JPH11277564A - 加圧成形装置 - Google Patents
加圧成形装置Info
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- JPH11277564A JPH11277564A JP8663098A JP8663098A JPH11277564A JP H11277564 A JPH11277564 A JP H11277564A JP 8663098 A JP8663098 A JP 8663098A JP 8663098 A JP8663098 A JP 8663098A JP H11277564 A JPH11277564 A JP H11277564A
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
すること。 【解決手段】 成形装置本体1に設けた受圧部材2とこ
れに対し昇降動自在に設けた加圧部材3との間に介在さ
せた型枠5を、内部を真空とした囲枠6内に納めて、型
枠5内の素材を加圧成形する。この加圧部材3を、囲枠
6内の真空圧で受圧部材側に移動させ、この移動に伴っ
て型締め用のピストンシリンダ4のピストン4aを移動
させて、油圧室4bにプレフィル弁9を介して油圧を満
たし、真空圧で、加圧部材3を受圧部材2側に移動させ
た後、加圧部材3を該真空圧と前記ピスト4aによる加
圧力とによって、型枠5を締め付けることで型枠内の素
材を加圧成形する。
Description
の型枠に入れたゴム素材を加圧して形成する加圧成形装
置に関する。
これに対し昇降動自在の加圧部材との間に介在させた型
枠を気密の囲枠内に設け、該囲枠内を真空にして加圧成
形することで、成形時に、ゴム素材に気泡が巻き込まれ
るのを防ぐようにした加圧成形装置は知られている(実
公平3−47846公報)。
締め付けるための作動装置として、油圧によって動作す
る図4に示すごとき、主ラムaの中央下部に、シリンダ
bの底部に固定したブースタラムcを挿入した複動シリ
ンダ、または特公平6−16956公報に見られるよう
な複動シリンダ、または図5に示すごとき、主ピストン
シリンダdに併設して補助ピストンシリンダeを設けた
複動シリンダを用いている。このため、装置全体が複雑
化し高価になる。また装置全体が簡単な主ピストンシリ
ンダのみからなるものでは、大型の油圧ポンプを必要と
し、これを駆動するモータも大型となって、ランニング
コストがかかるといった不具合があり、特公平6−16
956公報に見られるように、シリンダ内にパイロット
チェック弁をシリンダ内に備えるものでは、該弁の修復
を行う場合等にシリンダ全体を分解する必要があって、
メンテナンスが面倒となるといった不具合もある。本発
明は、かかる不具合を解消した加圧成形装置を提供する
ことを課題とする。
成するため、請求項1記載の発明は、成形装置本体に設
けた受圧部材とこれに対し昇降動自在に設けた加圧部材
との間に介在させた型枠を気密の囲枠で囲み、該囲枠内
を真空にして型枠内の素材を加圧成形する加圧成形装置
において、前記囲枠を、加圧部材側の半部囲枠と受圧部
材側の半部囲枠とで構成し、受圧部材側の半部囲枠は、
受圧部材を囲繞して受圧部材に対し昇降自在に設け、且
つ該加圧部材側の半部囲枠の端面が、待機位置にある受
圧部材側の半部囲枠端面と密接する位置まで移動させる
移動手段を、該受圧部材側の半部囲枠に連結し、該移動
手段で両半部囲枠を密着させた後該囲枠を真空源と連通
させて、該真空圧で加圧部材を受圧部材側に移動させる
ようにし、且つ加圧部材を受圧部材側に移動後、該真空
圧と該受圧部材に連結した油圧装置による加圧で型締め
を行うことを特徴とし、かかる構成を備えることで、素
材に気泡が巻き込まれるのを防ぐための真空圧を利用し
て加圧部材を移動させることができる。
素材を加圧成形する加圧成形装置に付き説明する。図で
1は加圧成形装置本体、2は該加圧成形装置本体1の上
部側に設けた受圧部材、3は該受圧部材2の下方位置に
昇降動自在に設けた加圧部材を示し、該加圧部材3は、
油圧によって昇降動させるラム4aの上部に一体に取り
付ける。なお、受圧部材2並びに加圧部材3には、図示
しないがゴム素材を加熱して加硫するための熱板を備え
る。
圧部材2と加圧部材3との間に臨ませた型枠、6は該受
圧部材2と加圧部材3との間に臨まさせた型枠5を気密
に囲む囲枠を示し、該囲枠6は、加圧部材側の半部囲枠
6aと受圧部材側の半部囲枠6bとで構成し、該加圧部
材側の半部囲枠6aは、型枠5を取り付ける型枠取り付
盤を兼ねる盤状とし、受圧部材側の半部囲枠6bを、受
圧部材2を囲繞して受圧部材2に対し昇降動自在に設け
た筒型とし、且つ、該受圧部材側の半部囲枠6bに移動
手段7を連結して、該半部囲枠6bを、その端面(下端
面)が、待機位置にある受圧部材側の半部囲枠6aの周
縁部端面(上端面)と密接する位置まで移動させるよう
にした。この移動手段7は、油圧によって作動するピス
トンシリンダで構成した。8は、該加圧部材2側の半部
囲枠6aを、受圧部材側の半部囲枠6bに密着させた状
態で該囲枠6内を真空にする真空源(図示しない)に連
通する吸引路を示す。
圧部材3を受圧部材2側に移動させる方向の油圧をラム
4aに作用させる油圧室4bと、これと反対方向の油圧
をラム4aに作用させる油圧室4cとを備える。即ち、
図では油圧室4bをラム4aの下側に設け、油圧室4c
をラム4aの外周面とシリンダ4の内周面との間に設
け、該油圧室4bは、プレフィル弁9を介在させた油路
11を介して油圧タンク10に接続すると共に、方向制
御弁12を介在させた油路14を介して該油圧タンク1
0と油圧ポンプ13とに切り替え接続させた。なお、1
5は油圧ポンプ13の吐出側に接続したリリーフ弁を示
す。
ンダは、方向制御弁16を介して油圧タンク10と油圧
ポンプ13とに接続される。なお、17は駆動装置7と
しての油圧ピストンシリンダの上側の油圧室と連なる油
路18に介在させたリリーフ弁を示す。
先ず、図1に示すごとく中立位置(図1の状態)にある
方向制御弁16を、ポンプ13と連なるPポートと油圧
ピストン7aの上側の油圧室に連なるBポートに繋がる
図2の状態に切り替えると、ピストン7aが下動し、半
部囲枠6bを下降させて、その下端面を、半部囲枠6a
の周縁部上端面に密着させる。
が真空となり、加圧部材3の上面に作用する真空圧によ
って(加圧部材3側の下側面の大気と接する面積が、加
圧部材側3の上側面の大気と接する面積より大きくなる
ため)、加圧部材3は囲枠6並びにラム4aを伴って急
上昇する。この急上昇によって、型枠5は図3に示すご
とく受圧部材2と加圧部材3に挟まれた状態となり、そ
の急上昇時に、タンク10からプレフィル弁9を介して
油圧室4bに油が流れ込む。なお、このとき、ピストン
7aの上側に作用する油圧はリリーフ弁17を介してタ
ンク10に戻る。このためピストン7aの上側に作用す
る油圧が、加圧部材3が上昇の妨げとなることはない。
昇位置に達した後、方向制御弁12を、ポンプ13と連
なるPポートと油圧室4bに連なるポートBとが繋がる
状態に切り換える。すると、ポンプ13からの油圧が油
圧室4bに作用し、ラム4aを押し上げる。このため型
枠5は、該真空圧と油圧による締付力で締付けれられ、
型枠5内のゴム素材は加圧されると共に加熱されて加硫
成形される。加硫成形終了後、真空ポンプを停止させ、
方向制御弁12を、油圧室4bに連なるポートBがタン
ク10と連なるポートTと繋がり、油圧室4cと連なる
ポートAが油圧ポンプ13と連なるポートPと繋がる状
態に切り換える。
トンシリンダ4内の油圧室4cに作用し、またポートA
側からかかる油圧によってプレフィル弁9が解放され
る。このため油圧室4b内の油圧がタンク10側に押し
出されて、加圧部材3は待機位置(図1に示す位置)に
復帰する。なお、プレフィル弁9の容量を大きくすれ
ば、真空圧によって加圧部材3を上動させるとき、加圧
部材3の上昇速度を高めることができる。また、真空圧
を利用して加圧部材3を上動させることで、油圧装置を
簡単な構造のものとすることができて、該油圧装置の油
圧ポンプを作動させるモータを小型化できる。その1例
を示せば、従来油圧ポンプを駆動するに出力11KWの
モータを必要としていたものが、本装置では、出力2、
2KWのモータで同じ能力の加圧成形装置を稼働させる
ことが可能となった。
下側に受圧部材2を上側に設けたが、加圧部材3を上側
に受圧部材2を下側に設けても良いこと申すまでもな
い。
は、囲枠を、加圧部材側の半部囲枠と受圧部材側の半部
囲枠とで構成し、受圧部材側の半部囲枠は、受圧部材を
囲繞して受圧部材に対し昇降自在に設け、且つ該加圧部
材側の半部囲枠の端面が、待機位置にある受圧部材側の
半部囲枠端面と密接する位置まで移動させる移動手段
を、該受圧部材側の半部囲枠に連結し、この移動手段で
両半部囲枠を密着させた後該囲枠を真空源と連通させ
て、該真空圧で加圧部材を受圧部材側に移動させるよう
にしたことで、成形時に素材に気泡が巻き込まれるのを
防ぐために、該囲枠内に発生させる真空圧によって加圧
部材を、受圧部材側に移動させることができ、油圧装置
は、もっぱら型締めを行うのみで済み、このため、構造
簡単な油圧装置を利用することが可能になって、従来の
油圧装置のみで加圧部材を動作させるものに比し、油圧
ポンプを駆動させるモータを小型化できて、装置を安価
に製作できると共に、省エネルギー化が図られ、特にラ
ンニングコストを低減することができる。
側面図
側面図
3 加圧部材 4 ピストンシリンダ 5 型枠 6
囲枠 7 駆動装置 8 吸引路 9
プレフィル弁 10 油圧タンク 12 方向制御弁 1
3 油圧ポンプ 13 リリーフ弁
Claims (1)
- 【請求項1】 成形装置本体に設けた受圧部材とこれに
対し昇降動自在に設けた加圧部材との間に介在させた型
枠を気密の囲枠で囲み、該囲枠内を真空にして型枠内の
素材を加圧成形する加圧成形装置において、前記囲枠
を、加圧部材側の半部囲枠と受圧部材側の半部囲枠とで
構成し、受圧部材側の半部囲枠は、受圧部材を囲繞して
受圧部材に対し昇降自在に設け、且つ該加圧部材側の半
部囲枠の端面が、待機位置にある受圧部材側の半部囲枠
端面と密接する位置まで移動させる移動手段を、該受圧
部材側の半部囲枠に連結し、該移動手段で両半部囲枠を
密着させた後該囲枠を真空源と連通させて、該真空圧で
加圧部材を受圧部材側に移動させるようにし、且つ加圧
部材を受圧部材側に移動後、該真空圧と該受圧部材に連
結した油圧装置による加圧で型締めを行うことを特徴と
する加圧成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8663098A JP3801776B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 加圧成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8663098A JP3801776B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 加圧成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11277564A true JPH11277564A (ja) | 1999-10-12 |
JP3801776B2 JP3801776B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=13892359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8663098A Expired - Fee Related JP3801776B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 加圧成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3801776B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016172414A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-09-29 | 株式会社松田製作所 | 真空射出成形装置及び真空射出成形方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020029025A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | Nok株式会社 | ループ体の成形装置および成形方法 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8663098A patent/JP3801776B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016172414A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-09-29 | 株式会社松田製作所 | 真空射出成形装置及び真空射出成形方法 |
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