JPH1127759A - ガス集中管理装置、ガス集中管理システム及びガス集中管理方法 - Google Patents

ガス集中管理装置、ガス集中管理システム及びガス集中管理方法

Info

Publication number
JPH1127759A
JPH1127759A JP9174930A JP17493097A JPH1127759A JP H1127759 A JPH1127759 A JP H1127759A JP 9174930 A JP9174930 A JP 9174930A JP 17493097 A JP17493097 A JP 17493097A JP H1127759 A JPH1127759 A JP H1127759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
consumption
centralized
consuming device
gas consumption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9174930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3739895B2 (ja
Inventor
Toshi Akiyama
利 秋山
Shinobu Adachi
忍 安達
Tetsuo Kakita
哲男 柿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP17493097A priority Critical patent/JP3739895B2/ja
Publication of JPH1127759A publication Critical patent/JPH1127759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3739895B2 publication Critical patent/JP3739895B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/32Direct CO2 mitigation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスの供給並びにガス消費機器を個々に制御
することによりガス消費量の平準化を図り、高度な保安
体制を確立する。 【解決手段】 制御装置8は、動作状態にあるローカル
制御のみが可能な第1ガス消費機器10全体の予定ガス
消費量を算出し、予定ガス消費量とリモート制御も可能
な第2ガス消費機器18,20全体のガス消費量との総
和が所定範囲内となるように第2ガス消費機器のそれぞ
れを制御するので、総ガス消費量を常に所定範囲内とで
き、ガス供給設備に要求される容量の余裕を大きく見積
もる必要がないので、ガス供給設備の容量を低減させる
ことができ、ガス供給設備の設置面積などを低減でき、
NOXやCO2の発生を抑制できる。また、ガス消費シス
テム全体の実際のガス消費量及び予定ガス消費量に基づ
いて、第1ガス消費機器あるいは第2ガス消費機器の異
常ガス消費を検出するので、確実に異常なガス消費状態
を検出でき、高度な保安システムを構築できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス集中管理装
置、ガス集中管理システム及びガス集中管理方法に係
り、特にローカルに動作制御可能なガス消費機器及びリ
モートで動作制御可能なガス消費機器が混在するガス消
費システムに用いられるガス集中管理装置、ガス集中管
理システム及びガス集中管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の消費機器個別制御方式のガ
ス消費システムの概要構成ブロック図を示す。ガス消費
システム100は、LPガス容器101から供給される
ガスの体積流量の検出などの正常動作時の動作監視及び
ガス漏れなどの異常監視を行って、検針データあるいは
異常検出通報データを出力するとともに、異常時には図
示しないガス遮断弁を遮断するマイコンガスメータ10
2と、ガス漏れなどの異常検出時にユーザに告知すると
ともに、異常通報データを出力するガス警報器103
と、検針データ及び異常検出通報データに基づいて、電
話回線104を介して図示しない情報センタに対し、検
針データの送信並びに異常検出通報データあるいは異常
通報データに基づいて異常通報を行う通報コントローラ
(NCU)105と、通報コントローラ105を介して
電話回線104に接続される電話機106と、マイコン
ガスメータ102を介してガスが供給されるガスコンロ
/ガスレンジ107と、マイコンガスメータ102を介
してガスが供給されるとともに、ローカルコントローラ
108を有し、給湯システム109、風呂110、床暖
房装置111などに温水を供給する給湯機112と、を
備えて構成されている。
【0003】次にガス消費システムの概要動作を説明す
る。正常動作時には、マイコンガスメータ102は、ガ
スコンロ/ガスレンジ107あるいは給湯機112にガ
スを供給するともに、LPガス容器101から供給され
るガスの体積流量の検出などを行って、検針データを通
報コントローラ105に出力するとともに、ガス漏れ等
の異常監視を行う。
【0004】これにより通報コントローラ105は、所
定時間間隔毎に電話回線104を介して図示しない情報
センタに検針データの送信を行い、ガスコンロ/ガスレ
ンジ107はガスを燃焼させることにより加熱を行い、
給湯機112は、温水を生成して、給湯システム10
9、風呂110、床暖房装置111等に供給する。
【0005】また、異常動作時には、マイコンガスメー
タ102は、異常検出通報データを通報コントローラ1
05に出力するとともに、必要に応じて図示しない内蔵
のガス遮断弁を遮断し、ガス警報器103は異常通報デ
ータを通報コントローラ105に出力する。
【0006】これにより通報コントローラ105は、異
常検出通報データあるいは異常通報データに基づいて図
示しない情報センタに対し異常通報を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガス消費シ
ステムにおいては、ガスコンロ/ガスレンジ、給湯器等
のガス消費機器は個別に制御されていたため、LPガス
容器、配管などのLPガス供給設備としては、LPガス
消費機器の合計消費量の1.5倍の供給能力を要求され
ていた。
【0008】従って、消費機器の高機能化にともなうガ
ス消費量の増大により供給設備が大きくなってしまうと
いう問題点があった。特に都市周辺地域では限られたス
ペースに供給設備を設置する必要があり、LPガス容器
等のLPガス供給設備の収納が困難となるという問題点
があった。
【0009】また、LPガス消費システムの保安に関し
ては、マイコンメータあるいはS型保安ガスメータを用
いて、総ガス消費量により監視を行っているが、ガス消
費機器の個々の動作については、その消費パターンによ
る推定を行っており、誤判断などにより早期にガス供給
を停止する(遮断する)等の不具合が生じる可能性があ
った。
【0010】例えば、冠婚葬祭等により日常と異なる消
費状況になると、予期しない遮断によりユーザに迷惑を
かけてしまう可能性があった。そこで、本発明の目的
は、ガスの供給並びにガス消費機器を個々に制御するこ
とによりガス消費量の平準化を図り、ガス供給設備に要
求される能力を低減し、ガス供給設備の設置面積を小さ
くするとともに、きめ細かい監視を行うことにより、高
度な保安体制を確立することが可能なガス集中管理装
置、ガス集中管理システム及びガス集中管理方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
動作制御をローカルで行う第1ガス消費機器と、動作制
御を動作制御信号によりリモートで行うことが可能な第
2ガス消費機器とが、混在するガス消費システムの集中
管理を行うガス集中管理装置であって、外部より入力さ
れる動作検出信号に基づいて動作状態にある前記第1ガ
ス消費機器全体の予定ガス消費量を算出する予定ガス消
費量算出手段と、前記予定ガス消費量に基づいて、前記
予定ガス消費量と前記第2ガス消費機器全体のガス消費
量との総和が所定範囲内となるように前記第2ガス消費
機器のそれぞれに対し前記動作制御信号を出力する制御
手段と、を備えて構成する。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記制御手段は、前記第2ガス消費機器全
体の単位時間当たりのガス消費量を低減すべく前記第2
ガス消費機器毎に前記動作制御信号を出力するように構
成する。請求項3記載の発明は、請求項1または請求項
2記載の発明において、前記制御手段は、各前記第2ガ
ス消費機器に対し、同一の動作モードにおいてガス消費
量を増減すべく前記動作制御信号を出力するように構成
する。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記制御手段
