JPH1127809A - リニアモータ式カプセル型走行装置用カプセル - Google Patents

リニアモータ式カプセル型走行装置用カプセル

Info

Publication number
JPH1127809A
JPH1127809A JP9181510A JP18151097A JPH1127809A JP H1127809 A JPH1127809 A JP H1127809A JP 9181510 A JP9181510 A JP 9181510A JP 18151097 A JP18151097 A JP 18151097A JP H1127809 A JPH1127809 A JP H1127809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
wheel
pipe
permanent magnet
linear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9181510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3204167B2 (ja
Inventor
Hitoshi Ishizuka
仁司 石塚
Osamu Araki
修 荒木
Tomoji Fujisawa
友二 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP18151097A priority Critical patent/JP3204167B2/ja
Publication of JPH1127809A publication Critical patent/JPH1127809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204167B2 publication Critical patent/JP3204167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアモータの効率を損なうことなく管路の
ベンド部の走行性を高める。 【解決手段】 リニアモータ式カプセル型走行装置は、
非磁性体からなるパイプ6とその外周面に巻装されたそ
の極性が変換可能な励磁コイル4とにより構成されたリ
ニアチューブ5からなる管路と、カプセル1の胴部の前
後の車輪部に、車輪2と永久磁石3a、3bとが一体と
なって取り付けられたカプセル1とからなる。永久磁石
3a、3bと車輪2とは両者が一体となってカプセル1
の径方向、即ち、カプセル1の進行方向と直交する方向
に移動可能となっている。 【効果】 車輪と永久磁石とを同位置に一体に設けたの
でカプセル長が従来より短くなり、管路のリニアチュー
ブのベンド部の曲率半径を小さくすることができる。永
久磁石が車輪と一体となって上記方向に移動するのでリ
ニアチューブの変形の影響を受けにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リニアチューブ
からなる管路(パイプライン)を利用して物資を搬送す
るためのリニアモータ式カプセル型走行装置において、
管路の曲線部(以下、「ベンド部」という)において
も、直線部と同様に効率良く、高速で搬送することがで
きるカプセルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小荷物、ゴミなど種々の物資を搬送する
物流システムとして、従来から励磁コイルが取り付けら
れたパイプからなるリニアチューブを利用した管路内を
カプセルが走行するパイプライン輸送システムが注目さ
れている。このシステムは、物流センターと配送センタ
ーとの間等、複数地点間に敷設されたパイプライン内を
物資を積んだカプセルを走行させて目的地まで搬送する
ものである。
【0003】このような、カプセル・パイプライン輸送
システムの従来技術として、特開平3−103005号
公報は、リニアモータ式カプセル型走行装置を開示する
(以下、「先行技術1」という)。先行技術1は、カプ
セルの前後に取り付けられた車輪に対しカプセルの胴部
の前記車輪よりも中央側(荷物積載部側)に永久磁石が
取り付けられている。そして、リニアモータの効率を高
めるために永久磁石をリニアチューブのパイプに巻かれ
た励磁コイルに出来るだけ近づけて配置している。この
構成では、管路の直線部の走行に限れば問題はないが、
ベンド部の走行では永久磁石やカプセル胴部が管路のパ
イプ内壁に接触し走行不能になるおそれがあるといった
問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先行技術1において
は、上記のようにカプセルの前後に取り付けられた車輪
に対し、カプセルの胴部の中央側、即ち、車輪から所定
距離離れた位置に永久磁石が取り付けられている。リニ
アモータの効率を高めるためには、永久磁石は管路のパ
イプに巻かれた励磁コイルにできるだけ近づける必要が
ある。しかしながら、そのためにカプセル胴部を太くす
る手段により永久磁石を管路の内壁に近づけると、カプ
セルがベンド部を通過するときにその部分が管路内壁に
接触するので、ベンド部の曲率半径を大きくしなければ
ならず、設置スペースおよび設備工事費の面から不利で
あるという問題がある。一方、ベンド部を走行できるよ
うにカプセル胴部を細くすると永久磁石がコイルから遠
くなり、リニアモータの効率が悪くなってしまう問題が
ある。
【0005】従って、この発明の目的は、上述の課題を
解決し、リニアモータの効率を損なうことなくベンド部
の走行性を高めることができるリニアモータ式カプセル
型走行装置用カプセルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
非磁性体からなるパイプと、前記パイプの外周面に前記
パイプの全長に渡って所定間隔毎に巻装された、その極
性が変換可能な励磁コイルとにより構成されたリニアチ
ューブからなる管路と、車輪および永久磁石が取り付け
られた胴部に荷物を格納可能なカプセルとからなり、前
記胴部に荷物を格納した前記カプセルが前記励磁コイル
と前記永久磁石とによる電磁力により、前記車輪を介し
て前記リニアチューブ内を走行して前記荷物を搬送する
リニアモータ式カプセル型走行装置用のカプセルにおい
て、前記カプセルは、その胴部の前後に前記車輪が設け
られており、前記永久磁石は前記車輪が設けられている
位置と同位置に取り付けられており、且つ、このように
取り付けられた前記永久磁石および前記車輪は両者が一
体となって前記カプセルの進行方向と直交する方向に移
動可能となっていることに特徴を有するものである。
【0007】〔作用〕永久磁石をカプセルの車輪部で車
輪と同位置に取り付けることにより、カプセルの中央寄
りに永久磁石を設けるよりもカプセルの全長を短くする
ことができ、ベンド部の曲率半径を小さくすることがで
きる。
【0008】車輪部において、車輪は軸受台を介してカ
プセルの胴部に取り付けられ、軸受台がスプリングやゴ
ム等の弾性体によって伸縮自在なサスペンション構造と
なっており、これにブラケットを取り付け、更に、コア
を介して永久磁石を取り付ける。これにより、車輪と永
久磁石とが一体となって弾性体によって内側から外側に
向けて押し付けられ、カプセルの進行方向に対し垂直方
向に移動可能である。
【0009】車輪、軸受台、スプリングおよびブラケッ
トの材料は、非磁性体を使用する。ただし、ブラケット
は、コアの役割を兼ねる場合には磁性体とすることがで
きる。
【0010】永久磁石はカプセルの前後に所定の間隔
で、例えば、パイプ外周面の励磁コイルの間隔の2.5
倍以上で取り付けられるが、カプセルが複数台連結され
るときも永久磁石の間隔をこの所定の間隔になるように
配置すればよいのは、リニアモータの駆動原理から明ら
かである。
【0011】このように、車輪部と永久磁石とを同位置
に一体に取り付ければ単独のカプセルで得られる効果を
そのまま複数台連結されたカプセルに適用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。 〔実施の形態1〕図1は、この発明の実施の形態1に係
るリニアモータ式カプセル型走行装置の全体構成を示す
一部切り欠き斜視図である。図面において、1は本発明
カプセル、2は車輪、3a、3bは永久磁石、4は励磁
コイル、5はリニアチューブ、6は非磁性のパイプ、2
6は鉄板を示す。リニアチューブ5は、非磁性体(例え
ばSUS304等)からなる断面円形の円筒形のパイプ
6と、パイプ6の外周面に所定間隔で巻装されたコイル
4とにより構成されている。また、リニアチューブ5に
は鉄板26が巻装されている。カプセル1の胴部は、断
面円形の円筒形に形成されている。胴部には、荷物を格
納可能である。カプセル1の胴部の前後には車輪部が設
けられており、車輪部には胴部の円周方向に複数の車輪
2が、リニアチューブ5との接地面を胴部からやや突出
させて、車軸をカプセル1の進行方向と直交させて配設
されている。そして、車輪2が配設された胴部の前後の
車輪部には、車輪2が設けられている位置と同位置に、
永久磁石3a、3bが、胴部の円周方向に分割されて取
り付けられている。そして、前後の永久磁石3aと3b
とは、所定の間隔、例えば、コイル4の間隔の2.5倍
以上を開けて取り付けられている。
【0013】図2は、この発明の実施の形態1に係るカ
プセルの車輪部を示す横断面図である。図面において、
3は永久磁石、7はコア、8はブラケット、9は軸受
台、10はスプリング、27は基台を示す。カプセル1
の前後の車輪部に配設された車輪2は、円周方向に等分
割で複数個、例えば前後各5個が設けられている。車輪
2の各々はカプセル1の軸受台9に軸受(図示せず)に
より回転自在に軸着されている。軸受台9は、基台27
に固定されたスプリング10の拡縮によって内側から外
側に所定の押付力で押されてカプセル1およびパイプ6
の径方向、即ち、カプセル1の進行方向と直交する方向
に伸縮自在なサスペンションを構成し、これにより、車
輪2も同方向に移動可能である。スプリング10の他
に、ゴム等の他の弾性体を使用することができる。永久
磁石3は、磁性体(例えば、SS400)からなるコア
7に貼り付けられている。そして、コア7は、ブラケッ
ト8を介して軸受台9に取り付けられている。かくし
て、磁石3は車輪2と一体となって、カプセル1の胴部
の径方向、即ち、カプセル1の進行方向と直交する方向
にスプリング10の拡縮によって移動可能となってい
る。永久磁石3が車輪2と一体となって拡縮するので、
リニアチューブ5が変形していても該チューブ5の内周
面と接触しずらく、永久磁石3をリニアチューブ5の内
周面(即ちコイル)に近づけることができ、リニアモー
タの効率を上げることができる。
【0014】車輪2は、アルミニウムのフレームおよび
前記フレームの周囲に巻き付けられたゴムとからなり、
また、ブラケット8、軸受台9、スプリング10および
軸受(図示せず)は、いずれもSUS304からなって
いる。
【0015】例えば、パイプ6の径(内径)を600m
m、パイプ6の肉厚を5mm、カプセル1の胴径(外
径)を500mm、カプセル1のカプセル長を1500
mmに規定した規格では、永久磁石3のリニアチューブ
5(パイプ6)の内周面からの取り付け距離は、該チュ
ーブ5の製作精度(板厚および偏平)を考慮して決定す
るが、スプリング10により拡縮が可能なので、5mm
程度に設定することができる。また、スプリング10の
ストロークは10mm程度あれば十分である。
【0016】このように構成されたカプセル1は複数台
連結して使用することができる。図5はリニアーモータ
の駆動方法を示す配線図である。図面において、11は
センサ、12はセクション、13は多相ケーブル、14
は切替器、15はリニア駆動装置、16は論理回路を示
す。リニアチューブ5はパイプ6に励磁コイル4を等間
隔で巻装することにより構成されている。コイル4、4
間にはそれぞれ近接センサまたは磁気センサ等からなる
位置検出用のセンサ11が取り付けられている。リニア
チューブ5は、複数のセクション12に分け、各セクシ
ョン12ごとに駆動電源用の多相ケーブル13からパワ
ートランジスタ等で構成される切替器14を経て並列配
線されている。セクション12内のコイル4の配線は、
相ごとにシリーズ(直列)で結線し、端末を結ぶ多相ス
ター結線となっている。また、位置検知用のセンサ11
も相ごとにシリーズで結線し、分岐回路で2つに分けて
いる。一方は、増幅してリニア駆動装置15へ、また、
他方はORの論理回路16でセクション12ごとにまと
めた信号をリニア駆動装置15と切替器14に送ってお
り、カプセル1がどこのセクション12にいるかを検知
している。つまり、カプセル1がセンサ11で検知され
ている限り、切替器14が信号を受けて電気的に接続さ
れて電流が流れるが、セクション12から外れると電源
が切れることになる。これは、セクション12の入口お
よび出口にセンサを取り付けリニア駆動装置15のリニ
ア駆動電源の入り・切りを行うことにより行っても良
い。また、リニアチューブ5は、鉄板26を巻装するこ
とでコイル4の保護および磁気シールドを行っている
(図1参照)。
【0017】リニアチューブ5内でのカプセル1の駆動
は、センサ11によって位置検知され、励磁コイル4が
カプセル1の永久磁石3aに対し吸着し、通過後反発に
なるよう極性を変えて複数相のケーブル13に電流を流
す。更に、半周期遅れて永久磁石3bに対し吸着し、通
過後反発になるよう同様に電流を流す。これを繰り返す
ことにより、一定方向に均一な推力を与えることができ
る。これによってカプセル1は走行することができる。
【0018】カプセル1の走行制御は、励磁コイル4へ
の電流供給によって外部から制御ができる。位置センサ
11の間隔と検知インターバルとから算出し、供給電流
をPWM(パルス幅変調)で制御してカプセル1の速度
を制御する。
【0019】このように構成されたリニアモータ式カプ
セル型走行装置において、本発明カプセルのベンド部の
通過性は、次式で判定される。 √{R2 −(L/2)2 }>{d/2+(N−0.5)
D+t} R=N・D ただし、 D:パイプ径 R:パイプ曲率半径 L:カプセル長 d:カプセル胴径 t:パイプ肉厚 N:倍数 パイプ径(内径)を600mm、パイプ肉厚を5mm、
