JPH11276837A - 穀類共同乾燥調製施設におけるサイロ一体型集塵装置 - Google Patents
穀類共同乾燥調製施設におけるサイロ一体型集塵装置Info
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- JPH11276837A JPH11276837A JP8851098A JP8851098A JPH11276837A JP H11276837 A JPH11276837 A JP H11276837A JP 8851098 A JP8851098 A JP 8851098A JP 8851098 A JP8851098 A JP 8851098A JP H11276837 A JPH11276837 A JP H11276837A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 穀類共同乾燥調製施設において、集塵装置は
屋外に設置している為、ダクト配管が長くなる。また、
多雪地区ではダクトや集塵装置に、サイロ建屋よりの落
雪対策用として上屋根が必要でありコスト高となる。そ
してなおかつ、構造上防音対策が施しにくかった。 【解決手段】 複数の穀類貯蔵サイロを並列状に連設し
てなる穀類共同乾燥調製施設において、前記複数サイロ
に囲まれた間隙部に乾燥処理手段を設置するとともに、
外周側の隣合うサイロ間の空隙部に集塵装置を備えた、
サイロ一体型集塵装置を提供する。
屋外に設置している為、ダクト配管が長くなる。また、
多雪地区ではダクトや集塵装置に、サイロ建屋よりの落
雪対策用として上屋根が必要でありコスト高となる。そ
してなおかつ、構造上防音対策が施しにくかった。 【解決手段】 複数の穀類貯蔵サイロを並列状に連設し
てなる穀類共同乾燥調製施設において、前記複数サイロ
に囲まれた間隙部に乾燥処理手段を設置するとともに、
外周側の隣合うサイロ間の空隙部に集塵装置を備えた、
サイロ一体型集塵装置を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物を長期または
短期貯蔵するためのサイロまたはタンクを備えてなるカ
ントリーエレベーター等の穀類共同乾燥調製施設に係
り、特に穀類共同乾燥調製施設における集塵装置に関す
る。
短期貯蔵するためのサイロまたはタンクを備えてなるカ
ントリーエレベーター等の穀類共同乾燥調製施設に係
り、特に穀類共同乾燥調製施設における集塵装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、穀類共同乾燥調製施設においては、
荷受工程から出荷工程までに発生する大量の粉塵を回収
するため、各工程に接続された集塵ダクトを、屋外に設
置した湿式の集塵装置に接続して集塵を行っている。
荷受工程から出荷工程までに発生する大量の粉塵を回収
するため、各工程に接続された集塵ダクトを、屋外に設
置した湿式の集塵装置に接続して集塵を行っている。
【0003】この湿式集塵装置100を図4に基づいて
説明する。前記湿式集塵装置100は、下部に水槽10
1が、該水槽101の上方に除塵室102が各々設けら
れ、該除塵室102には、上部にシャワ−管103及び
清浄空気排出口105が設けられ、下部の一側に含塵空
気取入口104が設けられている。そして、前記水槽1
01内にはスラッジコンベア(汚泥コンベア)106が
設けられているとともに、除塵室102の下端にはリッ
タ−コンベア(粗大粉塵コンベア)107が設けられて
いる。穀類共同乾燥調製施設から除塵室102に供給さ
れる含塵空気中の粉塵は、シャワ−管103から散水さ
れるシャワ−水と接触してシャワ−水と共に落下する。
そして、粗大粉塵はリッタ−コンベア107によって排
