤量し、ZrO2 ボールに
より粉砕混合し、この混合粉末を650〜850℃で仮
焼した後、再度ZrO2ボールにより粉砕粒径が2.5
μm以下になるまで粉砕混合し、この仮焼粉末をプレス
成形やドクターブレード法等の公知の方法により所定形
状に成形し、大気中または酸素雰囲気中または窒素雰囲
気等の非酸化性雰囲気において1050℃以下で0.5
〜2時間焼成することにより得られる。
例えば、MgTiO3 粉末、CaTiO3 粉末と、B2
O3 粉末、Li2 CO3 粉末、SiO2 粉末、アルカリ
土類金属酸化物粉末(MgO、CaO、SrO、Ba
O)、Ag2 O粉末、MnO2粉末を準備し、これらを
上記した組成比となるように秤量し、ZrO2 ボールに
より粉砕混合し、この混合粉末を650〜850℃で仮
焼した後、再度ZrO2ボールにより粉砕粒径が2.5
μm以下になるまで粉砕混合し、この仮焼粉末をプレス
成形やドクターブレード法等の公知の方法により所定形
状に成形し、大気中または酸素雰囲気中または窒素雰囲
気等の非酸化性雰囲気において1050℃以下で0.5
〜2時間焼成することにより得られる。
【0030】原料粉末は、焼成により酸化物を生成する
水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を用いても良い。
水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等の金属塩を用いても良い。
【0031】アルカリ土類金属はガラスフリットとして
添加することが焼結性向上の点から望ましい。例えば、
B2 O3 粉末、Li2 CO3 粉末、SiO2 粉末、アル
カリ土類金属酸化物粉末を用いてガラスフリットを作製
して添加する。この際、B2O3 粉末、Li2 CO3 粉
末、SiO2 粉末として添加される量は、上記ガラスフ
リットで用いられた量を差し引いた量であることは言う
までもない。
添加することが焼結性向上の点から望ましい。例えば、
B2 O3 粉末、Li2 CO3 粉末、SiO2 粉末、アル
カリ土類金属酸化物粉末を用いてガラスフリットを作製
して添加する。この際、B2O3 粉末、Li2 CO3 粉
末、SiO2 粉末として添加される量は、上記ガラスフ
リットで用いられた量を差し引いた量であることは言う
までもない。
【0032】本発明の誘電体磁器では、原料の混合粉砕
工程等の製造過程でZr等が混入したり、原料の不可避
不純物としてAl、Fe、Hf、Sn等が含まれること
もある。
工程等の製造過程でZr等が混入したり、原料の不可避
不純物としてAl、Fe、Hf、Sn等が含まれること
もある。
【0033】本発明の誘電体磁器組成物では、MgTi
O3 を主結晶粒子とし、これにCaTiO3 が析出する
場合もある。また、(Mg,Ti)2 (BO3 )Oが析
出することもある。
O3 を主結晶粒子とし、これにCaTiO3 が析出する
場合もある。また、(Mg,Ti)2 (BO3 )Oが析
出することもある。
【0034】尚、アルカリ土類金属は、MgTiO3 と
CaTiO3 のAサイトに固溶したり、あるいはガラス
となって焼結性を向上させることになる。また、Si、
Agはガラスとして存在する。アルカリ金属は、主結晶
相中に固溶したり、粒界にガラスとして存在する。B、
アルカリ金属、Ag、Siおよびアルカリ土類金属は殆
どがガラスとして存在する。本発明の誘電体磁器組成物
では、平均結晶粒径が1〜5μmのものである。
CaTiO3 のAサイトに固溶したり、あるいはガラス
となって焼結性を向上させることになる。また、Si、
Agはガラスとして存在する。アルカリ金属は、主結晶
相中に固溶したり、粒界にガラスとして存在する。B、
アルカリ金属、Ag、Siおよびアルカリ土類金属は殆
どがガラスとして存在する。本発明の誘電体磁器組成物
では、平均結晶粒径が1〜5μmのものである。
【0035】
【実施例】原料として純度99%以上の、MgTiO3
粉末、CaTiO3 粉末、B2 O3 粉末、アルカリ金属
(Li、Na、K)炭酸塩粉末、SiO2 粉末、アルカ
リ土類金属酸化物(MgO、CaO、SrO、BaO)
粉末、Ag2 O粉末、MnO2 粉末を、表1に示す割合
となるように秤量し、純水を媒体とし、ZrO2 ボール
を用いたボールミルにて20時間湿式混合した。
粉末、CaTiO3 粉末、B2 O3 粉末、アルカリ金属
(Li、Na、K)炭酸塩粉末、SiO2 粉末、アルカ
リ土類金属酸化物(MgO、CaO、SrO、BaO)
粉末、Ag2 O粉末、MnO2 粉末を、表1に示す割合
となるように秤量し、純水を媒体とし、ZrO2 ボール
を用いたボールミルにて20時間湿式混合した。
【0036】次にこの混合物を乾燥(脱水)し、800
℃で1時間仮焼した。この仮焼物を、粉砕粒径が1.0
μm以下になるように粉砕し、誘電特性評価用の試料と
して直径10mm高さ8mmの円柱状に1ton/cm
2 の圧力でプレス成形し、これを表2に示す温度で2時
間焼成し、直径8mm、高さ6mmの円柱状の試料を得
た。この際、熱収縮の測定により収縮開始温度を測定し
た。
℃で1時間仮焼した。この仮焼物を、粉砕粒径が1.0
μm以下になるように粉砕し、誘電特性評価用の試料と