カプセル胴径(外径)を500mm、カプセル長を15
00mmとすると、通過可能なパイプ曲率半径は上式か
ら求めることができ、N=11になる。
【0020】一方、永久磁石と車輪とを別々に付けた先
行技術1の場合には、カプセル長が前後の車輪幅の合計
分(例えば300mm)だけ長くなるのでN>15とな
り、半径では2400mm以上の差になる。
【0021】上記の条件(パイプ径を600mm、パイ
プ肉厚を5mm、カプセル胴径を500mm、カプセル
長を1500mmとする)で、本発明カプセルのベンド
部通過状況を図3に、先行技術1に示した従来型のカプ
セルのベンド部の通過状況を図4に、それぞれ模式的に
示す。図4に示すように、従来型では、永久磁石3のカ
プセル1の荷物積載部側がリニアチューブ5の内壁に接
触するため、曲率半径を図3に示す本発明の場合よりも
かなり大きくする必要がある。
【0022】〔実施の形態2〕図6は、この発明の実施
の形態2に係るリニアモータ式カプセル型走行装置の全
体構成を示す斜視図である。図面において、17は本発
明カプセル、18は車輪、19a、19bは永久磁石、
20は励磁コイル、21は非磁性のパイプ、22はリニ
アチューブ、23はブラケット、24は軸受台、25は
スプリングを示す。リニアチューブ22は、非磁性体
(SUS304等)からなる断面矩形のパイプ21と、
パイプ21の外周面に所定間隔で巻装されたコイル20
とにより構成されている。カプセル17の胴部は、断面
矩形の四角筒形に形成されている。胴部には、荷物を格
納可能である。カプセル17の胴部の前面および後面に
は車輪部が設けられており、車輪部には複数の車輪18
がリニアチューブ22との接地面を胴部の側面からやや
突出させて、車軸をカプセル17の進行方向と直交させ
て配設されている。そして、車輪18が配設された前面
および後面の車輪部の各々には、車輪18が設けられて
いる位置と同位置に、永久磁石19a、19bが分割さ
れて、その表面を断面矩形のリニアチューブ22が有す
る4面の内周面の各々と平行に対面させて、取り付けら
れているそして、永久磁石19aと19bとは、所定の
間隔、例えばコイル20の間隔の2.5倍以上を開けて
取り付けられている。
【0023】図7は、この発明の実施の形態2に係るカ
プセルの車輪部を示す横断面図である。図面において、
19は永久磁石、23はブラケット、24は軸受台、2
5はスプリング、28は基台を示す。カプセル17の前
面および後面に配設された車輪18は、上下に2個ず
つ、そして、左右に各1個の計6個が設けられている。
車輪18の各々はカプセル17の前面および後面の軸受
台24に軸受(図示せず)により回転自在に軸着されて
いる。軸受台24は、基台28に固定されたスプリング
25の拡縮によって内側から押されてパイプ21の内周
面と直交する方向、即ち、カプセル17の進行方向と直
交する方向に伸縮自在なサスペンションを構成し、これ
により車輪18も同方向に移動可能である。永久磁石1
9は、磁性体(例えばSS400)からなる、コアの役
割をも兼ねているブラケット23を介して軸受台24に
取り付けられている。かくして、永久磁石19は車輪1
8と一体となって、カプセル17の進行方向と直交する
方向にスプリング25の拡縮によって移動可能となって
いる。
【0024】車輪18は、アルミニウムのフレームおよ
び前記フレームの周囲に巻き付けられたゴムとからな
り、また、軸受台24、スプリング25および軸受(図
示せず)はいずれもSUS304からなっている。
【0025】永久磁石19のリニアチューブ22(パイ
プ21)内周面からの取り付け距離は、前記チューブ2
2の製作精度(板厚および偏平)を考慮して決定する
が、スプリング25により拡縮が可能なので、実施の形
態1と同様に5mm程度にすることができる。また、ス
プリング25のストロークは10mm程度あれば十分で
ある。
【0026】実施の形態2で示すリニアモータの駆動方
法は、実施の形態1で示した駆動方法と同じであり、こ
のように構成されたカプセル17は複数台連結して使用
することができる。
【0027】以上のように、本発明によれば、断面矩形
のリアチューブに対しても断面矩形のカプセルを構成す
ることで、実施の形態1で述べたようなベンド部の通過
性を実現することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、下記に示す有用な効果がもたらされる。
【0029】 車輪と永久磁石とを同位置に一体に設
けたのでカプセル長が短くなり、ベンド部の曲率半径を
小さくすることができる。 永久磁石をリニアチューブ内周面に近づける必要が
ないのでカプセルが太くならず、ベンド部の曲率半径を
小さくすることができる。
【0030】 ベンド部の曲率半径を小さくすること
により、設置スペースおよび設備工事費を少なくするこ
とができる。 永久磁石が車輪と一体となってカプセルの進行方向
と直交する方向に移動するのでリニアチューブの変形の
影響を受けにくく、永久磁石をリニアチューブの内周面
(即ちコイル)に近づけることができ、リニアモータの
効率を上げることができる。
【0031】 カプセルの全長を短くすることによ
り、カプセルの重量が減り、その分荷物を余分に格納す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るリニアモータ式
カプセル型走行装置の全体構成を示す一部切り欠き斜視
図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るリニアモータ式
カプセル型走行装置用カプセルの車輪部を示す横断面図
である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るリニアモータ式
カプセル型走行装置用カプセルのベンド部の通過状況を
示す説明図である。
【図4】従来のリニアモータ式カプセル型走行装置用カ
プセルのベンド部の通過状況を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係る搬送ラインにお
けるセクション制御方法を示す配線図である。
【図6】この発明の実施の形態2に係るリニアモータ式
カプセル型走行装置の全体構成を示す斜視図である。
【図7】この発明の実施の形態2に係るリニアモータ式
カプセル型走行装置用カプセルの車輪部を示す横断面図
である。
【符号の説明】
1:カプセル 2:車輪 3、3a、3b:永久磁石 4:励磁コイル 5:リニアチューブ 6:パイプ 7:コア 8:ブラケット 9:軸受台 10:スプリング 11:センサ 12:セクション 13:多相ケーブル 14:切替器 15:リニア駆動装置 16:論理回路 17:カプセル 18:車輪 19、19a、19b:永久磁石 20:励磁コイル 21:パイプ 22:リニアチューブ 23:ブラケット 24:軸受台 25:スプリング 26:鉄板 27:基台 28:基台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体からなるパイプと、前記パイプ
    の外周面に前記パイプの全長に渡って所定間隔毎に巻装
    された、その極性が変換可能な励磁コイルとにより構成
    されたリニアチューブからなる管路と、車輪および永久
    磁石が取り付けられた胴部に荷物を格納可能なカプセル
    とからなり、前記胴部に荷物を格納した前記カプセルが
    前記励磁コイルと前記永久磁石とによる電磁力により、
    前記車輪を介して前記リニアチューブ内を走行して前記
    荷物を搬送するリニアモータ式カプセル型走行装置用の
    カプセルにおいて、前記カプセルは、その胴部の前後に
    前記車輪が設けられており、前記永久磁石は前記車輪が
    設けられている位置と同位置に取り付けられており、且
    つ、このように取り付けられた前記永久磁石および前記
    車輪は両者が一体となって前記カプセルの進行方向と直
    交する方向に移動可能となっていることを特徴とするリ
    ニアモータ式カプセル型走行装置用カプセル。
JP18151097A 1997-07-07 1997-07-07 リニアモータ式カプセル型走行装置用カプセル Expired - Fee Related JP3204167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18151097A JP3204167B2 (ja) 1997-07-07 1997-07-07 リニアモータ式カプセル型走行装置用カプセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18151097A JP3204167B2 (ja) 1997-07-07 1997-07-07 リニアモータ式カプセル型走行装置用カプセル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1127809A true JPH1127809A (ja) 1999-01-29
JP3204167B2 JP3204167B2 (ja) 2001-09-04

Family

ID=16102031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18151097A Expired - Fee Related JP3204167B2 (ja) 1997-07-07 1997-07-07 リニアモータ式カプセル型走行装置用カプセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204167B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101179449B1 (ko) * 2009-11-20 2012-09-07 부경대학교 산학협력단 전자기장을 이용한 차량의 구동시스템
KR101191744B1 (ko) 2011-02-16 2012-10-15 재단법인 포항산업과학연구원 화물운송차량
JP2018513665A (ja) * 2015-02-08 2018-05-24 ハイパーループ テクノロジーズ インコーポレーテッドHyperloop Technologies, Inc. 輸送システム
CN110104442A (zh) * 2019-05-10 2019-08-09 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种铁路冷链物流电磁式节点换向的管道系统及控制方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101179449B1 (ko) * 2009-11-20 2012-09-07 부경대학교 산학협력단 전자기장을 이용한 차량의 구동시스템
KR101191744B1 (ko) 2011-02-16 2012-10-15 재단법인 포항산업과학연구원 화물운송차량
JP2018513665A (ja) * 2015-02-08 2018-05-24 ハイパーループ テクノロジーズ インコーポレーテッドHyperloop Technologies, Inc. 輸送システム
EP3253612B1 (en) * 2015-02-08 2022-07-27 Hyperloop Technologies, Inc. Transportation system
US11772914B2 (en) 2015-02-08 2023-10-03 Hyperloop Technologies, Inc. Transportation system
CN110104442A (zh) * 2019-05-10 2019-08-09 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种铁路冷链物流电磁式节点换向的管道系统及控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3204167B2 (ja) 2001-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001520860A (ja) 改良リニアアクチュエータ
US11167647B2 (en) Magnetic suspension for a vehicle
JP3204167B2 (ja) リニアモータ式カプセル型走行装置用カプセル
JP2553043B2 (ja) 浮上式搬送装置
JPS62140928A (ja) 搬送システム
JPH04365722A (ja) 磁気浮上搬送装置
JPH11196502A (ja) 角型リニアチューブのベンド部構造
JPH03223021A (ja) 特殊環境下で用いられる搬送装置
US11393706B2 (en) Magnetically-levitated transporter
JP4631405B2 (ja) 磁気浮上推進装置
JPH01152905A (ja) 磁気浮上搬送装置
JPH11127504A (ja) 角型リニアチューブ
JPH1072107A (ja) ローラコンベヤ
JPH11205910A (ja) リニア式台車型搬送装置
JP2882850B2 (ja) 交流磁気浮上搬送装置
JPH03112301A (ja) リニア式カプセル型走行装置の管路分岐装置
WO2009072636A1 (ja) 磁気浮上推進装置
JPH04179626A (ja) 磁気浮上搬送装置
JPS62166706A (ja) 磁気浮上式のリニアモ−タ利用の搬送設備
JPH11122717A (ja) リニア式カプセル型走行装置
JPS62198876U (ja)
JPH0613384U (ja) リニア直流モータ式搬送装置
JPH03111333A (ja) リニア式カプセル型走行装置による複数連結されたカプセルの輸送コントロール方法
JPH11136810A (ja) リニア式カプセル型走行装置の分岐装置
JPH02270727A (ja) リニアモータ利用の搬送設備

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees