JPH11278623A

JPH11278623A - 商品コンベヤ―のガイド壁用アイドルロ―ラ―を備えた構造物

Info

Publication number: JPH11278623A
Application number: JP11014986A
Authority: JP
Inventors: Riccardo Cozza; コッザリッカルド
Original assignee: Rexnord Marbett SRL
Current assignee: Rexnord Flattop Europe SRL
Priority date: 1998-01-22
Filing date: 1999-01-22
Publication date: 1999-10-12
Also published as: US6196375B1; EP0931737A1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】既知の構造に関連した問題を克服し、あらゆる
タイプのコンベヤー通路に適合できるガイド壁用アイド
ルローラーを備えた構造物を提供する。【解決手段】各々が遊びをもって心棒に装着され、回転
軸Ｘ−Ｘの回りに回転する、所定数のローラー７を有す
るローラーキャリア６がプレート状壁成分５上にスナッ
プフィットする。心棒７ａの端部１６はローラーキャリ
アに取り付けられたプレートによって支持される。各ロ
ーラーキャリア６の長さは、コンベヤー１の商品搬送表
面２の通路にある最小の曲率半径によって決定される。
ローラーキャリア６は互いにステップ係合部材によって
結合される。ローラー７の心棒の端部１６も、ローラー
キャリア６のプレート内の各々の座１５にスナップフィ
ットされる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品を運ぶための
表面と、その通路づたいにコンベヤー表面に沿って縦に
伸びる少なくとも一つのプレート状の壁成分を備えた、
商品コンベヤーのガイド壁用アイドルローラーを有する
構造物であって、このプレート状成分は、並んで配置さ
れ、商品を運ぶための表面に対して角度をもって置かれ
た、回転軸を中心に回転できるアイドルローラーを有す
るものである構造物に関する。

【０００２】

【従来の技術】上述の公知の構造物は、一般に、コンベ
ヤー表面がコンベヤーベルトによって構成されるコンベ
ヤーと、商品を運ぶための表面が固定され、商品がその
上で重力または力によって滑動する集積コンベヤーの両
方に使用されている。

【０００３】ガイド壁用の前述のローラー構造物との関
連で遭遇する基本的な問題の一つは、その構造が時には
非常に曲がりくねっているコンベヤー通路の構成と密接
に関連していることと、従って異なる通路構成を有する
他のコンベヤーでは使用することができないことであ
る。

【０００４】異なるコンベヤー通路の構成に適合するた
めの公知の構造の不十分な柔軟性、あるいは柔軟性がな
いことが、コンベヤーを非常に高価なものにしている。
なぜなら、実際に各タイプのコンベヤー通路のために寸
法を取って作らなければならないからである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、既知
の構造に関連した問題を克服し、あらゆるタイプのコン
ベヤー通路に適合できるコンベヤーのガイド壁用アイド
ルローラーを備えた構造物を提供することである。

【０００６】本発明の別の目的は、前記構造物を非常に
経済的にコンベヤーの壁成分に素早く適合させることを
可能にすることである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】これらの目的は導入部に
おいて明記したタイプの商品コンベヤーのガイド壁用ア
イドルローラーを備えた構造物によって達成され、それ
は特許請求の範囲に従って特徴付けられる。

【０００８】

【発明の実施の形態】次に純粋に非制限的な例として、
添付図面に示された実際的な態様を参照して、本発明を
詳細に説明する。

【０００９】図面、特に図１を参照して、全般的に１で
示された一般的な商品コンベヤーは、その上で商品が運
ばれる表面２を備える。図示した態様では、この表面２
は従来のコンベヤーベルトの形態である。代わりにこの
表面は、固定された水平成分によって、または梱包装置
における製品を集めるための装置において従来より使用
されているタイプの傾斜シュートによって代表されても
よい。

【００１０】該表面は直線部分及び湾曲部分を備えた通
路に沿って伸び、後者は異なる曲率半径を有していてよ
い。

【００１１】コンベヤー表面２のそばに、該表面２上で
移動する商品を横方向で保持するための少なくとも１つ
のガイド壁４がある。

【００１２】簡略化のために、図示した態様では１つの
ガイド壁だけを示しているが、当然コンベヤー１は第１
のガイド壁と向かいあった第２の側部ガイド壁が、また
は、従来の方法で、コンベヤー表面２を並んで配置され
た２つのチャネルに分けるために、該表面の中央に配置
される中間ガイドが備えられてもよい。

【００１３】ガイド壁４は、複数のローラーキャリア６
を支えるために、その剛性を増すために曲げられている
断面を有する連続したプレート状成分５を備え、そのロ
ーラー７は並んで配置された各々の心棒７ａのまわりで
回転し、コンベヤー表面２に対して角度をもつように装
着される。

【００１４】図示した態様では、ローラー７の位置決め
は、これらの回転軸Ｘ−Ｘがコンベヤー表面２に対して
垂直になるようにしている。

【００１５】各ローラーキャリア６は、２つの平行な対
向する側面９、１０を備えたプレート状ウェブ８を備え
る。

【００１６】各ローラーキャリア６の長さとそれによる
ローラーの数は、コンベヤー１の通路構成に存在する最
小の曲率半径に応じて決定される。

【００１７】曲率半径が小さくなればなる程、ローラー
キャリアの長さが制限され、それらを湾曲部において支
柱５に装着するのを可能にし、同時にローラー７のガイ
ド壁機能の連続性を確実にする。

【００１８】プレート状ウェブの側面９、１０におい
て、各ローラーキャリア６は各々の横プレート１１、１
２を有し、それらはコンベヤー表面２に面した側面でプ
レート状ウェブ８に対して横に突出する端１３、１４を
備えた対向するペアを形成する。

【００１９】ウェブ８によって、またローラーキャリア
６の横プレート１１、１２によって形成されるユニット
は、好ましくはプラスチック材、例えば、アセタール樹
脂で作られる。

【００２０】一方、ローラー７はプラスチック材または
ステンレス鋼のいずれかで作られてもよい。

【００２１】縁１３、１４はアイドルローラー７が装着
される各心棒７ａの端部１６、１７を固定支持するため
の座１５を有する。その構造についてはこの分野で一般
的であるので詳細には説明しない。

【００２２】各座１５は一対の横プレート１１、１２の
各々の自由端１３、１４に向かって開かれた広げられた
口１８を有する。

【００２３】各々の口１８は開口部１９によって各座１
５に結合され、その横寸法はローラー７の心棒７ａの端
部１６、１７の直径よりわずかに小さい。これらの寸法
は、それでも口１８の壁の弾性によって、心棒７ａの端
部が各座１５内でスナップ係合できるようなものであ
る。

【００２４】コンベヤー表面２に対してプレート状ウェ
ブ８の反対側において、プレート１１、１２はそれぞ
れ、プレート状成分５の厚みに実質的に等しい距離だけ
ウェブ８から間隔を開けて配置された一対の止め歯２
２、２２ａ及び２３、２３ａを有する突出したタブ２
０、２１を有する。

【００２５】タブ２０、２１の重量を減少させるため、
一対の止め歯２２、２２ａ及び２３、２３ａは、開口部
２０ａ、２１ａに隣接して形成される。

【００２６】少なくとも１つのタブ、例えば、タブ２１
は、他方のタブ２０を含む平面内で弾性的に柔軟であっ
て、他方のタブ２０は好ましくは実質的に硬質である。

【００２７】図１に示すように、タブ２０、２１はロー
ラーキャリア６がプレート状成分５上にスナップフィッ
トできるようにし、コンベヤーの操作中にコンベヤー表
面２上で移動する商品がローラー７に突き当たる時、よ
り硬質なタブ２０が安定した位置決めを維持することを
可能にする。

【００２８】特に、スナップフィットは、硬質タブ２０
をプレート状成分５の上縁と係合させ、この端部の回り
にローラーキャリア６を旋回させて弾性タブ２１が成分
５の反対の端部の下でスナップ係合させることによって
行なわれる。

【００２９】一対の止め歯２２、２２ａ及び２３、２３
ａの突起部分２４、２５とプレート状成分５間の接触、
及びプレート状ウェブ８と同じプレート状成分５の反対
側の表面との接触は、好ましくは、図７に示すような歯
の突起部分の先端２６、及びプレート状ウェブ８の先端
２７に対応する実質的に線形の部分に制限される。

【００３０】このタイプの接触は、特にコンベヤー通路
のアーチ形部分において、ローラーキャリア６が支柱５
により良く付着できるようにし、動揺や振動を防止す
る。

【００３１】更に、それはローラーキャリア６を小さな
曲率半径を有するガイド部分に装着することも可能にす
る。

【００３２】次に図５と６を参照すると、プレート１１
と１２がそれぞれ２８、２９及び３０、３１で示される
一対の付属物を有していることが解る。

【００３３】これらの付属物はローラーキャリア６をス
ナップ係合によって互いに接続できるようにする手段を
有している。

【００３４】これらの手段は付属物２８と３０に形成さ
れる円筒形突起３２、３３、及び付属物２９と３１に形
成される円形の孔３４、３５によって構成される。

【００３５】円筒形突起３２、３３はそれぞれ面取りさ
れた面３６、３７を有し、これらが孔３４、３５内に突
起３２、３３を挿入するのを容易にし、孔３２、３３も
また、図５、６においてそれぞれ３８、３９で示されて
いる傾斜した平らなリードイン部分を有する。

【００３６】従って、本発明による構造物は、コンベヤ
ー用ローラーガイド壁を同じモジュール成分によって形
成することができるという利点を達成し、こうして各々
が所定数のローラーを有するローラーガイド壁を非常に
経済的に製造することができる。

【００３７】更なる利点は、各々のローラーキャリア６
がコンベヤー１のプレート状壁成分５にスナップフィッ
トするという事実と関連し、従って、付加的な費用に加
えて長い組立時間を要するねじやボルト等の固定部材を
使用する必要がない。

【００３８】更に、この利点は、ローラーキャリア間の
スナップ接続を形成すると共に、各ローラーキャリア上
のローラー７の個々の心棒７ａをスナップフィットさせ
るための、発明による構造物によって提供される能力に
も及ぶ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるアイドルローラーキャリアを備え
た構造物が備えられた壁を有するコンベヤーの一部の部
分的に断面が切られた概略斜視図である。

【図２】コンベヤーの直線部分における図１のアイドル
ローラーキャリアを備えた壁を上から示す図である。

【図３】コンベヤーの湾曲部分における図１のアイドル
ローラーキャリアを備えた壁を上から示す図である。

【図４】アイドルローラーと共に側部から取った図２の
壁の立面図である。

【図５】本発明によるローラーキャリアの平面図であ
る。

【図６】図４のローラーキャリアの部分的に断面を切ら
れた正面図である。

【図７】図６の線VII‐VIIで断面を切られたアイドルロ
ーラーキャリアの斜視図である。

【図８】図６の線VIII‐VIIIで断面を切られたアイドル
ローラーキャリアを示す。

【符号の説明】

１商品コンベヤー２表面３支持構造物４ガイド壁５プレート状成分６ローラーキャリヤー７ローラー８プレート状ウェブ９，１０側面１１，１２横プレート１３，１４端１５座１６，１７端部１８口１９開口部２０，２１タブ２２，２２ａ，２３，２３ａ止め歯２６，２７先端２８，２９，３０，３１付属物３２，３３，３４，３５スナップ結合部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品を運ぶための表面（２）と、その通路
づたいにコンベヤー表面（２）に沿って縦に伸びる少な
くとも一つのプレート状壁成分（５）からなる商品コン
ベヤーのガイド壁用アイドルローラーを備えた構造物で
あって、プレート状成分（５）が、回転軸（Ｘ−Ｘ）の
回りに回転可能で商品を運ぶための表面（２）に対して
角度をもって置かれたアイドルローラー（７）を有し、
前記構造物は、各々所定数のローラー（７）が備えられ
たローラーキャリア（６）によって構成され、前記ロー
ラーキャリア（６）は、互いに連接され、プレート状壁
成分（５）に固定されることを特徴とする構造物。
【請求項２】各ローラーキャリア（６）の長さは、コン
ベヤーの商品搬送表面（２）の通路に存在する最小の曲
率半径によって決定されることを特徴とする請求項１に
記載のアイドルローラーを備えた構造物。
【請求項３】各ローラーキャリア（６）は、アイドルロ
ーラー（７）の回転軸方向に縦に間隔を開けて配置され
る少なくとも２つの平行な対向する側面（９、１０）
と、その対向する各側面（９、１０）上で、ウェブ
（８）に対して横方向に結合される一対のプレート（１
１、１２）であって、ウェブ（８）に対して突出する各
自由端（１３、１４）を有するプレート（１１、１２）
と、アイドルローラー（７）の心棒（７ａ）の端部（１
６、１７）を支持するために一対の対向するプレート
（１１、１２）に形成された複数の座（１５）と、コン
ベヤー（１）の壁成分（５）に接続するための係合手段
（２２、２３）と、隣接するローラーキャリア（６）を
結合するための係合手段（３２、３３、３４、３５）と
を備えることを特徴とする請求項１及び２に記載のアイ
ドルローラーを備えた構造物。
【請求項４】コンベヤー（１）の壁成分（５）に各アイ
ドルローラーキャリア（６）を接続する係合手段は、ス
ナップ係合手段であることを特徴とする請求項１から３
に記載のアイドルローラーを備えた構造物。
【請求項５】各ローラーキャリア（６）をコンベヤー
（１）の壁成分（５）に接続するための係合手段は、ロ
ーラーキャリア（６）の対向するプレート（１１、１
２）に固定され、ローラー（７）の心棒（７ａ）の端部
を支持するための座（１５）を有する側と反対の側でロ
ーラーキャリアのウェブ（８）に対して突出する一対の
タブ（２０、２１）からなり、各タブ（２０、２１）
は、他方のタブのそれと対向する各対の止め歯（２２、
２２ａ及び２３、２３ａ）を有し、各歯（２２、２２ａ
及び２３、２３ａ）は、ウェブ（８）から実質的に壁成
分（５）の厚みに等しい距離に位置付けられ、一対のタ
ブ（２０、２１）のうちの少なくとも一方のタブ（２
１）は、実質的に硬質である他方のタブ（２０）をも含
む平面において弾性的に柔軟であることを特徴とする請
求項１から４に記載のアイドルローラーを備えた構造
物。
【請求項６】各止め歯（２２、２２ａ、２３、２３ａ）
とプレート状ウェブ（８）は、それぞれ対向する先端
（２６、２７）を有し、これらの先端は互いに整列し、
壁成分（５）と接触することを特徴とする請求項５に記
載のアイドルローラーを備えた構造物。
【請求項７】各ローラーキャリア（６）のアイドルロー
ラー（７）の心棒（７ａ）の端部（１６、１７）を回転
可能に支持するための複数の座（１５）の各座は、ロー
ラー（７）の心棒（７ａ）の対応する端部（１６、１
７）とスナップ係合するように形作られることを特徴と
する請求項１から６に記載のアイドルローラーを備えた
構造物。
【請求項８】各ローラーキャリア（６）のアイドルロー
ラー（７）の心棒（７ａ）の端部（１６、１７）を支持
するための複数の座（１５）の各座は、それぞれのプレ
ート（１１、１２）の自由端（１３、１４）に向かって
開口された、広げられた横アクセス口（１８）を有し、
前記口（１８）と前記座（１５）間の貫通開口部（１
９）は、横アクセス口（１８）の壁の弾力的な変形によ
ってそのスナップ係合を可能にする程度に、前記座に収
容される心棒（７ａ）の端部（１６、１７）の直径より
小さいことを特徴とする請求項１から７に記載のアイド
ルローラーを備えた構造物。
【請求項９】ローラーキャリア（６）を互いに結合する
ための係合手段は、各ローラーキャリア（６）のプレー
ト状ウェブ（８）に横方向に固定された一対のプレート
（１１、１２）に固定された一対の付属物（２８、２
９、３０、３１）からなり、各対のプレート（１１、１
２）の付属物（２８、２９、３０、３１）は、各プレー
トと実質的に同一平面にあり、ローラー（７）の回転軸
に対して垂直方向に対向する側面に突出し、それらの端
部においてスナップ結合部材（３２、３３、３４、３
５）を有することを特徴とする請求項１から８に記載の
アイドルローラーを備えた構造物。
【請求項１０】スナップ結合部材は、突起（３２、３
３）と凹部（３４、３５）によって構成されることを特
徴とする請求項９に記載のアイドルローラーを備えた構
造物。