出され、また、微粉塵や土(汚泥)はスラッジコンベア
106によって排出されるように形成されている。
説明する。前記湿式集塵装置100は、下部に水槽10
1が、該水槽101の上方に除塵室102が各々設けら
れ、該除塵室102には、上部にシャワ−管103及び
清浄空気排出口105が設けられ、下部の一側に含塵空
気取入口104が設けられている。そして、前記水槽1
01内にはスラッジコンベア(汚泥コンベア)106が
設けられているとともに、除塵室102の下端にはリッ
タ−コンベア(粗大粉塵コンベア)107が設けられて
いる。穀類共同乾燥調製施設から除塵室102に供給さ
れる含塵空気中の粉塵は、シャワ−管103から散水さ
れるシャワ−水と接触してシャワ−水と共に落下する。
そして、粗大粉塵はリッタ−コンベア107によって排
出され、また、微粉塵や土(汚泥)はスラッジコンベア
106によって排出されるように形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような湿式集塵装
置100は屋外に設置しているため、ダクト配管が長く
なる。また、多雪地区ではダクトや集塵装置に、サイロ
建屋よりの落雪対策用として上屋根が必要でありコスト
高となる。そしてなおかつ、構造上防音対策が施しにく
かった。
置100は屋外に設置しているため、ダクト配管が長く
なる。また、多雪地区ではダクトや集塵装置に、サイロ
建屋よりの落雪対策用として上屋根が必要でありコスト
高となる。そしてなおかつ、構造上防音対策が施しにく
かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、本願の請求項1に係る発明は、複数の穀類貯
蔵サイロを並列状に連設してなる穀類共同乾燥調製施設
において、前記サイロに囲まれた間隙部に乾燥処理手段
を設けるとともに、外周側の隣合う前記サイロ間の空隙
部に集塵装置を設置する、という技術的手段を講じるも
のである。よって、該請求項1に係る発明は、以下の作
用を有する。
するため、本願の請求項1に係る発明は、複数の穀類貯
蔵サイロを並列状に連設してなる穀類共同乾燥調製施設
において、前記サイロに囲まれた間隙部に乾燥処理手段
を設けるとともに、外周側の隣合う前記サイロ間の空隙
部に集塵装置を設置する、という技術的手段を講じるも
のである。よって、該請求項1に係る発明は、以下の作
用を有する。
【0006】穀類共同乾燥調製施設の乾燥機などから排
出される含塵空気は、比較的短いダクトを通過して外周
側の隣合うサイロ間の空隙部に設けた集塵装置に取り込
まれる。
出される含塵空気は、比較的短いダクトを通過して外周
側の隣合うサイロ間の空隙部に設けた集塵装置に取り込
まれる。
【0007】本願の請求項2に係る集塵装置は、穀類共
同乾燥調製施設の乾燥機などから発生する含塵空気を導
入する除塵室と、該除塵室の下方に位置する水槽と、前
記除塵室にシャワー水を噴射するシャワー水噴出部と、
前記水槽の水を前記シャワー水噴出部に供給するシャワ
ー水供給手段と、前記シャワー噴出部の上方側部に位置
する空気排出口とを備える、という技術的手段を講じる
ものである。よって、該請求項2に係る集塵装置は、以
下の作用を有する。
同乾燥調製施設の乾燥機などから発生する含塵空気を導
入する除塵室と、該除塵室の下方に位置する水槽と、前
記除塵室にシャワー水を噴射するシャワー水噴出部と、
前記水槽の水を前記シャワー水噴出部に供給するシャワ
ー水供給手段と、前記シャワー噴出部の上方側部に位置
する空気排出口とを備える、という技術的手段を講じる
ものである。よって、該請求項2に係る集塵装置は、以
下の作用を有する。
【0008】乾燥機などから導入する含塵空気は、前記
