JPH11278659A - 基板収納ケース - Google Patents

基板収納ケース

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JPH11278659A
JPH11278659A JP7780498A JP7780498A JPH11278659A JP H11278659 A JPH11278659 A JP H11278659A JP 7780498 A JP7780498 A JP 7780498A JP 7780498 A JP7780498 A JP 7780498A JP H11278659 A JPH11278659 A JP H11278659A
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JP
Japan
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substrate
storage case
reticle
lid
substrate storage
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Withdrawn
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JP7780498A
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English (en)
Inventor
Jiro Kobayashi
二郎 小林
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋部を開けてレチクル等の基板を出し入れす
る際に、容易に基板を取り扱える構造とした基板収納ケ
ースを提供することを課題とする。 【解決手段】 基板(43)を支持する基板支持部(4
11)と、上記基板支持部(411)を包囲可能な複数
の側面部(412,413,424,425)と、上記
基板支持部(411)と対向し開閉可能な上面部(42
1)とを備え、上記基板(43)を収納する箱状の基板
収納ケースにおいて、上記複数の側面部(412,41
3,424,425)のうちの少なくとも2つの側面部
(424,425)が上記上面部(421)に形成され
ているよう構成することにより、蓋部(42)を開けて
レチクル等の基板(43)を出し入れする際に、容易に
基板(43)を取り扱える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICやLCDの素
子を製造する際の回路原版として使用するマスクやレチ
クル等のガラスプレート、又は、上記マスクや上記レチ
クル上に形成されている回路パターンが転写されるシリ
コンウエハ等の基板を収納するためのレチクルケース等
の基板収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICやLCDの素子を製造する際の回路
原版として使用するマスクやレチクル等のガラスプレー
ト、または、上記マスクやレチクル上に形成されている
回路パターンが転写されるシリコンウエハ等の基板は、
極めて高いレベルで塵等の異物の付着を防止する必要が
あるため、収納専用のケースに入れて保管されている。
【0003】従来、この種のケースは、特公平1−36
255号公報または特公昭63−18734号公報で開
示されているように、前方および上方が開放された箱状
のケースに開閉自在に蓋を取り付け、その蓋を開けてそ
の箱状のケース内にレチクル等の基板を収納するように
なっていた。
【0004】図9は、蓋が途中まで開いている状態を示
した従来の基板収納ケースの1つであるレチクルケース
の斜視図であり、図10はその正面図である。ただし、
図9に示されている蓋部92は図10では図示省略して
ある。
【0005】図9において、レチクルケースは、本体部
91と蓋部92とによって構成されている。上記本体部
91は、レチクル93を支持するレチクル支持部911
と、上記レチクル支持部911を包囲するように、上記
レチクル支持部911の左側と右側と後側の各縁に取付
けられた左側側面部912と右側側面部913と後側側
面部915とによって構成されている。上記蓋部92
は、閉じた状態において、上記レチクル支持部911と
対向する上面部921と、上記左側側面部912と上記
右側側面部913と上記後側側面部915の各側面部と
共に上記レチクル支持部911を包囲する前側側面部9
24とによって構成されている。前蓋となる上記前側側
面部924は、上記上面部921に開閉自在に取付けら
れ、また、上記蓋部92は、上記本体部91に開閉自在
に取付けられ、内部にレチクル93を収納することがで