して直径10mm高さ8mmの円柱状に1ton/cm
2 の圧力でプレス成形し、これを表2に示す温度で2時
間焼成し、直径8mm、高さ6mmの円柱状の試料を得
た。この際、熱収縮の測定により収縮開始温度を測定し
た。
【0037】誘電特性の評価は、前記試料を用いて誘電
体円柱共振器法にて周波数8GHzにおける比誘電率と
Q値を測定した。Q値と測定周波数fとの積で表される
値を表1に記載した。また、ー40〜+85℃の温度範
囲における共振周波数の温度係数τf〔ppm/℃〕を
測定した。
体円柱共振器法にて周波数8GHzにおける比誘電率と
Q値を測定した。Q値と測定周波数fとの積で表される
値を表1に記載した。また、ー40〜+85℃の温度範
囲における共振周波数の温度係数τf〔ppm/℃〕を
測定した。
【0038】さらに、焼成条件に対する色調の安定性を
判定するために、焼成温度を変化させて焼成し、色調が
変化しない焼成温度範囲を求めた。これらの結果を表2
に記載する。
判定するために、焼成温度を変化させて焼成し、色調が
変化しない焼成温度範囲を求めた。これらの結果を表2
に記載する。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】これらの表1、2から、本発明の誘電体磁
器組成物は、共振周波数の温度係数τfが±40ppm
/℃以内、比誘電率が18〜20、Qf値が20000
〔GHz〕以上、かつ、930℃以下で焼成が可能で、
Ag含有化合物を添加しない比較例No.29、もしくは
添加量が少ない比較例No.30よりも、色調が変化しな
い焼成温度範囲が20〜30℃と広くなることが判る。
器組成物は、共振周波数の温度係数τfが±40ppm
/℃以内、比誘電率が18〜20、Qf値が20000
〔GHz〕以上、かつ、930℃以下で焼成が可能で、
Ag含有化合物を添加しない比較例No.29、もしくは
添加量が少ない比較例No.30よりも、色調が変化しな
い焼成温度範囲が20〜30℃と広くなることが判る。
【0042】そして、さらに、SiO2 やアルカリ土類
金属含有化合物を本発明の範囲内で添加した試料では、
760〜830℃で焼結収縮が開始し、920℃以下で
焼成が可能な優れた焼結性が得られることが判る。
金属含有化合物を本発明の範囲内で添加した試料では、
760〜830℃で焼結収縮が開始し、920℃以下で
焼成が可能な優れた焼結性が得られることが判る。
【0043】尚、表1において、アルカリ土類の欄でB
aーCaとはBaO粉末とCaO粉末の合計量を示す。
aーCaとはBaO粉末とCaO粉末の合計量を示す。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、主
成分からなるペロブスカイト型複合酸化物本来のQ値を
それほど劣化させることなく、共振周波数の温度係数τ
fが±40ppm/℃以内で、比誘電率が18〜20を
満足し、1050℃以下で低温焼成できるとともに、A
gを所定量含有するため、焼成条件に対する色調の安定
性を向上できる。また、主成分に対して、さらにSi含
有化合物とアルカリ土類金属含有化合物を所定量添加す
ることにより、920℃以下の低温焼成ができるととも
に、収縮開始温度を830℃以下とすることができ、A
g、Cu等の内部導体と同時焼成しても変形することが
ない。
成分からなるペロブスカイト型複合酸化物本来のQ値を
それほど劣化させることなく、共振周波数の温度係数τ
fが±40ppm/℃以内で、比誘電率が18〜20を
満足し、1050℃以下で低温焼成できるとともに、A
gを所定量含有するため、焼成条件に対する色調の安定
性を向上できる。また、主成分に対して、さらにSi含
有化合物とアルカリ土類金属含有化合物を所定量添加す
ることにより、920℃以下の低温焼成ができるととも
に、収縮開始温度を830℃以下とすることができ、A
g、Cu等の内部導体と同時焼成しても変形することが
ない。
Claims (4)
- 【請求項1】金属元素として少なくともMgおよびTi
を含有し、これらのモル比による組成式を、 (1−x)MgTiO3 ・xCaTiO3 と表した時、前記xが0≦x≦0.2を満足する主成分
と、該主成分100重量部に対して、B含有化合物をB
2 O3 換算で3〜20重量部、アルカリ金属含有化合物
をアルカリ金属炭酸塩換算で1〜10重量部、さらにA
g含有化合物をAg2 O換算で0.04〜0.11重量
部添加してなることを特徴とする誘電体磁器組成物。 - 【請求項2】主成分100重量部に対して、さらにSi
含有化合物をSiO2換算で0.01〜5重量部、アル
カリ土類金属含有化合物をアルカリ土類金属酸化物換算
で0.1〜5重量部添加してなることを特徴とする請求
項1記載の誘電体磁器組成物。 - 【請求項3】主成分100重量部に対して、さらにMn
含有化合物をMnO2換算で0.1〜3重量部添加して
なることを特徴とする請求項1または2記載の誘電体磁
器組成物。 - 【請求項4】誘電体層を複数積層してなる誘電基体の内
部および/または表面に、Agおよび/またはCuを主
成分とする導体を有する積層体であって、前記誘電体層
が、請求項1乃至3のいずれかに記載の誘電体磁器組成
