JPH11278645A - ワーク間欠搬送装置 - Google Patents
ワーク間欠搬送装置Info
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- JPH11278645A JPH11278645A JP9811298A JP9811298A JPH11278645A JP H11278645 A JPH11278645 A JP H11278645A JP 9811298 A JP9811298 A JP 9811298A JP 9811298 A JP9811298 A JP 9811298A JP H11278645 A JPH11278645 A JP H11278645A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワーク搬送路内での摩擦等によるワークの停
滞を解消し、生産効率の低下を防止する。 【解決手段】 第一のエスケープピン14との当接位置
から所定数のワークW1〜W3 がワーク搬送路13に並
んでいる場合は、ワークセンサ1,2が検出状態になる
ことによってワーク供給機5がワーク受入口13aへの
ワーク供給を停止するので、最後尾のワークW3 とワー
ク受入口13aとの間にはワークの存在しない所定長さ
の加速区間13dが確保される。第一のワークセンサ1
からの検出信号によって第一及び第二のエスケープピン
14,15がワーク搬送路13を順次開放し、先頭のワ
ークW1 が排出されると、後続のワークW2 ,W3 がワ
ーク一個分だけ低位側へ追随移動し、ワーク受入口13
aへの新たなワーク供給が行われ、このワークは加速区
間13dを転動してワークW3 に衝突するので、ワーク
W1 の排出時点でワークW2 ,W3 が追随移動せずに滞
留状態にあっても、前記衝突によって低位側へ確実に移
動する。
滞を解消し、生産効率の低下を防止する。 【解決手段】 第一のエスケープピン14との当接位置
から所定数のワークW1〜W3 がワーク搬送路13に並
んでいる場合は、ワークセンサ1,2が検出状態になる
ことによってワーク供給機5がワーク受入口13aへの
ワーク供給を停止するので、最後尾のワークW3 とワー
ク受入口13aとの間にはワークの存在しない所定長さ
の加速区間13dが確保される。第一のワークセンサ1
からの検出信号によって第一及び第二のエスケープピン
14,15がワーク搬送路13を順次開放し、先頭のワ
ークW1 が排出されると、後続のワークW2 ,W3 がワ
ーク一個分だけ低位側へ追随移動し、ワーク受入口13
aへの新たなワーク供給が行われ、このワークは加速区
間13dを転動してワークW3 に衝突するので、ワーク
W1 の排出時点でワークW2 ,W3 が追随移動せずに滞
留状態にあっても、前記衝突によって低位側へ確実に移
動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークをワーク搬
送路上で一定方向に転動又は滑動させることによって間
欠的に搬送するワーク間欠搬送装置に関する。
送路上で一定方向に転動又は滑動させることによって間
欠的に搬送するワーク間欠搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークに仕上加工等を施すために、特定
の位置へ1個ずつ間欠的にワークを送るワーク間欠搬送
装置の一種として、従来から例えば図6に示すようなも
のが知られている。
の位置へ1個ずつ間欠的にワークを送るワーク間欠搬送
装置の一種として、従来から例えば図6に示すようなも
のが知られている。
【0003】図6に示すワーク間欠搬送装置は、傾斜し
た互いに平行な上下一対のレール101,102によっ
て、図中右端の高位側をワーク受入口103a、左端の
低位側をワーク排出口103bとするワーク搬送路10
3が形成され、例えばマグネット円盤等からなるワーク
供給機110によって前記ワーク受入口103aに順次
供給されるワークWが、低位側へ向けて下レール102
上を転動又は滑動するようになっている。前記ワーク搬
送路103におけるワーク排出口103b側には、下レ
ール102を貫通してそれぞれエアシリンダ等の第一及
び第二のアクチュエータ106,107によって上下に
往復動することにより前記ワーク搬送路103の遮断及
び開放を繰り返し行う第一及び第二のエスケープピン1
04,105が設けられ、前記ワーク搬送路103に並
んだワーク列W1 〜Wn のうち第一のエスケープピン1
04との当接位置にある先頭のワークW1 を検出する第
一のワーク検出センサ108と、前記ワーク列W1 〜W
n のうち前記ワーク受入口103aにある最後尾のワー
クWn を検出する第二のワーク検出センサ109を有す
る。
た互いに平行な上下一対のレール101,102によっ
て、図中右端の高位側をワーク受入口103a、左端の
低位側をワーク排出口103bとするワーク搬送路10
3が形成され、例えばマグネット円盤等からなるワーク
供給機110によって前記ワーク受入口103aに順次
供給されるワークWが、低位側へ向けて下レール102
上を転動又は滑動するようになっている。前記ワーク搬
送路103におけるワーク排出口103b側には、下レ
ール102を貫通してそれぞれエアシリンダ等の第一及
び第二のアクチュエータ106,107によって上下に
往復動することにより前記ワーク搬送路103の遮断及
び開放を繰り返し行う第一及び第二のエスケープピン1
04,105が設けられ、前記ワーク搬送路103に並
んだワーク列W1 〜Wn のうち第一のエスケープピン1
04との当接位置にある先頭のワークW1 を検出する第
一のワーク検出センサ108と、前記ワーク列W1 〜W
n のうち前記ワーク受入口103aにある最後尾のワー
クWn を検出する第二のワーク検出センサ109を有す
る。
【0004】第一のアクチュエータ106は、第二のエ
スケープピン105の下降によるワーク排出後、前記第
一のワーク検出センサ108でワークWが検出された場
合に第一のエスケープピン104を下降させてワーク搬
送路103を所定時間開放するように駆動が制御されて
おり、ワーク供給機110は前記第二のワーク検出セン
サ109でワークが検出された時に停止しワークが検出
されなければ回転するように、図示されていない制御装
置によって制御されている。また第二のアクチュエータ
107は、第一のアクチュエータ106による第一のエ
スケープピン104の開放動作タイミングとは異なるタ
イミングで第二のエスケープピン105を開放動作する
ように、前記制御装置によって駆動が制御されている。
スケープピン105の下降によるワーク排出後、前記第
一のワーク検出センサ108でワークWが検出された場
合に第一のエスケープピン104を下降させてワーク搬
送路103を所定時間開放するように駆動が制御されて
おり、ワーク供給機110は前記第二のワーク検出セン
サ109でワークが検出された時に停止しワークが検出
されなければ回転するように、図示されていない制御装
置によって制御されている。また第二のアクチュエータ
107は、第一のアクチュエータ106による第一のエ
スケープピン104の開放動作タイミングとは異なるタ
イミングで第二のエスケープピン105を開放動作する
ように、前記制御装置によって駆動が制御されている。
【0005】すなわちこの種のワーク間欠搬送装置は、
図6に示す状態ではワーク受入口103aにある最後尾
のワークWn を検出する第二のワーク検出センサ109
からの検出信号によって、ワーク供給機110の回転に
よるワーク受入口103aへのワーク供給動作が停止さ
れる。一方、第一のエスケープピン104は、第一のエ
スケープピン104との当接位置にある先頭のワークW
1 を検出する第一のワーク検出センサ108からの検出
信号の入力によって下降し、ワーク搬送路103を開放
する。このため、図7に示すようにワークW1 〜Wn が
低位側へ向けて移動し、先頭のワークW1 が第一及び第
二のエスケープピン104,105の間の排出待機位置
103cへ進入し、その時点で第一のエスケープピン1
04が直ちに上昇して先頭から二番目のワークW2 が前
記排出待機位置103cへ進入するのを阻止する。ま
た、ワークW1 〜Wn の移動によって、第二のワーク検
出センサ109によるワーク検出が行われなくなると、
ワーク供給機110が回転してワーク受入口103aへ
のワーク供給が行われ、前記排出待機位置103cのワ
ークW1 は、所定のタイミングで第二のエスケープピン
105が下降することによりワーク排出口103bから
排出される。そして、このような一連の動作が反復され
ることによって、ワークWは所定の間隔で次工程へ順次
送られる。
図6に示す状態ではワーク受入口103aにある最後尾
のワークWn を検出する第二のワーク検出センサ109
からの検出信号によって、ワーク供給機110の回転に
よるワーク受入口103aへのワーク供給動作が停止さ
れる。一方、第一のエスケープピン104は、第一のエ
スケープピン104との当接位置にある先頭のワークW
1 を検出する第一のワーク検出センサ108からの検出
信号の入力によって下降し、ワーク搬送路103を開放
する。このため、図7に示すようにワークW1 〜Wn が
低位側へ向けて移動し、先頭のワークW1 が第一及び第
二のエスケープピン104,105の間の排出待機位置
103cへ進入し、その時点で第一のエスケープピン1
04が直ちに上昇して先頭から二番目のワークW2 が前
記排出待機位置103cへ進入するのを阻止する。ま
た、ワークW1 〜Wn の移動によって、第二のワーク検
出センサ109によるワーク検出が行われなくなると、
ワーク供給機110が回転してワーク受入口103aへ
のワーク供給が行われ、前記排出待機位置103cのワ
ークW1 は、所定のタイミングで第二のエスケープピン
105が下降することによりワーク排出口103bから
排出される。そして、このような一連の動作が反復され
ることによって、ワークWは所定の間隔で次工程へ順次
送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ワーク間欠搬送装置においては図8に示すように、第一
のエスケープピン104が下降してワーク搬送路103
を開放した時に前記エスケープピン104と当接してい
た先頭のワークW1 のみが低位側へ向けて移動し、その
後ろに並んでいるワークW2 〜Wn は移動せずに停滞し
てしまうといった状況が発生することがある。特に、ワ
ークWが図9に示すように下レール101との接触部分
をゴム材aで形成されたものであるような場合には、ゴ
ム材aの静止摩擦力が大きいのでこのような停滞の発生
頻度が多くなる。そしてこのようなワークの停滞状況が
発生すると、第一のワーク検出センサ108は非検出状
態となるので第一のエスケープピン104によるワーク
搬送路103の開放動作が行われず、また第二のワーク
検出センサ109からはワーク検出信号が出力されたま
まなので、ワーク供給機110も停止状態が継続され、
ワーク全体の流れが停止してしまうことになる。
ワーク間欠搬送装置においては図8に示すように、第一
のエスケープピン104が下降してワーク搬送路103
を開放した時に前記エスケープピン104と当接してい
た先頭のワークW1 のみが低位側へ向けて移動し、その
後ろに並んでいるワークW2 〜Wn は移動せずに停滞し
てしまうといった状況が発生することがある。特に、ワ
ークWが図9に示すように下レール101との接触部分
をゴム材aで形成されたものであるような場合には、ゴ
ム材aの静止摩擦力が大きいのでこのような停滞の発生
頻度が多くなる。そしてこのようなワークの停滞状況が
発生すると、第一のワーク検出センサ108は非検出状
態となるので第一のエスケープピン104によるワーク
搬送路103の開放動作が行われず、また第二のワーク
検出センサ109からはワーク検出信号が出力されたま
まなので、ワーク供給機110も停止状態が継続され、
ワーク全体の流れが停止してしまうことになる。
【0007】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、ワーク搬
送路内での摩擦等によるワークの停滞を解消し、生産効
率の低下を防止することにある。
れたもので、その技術的課題とするところは、ワーク搬
送路内での摩擦等によるワークの停滞を解消し、生産効
率の低下を防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るワーク間欠搬送装置は、高位側の端部をワ
ーク受入口とし低位側の端部をワーク排出口としワーク
が低位側へ向けて転動又は滑動するように傾斜したワー
ク搬送路と、前記ワーク受入口へワークを順次供給する
ワーク供給手段と、前記ワーク排出口側で前記ワーク搬
送路の遮断及び開放を繰り返すことにより前記ワーク搬
送路のワークを順次排出するワーク排出手段と、前記ワ
ーク搬送路で前記ワーク排出手段との当接位置にあるワ
ークを検出する第一のワーク検出手段と、前記ワーク受
入口よりも所定長さの加速区間だけ低位側にあって前記
ワーク排出手段との当接位置から高位側へ並んだ複数個
目のワークを検出する第二のワーク検出手段と、前記第
一のワーク検出手段が検出状態になった時に前記ワーク
排出手段を所定時間開放動作させ、ワークが前記ワーク
排出口から排出される際に前記第一及び第二のワーク検
出手段の双方が検出状態にある場合は前記ワーク供給手
段を停止させ前記第一及び第二のワーク検出手段の一方
又は双方が非検出状態にある場合は前記ワーク供給手段
を駆動させる制御手段と、からなるものである。また、
本発明において一層好ましくは、前記加速区間の長さは
少なくともワーク一個分以上とする。
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るワーク間欠搬送装置は、高位側の端部をワ
ーク受入口とし低位側の端部をワーク排出口としワーク
が低位側へ向けて転動又は滑動するように傾斜したワー
ク搬送路と、前記ワーク受入口へワークを順次供給する
ワーク供給手段と、前記ワーク排出口側で前記ワーク搬
送路の遮断及び開放を繰り返すことにより前記ワーク搬
送路のワークを順次排出するワーク排出手段と、前記ワ
ーク搬送路で前記ワーク排出手段との当接位置にあるワ
ークを検出する第一のワーク検出手段と、前記ワーク受
入口よりも所定長さの加速区間だけ低位側にあって前記
ワーク排出手段との当接位置から高位側へ並んだ複数個
目のワークを検出する第二のワーク検出手段と、前記第
一のワーク検出手段が検出状態になった時に前記ワーク
排出手段を所定時間開放動作させ、ワークが前記ワーク
排出口から排出される際に前記第一及び第二のワーク検
出手段の双方が検出状態にある場合は前記ワーク供給手
段を停止させ前記第一及び第二のワーク検出手段の一方
又は双方が非検出状態にある場合は前記ワーク供給手段
を駆動させる制御手段と、からなるものである。また、
本発明において一層好ましくは、前記加速区間の長さは
少なくともワーク一個分以上とする。
【0009】本発明によれば、ワーク排出手段に当接す
る位置から所定の個数のワーク(ワーク列)がワーク搬
送路に並んでいる場合は、第一のワーク検出手段及び第
二のワーク検出手段の双方からワーク検出信号が出力さ
れることによってワーク供給手段によるワーク受入口へ
のワークの供給を停止するので、前記ワーク列の最後尾
のワークとワーク受入口との間には、ワークの存在しな
い所定の長さの加速区間が確保される。そして、第一の
ワーク検出手段からのワーク検出信号によってワーク排
出手段が一時的にワーク搬送路を開放し、前記ワーク列
の先頭のワークがワーク排出口から排出されると共に、
ワーク列全体がワーク一個分だけ低位側へ移動すると、
第一のワーク検出手段が検出状態、第二のワーク検出手
段が非検出状態となるのでワーク供給手段によるワーク
受入口へのワークの供給が行われる。ワーク受入口に供
給されたワークは前記加速区間を低位側へ転動又は滑動
してワーク列の最後尾に補充され、このため第一のワー
ク検出手段及び第二のワーク検出手段の双方が検出状態
になってワーク供給手段が停止する。
る位置から所定の個数のワーク(ワーク列)がワーク搬
送路に並んでいる場合は、第一のワーク検出手段及び第
二のワーク検出手段の双方からワーク検出信号が出力さ
れることによってワーク供給手段によるワーク受入口へ
のワークの供給を停止するので、前記ワーク列の最後尾
のワークとワーク受入口との間には、ワークの存在しな
い所定の長さの加速区間が確保される。そして、第一の
ワーク検出手段からのワーク検出信号によってワーク排
出手段が一時的にワーク搬送路を開放し、前記ワーク列
の先頭のワークがワーク排出口から排出されると共に、
ワーク列全体がワーク一個分だけ低位側へ移動すると、
第一のワーク検出手段が検出状態、第二のワーク検出手
段が非検出状態となるのでワーク供給手段によるワーク
受入口へのワークの供給が行われる。ワーク受入口に供
給されたワークは前記加速区間を低位側へ転動又は滑動
してワーク列の最後尾に補充され、このため第一のワー
ク検出手段及び第二のワーク検出手段の双方が検出状態
になってワーク供給手段が停止する。
【0010】上述の過程で、ワーク排出手段が一時的に
ワーク搬送路を開放することによって、前記ワーク列の
先頭のワークがワーク排出口から排出されたにも拘ら
ず、静止摩擦力等によってワーク列全体が低位側へ移動
しなかった場合は、第一のワーク検出手段は非検出状
態、第二のワーク検出手段は検出状態となるので、ワー
ク供給手段によるワーク受入口へのワークの供給が行わ
れる。このとき前記ワーク列の最後尾のワークとワーク
受入口との間には、ワークの存在しない所定の長さの加
速区間が確保されているので、ワーク受入口に供給され
たワークは前記加速区間を転動又は滑動してワーク列の
最後尾のワークと衝突し、この時の衝撃によってワーク
列は低位側へ移動する。このため、第一のワーク検出手
段がワーク検出状態になって、ワーク排出手段が一時的
にワーク搬送路を開放し、ワークが排出されて、ワーク
の搬送動作が途切れることなく行われる。
ワーク搬送路を開放することによって、前記ワーク列の
先頭のワークがワーク排出口から排出されたにも拘ら
ず、静止摩擦力等によってワーク列全体が低位側へ移動
しなかった場合は、第一のワーク検出手段は非検出状
態、第二のワーク検出手段は検出状態となるので、ワー
ク供給手段によるワーク受入口へのワークの供給が行わ
れる。このとき前記ワーク列の最後尾のワークとワーク
受入口との間には、ワークの存在しない所定の長さの加
速区間が確保されているので、ワーク受入口に供給され
たワークは前記加速区間を転動又は滑動してワーク列の
最後尾のワークと衝突し、この時の衝撃によってワーク
列は低位側へ移動する。このため、第一のワーク検出手
段がワーク検出状態になって、ワーク排出手段が一時的
にワーク搬送路を開放し、ワークが排出されて、ワーク
の搬送動作が途切れることなく行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るワーク間欠
搬送装置の一実施形態を示すものである。このワーク間
欠搬送装置は、略鉛直に立設されたベース10の鉛直面
に、傾斜して取り付けられた互いに平行な上下一対のレ
ール11,12によって、高位側である図中右端をワー
ク受入口13a、低位側である左端をワーク排出口13
bとするワーク搬送路13が形成されており、ワーク供
給機5によって前記ワーク受入口13aに順次供給され
た環状あるいは円筒状等のワークWが、下レール12上
をワーク排出口13bへ向けて転がりながら移動するこ
とができるようになっている。
搬送装置の一実施形態を示すものである。このワーク間
欠搬送装置は、略鉛直に立設されたベース10の鉛直面
に、傾斜して取り付けられた互いに平行な上下一対のレ
ール11,12によって、高位側である図中右端をワー
ク受入口13a、低位側である左端をワーク排出口13
bとするワーク搬送路13が形成されており、ワーク供
給機5によって前記ワーク受入口13aに順次供給され
た環状あるいは円筒状等のワークWが、下レール12上
をワーク排出口13bへ向けて転がりながら移動するこ
とができるようになっている。
【0012】ワークWが磁性体からなるものである場
合、ワーク供給機5としては例えばマグネット円盤式の
ものが採用される。すなわちこのワーク供給機5は、外
周部がレール11,12によるワーク搬送路13のワー
ク受入口13aを通るように、矢印A方向に回転される
回転盤51の前記外周部に、円周方向所定間隔で磁石5
2が埋め込まれており、この磁石52によって、図示さ
れていないホッパからワークWを順次吸着して、ワーク
搬送路13へ供給するものである。
合、ワーク供給機5としては例えばマグネット円盤式の
ものが採用される。すなわちこのワーク供給機5は、外
周部がレール11,12によるワーク搬送路13のワー
ク受入口13aを通るように、矢印A方向に回転される
回転盤51の前記外周部に、円周方向所定間隔で磁石5
2が埋め込まれており、この磁石52によって、図示さ
れていないホッパからワークWを順次吸着して、ワーク
搬送路13へ供給するものである。
【0013】ワーク搬送路13におけるワーク排出口1
3b側に偏在した位置には、ワーク排出手段として第一
及び第二のエスケープピン14,15が下レール12を
ほぼ鉛直方向に貫通するように設けられており、それぞ
れエアシリンダ等の第一及び第二のアクチュエータ1
6,17によって上下動し、前記ワーク搬送路13の遮
断及び開放を行うようになっている。また、この第一及
び第二のエスケープピン14,15間は、一個のワーク
Wが十分な余裕をもって入り込むことのできる排出待機
位置13cとなっている。
3b側に偏在した位置には、ワーク排出手段として第一
及び第二のエスケープピン14,15が下レール12を
ほぼ鉛直方向に貫通するように設けられており、それぞ
れエアシリンダ等の第一及び第二のアクチュエータ1
6,17によって上下動し、前記ワーク搬送路13の遮
断及び開放を行うようになっている。また、この第一及
び第二のエスケープピン14,15間は、一個のワーク
Wが十分な余裕をもって入り込むことのできる排出待機
位置13cとなっている。
【0014】参照符号1は、第一のエスケープピン14
との当接位置にあるワークWのみを検出する第一のワー
ク検出手段としての第一のワークセンサ、参照符号2は
ワーク受入口13aとの中間位置においてワークWを検
出する第二のワーク検出手段としての第二のワークセン
サ、参照符号3はワーク受入口13aにおいてワークW
を検出する第三のワークセンサで、それぞれワーク搬送
路13と直交する方向に対向するように上レール11及
び下レール12に設けられた、例えば投光部及び受光部
からなるフォトセンサあるいは送波部及び受波部からな
る超音波センサ等の物体検知センサが好適に採用され
る。このうち第二のワークセンサ2は、ワーク搬送路1
3に第一のエスケープピン14との当接位置から高位側
へ向けてワークWが所定数(図示の例では三個)並んだ
場合の最後尾のワーク(図5におけるワークW3 )のみ
を検出するもので、この第二のワークセンサ2によるワ
ーク検出位置と、ワーク受入口13a側の第三のワーク
センサ3によるワーク検出位置との間には、少なくとも
ワーク一個分以上、好ましくはワーク三個分以上の長さ
を有する加速区間13dが設定される。
との当接位置にあるワークWのみを検出する第一のワー
ク検出手段としての第一のワークセンサ、参照符号2は
ワーク受入口13aとの中間位置においてワークWを検
出する第二のワーク検出手段としての第二のワークセン
サ、参照符号3はワーク受入口13aにおいてワークW
を検出する第三のワークセンサで、それぞれワーク搬送
路13と直交する方向に対向するように上レール11及
び下レール12に設けられた、例えば投光部及び受光部
からなるフォトセンサあるいは送波部及び受波部からな
る超音波センサ等の物体検知センサが好適に採用され
る。このうち第二のワークセンサ2は、ワーク搬送路1
3に第一のエスケープピン14との当接位置から高位側
へ向けてワークWが所定数(図示の例では三個)並んだ
場合の最後尾のワーク(図5におけるワークW3 )のみ
を検出するもので、この第二のワークセンサ2によるワ
ーク検出位置と、ワーク受入口13a側の第三のワーク
センサ3によるワーク検出位置との間には、少なくとも
ワーク一個分以上、好ましくはワーク三個分以上の長さ
を有する加速区間13dが設定される。
【0015】ワークセンサ1〜3から出力される検出信
号は制御装置4に入力される。そして第一及び第二のエ
スケープピン14,15を動作させる第一及び第二のア
クチュエータ16,17に圧力流体を給排するアクチュ
エータ駆動装置7と、ワーク供給機5の回転盤51を矢
印A方向へ回転駆動させる供給機駆動装置6は、この制
御装置4を介して制御される。
号は制御装置4に入力される。そして第一及び第二のエ
スケープピン14,15を動作させる第一及び第二のア
クチュエータ16,17に圧力流体を給排するアクチュ
エータ駆動装置7と、ワーク供給機5の回転盤51を矢
印A方向へ回転駆動させる供給機駆動装置6は、この制
御装置4を介して制御される。
【0016】すなわち制御装置4は、第二のエスケープ
ピン15が下降することによって第一及び第二のエスケ
ープピン14,15間の排出待機位置13cからワーク
Wを排出した時に、第一のワークセンサ1が検出状態に
ある場合は、一個のワークWが第一のエスケープピン1
4との当接位置から排出待機位置13cへ転動するのに
必要な所定時間だけ第一のアクチュエータ16が第一の
エスケープピン14を下降させてワーク搬送路13を開
放し、この第一のエスケープピン14が上昇して再びワ
ーク搬送路13を遮断した後で、ワークWが前記排出待
機位置13cからワーク排出口13bへ移動するのに必
要な所定時間だけ第二のアクチュエータ17が第二のエ
スケープピン15を下降させてワーク搬送路13を開放
するように、アクチュエータ駆動装置7を制御する。
ピン15が下降することによって第一及び第二のエスケ
ープピン14,15間の排出待機位置13cからワーク
Wを排出した時に、第一のワークセンサ1が検出状態に
ある場合は、一個のワークWが第一のエスケープピン1
4との当接位置から排出待機位置13cへ転動するのに
必要な所定時間だけ第一のアクチュエータ16が第一の
エスケープピン14を下降させてワーク搬送路13を開
放し、この第一のエスケープピン14が上昇して再びワ
ーク搬送路13を遮断した後で、ワークWが前記排出待
機位置13cからワーク排出口13bへ移動するのに必
要な所定時間だけ第二のアクチュエータ17が第二のエ
スケープピン15を下降させてワーク搬送路13を開放
するように、アクチュエータ駆動装置7を制御する。
【0017】また、第二のエスケープピン15が下降し
てワーク搬送路13を一時的に開放した後、制御装置4
は、第一及び第二のワークセンサ1,2でのワーク検出
状況に応じて供給機駆動装置6を図2に示すように制御
する。すなわち第二のエスケープピン15が下降した後
で第一及び第二のワークセンサ1,2の双方がワーク検
出状態にあれば供給機駆動装置6を停止し、第一及び第
二のワークセンサ1,2のうち一方又は双方が非検出状
態にあれば供給機駆動装置6を駆動する。更に、第三の
ワークセンサ3が検出状態になった場合には、供給機駆
動装置6を停止する。
てワーク搬送路13を一時的に開放した後、制御装置4
は、第一及び第二のワークセンサ1,2でのワーク検出
状況に応じて供給機駆動装置6を図2に示すように制御
する。すなわち第二のエスケープピン15が下降した後
で第一及び第二のワークセンサ1,2の双方がワーク検
出状態にあれば供給機駆動装置6を停止し、第一及び第
二のワークセンサ1,2のうち一方又は双方が非検出状
態にあれば供給機駆動装置6を駆動する。更に、第三の
ワークセンサ3が検出状態になった場合には、供給機駆
動装置6を停止する。
【0018】以上の構成において、図1に示す状態か
ら、ワーク供給機5の回転盤51が供給機駆動装置6に
よって矢印A方向へ回転すると、前記回転盤51の外周
部に磁気吸着されたワークW3 がワーク搬送路13のワ
ーク受入口13aで下レール12の端部に乗り上り、前
記回転盤51が更に回転することによって、前記ワーク
W3 はこれを回転盤51に吸着していた磁石52から開
放され、前記ワーク受入口13aからワーク搬送路13
における加速区間13dを低位側へ転がりながら移動
し、第一のエスケープピン14と第二のワークセンサ2
による検出位置との間に並んだワークW1 ,W2 の後尾
に到達する。また、前記ワークW3 がワーク受入口13
aに乗り上がるように供給された時点で、このワークW
3 が第三のワークセンサ3によって検出されるので、前
記供給機駆動装置6が制御装置4を介して停止され、前
記回転盤51の回転によるワーク供給機5のワーク供給
動作が停止する。
ら、ワーク供給機5の回転盤51が供給機駆動装置6に
よって矢印A方向へ回転すると、前記回転盤51の外周
部に磁気吸着されたワークW3 がワーク搬送路13のワ
ーク受入口13aで下レール12の端部に乗り上り、前
記回転盤51が更に回転することによって、前記ワーク
W3 はこれを回転盤51に吸着していた磁石52から開
放され、前記ワーク受入口13aからワーク搬送路13
における加速区間13dを低位側へ転がりながら移動
し、第一のエスケープピン14と第二のワークセンサ2
による検出位置との間に並んだワークW1 ,W2 の後尾
に到達する。また、前記ワークW3 がワーク受入口13
aに乗り上がるように供給された時点で、このワークW
3 が第三のワークセンサ3によって検出されるので、前
記供給機駆動装置6が制御装置4を介して停止され、前
記回転盤51の回転によるワーク供給機5のワーク供給
動作が停止する。
【0019】一方、ワーク搬送路13上の先頭のワーク
W1 が、第一のエスケープピン14との当接位置にある
場合は、第一のワークセンサ1がワーク検出状態になる
ので、制御装置4によって第一のエスケープピン14が
所定時間だけ下降し、ワーク搬送路13を一時的に開放
する。このため図3に示すように先頭のワークW1 が低
位側へ転動し、第一及び第二のエスケープピン14,1
5間の排出待機位置13cへ進入する。そしてこれに追
随して、後続のワークW2 ,W3 も低位側へ転動する
が、先頭のワークW1 が排出待機位置13cへ進入した
時点で、前記第一のエスケープピン14は直ちに上昇し
てワーク搬送路13を遮断するので、後続のワークW
2 ,W3 はワーク一個分の距離だけ低位側へ追随移動し
た時点で停止されることになる。また、排出待機位置1
3cへ進入した先頭のワークW1 は、その後の適当な動
作タイミングで第二のエスケープピン15が下降して所
定時間だけワーク搬送路13を開放することによって、
ワーク排出口13bから次工程へ送り出される。
W1 が、第一のエスケープピン14との当接位置にある
場合は、第一のワークセンサ1がワーク検出状態になる
ので、制御装置4によって第一のエスケープピン14が
所定時間だけ下降し、ワーク搬送路13を一時的に開放
する。このため図3に示すように先頭のワークW1 が低
位側へ転動し、第一及び第二のエスケープピン14,1
5間の排出待機位置13cへ進入する。そしてこれに追
随して、後続のワークW2 ,W3 も低位側へ転動する
が、先頭のワークW1 が排出待機位置13cへ進入した
時点で、前記第一のエスケープピン14は直ちに上昇し
てワーク搬送路13を遮断するので、後続のワークW
2 ,W3 はワーク一個分の距離だけ低位側へ追随移動し
た時点で停止されることになる。また、排出待機位置1
3cへ進入した先頭のワークW1 は、その後の適当な動
作タイミングで第二のエスケープピン15が下降して所
定時間だけワーク搬送路13を開放することによって、
ワーク排出口13bから次工程へ送り出される。
【0020】上述のように、先頭のワークW1 が排出待
機位置13cへ進入するのに追随して、後続のワークW
2 ,W3 がワーク一個分の距離だけ低位側へ移動する
と、ワークW2 は第一のエスケープピン14との当接位
置すなわち第一のワークセンサ1による検出位置に達
し、ワークW3 は第二のワークセンサ2による検出位置
よりも低位側に位置するようになる。そしてこの場合
は、第一のワークセンサ1が検出状態、第二のワークセ
ンサ2が非検出状態になるため、上述のように第二のエ
スケープピン15が下降してワーク搬送路13を一時的
に開放することによって排出待機位置13c内のワーク
W1 をワーク排出口13bから送り出した後で供給機駆
動装置6が駆動され、ワーク供給機5によるワーク受入
口13aへの新たなワークW4 の供給が行われると共
に、第一のワークセンサ1からの検出信号によってアク
チュエータ駆動装置7が駆動され、第一のエスケープピ
ン14がワーク搬送路13の開放動作を行う。ワーク受
入口13aに供給されたワークW4は、加速転動区間1
3dを低位側へ転動して先行ワークW2 ,W3 の後尾に
到達する。
機位置13cへ進入するのに追随して、後続のワークW
2 ,W3 がワーク一個分の距離だけ低位側へ移動する
と、ワークW2 は第一のエスケープピン14との当接位
置すなわち第一のワークセンサ1による検出位置に達
し、ワークW3 は第二のワークセンサ2による検出位置
よりも低位側に位置するようになる。そしてこの場合
は、第一のワークセンサ1が検出状態、第二のワークセ
ンサ2が非検出状態になるため、上述のように第二のエ
スケープピン15が下降してワーク搬送路13を一時的
に開放することによって排出待機位置13c内のワーク
W1 をワーク排出口13bから送り出した後で供給機駆
動装置6が駆動され、ワーク供給機5によるワーク受入
口13aへの新たなワークW4 の供給が行われると共
に、第一のワークセンサ1からの検出信号によってアク
チュエータ駆動装置7が駆動され、第一のエスケープピ
ン14がワーク搬送路13の開放動作を行う。ワーク受
入口13aに供給されたワークW4は、加速転動区間1
3dを低位側へ転動して先行ワークW2 ,W3 の後尾に
到達する。
【0021】また、先頭のワークW1 が排出待機位置1
3cへ進入したにも拘らず、後続のワークW2 ,W3 が
下レール12との静止摩擦力等によって低位側への追随
移動が行われなかった場合は、図4に示すように、ワー
クW2 は第一のエスケープピン14との当接位置すなわ
ち第一のワークセンサ1による検出位置よりも高位側に
あり、ワークW3 は第二のワークセンサ2による検出位
置に留まっている。そしてこのような場合は、第一のワ
ークセンサ1が非検出状態にあるため、第二のエスケー
プピン15がワーク搬送路13を一時的に開放すること
によって排出待機位置13c内のワークW1 をワーク排
出口13bから送り出しても、第一のエスケープピン1
4によるワーク搬送路13の開放動作が行なわれない。
3cへ進入したにも拘らず、後続のワークW2 ,W3 が
下レール12との静止摩擦力等によって低位側への追随
移動が行われなかった場合は、図4に示すように、ワー
クW2 は第一のエスケープピン14との当接位置すなわ
ち第一のワークセンサ1による検出位置よりも高位側に
あり、ワークW3 は第二のワークセンサ2による検出位
置に留まっている。そしてこのような場合は、第一のワ
ークセンサ1が非検出状態にあるため、第二のエスケー
プピン15がワーク搬送路13を一時的に開放すること
によって排出待機位置13c内のワークW1 をワーク排
出口13bから送り出しても、第一のエスケープピン1
4によるワーク搬送路13の開放動作が行なわれない。
【0022】しかしこの場合は第二のワークセンサ2が
検出状態にあり、すなわち第一のワークセンサ1が非検
出状態、第二のワークセンサ2が検出状態となるため、
供給機駆動装置6が駆動され、ワーク供給機5の回転盤
51が回転してワーク受入口13aへのワークW4 の供
給が行われる。このワークW4 は、ワーク搬送路13に
おける加速区間13dを低位側へ転動して第二のワーク
センサ2による検出位置に止まっているワークW3 に衝
突するので、この時の衝撃によってワークW2,W3 は
ワークW4 と共に低位側へ転動し、ワークW2 が第一の
エスケープピン14との当接位置に達する。このため、
第一のワークセンサ1が検出状態となって、第一のエス
ケープピン14がワーク搬送路13の開放動作を行い、
これによってワークW2 が排出待機位置13c内へ進入
し、ワークの搬送動作が滞ることなく継続される。
検出状態にあり、すなわち第一のワークセンサ1が非検
出状態、第二のワークセンサ2が検出状態となるため、
供給機駆動装置6が駆動され、ワーク供給機5の回転盤
51が回転してワーク受入口13aへのワークW4 の供
給が行われる。このワークW4 は、ワーク搬送路13に
おける加速区間13dを低位側へ転動して第二のワーク
センサ2による検出位置に止まっているワークW3 に衝
突するので、この時の衝撃によってワークW2,W3 は
ワークW4 と共に低位側へ転動し、ワークW2 が第一の
エスケープピン14との当接位置に達する。このため、
第一のワークセンサ1が検出状態となって、第一のエス
ケープピン14がワーク搬送路13の開放動作を行い、
これによってワークW2 が排出待機位置13c内へ進入
し、ワークの搬送動作が滞ることなく継続される。
【0023】また、先頭のワークW1 が排出待機位置1
3cへ進入するのに伴って、後続のワークW2 ,W3 が
低位側へワーク一個分に満たない僅かな距離だけ追随移
動しただけで停止してしまったような場合は、第一及び
第二のワークセンサ1,2の双方が非検出状態となるこ
とが考えられる。そしてこの場合も、排出待機位置13
c内のワークW1 を送り出した後で供給機駆動装置6が
駆動されてワーク供給機5によるワーク受入口13aへ
のワークW4 の供給が行われるので、このワークW4 が
加速区間13dを転動してワークW3 に衝突し、ワーク
W2 ,W3 を第一のエスケープピン14側へ移動させ
る。このため、第一のワークセンサ1がワークW2 を検
出することによって、第一のエスケープピン14がワー
ク搬送路13の開放動作を行い、ワークの間欠搬送動作
が滞ることなく継続される。
3cへ進入するのに伴って、後続のワークW2 ,W3 が
低位側へワーク一個分に満たない僅かな距離だけ追随移
動しただけで停止してしまったような場合は、第一及び
第二のワークセンサ1,2の双方が非検出状態となるこ
とが考えられる。そしてこの場合も、排出待機位置13
c内のワークW1 を送り出した後で供給機駆動装置6が
駆動されてワーク供給機5によるワーク受入口13aへ
のワークW4 の供給が行われるので、このワークW4 が
加速区間13dを転動してワークW3 に衝突し、ワーク
W2 ,W3 を第一のエスケープピン14側へ移動させ
る。このため、第一のワークセンサ1がワークW2 を検
出することによって、第一のエスケープピン14がワー
ク搬送路13の開放動作を行い、ワークの間欠搬送動作
が滞ることなく継続される。
【0024】この種のワーク間欠搬送装置においては、
低価格化の実現のために、ワーク供給機5として例えば
ブレーキが設けられていないものが採用されることが多
く、このようなワーク供給機5では、ワーク搬送路13
に必ずしもワークWが一個ずつ供給されるとは限らな
い。したがって、例えばいっぺんに二個のワークWが供
給されることによって、図5に示すように第一のエスケ
ープピン14との当接位置から高位側へ一時的に四個の
ワークW1 〜W4 が並んだ状態になることも考えられ
る。しかしこのような場合は、第一及び第二のワークセ
ンサ1,2の双方が検出状態にある限りワーク供給機5
が停止状態に維持されるので、ワーク搬送路13にワー
クWが必要以上に多く溜ることがない。このため所要の
加速区間13dが確保され、上述のようなワーク列の滞
留が生じた場合に新たに供給するワークWを前記加速空
間13dで加速転動させてワーク列の最後尾に衝突さ
せ、前記滞留状態を確実に解消することができる。
低価格化の実現のために、ワーク供給機5として例えば
ブレーキが設けられていないものが採用されることが多
く、このようなワーク供給機5では、ワーク搬送路13
に必ずしもワークWが一個ずつ供給されるとは限らな
い。したがって、例えばいっぺんに二個のワークWが供
給されることによって、図5に示すように第一のエスケ
ープピン14との当接位置から高位側へ一時的に四個の
ワークW1 〜W4 が並んだ状態になることも考えられ
る。しかしこのような場合は、第一及び第二のワークセ
ンサ1,2の双方が検出状態にある限りワーク供給機5
が停止状態に維持されるので、ワーク搬送路13にワー
クWが必要以上に多く溜ることがない。このため所要の
加速区間13dが確保され、上述のようなワーク列の滞
留が生じた場合に新たに供給するワークWを前記加速空
間13dで加速転動させてワーク列の最後尾に衝突さ
せ、前記滞留状態を確実に解消することができる。
【0025】なお、第一のエスケープピン14から第二
のワークセンサ2による検出位置まで並ぶワークWの個
数は、ワーク排出口13bからのワーク搬送先である次
工程での処理が連続的に行われるように、ワーク供給機
5によるワーク受入口13aへのワーク供給速度を考慮
して決定されるが、図示の実施形態においては三個とし
たように、ワーク搬送路13に並ぶ個数はある程度少な
いほうが良い。
のワークセンサ2による検出位置まで並ぶワークWの個
数は、ワーク排出口13bからのワーク搬送先である次
工程での処理が連続的に行われるように、ワーク供給機
5によるワーク受入口13aへのワーク供給速度を考慮
して決定されるが、図示の実施形態においては三個とし
たように、ワーク搬送路13に並ぶ個数はある程度少な
いほうが良い。
【0026】
【発明の効果】本発明によると、ワーク搬送路に並んだ
ワーク列の高位側に、所要長さの加速区間が確保される
ので、前記ワーク列の先頭のワークがワーク排出口から
排出された時に、後続のワークが静止摩擦力等によって
低位側へ移動せずに滞った場合でも、ワーク受入口に供
給されたワークが前記加速区間を低位側へ転動又は滑動
してワーク搬送路の最後尾のワークと衝突することによ
って、ワーク列を低位側へ移動させるので、ワークの間
欠搬送動作が途切れることなく行われる。しかも、ワー
ク搬送路に所定数以上のワークが並んだ場合はワーク受
入口へのワーク供給が停止するので、前記加速区間が確
保され、この加速区間による上記ワーク滞留防止機能が
確実に奏される。
ワーク列の高位側に、所要長さの加速区間が確保される
ので、前記ワーク列の先頭のワークがワーク排出口から
排出された時に、後続のワークが静止摩擦力等によって
低位側へ移動せずに滞った場合でも、ワーク受入口に供
給されたワークが前記加速区間を低位側へ転動又は滑動
してワーク搬送路の最後尾のワークと衝突することによ
って、ワーク列を低位側へ移動させるので、ワークの間
欠搬送動作が途切れることなく行われる。しかも、ワー
ク搬送路に所定数以上のワークが並んだ場合はワーク受
入口へのワーク供給が停止するので、前記加速区間が確
保され、この加速区間による上記ワーク滞留防止機能が
確実に奏される。
【図1】本発明に係るワーク間欠搬送装置の一実施形態
においてワーク搬送路に所定個数のワークが並んだ状態
を概略的に示す説明図である。
においてワーク搬送路に所定個数のワークが並んだ状態
を概略的に示す説明図である。
【図2】上記実施形態において第二のエスケープピンが
ワーク搬送路を開放した時のワーク供給機の制御を示す
説明図である。
ワーク搬送路を開放した時のワーク供給機の制御を示す
説明図である。
【図3】上記実施形態においてワーク搬送路の先頭のワ
ーク移動に伴って後続のワーク列が正常に追随移動した
状態を概略的に示す説明図である。
ーク移動に伴って後続のワーク列が正常に追随移動した
状態を概略的に示す説明図である。
【図4】上記実施形態においてワーク搬送路の先頭のワ
ーク移動に伴って後続のワーク列が滞留した状態を概略
的に示す説明図である。
ーク移動に伴って後続のワーク列が滞留した状態を概略
的に示す説明図である。
【図5】上記実施形態においてワーク搬送路に所定個数
以上のワークが並んだ状態を概略的に示す説明図であ
る。
以上のワークが並んだ状態を概略的に示す説明図であ
る。
【図6】従来技術に係るワーク間欠搬送装置においてワ
ーク搬送路に所定個数のワークが並んだ状態を概略的に
示す説明図である。
ーク搬送路に所定個数のワークが並んだ状態を概略的に
示す説明図である。
【図7】上記従来技術においてワーク搬送路の先頭のワ
ーク移動に伴って後続のワーク列が正常に追随移動した
状態を概略的に示す説明図である。
ーク移動に伴って後続のワーク列が正常に追随移動した
状態を概略的に示す説明図である。
【図8】上記従来技術においてワーク搬送路の先頭のワ
ーク移動に伴って後続のワーク列が滞留した状態を概略
的に示す説明図である。
ーク移動に伴って後続のワーク列が滞留した状態を概略
的に示す説明図である。
【図9】上記ワーク搬送路を転動するワークの一例をワ
ーク間欠搬送装置の一部と共に示す断面図である。
ーク間欠搬送装置の一部と共に示す断面図である。
1 第一のワークセンサ(第一のワーク検出手段) 2 第二のワークセンサ(第二のワーク検出手段) 3 第三のワークセンサ 4 制御装置(制御手段) 5 ワーク供給機(ワーク供給手段) 51 回転盤 52 磁石 6 供給機駆動装置 7 アクチュエータ駆動装置 10 ベース 11 上レール 12 下レール 13 ワーク搬送路 13a ワーク受入口 13b ワーク排出口 13c 排出待機位置 13d 加速区間 14 第一のエスケープピン(ワーク排出手段) 15 第二のエスケープピン(ワーク排出手段) 16 第一のアクチュエータ 17 第二のアクチュエータ W ワーク
Claims (2)
- 【請求項1】 高位側の端部をワーク受入口(13a)
とし低位側の端部をワーク排出口(13b)としワーク
(W)が低位側へ向けて転動又は滑動するように傾斜し
たワーク搬送路(13)と、 前記ワーク受入口(13a)へワーク(W)を順次供給
するワーク供給手段(5)と、 前記ワーク排出口(13b)側で前記ワーク搬送路(1
3)の遮断及び開放を繰り返すことにより前記ワーク搬
送路(13)のワーク(W)を順次排出するワーク排出
手段(14)と、 前記ワーク搬送路(13)で前記ワーク排出手段(1
4)との当接位置にあるワーク(W)を検出する第一の
ワーク検出手段(1)と、 前記ワーク受入口(13a)よりも所定長さの加速区間
(13d)だけ低位側にあって前記ワーク排出手段(1
4)との当接位置から高位側へ並んだ複数個目のワーク
(W)を検出する第二のワーク検出手段(2)と、 前記第一のワーク検出手段(1)が検出状態になった時
に前記ワーク排出手段(14)を所定時間開放動作さ
せ、ワーク(W)が前記ワーク排出口(13b)から排
出される際に前記第一及び第二のワーク検出手段(1,
2)の双方が検出状態にある場合は前記ワーク供給手段
(5)を停止させ前記第一及び第二のワーク検出手段
(1,2)の一方又は双方が非検出状態にある場合は前
記ワーク供給手段(5)を駆動させる制御手段(4)
と、からなることを特徴とするワーク間欠搬送装置。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、 加速区間(13d)の長さは少なくともワーク(W)一
個分以上であることを特徴とするワーク間欠搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9811298A JPH11278645A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | ワーク間欠搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9811298A JPH11278645A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | ワーク間欠搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278645A true JPH11278645A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14211250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9811298A Withdrawn JPH11278645A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | ワーク間欠搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11278645A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009136425A1 (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-12 | 新光機器株式会社 | 豆チップのマガジン |
JP2011020770A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Seiko Corp | 容器配列ピッチ調整装置 |
CN104495195A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-04-08 | 苏州江锦自动化科技有限公司 | 自动下料装置及其实现方法 |
CN110193722A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-09-03 | 无锡丹尼克尔自动化科技有限公司 | 一种转轮式物料输送装置 |
US20230158619A1 (en) * | 2021-11-24 | 2023-05-25 | Fruto De Las Ideas, S.L. | Feeding Machine for Washers for the Placement of Eyelets |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP9811298A patent/JPH11278645A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009136425A1 (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-12 | 新光機器株式会社 | 豆チップのマガジン |
JP5178825B2 (ja) * | 2008-05-08 | 2013-04-10 | 新光機器株式会社 | 豆チップのマガジン |
JP2011020770A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Seiko Corp | 容器配列ピッチ調整装置 |
CN104495195A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-04-08 | 苏州江锦自动化科技有限公司 | 自动下料装置及其实现方法 |
CN110193722A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-09-03 | 无锡丹尼克尔自动化科技有限公司 | 一种转轮式物料输送装置 |
CN110193722B (zh) * | 2019-05-24 | 2024-04-05 | 无锡丹尼克尔自动化科技有限公司 | 一种转轮式物料输送装置 |
US20230158619A1 (en) * | 2021-11-24 | 2023-05-25 | Fruto De Las Ideas, S.L. | Feeding Machine for Washers for the Placement of Eyelets |
EP4186635A1 (en) * | 2021-11-24 | 2023-05-31 | Fruto De Las Ideas, S.L. | Feeding machine for washers for the placement of eyelets |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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