きる。
【0006】レチクル支持部911の中央寄りには、レ
チクル93をほぼ水平に載置する2本のレール状の載置
部94が取付けられている。また、載置部94上に載置
されたレチクル93を係り止めるためのストッパーとな
るピン状の係止部95が、上記載置部94および上記レ
チクル支持部911に、レチクル93の各辺毎に2本ず
つ、全部で8本取付けられている。なお、図9には全部
で8本の係止部95のうち載置部94上の手前側に取付
けられた2本だけが示されており、図10にはこの2本
の他にレチクル支持部911上の左右手前側に取付けら
れた2本も示されている。
【0007】左側側面部912および右側側面部913
の外側には、レチクルライブラリにレチクルケースを装
着する際に、レチクルケースをガイドするためのガイド
部96が取付けられている。
【0008】このようなレチクルケースにおいて、レチ
クル93を出し入れする形態として、前側側面部924
のみが開く形態と、前側側面部924のみならず上面部
921を含めた蓋部92全体が開く形態とがある。前者
は、レチクルライブラリに装着されている状態のレチク
ルケースに、露光装置等の吸着アーム等が、レチクル9
3を出し入れする場合であり、後者は、レチクルライブ
ラリからレチクルケースを取り外して、比較的小さなサ
イズのレチクル93は手で、比較的大きなサイズのレチ
クル93は所定のハンドリング工具を用いて、レチクル
93を出し入れする場合である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレチクルケースでは、蓋部を開け、中に収納され
ているレチクル等を取り出そうとした場合、手であるい
はハンドリング工具を用いて、レチクルを対辺方向ある
いは対角方向に挟む必要が生じることがあるが、レチク
ルケース本体の左側側面部あるいは右側側面部あるいは
後側側面部が邪魔をして、レチクルを挟み難いという問
題点があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、蓋部を開けてレチクル等の基板を出し
入れする際に、容易に基板を取り扱える構造とした基板
収納ケースを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。すなわち、本発明
は、基板を支持する基板支持部と、上記基板支持部を包
囲可能な複数の側面部と、上記基板支持部と対向し開閉
可能な上面部とを備え、上記基板を収納する箱状の基板
収納ケースにおいて、上記複数の側面部のうちの少なく
とも2つの側面部が上記上面部に形成されていることを
特徴とする基板収納ケースである。少なくとも2つの側
面部が上面部に形成されていることにより、これら側面
部と上面部とが一体となって蓋部を構成することにな
り、この蓋部が開いた状態において、基板収納ケース周
囲の少なくとも2辺の高さが基板の下面の高さよりも低
くなるので、基板支持部に支持する基板の周りを邪魔す
るものが無くなる。よって、手や工具で基板を出し入れ
する際には、側面部によって邪魔されることなく、容易
に基板を取り扱うことが可能となる。
【0012】また、本発明は、上記上面部に形成された
2つの側面部は対向していることを特徴とする基板収納
ケースである。上面部に形成されている2つの側面部が
対向していることにより、蓋部が開いた状態において、
基板収納ケース周囲の対向している2辺の高さが基板の
下面の高さよりも低くなるので、基板支持部に支持する
基板の対向している2辺を邪魔するものが無くなる。よ
って、手や工具で基板を出し入れする際には、側面部に
よって邪魔されることなく、基板を左右若しくは前後等
から挟持するといった取り扱いを容易に行うことが可能
となる。
【0013】また、本発明は、上記基板は、回路パター
ンが形成されたレチクルであることを特徴とする基板収
納ケースである。少なくとも2つの側面部が上面部に形
成されていることにより、蓋部が開いた状態において、
基板収納ケース周囲の少なくとも2辺の高さがレチクル
の下面の高さよりも低くなるので、基板支持部に支持す
るレチクルの周りを邪魔するものが無くなり、やはり同
様に、手や工具でレチクルを出し入れする際の操作を容
易にすることができる。
【0014】また、本発明は、基板を載置する基板支持
部を内部に有し、かつ、該基板支持部の少なくとも前方
および上方が開放された本体部と、該本体部の開放部分
に対して開閉自在な蓋部とを備えた箱状の基板収納ケー
スにおいて、該基板支持部に載置された該基板の対辺方
向または対角方向を手または所定の工具で挟持可能なよ
うに、該本体部を構成する側面部の少なくとも一部の高
さを該基板支持部の基板載置面よりも低くしたことを特
徴とする基板収納ケースである。
【0015】側面部の少なくとも一部の高さを基板支持
部の基板載置面よりも低くすることにより、蓋部が開い
た状態において、基板収納ケース周囲の少なくとも一部
の高さが基板の下面の高さよりも低くなり、その低くな
った部分を介して手または所定の工具で基板の対辺方向
または対角方向を挟持できるので、手や工具で基板を出
し入れする際の操作が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態における基板収納ケースの斜視図であっ
て、蓋が途中まで開いている状態を示しており、図2は
その正面図である。ただし、図1に示されている蓋部1
2は図2では図示省略してある。
【0017】図1において、基板収納ケースは、レチク
ル等の基板13を支持する基板支持部111と蓋部12
とからなり、全体で箱状のケースを構成している。上記
蓋部12は、閉じた状態において、上記基板支持部11
1と対向する上面部121と、上記基板支持部111を
包囲するように、上記基板支持部111の左側と右側と
前側と後側の各縁に取付けられた左側側面部122と右
側側面部123と前側側面部124と後側側面部125
とによって構成されている。前蓋となる上記前側側面部
124は、開閉用ヒンジ等により上記上面部121に開
閉自在に取付けられ、また、後側側面部125と基板支
持部111との間にも開閉用ヒンジ等を設けることによ
り、上記蓋部12は上記基板支持部111に開閉自在に
取付けられ、内部に基板13を収納することができる。
【0018】基板支持部111は、その中央寄りに、基
板13をほぼ水平に載置する2本のレール状の載置部1
4を有している。また、載置部14上に載置された基板
13を係り止めるためのストッパーとなるピン状の係止
部15が、上記載置部14および上記基板支持部111
に、基板13の角辺毎に2本ずつ、全部で8本取付けら
れている。なお、図1には全部で8本の係止部15のう
ち載置部14上の手前側2本と基板支持部111条の右
側の2本が示されており、図2には載置部14上の手前
側の2本と基板支持部111上の左右手前側の2本が示
されている。
【0019】基板13は、上記8本の係止部15に囲ま
れるようにして上記載置部14の上に載置され、上記基
板収納ケースの内部に収納される。このような基板収納
ケースにおいて、上記蓋部12を開けると、上記基板1
3の周囲を包囲していた全側面部が、すなわち、上記左
側側面部122と上記右側側面部123と上記前側側面
部124と上記後側側面部125とが、上記上面部12
1と共に全体的に斜め上後方に移動するため、上記基板
13の周囲4方が開放される。図1においては、基板支
持部111の左側と右側の縁に、上面部121に取付け
られている左側側面部及び右側側面部のそれぞれの一部
112、113が取り残された形状になっているが、こ
の取り残された部分は、その高さが、上記載置部14の
高さよりも低くなっている。
【0020】また、上記基板支持部111の左端および
右端には、レチクルライブラリ等の基板保管庫に基板収
納ケースを装着する際に、基板収納ケースをガイドする
ためのガイド部16が取付けられている。
【0021】このような基板収納ケース内に収納されて
いる基板13を手で取り出す場合は、基板収納ケースの
前方および後方から、あるいは、左方および右方から基
板13を挟んで、すなわち、基板13を対辺方向に挟ん
で、上方に持ち上げて取り出す。また、基板13の角を
挟んで、すなわち、基板13を対角方向に挟んでも取り
出すことが出来る。さらに、基板13が比較的小さく軽
ければ、例えば、前方および右方から挟んでも取り出す
ことが出来る。
【0022】つまり、このような基板収納ケースでは、
あらゆる方向のうち少なくとも2方向から基板13を挟
むことが出来れば、基板13を取り出すことが出来る。
逆に、基板13を基板収納ケースに収納する場合も、取
り出す場合と同様にして挟んで、基板13を上記載置部
14に載置して収納する。
【0023】なお、基板13を挟むのが手ではなく、所
定のハンドリング工具であっても、手の場合と同様であ
る。図3は、上述の第1の実施の形態における基板収納
ケースの変形例である第2の実施の形態における基板収
納ケースの斜視図であって、蓋が途中まで開いている状
態を示している。
【0024】図3において、図1に示した第1の実施の
形態の基板収納ケースと異なっているのは、基板支持部
311の左側と右側の各縁に、上面部321に取付けら
れている左側側面部322及び右側側面部323のそれ
ぞれの一部が無いことである。また、基板支持部311
の左側および右側の各縁にガイド部36が取付けられて
いるのではなく、基板支持部311を左右方向に少し大
き目にすることで、基板支持部311の左側および右側
