JPH1127696A - 画像処理方法及び装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理方法及び装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JPH1127696A
JPH1127696A JP9173635A JP17363597A JPH1127696A JP H1127696 A JPH1127696 A JP H1127696A JP 9173635 A JP9173635 A JP 9173635A JP 17363597 A JP17363597 A JP 17363597A JP H1127696 A JPH1127696 A JP H1127696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
motion compensation
processing
pixel
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9173635A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Takeuchi
義尊 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9173635A priority Critical patent/JPH1127696A/ja
Publication of JPH1127696A publication Critical patent/JPH1127696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像信号から1フレームの静止画像を得る
場合に色差信号の演算量を減らし、演算を高速にかつ正
確に行えるようにする。 【解決手段】 記録媒体101から再生されたインター
レース符号化画像データ102は処理103で1フレー
ム分取り込まれ、処理105で復号化される。次に処理
106で輝度信号Yと線順次化された色差信号Cr、C
bとに分けられ、それぞれ動き補償処理110〜112
に送られる。Yについては注目画素の上下の2画素の平
均値を注目画素の値とする。線順次化されているCr、
Cbについては、注目画素の上下の2画素を用いて補間
する場合、注目画素から2画素の各々までの距離に応じ
た係数を反映させた演算を行う。動き補償されたCr、
Cbは次に同次化処理113、114においてデータの
ないライン上にオフセットデータを挿入し、垂直方向に
線同次化フィルタをかけて同次化した後、Yと共に出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
のうち線順次化された信号に対して行われる画像処理方
法及び装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン信号の動画像データ
をディジタル信号として扱う技術が発達し、その画質が
向上するにつれて、動画像データのうちの1フレーム分
の画像を、スチル画面としてモニタ上に表示したり、ビ
デオプリンタなどでプリントアウトする需要が高まって
きている。モニタやビデオプリンタなどの画像出力機器
に伝送して出力する画像データを記録媒体に記録してお
く場合は、通常圧縮符号化技術などが用いられ、画像デ
ータは符号化されたディジタルデータとして扱われてい
る。
【0003】現在、欧州や中国などで用いられている、
625本/50Hz(走査数/フィールド周波数)方式
と呼ばれるテレビジョン信号をディジタル記録する場
合、情報量を削減するために、入力信号であるYCrC
b4:2:2コンポーネント信号のうち、比較的視覚に
影響を及ぼしにくい2つの色差信号Cr、Cbについ
て、各フィールドにおいて1ラインずつデータを間引く
線順次化処理を行うことで、YCrCb4:2:0コン
ポーネント信号に変換し、その後圧縮符号化処理を行っ
て記録媒体に記録するようにしている。
【0004】このときの4:2:2信号に対応する4:
2:0信号の各色差信号成分Cr、Cbの画素位置のイ
メージをそれぞれ図12(a)〜(d)に示す。図12
において×印が間引かれたラインの画素を示している。
【0005】このように色差信号が線順次化されて圧縮
符号化記録された動画像データを、記録媒体から読み出
して復号化し、1フレームのスチル画像として再生出力
する場合は、まず4:2:0信号の画像データを線同次
化し、4:2:2の動画像データ信号として再生する。
次に、このY、Cr、Cbの各信号成分毎に1フレーム
内で、フィールド間の時間差(この場合は1/50se
c)によって生じる動きを補正する画像処理を行って1
フレーム分のスチルデータとして出力する。
【0006】図13は上記の処理を行う従来の画像処理
装置を示す。図13において、記録媒体601から読み
出された符号化画像データは、復号化回路602におい
て4:2:0コンポーネント信号として復号再生され
る。この4:2:0信号のうちの色差信号Cr604、
Cb605については、線同次化回路Cr606、Cb
607に送られて輝度信号と同じ走査線数になるように
4:2:2信号に同次化される。
【0007】図14は線同次化回路Cr606、Cb6
07の構成を示し、図15はその処理内容を示す。な
お、線同次化回路Cr606と線同次化回路Cb607
の構成は共通である。図14において、線順次化された
色差信号Cr604、Cb605は、入力端子701よ
り入力され、まず8ビット色差信号のオフセット値であ
る128(703)を、スイッチ702により図15の
×印で示すフィールド内の各走査線間に挿入することに
よって、走査線数を輝度信号と同じにする。次に、線同
次化フィルタ704で垂直方向のフィルタをかけること
で、輝度信号と同次化された色差信号を得ることができ
る。なお、フィルタ704は4つの1ライン遅延素子を
用いた垂直5タップのディジタルフィルタに構成されて
いる。線同次化された色差信号は、出力端子705より
色差信号Cr608、Cb609として出力される。
【0008】以上のようにして得られた4:2:2コン
ポーネント信号Y603、Cr608、Cb609を、
それぞれ動き補償回路Y610、Cr611、Cb61
2に送る。この動き補償回路の従来の一例を図16に示
し、その処理内容を図17に示す。図16の動き補償回
路は、入力端子801より入力された4:2:2コンポ
ーネント信号の輝度信号Y603、色差信号Cr60
8、Cb609のそれぞれについて、第1フィールドの
データを用いて第2フィールドのデータを補間し、擬似
的に1フレームの画像を作成するものである。
【0009】例えば図17に示されるように、第2フィ
ールド上の各画素を補間される画素とし、画面上でその
注目画素zの上下に位置する第1フィールド上の2つの
画素x、yの平均値を補間値とすることで補間を行う。
この演算を行うのが図16の平均化回路802である。
この平均化回路での演算により得られた第2フィールド
の画素データ803と、処理していない第1フィールド
の画素データ804とを、スイッチ805により1ライ
ン毎に切り換えて出力することにより、出力端子806
より動き補償された1フレームのデータを得る。
【0010】上記の処理によって、垂直方向の解像度は
半減するものの、フィールド間の時間差によって生じる
画像のズレを、擬似的なフレーム画像を作成することで
補正することができる。
【0011】再び図13において、以上のようにして得
られた1フレーム毎に動き補償された4:2:2動画像
信号Y、Cr、Cb613〜615からスチル画像とし
て1フレーム分出力するために、1フレーム画像出力命
令信号入力回路617によりスチル画像出力命令信号を
入力し、これに応じて動画像データのうちの1フレーム
分の画像データが1フレーム画像データ出力回路616
から送出される。このようにして、1フレーム分の4:
2:2コンポーネント画像をコンポーネント画像出力端
子618〜620より得て、このデータをモニタやビデ
オプリンタなどに伝送して出力することにより、フィー
ルド間の動き補償が施された1フレームのスチル画像を
得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像処
理装置においては、符号化画像データを復号して同次化
することで動画像データを得て、そのデータから1フレ
ーム分の画像データを取り込んで動き補償された1フレ
ーム分のスチル画像を得るため、色差線同次化処理以降
の各演算処理で取り扱う色差信号の情報量が2倍とな
り、演算処理量が多くなるという問題があった。
【0013】また、線同次化処理によって垂直方向に1
画素おきに擬似データを内挿して、その画素値を用いて
動き補償の処理を行うため、正確な動き補償処理ができ
ないという問題もあった。
【0014】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたもので、色差信号の動き補償や動き検出のための演
算量を減少させ、より高速にかつ正確に行うことを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による画
像処理方法は、輝度信号と線順次化された複数の色差信
号との各信号成分からなる画像信号の上記各信号成分に
ついて1単位画面内での順次走査化のための画像処理を
行い、次に上記処理された色差信号成分について上記処
理された輝度信号成分との線同次化処理を行い、各信号
成分を出力するようにしている。
【0016】請求項2の発明による画像処理方法は、水
平及び/又は垂直方向にサブサンプリングされた輝度信
号と線順次化された色差信号との各信号成分からなる画
像信号の上記各信号成分について1単位画面内での順次
走査化のための画像処理を行い、次に上記処理された輝
度信号成分について内挿補間処理を行い、上記処理され
た色差信号成分と共に出力するようにしている。
【0017】請求項8の発明による画像処理装置は、輝
度信号と線順次化された複数の色差信号との各信号成分
からなる画像信号の上記各信号成分について1単位画面
内での順次走査化のための画像処理を行う画像処理手段
と、上記処理された色差信号成分について上記処理され
た輝度信号成分との線同次化処理を行い、線同次化処理
された各信号成分を出力する同次化処理手段とを設けて
いる。
【0018】請求項9の発明による画像処理装置は、水
平及び/又は垂直方向にサブサンプリングされた輝度信
号と線順次化された色差信号との各信号成分からなる画
像信号の上記各信号成分について1単位画面内での順次
走査化のための画像処理を行う画像処理手段と、上記処
理された輝度信号成分について内挿補間処理を行い、上
記処理された色差信号成分と共に出力する補間処理手段
とを設けている。
【0019】請求項15の発明によるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体においては、輝度信号と線順次化さ
れた複数の色差信号との各信号成分からなる画像信号の
上記各信号成分について1単位画面内での順次走査化の
ための画像処理を行う手順と、上記処理された色差信号
成分について上記処理された輝度信号成分との線同次化
処理を行い、各信号成分を出力する手順とを実行するた
めのプログラムを記録している。
【0020】請求項16の発明によるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体においては、水平及び/又は垂直方
向にサブサンプリングされた輝度信号と線順次化された
色差信号との各信号成分からなる画像信号の上記各信号
成分について1単位画面内での順次走査化のための画像
処理を行う手順と、上記処理された輝度信号成分につい
て内挿補間処理を行い、上記処理された色差信号成分と
共に出力する手順とを実行するプログラムを記録してい
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1の実施の形態
を示す。この図1は、記録媒体から読み出した符号化画
像データをコンピュータに取り込み、復号化処理や補間
による動き補償などの演算処理を行って、1フレーム分
のスチル画像データを得るソフトウェアのアルゴリズム
を示したものである。図1において、記録媒体101か
ら読み出された符号化画像データ102は、入力処理1
03において、外部からの1フレーム分のスチル画像デ
ータ取り込み命令104によって、1フレーム分の動画
像データのみが取り込まれる。この1フレーム分の動画
像データは、復号化処理105において復号化され、
4:2:0コンポーネント信号を得て、各信号成分であ
る輝度信号Y、色差信号Cr、Cbは判別処理106に
おいて画像データ107、108、109に振り分けら
れ、それぞれ動き補償処理Y110、Cr111、Cb
112に送られる。
【0022】動き補償処理110〜112に送られてき
た画像データ107〜109は、フィールドごと、すな
わち奇数ラインと偶数ラインとの間でフィールド間の時
間差(1/50秒)によるズレが生じている。動き補償
処理110〜112のうちの輝度信号Yの処理110に
ついては従来と同様に図15、図17に示されるよう
に、最下部のラインを除く偶数ラインの上下に位置する
奇数ライン上の画素x、yの平均値(x+y)/2を用
いて、この値を補間される画素zの値とすることで動き
補償を行うことができる。
【0023】次に、本発明のポイントである色差信号C
r、Cbの動き補償処理111、112について説明す
る。色差信号Cr、Cbについては、線順次処理が施さ
れているので、1フレーム内での画素の配置は図2
(a)、(b)のように、2ラインごとにCrデータの
みの列、Cbデータのみの列になっている。そこで、図
2(a)、(b)におけるAの画素とBの画素の値を用
いてPの画素を補間する場合、画面上での画素間距離A
PとBPの比は1:3であることから、補間画素Pの補
間値Pを、 P=(3A+B)/4 ………(1) で求める。
【0024】このようにして、画素間距離の比を補間式
に反映させることによって、より適切な補間値を補間さ
れる画素に与えて動き補償処理を施すことができる。
【0025】次に、上記により動き補償されたCr、C
bデータに対して図1の線同次化処理113、114を
行う。ここでは、Cr、Cb各画像データの存在しない
走査線上にオフセットデータ128という画素値を与
え、垂直方向に線同次化フィルタをかけることにより、
輝度信号と同じ走査線数の画像データを作成する。この
ようにして得られた1フレーム分の各信号成分データ
は、スチル画像出力処理115により動きによるズレの
ないスチル画像として出力され、さらに出力処理116
によりモニタやビデオプリンタなどの1フレーム画像を
出力する装置に送られる。
【0026】本実施の形態によれば、動き補償処理され
た色差信号を線同次化する処理を行うソフトウェアを実
現することができ、色差信号の画像データの動き補償処
理される画素数を半減させて演算量を減少させることが
できる。また、線同次化によって内挿された画素データ
を用いて動き補償処理を行わず、画素間距離を考慮した
演算を行うことで、より正確な動き補償処理を行うこと
ができる。
【0027】図3に本発明の第2の実施の形態を示す。
この図3は、記録媒体から読み出した符号化画像データ
をコンピュータに取り込み、復号化処理やフィールド間
の時間差によって生じる動きを検出する処理、及び動き
検出結果に応じて補間処理を行う動き補償の演算処理を
行って、1フレーム分のスチル画像データを得るソフト
ウェアのアルゴリズムを示したものである。
【0028】図3において、記録媒体201から読み出
された符号化画像データ202は、入力処理203にお
いて、外部からの1フレーム分のスチル画像データ取り
込み命令204によって、1フレーム分の動画像データ
のみが取り込まれる。この1フレーム分の動画像データ
は、復号化処理205において復号化され、4:2:0
コンポーネント信号を得て、各信号成分である輝度信号
Y、色差信号Cr、Cbは判別処理206において画像
データ207、208、209に振り分けられ、それぞ
れ動き検出処理Y210、Cr212、Cb214に送
られる。
【0029】動き検出処理210、212、214に送
られてきた画像データ207〜209のうちの動きのあ
る部分については、フィールドごと、すなわち奇数ライ
ンと偶数ラインとの間でフィールド間の時間差(1/5
0秒)によるズレが生じている。動き検出処理210、
212、214においては、偶数ライン上の画素毎に画
面上で上下に位置する奇数ラインの画素との間で演算を
行って、このズレである動き部分の判定を行う。
【0030】輝度信号Yの動き検出処理210について
は、図4に示されるように、画面上で最下部のラインを
除く偶数ラインの上下に位置する奇数ライン上の画素
x、yの平均値(x+y)/2と補間処理される注目画
素の値zとの差を、あるしきい値th−Yとの間で比較
を行い、 |(x+y)/2−z|>th−Y ………(2) となるとき、画素zは「動き」のある画素であると判定
する。また、この条件を満たさない場合は、この偶数ラ
イン上の画素zを「静止」画素とする。
【0031】また、本発明のポイントのひとつである色
差信号Cr、Cbの動き検出処理212、214につい
ては、色差信号Cr、Cbに線順次処理が施されている
ので、1フレーム内での画素の配置は図2(a)、
(b)のように、2ラインごとにCrデータのみの列、
Cbデータのみの列となっている。
【0032】そこで、図2(a)、(b)におけるAの
画素及びBの画素の値とPの注目画素との間の演算値
を、あるしきい値th−Cと比較して動きの判定を行う
場合、画面上での画素間距離APとBPの比は1:3で
あることから、 |(3A+B)/4−P|>th−C ………(3) となるとき、画素Pは「動き」のある画素であると判定
する。また、この条件を満たさない場合は、この偶数ラ
イン上の画素Pを「静止」画素とする。
【0033】このように画素間距離の比を動き検出の演
算式に反映させることによって、より適切な動き検出処
理を施すことができる。
【0034】次に、これら各信号成分毎に行われた動き
検出処理の動き判定結果に応じて、図3の動き補償処理
Y211、Cr213、Cb215において、以下のよ
うに補間処理が行われる。輝度信号Yの処理211につ
いては、「静止」の判定のときは、画素zの値をそのま
ま補間される画素の画素値として採用し、フレーム内の
画像の解像度を保つ。また、「動き」の判定のときは、
図4に示されるように、補間処理が施される画面上で最
下部のラインを除く偶数ラインの上下に位置する奇数ラ
イン上の画素x、yの平均値(x+y)/2を用いて、
この値を補間される画素値とすることで動き補償を行
う。
【0035】本発明のポイントのひとつである色差信号
Cr、Cbの動き補償処理213、215については、
色差信号Cr、Cbに線順次処理が施されているので、
1フレーム内での画素の配置は図2(a)、(b)のよ
うに、2ラインごとにCrデータのみの列、Cbデータ
のみの列となっている。そこで、「静止」の判定であっ
たときには、輝度信号Yと同様に、画素Pの値をそのま
ま補間される画素の画素値として採用する。
【0036】また、動き検出処理の動き判定結果が「動
き」であったときは、図2(a)、(b)におけるAの
画素とBの画素の値を用いてPの画素を補間する。この
場合、画面上での画素間距離APとBPの比は1:3で
あることから、補間画素Pの補間値Pは次式で求める。 P=(3A+B)/4 ………(4)
【0037】このように画素間距離の比を補間式に反映
させることによって、より適切な補間値を補間される画
素に与えて動き補償処理を施すことができる。
【0038】次に、動き補償されたCr、Cbデータに
対して図3の線同次化処理216、217を行う。ここ
では、Cr、Cb各画像データの存在しない走査線上に
オフセットデータ128という画素値を与え、垂直方向
に線同次化フィルタをかけることにより、輝度信号と同
じ走査線数の画像データを作成する。このようにして得
られた1フレーム分の各信号成分データは、スチル画像
出力処理218により動きによるズレのないスチル画像
として出力され、さらに出力処理219によりモニタや
ビデオプリンタなどの1フレーム画像を出力する装置に
送られる。
【0039】本実施の形態によれば、動き検出及び動き
補償処理された色差信号を線同次化する処理を行うソフ
トウェアを実現することができ、色差信号の画像データ
の動き補償処理される画素数を半減させて演算量を減少
させることができる。さらに、線同次化によって内挿さ
れた画素データを用いて動き補償処理を行わずに、画素
間距離を考慮した演算を行うことで、より正確な動き検
出及び動き補償処理を行うことができる。
【0040】図5に本発明の第3の実施の形態を示す。
この図5は、記録媒体から読み出した符号化画像データ
を復号し、そこから得られた水平及び/又は垂直方向に
サブサンプリングされた輝度信号と線順次化された色差
信号とに対して動き検出及び動き補償処理を行い、その
後、輝度信号については内挿処理を行い、また色差信号
については線同次化処理を行い、1フレーム分のスチル
画像データを出力する画像処理装置を示している。
【0041】図5において、301は記録媒体、302
は復号化回路、306は動き検出/動き補償回路Y、3
07は動き検出/動き補償回路Cr、308は動き検出
/動き補償回路Cb、312は内挿処理回路Y、313
は線同次化回路Cr、314は線同次化回路Cb、31
8は1フレーム分の画像データ出力回路、319は1フ
レーム画像出力命令信号入力回路、320はスチル画像
Y出力端子、321はスチル画像Cr出力端子、322
はスチル画像Cb出力端子である。
【0042】次に、動作について説明する。記録媒体3
01から符号化動画像データが読み出され、復号化回路
302により復号化されて、輝度信号が水平方向にサブ
サンプルされた2:2:0コンポーネント動画像データ
信号303〜305が再生される。各信号成分である輝
度信号Y、色差信号Cr、Cbは、それぞれ第1フィー
ルドの画像データ、第2フィールドの画像データの順で
動き検出/動き補償回路306〜308に送られ、以下
のようにして画素ごとに動き検出及び動き補償処理が行
われる。
【0043】動き検出/動き補償回路306〜308に
送られてきた画像データ303〜305のうちの動きの
ある部分については、フィールド間で時間差(1/50
秒)によるズレが生じている。ここではまず、第2フィ
ールド上の画素毎に、画面上で上下に位置する第1フィ
ールド上の画素との間で演算を行って、動き部分の判定
を行う。
【0044】輝度信号Yについての動き検出/動き補償
回路Y306の詳細を図6に示す。図6において、40
1は4:2:0の輝度信号Y入力端子、402は画素平
均値演算回路、403は1ライン分遅延回路、404は
1フィールド分遅延回路、405は第2フィールド元デ
ータ、406は第2フィールド補間データ、407は減
算機、408は絶対値演算回路、409は比較回路、4
10は動き検出しきい値th−Y、411は動き判定結
果信号、412は補間画素切換え回路(スイッチ)、4
13は動き補償された4:2:0輝度信号Y出力端子で
ある。
【0045】次に、動作について説明する。輝度信号Y
の画素が、図7に示されるようにサブサンプルされたデ
ータであるとすると、本発明のポイントである動き検出
処理は、第2フィールド上の注目画素z(図6の40
5)と、その上下に位置する第1フィールド上の画素x
1、x2、y1、y2の平均値(図6の406)との差
の絶対値を、あるしきい値th−Yとの間で比較回路4
09で比較を行い、 |(x1+x2+y1+y2)/4−z|>th−Y ………(5) となるとき、画素zは「動き」のある画素であると判定
する。この条件を満たさない画素zについては、「静
止」画素と判定する。
【0046】また、本発明のポイントのひとつである色
差信号Cr、Cbについての動き検出/動き補償回路3
07、308の詳細を図8に示す。図8において、50
1は4:2:0色差信号CrまたはCb入力端子、50
2は画素平均値演算回路、503は2ライン分遅延回
路、504は1フィールド分遅延回路、505は第2フ
ィールド元データ、506は第2フィールド補間データ
(平均値)、507は減算機、508は絶対値演算回
路、509は比較回路、510は動き検出しきい値th
−C、511は動き判定結果信号、512は補間画素切
換え回路(スイッチ)、513は動き補償された4:
2:0色差信号CrまたはCb出力端子である。
【0047】色差信号Cr、Cbは線順次処理が施され
ているので、1フィールド内での画素の配置は図9
(a)、(b)のように、1ラインごとにCrデータの
みの列、Cbデータのみの列となっている。
【0048】そこで、図9(a)、(b)におけるAの
画素及びBの画素の値とPの注目画素との間の演算値を
比較回路509で、あるしきい値th−Cと比較して動
きの判定を行う場合、画面上での画素間距離APとBP
の比は1:3であることから、画素AとBのPの位置に
おける図8の平均値506は(3A+B)/4となる。
この平均値と画素Pの値との差の絶対値とth−Cとの
比較結果が、 |(3A+B)/4−P|>th−C ………(6) となるとき、画素Pは「動き」のある画素と判定し、こ
の条件を満たさない画素Pについては、「静止」画素と
判定する。
【0049】このように画素間距離の比を動き検出の演
算式に反映させることによって、より適切な動き検出処
理を施すことができる。
【0050】次に、これら各信号成分毎に行われた動き
検出による図6、図8の動き判定結果信号411及び5
11に応じて、以下のように補間処理が行われる。輝度
信号Yの処理については、第1フィールドの画素データ
と第2フィールドの画素データとの間で「静止」の判定
のときは、スイッチ412を図の上側に切換えて画素値
z(図6の405)をそのまま補間される画素の画素値
として採用し、フレーム内の画像の解像度を保つ。
【0051】また、本発明のポイトンである「動き」の
判定のときは、図7に示されるように、第2フィールド
上の画素zの上下に位置する第1フィールドの画素x
1、x2、y1、y2の平均値(x1+x2+y1+y
2)/4(図6の406)を補間される画素の値となる
ようにスイッチ412を下側に切換えて、動き補償され
た画像データを出力端子413から出力する。
【0052】ここで、本発明のポイントのひとつである
色差信号Cr、Cbの動き補償処理については、色差信
号Cr、Cbに線順次処理が施されているので、各フィ
ールド内での画素の配置は図9(a)、(b)のよう
に、1ラインごとにCrデータのみの列、Cbデータの
みの列となっている。そこで、第1フィールドの画素デ
ータと第2フィールドの画素データとの間で「静止」の
判定のときには、輝度信号Yと同様に、画素値P(図8
の505)をそのまま画素値として採用するように、図
8のスイッチ512を上側に切換えて出力端子513か
ら画素データを出力する。
【0053】また、動き検出処理の動き判定結果信号5
11が「動き」であったときは、図9(a)、(b)に
おけるAの画素とBの画素の値を用いてPの画素を補間
する。この場合、画面上での画素間距離APとBPの比
は1:3であることから、補間画素Pの補間値Pは、 P=(3A+B)/4 ………(7) で求め、スイッチ512を下側に切換えて、動き補償さ
れた画素データP(図8の506)を出力端子513か
ら出力する。
【0054】このようにして、画素間距離の比を補間式
に反映させることによって、より適切な補間値を補間さ
れる画素に与えて動き補償処理を施すことができる。
【0055】次に、動き補償されたYデータ309に対
しては、内挿処理回路Y312によって元の画素数に再
生し、また、Crデータ310、Cbデータ311に対
しては、線同次化回路Cr313、Cb314において
線同次化処理を行う。
【0056】図5の輝度信号Yの内挿処理回路Y312
では、図10に示されるように、ゼロデータ1303
を、各画素間にスイッチ1302を1画素毎に切換える
ことで挿入し、水平方向のサブサンプルフィルタ130
4をかけることで、元の画素数に再生する。
【0057】また、色差信号Cr、Cbに対しては、C
r、Cb各画像データの存在しない走査線上にオフセッ
トデータ128という画素値を与え、垂直方向に線同次
化フィルタをかけることにより、輝度信号と同じ走査線
数の画像データを作成する。
【0058】以上のようにして得られた1フレーム毎に
動き補償された4:2:2動画像信号Y315、Cr3
16、Cb317からスチル画像として1フレーム分出
力するために、1フレーム画像出力命令信号入力回路3
19によりスチル画像出力命令信号を入力し、これに応
じて動画像データのうちの1フレーム分の画像データが
1フレーム画像データ出力回路318から送出される。
【0059】このようにして、1フレーム分の4:2:
2コンポーネント画像をコンポーネント画像出力端子3
20〜322より得て、このデータをモニタやビデオプ
リンタなどに伝送して出力することで、フィールド間の
動き補償が施された1フレームのスチル画像を得る。
【0060】以上のように本実施の形態によれば、動き
検出及び動き補償処理された輝度信号を内挿処理し、動
き検出及び動き補償された色差信号を線同次化する処理
を行う画像処理装置を実現することができ、輝度信号と
色差信号の画像データの動き補償処理される画素数を半
減させて演算量を減少させることで処理時間の高速化を
図ることができる。さらに、内挿された画素データを用
いて動き検出及び動き補償処理を行わずに、画素間距離
を考慮した演算を行うことで、より正確な動き補償処理
を行うことができる。
【0061】図11は、上述した第1〜第3の実施の形
態で説明した処理をマイクロコンピュータ(以下マイコ
ン)によるソフトウェア処理によって実現した場合にお
ける第4の実施の形態を示す。本実施の形態は、例えば
磁気テープを記録媒体とするディジタルVTRに用いら
れるもので、図11のマイコン903は前述により説明
した第1〜第3の実施の形態と同様の機能を有する。
【0062】図11において、再生処理回路902によ
り、記録媒体901からの圧縮符号化されたディジタル
画像信号を再生し、誤り訂正処理、情報の復号化処理等
を施して、マイコン903にインターレース形式で出力
する。マイコン903は、ハードディスクやフロッピィ
ディスク等で構成された本発明による記録媒体としての
メモリ904に記憶されたプログラムに従って処理を行
い、再生画像信号から静止画像を抽出して出力する。従
って、メモリ904には、前述した第1〜第3の実施の
形態において説明した処理を実行するためのプログラム
が記録されている。
【0063】以上述べた第1〜第4の実施の形態では、
輝度信号内挿処理や色差線同次化の前での1フレーム内
の動き検出及び動き補償の処理についてのみを扱った
が、画像のエッジ強調や色調の調整などの画像処理にも
有効である。また、色差信号の水平方向でのサブサンプ
リング、さらには輝度信号を垂直方向にサブサンプリン
グした画像を再生する場合にも、内挿処理前に以上のよ
うな画像処理を施すことにも有効である。
【0064】本発明の実施の形態によれば、輝度信号
Y、色差信号Cr、Cbの各コンポーネント信号成分か
らなる画像信号を出力する画像処理において、サブサン
プリングされた輝度信号と線順次化された色差信号に対
して、スチル画像データの出力が選択されたときは、1
フレーム内での動き検出及び動き補償の画像処理を行
い、その次に輝度信号成分について内挿処理を行い、ま
た色差信号成分について輝度信号成分との同次化を行
い、各画像信号成分を出力することにより、各信号成分
の画素の動き補償の演算量を減少させ、より高速に動き
補償処理を行うことができる。
【0065】また、動き検出及び動き補償処理を行うた
めに用いられる画素の位置と、動き補償処理を施されて
補間される画素の位置との画面上での空間的な距離を考
慮して、その距離を考慮した係数を動き検出及び動き補
償を行うために用いられる画素の画素値に反映させて、
補間される画素の画素値を求めることで、より正確な動
き補償処理を実現させることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色差信号の演算量を減少させることができ、これにより
高速な処理を実現することができ、また動き補償や動き
検出をより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による処理のアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【図2】色差信号の補間処理を説明する構成図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による処理のアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【図4】輝度信号の補間処理を説明する構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による画像処理装置
を示すブロック図である。
【図6】図5の動き検出/動き補償回路Yの詳細を示す
ブロック図である。
【図7】サブサンプリング処理された輝度信号の画素の
配置を示す構成図である。
【図8】図5の動き検出/動き補償回路Cr、Cbの詳
細を示すブロック図である。
【図9】色差信号の補間処理を説明する構成図である。
【図10】サブサンプリング処理された輝度信号に対し
て、内挿処理により再生する回路を示すブロック図であ
る。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図
である。
【図12】線順次処理された画素を説明する構成図であ
る。
【図13】従来の画像処理装置を示すブロック図であ
る。
【図14】図13の線同次化回路を示すブロック図であ
る。
【図15】線同次処理された画素を説明する構成図であ
る。
【図16】図13の動き補償回路を示すブロック図であ
る。
【図17】輝度信号の補間処理を説明する構成図であ
る。
【符号の説明】 106、206 輝度信号Y及び色差信号Cr、Cb判
別処理 107、207 輝度信号Y画像データ 108、208 色差信号Cr画像データ 109、209 色差信号Cb画像データ 110、211 動き補償処理Y 111、213 動き補償処理Cr 112、215 動き補償処理Cb 113、216 線同次化処理Cr 114、217 線同次化処理Cb 115、218 スチル画像出力処理 210 動き検出処理Y 212 動き検出処理Cr 214 動き検出処理Cb 303 輝度信号Y画像データ 304 色差信号Cr画像データ 305 色差信号Cb画像データ 306 動き検出/動き補償回路Y 307 動き検出/動き補償回路Cr 308 動き検出/動き補償回路Cb 312 内挿処理回路Y 313 線同次化回路Cr 314 線同次化回路Cb 318 1フレーム分の画像データ出力回路 320 スチル画像Y出力端子 321 スチル画像Cr出力端子 322 スチル画像Cb出力端子 413 動き補償された4:2:0輝度信号Y出力端子 513 動き補償された4:2:0色差信号Crまたは
Cb出力端子

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号と線順次化された複数の色差信
    号との各信号成分からなる画像信号の上記各信号成分に
    ついて1単位画面内での順次走査化のための画像処理を
    行い、次に上記処理された色差信号成分について上記処
    理された輝度信号成分との線同次化処理を行い、各信号
    成分を出力することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 水平及び/又は垂直方向にサブサンプリ
    ングされた輝度信号と線順次化された色差信号との各信
    号成分からなる画像信号の上記各信号成分について1単
    位画面内での順次走査化のための画像処理を行い、次に
    上記処理された輝度信号成分について内挿補間処理を行
    い、上記処理された色差信号成分と共に出力することを
    特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 上記1単位画面内での画像処理は、動き
    補償処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の
    画像処理方法。
  4. 【請求項4】 上記1単位画面内での画像処理は、1フ
    レーム内での動き補償処理を行うことを特徴とする請求
    項1又は2記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 上記動き補償処理は、この動き補償処理
    を行うために用いられる参照画素の位置と、動き補償処
    理を施されて補間される注目画素の位置との画面上での
    空間的な距離に応じた係数を、上記参照画素の画素値に
    反映させることにより、上記注目画素の画素値を求める
    ことを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 上記1単位画面内の画像処理は、1単位
    画面内での動き検出及び動き補償の各処理を行うことを
    特徴とする請求項1又は2記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 上記動き検出及び動き補償の各処理は、
    この動き検出及び動き補償処理を行うために用いられる
    参照画素の位置と、動き補償処理を施されて補間される
    注目画素の位置との画面上での空間的な距離に応じた係
    数を、上記参照画素の画素値に反映させることにより、
    上記注目画素の画素値を求めることを特徴とする請求項
    6記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 輝度信号と線順次化された複数の色差信
    号との各信号成分からなる画像信号の上記各信号成分に
    ついて1単位画面内での順次走査化のための画像処理を
    行う画像処理手段と、上記処理された色差信号成分につ
    いて上記処理された輝度信号成分との線同次化処理を行
    い、線同次化処理された各信号成分を出力する同次化処
    理手段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 水平及び/又は垂直方向にサブサンプリ
    ングされた輝度信号と線順次化された色差信号との各信
    号成分からなる画像信号の上記各信号成分について1単
    位画面内での順次走査化のための画像処理を行う画像処
    理手段と、上記処理された輝度信号成分について内挿補
    間処理を行い、上記処理された色差信号成分と共に出力
    する補間処理手段とを設けたことを特徴とする画像処理
    装置。
  10. 【請求項10】 上記画像処理手段による1単位画面内
    での画像処理は、動き補償処理を行うことを特徴とする
    請求項8又は9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記画像処理手段による1単位画面内
    での画像処理は、1フレーム内での動き補償処理を行う
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記動き補償処理は、この動き補償処
    理を行うために用いられる参照画素の位置と、動き補償
    処理を施されて補間される注目画素の位置との画面上で
    の空間的な距離に応じた係数を、上記参照画素の画素値
    に反映させることにより、上記注目画素の画素値を求め
    ることを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記画像処理手段による1単位画面内
    の画像処理は、1単位画面内での動き検出及び動き補償
    処理の各処理を行うことを特徴とする請求項8又は9記
    載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 上記動き検出及び動き補償処理の各処
    理は、この動き検出及び動き補償処理を行うために用い
    られる参照画素の位置と、動き補償処理を施されて補間
    される注目画素の位置との画面上での空間的な距離に応
    じた係数を、上記参照画素の画素値に反映させることに
    より、上記注目画素の画素値を求めることを特徴とする
    請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 輝度信号と線順次化された複数の色差
    信号との各信号成分からなる画像信号の上記各信号成分
    について1単位画面内での順次走査化のための画像処理
    を行う手順と、上記処理された色差信号成分について上
    記処理された輝度信号成分との線同次化処理を行い、各
    信号成分を出力する手順とを実行するためのプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 水平及び/又は垂直方向にサブサンプ
    リングされた輝度信号と線順次化された色差信号との各
    信号成分からなる画像信号の上記各信号成分について1
    単位画面内での順次走査化のための画像処理を行う手順
    と、上記処理された輝度信号成分について内挿補間処理
    を行い、上記処理された色差信号成分と共に出力する手
    順とを実行するためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 上記1単位画面内での画像処理は、動
    き補償処理を行うことを特徴とする請求項15又は16
    記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 上記1単位画面内での画像処理は、1
    フレーム内での動き補償処理を行うことを特徴とする請
    求項15又は16記載のコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  19. 【請求項19】 上記動き補償処理は、この動き補償処
    理を行うために用いられる参照画素の位置と、動き補償
    処理を施されて補間される注目画素の位置との画面上で
    の空間的な距離に応じた係数を、上記参照画素の画素値
    に反映させることにより、上記注目画素の画素値を求め
    ることを特徴とする請求項17記載のコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 上記1単位画面内の画像処理は、1単
    位画面内での動き検出及び動き補償の各処理を行うこと
    を特徴とする請求項15又は16記載のコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 上記動き検出及び動き補償の各処理
    は、この動き検出及び動き補償処理を行うために用いら
    れる参照画素の位置と、動き補償処理を施されて補間さ
    れる注目画素の位置との画面上での空間的な距離に応じ
    た係数を、上記参照画素の画素値に反映させることによ
    り、上記注目画素の画素値を求めることを特徴とする請
    求項20記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP9173635A 1997-06-30 1997-06-30 画像処理方法及び装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH1127696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9173635A JPH1127696A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 画像処理方法及び装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9173635A JPH1127696A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 画像処理方法及び装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1127696A true JPH1127696A (ja) 1999-01-29

Family

ID=15964271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9173635A Pending JPH1127696A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 画像処理方法及び装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1127696A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013132902A1 (ja) * 2012-03-06 2013-09-12 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 画像信号処理方法および装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013132902A1 (ja) * 2012-03-06 2013-09-12 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 画像信号処理方法および装置
US8736758B2 (en) 2012-03-06 2014-05-27 International Business Machines Corporation Image signal processing method and apparatus
JP5613351B2 (ja) * 2012-03-06 2014-10-22 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 画像信号処理方法および装置
GB2514298A (en) * 2012-03-06 2014-11-19 Ibm Image signal processing method and device
DE112013000698B4 (de) * 2012-03-06 2016-03-03 International Business Machines Corporation Verfahren und Vorrichtung zur Bildsignalverarbeitung
GB2514298B (en) * 2012-03-06 2016-08-24 Ibm Image signal processing method and apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6473460B1 (en) Method and apparatus for calculating motion vectors
JP3893227B2 (ja) 走査線補間装置、及び走査線補間方法
JPH08317336A (ja) 補間画像データ生成装置および方法
JPH01318376A (ja) 静止画像フリッカ抑制方法
US6243140B1 (en) Methods and apparatus for reducing the amount of buffer memory required for decoding MPEG data and for performing scan conversion
JPH1127696A (ja) 画像処理方法及び装置並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPS62217784A (ja) 動き補正型フレーム数変換方法
JP3154272B2 (ja) 画像変換装置及び方法
JP2003289511A (ja) 画像走査変換方法及び装置
JPH07212752A (ja) ディジタル画像信号の処理装置
JPH05252486A (ja) 映像信号の走査変換装置
JP2894270B2 (ja) フリッカ低減回路
JPH041556B2 (ja)
JP3020544B2 (ja) 画像信号の走査変換装置
JP3537189B2 (ja) テレビジョン信号変換装置
JP2519526B2 (ja) 信号処理装置
JP4597282B2 (ja) 画像情報変換装置、変換方法および表示装置
JP3156247B2 (ja) 画像変換装置
JP2580554B2 (ja) 動き適応型内挿回路
JPH0715654A (ja) 静止画像合成方法
JP3569564B2 (ja) 補間画像データ生成装置および方法
JPH0440795A (ja) 動き適応型信号処理回路
JPH0720274B2 (ja) 動きベクトル表示方式
JP2001103433A (ja) 走査倍速信号出力方法
JPH11146347A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法