は、単位時間当たりのガス消費量の異なる複数の動作モ
ードを有する前記第2ガス消費機器に対し、前記動作モ
ード毎のガス消費量に基づいて動作モードを変更すべく
前記動作制御信号を出力するように構成する。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記制御手段は、各前記第2ガス消費機器
の過去の動作履歴に基づいて当該第2ガス消費機器の変
更先の動作モードを決定するように構成する。請求項6
記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の発明において、前記制御手段は、外部より入力され
る総ガス消費量信号に基づく前記ガス消費システム全体
の実際のガス消費量及び前記予定ガス消費量に基づい
て、前記第1ガス消費機器あるいは前記第2ガス消費機
器の異常ガス消費を検出する異常消費検出手段を備えて
構成する。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載の発明において、前記制御手段
は、前記第1ガス消費機器あるいは前記第2ガス消費機
器のそれぞれの過去の動作履歴に基づいて、前記第1ガ
ス消費機器あるいは前記第2ガス消費機器の異常ガス消
費を検出する履歴異常消費検出手段を備えて構成する。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載の発明において、前記制御手段
は、外部より入力される総ガス消費量信号に基づいて、
動作状態が変化した前記第1ガス消費機器あるいは前記
第2ガス消費機器について当該ガス消費機器の動作変化
前から動作変化後にわたる総ガス消費量の変化パターン
を当該ガス消費機器に対応する過去の変化パターンと比
較することにより当該ガス消費機器の異常使用状態を検
出する異常使用状態検出手段を備えて構成する。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項1ないし請
求項8のいずれかに記載の発明において、前記制御手段
は、前記第1ガス消費機器が全て動作を停止しており、
かつ、前記動作制御信号により前記第2ガス消費機器の
動作を停止させた状態で、外部より入力される総ガス消
費量信号に基づく前記ガス消費システム全体の実際のガ
ス消費量を監視することにより前記ガス消費システムに
おけるガス漏洩検査を行うガス漏洩検査手段を備えて構
成する。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記ガス漏洩検査手段は、予め設定した
所定の時間帯に前記ガス漏洩検査を行うように設定され
ているように構成する。請求項11記載の発明は、動作
制御をローカルで行う第1ガス消費機器と、動作制御を
動作制御信号によりリモートで行うことが可能な第2ガ
ス消費機器と、が混在するガス消費システムの集中管理
を行うガス集中管理システムであって、前記第1ガス消
費機器の動作状態を検出して動作検出信号を出力する動
作状態検出装置と、請求項1ないし請求項10のいずれ
かに記載のガス集中管理装置と、前記ガス集中管理装置
より出力された前記動作制御信号に基づいて対応する前
記第2ガス消費機器のガス消費量を制御するローカル制
御装置と、を備えて構成する。
【0019】請求項12記載の発明は、動作制御をロー
カルで行う第1ガス消費機器と、動作制御を動作制御信
号によりリモートで行うことが可能な第2ガス消費機器
と、が混在するガス消費システムの集中管理を行うガス
集中管理方法であって、動作状態にある前記第1ガス消
費機器全体の予定ガス消費量を算出する予定ガス消費量
算出工程と、前記予定ガス消費量に基づいて、前記予定
ガス消費量と前記第2ガス消費機器全体のガス消費量と
の総和が所定範囲内となるように前記第2ガス消費機器
のそれぞれを制御する制御工程と、を備えて構成する。
【0020】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の発明において、前記制御工程は、前記第2ガス消費機
器全体の単位時間当たりのガス消費量を低減すべく前記
第2ガス消費機器毎に制御を行うように構成する。請求
項14記載の発明は、請求項12または請求項13記載
の発明において、前記制御工程は、各前記第2ガス消費
機器に対し、同一の動作モードにおいてガス消費量を増
減させるように制御を行うように構成する。
【0021】請求項15記載の発明は、請求項12ない
し請求項14のいずれかに記載の発明において、前記制
御工程は、単位時間当たりのガス消費量の異なる複数の
動作モードを有する前記第2ガス消費機器に対し、前記
動作モード毎のガス消費量に基づいて動作モードを変更
すべく制御を行うように構成する。
【0022】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、前記制御工程は、各前記第2ガス消費
機器の過去の動作履歴に基づいて当該第2ガス消費機器
の変更先の動作モードを決定するように構成する。請求
項17記載の発明は、請求項12ないし請求項16のい
ずれかに記載の発明において、前記制御工程は、外部よ
り入力される総ガス消費量信号に基づく前記ガス消費シ
ステム全体の実際のガス消費量及び前記予定ガス消費量
に基づいて、前記第1ガス消費機器あるいは前記第2ガ
ス消費機器の異常ガス消費を検出する異常消費検出工程
を備えて構成する。
【0023】請求項18記載の発明は、請求項12ない
し請求項16のいずれかに記載の発明において、前記制
御工程は、前記第1ガス消費機器あるいは前記第2ガス
消費機器のそれぞれの過去の動作履歴に基づいて、前記
第1ガス消費機器あるいは前記第2ガス消費機器の異常
ガス消費を検出する履歴異常消費検出工程を備えて構成
する。
【0024】請求項19記載の発明は、請求項12ない
し請求項16のいずれかに記載の発明において、前記制
御工程は、総ガス消費量に基づいて、動作状態が変化し
た前記第1ガス消費機器あるいは前記第2ガス消費機器
について当該ガス消費機器の動作変化前から動作変化後
にわたる総ガス消費量の変化パターンを当該ガス消費機
器に対応する過去の変化パターンと比較することにより
当該ガス消費機器の異常使用状態を検出する異常使用状
態検出工程を備えて構成する。
【0025】請求項20記載の発明は、請求項12ない
し請求項19のいずれかに記載の発明において、前記制
御工程は、前記第1ガス消費機器が全て動作を停止して
おり、かつ、前記第2ガス消費機器の動作を停止させた
状態で、外部より入力される総ガス消費量信号に基づく
前記ガス消費システム全体の実際のガス消費量を監視す
ることにより前記ガス消費システムにおけるガス漏洩検
査を行うガス漏洩検査工程を備えて構成する。
【0026】請求項21記載の発明は、請求項20記載
の発明において、前記ガス漏洩検査工程は、予め設定し
た所定の時間帯に前記ガス漏洩検査を行うように設定さ
れているように構成する。請求項1記載の発明によれ
ば、予定ガス消費量算出手段は、外部より入力される動
作検出信号に基づいて動作状態にある第1ガス消費機器
全体の予定ガス消費量を算出する。
【0027】制御手段は、予定ガス消費量に基づいて、
予定ガス消費量と第2ガス消費機器全体のガス消費量と
の総和が所定範囲内となるように第2ガス消費機器のそ
れぞれに対し動作制御信号を出力する。請求項2記載の
発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、制
御手段は、第2ガス消費機器全体の単位時間当たりのガ
ス消費量を低減すべく第2ガス消費機器毎に動作制御信
号を出力するので、各第2ガス消費機器についても、単
位時間当たりのガス消費量が低減される。
【0028】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の作用に加えて、制御手段は、
各第2ガス消費機器に対し、同一の動作モードにおいて
ガス消費量を増減すべく動作制御信号を出力する。請求
項4記載の発明によれば、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の発明の作用に加えて、制御手段は、単位
時間当たりのガス消費量の異なる複数の動作モードを有
する第2ガス消費機器に対し、動作モード毎のガス消費
量に基づいて動作モードを変更すべく動作制御信号を出
力するので、変更後の動作モードのガス消費量に応じて
システム全体のガス消費量が増減される。
【0029】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、制御手段は、各第2ガス消費
機器の過去の動作履歴に基づいて当該第2ガス消費機器
の変更先の動作モードを決定するので、ユーザの希望し
ない動作モードに変更される可能性が低減される。
【0030】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
制御手段の異常消費検出手段は、外部より入力される総
ガス消費量信号に基づくガス消費システム全体の実際の
ガス消費量及び予定ガス消費量に基づいて、第1ガス消
費機器あるいは第2ガス消費機器の異常ガス消費を検出
する。
【0031】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
制御手段の履歴異常消費検出手段は、第1ガス消費機器
あるいは第2ガス消費機器のそれぞれの過去の動作履歴
に基づいて、第1ガス消費機器あるいは第2ガス消費機
器の異常ガス消費を検出する。
【0032】請求項8記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
制御手段の異常使用状態検出手段は、外部より入力され
る総ガス消費量信号に基づいて、動作状態が変化した第
1ガス消費機器あるいは第2ガス消費機器について当該
ガス消費機器の動作変化前から動作変化後にわたる総ガ
ス消費量の変化パターンを当該ガス消費機器に対応する
過去の変化パターンと比較することにより当該ガス消費
機器の異常使用状態を検出する。
【0033】請求項9記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項8のいずれかに記載の発明の作用に加えて、
制御手段のガス漏洩検査手段は、第1ガス消費機器が全
て動作を停止しており、かつ、動作制御信号により第2
ガス消費機器の動作を停止させた状態で、外部より入力
される総ガス消費量信号に基づくガス消費システム全体
の実際のガス消費量を監視することによりガス消費シス
テムにおけるガス漏洩検査を行う。
【0034】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の作用に加えて、ガス漏洩検査手段は、予め
設定した所定の時間帯にガス漏洩検査を行う。請求項1
1記載の発明によれば、動作状態検出装置は、第1ガス
消費機器の動作状態を検出して動作検出信号をガス集中
管理装置に出力する。
【0035】ガス集中管理装置は、動作検出信号に基づ
いて、動作制御信号を対応するローカル制御装置に出力
する。この結果、ローカル制御装置は、集中管理装置よ
り出力された動作制御信号に基づいて対応する第2ガス
消費機器のガス消費量を制御する。
【0036】請求項12記載の発明によれば、予定ガス
消費量算出工程は、動作状態にある第1ガス消費機器全
体の予定ガス消費量を算出する。制御工程は、予定ガス
消費量に基づいて、予定ガス消費量と第2ガス消費機器
全体のガス消費量との総和が所定範囲内となるように第
2ガス消費機器のそれぞれを制御する。
【0037】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の発明の作用に加えて、制御工程は、第2ガス消
費機器全体の単位時間当たりのガス消費量を低減すべく
第2ガス消費機器毎に制御を行う。請求項14記載の発
明によれば、請求項12または請求項13記載の発明の
作用に加えて、制御工程は、各第2ガス消費機器に対
し、同一の動作モードにおいてガス消費量を増減させる
ように制御を行う。
【0038】請求項15記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項14のいずれかに記載の発明の作用に加
えて、制御工程は、単位時間当たりのガス消費量の異な
る複数の動作モードを有する第2ガス消費機器に対し、
動作モード毎のガス消費量に基づいて動作モードを変更
すべく制御を行うので、変更後の動作モードのガス消費
量に応じてシステム全体のガス消費量が増減される。
【0039】請求項16記載の発明によれば、請求項1
5記載の発明の作用に加えて、制御工程は、各第2ガス
消費機器の過去の動作履歴に基づいて当該第2ガス消費
機器の変更先の動作モードを決定するので、ユーザの希
望しない動作モードに変更される可能性が低減される。
【0040】請求項17記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項16のいずれかに記載の発明の作用に加
えて、制御工程の異常消費検出工程は、外部より入力さ
れる総ガス消費量信号に基づくガス消費システム全体の
実際のガス消費量及び予定ガス消費量に基づいて、第1
ガス消費機器あるいは第2ガス消費機器の異常ガス消費
を検出する。
【0041】請求項18記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項16のいずれかに記載の発明の作用に加
えて、制御工程の履歴異常消費検出工程は、第1ガス消
費機器あるいは第2ガス消費機器のそれぞれの過去の動
作履歴に基づいて、第1ガス消費機器あるいは第2ガス
消費機器の異常ガス消費を検出する。
【0042】請求項19記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項16のいずれかに記載の発明の作用に加
えて、制御工程の異常使用状態検出工程は、総ガス消費
量に基づいて、動作状態が変化した第1ガス消費機器あ
るいは第2ガス消費機器について当該ガス消費機器の動
作変化前から動作変化後にわたる総ガス消費量の変化パ
ターンを当該ガス消費機器に対応する過去の変化パター
ンと比較することにより当該ガス消費機器の異常使用状
態を検出する。
【0043】請求項20記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項19のいずれかに記載の発明の作用に加
えて、制御工程のガス漏洩検査工程は、第1ガス消費機
器が全て動作を停止しており、かつ、第2ガス消費機器
の動作を停止させた状態で、外部より入力される総ガス
消費量信号に基づくガス消費システム全体の実際のガス
消費量を監視することによりガス消費システムにおける
ガス漏洩検査を行う。
【0044】請求項21記載の発明によれば、請求項2
0記載の発明の作用に加えて、ガス漏洩検査工程は、予
め設定した所定の時間帯にガス漏洩検査を行う。
【0045】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。図1に実施形態の消費機器集中
制御方式のガス消費システムの概要構成ブロック図を示
す。
【0046】ガス消費システム1は、LPガス容器2か
ら供給されるガスの体積流量の検出などの正常動作時の
動作監視及びガス漏れなどの異常監視を行って、検針デ
ータあるいは異常検出通報データを通信回線3を介して
出力するとともに、異常時には図示しない内蔵のガス遮
断弁を遮断するマイコンガスメータ4と、ガス漏れなど
の異常検出時にユーザにブザーオン、ランプの点滅など
により告知するとともに、異常通報データを通信回線5
を介して出力するガス警報器6と、検針データ及び異常
検出通報データに基づいて、電話回線7を介して図示し
ない情報センタに対し、検針データの送信並びに異常検
出通報データあるいは異常通報データに基づいて異常通
報を行うとともに、ガス消費システム全体の集中管理を
行う集中管理通報装置8と、集中管理通報装置8を介し
て電話回線7に接続される電話機9と、マイコンガスメ
ータ4を介してLPガス容器2からガスが供給されるガ
スコンロ/ガスレンジ10と、ローカルコントローラ1
1を有し、マイコンガスメータ4を介してガスが供給さ
れ、ヒートポンプの原理により熱伝達媒体を冷却あるい
は加熱し、室内機12A、12Bに供給することにより
熱交換を行わせ、冷房/暖房を行うとともに、余熱を利
用して温水を生成し、食器洗浄器13、給湯洗濯機1
4、給湯システム15、風呂16、床暖房装置17など
に温水を供給するためのガスヒートポンプ(GHP)室
外機18と、ローカルコントローラ19を有し、マイコ
ンガスメータ4を介してガスが供給されるとともに、食
器洗浄器13、給湯洗濯機14、給湯システム15、風
呂16、床暖房装置17などに温水を供給する給湯機2
0と、を備えて構成されている。
【0047】この場合において、ローカルコントローラ
11及びローカルコントローラ19と、集中管理通報装
置8とは、制御用通信回線(図中、破線で示す。)21
を介して接続されている。また、ガスコンロ/ガスレン
ジ10、室内機12A、12B、食器洗浄器13、給湯
洗濯機14、給湯システム15、風呂16及び床暖房装
置17と、集中管理通報装置8、ローカルコントローラ
11あるいはローカルコントローラ19と、は動作監視
用通信回線(図中、破線で示す。)22を介して接続さ
れている。
【0048】図2に集中管理通報装置8の概要構成ブロ
ック図を示す。集中管理通報装置8は、集中管理通報装
置8全体を制御するコントローラ40と、コントローラ
40の制御プログラム、制御用データ等を記憶するRO
M(Read Only Memory)41と、各種データを一時的に
記憶するRAM(Random Access Memory)42と、ユー
ザ情報や、各ガス消費機器の過去の運転パターン等を更
新可能に記憶するEEPROM(Electrical Erasable
and Programable ROM)43と、コントローラ40と図
示しない情報センタとの間でやり取りされるデータの復
調/変調を行なうデータ送受信部44と、切換制御信号
SW1 に基づいて電話機9あるいはデータ送受信部44
のいずれか一方を電話回線7に接続するための切換部4
6と、動作制御用通信回線21が接続される第1端子T
1 とコントローラ40との間のインターフェース動作を
行なう第1インターフェース(IF)部48と、動作監
視用通信回線22が接続される第2端子T2 とコントロ
ーラ40との間のインターフェース動作を行なう第2イ
ンターフェース(IF)部49と、別個のガス警報器等
を接続可能な予備端子T3 とコントローラ40との間の
インターフェース動作を行なう第3インターフェース
(IF)部50と、ガス警報器6とコントローラ40と
の間のインターフェース動作を行なう第4インターフェ
ース(IF)部51と、ガスメータ4とコントローラ4
0との間のインターフェース動作を行なう第5インター
フェース(IF)部52と、コントローラ40の制御下
で各種データの表示を行なう液晶ディスプレイ(LC
D)53と、コントローラ40に対して、マニュアルで
各種データを入力するための図示しない設定スイッチが
設けられた操作入力部54と、警報音を出力するための
ブザー55と、を備えて構成されている。
【0049】コントローラ40は、時刻を管理するため
の内部時計40Aと、各種タイマ動作を行なうための内
部タイマ40Bと、を備えて構成されている。次にガス
消費システムの概要動作を説明する。この場合におい
て、 第1ガス消費機器として機能するガスコンロ/ガス
レンジ10のガス消費量並びに運転パターン 第2ガス消費機器として機能するガスヒートポンプ
室外機18のアイドリング制御などの各種動作モード、
当該動作モード毎のガス消費量、標準動作時の運転パタ
ーン及び過去の実際の運転パターン 第2ガス消費機器として機能する給湯機20の貯湯
動作などの各種動作モード、当該動作モード毎のガス消
費量、標準動作時の運転パターン及び過去の実際の運転
パターン 等の動作制御に必要な各種データは、集中管理通報装置
8のEEPROM43等に記憶されているものとする。正常動作時 まず、正常動作時のガス消費システムの概要動作につい
て説明する。
【0050】マイコンガスメータ4は、LPガス容器2
から供給されるガスの体積流量の検出などの正常動作時
の動作監視を行って、検針データを通信回線3を介して
出力する。これにより集中管理通報装置8のコントロー
ラ40は、第5インターフェース部52を介して入力さ
れる検針データを内部時計40Aに基づいて、所定時間
間隔毎(あるいは所定時刻)に電話回線を介して図示し
ない情報センタに通報する。
【0051】より具体的には、コントローラ40は、第
5インターフェース部52を介して入力された検針デー
タをRAM42に蓄えておき、前回の通報から所定の時
間が経過すると、切換制御信号SW1 により切換部46
をデータ送受信部44側とし、保安器30、電話回線7
を介して図示しない情報センタに通報する。
【0052】この検針データの通報処理等の動作と並行
して、コントローラ40は、第2インターフェース部4
9及び動作監視用通信回線22を介して、ガスコンロ/
ガスレンジ10、室内機12A、12B、食器洗浄器1
3、給湯洗濯機14、給湯システム15、風呂16及び
床暖房装置17の動作を監視する。
【0053】より具体的には、コントローラ40は、第
1ガス消費機器として機能するガスコンロ/ガスレンジ
10がユーザにより使用されているか否かを動作監視用
通信回線22を介して入力されるガスコンロ/ガスレン
ジ10に内蔵されている図示しない燃焼センサからの出
力信号に基づいて判別する。
【0054】そして、ガスコンロ/ガスレンジ10使用
されている場合には、EEPROM43からガスコンロ
/ガスレンジ10の正常動作時のガス消費量を読み出
し、予定ガス消費量を求める。この場合、第1ガス消費
機器として機能するガス消費機器はガスコンロ/ガスレ
ンジ10であるので、予定ガス消費量は、ガスコンロ/
ガスレンジ10の正常動作時のガス消費量と等しくな
る。
【0055】一般的には、動作状態にある第1ガス消費
機器が複数存在する場合には予定ガス消費量は、各第1
ガス消費機器の正常動作時のガス消費量の和となる。続
いて、コントローラ40は、第2ガス消費機器として機
能するガスヒートポンプ室外機18のローカルコントロ
ーラ11及び給湯機20のローカルコントローラ19か
ら動作監視用通信回線22を介して入力される動作モー
ド、実運転状態などの動作状態データに基づいて、動作
状態にある第1ガス消費機全体の予定ガス消費量と第2
ガス消費機器全体のガス消費量との総和が所定範囲内と
なるように第2ガス消費機器のそれぞれに対し、適当な
動作制御信号を動作制御用通信回線22を介して送出す
る。
【0056】すなわち、ガスコンロ/ガスレンジ10の
予定ガス消費量とガスヒートポンプ室外機18及び給湯
機20のガス消費量との総和が所定範囲内となるよう
に、ガスヒートポンプ18及び給湯機20に動作制御用
通信回線21を介して動作制御信号を送出する。
【0057】ガスコンロ/ガスレンジ10の予定ガス消
費量とガスヒートポンプ室外機18及び給湯機20のガ
ス消費量との総和を所定範囲内とするための方法として
は、 ガスヒートポンプ室外機18及び給湯機20ガスな
どの第2ガス消費機器において、同一の動作モード(例
えば、通常燃焼モード)でガス消費量を必要なだけ低減
可能な場合(例えば、火力を小さくする場合)には、同
一の動作モードの範囲内でガス消費量を減少させるよう
にする。
【0058】 ガスヒートポンプ室外機18及び給湯
機20ガスなどの第2ガス消費機器において、同一の動
作モードの範囲内では、ガス消費量を必要なだけ低減す
ることが不可能な場合には、よりガス消費量の少ない他
の動作モード(例えば、アイドリングモード)に移行さ
せることによりガス消費量を減少させる。
【0059】 ガス消費量の観点からは、複数の他の
動作モードが選択可能であるが、当該第2ガス消費機器
の過去の動作履歴からより好ましい動作モードがあれば
当該好ましい動作モードに移行させることによりガス消
費量を減少させる。
【0060】これらの結果、第2ガス消費機器全体の単
位時間当たりのガス消費量を低減することができる。こ
こで、図3を参照して、本実施形態のガス消費システム
の効果について説明する。
【0061】図3(b)に示すように、個別に動作させ
た場合のガスヒートポンプ室外機18のガス消費量(図
3(b)中、破線で示す。)及び給湯機20のガス消費
量(図3(b)中、実線で示す。)であったとすると、
従来のガス消費システム(図4参照)においては、図3
(c)に示すように、第2ガス消費機器のガス消費量は
単純に両者の合計となってしまい、ガス消費システム全
体のガス消費量も、ガスコンロ/ガスレンジ10のガス
消費量及びガスヒートポンプ室外機18及び給湯機20
のガス消費量の合計となってしまっていた。
【0062】すなわち、ガス消費システム全体のガス消
費量は、第1ガス消費機器のガス消費量と第2ガス消費
機器のガス消費量との合計となってしまっていた。しか
しながら、本実施形態のガス消費システムによれば、コ
ントローラ40の制御によりガスヒートポンプ室外機1
8及び給湯機20の単位時間当たりのガス消費量を低減
することができるので、ガスヒートポンプ室外機18及
び給湯機20のガス消費量は両者のガス消費量の単純な
合計とはならず、ガス消費量が平準化される。
【0063】したがって、ガス消費システム1全体のガ
ス消費量も、ガスコンロ/ガスレンジ10のガス消費量
並びにガスヒートポンプ室外機18及び給湯機20の単
純な合計とはならず、従来の場合よりも消費ピーク値を
低減し、平準化を図ることが可能となる。
【0064】すなわち、ガス消費システム全体のガス消
費料は、第1ガス消費機器のガス消費量と、コントロー
ラ40により平準化された第2ガス消費機器全体のガス
消費量の合計となり、従来の場合よりもガス消費量、消
費ピーク値の双方を低減することが可能となる。これら
の結果、LPガス容器及び配管などのガス供給設備に要
求される能力を低減することができ、ひいては、ガス供
給設備の設置面積を小さくすることが可能となるのであ
る。正常検査動作時 次に正常検査動作について説明する。
【0065】ここで正常検査動作とは、異常の発生を予
防すべく、点検のために行う検査動作をいい、主として
ガス漏洩検査を行う。コントローラ40は、ガス漏洩検
査手段として機能し、第1ガス消費機器(本実施形態で
は、ガスコンロ/ガスレンジ10のみ)が全て動作を停
止した状態において、動作制御用通信回線21及びロー
カルコントローラ11あるいはローカルコントローラ1
9を介して第2ガス消費機器であるガスヒートポンプ室
外機18または給湯機20の動作を停止させた状態で、
マイコンガスメータ4から入力される総ガス消費量信号
としての検針データを監視し、ガス消費システム1全体
の実際のガス消費量を監視する。
【0066】これにより、予期しないガス消費(例え
ば、予めわかっている種火などによるガス消費以外のガ
ス消費)が観測されれば、電話回線7を介して図示しな
い情報センタに通報を行い、あるいは、マイコンガスメ
ータ4を制御して遮断弁を動作させ、ガスを遮断する。
【0067】一方、予期しないガス消費が観測されなけ
れば、通常運転動作に移行することとなる。この場合に
おいて、ガス漏洩検査手段として機能するコントローラ
40は、予め設定した所定の時間帯(例えば、午前2時
〜3時の時間帯)に正常検査動作としてのガス漏洩検査
を行うように設定するように構成することも可能であ
る。
【0068】このように夜間などの時間帯を利用して検
査を行うことにより、ユーザの利便性を損なうことな
く、ガス消費システムの信頼性を維持し、高度な保安サ
ービスを提供することが可能となる。異常動作時 続いて、異常動作時のガス消費システムの概要動作につ
いて説明する。
【0069】マイコンガスメータ4は、LPガス容器2
から供給されるガスの体積流量の検出を行い、異常な体
積流量が検出されると、異常検出通報データを通信回線
3を介して集中管理通報装置8に出力するとともに、内
蔵のガス遮断弁を遮断する。これにより集中管理通報装
置8のコントローラ40は、第5インターフェース部5
2を介して入力される異常通報データに基づいて、直ち
に電話回線7を介して図示しない情報センタに通報する
とともに、液晶ディスプレイ(LCD)53に異常表示
を行い、ブザー55を介して警報音を出力する。
【0070】また、ガス警報器6も、ガス漏れなどの異
常検出時には、ユーザにブザーオン、ランプの点滅など
により告知するとともに、異常通報データを通信回線5
を介して集中管理通報装置8に出力する。これにより集
中管理通報装置8のコントローラ40は、第4インター
フェース部51を介して入力される異常通報データに基
づいて、直ちに電話回線7を介して図示しない情報セン
タに通報するとともに、液晶ディスプレイ(LCD)5
3に異常表示を行い、ブザー55を介して警報音を出力
する。
【0071】さらにコントローラ40は、マイコンガス
メータ4に通信回線3を介して指示を与え、図示しない
遮断弁を遮断する。以上の説明は、マイコンガスメータ
4またはガス警報器6により異常が検出された場合のも
のであったが、これらによっては異常が検出されない異
常発生時の動作について以下説明する。
【0072】コントローラ40は、マイコンガスメータ
4から入力される総ガス消費量信号としての検針データ
に基づくガス消費システム1全体の実際のガス消費量及
び第1ガス消費機器全体(本実施形態ではガスコンロ/
ガスレンジ10のみ)の予定ガス消費量に基づいて、ガ
ス消費システム1全体として予測されるガス消費量と実
際のガス消費量との差を求め、第1ガス消費機器あるい
は第2ガス消費機器(ガスヒートポンプ室外機18また
は給湯機20)の異常ガス消費を検出し、必要に応じて
動作制御用通信回線21及びローカルコントローラ11
あるいはローカルコントローラ19を介して当該ガス消
費機器であるガスヒートポンプ室外機18または給湯機
20の動作を停止させ、あるいは、マイコンガスメータ
4に通信回線3を介して指示を与え、図示しない遮断弁
を遮断することが可能である。
【0073】また、コントローラ40は、第1ガス消費
機器(本実施形態ではガスコンロ/ガスレンジ10の
み)あるいは第2ガス消費機器(ガスヒートポンプ室外
機18または給湯機20)のそれぞれの過去の動作履歴
に基づいて、過去の動作履歴とかけ離れた動作状態(ガ
ス消費量等)を検出した場合には第1ガス消費機器ある
いは第2ガス消費機器の異常ガス消費であること検出
し、必要に応じて動作制御用通信回線21及びローカル
コントローラ11あるいはローカルコントローラ19を
介して当該ガス消費機器であるガスヒートポンプ室外機
18または給湯機20の動作を停止させ、あるいは、マ
イコンガスメータ4に通信回線3を介して指示を与え、
図示しない遮断弁を遮断することが可能である。
【0074】さらにコントローラ40は、マイコンガス
メータ4から送信される総ガス消費量信号に相当する検
針データに基づいて、動作状態が変化した第1ガス消費
機器(本実施形態ではガスコンロ/ガスレンジ10の
み)あるいは第2ガス消費機器(ガスヒートポンプ室外
機18または給湯機20)について当該ガス消費機器の
動作変化前から動作変化後にわたる総ガス消費量の変化
パターンを当該ガス消費機器に対応する過去の変化パタ
ーンと比較し、過去の変化パターンとあまりにも異なる
場合には、当該ガス消費機器が異常使用状態となってい
ることを検出し、必要に応じて動作制御用通信回線21
及びローカルコントローラ11あるいはローカルコント
ローラ19を介して当該ガス消費機器であるガスヒート
ポンプ室外機18または給湯機20の動作を停止させ、
あるいは、マイコンガスメータ4に通信回線3を介して
指示を与え、図示しない遮断弁を遮断することが可能で
ある。
【0075】以上の説明のように、本実施形態によれ
ば、ガス消費量の平準化を図り、供給設備の小型化、低
容量化が可能であり、ガス容器の本数、設置面積などを
低減することができるとともに、NOXやCO2を低減す
ることが可能となる。また、ガス消費のピーク値を低く
することができ、通常のガス消費量に見合った、すなわ
ち、ガス供給能力を低減したシステム構築が可能となる
とともに、NOXやCO2の発生を抑制することが可能と
なる。
【0076】さらに、確実に異常検出を行うことができ
るので、高度な保安システムを構築することが可能とな
る。以上の実施形態においては、LPガス消費システム
の場合についてのみ説明したが、都市ガスを用いたガス
消費システムについても同様に本発明の適用が可能であ
る。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、予定ガス
消費量算出手段は、外部より入力される動作検出信号に
基づいて動作状態にある第1ガス消費機器全体の予定ガ
ス消費量を算出し、制御手段は、予定ガス消費量に基づ
いて、予定ガス消費量と第2ガス消費機器全体のガス消
費量との総和が所定範囲内となるように第2ガス消費機
器のそれぞれに対し動作制御信号を出力するので、第1
ガス消費機器及び第2ガス消費機器を合わせたガス消費
量を常に所定範囲内とすることができ、ガス消費システ
ムのガス供給設備に要求される容量の余裕を大きく見積
もる必要がないので、ガス供給設備の容量を低減させる
ことができ、ガス供給設備の設置面積などを低減するこ
とができるとともに、NOXやCO2の発生を抑制するこ
とが可能となる。
【0078】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、制御手段は、第2ガス消費機
器全体の単位時間当たりのガス消費量を低減すべく第2
ガス消費機器毎に動作制御信号を出力するので、各第2
ガス消費機器についても、単位時間当たりのガス消費量
が低減され、ピーク的なガス消費量の増加の発生を低減
することができ、ガス供給設備に要求される容量を低減
することが可能とするとともに、設備の有効利用を図る
ことができ、NOXやCO2の発生を抑制することが可能
となる。
【0079】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の効果に加えて、制御手段は、
各第2ガス消費機器に対し、同一の動作モードにおいて
ガス消費量を増減すべく動作制御信号を出力するので、
容易に総ガス消費量及び単位時間当たりのガス消費量を
低減することができる。
【0080】請求項4記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
制御手段は、単位時間当たりのガス消費量の異なる複数
の動作モードを有する第2ガス消費機器に対し、動作モ
ード毎のガス消費量に基づいて動作モードを変更すべく
動作制御信号を出力するので、変更後の動作モードのガ
ス消費量に応じてシステム全体のガス消費量が増減さ
れ、ガス消費量の平準化を弾力的に行うことが可能とな
る。
【0081】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の効果に加えて、制御手段は、各第2ガス消費
機器の過去の動作履歴に基づいて当該第2ガス消費機器
の変更先の動作モードを決定するので、ユーザの希望し
ない動作モードに変更される可能性が低減され、所望の
運転状態を維持した状態で総ガス消費量及び単位時間当
たりのガス消費量を低減することができる。
【0082】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
制御手段の異常消費検出手段は、外部より入力される総
ガス消費量信号に基づくガス消費システム全体の実際の
ガス消費量及び予定ガス消費量に基づいて、第1ガス消
費機器あるいは第2ガス消費機器の異常ガス消費を検出
するので、確実に異常なガス消費状態を検出することが
可能となり、高度な保安システムを構築することが可能
となる。
【0083】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
制御手段の履歴異常消費検出手段は、第1ガス消費機器
あるいは第2ガス消費機器のそれぞれの過去の動作履歴
に基づいて、第1ガス消費機器あるいは第2ガス消費機
器の異常ガス消費を検出するので、確実に当該ガス消費
機器の異常ガス消費を検出することができ、高度な保安
システムを構築することが可能となる。
【0084】請求項8記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
制御手段の異常使用状態検出手段は、外部より入力され
る総ガス消費量信号に基づいて、動作状態が変化した第
1ガス消費機器あるいは第2ガス消費機器について当該
ガス消費機器の動作変化前から動作変化後にわたる総ガ
ス消費量の変化パターンを当該ガス消費機器に対応する
過去の変化パターンと比較することにより当該ガス消費
機器の異常使用状態を検出するので、確実に異常なガス
使用状態を検出することが可能となり、高度な保安シス
テムを構築することが可能となる。
【0085】請求項9記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
制御手段のガス漏洩検査手段は、第1ガス消費機器が全
て動作を停止しており、かつ、動作制御信号により第2
ガス消費機器の動作を停止させた状態で、外部より入力
される総ガス消費量信号に基づくガス消費システム全体
の実際のガス消費量を監視することによりガス消費シス
テムにおけるガス漏洩検査を行うので、確実にガス漏洩
を検査することができ、システムの信頼性を維持し、安
全性を向上させることができる。
【0086】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の効果に加えて、ガス漏洩検査手段は、予め
設定した所定の時間帯にガス漏洩検査を行うので、ユー
ザの利便性を損なうことなく、システムの信頼性を維持
し、高度な保安サービスを提供することができる。
【0087】請求項11記載の発明によれば、動作状態
検出装置は、第1ガス消費機器の動作状態を検出して動
作検出信号をガス集中管理装置に出力し、ガス集中管理
装置は、動作検出信号に基づいて、動作制御信号を対応
するローカル制御装置に出力し、ローカル制御装置は、
集中管理装置より出力された動作制御信号に基づいて対
応する第2ガス消費機器のガス消費量を制御するので、
第1ガス消費機器及び第2ガス消費機器を合わせたガス
消費量を常に所定範囲内とすることができ、ガス消費シ
ステムのガス供給設備に要求される容量の余裕を大きく
見積もる必要がないので、ガス供給設備の容量を低減さ
せることができ、ガス供給設備の設置面積などを低減す
ることができるとともに、NOXやCO2の発生を抑制す
ることが可能となる。
【0088】請求項12記載の発明によれば、予定ガス
消費量算出工程は、動作状態にある第1ガス消費機器全
体の予定ガス消費量を算出し、制御工程は、予定ガス消
費量に基づいて、予定ガス消費量と第2ガス消費機器全
体のガス消費量との総和が所定範囲内となるように第2
ガス消費機器のそれぞれを制御するので、第1ガス消費
機器及び第2ガス消費機器を合わせたガス消費量を常に
所定範囲内とすることができ、ガス消費システムのガス
供給設備に要求される容量の余裕を大きく見積もる必要
がないので、ガス供給設備の容量を低減させることがで
き、ガス供給設備の設置面積などを低減することができ
るとともに、NOXやCO2の発生を抑制することが可能
となる。
【0089】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の発明の効果に加えて、制御工程は、第2ガス消
費機器全体の単位時間当たりのガス消費量を低減すべく
第2ガス消費機器毎に制御を行うので、各第2ガス消費
機器についても、単位時間当たりのガス消費量が低減さ
れ、ピーク的なガス消費量の増加の発生を低減すること
ができ、ガス供給設備に要求される容量を低減すること
が可能とするとともに、設備の有効利用を図ることがで
きるとともに、NOXやCO2の発生を抑制することが可
能となる。
【0090】請求項14記載の発明によれば、請求項1
2または請求項13記載の発明の効果に加えて、制御工
程は、各第2ガス消費機器に対し、同一の動作モードに
おいてガス消費量を増減させるように制御を行うので、
容易に総ガス消費量及び単位時間当たりのガス消費量を
低減することができる。
【0091】請求項15記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項14のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、制御工程は、単位時間当たりのガス消費量の異な
る複数の動作モードを有する第2ガス消費機器に対し、
動作モード毎のガス消費量に基づいて動作モードを変更
すべく制御を行うので、変更後の動作モードのガス消費
量に応じてシステム全体のガス消費量が増減され、ガス
消費量の平準化を弾力的に行うことが可能となる。
【0092】請求項16記載の発明によれば、請求項1
5記載の発明の効果に加えて、制御工程は、各第2ガス
消費機器の過去の動作履歴に基づいて当該第2ガス消費
機器の変更先の動作モードを決定するので、ユーザの希
望しない動作モードに変更される可能性が低減され、所
望の運転状態を維持した状態で総ガス消費量及び単位時
間当たりのガス消費量を低減することができるので、ユ
ーザの希望しない動作モードに変更される可能性が低減
される。
【0093】請求項17記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項16のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、制御工程の異常消費検出工程は、外部より入力さ
れる総ガス消費量信号に基づくガス消費システム全体の
実際のガス消費量及び予定ガス消費量に基づいて、第1
ガス消費機器あるいは第2ガス消費機器の異常ガス消費
を検出するので、確実に異常なガス消費状態を検出する
ことが可能となり、高度な保安システムを構築すること
が可能となる。
【0094】請求項18記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項16のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、制御工程の履歴異常消費検出工程は、第1ガス消
費機器あるいは第2ガス消費機器のそれぞれの過去の動
作履歴に基づいて、第1ガス消費機器あるいは第2ガス
消費機器の異常ガス消費を検出するので、確実に異常な
ガス使用状態を検出することが可能となり、高度な保安
システムを構築することが可能となる。
【0095】請求項19記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項16のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、制御工程の異常使用状態検出工程は、総ガス消費
量に基づいて、動作状態が変化した第1ガス消費機器あ
るいは第2ガス消費機器について当該ガス消費機器の動
作変化前から動作変化後にわたる総ガス消費量の変化パ
ターンを当該ガス消費機器に対応する過去の変化パター
ンと比較することにより当該ガス消費機器の異常使用状
態を検出するので、確実に異常なガス使用状態を検出す
ることが可能となり、高度な保安システムを構築するこ
とが可能となる。
【0096】請求項20記載の発明によれば、請求項1
2ないし請求項19のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、制御工程のガス漏洩検査工程は、第1ガス消費機
器が全て動作を停止しており、かつ、第2ガス消費機器
の動作を停止させた状態で、外部より入力される総ガス
消費量信号に基づくガス消費システム全体の実際のガス
消費量を監視することによりガス消費システムにおける
ガス漏洩検査を行うので、確実にガス漏洩を検査するこ
とができ、システムの信頼性を維持し、安全性を向上さ
せることができる。
【0097】請求項21記載の発明によれば、請求項2
0記載の発明の効果に加えて、ガス漏洩検査工程は、予
め設定した所定の時間帯にガス漏洩検査を行うので、ユ
ーザの利便性を損なうことなく、システムの信頼性を維
持し、高度な保安サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のガス消費システムの概要構成ブロッ
ク図である。
【図2】集中管理通報装置の概要構成ブロック図であ
る。
【図3】実施形態の効果の説明図である。
【図4】従来のガス消費システムの概要構成ブロック図
である。
【符号の説明】
1 ガス消費システム 2 LPガス容器 3 通信回線 4 マイコンガスメータ 5 通信回線 6 ガス警報器 7 電話回線 8 集中管理通報装置 9 電話機 10 ガスコンロ/ガスレンジ 11 ローカルコントローラ 12A、12B 室内機 13 食器洗浄器 14 給湯洗濯機 15 給湯システム 16 風呂 17 床暖房装置 18 ガスヒートポンプ(GHP)室外機 19 ローカルコントローラ 20 給湯機

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作制御をローカルで行う第1ガス消費
    機器と、動作制御を動作制御信号によりリモートで行う
    ことが可能な第2ガス消費機器とが、混在するガス消費
    システムの集中管理を行うガス集中管理装置であって、 外部より入力される動作検出信号に基づいて動作状態に
    ある前記第1ガス消費機器全体の予定ガス消費量を算出
    する予定ガス消費量算出手段と、 前記予定ガス消費量に基づいて、前記予定ガス消費量と
    前記第2ガス消費機器全体のガス消費量との総和が所定
    範囲内となるように前記第2ガス消費機器のそれぞれに
    対し前記動作制御信号を出力する制御手段と、 を備えたことを特徴とするガス集中管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス集中管理装置におい
    て、 前記制御手段は、前記第2ガス消費機器全体の単位時間
    当たりのガス消費量を低減すべく前記第2ガス消費機器
    毎に前記動作制御信号を出力することを特徴とするガス
    集中管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のガス集中
    管理装置において、 前記制御手段は、各前記第2ガス消費機器に対し、同一
    の動作モードにおいてガス消費量を増減すべく前記動作
    制御信号を出力することを特徴とするガス集中管理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のガス集中管理装置において、 前記制御手段は、単位時間当たりのガス消費量の異なる
    複数の動作モードを有する前記第2ガス消費機器に対
    し、前記動作モード毎のガス消費量に基づいて動作モー
    ドを変更すべく前記動作制御信号を出力することを特徴
    とするガス集中管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のガス集中管理装置におい
    て、 前記制御手段は、各前記第2ガス消費機器の過去の動作
    履歴に基づいて当該第2ガス消費機器の変更先の動作モ
    ードを決定することを特徴とするガス集中管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のガス集中管理装置において、 前記制御手段は、外部より入力される総ガス消費量信号
    に基づく前記ガス消費システム全体の実際のガス消費量
    及び前記予定ガス消費量に基づいて、前記第1ガス消費
    機器あるいは前記第2ガス消費機器の異常ガス消費を検
    出する異常消費検出手段を備えたことを特徴とするガス
    集中管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のガス集中管理装置において、 前記制御手段は、前記第1ガス消費機器あるいは前記第
    2ガス消費機器のそれぞれの過去の動作履歴に基づい
    て、前記第1ガス消費機器あるいは前記第2ガス消費機
    器の異常ガス消費を検出する履歴異常消費検出手段を備
    えたことを特徴とするガス集中管理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のガス集中管理装置において、 前記制御手段は、外部より入力される総ガス消費量信号
    に基づいて、動作状態が変化した前記第1ガス消費機器
    あるいは前記第2ガス消費機器について当該ガス消費機
    器の動作変化前から動作変化後にわたる総ガス消費量の
    変化パターンを当該ガス消費機器に対応する過去の変化
    パターンと比較することにより当該ガス消費機器の異常
    使用状態を検出する異常使用状態検出手段を備えたこと
    を特徴とするガス集中管理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載のガス集中管理装置において、 前記制御手段は、前記第1ガス消費機器が全て動作を停
    止しており、かつ、前記動作制御信号により前記第2ガ
    ス消費機器の動作を停止させた状態で、外部より入力さ
    れる総ガス消費量信号に基づく前記ガス消費システム全
    体の実際のガス消費量を監視することにより前記ガス消
    費システムにおけるガス漏洩検査を行うガス漏洩検査手
    段を備えたことを特徴とするガス集中管理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のガス集中管理装置にお
    いて、 前記ガス漏洩検査手段は、予め設定した所定の時間帯に
    前記ガス漏洩検査を行うように設定されていることを特
    徴とするガス集中管理装置。
  11. 【請求項11】 動作制御をローカルで行う第1ガス消
    費機器と、動作制御を動作制御信号によりリモートで行
    うことが可能な第2ガス消費機器と、が混在するガス消
    費システムの集中管理を行うガス集中管理システムであ
    って、 前記第1ガス消費機器の動作状態を検出して動作検出信
    号を出力する動作状態検出装置と、 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のガス集中
    管理装置と、 前記ガス集中管理装置より出力された前記動作制御信号
    に基づいて対応する前記第2ガス消費機器のガス消費量
    を制御するローカル制御装置と、 を備えたことを特徴とするガス集中管理システム。
  12. 【請求項12】 動作制御をローカルで行う第1ガス消
    費機器と、動作制御を動作制御信号によりリモートで行
    うことが可能な第2ガス消費機器と、が混在するガス消
    費システムの集中管理を行うガス集中管理方法であっ
    て、 動作状態にある前記第1ガス消費機器全体の予定ガス消
    費量を算出する予定ガス消費量算出工程と、 前記予定ガス消費量に基づいて、前記予定ガス消費量と
    前記第2ガス消費機器全体のガス消費量との総和が所定
    範囲内となるように前記第2ガス消費機器のそれぞれを
    制御する制御工程と、 を備えたことを特徴とするガス集中管理方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のガス集中管理方法に
    おいて、 前記制御工程は、前記第2ガス消費機器全体の単位時間
    当たりのガス消費量を低減すべく前記第2ガス消費機器
    毎に制御を行うことを特徴とするガス集中管理方法。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13記載のガ
    ス集中管理方法において、 前記制御工程は、各前記第2ガス消費機器に対し、同一
    の動作モードにおいてガス消費量を増減させるように制
    御を行うことを特徴とするガス集中管理方法。
  15. 【請求項15】 請求項12ないし請求項14のいずれ
    かに記載のガス集中管理方法において、 前記制御工程は、単位時間当たりのガス消費量の異なる
    複数の動作モードを有する前記第2ガス消費機器に対
    し、前記動作モード毎のガス消費量に基づいて動作モー
    ドを変更すべく制御を行うことを特徴とするガス集中管
    理方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のガス集中管理方法に
    おいて、 前記制御工程は、各前記第2ガス消費機器の過去の動作
    履歴に基づいて当該第2ガス消費機器の変更先の動作モ
    ードを決定することを特徴とするガス集中管理方法。
  17. 【請求項17】 請求項12ないし請求項16のいずれ
    かに記載のガス集中管理方法において、 前記制御工程は、外部より入力される総ガス消費量信号
    に基づく前記ガス消費システム全体の実際のガス消費量
    及び前記予定ガス消費量に基づいて、前記第1ガス消費
    機器あるいは前記第2ガス消費機器の異常ガス消費を検
    出する異常消費検出工程を備えたことを特徴とするガス
    集中管理方法。
  18. 【請求項18】 請求項12ないし請求項16のいずれ
    かに記載のガス集中管理方法において、 前記制御工程は、前記第1ガス消費機器あるいは前記第
    2ガス消費機器のそれぞれの過去の動作履歴に基づい
    て、前記第1ガス消費機器あるいは前記第2ガス消費機
    器の異常ガス消費を検出する履歴異常消費検出工程を備
    えたことを特徴とするガス集中管理方法。
  19. 【請求項19】 請求項12ないし請求項16のいずれ
    かに記載のガス集中管理方法において、 前記制御工程は、総ガス消費量に基づいて、動作状態が
    変化した前記第1ガス消費機器あるいは前記第2ガス消
    費機器について当該ガス消費機器の動作変化前から動作
    変化後にわたる総ガス消費量の変化パターンを当該ガス
    消費機器に対応する過去の変化パターンと比較すること
    により当該ガス消費機器の異常使用状態を検出する異常
    使用状態検出工程を備えたことを特徴とするガス集中管
    理方法。
  20. 【請求項20】 請求項12ないし請求項19のいずれ
    かに記載のガス集中管理方法において、 前記制御工程は、前記第1ガス消費機器が全て動作を停
    止しており、かつ、前記第2ガス消費機器の動作を停止
    させた状態で、外部より入力される総ガス消費量信号に
    基づく前記ガス消費システム全体の実際のガス消費量を
    監視することにより前記ガス消費システムにおけるガス
    漏洩検査を行うガス漏洩検査工程を備えたことを特徴と
    するガス集中管理方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のガス集中管理方法に
    おいて、 前記ガス漏洩検査工程段は、予め設定した所定の時間帯
    に前記ガス漏洩検査を行うように設定されていることを
    特徴とするガス集中管理方法。
JP17493097A 1997-06-30 1997-06-30 ガス集中管理装置、ガス集中管理システム及びガス集中管理方法 Expired - Fee Related JP3739895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17493097A JP3739895B2 (ja) 1997-06-30 1997-06-30 ガス集中管理装置、ガス集中管理システム及びガス集中管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17493097A JP3739895B2 (ja) 1997-06-30 1997-06-30 ガス集中管理装置、ガス集中管理システム及びガス集中管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1127759A true JPH1127759A (ja) 1999-01-29
JP3739895B2 JP3739895B2 (ja) 2006-01-25

Family

ID=15987215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17493097A Expired - Fee Related JP3739895B2 (ja) 1997-06-30 1997-06-30 ガス集中管理装置、ガス集中管理システム及びガス集中管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3739895B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002092770A (ja) * 2000-09-13 2002-03-29 Gastec:Kk ガス警報送信装置およびこれを用いたガス異常検知システム
JP2004005729A (ja) * 2001-05-08 2004-01-08 Sanyo Electric Co Ltd 分散発電システムとそれを利用可能なエネルギー管理システム
WO2009019873A1 (ja) * 2007-08-06 2009-02-12 Panasonic Corporation 流量計測装置、通信システム、流量計測方法、流量計測プログラムおよび流体供給システム
EP2131162A1 (en) * 2007-03-23 2009-12-09 Panasonic Corporation Gas appliance monitoring apparatus
JP2012177709A (ja) * 2012-05-25 2012-09-13 Panasonic Corp 流量計測装置、通信システム、流量計測方法、流量計測プログラムおよび流体供給システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002092770A (ja) * 2000-09-13 2002-03-29 Gastec:Kk ガス警報送信装置およびこれを用いたガス異常検知システム
JP4625168B2 (ja) * 2000-09-13 2011-02-02 株式会社ガステック ガス異常検知システム
JP2004005729A (ja) * 2001-05-08 2004-01-08 Sanyo Electric Co Ltd 分散発電システムとそれを利用可能なエネルギー管理システム
EP2131162A1 (en) * 2007-03-23 2009-12-09 Panasonic Corporation Gas appliance monitoring apparatus
EP2131162A4 (en) * 2007-03-23 2014-07-30 Panasonic Corp MONITORING DEVICE FOR GAS UNITS
WO2009019873A1 (ja) * 2007-08-06 2009-02-12 Panasonic Corporation 流量計測装置、通信システム、流量計測方法、流量計測プログラムおよび流体供給システム
JP2009041936A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Panasonic Corp 流量計測装置、通信システム、流量計測方法、流量計測プログラムおよび流体供給システム
JP2012177709A (ja) * 2012-05-25 2012-09-13 Panasonic Corp 流量計測装置、通信システム、流量計測方法、流量計測プログラムおよび流体供給システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3739895B2 (ja) 2006-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3773955B2 (ja) ガス安全管理システム
US20070224471A1 (en) Fuel Cell Power Generation System
JP2013242055A (ja) 給湯装置
JP3739895B2 (ja) ガス集中管理装置、ガス集中管理システム及びガス集中管理方法
US7529593B2 (en) Hot water supply system
JP2006019169A (ja) コージェネレーションシステム及びその運転制御方法
JP6177547B2 (ja) 警報システム
JPH0926237A (ja) 冷凍機の遠隔集中管理方法、および、同遠隔集中管理装置
JP3579440B2 (ja) 複合熱源器を備えた大能力給湯システムにおける温度センサのセルフチェック方法
JP5450466B2 (ja) 給液装置
JP4253983B2 (ja) 給湯装置の故障診断支援装置
JP2009186088A (ja) 劣化検出装置、ガスメータ、携帯端末、及び、集中監視システム
JP2020194666A (ja) 燃料電池装置
JP2002130822A (ja) 給湯器のシステムコントローラ
JP4674008B2 (ja) ガス遮断装置
JPH09106490A (ja) 緊急ガス遮断装置
JP2001074532A (ja) Lpガス残量管理装置及びガスメータ
JP4994915B2 (ja) コジェネレーションシステム
KR100551194B1 (ko) 보일러의 정전보상 이상감지 제어시스템
KR200351879Y1 (ko) 각방온도조절 시스템에서의 누수경고장치
JP2020016344A (ja) ガス供給制御装置、ガス供給制御プログラム
KR100907616B1 (ko) 대기전력 저감을 위한 보일러 리모컨의 통신 제어장치 및그 방법
JP2008309559A (ja) 流体管理装置
JP3751757B2 (ja) ボイラシステム
JPH1153663A (ja) 集中監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111111

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121111

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121111

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131111

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees