JPH118828A - 映像記録装置および映像再生装置 - Google Patents

映像記録装置および映像再生装置

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JPH118828A
JPH118828A JP9159596A JP15959697A JPH118828A JP H118828 A JPH118828 A JP H118828A JP 9159596 A JP9159596 A JP 9159596A JP 15959697 A JP15959697 A JP 15959697A JP H118828 A JPH118828 A JP H118828A
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JP9159596A
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Shinjiro Mizuno
慎二郎 水野
Eiji Yamauchi
栄二 山内
Tetsuya Mizushima
哲也 水島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分的に動きのある映像でも効率よく補間で
き、高画質な静止画映像を得ることができる映像記録装
置および映像再生装置を提供する。 【解決手段】 フィールドメモリ2は、撮像器1からの
第1フィールドの映像データを格納する。補間器3は、
フィールドメモリ2から複数の画素を得て第2フィール
ド映像データの画素値に相当する補間値を生成するとと
もに、補間値の信頼度情報も同時に出力する。選択器4
は、第1フィールドの映像データについては撮像器1か
らの原画素値のみを選択し、第2フィールドの映像デー
タについては補間器3からの信頼度情報に基づいて、信
頼度が高いと判断された場合は補間器3から出力される
補間値を、信頼度が低いと判断された場合は撮像器1か
ら出力される原画素値を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号を記録又
は再生する装置に係り、特には、被写体を撮像して得ら
れる映像信号が動画であるときに、この動画の一部を静
止画として記録、再生する場合の技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型ビデオテープレコー
ダ(以下、VTRと称する)において、映像信号をアナロ
グ記録する8mm方式のVTRに加えて、映像信号をデ
ィジタル化して記録再生するDVC方式のVTRが市場
導入されている。
【0003】カメラ一体型VTRでは、インタレース方
式の撮像器から第1,第2フィールドの各映像信号が出
力され、この映像信号が信号処理された後、記録媒体に
記録される。したがって、この映像信号は、2枚のフィ
ールド画が重ねられて1枚のフレーム画が構成される。
【0004】このようなカメラ一体型VTRおいては、
入力される映像信号が動画であるときに、この動画の一
部を静止画として一旦記録したり、あるいは、動画とし
て記録された映像信号を一枚の静止画として再生したい
ような場合がある。
【0005】ところが、入力される映像信号が動画であ
る場合には、記録時の動画のフィールド間での時間差の
ために相関性が希薄となり、再生して得られる映像にぶ
れが生じることがある。
【0006】そこで、従来技術では、入力される映像信
号が動画である場合に、これを静止画として記録、再生
するときの画質向上を図るため、種々の方法が提案され
ている。
【0007】以下、従来の映像記録再生装置について説
明する。
【0008】DVC方式のVTRでは、映像信号の周波
数冗長性を利用して、画像圧縮が行われる。この画像圧
縮では、離散コサイン変換(以下、DCTと称する)、量
子化、2次元ハフマン符号化を行い、データ量を圧縮し
て記録する。
【0009】ここで、DCTの処理は8×8画素からな
るDCTブロックを単位として行われる。また、量子化
および2次元ハフマン符号化の処理は、6個のDCTブ
ロックからなるマクロブロックを単位として行われる。
【0010】その場合、圧縮効率を向上させるために、
DCT処理ではDCTブロック毎にフィールド間の差分
演算による動き検出を行い、DCTの変換方法を静止モ
ードと動モードの2通りで切り替える。また、再生時に
は、逆DCTという処理が記録時と同様にDCTブロッ
ク単位で施されるが、このDCTブロックが静止モード
で変換されたのか、動モードで変換されたのかを区別し
て、記録時と同じモードで逆DCTの変換処理を行う。
【0011】このように、画像圧縮に際しては、各DC
Tブロックに対して、動きがあるか否かを区別するため
の動き情報が得られているので、従来は、この動き情報
を利用して、さらに、補間処理を行って画質向上を図る
ようにしている。
【0012】すなわち、この補間処理では、マクロブロ
ックを単位として、このマクロブロックを構成する各D
CTブロックごとの動き情報を調べ、マクロブロック全
体が総合的に動きがあると判断した場合には、たとえ
ば、撮像器から出力される第1、第2フィールドの各映
像データの内、第2フィールドの映像データを第1フィ
ールドの映像データに基づいて補間し、動きがないと判
断された場合は、第2フィールドの映像データを補間せ
ずにそのまま出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
置では、マクロブロック単位で補間するか否かを判断し
て一括して処理しているために、マクロブロック内で局
所的に動きのある場合(たとえば、静止した背景の中に
動く物体が写っており、その物体の一部がマクロブロッ
ク内に含まれるような場合)でも、全体として動きが無
いと判断されて補間処理が行われないことがある。この
ような判断がなされた場合には、たとえば、マクロブロ
ックの境目での映像が滑らかにならず、違和感が発生す
るなどの問題を生じる。
【0014】本発明は、上記の問題を解決するもので、
映像信号の補間処理を従来のマクロブロックやDCTブ
ロックよりも小さい画素単位で行えるようにして、動き
のある映像信号を静止画として記録、再生する場合にお
いて、高画質な映像を得ることができる映像記録装置お
よび映像再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の映像記録装置および映像再生装置は、イン
タレース方式の撮像器から出力される第1、第2フィー
ルドの各映像データの内、第2フィールドの構成画素
を、原画素にするか、第1フィールドの映像データの画
素値から補間した補間画素にするかを、補間値の信頼度
に基づいて適応的に選択することができるように構成し
たものである。
【0016】これにより、補間するか否かを各画素単位
で選択的に判断して補間処理を行うことができるので、
極めて高画質な映像を得ることができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明に係る映像記
録装置は、物体を撮像して第1,第2フィールドの各映
像データを得るインタレース方式の撮像器と、前記撮像
器から出力される第1、第2フィールドの各映像データ
の内、一方のフィールドの映像データを格納するフィー
ルドメモリと、前記フィールドメモリから出力される映
像データの画素値から、他方のフィールドの画素値に相
当する補間値を生成するとともに、前記補間値の信頼度
情報を出力する補間器と、前記一方のフィールドの映像
データを選択して出力するとともに、前記補間器から出
力される信頼度情報に基づいて、補間器から出力される
前記補間値と、前記撮像器から出力される他方のフィー
ルドの画素値とのいずれか一方を選択して出力する選択
器と、前記選択器の出力データを記録媒体に適応した記
録形式データに変換する信号処理器とを備えたものであ
る。
【0018】この構成により、動きのある映像信号を静
止画として記録する場合において、映像信号に局所的に
動きのあるような場合にも、フィールド間の時間的差異
による画質劣化を低下することができるという作用を有
する。
【0019】請求項3記載の発明に係る映像再生装置
は、記録媒体から出力される記録形式データをインタレ
ース方式の第1,第2フィールドの各映像データに変換
する信号処理器と、前記信号処理器から出力される第
1,第2フィールドの各映像データの内、一方のフィー
ルドの映像データを格納するフィールドメモリと、前記
フィールドメモリから出力される一方のフィールドの画
素値から、他方のフィールドの画素値に相当する補間値
を生成するとともに、前記補間値の信頼度情報を出力す
る補間器と、前記一方のフィールドの映像データを選択
して出力するとともに、前記補間器から出力される信頼
度情報に基づいて、補間器から出力される前記補間値
と、前記信号処理器から出力される他方のフィールドの
画素値とのいずれか一方を選択して出力する選択器とを
備えたものである。
【0020】この構成により、記録された動きのある映
像信号を静止画として再生する場合において、映像信号
に局所的に動きのあるような場合にも、フィールド間の
時間的差異による画質劣化を低下することができるとい
う作用を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係る映像記録装置のブロック図を示すものである。
【0023】図1において、1は物体を撮像してインタ
レース式の映像データを得る撮像器、2は撮像器1から
出力される第1フィールドと第2フィールドの各映像デ
ータの内、一方のフィールド(ここでは第1フィールド)
の映像データのみを格納するフィールドメモリ、3,4
は補間器と選択器である。
【0024】補間器3は、フィールドメモリ2に格納し
た第1フィールドの各画素の映像データに基づいて他方
のフィールド(ここでは第2フィールド)を構成する各画
素のデータに相当する補間値を画素単位で演算して決定
するとともに、その補間値の信頼度を演算するものであ
って、その詳細な構成については、後で詳述する。
【0025】選択器4は、第1フィールドの映像データ
に関しては、撮像器1から出力される映像データをその
まま選択し、第2フィールドの映像データに関しては、
補間器3から出力される補間値の信頼度情報に基づい
て、信頼度が高いと判断された場合には、補間器3から
出力される補間値を選択し、信頼度が低いと判断された
場合には、撮像器1から出力される第2フィールドの映
像データをそのまま選択して出力するものである。
【0026】5は選択器4から出力される映像データを
記録形式のデータに変換する信号処理器である。すなわ
ち、この信号処理器5は、DCT、量子化、2次元ハフ
マン符号化を行ってデータ量を圧縮するが、この信号処
理器5の前段には、補間器3が設けられているため、こ
の実施形態1では、従来のようにマクロブロックを単位
とした補間処理は行なわない。
【0027】6は信号処理器5から出力される記録形式
のデータを記録する磁気テープなどの記録媒体である。
【0028】図2は補間器3の詳細を示すブロック図で
ある。
【0029】図2において、10はフィールドメモリ2
から出力される第1フィールドの映像データの中から2
ラインにまたがる特定の画素数(たとえば14画素分)を
獲得するデータ獲得手段、11はデータ獲得手段10が
獲得した画素のうち、補間すべき画素の位置に対して点
対称の位置にある2画素間の差分の絶対値を各方向につ
いて求める差分絶対値演算手段である。
【0030】また、12は差分絶対値演算手段11で演
算される各方向の差分の絶対値に基づいて最も相関の大
きい方向を決定する補間方向決定手段、13は補間方向
決定手段12で決定された相関性が最大の方向の2画素
の平均値を補間値として出力する補間演算手段である。
【0031】さらに、14は補間方向決定手段12で決
定された相関の最も大きい方向における差分の絶対値を
予め設定した所定のしきい値と比較し、補間値の信頼度
情報を出力する信頼度演算手段である。
【0032】以上のように構成されたこの実施形態1の
映像記録装置について、その動作を説明する。
【0033】撮像器1から出力された映像データは、フ
ィールドメモリ2および選択器4にそれぞれ供給され
る。
【0034】ここで、撮像器1から第1フィールド期間
に供給される映像データは、フィールドメモリ2に格納
される一方、選択器4は、この撮像器1から出力される
映像データを選択して信号処理器5へ出力する。したが
って、第1フィールドの映像データは、撮像された状態
の値がそのまま使用されて信号処理器5で信号処理され
た後、記録される。
【0035】次に、撮像器1から第2フィールド期間に
供給される映像データは、選択器4に供給されるが、こ
れに並行して、フィールドメモリ2に格納された第1フ
ィールドの映像データが読み出され、この映像データが
補間器3に与えられる。
【0036】補間器3は、後述のような補間演算を行っ
た後、その補間値を出力するとともに、決定した補間値
の信頼度の大きさ(具体的には相関性の大きさ)を決定し
て、信頼度情報を出力する。
【0037】そして、補間器3から出力された補間デー
タと撮像器1から出力された映像データは、選択器4に
供給される。さらに、補間器3から出力された補間値の
信頼度情報も同じく選択器4に与えられる。
【0038】選択器4は、補間値の信頼度情報に基づい
て、補間値の信頼度が高い(相関性が大きい)と判断され
た場合には、補間器3から出力される補間値を選択し、
補間値の信頼度が低い(相関性が小さい)と判断された場
合には、撮像器1から出力される映像データを画素単位
で選択して信号処理器5へ出力する。したがって、第2
フィールドの映像は、画素単位でもって補間値と原画素
のデータとが混在した形で構成されて信号処理された
後、記録されることになる。
【0039】選択器4が信頼性の高低に応じて、上記の
ように出力を選択するのは次の理由による。
【0040】ここでは、映像信号が動画であるときに、
この動画の一部を一枚の静止画として記録する場合を前
提としているので、第1フィールドの映像データを記録
媒体6に記録した後に第2フィールドの映像データを記
録媒体6に記録して一枚のフレーム画像を構成する場合
に、画像のぶれ等が生じないようにするためには、第2
フィールドの映像データは、第1フィールドの映像デー
タに対してできるだけ相関性が大きいことが望ましい。
したがって、第2フィールドの映像データについては、
第1フィールドとの映像データの内で相関性の大きいデ
ータ(つまり、補間器3で補間して第1フィールドの映
像データとの相関性を高めたデータ)をできるだけ出力
するようにし、第1フィールドの前後のラインの映像デ
ータの相関性が小さければ、撮像器1から出力される第
2フィールドの映像データを選択するようにしている。
【0041】さらに、上記の補間器3の動作について詳
述する。
【0042】データ獲得手段10は、図3に示すよう
に、まず、補間対象となる第2フィールドの画素(図3
中、黒丸で示す)の位置に対し、その上下を走査する第
1フィールドの2ライン上にあるデータで、かつ補間対
象となる画素の近傍にある複数の画素(図3中、白丸で
示す)のデータを抽出する。ここでは、説明を簡単にす
るため、フィールドメモリ2から抽出する画素数を上下
のラインについて7画素ずつ、すなわち2ライン分×7
画素の合計14画素をフィールドメモリ2から獲得する
ものとする。
【0043】こうして、データ獲得手段10で獲得され
た14画素分のデータは、差分絶対値演算手段11に送
られ、ここで補間対象となる画素(図3中、黒丸で示す)
に対して点対称な位置にある2個の画素の差分の絶対値
をそれぞれ算出する。これにより、全部で7方向それぞ
れの相関の大きさが決定する。
【0044】そして、補間方向決定手段12は、差分絶
対値演算手段11で演算された各7方向の画素の差分の
絶対値の内、差分の絶対値が最も小さい方向を、最も相
関性の大きい方向とみなし、これを補間方向として決定
する。
【0045】補間演算手段13は、補間方向決定手段1
2で決定された補間方向の2画素の平均値を補間値とし
て出力する。これと平行して、信頼度演算手段14は、
補間方向決定手段12で相関の最も大きいと決定された
方向に関する差分の絶対値を予め設定したしきい値と比
較し、しきい値より小さい場合は信頼度が高いと見なし
て補間器3からの出力を選択するための信頼度情報を、
しきい値より大きい場合は信頼度が低いと見なして撮像
器1からの出力を選択するための信頼度情報をそれぞれ
選択器4に出力する。
【0046】以上のように、この実施形態1では、映像
データを記録する場合に、第1フィールドの映像データ
の画素の相関を複数の方向について求め、最も相関が大
きい方向で第2フィールドの画素値を補間し、かつ、信
頼度が高い場合にのみ、その補間した映像データを出力
するようにしている。
【0047】このようにすれば、動きのある映像を静止
画として記録する場合、特に斜め方向のエッジ部(輪郭
部分)のような映像のぶれが目立つ部分において適応的
に補間値を割り当てることができ、画質の向上が図れ
る。
【0048】すなわち、動画を静止画として記録する場
合、インタレース方式では、そのまま映像信号を記録す
ると、前後のフィールド間の時間差によって被写体の動
きが静止画に残ってしまうが、特に、視覚的に違和感を
感じるのは、被写体のエッジ(輪郭)部分のずれである。
従来のように、単に前後のラインの上下の画素から補間
するのでは、被写体が水平方向に移動していたときに
は、上記のエッジ部のずれを解消することができない。
これに対して、この実施形態1では、前後のラインにつ
いて複数の方向から相関の大きい画素の組により補間を
するので、エッジ部のずれを有効に解消することができ
る。
【0049】なお、この実施形態1では、第1フィール
ドの映像データをフィールドメモリ2に格納して、第2
フィールドの映像データを補間するようにしているが、
これとは逆に、第2フィールドの映像データをフィール
ドメモリ2に格納して、第1フィールドの映像データを
補間することも可能である。
【0050】また、補間器3のデータ獲得手段10は、
補間するべき画素の位置に対して上下を走査するライン
上で、かつ補間すべき画素の位置の近傍にある14画素
分の映像データを用いて画素を補間するようにしている
が、補間のために用いる画素数はこれに限定されるもの
ではなく、設定する補間方向に応じて補間に用いる画素
数を適宜設定することができ、さらに、単に補間すべき
画素の上下の画素値の平均値を補間値として決定し、そ
の相関の大小に応じて補間するべきか否かを選択するよ
うにしてもよい。
【0051】(実施の形態2)図4は本発明の実施形態2
に係る映像再生装置のブロック図を示すものである。
【0052】図4において、6は映像の記録形式データ
を記録した記録媒体、5は記録媒体6から出力された記
録形式データを映像データに変換する信号処理器であ
る。
【0053】すなわち、この信号処理器5は、逆DCT
という変換処理を記録時と同様にDCTブロック単位で
実行するが、この信号処理器5の後段には、補間器3が
設けられているため、この実施形態2では、従来のよう
なマクロブロックを単位とした補間処理は行なわない。
【0054】2は信号処理器5から出力された第1フィ
ールドと第2フィールドの各映像データの内、一方のフ
ィールド(ここでは第1フィールド)の映像データのみを
格納するフィールドメモリである。3は補間器、4は選
択器である。
【0055】補間器3は、フィールドメモリ2に格納し
た第1フィールドの各画素の映像データに基づいて他方
のフィールド(ここでは、第2フィールド)を構成する各
画素のデータに相当する補間値を画素単位で演算して決
定し、同時にその補間値の信頼度を演算するものであっ
て、その具体的な構成は、実施形態1で説明した図2の
ものと全く同様であるから、詳しい説明は省略する。
【0056】また、選択器4は、第1フィールド映像デ
ータに関しては、信号処理器5から出力される映像デー
タをそのまま選択し、第2フィールド映像データに関し
ては、補間器3から出力される補間値の信頼度情報に基
づいて、信頼度が高いと判断された場合には補間器3か
ら出力される補間値を選択し、信頼度が低いと判断され
た場合には信号処理器5から出力される映像データを選
択するものである。
【0057】以上のように構成された映像再生装置につ
いて、その動作を説明する。
【0058】記録媒体6から再生された映像の記録形式
データは、信号処理器5により映像データに変換され
る。この映像データは、フィールドメモリ2および選択
器4にそれぞれ供給される。
【0059】ここで、信号処理器5から第1フィールド
期間に出力される映像データは、フィールドメモリ2に
格納される一方、選択器4は、この信号処理器5から出
力される映像データを選択し、再生映像データとして出
力する。すなわち、第1フィールド期間の映像データ
は、記録されたデータそのままの値が再生される。
【0060】次に、信号処理器5から第2フィールド期
間に出力される映像データは、選択器4に供給される
が、これに並行して、フィールドメモリ2に格納された
第1フィールドの映像データが読み出され、この映像デ
ータが補間器3に与えられる。補間器3は、第1フィー
ルドの映像データに基づいて補間値演算を行って補間値
を出力するとともに、決定した補間値の信頼度が高いか
低いかの信頼度情報を出力する。
【0061】選択器4には、信号処理器5から出力され
る映像データと、このデータと同じ画素の位置にくるべ
き補間器3から出力される補間値とが同時に供給され
る。
【0062】よって、選択器4は、補間器3から出力さ
れる信頼度情報により信頼度が高いと判断される場合は
補間器3から出力された補間値を選択し、信頼度が低い
と判断される場合は信号処理器5から出力される映像デ
ータを選択し、これを再生データとして出力する。
【0063】よって、第2フィールドの映像は、画素単
位でもって補間値と、記録されたデータそのままの値と
が混在した形で構成されて再生される。なお、選択器4
が信頼性の高低に応じて、上記のように出力を選択する
のは、実施形態1の場合に説明したのと同じ理由によ
る。
【0064】以上のように、この実施形態2では、映像
データを再生する場合に、第1フィールドの映像データ
の画素の相関を複数の方向について求め、最も相関が大
きい方向で第2フィールドの画素値を補間し、かつ、信
頼度が高い場合にのみ、その補間した映像データを出力
するようにしている。
【0065】これにより、実施形態1の場合と同様、動
きのある映像を静止画として再生する場合に、特に斜め
方向のエッジ部のような画質劣化が目立つ部分において
適応的に補間値を割り当てることができ、画質の向上が
図れる。
【0066】この実施形態2では、第1フィールドの映
像データをフィールドメモリ2に格納して、第2フィー
ルドの映像データを補間するようにしているが、これと
は逆に、第2フィールドの映像データをフィールドメモ
リ2に格納して、第1フィールドの映像データを補間す
ることも可能である。
【0067】また、補間器3のデータ獲得手段10は、
実施形態1と同一のものとして、すなわち補間するべき
画素の位置に対して上下を走査するライン上で、かつ補
間すべき画素の位置の近傍にある14画素分の映像デー
タを用いて画素を補間するようにしているが、補間のた
めに用いる画素数はこれに限定されるものではなく、設
定する補間方向に応じて補間に用いる画素数を適宜設定
することができ、さらに、単に補間すべき画素の上下の
画素値の平均値を補間値として決定し、その相関の大小
に応じて補間するべきか否かを選択するようにしてもよ
い。
【0068】なお、実施形態1では映像記録装置につい
て、実施形態2では映像再生装置についてそれぞれ説明
したが、映像記録と映像再生とを共に行うことが可能な
映像記録再生装置として構成することもできる。その場
合には、フィールドメモリ2、補間器3、選択器4を記
録および再生の際に共用してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、次の効
果を奏する。
【0070】(1) 動画を静止画として記録あるいは静
止画として再生する場合に、他方のフィールドの各画素
を、補間値の信頼度が高い場合はその周囲の一方のフィ
ールドの画素の相関による補間値で構成し、補間値の信
頼度が低い場合は補間せずそのままの画素値で構成する
ので、補間ミスが少なく、動きのある映像をぶれが少な
く静止画記録または静止画再生を行うことができる。
【0071】(2) また、複数の補間方向が選択可能な
ので、斜めのエッジ部も補間可能であり、高画質を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による映像記録装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1による映像記録装置内の
補間器の詳細な構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1による補間演算を行うた
めに必要な画素構成を示す概念図
【図4】本発明の実施の形態2による映像再生装置の構
成を示すブロック図
【符号の説明】
1 撮像器 2 フィールドメモリ 3 補間器 4 選択器 5 信号処理器 6 記録媒体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を撮像して第1,第2フィールドの
    各映像データを得るインタレース方式の撮像器と、 前記撮像器から出力される第1、第2フィールドの各映
    像データの内、一方のフィールドの映像データを格納す
    るフィールドメモリと、 前記フィールドメモリから出力される映像データの画素
    値から、他方のフィールドの画素値に相当する補間値を
    生成するとともに、前記補間値の信頼度情報を出力する
    補間器と、 前記一方のフィールドの映像データを選択して出力する
    とともに、前記補間器から出力される信頼度情報に基づ
    いて、補間器から出力される前記補間値と、前記撮像器
    から出力される他方のフィールドの画素値とのいずれか
    一方を選択して出力する選択器と、 前記選択器の出力データを記録媒体に適応した記録形式
    データに変換する信号処理器と、 を備えた映像記録装置。
  2. 【請求項2】 補間器は、前記フィールドメモリから読
    み出された一方のフィールドの映像データに基づいて、
    他方のフィールドの映像データの画素値を補間するもの
    であって、補間する画素の位置の上下を走査する一方の
    フィールドの映像データの内で、前記補間する画素の近
    傍の複数個の画素の組を抽出し、前記補間する画素の位
    置を中心として点対称の方向にある2画素の相関を各方
    向について計算し、全方向の内で相関の最も大きな方向
    の2画素から補間値を決定するとともに、前記補間値を
    決定した方向の相関の大きさに応じて前記補間値の信頼
    度情報を出力するものであることを特徴とする請求項1
    記載の映像記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体から出力される記録形式データ
    をインタレース方式の第1,第2フィールドの各映像デ
    ータに変換する信号処理器と、 前記信号処理器から出力される第1,第2フィールドの
    各映像データの内、一方のフィールドの映像データを格
    納するフィールドメモリと、 前記フィールドメモリから出力される一方のフィールド
    の画素値から、他方のフィールドの画素値に相当する補
    間値を生成するとともに、前記補間値の信頼度情報を出
    力する補間器と、 前記一方のフィールドの映像データを選択して出力する
    とともに、前記補間器から出力される信頼度情報に基づ
    いて、補間器から出力される前記補間値と、前記信号処
    理器から出力される他方のフィールドの画素値とのいず
    れか一方を選択して出力する選択器と、 を備えた映像再生装置。
  4. 【請求項4】 補間器は、前記フィールドメモリから読
    み出された一方のフィールドの映像データに基づいて、
    他方のフィールドの映像データの画素値を補間するもの
    であって、補間する画素の位置の上下を走査する一方の
    フィールドの映像データの内で、前記補間する画素の近
    傍の複数個の画素の組を抽出し、前記補間する画素の位
    置を中心として点対称の方向にある2画素の相関を各方
    向について計算し、全方向の内で相関の最も大きな方向
    の2画素から補間値を決定するとともに、前記補間値を
    決定した方向の相関の大きさに応じた前記補間値の信頼
    度情報を出力することを特徴とする請求項3記載の映像
    再生装置。
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