JP3569564B2 - 補間画像データ生成装置および方法 - Google Patents
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Description
【技術分野】
この発明は,奇数行または偶数行の画素からなるフィールド画像をフレーム画像に変換するための補間画像データ生成装置および方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダ(DVTR)は,CCDのような固体電子撮像素子を用いて被写体を撮像し,撮像により得られた被写体像を表わす映像信号をディジタル画像データに変換して磁気テープに記録するものである。DVTRにおいては動画を記録する際には一定周期でCCDのインターレース読出しを行ない,奇数行の画素からなるフィールド画像と偶数行の画素からなるフィールド画像とを交互に得るのが一般的である。これにより撮像周期を早くすることが可能であり,動きの速い被写体であっても動きの滑らかな画像を記録することができるからである。
【0003】
動画を再生する場合には奇数行の画素からなるフィールド画像と偶数行の画素からなるフィールド画像とが交互に与えられることによりフレーム画像が構成され,テレビジョン装置に映し出される。図2に連続する複数の(ここでは8個)フィールド画像が示されている。連続する2個のフィールド画像から1つのフレーム画像が構成される。たとえば第1フィールド画像と第2フィールド画像から第1フレーム画像が構成され,第3フィールド画像と第4フィールド画像から第2フレーム画像が構成され,第5フィールド画像と第6フィールド画像から第3フレーム画像が構成され,第7フィールド画像と第8フィールド画像とから第4フレーム画像が構成される。
【0004】
所望の場面をプリントとして得たいという要求から,DVTRにおいては動画再生機能に加え静止画再生機能を有するものも開発されてきている。しかしながら動画記録において得られたフィールド画像をプリントしたのでは,フィールド画像は奇数行または偶数行の画素から構成されているため,垂直解像度が低く,高画質のプリントが得られない。
【0005】
高画質なプリントを得るために2つのフィールド画像からフレーム画像を構成すると,2つのフィールド画像間の撮像に時間的なずれがあるため,被写体に動きがある場合,得られるプリントは画像ずれの生じた不鮮明なものとなることがある。このためにフィールド画像において欠如した画素の上下の画素を用いて欠如した画素を生成し,フィールド画像からフレーム画像を構成しフレーム画像のプリントを得るものがある(たとえば特開昭63−187785号公報参照)。この場合には斜め方向の線については階段状の段差を生ずるという欠点がある。
【0006】
この欠点を解消するために,フィールド画像において,欠如している画素の斜め方向の相関の強い方向を検出し,画素の補間を行ないフィールド画像からフレーム画像を生成するものがある(たとえば特開平4−366894号公報参照)。
【0007】
しかしながら,この方法であっても垂直解像度,斜め方向の線について生じる階段状の段差の改善は必ずしも充分ではない。
【0008】
さらに記録時において被写体が静止しているときはフィールド間符号化がなされ,被写体が動いているときはフィールド内符号化がなされていることを利用して補間方法を変えてフレーム画像を得るものもある(たとえば特開平4−86185 号公報)。これはフィールド間符号化またはフィールド内符号化がなされているかをブロックごとに判断し,フィールド間符号化の場合は被写体が静止していると考えられるためフィールド間補間をしてフレーム画像を生成し,フィールド内符号化の場合は被写体が動いていると考えられるためフィールド内補間をしてフレーム画像を生成するものである。この場合符号化時においてフィールド間補間をするかフィールド内補間をするかを判断する必要があり,この判断には動きベクトルを算出するのが一般的である。しかしながらこの動きベクトルの算出はその計算量が膨大である。
【0009】
【発明の開示】
この発明は,動画再生用のフィールド画像から高画質で画像ずれの少ない静止画用のフレーム画像を生成できるようにすることを目的とする。
【0010】
この発明は,インターレース走査することにより,行方向および列方向に存在する多数の画素からなるフレーム画像を構成する,奇数行の画素からなるフィールド画像と偶数行の画素からなるフィールド画像とが交互に連続するものであり,連続する第1のフィールド画像を表わす第1のフィールド画像データと,第2のフィールド画像を表わす第2のフィールド画像データと,第3のフィールド画像を表わす第3のフィールド画像データとが与えられたときに上記第1のフィールド画像と上記第3のフィールド画像との間にある上記第2のフィールド画像を上記フレーム画像に変換するために奇数行または偶数行の画素のうち欠如している画素を表わす補間画像データを生成する装置であり,第1のフィールド画像と第3のフィールド画像上の対応する位置にそれぞれ設定されたウィンドウ内において,第2のフィールド画像上の上記ウィンドウの中心に相当する中心画素を中心位置として点対称の位置にある画素の画素データを取出す第1の画素データ取出手段,第2のフィールド画像上の上記ウィンドウ内であって,上記中心画素を中心位置として点対称の位置にある1対の画素の画素データを取出す第2の画素データ取出手段,上記第1の画素データ取出手段によって取出された第1のフィールド画像の画素データと第3のフィールド画像の画素データとの相関値および上記第2の画素データ取出手段によって取出された第2のフィールド画像の1対の画素の画素データの相関値をそれぞれ算出する相関値算出手段,ならびに上記相関値算出手段によって算出された相関値のうち最も強い相関を表わす相関値を生成した1対の画素データに基づいて,上記第2のフィールド画像の上記中心画素の画素データを補間演算する補間演算手段を備えていることを特徴とする。
【0011】
またこの発明は,上記補間画像データを生成する方法も提供している。すなわち,インターレース走査することにより,行方向および列方向に存在する多数の画素からなるフレーム画像を構成する,奇数行の画素からなるフィールド画像と偶数行の画素からなるフィールド画像とが交互に連続するものであり,連続する第1のフィールド画像を表わす第1のフィールド画像データと,第2のフィールド画像を表わす第2のフィールド画像データと,第3のフィールド画像を表わす第3のフィールド画像データとが与えられたときに上記第1のフィールド画像と上記第3のフィールド画像との間にある上記第2のフィールド画像を上記フレーム画像に変換するために奇数行または偶数行の画素のうち欠如している画素を表わす補間画像データを生成する方法であり,第1のフィールド画像と第3のフィールド画像上の対応する位置にそれぞれ設定されたウィンドウ内において,第2のフィールド画像上の上記ウィンドウの中心に相当する中心画素を中心位置として点対称の位置にある画素の画素データを取出す第1の画素データ取出処理を行ない,第2のフィールド画像上の上記ウィンドウ内であって,上記中心画素を中心位置として点対称の位置にある1対の画素の画素データを取出す第2の画素データ取出処理を行ない,取出された第1のフィールド画像の画素データと第3のフィールド画像の画素データとの相関値および取出された第2のフィールド画像の1対の画素の画素データの相関値をそれぞれ算出し,算出された相関値のうち最も強い相関を表わす相関値を生成した1対の画素データに基づいて,上記第2のフィールド画像の上記中心画素の画素データを補間演算することを特徴とする。
【0012】
上記第1のフィールド画像および上記第3のフィールド画像上において上記ウィンドウの位置を,1または複数画素分ずつ水平方向および垂直方向に順次シフトしながら,上記ウィンドウの各位置で上記第1の画素データ取出動作,上記第2の画素データ取出動作,上記相関演算および上記補間演算を繰返し,第2のフィールド画像と組合わせることによりフレーム画像を得ることができる。
【0013】
補間演算の算出には,最も強い相関を表わす相関値を生成した1対の画素データの平均値を算出することが挙げられる。
【0014】
また上記第1の画素データの取出処理はたとえば,第2のフィールド画像の補間すべき画素の位置に対応する,第1のフィールド画像の画素の画素データおよび第3のフィールド画像の画素の画素データの取出処理が挙げられる。上記第2の画素データの取出処理は,たとえば第2のフィールド画像の補間すべき画素の位置の上下に隣接する1対の画素データを取出す処理が挙げられる。
【0015】
この発明によると,第2のフィールド画像上の上記ウィンドウの中心に相当する中心画素を中心として点対称の位置にある,第1のフィールド画像および第3のフィールド画像上のウィンドウ内の画素の画素データならびに第2のフィールド画像上のウィンドウ内の一対の画素の画素データをそれぞれ取出している。取出した一対の画素の画素データの相関値が算出される。最も強い相関を表わす相関値を生成した一対の画素がほぼ同じ像を表わしている。
【0016】
この発明によるとほぼ同じ像を表わす一対の画素を表わす画素データに基づいて第2のフィールド画像をフレーム画像に変換している。得られるフレーム画像は,エッジの滑らかなものとなる。第2のフィールド画像は奇数行または偶数行の画素からなり比較的垂直解像度の低いものであるが,画素補間が行なわれて得られるフレーム画像は垂直解像度の高いものとなる。したがって高画質の静止画像が得られる。
【0017】
上記第2の画素データ取出処理の一例には,第2のフィールド画像上の上記ウィンドウ内であって,上記中心画素およびこの中心画素に水平方向に隣接する位置に存在すべき画素の上下にある画素を表わすデータを抽出し,これらの画素を表わすデータの加算値を得,得られた加算値が水平方向に存在する画素についての加算値ほど増加または減少しているかどうかを判定し,増加または減少しているときには,上記欠如している画素の上下の画素を表わすデータを取出し,増加または減少していないときには上記欠如している画素の上下の画素および斜め上下の画素の3方向の画素の相関値を算出し,もっとも高い相関を与える画素を表わすデータを取出すものがある。
【0018】
上記加算値が水平方向についての加算値ほど増加または減少しているときは,その部分の画像は階段状の部分である。このような場合,欠如している中心画素の上下の画素を用いて,欠如している中心画素を表わすデータを生成すると階段状の部分が強調され画像の乱れが生じることがある。
【0019】
一方,欠如している中心画素の上下方向,右上左下方向および左上右下方向の3方向にあるそれぞれ2個の画素を表わす画像データを抽出し,それらの相関値を算出し,相関のもっとも高い2個の画素から欠如している画素を表わすデータを生成するものもある。この場合には,欠如している画素の上下にレベルが少し異なる画素があり,欠如している画素の右上左下方向または左上右下方向に存在する画素のレベルが0のときであっても,欠如している画素の右上左下方向または左上右下方向に存在する2個の画素の相関が高いのでこれらの2個の画素にもとづいて欠如している画素が生成される。このため実際の画像と異なる不自然な画像となることがあった。
【0020】
上記においては,上記第2の画素データの取出処理において取出された一対の画素の相関値が,上記第1の画素データの取出処理において取出された一対の画素の相関値よりも高い相関を与えるときには,上記加算値が水平方向についての加算値ほど増加または減少しているときには最も高い上記相関を与える2個の画素にもとづいて上記欠如している画素のデータを生成し,上記加算値が水平方向についての加算値ほど増加または減少していないときには欠如している画素の上下の画素を用いて欠如している画素を生成しているので,階段状の部分であってもそれが強調されずかつ実際の画像に近い画像が得られる。
【0021】
【実施例の説明】
図1はこの発明の実施例を示すもので,フィールド画像データからフレーム画像データを生成する装置の電気的構成を示すブロック図である。このフレーム画像データ生成装置は,少なくとも3つの第1,第2および第3のフィールド画像データがこの順序で連続し,かつ奇数フィールド画像と偶数フィールド画像とが交互に現われる場合に,フレーム画像データを生成する装置である。
【0022】
図2に示すように奇数行の画素からなる奇数フィールド画像(第1フィールド画像,第3フィールド画像,第5フィールド画像,第7フィールド画像)と偶数行の画素からなる偶数フィールド画像(第2フィールド画像,第4フィールド画像,第6フィールド画像,第8フィールド画像)とが交互に現れる画像データが与えられる。以下,図2において第1フィールド画像,第2フィールド画像および第3フィールド画像がこの順序で連続して与えられたときに,第2フィールド画像の画像データを補間してフレーム画像を生成する場合について説明する。
【0023】
フレーム画像データ生成装置には3つのフィールド・メモリ11,12および13が含まれている。これらのフィールド・メモリ11,12および13のうちフィールド・メモリ12に,補間することによりフレーム画像データを生成するフィールド画像データが記憶され,このフィールド画像データの前後のフィールド画像データがそれぞれフィールド・メモリ11またはフィールド・メモリ13に記憶されるように切換スイッチ10の切換が制御される。この例では,フィールド・メモリ11に第1フィールドの画像データが記憶され,フィールド・メモリ13に第3フィールドの画像データが記憶されるものとする。フィールド・メモリ12には第2フィールドの画像データが記憶される。
【0024】
切換スイッチ10として有接点のものが図示されているが,もちろん実際は半導体無接点スイッチ(ゲート回路等)として実現される。
【0025】
図3および図4は,第1フィールド画像データおよび第3フィールド画像データからウィンドウW1およびW3を通してそれぞれ抽出された3画素×3画素の画素群を示すものである。また,これらの画素群の間に,補間によって生成されるべき第2フィールドの画像データの対応する画素も図示されている。図3は画素間の対称関係を明確にするために斜視図的に描かれ,かつ各画素が点(黒丸)で表わされている。図4は画素配列を分りやすくするために平面的に描かれている。ウィンドウW2の中心にある画素(2,5)に対応する第2フィールドの画素についての画像データが生成される。
【0026】
第1フィールド画像,第2フィールド画像および第3フィールド画像のいずれともフィールド画像であるため奇数行または偶数行にのみ画素が存在する。第1フィールド画像および第3フィールド画像においては中央の行にのみ画素が存在し,第2フィールド画像においては第1フィールド画像および第3フィールド画像に画素が存在しない行にのみ画素が存在する。図4においては存在する画素がハッチングで示されている。第1フィールド画像および第3フィールド画像は奇数フィールド画像であり奇数行にのみ画素が存在し,第2フィールド画像は偶数フィールド画像であり偶数行にのみ画素が存在することから,たとえば第2行,第3行および第4行の第1列,第2列および第3列の画素を画像から抽出すれば図3および図4に示す画素群が得られる。
【0027】
まず補間により画像データを生成すべき画素(2,5)と同一の第2フィールド画像に存在する画素であって,画素(2,5)を中心として点対称の位置にある画素の相関値,すなわち画像(2,1)と画素(2,9)との相関値s1 ,画素(2,2)と画素(2,8)との相関値s2 および画素(2,3)と画素(2,7)との相関値s3 を算出する。また補間により画像データを生成すべき画素(2,5)の第2フィールド画像の前後の第1フィールド画像および第3フィールド画像に存在する画素であって,画素(2,5)を中心として,互いに点対称の位置関係にある第1フィールドの画素と第3フィールドの画素との間の相関値,すなわち第1フィールド画像の画素(1,4)と第3フィールド画像の画素(3,6)の相関値s4 ,画素(1,5)を画素(3,5)との相関値s5 および画素(1,6)と画素(3,4)の相関値s6 を算出する。画像データを生成すべき画素(2,5)に対応する画素(1,5)と画素(3,5)も画素(2,5)を中心として点対称関係にあるとする。
【0028】
相関値としては,たとえば2つの画素の画像データの差の絶対値,差の二乗の値等が用いられる。
【0029】
次に,これらの相関値si (i=1〜6)の中で最も小さい値(最も相関が強いもの)を見付ける。
【0030】
最小の相関値を生じさせる2つの画素の画像データを用いた補間演算が行なわれ,この補間演算結果が第2フィールドの画素(2,5)の画像データとなる。補間演算は公知の演算でよく,たとえば2つの画素の画像データの平均値を算出する方法が用いられる。
【0031】
画像データによって表わされる対象物にある方向への動きがあり,第1フィールドから第3フィールドまでの時間(2フィールド周期)の間に2画素分動いたとする。たとえば,この動きが左から右に向う方向であるとすると,第1フィールドの画素(1,4)によって表わされる像は第3フィールドでは画素(3,6)の位置に至る。画素(1,4)の画像データと画素(3,6)の画像データはほぼ等しい値を示すことになるので,相関値s4 は零または零に近い値となる。
【0032】
第2フィールドの画像データを生成すべき画素を中心として,互いに点対称の位置関係にある第1フィールドの画素と第3フィールドの画素との相関値の最小値を見付け出す(相関の強い画素の対を見付け出す)ということは,上述のように画像データによって表わされる像の動きの方向を検出することを意味する。
【0033】
この検出した動きの方向にそって補間演算が行なわれ,第2フィールドの画素(2,5)の画像データが算出される。したがって,画素(2,5)の算出された画像データは,第1フィールドの時点と第3フィールドの時点との丁度中間の時点において,その画素(2,5)の位置まで動いてきた像を表わしていることになる。
【0034】
したがって,上述の処理によって生成されたフレーム画像データを再生したとすると,自然なフレーム画像が得られる。
【0035】
一方,第1フィールドと第3フィールドとの間でシーンが切換わる場合,第1フィールドの画素と第3フィールドの画素との相関は低くなる。このため第1フィールドの画素と第3フィールドの画素との相関値を見付け出し,画素(2,5)の画像データを生成しても不自然な画像となることがある。このため図1に示すフレーム画像データ生成装置では第1フィールドの画素と第3フィールドの画素との相関演算に加えて画素(2,5)の画素を中心として第2フィールド内において点対称の位置にある一組の画素の相関演算が行なわれる。たとえば第2フィールドにおいて左上の画素(2,1)と右下の画素(2,9)との相関が高い場合は,左上と右下とを結ぶ間に画像の一部が存在すると考えられる。この場合は,画素(2,1)と画素(2,9)の画像データから補間演算が行なわれ,画素(2,5)の画像データが導出される。
【0036】
補間処理のために画像データを切出すべきウィンドウの大きさは対象物の動きの程度によって定めればよい。ウィンドウの大きさは3画素×3画素に限らず,5画素×5画素,7画素×7画素,9画素×9画素のように任意に決定できる。ウィンドウを大きくすれば大きくするほど大きな動きに対処できる。もちろん小さな動きにも対処できることになる。
【0037】
ウィンドウは正方形に限られることはない。横方向の動きが大きい場合には3画素(縦方向)×5画素(横方向),3画素×7画素,5画素×7画素,5画素×9画素のようにウィンドウを横方向に長い長方形に設定すればよい。縦方向の動きを重要視する場合には5画素×3画素,7画素×3画素,7画素×5画素,9画素×5画素のように縦方向に長いウィンドウを設定すればよい。この場合中心画素からの距離が遠いほど重い重み付けを行ない,中心画素からの距離が近いほど軽い重み付けを行なうとよい。
【0038】
個々の画素の画像データにはノイズの影響が顕著に現われやすく,相関値もばらつきやすい。そこで,見付け出された最小の相関値の妥当性の判定を追加することが好ましい。たとえば,所定のしきい値を設定しておき,最小の相関値がこのしきい値よりも小さい場合にはその相関値は妥当なものとする。このしきい値として,ウィンドウの中心の画素(1,5)の画像データと画素(3,5)の画像データとの平均値を採用することもできる。上述した相関値演算および最小の相関値の検出をソフトウェアで実行する場合にもしきい値を用いることができる。たとえば,一定の順序で画素対の相関値を算出し,相関値を算出するごとにしきい値と比較し,しきい値よりも小さい相関値が見付かった時点で処理を終了する。しきい値よりも小さい見付かった相関値を最小のものとみなす。
【0039】
図1に戻って,ウィンドウ回路14,15および16はそれぞれフィールド・メモリ11,12および13に格納されているフィールド画像データに上述したウィンドウW1,W2およびW3を設定するものである。ウィンドウ回路14,15および16によって設定されたウィンドウW1,W2およびW3を構成するうち,第1フィールド画像の画像データ,第2フィールド画像の画像データおよび第3フィールド画像の画像データは補間方向判別回路17に与えられる。
【0040】
補間方向判別回路17は,第2フィールド画像内における1組の画素の相関演算および第1フィールド画像の画素と第3フィールド画像の画素との相関演算を行ない,得られた相関値が最も小さくなる1組の画素を見付け出す回路である。補間方向判別回路17において見付け出された1組の画素を表わすデータは第1の補間画素値演算回路20および第2の補間画素値演算回路21にそれぞれ与えられる。
【0041】
ウィンドウ回路14,15および16によって設定されるウィンドウW1,W2およびW3は,1または複数画素ずつ水平および垂直に走査される。各走査位置において,補間画像データが算出されることになる。したがって第2フィールド画像のすべての画素について補間画像データが生成されることになる。
【0042】
ウィンドウ回路14,15および16は,それぞれ複数個(たとえば3個)の縦続接続されたライン・メモリから構成することができる。補間方向判別回路17は,減算回路,二乗回路,加算回路,比較回路およびレベル弁別回路から構成することができる。ソフトウェアによって実現する場合には,ウィンドウの設定,動き検出のいずれかまたは両方がプログラムされたコンピュータによって達成される。
【0043】
ウィンドウ回路14および16によって設定されたウィンドウW1およびW3に含まれる画素の画像データは第2の補間画素値演算回路21にも与えられる。ウィンドウ回路15によって設定されたウィンドウW2に含まれる画素の画像データは第1の補間画素値演算回路20にも与えられる。
【0044】
補間方向判別回路17において,最も相関値が小さい1組の画素が画素(2,5)が存在するフィールドと同一の第2フィールドに存在すると判断されると第1の補間画素値演算回路20において,第2フィールド画像に含まれる最も相関値の小さい1組の画素から補間演算が行なわれ,第2フィールドの画素(2,5)の画像データが算出される。このとき第2の補間画素値演算回路21においては補間演算処理は行なわれない。補間方向判別回路17において,最も相関値が小さい1組の画素が第1フィールドの画素と第3フィールドの画素とに存在すると判断されると第2の補間画素値演算回路21において,第1フィールド画像と第3フィールド画像に含まれる最も相関値の小さい1組の画素から補間演算が行なわれ,第2フィールドの画素(2,5)の画像データが算出される。このときは第1の補間画素値演算回路20において補間演算処理は行なわれない。補間演算はたとえば平均値演算である。
【0045】
補間画素値演算回路20または21から出力されたデータはフレーム・メモリ22に与えられる。フレーム・メモリ22にはフィールド・メモリ12に格納されている第2フィールド画像のデータも与えられる。補間画素値演算回路20または21において,第2フィールド画像の欠如している偶数行のすべての画素を表わすデータが生成されフレーム・メモリ22に与えられることにより,フィールド・メモリ12に格納されている第2フィールド画像のデータと合成され,フレーム画像が生成される。
【0046】
上記の説明においては,2つの補間画素値演算回路20および21を用いているが,ウィンドウ回路14,15および16の出力を1つの補間画素値演算回路に与え,補間画素値を演算するようにしてもよい。
【0047】
また上記の説明においては第2フィールドにおける一対の画素の相関演算と第1フィールドおよび第3フィールドにおける一対の画素の相関演算との間では重み付けをすることなく同じように相関演算を施しているが,第2フィールドにおける一対の画素と第1フィールドおよび第3フィールドにおける一対の画素との間に重み付けを行ない,重み付けが行なわれた画素について相関演算を行なうようにしてもよい。さらに画像の種類があらかじめわかっているときには画像の種類に応じて第1フィールドから第3フィールドの各画素に重み付けを行ない,重み付けが行なわれた画素について相関演算を行なうようにしてもよい。
【0048】
さらに上記の説明においては,補間方向判別回路17は第2フィールドのウィンドウW2内における一対の画素の相関ならびに第1フィールドのウィンドウW1内の画素と第3フィールドのウィンドウW3内の画素との相関を算出し,最も高い相関を与える一対の画素を検出しているが,第2フィールドのウィンドウW2内において補間画素の生成に用いるのに最も適した一対の画素を検出し,この検出された第2フィールドのウィンドウW2内における一対の画素から得られる相関値と第1フィールドのウィンドウW1内の画素と第3フィールドのウィンドウW3内の画素との相関値とを比較し,高い相関を与える一対の画素を検出し相関に用いる一対の画素を決定してもよい。この場合には次に述べるようにして第2フィールドのウィンドウW2内において補間画素の生成に用いるのに最も適した画素の対が検出される。
【0049】
図5に3画素×3画素の画素群が示されている。図5においても図3と同様に画像データが存在する画素がハッチングで示されている。図5では画素A,B,C,F,GおよびHに画像データがあり,画素D,XおよびEには画像データは存在しない。したがって図5に示す画素群は図4に示す第2フィールドの画素群に対応する。図6は第2フィールドのウィンドウW2内において補間画素の生成に用いるのに最も適した一対の画素を検出する手順を示している。
【0050】
データが存在しない画素の上下の画素(AとF,BとG,CとH)を加算した場合その加算値が水平方向についての加算値ほど増加または減少しているときは,その部分の画像は階段状の部分であり,データが存在しない画素の上下の画素の画像データの相加平均をその欠如している画素の画像データとすると階段状の部分が強調されてしまう。その一方画素Xのまわりの2個の画素の相関値を算出し,最も高い相関を与える画素の相加平均をその欠如している画素の画像データとすると,データが欠如している画素Xの列に隣接する列の画素A,F,CおよびHの画像データのレベルがきわめて低く,かつ相関が高く,(たとえばすべて0レベルの場合)画素Xの上下の画素BおよびGの画像データのレベルが高くかつ相関が低い場合(たとえば最高レベルと最高レベルに近い場合)などは不自然な画像となることがある。
【0051】
図6に示す一対の画素を検出する処理手順は,データを生成する画像の部分が階段状のような部分であってもその部分が強調されず,かつ自然な画像が得られるように欠如している画素のデータを生成するための画素を見付ける手順を示している。図6において画素を表わす画像データのレベルも画素と同一符号で示している。
【0052】
まず,画素AとFの画像データの加算値Da,画素BとGの画像データの加算値Xaおよび画素CとHの画像データの加算値Eaが算出される(ステップ60)。得られた加算値Da,XaおよびEaを比較し水平方向の加算値ほど増加(Da<Xa<Ea)しているかまたは減少(Da>Xa>Ea)しているかが判断される(ステップ61)。増加または減少でなければ(ステップ61でNO),データを生成する画素Xの周辺部分は階段状の部分ではないと考えられ,画素Xの上下の画素BとGが補間画素の生成に用いるのに適した画素とされる(ステップ67)。増加または減少していると(ステップ61でYES ),データを生成する画素Xの周辺部分は階段状の部分であると考えられ,画素Xの上下の画素BとGの画像データの相加平均を画素Xの画像データとするとその階段状の部分が強調されるので,画素Xの斜め方向の2個の画素のうち相関のもっとも高い一対の画素が第2フィールドのウィンドウW2内において補間画素の生成に用いるのに最も適した画素とされる。
【0053】
画素Xの左上の画素Aの画像データと右下の画素Hの画像データとの絶対値差Δ1(=|A−H|),画素Xの上の画素Bの画像データと下の画素Gの画像データとの絶対値差Δ2(=|B−G|)および画素Xの右上の画素Cの画像データと左下の画素Fの画像データとの絶対値差Δ3(=|C−F|)がそれぞれ算出される(ステップ62)。これらの絶対値差の演算結果から最も相関の高い画素の組合わせが判断され(ステップ63および64),最も高い相関を与える一対の画素が第2フィールドのウィンドウW2内において補間画素の生成に用いるのに最も適した画素とされる(ステップ65,66または67)。
【0054】
上述した補間画像データ生成処理または補間方向判別処理は輝度データ,輝度データと色差データの両方,R,G,Bの色画像データの全部または一部(たとえばG色画像データのみ)等のいかなる画像データにも適用できる。
【0055】
上述したフレーム画像データ生成装置は,次に詳述するようなディジタル・ビデオ・テープ・レコーダまたはディジタル画像データ再生装置においても好適に利用される。
【0056】
図7は,ディジタル画像データの記録および再生が可能なディジタル・ビデオ・テープ・レコーダ(DVTR)の電気的構成を示すブロック図である。ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの全体の動作はシステム・コントローラ70によって統括される。
【0057】
このディジタル・ビデオ・テープ・レコーダにおいては,奇数行の画素からなる奇数フィールド画像と偶数行の画素からなる偶数フィールド画像とが交互に撮影され,この撮影が1/60秒の周期で繰返される。
【0058】
撮影のためのシャッタ速度が適当(たとえば1/60秒,または必要に応じてこれよりも短い時間)になるように,いわゆる電子シャッタ制御により定められる。CCD71から1/60秒ごとに被写体像を表わす映像信号が出力されCDS(correlate double samplimg )回路72に与えられる。映像信号はCDS回路72においてkTCノイズ成分が除去され,アナログ/ディジタル変換回路73においてディジタル画像データに変換される。ディジタル画像データはガンマ補正回路74に与えられ,ガンマ補正される。ガンマ補正後のディジタル画像データがデータ圧縮回路75を介して(このときは,まだデータ圧縮されない)フィールド・メモリ85に与えられ一旦記憶される。
【0059】
フィールド・メモリ85から読出された画像データは,データ圧縮回路75に与えられる。データ圧縮回路75においてDCT(Discrete Cosine Transform )処理,量子化処理などが行なわれることにより,画像データにデータ圧縮が施される。データ圧縮処理回路75において圧縮された画像データは誤り訂正符号付加回路76を介して(単に通過して)フィールド・メモリ86に与えられ一旦記憶される。
【0060】
フィールド・メモリ86に記憶された画像データは順次誤り訂正符号付加回路76に与えられ,誤り訂正符号が付加される。
【0061】
誤り訂正符号付加回路76から出力される画像データは記録符号化回路77に与えられ,符号化(たとえばNRZI符号化)されて記録再生増幅回路87に与えられる。記録再生増幅回路87において増幅された画像データは磁気ヘッド78に与えられる。これにより磁気ヘッド78によって磁気テープ88の各トラックのうちビデオ記録領域に画像データが記録される。オーディオ・データやトラック情報の記録ももちろん行なわれる。
【0062】
図7に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダは,磁気テープ88に記録されたディジタル画像データの再生も可能である。再生モードには好ましくはムービ再生モードとスチル再生モードとがある。
【0063】
ディジタル画像データの再生モードにおいて,磁気テープ88に記録された画像データ,その他のデータが磁気ヘッド91によって読取られ記録再生増幅回路87に与えられる。記録再生増幅回路87において増幅されたデータは復調回路92に与えられる。復調回路92においてデータ復調が行なわれ,誤り訂正回路93を介してフィールド・メモリ86に与えられ一旦記憶される。フィールド・メモリ86に記憶されたデータは読み出され誤り訂正回路93に与えられる。復調回路92において復調されたデータにデータ誤りがあると,誤り訂正回路93において誤り訂正処理が行なわれる。誤り訂正処理が行なわれたデータのうち被写体像を表わすディジタル画像データはデータ伸張回路94を介してフィールド・メモリ85に与えられる。
【0064】
ムービ再生モードにおいては,フィールド・メモリ85に記憶された画像データはデータ伸張回路94に与えられ,圧縮された画像データのデータ伸張処理が行なわれる。奇数フィールド画像のデータと偶数フィールド画像のデータとがモニタ表示装置99に交互に与えられ,ムービ再生が行なわれる。モニタ表示装置99はディジタル・ビデオ・テープ・レコーダに設けてもよい。
【0065】
図7に示すディジタル・ビデオ・テープ・レコーダは動画再生に加えて静止画再生も可能である。スチル再生モードにおいては,データ伸張回路94においてデータ伸張が施された画像データはフレーム画像データ生成装置96に与えられる。
【0066】
フレーム画像データ生成装置96において,上述したようにフィールド画像を表わすフィールド画像データからフレーム画像データが生成される。生成されたフレーム画像データはプリンタ装置98に与えられ,ぶれがなく,かつ高画質の静止画がプリントされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すもので,フレーム画像データ生成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】奇数フィールド画像と偶数フィールド画像とが交互に現われる様子を示している。
【図3】補間のための画素の対応関係を斜視図的に示すものである。
【図4】補間のための画素の対応関係を平面的に示すものである。
【図5】欠如された画素のデータを生成するための画素ブロックを示している。
【図6】欠如され画素のデータを生成するための処理手順を示すフローチャートである。
【図7】ディジタル・ビデオ・テープ・レコーダの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
14,15,16 ウィンドウ回路
17 補間方向判別回路
20,21 補間画素値演算回路
Claims (6)
- インターレース走査することにより,行方向および列方向に存在する多数の画素からなるフレーム画像を構成する,奇数行の画素からなるフィールド画像と偶数行の画素からなるフィールド画像とが交互に連続するものであり,連続する第1のフィールド画像を表わす第1のフィールド画像データと,第2のフィールド画像を表わす第2のフィールド画像データと,第3のフィールド画像を表わす第3のフィールド画像データとが与えられたときに上記第1のフィールド画像と上記第3のフィールド画像との間にある上記第2のフィールド画像を上記フレーム画像に変換するために奇数行または偶数行の画素のうち欠如している画素を表わす補間画像データを生成する装置であり,
第1のフィールド画像と第3のフィールド画像上の対応する位置にそれぞれ設定されたウィンドウ内において,第2のフィールド画像上の上記ウィンドウの中心に相当する中心画素を中心位置として点対称の位置にある画素の画素データを取出す第1の画素データ取出手段,
第2のフィールド画像上の上記ウィンドウ内であって,上記中心画素を中心位置として点対称の位置にある1対の画素の画素データを取出す第2の画素データ取出手段,
上記第1の画素データ取出手段によって取出された第1のフィールド画像の画素データと第3のフィールド画像の画素データとの相関値および上記第2の画素データ取出手段によって取出された第2のフィールド画像の1対の画素の画素データの相関値をそれぞれ算出する相関値算出手段,ならびに
上記相関値算出手段によって算出された相関値のうち最も強い相関を表わす相関値を生成した1対の画素データに基づいて,上記第2のフィールド画像の上記中心画素の画素データを補間演算する補間演算手段,
を備え,
上記第2の画素データ取出手段が,
第2のフィールド画像上の上記ウィンドウ内であって,上記中心画素およびこの中心画素に水平方向に隣接する位置に存在すべき画素の上下にある画素を表わすデータを抽出し,これらの画素を表わすデータの加算値を得,得られた加算値が水平方向に存在する画素についての加算値ほど増加または減少しているかどうかを判定する手段,ならびに
増加または減少していないときには,上記欠如している画素の上下の画素を表わすデータを取出し,増加または減少しているときには上記欠如している画素の上下の画素および斜め上下の画素の3方向の画素の相関値を算出し,もっとも高い相関を与える画素を表わすデータを取出す手段,
を備えた補間画像データ生成装置。 - 上記補間演算手段における補間演算が,上記最も強い相関を表わす相関値を生成した1対の画素データの平均値を算出するものである,請求項1に記載の補間画像データ生成装置。
- 上記第1の画素データ取出手段が,第2のフィールド画像の補間すべき画素の位置に対応する,第1のフィールド画像の画素の画素データおよび第3のフィールド画像の画素の画素データを取出すものである,
請求項1に記載の補間画像データ生成装置。 - インターレース走査することにより,行方向および列方向に存在する多数の画素からなるフレーム画像を構成する,奇数行の画素からなるフィールド画像と偶数行の画素からなるフィールド画像とが交互に連続するものであり,連続する第1のフィールド画像を表わす第1のフィールド画像データと,第2のフィールド画像を表わす第2のフィールド画像データと,第3のフィールド画像を表わす第3のフィールド画像データとが与えられたときに上記第1のフィールド画像と上記第3のフィールド画像との間にある上記第2のフィールド画像を上記フレーム画像に変換するために奇数行または偶数行の画素のうち欠如している画素を表わす補間画像データを生成する方法であり,
第1のフィールド画像と第3のフィールド画像上の対応する位置にそれぞれ設定されたウィンドウ内において,第2のフィールド画像上の上記ウィンドウの中心に相当する中心画素を中心位置として点対称の位置にある画素の画素データを取出す第1の画素データ取出処理を行ない,
第2のフィールド画像上の上記ウィンドウ内であって,上記中心画素を中心位置として点対称の位置にある1対の画素の画素データを取出す第2の画素データ取出処理を行ない,
取出された第1のフィールド画像の画素データと第3のフィールド画像の画素データとの相関値および取出された第2のフィールド画像の1対の画素の画素データの相関値をそれぞれ算出し,
算出された相関値のうち最も強い相関を表わす相関値を生成した1対の画素データに基づいて,上記第2のフィールド画像の上記中心画素の画素データを補間演算し,
上記第2の画像データ取出処理が,
第2のフィールド画像上の上記ウィンドウ内であって,上記中心画素およびこの中心画素に水平方向に隣接する位置に存在すべき画素の上下にある画素を表わすデータを抽出し,これらの画素を表わすデータの加算値を得,得られた加算値が水平方向に存在する画素についての加算値ほど増加または減少しているかどうかを判定し,
増加または減少していないときには,上記欠如している画素の上下の画素を表わすデータを取出し,増加または減少しているときには上記欠如している画素の上下の画素および斜め上下の画素の3方向の画素の相関値を算出し,もっとも高い相関を与える画素を表わすデータを取出すものである,
補間画像データ生成方法。 - 上記補間演算が,上記最も強い相関を表わす相関値を生成した1対の画素データの平均値を算出するものである,請求項4に記載の補間画像データ生成方法。
- 上記第1の画素データ取出処理が,第2のフィールド画像の補間すべき画素の位置に対応する,第1のフィールド画像の画素の画素データおよび第3のフィールド画像の画素の画素データを取出すものである,
請求項4に記載の補間画像データ生成方法。
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JPH08265710A JPH08265710A (ja) | 1996-10-11 |
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-
1995
- 1995-03-23 JP JP8867795A patent/JP3569564B2/ja not_active Expired - Lifetime
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