JPH11278117A - 座席ロック装置 - Google Patents

座席ロック装置

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JPH11278117A
JPH11278117A JP10085972A JP8597298A JPH11278117A JP H11278117 A JPH11278117 A JP H11278117A JP 10085972 A JP10085972 A JP 10085972A JP 8597298 A JP8597298 A JP 8597298A JP H11278117 A JPH11278117 A JP H11278117A
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belt
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Kiyohiko Kamata
清彦 鎌田
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性を損なうことなく、ベルト部材が各部品
に挟み込まれないように、該ベルト部材を所定方向に延
ばした状態で、むやみに動かないようにレバー部材に対
して確実かつ簡易に取り付けることができる座席ロック
装置を提供する。 【解決手段】座席ロック装置20は、ロック解除方向に
変位可能なレバー部材50と、このレバー部材50を遠
隔操作するベルト部材60を有し、ベルト部材60の基
端61表面に圧着するリベット70の頭部71片面側
に、ベルト部材60の回転を防止する滑り止め手段とし
て突起73を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座席のシートクッ
ションがフロアに、通常の着座位置と前倒位置とに傾動
可能に支持され、シートクッションの後端下部を臨むフ
ロア側に被係合部材を固設し、該被係合部材に対して係
脱可能にシートクッションの後端下部に設けられ、座席
を着座位置にロックおよびロック解除する座席ロック装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の座席ロック装置として
は、具体的には例えば、図8および図9に示すようなも
のが知られている。図示した座席ロック装置は、フロア
側に固設されたストライカ1に対して係脱可能にシート
クッションの後端下部に設けられている。
【0003】図8において、ストライカ進入用の開口部
2aがあるベース部材2には、前記ストライカ1に係脱
するラッチ部材3が揺動可能に枢支されており、ラッチ
部材3に係合して該ラッチ部材3を揺動不能な係合状態
に拘束するロッキングプレート(図示せず)には、その
回転軸5を介してロック解除操作用のレバー部材6が一
体に固結されている。
【0004】前記レバー部材6は、座席後方のフロアに
近接した位置に配され、乗員が操作しづらい位置にある
ため、その形状や大きさ等を工夫する必要があった。こ
こでレバー部材6の操作性を簡易な構成で向上させるた
めの方策として、レバー部材6の操作端に、ナイロンウ
ェービィングから成るベルト部材7を連結したものが知
られている。
【0005】すなわち、レバー部材6の操作端にベルト
部材7を通す挿通孔6aを穿設し、図9に示すように、
ベルト部材7の基端側を前記挿通孔6aを通して巻き込
むように縫製する方法が、部品点数を削減する観点より
主流となっていた。ベルト部材7の先端を引っ張ること
により、レバー部材6から離れた位置からでも容易にレ
バー部材6を揺動操作できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような座席ロック装置では、図9に示すように、ベル
ト部材7の基端側が、レバー部材6の操作端を中心とし
て容易に回転してしまう状態となっていた。そのため、
ベルト部材7の先端側がベース部材2の開口部2aに挟
み込まれるような事態もあり得る。
【0007】かかる場合、ロック施錠時に前記ベルト部
材7がベース部材2の開口部2aに挟み込まれることが
原因で、前記ラッチ部材3等がストライカ1にうまく噛
み合わなかったり、また、ベルト部材7がラッチ部材3
等に塗着されているグリース等で汚れる虞があった。
【0008】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、操作性を損なうこと
なく、ベルト部材が各部品に挟み込まれないように、該
ベルト部材を所定方向に延ばした状態で、むやみに動か
ないようにレバー部材に対して確実かつ簡易に取り付け
ることができる座席ロック装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 [1]座席(10)のシートクッション(11)がフロ
アに、通常の着座位置と前倒位置とに傾動可能に支持さ
れ、シートクッション(11)の後端下部を臨むフロア
側に被係合部材(12)を固設し、該被係合部材(1
2)に対して係脱可能にシートクッション(11)の後
端下部に設けられ、座席(10)を着座位置にロックお
よびロック解除する座席ロック装置(20)において、
前記被係合部材(12)に対する係合状態を解除するロ
ック解除方向に変位可能なレバー部材(50)と、該レ
バー部材(50)に取り付けられてレバー部材(50)
を離隔した位置から変位操作が可能なベルト部材(6
0)とを有して成り、前記レバー部材(50)の操作端
(51)とベルト部材(60)の基端(61)とに、そ
れぞれリベット(70)の脚部(72)を挿通させる取
付孔(52,62)を設け、前記ベルト部材(60)の
基端(61)表裏面にそれぞれ接する、前記リベット
(70)の頭部(71)片面側および前記レバー部材
(50)の操作端(51)片面側の少なくとも一方に、
前記ベルト部材(60)の回転を防止する滑り止め手段
(73)を設け、前記リベット(70)の脚部(72)
先端側をかしめることで、前記ベルト部材(60)の先
端(63)側が所定方向に延びた状態で、その基端(6
1)側を前記レバー部材(50)の操作端(51)に対
して回転不能に固着して成ることを特徴とする座席ロッ
ク装置(20)。
【0010】[2]座席(10)のシートクッション
(11)がフロアに、通常の着座位置と前倒位置とに傾
動可能に支持され、シートクッション(11)の後端下
部を臨むフロア側にストライカ(12)を固設し、該ス
トライカ(12)に対して係脱可能にシートクッション
(11)の後端下部に設けられ、座席(10)を着座位
置にロックおよびロック解除する座席ロック装置(2
0)において、前記ストライカ(12)が相対的に進入
する開口部(23)が形成されたベース部材(21)
と、該ベース部材(21)に揺動可能に枢支され、前記
ストライカ(12)に係脱するラッチ部材(31)と、
前記ベース部材(21)に揺動可能に枢支され、前記ラ
ッチ部材(31)に係合して該ラッチ部材(31)を揺
動不能な係合状態に拘束するロッキングプレート(4
1)と、該ロッキングプレート(41)にその回転軸
(40)を介して一体に固結され、ロッキングプレート
(41)の係合状態を解除するロック解除方向に揺動可
能なレバー部材(50)と、該レバー部材(50)に取
り付けられてレバー部材(50)を離隔した位置から揺
動操作が可能なベルト部材(60)とを有して成り、前
記レバー部材(50)の操作端(51)とベルト部材
(60)の基端(61)とに、それぞれリベット(7
0)の脚部(72)を挿通させる取付孔(52,62)
を設け、前記ベルト部材(60)の基端(61)表裏面
にそれぞれ接する、前記リベット(70)の頭部(7
1)片面側および前記レバー部材(50)の操作端(5
1)片面側の少なくとも一方に、前記ベルト部材(6
0)の回転を防止する滑り止め手段(73)を設け、前
記リベット(70)の脚部(72)先端側をかしめるこ
とで、前記ベルト部材(60)の先端(63)側が所定
方向に延びた状態で、その基端(61)側を前記レバー
部材(50)の操作端(51)に対して回転不能に固着
して成ることを特徴とする座席ロック装置(20)。
【0011】[3]前記滑り止め手段(73)は、前記
ベルト部材(60)に食い込む突起から成ることを特徴
とする[1]または[2]記載の座席ロック装置(2
0)。
【0012】[4]前記レバー部材(50)の操作端
(51)に、前記ベルト部材(60)の基端(61)両
側縁を内側に折曲させる状態に抱え込むフランジ(5
3)を形成したことを特徴とする[1],[2]または
[3]記載の座席ロック装置(20)。
【0013】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。本発明に係る座席ロック装置(20)によれば、
乗員が操作しやすい位置よりベルト部材(60)を引っ
張ると、その基端(61)が取り付けられているレバー
部材(50)がロック解除方向に変位する。それによ
り、座席(10)の着座位置におけるロックが解除さ
れ、座席(10)を前倒位置に容易に傾動させることが
できる。
【0014】前記ベルト部材(60)の基端(61)
は、レバー部材(50)の操作端(51)とリベット
(70)の頭部(71)とに挟持された状態で、該リベ
ット(70)でかしめられている。ここでベルト部材
(60)の基端(61)表裏面にそれぞれ圧着している
リベット(70)の頭部(71)片面側、およびレバー
部材(50)の操作端(51)片面側の少なくとも一方
には滑り止め手段(73)が設けられている。
【0015】前記滑り止め手段(73)により、ベルト
部材(60)はその基端(61)側がレバー部材(5
0)の操作端(51)に対して回転することがなく、ベ
ルト部材(60)の先端(63)側は所定方向に延びた
状態に維持される。そのため、ベルト部材(60)の一
部が座席ロック装置(20)に挟み込まれるような事態
を防止することができる。
【0016】前記滑り止め手段(73)は、前記ベルト
部材(60)に食い込む突起とすれば、簡易な構成で、
レバー部材(50)の操作端(51)に対してベルト部
材(60)が回転することを確実に防止することができ
る。
【0017】また、前記レバー部材(50)の操作端
(51)に、ベルト部材(60)の基端(61)両側縁
を内側に折曲させる状態に抱え込むフランジ(53)を
形成すれば、ベルト部材(60)の基端(61)はその
両端縁が折り曲がるように拘束されるため、より確実に
回転することを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種実施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の
第1実施の形態を示している。本実施の形態に係る座席
ロック装置20は、車両用の座席10に適用されるもの
であり、座席10のシートクッション11は、フロアに
通常の着座位置と前倒位置とに傾動可能に支持されてい
る。
【0019】シートクッション11の後端下部を臨むフ
ロア側にはストライカ(被係合部材)12が固設されて
いる。ストライカ12は逆U字形の部材である。図5に
示すように、座席ロック装置20は、ストライカ12に
対して係脱可能にシートクッション11の後端下部に設
けられている。
【0020】図1および図2に示すように、座席ロック
装置20は、座席10を着座位置にロックおよびロック
解除する装置であり、ベース部材21と、ラッチ部材3
1と、ロッキングプレート41と、レバー部材50と、
ベルト部材60とを有して成る。
【0021】ベース部材21の上部はシートクッション
11の後端下部に固設する取付片22となっており、下
部には前記ストライカ12が相対的に進入する開口部2
3が下向きに形成されている。また、ベース部材21の
背面側には各部品を収納するカバー部24が一体に設け
られている。
【0022】カバー部24内部には、ラッチ部材31が
収納されている。このラッチ部材31は、その溝部32
がストライカ12に係合する係合位置と、ストライカ1
2から外れる離脱位置とに、枢軸30を介して揺動可能
に枢支されている。溝部32の一端側には、次述するロ
ッキングプレート41に係脱するカム部33が設けられ
ている。
【0023】枢軸30にはバネ部材35が巻装されてお
り、このバネ部材35により、ラッチ部材31は、前記
係合位置から離脱位置(溝部32が開口部23に合致す
る位置)に揺動する方向(図1中で時計回り方向)へ付
勢されている。また、枢軸30における前記溝部32の
反対側の位置には、ベース部材21の内側に切り起こさ
れた係止片25に当接して、揺動範囲を規制するストッ
パ34が突設されている。
【0024】また、カバー部24内部には、ロッキング
プレート41が収納されている。ロッキングプレート4
1には係止爪42が一体に形成されている。ロッキング
プレート41は枢軸40により、その係止爪42がラッ
チ部材31のカム部33に当接して、ラッチ部材31を
係合位置に揺動不能に拘束する拘束位置(係合状態)
と、係止爪42がカム部33から外れて、ラッチ部材3
1の拘束を解除する拘束解除位置とに揺動可能に枢支さ
れている。
【0025】ベース部材21とロッキングプレート41
との間には、バネ部材43が張設されている。このバネ
部材43により、ロッキングプレート41は、前記拘束
解除位置から拘束位置(係合状態)に揺動する方向(図
1中で時計回り方向)へ付勢されている。
【0026】前記ベース部材21の表面側には、レバー
部材50が、前記ロッキングプレート41の枢軸(回転
軸)40を介して揺動可能に枢支されている。レバー部
材50の基端は枢軸40に一体に固結されている。レバ
ー部材50は、前記ロッキングプレート41の係合状態
を解除する、すなわち前記バネ部材43の付勢力に抗し
て、ロッキングプレート41を前記拘束位置から拘束解
除位置に揺動させるロック解除方向(図1中で反時計回
り方向)に揺動可能に設定されている。
【0027】レバー部材50の操作端51には、該レバ
ー部材50を離隔した位置から前記ロック解除方向へ揺
動操作が可能なベルト部材60が取り付けられている。
図3に示すように、レバー部材50の操作端51とベル
ト部材60の基端61とに、それぞれリベット70の脚
部72を挿通させる取付孔52,62が設けられてい
る。
【0028】ベルト部材61の基端61表裏面にそれぞ
れ接する、リベット70の頭部71片面側およびレバー
部材50の操作端51片面側のうち、リベット70の頭
部71片面側には、ベルト部材60の基端61の回転を
防止する滑り止め手段が設けられている。ここで滑り止
め手段は、ベルト部材60の表面に食い込む突起73か
ら成る。
【0029】更に詳しく言えば、図3に示すように、前
記突起73は、リベット70の頭部71片面側に、脚部
72を中心とする円周方向に等間隔に複数並ぶように突
設されている。なお、滑り止め手段は前記突起73に限
定されるものではなく、ベルト部材60に接して大きな
摩擦抵抗を生じさせるものであれば、突起の他に凹凸面
やエンボス加工、あるいはゴムシート、粘着シートを介
装させる等してもよい。
【0030】次に第1実施の形態の作用を説明する。レ
バー部材50の操作端51にベルト部材60を取り付け
るには、図3に示すように、レバー部材50の取付孔5
2とベルト部材60の取付孔62とに、リベット70の
脚部72を挿通させた状態で、該脚部72の先端側をか
しめる。
【0031】すると、ベルト部材60の基端61はレバ
ー部材50の操作端51に対して、該操作端51とリベ
ット70の頭部71とに挟持された状態で固着される。
ここでベルト部材60の表面に圧着しているリベット7
0の頭部71片面側には、滑り止め手段として複数の突
起73が設けられているため、ベルト部材60の基端6
1はレバー部材50の操作端51に対して回転すること
がない。
【0032】それにより、ベルト部材60の先端63側
は所定方向に延びた状態に維持されるから、ベルト部材
60の一部がベース部材21の開口部23や、枢軸30
の溝部32等に不用意に挟み込まれることがなくなる。
従って、ラッチ部材31等がストライカ12にうまく噛
み合わなかったり、また、ベルト部材60がラッチ部材
31等に塗着されているグリース等で汚れるような事態
を確実に防止することができる。
【0033】このような座席ロック装置20を備えた座
席10は、通常は図5に示す着座位置にロックされてい
る。かかる状態では、図1に示すように、ラッチ部材3
1は、ストライカ12に係合する係合位置にあって、そ
のカム部33に係止爪42が当接したロッキングプレー
ト41により、揺動不能に拘束されている。従って、衝
突時でも座席10は確実に着座位置に保持され、不用意
に前倒位置に揺動する虞はない。
【0034】ロック状態において、乗員が操作しやすい
位置よりベルト部材60の先端62を引っ張ると、その
基端61が前述した如く回転不能に取り付けられている
レバー部材50がロック解除方向に揺動する。これと同
期してロッキングプレート41が、バネ部材43の付勢
力に抗して、係止爪42がラッチ部材31のカム部33
から外れる拘束解除位置に揺動する。
【0035】すると、ラッチ部材31がストッパ34の
付勢力により、拘束位置から拘束解除位置に揺動し、そ
の溝部32の開口方向がベース部材21にある開口部2
3の開口方向と一致し、座席10がロック解除される。
かかる状態にて、シートクッション11の後部下端を押
し上げれば、座席10を前倒位置に容易に傾動させるこ
とができる。
【0036】再び座席10を元の着座位置に降ろすと、
フロア側のストライカ12が、ベース部材21の開口部
23に進入しつつ、ラッチ部材31の溝部32内に嵌入
し、このラッチ部材31を拘束解除位置から拘束位置へ
と揺動させる。その後、ロッキングプレート41の係止
爪42がラッチ部材31のカム部33に係合するため、
再びラッチ部材31は揺動不能に拘束される。このロッ
ク操作時に、前述の如くベース部材21の開口部23の
ある方向とは反対側に延びているベルト部材60が、開
口部23等に誤って挟み込まれるようなことはない。
【0037】図6および図7は、本発明の第2実施の形
態を示している。本実施の形態では、レバー部材50A
の操作端51Aに、前記ベルト部材60の基端61両側
縁を内側に折曲させる状態に抱え込むフランジ53と段
差部54が形成されている。
【0038】フランジ53は、操作端51Aの最先端縁
が略直角に折曲されて形成されており、段差部54は、
操作端51Aの途中が前記フランジ53と同一方向に折
り曲がるように形成されている。フランジ53と段差部
54との間隔は、ベルト部材60の幅よりも狭く設定さ
れ、その中央に取付孔52が穿設されている。
【0039】このように、レバー部材50Aの操作端5
1Aに、ベルト部材60の基端61両側縁を内側に折曲
させる状態に抱え込むフランジ53や段差部54を形成
したから、ベルト部材60の基端61はその両端縁が折
り曲がるように拘束されるため、より確実に回転するこ
とを防止することができる。なお、第1実施の形態と同
種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略す
る。
【0040】なお、本発明に係る座席ロック装置は、前
述した各種実施の形態に限定されるものではない。例え
ば、前記実施の形態において、リベット70の頭部71
片面側に滑り止め手段を設けたが、レバー部材50の操
作端51片面側に滑り止め手段を設けてもよく、あるい
は双方にそれぞれ滑り止め手段を設けてもよい。また、
滑り止め手段は突起73に限定されるものではなく、ベ
ルト部材60に接して大きな摩擦抵抗を生じさせるもの
であれば、突起の他に凹凸面やエンボス加工、あるいは
ゴムシート、粘着シートを介装させる等してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る座席ロック装置によれば、
座席ロック装置は、ロック解除方向に変位可能なレバー
部材と、該レバー部材を遠隔操作するベルト部材を有
し、該ベルト部材の基端表裏面にそれぞれ圧着する、リ
ベット側およびレバー部材側の少なくとも一方に、前記
ベルト部材の回転を防止する滑り止め手段を設けたか
ら、リベットの脚部先端側をかしめることで、ベルト部
材の基端側をレバー部材に対して回転不能に固着するこ
とができる。従って、ベルト部材の先端側は所定方向に
延びた状態に維持されるので、ベルト部材の一部が座席
ロック装置に挟み込まれることがなく、安全性を向上さ
せることができ、また、ベルト部材が汚れる事態を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る座席ロック装置
を示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る座席ロック装置
を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る座席ロック装置
の要部を分解して示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る座席ロック装置
の要部を示す底面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る座席ロック装置
を装備した座席全体を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施の形態に係る座席ロック装置
の要部を示す正面図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係る座席ロック装置
の要部を示す側面図である。
【図8】従来の座席ロック装置を示す正面図である。
【図9】従来の座席ロック装置の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10…座席 11…シートクッション 12…ストライカ 20…座席ロック装置 21…ベース部材 22…取付片 23…開口部 24…カバー部 30…枢軸 31…ラッチ部材 32…溝部 33…カム部 34…ストッパ 35…バネ部材 40…枢軸 41…ロッキングプレート 42…係止爪 43…バネ部材 50…レバー部材 50A…レバー部材 51…操作端 51A…操作端 52…取付孔 53…フランジ 54…段差部 60…ベルト部材 62…取付孔 70…リベット 71…頭部 72…脚部 73…突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席のシートクッションがフロアに、通常
    の着座位置と前倒位置とに傾動可能に支持され、シート
    クッションの後端下部を臨むフロア側に被係合部材を固
    設し、該被係合部材に対して係脱可能にシートクッショ
    ンの後端下部に設けられ、座席を着座位置にロックおよ
    びロック解除する座席ロック装置において、 前記被係合部材に対する係合状態を解除するロック解除
    方向に変位可能なレバー部材と、該レバー部材に取り付
    けられてレバー部材を離隔した位置から変位操作が可能
    なベルト部材とを有して成り、 前記レバー部材の操作端とベルト部材の基端とに、それ
    ぞれリベットの脚部を挿通させる取付孔を設け、 前記ベルト部材の基端表裏面にそれぞれ接する、前記リ
    ベットの頭部片面側および前記レバー部材の操作端片面
    側の少なくとも一方に、前記ベルト部材の回転を防止す
    る滑り止め手段を設け、 前記リベットの脚部先端側をかしめることで、前記ベル
    ト部材の先端側が所定方向に延びた状態で、その基端側
    を前記レバー部材の操作端に対して回転不能に固着して
    成ることを特徴とする座席ロック装置。
  2. 【請求項2】座席のシートクッションがフロアに、通常
    の着座位置と前倒位置とに傾動可能に支持され、シート
    クッションの後端下部を臨むフロア側にストライカを固
    設し、該ストライカに対して係脱可能にシートクッショ
    ンの後端下部に設けられ、座席を着座位置にロックおよ
    びロック解除する座席ロック装置において、 前記ストライカが相対的に進入する開口部が形成された
    ベース部材と、該ベース部材に揺動可能に枢支され、前
    記ストライカに係脱するラッチ部材と、前記ベース部材
    に揺動可能に枢支され、前記ラッチ部材に係合して該ラ
    ッチ部材を揺動不能な係合状態に拘束するロッキングプ
    レートと、該ロッキングプレートにその回転軸を介して
    一体に固結され、ロッキングプレートの係合状態を解除
    するロック解除方向に揺動可能なレバー部材と、該レバ
    ー部材に取り付けられてレバー部材を離隔した位置から
    揺動操作が可能なベルト部材とを有して成り、 前記レバー部材の操作端とベルト部材の基端とに、それ
    ぞれリベットの脚部を挿通させる取付孔を設け、 前記ベルト部材の基端表裏面にそれぞれ接する、前記リ
    ベットの頭部片面側および前記レバー部材の操作端片面
    側の少なくとも一方に、前記ベルト部材の回転を防止す
    る滑り止め手段を設け、 前記リベットの脚部先端側をかしめることで、前記ベル
    ト部材の先端側が所定方向に延びた状態で、その基端側
    を前記レバー部材の操作端に対して回転不能に固着して
    成ることを特徴とする座席ロック装置。
  3. 【請求項3】前記滑り止め手段は、前記ベルト部材に食
    い込む突起から成ることを特徴とする請求項1または2
    記載の座席ロック装置。
  4. 【請求項4】前記レバー部材の操作端に、前記ベルト部
    材の基端両側縁を内側に折曲させる状態に抱え込むフラ
    ンジを形成したことを特徴とする請求項1,2または3
    記載の座席ロック装置。
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