の各縁がガイド部36を兼用している点も異なってい
る。他の部位については同様であり、基板の出し入れに
ついても同様である。
【0025】図4は、本発明の第3の実施の形態におけ
る基板収納ケースの斜視図であって、蓋が途中まで開い
ている状態を示しており、図5はその正面図である。た
だし、図4に示されている蓋部42は図5では図示省略
してある。
【0026】図4において、基板収納ケースは、本体部
41と蓋部42とによって構成されている。上記本体部
41は、レチクル等の基板43を支持する基板支持部4
11と、上記基板支持部411を包囲するように、上記
基板支持部411の左側と右側の各縁に取付けられた左
側側面部412と右側側面部413とによって構成され
ている。上記蓋部42は、閉じた状態において、上記基
板支持部411と対向する上面部421と、上記左側側
面部412と上記右側側面部413の各側面部と共に上
記基板支持部411を包囲する前側側面部424と後側
側面部425とによって構成されている。前蓋となる上
記前側側面部424は、上記上面部421に開閉自在に
取付けられ、また、上記蓋部42は、上記本体部41に
開閉自在に取付けられ、内部に基板43を収納すること
ができる。
【0027】基板支持部411の中央寄りには、基板4
3をほぼ水平に載置する2本のレール状の載置部44が
取付けられている。また、載置部44上に載置された基
板43を係り止めるためのストッパーとなるピン状の係
止部45が、上記載置部44および上記基板支持部41
1に、基板43の各辺毎に2本ずつ、全部で8本取付け
られている。なお、図4には全部で8本の係止部45の
うち載置部44上の手前側に取付けられた2本だけが示
されており、図5にはこの2本の他に基板支持部411
上の左右手前側に取付けられた2本も示されている。
【0028】基板43は、上記8本の係止部45に囲ま
れるようにして上記載置部44の上に載置され、上記基
板収納ケースの内部に収納される。このような基板収納
ケースにおいて、上記蓋部42を開けると、上記基板4
3の周囲を包囲していた全側面部のうち、上記前側側面
部424と上記後側側面部425の2つの側面部が、上
記上面部421と共に全体的に斜め上後方に移動するた
め、上記基板43の周囲のうち、前方と後方の2方が開
放される。
【0029】また、左側側面部412および右側側面部
413の外側には、レチクルライブラリ等の基板保管庫
に基板収納ケースを装着する際に、基板収納ケースをガ
イドするためのガイド部46が取付けられている。
【0030】このような基板収納ケース内に収納されて
いる基板43を手で取り出す場合は、基板収納ケースの
前方および後方から基板43を挟んで、すなわち、基板
43を前後方向に挟んで、上方に持ち上げて取り出す。
【0031】逆に、基板43を基板収納ケースに収納す
る場合も、取り出す場合と同様にして挟んで、基板43
を上記載置部44に載置して収納する。なお、基板43
を挟むのが手ではなく、所定のハンドリング工具であっ
ても、手の場合と同様であるのは、第1の実施の形態お
よび第2の実施の形態と同じである。
【0032】この第3の実施の形態の基板収納ケース
は、第1の実施の形態の基板収納ケースと比べて、基板
収納ケースを閉じた状態におけるガイド部46の位置
が、従来の基板収納ケースと同じにすることが出来るの
で、互換性を保ってレチクルライブラリ等の基板保管庫
に装着することが出来る。
【0033】図6は、上述の第3の実施の形態における
基板収納ケースの変形例である第4の実施の形態におけ
る基板収納ケースの斜視図であって、蓋が途中まで開い
ている状態を示している。
【0034】図6において、図4に示した第3の実施の
形態の基板収納ケースと異なっているのは、前側側面部
614が、上面部621ではなく、基板支持部611に
開閉自在に取付けられている点のみである。他の部位に
ついては同様である。
【0035】このような基板収納ケースにおいて、上記
蓋部62を開けると、上記上面部621は斜め上後方に
移動し、そして、上記基板63の周囲を包囲していた全
側面部のうち上記後側側面部625は後方に傾斜する。
さらに、上記前側側面部614は、前方に向けて開ける
ことが出来る。従って、上記基板63の周囲のうち、前
方と後方の2方が開放される。
【0036】基板の出し入れについても図4に示した第
3の実施の形態の基板収納ケースと同様である。図7
は、本発明の第5の実施の形態における基板収納ケース
の斜視図であって、蓋が途中まで開いている状態を示し
ている。
【0037】図7において、基板収納ケースは、本体部
71と蓋部72とによって構成されている。上記本体部
71は、レチクル等の基板73を支持する基板支持部7
11と、上記基板支持部711を包囲するように、上記
基板支持部711の左側と右側と後側の各縁に取付けら
れた左側側面部の一部712と右側側面部の一部713
と後側側面部715とによって構成されている。上記蓋
部72は、閉じた状態において、上記基板支持部711
と対向する上面部721と、上記左側側面部の一部71
2と上記右側側面部の一部713と共に上記基板支持部
711を包囲する前側側面部724と左側側面部の他の
一部722と右側側面部の他の一部723とによって構
成されている。前蓋となる上記前側側面部724は、上
記上面部721に開閉自在に取付けられ、また、上記蓋
部72は、上記本体部71に開閉自在に取付けられ、内
部に基板73を収納することができる。
【0038】基板支持部711の中央寄りには、基板7
3をほぼ水平に載置する2本のレール状の載置部74が
取付けられている。また、載置部74上に載置された基
板73を係り止めるためのストッパーとなるピン状の係
止部75が、上記載置部74および上記基板支持部71
1に8本取付けられているが、図示してある係止部75
は3本だけである。
【0039】基板73は、上記8本の係止部75に囲ま
れるようにして上記載置部74の上に載置され、上記基
板収納ケースの内部に収納される。このような基板収納
ケースにおいて、上記蓋部72を開けると、上記基板7
3の周囲を包囲していた全側面部のうち、上記左側側面
部の他の一部722と上記右側側面部の他の一部723
と上記前側側面部724とが、上記上面部721と共に
全体的に斜め上後方に移動するため、完全ではないが上
記基板73の周囲のうち左方の一部と右方の一部と前方
の3方が開放される。
【0040】また、本体部71側の左側側面部の一部7
12および右側側面部の一部713の外側には、レチク
ルライブラリ等の基板保管庫に基板収納ケースを装着す
る際に、基板収納ケースをガイドするためのガイド部7
6が取付けられている。
【0041】このような基板収納ケース内に収納されて
いる基板73を手で取り出す場合は、基板収納ケースの
前方側の左方および右方から、すなわち、本体部71の
周囲の前方側の左右2ヶ所から基板73を挟んで、上方
に持ち上げて取り出す。
【0042】この第7図では、左側側面部の他の一部7
22および右側側面部の他の一部723は、上面部72
1の前方側に取付けられているが、これらの取付け箇所
は、それぞれ上面部721の後方側でも中央付近でも構
わない。
【0043】逆に、基板73を基板収納ケースに収納す
る場合も、取り出す場合と同様にして挟んで、基板73
を上記載置部74に載置して収納する。なお、基板73
を挟むのが手ではなく、所定のハンドリング工具であっ
ても、手の場合と同様であるのは、第1の実施の形態、
第2の実施の形態、第3の実施の形態および第4の実施
の形態と同じである。
【0044】この第5の実施の形態の基板収納ケース
は、第1の実施の形態や第2の実施の形態の基板収納ケ
ースと比べて、基板収納ケースを閉じた状態におけるガ
イド部76の位置が、従来の基板収納ケースと同じにす
ることが出来るので、互換性を保ってレチクルライブラ
リ等の基板保管庫に装着することが出来る。また、第3
の実施の形態や第4の実施の形態の基板収納ケースと比
べて、蓋部72を開ける際、蓋部72が基板収納ケース
を載せている机などに接触して開けにくいというような
ことがない。
【0045】図8は、本発明の第6の実施の形態におけ
る基板収納ケースの斜視図であって、蓋が途中まで開い
ている状態を示している。図8において、基板収納ケー
スは、本体部81と蓋部82とによって構成されてい
る。上記本体部81は、レチクル等の基板83を支持す
る基板支持部811と、上記基板支持部811を包囲す
るように、上記基板支持部811の左側と右側と前側と
後側の各縁に取付けられた左側側面部812と右側側面
部813と前側側面部の一部814と後側側面部の一部
815とによって構成されている。上記蓋部82は、閉
じた状態において、上記基板支持部811と対向する上
面部821と、上記左側側面部812と上記右側側面部
813と上記前側側面部の一部814と上記後側側面部
の一部815と共に上記基板支持部811を包囲する前
側側面部の他の一部824と後側側面部の他の一部82
5とによって構成されている。前蓋となる上記前側側面
部の他の一部824は、上記上面部821に開閉自在に
取付けられ、また、上記蓋部82は、上記本体部81に
開閉自在に取付けられ、内部に基板83を収納すること
ができる。
【0046】基板支持部811の中央寄りには、基板8
3をほぼ水平に載置する2本のレール状の載置部84が
取付けられている。また、載置部84上に載置された基
板83を係り止めるためのストッパーとなるピン状の係
止部85が、上記載置部84および上記基板支持部81
1に8本取付けられているが、図示してある係止部85
は上記載置部84に取付けられている2本だけである。
【0047】基板83は、上記8本の係止部85に囲ま
れるようにして上記載置部84の上に載置され、上記基
板収納ケースの内部に収納される。このような基板収納
ケースにおいて、上記蓋部82を開けると、上記基板8
3の周囲を包囲していた全側面部のうち、上記前側側面
部の他の一部824と上記後側側面部の他の一部825
とが、上記上面部821と共に全体的に斜め上後方に移
動するため、完全ではないが上記基板83の周囲のうち
前方と後方の一部の2方が開放される。
【0048】また、左側側面部812および右側側面部
813の外側には、レチクルライブラリ等の基板保管庫
に基板収納ケースを装着する際に、基板収納ケースをガ
イドするためのガイド部86が取付けられている。
【0049】このような基板収納ケース内に収納されて
いる基板83を手で取り出す場合は、基板収納ケースの
前方および右方側の後方から、すなわち、本体部81の
周囲の前後2ヶ所から基板83を挟んで、上方に持ち上
げて取り出す。
【0050】この第8図では、後側側面部の他の一部8
25は、上面部821の右方側に取付けられているが、
この箇所は、上面部821の左方側でも中央付近のみで
も構わない。また、基板支持部811の前側の縁に取付
けられている前側側面部の一部814は、その高さが、
上記載置部4の高さよりも低くなっている。
【0051】逆に、基板83を基板収納ケースに収納す
る場合も、取り出す場合と同様にして挟んで、基板83
を上記載置部84に載置して収納する。なお、基板83
を挟むのが手ではなく、所定のハンドリング工具であっ
ても、手の場合と同様であるのは、第1の実施の形態、
第2の実施の形態、第3の実施の形態、第4の実施の形
態および第5の実施の形態と同じである。
【0052】この第6の実施の形態の基板収納ケース
は、第1の実施の形態や第2の実施の形態の基板収納ケ
ースと比べて、基板収納ケースを閉じた状態におけるガ
イド部86の位置が、従来の基板収納ケースと同じにす
ることが出来るので、互換性を保ってレチクルライブラ
リ等の基板保管庫に装着することが出来る。
【0053】以上の説明では、基板収納ケースに収納す
る基板をレチクル等の基板としたが、本発明が適用され
る基板収納ケースは、ICやLCDの素子を製造する際
の回路原版として使用するマスク、あるいは、マスクや
レチクル上に形成されている回路パターンが転写される
シリコンウエハを収納するケースでも構わない。
【0054】また、基板収納ケースの形状を直方体で図
示したが、この形状は、円柱状でも角や辺を有しない丸
みを帯びた形状でも、基板が収納できる箱状のものであ
れば構わない。
【0055】また、基板の形状を四角板状で図示した
が、この形状は、円盤状でも六角板状でも、板状のもの
であれば構わない。また、基板を載置する載置部を2本
のレール状としたが、1本であっても3本であっても構
わないし、板状でもピン状でも構わない。つまり、基板
を載置することが出来れば、数や形状は任意である。
【0056】また、基板を係り止める係止部を8本のピ
ン状としたが、4本であっても10本であっても構わな
いし、形状もピン状である必要はない。つまり、基板を
載置部上で移動しないように係り止めることが出来れ
ば、数や形状は任意である。
【0057】さらに、基板収納ケースの側面部のうち、
基板載置面の高さより低くする箇所も、以上に述べた実
施の形態に限定されるものではなく、手や工具を使って
基板を挟持可能な範囲内で、その他様々な箇所に設定可
能である。
【0058】このように、本発明は、上述の各実施の形
態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の構成または形状を取ることが出来る。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも2つの側面
部が上面部に形成されていることにより、蓋部が開いた
状態において、基板収納ケース周囲の少なくとも2辺の
高さが基板の下面の高さより低くなるので、基板支持部
に支持する基板の周りを邪魔するものが無くなり、基板
を収納するという基板収納ケース本来の機能を損なうこ
となく、容易に基板を挟み、出し入れすることができ
る。
【0060】また、上面部に形成されている2つの側面
部が対向していることにより、蓋部が開いた状態におい
て、基板収納ケース周囲の対向している2辺の高さが基
板の下面の高さよりも低くなるので、基板支持部に支持
する基板の対向している2辺を邪魔するものが無くな
り、基板を収納するという基板収納ケース本来の機能を
損なうことなく、より容易に基板を挟むことができる。
【0061】また、少なくとも2つの側面部が上面部に
形成されていることにより、蓋部が開いた状態におい
て、基板収納ケース周囲の少なくとも2辺の高さがレチ
クルの下面の高さより低くなるので、基板支持部に支持
するレチクルの周りを邪魔するものが無くなり、基板を
収納するという基板収納ケース本来の機能を損なうこと
なく、容易にレチクルを挟み、出し入れすることができ
る。
【0062】また、側面部の少なくとも一部の高さを基
板支持部の基板載置面よりも低くすることにより、蓋部
が開いた状態において、基板収納ケース周囲の少なくと
も2辺の高さが基板の下面の高さより低くなるので、基
板支持部に支持する基板の周りを邪魔するものが無くな
り、基板を収納するという基板収納ケース本来の機能を
損なうことなく、容易に基板を挟み、出し入れすること
ができる。
【0063】特に、サイズの大きなレチクル等の基板
は、手で直接挟むことが出来なくなり、何らかの工具を
用いることになるが、基板周囲に側面部がある場合では
受けざるを得ない工具の形状や大きさ等の制約を受けず
にすみ、これら工具の形状や大きさの自由度が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における基板収納ケ
ースの斜視図である。
【図2】図1で示した本発明の基板収納ケースの正面図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における基板収納ケ
ースの斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における基板収納ケ
ースの斜視図である。
【図5】図4で示した本発明の基板収納ケースの正面図
である。
【図6】本発明の第4の実施の形態における基板収納ケ
ースの斜視図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態における基板収納ケ
ースの斜視図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態における基板収納ケ
ースの斜視図である。
【図9】従来のレチクルケースの斜視図である。
【図10】図9で示した従来のレチクルケースの正面図
である。
【符号の説明】
12 蓋部 13 基板 41 本体部 42 蓋部 43 基板 111 基板支持部 112 左側側面部の他の一部 113 右側側面部の他の一部 121 上面部 122 左側側面部の一部 123 右側側面部の一部 124 前側側面部 125 後側側面部 411 基板支持部 412 左側側面部 413 右側側面部 421 上面部 424 前側側面部 425 後側側面部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を支持する基板支持部と、前記基板
    支持部を包囲可能な複数の側面部と、前記基板支持部と
    対向し開閉可能な上面部とを備え、前記基板を収納する
    箱状の基板収納ケースにおいて、 前記複数の側面部のうちの少なくとも2つの側面部が前
    記上面部に形成されていることを特徴とする基板収納ケ
    ース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板収納ケースにおい
    て、 前記上面部に形成された2つの側面部は対向しているこ
    とを特徴とする基板収納ケース。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の基板収納
    ケースにおいて、 前記基板は、回路パターンが形成されたレチクルである
    ことを特徴とする基板収納ケース。
  4. 【請求項4】 基板を載置する基板支持部を内部に有
    し、かつ、該基板支持部の少なくとも前方および上方が
    開放された本体部と、該本体部の開放部分に対して開閉
    自在な蓋部とを備えた箱状の基板収納ケースにおいて、 該基板支持部に載置された該基板の対辺方向または対角
    方向を手または所定の工具で挟持可能なように、該本体
    部を構成する側面部の少なくとも一部の高さを該基板支
    持部の基板載置面よりも低くしたことを特徴とする基板
    収納ケース。
JP7780498A 1998-03-25 1998-03-25 基板収納ケース Withdrawn JPH11278659A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003205991A (ja) * 2001-11-09 2003-07-22 Yodogawa Hu-Tech Kk 板状物搬送容器

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