物からなることを特徴とする積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079783A JPH11278925A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 誘電体磁器組成物および積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079783A JPH11278925A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 誘電体磁器組成物および積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278925A true JPH11278925A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13699818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10079783A Pending JPH11278925A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 誘電体磁器組成物および積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11278925A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6949486B2 (en) | 2002-12-25 | 2005-09-27 | Tdk Corporation | Dielectric ceramic composition, electronic device and their process of manufacturing |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10079783A patent/JPH11278925A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6949486B2 (en) | 2002-12-25 | 2005-09-27 | Tdk Corporation | Dielectric ceramic composition, electronic device and their process of manufacturing |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4632534B2 (ja) | 誘電体磁器及びその製造方法 | |
JP4535592B2 (ja) | 積層体 | |
JP3860687B2 (ja) | 誘電体磁器および積層体 | |
JP5527053B2 (ja) | 誘電体磁器、誘電体磁器の製造方法及び電子部品 | |
JP2000239061A (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
JP4249690B2 (ja) | 高周波用誘電体磁器および積層体 | |
KR100359721B1 (ko) | 저온에서 금속전극과 동시 소성가능한 유전체 세라믹 조성물 | |
JP3754827B2 (ja) | 高周波用誘電体磁器組成物および積層体 | |
JP2021153105A (ja) | 積層電子部品 | |
JPH11278925A (ja) | 誘電体磁器組成物および積層体 | |
JP3631607B2 (ja) | 高周波用誘電体磁器および積層体 | |
JP3793550B2 (ja) | 誘電体磁器および積層体 | |
JP3793549B2 (ja) | 誘電体磁器組成物および積層体 | |
JP3905993B2 (ja) | 高周波用誘電体磁器組成物及びそれを用いた積層部品 | |
JP4618856B2 (ja) | 低温焼成磁器 | |
JP4442077B2 (ja) | 高周波部品用磁器組成物 | |
JP3631589B2 (ja) | 誘電体磁器組成物および積層体 | |
JP3839868B2 (ja) | 誘電体磁器組成物及び電子部品 | |
JP2001284818A (ja) | 回路基板およびその製法 | |
JP3420430B2 (ja) | 誘電体磁器組成物及び電子部品 | |
JP3411190B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
JPH10101416A (ja) | 誘電体磁器組成物、誘電体磁器およびその製造方法 | |
JP3377903B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
JP2000239062A (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
JP3404220B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050530 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060404 |