シャワ−水噴出部から噴出されるシャワ−水(水滴また
は霧滴)に接触し、シャワ−水は粉塵を吸着し、汚水と
なって除塵室の下方に設けた水槽に搬入される。水槽の
水は、前記シャワ−水供給手段によって前記シャワ−水
噴出部に供給されて、除塵室と水槽との間で循環する。
除塵された清浄空気は空気排出口より、屋外に大気解放
される。
シャワ−水噴出部から噴出されるシャワ−水(水滴また
は霧滴)に接触し、シャワ−水は粉塵を吸着し、汚水と
なって除塵室の下方に設けた水槽に搬入される。水槽の
水は、前記シャワ−水供給手段によって前記シャワ−水
噴出部に供給されて、除塵室と水槽との間で循環する。
除塵された清浄空気は空気排出口より、屋外に大気解放
される。
【0009】本願の請求項3に係る集塵装置は、穀類共
同乾燥調製施設から発生する含塵空気を導入する除塵室
と、該除塵室の下方に位置する集塵沈降室と、該除塵室
の上方に位置し除塵を行う集塵用ろ布と、該集塵用ろ布
の上方側部に位置する空気排出口とを備える、という技
術的手段を講じるものである。よって、該請求項3に係
る集塵装置は、以下の作用を有する。
同乾燥調製施設から発生する含塵空気を導入する除塵室
と、該除塵室の下方に位置する集塵沈降室と、該除塵室
の上方に位置し除塵を行う集塵用ろ布と、該集塵用ろ布
の上方側部に位置する空気排出口とを備える、という技
術的手段を講じるものである。よって、該請求項3に係
る集塵装置は、以下の作用を有する。
【0010】穀類共同乾燥調製施設から導入する含塵空
気は、集塵用ろ布によってろ過され、重量のある粉塵
は、除塵室の下方に設けた集塵沈降室に蓄積される。そ
して、ろ過された清浄空気は空気排出口より屋外に大気
解放される。
気は、集塵用ろ布によってろ過され、重量のある粉塵
は、除塵室の下方に設けた集塵沈降室に蓄積される。そ
して、ろ過された清浄空気は空気排出口より屋外に大気
解放される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1、図2
及び図3に基づいて説明する。図1は、穀類共同乾燥調
製施設aの概略側断面図であり、図2は、図1のA−A
´線の概略断面図である。複数のサイロdが並列状に連
設され、乾燥処理手段の1つである熱風乾燥機1は、4
基の穀類貯蔵サイロdで囲まれたサイロ間隙部bに設置
し、穀類を貯めるタンク部1aと、穀類を乾燥させる乾
燥部1bと、バーナー(図示せず)からの熱風を乾燥部
1bに送り込むための熱風胴1cと、乾燥部1bから排
出された排風を受ける排風胴1dからなっている。そし
て、排風胴1dから排風を吸引して湿式集塵装置2に送
り込むための送風ファン16を設置している。湿式集塵
装置2は、底部に水槽3を、その上方に除塵室4を各々
形成し、穀類貯蔵サイロdの外周側の隣合う2基のサイ
ロ間のサイロ空隙部cにあって、前記熱風乾燥機1と隣
接設置している。また、湿式集塵装置2はサイロ空隙部
cに限定されず、粗選機や籾摺機などから接続するダク
トを短くするためサイロ空隙部c1やサイロ空隙部c2
に設定してもよい。そして前記除塵室4は、上部に後述
するシャワ−水供給装置のシャワ−水を噴出するシャワ
−管5を配設し、底部には漏斗状の流下樋8を配設し、
更に、流下樋8の側方には熱風乾燥機1からの粉塵を送
る排風ダクト9が、流下樋8の下部には粗選機や籾摺機
などから粉塵を送る一般集塵ダクト10がそれぞれ設置
されている。
及び図3に基づいて説明する。図1は、穀類共同乾燥調
製施設aの概略側断面図であり、図2は、図1のA−A
´線の概略断面図である。複数のサイロdが並列状に連
設され、乾燥処理手段の1つである熱風乾燥機1は、4
基の穀類貯蔵サイロdで囲まれたサイロ間隙部bに設置
し、穀類を貯めるタンク部1aと、穀類を乾燥させる乾
燥部1bと、バーナー(図示せず)からの熱風を乾燥部
1bに送り込むための熱風胴1cと、乾燥部1bから排
出された排風を受ける排風胴1dからなっている。そし
て、排風胴1dから排風を吸引して湿式集塵装置2に送
り込むための送風ファン16を設置している。湿式集塵
装置2は、底部に水槽3を、その上方に除塵室4を各々
形成し、穀類貯蔵サイロdの外周側の隣合う2基のサイ
ロ間のサイロ空隙部cにあって、前記熱風乾燥機1と隣
接設置している。また、湿式集塵装置2はサイロ空隙部
cに限定されず、粗選機や籾摺機などから接続するダク
トを短くするためサイロ空隙部c1やサイロ空隙部c2
に設定してもよい。そして前記除塵室4は、上部に後述
するシャワ−水供給装置のシャワ−水を噴出するシャワ
−管5を配設し、底部には漏斗状の流下樋8を配設し、
更に、流下樋8の側方には熱風乾燥機1からの粉塵を送
る排風ダクト9が、流下樋8の下部には粗選機や籾摺機
などから粉塵を送る一般集塵ダクト10がそれぞれ設置
されている。
【0012】前記水槽3内の底部には汚水から沈殿する
汚泥やゴミを掻き出すスラッジコンベア(汚泥コンベ
ア)11を配置している。
汚泥やゴミを掻き出すスラッジコンベア(汚泥コンベ
ア)11を配置している。
【0013】前記シャワ−水供給装置は、除塵室4の上
部に多段状に、多数の噴水口を設けた複数のシャワ−管
5と、水槽3に隣接したポンプ室12内のポンプ12a
と、前記水槽3の水をポンプ12aに供給する供給管1
3と、ポンプ12aから前記シャワ−管5に水を供給す
る供給管14とによって構成している。前記シャワー管
5の段数や数は、本実施例に限定されず、適宜設定され
る。また、シャワーの取付位置は散水が互いに重なる効
率のよい位置に設ける。
部に多段状に、多数の噴水口を設けた複数のシャワ−管
5と、水槽3に隣接したポンプ室12内のポンプ12a
と、前記水槽3の水をポンプ12aに供給する供給管1
3と、ポンプ12aから前記シャワ−管5に水を供給す
る供給管14とによって構成している。前記シャワー管
5の段数や数は、本実施例に限定されず、適宜設定され
る。また、シャワーの取付位置は散水が互いに重なる効
率のよい位置に設ける。
【0014】前記シャワ−管5の上方側部には清浄空気
を屋外に排出する空気排出口15があり、空気排出口1
5は、外部からの雨や風や鳥類等が進入できないような
構造の通風板を設けている。
を屋外に排出する空気排出口15があり、空気排出口1
5は、外部からの雨や風や鳥類等が進入できないような
構造の通風板を設けている。
【0015】図3は図1のA−A´線の概略断面図であ
る。複数のサイロdが並列状に連設され、乾燥処理手段
の1つである熱風乾燥機1は、4基の穀類貯蔵サイロd
で囲まれたサイロ間隙部bに設置し、穀類を貯めるタン
ク部1aと、穀類を乾燥させる乾燥部1bと、バーナー
(図示せず)からの熱風を乾燥部1bに送り込むための
熱風胴1cと、乾燥部1bから排出された排風を受ける
排風胴1dからなっている。そして、排風胴1dから排
風を吸引して乾式集塵装置22に送り込むための送風フ
ァン16を設置している。乾式集塵装置22は、底部に
集塵沈降室23を、その上方に除塵室4を形成し、穀類
貯蔵サイロdの外周側の隣合う2基のサイロ間のサイロ
空隙部cに熱風乾燥機1と隣接設置している。また、乾
式集塵装置22はサイロ空隙部cに限定されず、粗選機
や籾摺機などから接続するダクトを短くするためサイロ
空隙部c1やサイロ空隙部c2に設定してもよい。そし
て前記除塵室4は、上部に、含塵空気をろ過する集塵用
ろ布24を備え、底部には漏斗状の流下樋8を配設し、
更に、流下樋8の側部には熱風乾燥機1からの粉塵を送
る排風ダクト9が、流下樋8の下部には粗選機や籾摺機
などから粉塵を送る一般集塵ダクト10が各々設置され
ている。前記集塵沈降室23内の側面には、沈降した粉
塵やゴミを取り出すための扉26が設けてある。
る。複数のサイロdが並列状に連設され、乾燥処理手段
の1つである熱風乾燥機1は、4基の穀類貯蔵サイロd
で囲まれたサイロ間隙部bに設置し、穀類を貯めるタン
ク部1aと、穀類を乾燥させる乾燥部1bと、バーナー
(図示せず)からの熱風を乾燥部1bに送り込むための
熱風胴1cと、乾燥部1bから排出された排風を受ける
排風胴1dからなっている。そして、排風胴1dから排
風を吸引して乾式集塵装置22に送り込むための送風フ
ァン16を設置している。乾式集塵装置22は、底部に
集塵沈降室23を、その上方に除塵室4を形成し、穀類
貯蔵サイロdの外周側の隣合う2基のサイロ間のサイロ
空隙部cに熱風乾燥機1と隣接設置している。また、乾
式集塵装置22はサイロ空隙部cに限定されず、粗選機
や籾摺機などから接続するダクトを短くするためサイロ
空隙部c1やサイロ空隙部c2に設定してもよい。そし
て前記除塵室4は、上部に、含塵空気をろ過する集塵用
ろ布24を備え、底部には漏斗状の流下樋8を配設し、
更に、流下樋8の側部には熱風乾燥機1からの粉塵を送
る排風ダクト9が、流下樋8の下部には粗選機や籾摺機
などから粉塵を送る一般集塵ダクト10が各々設置され
ている。前記集塵沈降室23内の側面には、沈降した粉
塵やゴミを取り出すための扉26が設けてある。
【0016】前記集塵用ろ布24の上方側部には清浄空
気を屋外に排出する空気排出口25があり、空気排出口
25は、外部から鳥類等が進入できないような構造の通
風板を設けている。
気を屋外に排出する空気排出口25があり、空気排出口
25は、外部から鳥類等が進入できないような構造の通
風板を設けている。
【0017】次に、前記実施の形態における作動につい
て説明する。湿式集塵装置の場合、熱風乾燥機1や籾摺
機などを備えた穀類共同乾燥調製施設aから、排風ダク
ト9や一般集塵ダクト10を介して、除塵室4内に送り
込まれた含塵空気は、シャワー水(水滴または霧滴)に
接触することによって含塵空気中の粉塵が吸着され、汚
水になって除塵室4の下部の流下樋8上に落下した後、
傾斜状の流下樋8上を流下して水槽3に到達する。除塵
室4内で粉塵が除去された清浄空気は、空気排出口15
から屋外に排出される。水槽3に落下した汚水は、水槽
内で粉塵(土や泥など)が水槽3の底部のスラッジコン
ベアー11に汚泥として沈殿し、汚泥はスラッジコンベ
ア11の回動によって堆積場に排出される。
て説明する。湿式集塵装置の場合、熱風乾燥機1や籾摺
機などを備えた穀類共同乾燥調製施設aから、排風ダク
ト9や一般集塵ダクト10を介して、除塵室4内に送り
込まれた含塵空気は、シャワー水(水滴または霧滴)に
接触することによって含塵空気中の粉塵が吸着され、汚
水になって除塵室4の下部の流下樋8上に落下した後、
傾斜状の流下樋8上を流下して水槽3に到達する。除塵
室4内で粉塵が除去された清浄空気は、空気排出口15
から屋外に排出される。水槽3に落下した汚水は、水槽
内で粉塵(土や泥など)が水槽3の底部のスラッジコン
ベアー11に汚泥として沈殿し、汚泥はスラッジコンベ
ア11の回動によって堆積場に排出される。
【0018】水槽3の水は、シャワ−水供給装置の供給
管13、ポンプ12a及び供給管14によって、シャワ
−管5に供給され、シャワー噴出口6aよりシャワ−水
6bとなり使用される。そして、シャワ−水は汚水とな
って水槽3に還流する。
管13、ポンプ12a及び供給管14によって、シャワ
−管5に供給され、シャワー噴出口6aよりシャワ−水
6bとなり使用される。そして、シャワ−水は汚水とな
って水槽3に還流する。
【0019】一方、乾式集塵装置の場合、熱風乾燥機1
や籾摺機などを備えた穀類共同乾燥調製施設aから、排
風ダクト9や一般集塵ダクト10を介して除塵室4内に
送り込まれた含塵空気は、集塵用ろ布を通過することに
よって、含塵空気中の粉塵がろ布にろ過され、粉塵は除
塵室4の下部の流下樋8上に落下した後、傾斜状の流下
樋8上を流下して集塵沈降室23に到達する。除塵室4
内で粉塵が除去された洗浄空気は、空気排出口25から
屋外に排出される。集塵沈降室23に落下した粉塵は、
扉26を開放して屋外に取り出される。
や籾摺機などを備えた穀類共同乾燥調製施設aから、排
風ダクト9や一般集塵ダクト10を介して除塵室4内に
送り込まれた含塵空気は、集塵用ろ布を通過することに
よって、含塵空気中の粉塵がろ布にろ過され、粉塵は除
塵室4の下部の流下樋8上に落下した後、傾斜状の流下
樋8上を流下して集塵沈降室23に到達する。除塵室4
内で粉塵が除去された洗浄空気は、空気排出口25から
屋外に排出される。集塵沈降室23に落下した粉塵は、
扉26を開放して屋外に取り出される。
【0020】
【発明の効果】本願の発明によれば、穀類共同乾燥調製
施設において、乾燥処理手段を、複数のサイロに囲まれ
た間隙部に設けるとともに、外周側の隣合う前記サイロ
の空隙部に前記乾燥処理手段の排風路を接続するととも
に集塵装置を設けたので、乾燥処理手段から集塵装置ま
でのダクトの長さが大幅に短くなり、ダクトを中継する
送風ファンの小型化やダクト工事の工数削減によりコス
トが安価となる。また、屋外設置をやめることで施設の
敷地面積を小さくでき、基礎工事の工数削減が行える。
多雪地区ではダクトや集塵装置の落雪対策が不要となり
コストも安価となる。そして防音に関して、集塵装置の
側面の大部分がサイロに囲まれ、屋外に面する側面部分
が、従来の屋外設置に比べて小面積であるのでその分防
音効果が向上する。更に、防音対策も屋外に面した側面
だけを行えばよいので施しやすくなる。
施設において、乾燥処理手段を、複数のサイロに囲まれ
た間隙部に設けるとともに、外周側の隣合う前記サイロ
の空隙部に前記乾燥処理手段の排風路を接続するととも
に集塵装置を設けたので、乾燥処理手段から集塵装置ま
でのダクトの長さが大幅に短くなり、ダクトを中継する
送風ファンの小型化やダクト工事の工数削減によりコス
トが安価となる。また、屋外設置をやめることで施設の
敷地面積を小さくでき、基礎工事の工数削減が行える。
多雪地区ではダクトや集塵装置の落雪対策が不要となり
コストも安価となる。そして防音に関して、集塵装置の
側面の大部分がサイロに囲まれ、屋外に面する側面部分
が、従来の屋外設置に比べて小面積であるのでその分防
音効果が向上する。更に、防音対策も屋外に面した側面
だけを行えばよいので施しやすくなる。
【0021】シャワー水による除塵では、シャワー水と
粉塵との接触の機会を多くするほど除塵の効果は大きく
なる。本発明では、サイロの空隙を利用することで上方
に長い経路を確保することができる。つまり、シャワー
水との接触の機会が多くとれるので除塵効果は従来のも
のより大きい。これは、上方に送り出される粉塵は、長
い上方への経路を重力に抗しながら上昇することにな
り、従来の平面的な粉塵の移動に比較して粉塵は上方に
移動しにくい状況が生じており、これにシャワー効果が
重なり除塵効果は大きくなる。
粉塵との接触の機会を多くするほど除塵の効果は大きく
なる。本発明では、サイロの空隙を利用することで上方
に長い経路を確保することができる。つまり、シャワー
水との接触の機会が多くとれるので除塵効果は従来のも
のより大きい。これは、上方に送り出される粉塵は、長
い上方への経路を重力に抗しながら上昇することにな
り、従来の平面的な粉塵の移動に比較して粉塵は上方に
移動しにくい状況が生じており、これにシャワー効果が
重なり除塵効果は大きくなる。
【図1】概略で示すカントリーエレベーターの平面図。
【図2】図1のA−A´線断面図(湿式集塵装置)であ
る。
る。
【図3】図1のA−A´線断面図(乾式集塵装置)であ
る。
る。
【図4】従来の湿式集塵装置を示す概略側断面図であ
る。
る。
a 穀類共同乾燥調製施設 b サイロ間隙部 c サイロ空隙部 c1 サイロ空隙部 c2 サイロ空隙部 d 穀類貯蔵用サイロ 1 熱風乾燥機 1a タンク部 1b 乾燥部 1c 熱風胴 1d 排風胴 2 湿式集塵装置 3 水槽 4 除塵室 5 シャワー管 6a シャワー水噴出部 6b シャワー水 7 シャワー室 8 流下樋 9 排風ダクト(乾燥機) 10 一般集塵ダクト 11 スラッジコンベアー 12 ポンプ室 12a ポンプ 13 供給管 14 供給管 15 空気排出口 16 送風ファン 22 乾式集塵装置 23 集塵沈降室 24 集塵用ろ布 25 空気排出口 100 湿式集塵装置 101 水槽 102 除塵室 103 シャワ−管 104 含塵空気取入口 105 清浄空気排出口 106 スラッジコンベア(汚泥コンベア) 107 リッタ−コンベア(粗大粉塵コンベア)
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の穀類貯蔵サイロを並列状に連設し
てなる穀類共同乾燥調製施設において、前記複数サイロ
に囲まれた間隙部に乾燥処理手段を設けるとともに、外
周側の隣合うサイロ間の空隙部に前記乾燥処理手段の排
風路を接続するとともに集塵装置を備えたことを特徴と
する穀類共同乾燥調製施設におけるサイロ一体型集塵装
置。 - 【請求項2】 前記集塵装置は、穀類共同乾燥調製施設
から発生する含塵空気を導入する除塵室と、該除塵室の
下方に位置する水槽と、前記除塵室にシャワー水を噴射
するシャワー噴出部と、前記水槽の水を前記シャワー水
噴出部に供給するシャワー水供給手段と、空気排出口と
を備えてなる、請求項1記載の穀類共同乾燥調製施設に
おけるサイロ一体型集塵装置。 - 【請求項3】 前記集塵装置は、穀類共同乾燥調製施設
から発生する含塵空気を導入する除塵室と、該除塵室の
下方に位置する集塵沈降室と、該除塵室の上方に位置し
除塵を行う集塵用ろ布と、空気排出口とを備えてなる、
請求項1記載の穀類共同乾燥調製施設におけるサイロ一
体型集塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8851098A JPH11276837A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 穀類共同乾燥調製施設におけるサイロ一体型集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8851098A JPH11276837A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 穀類共同乾燥調製施設におけるサイロ一体型集塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11276837A true JPH11276837A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13944830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8851098A Pending JPH11276837A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 穀類共同乾燥調製施設におけるサイロ一体型集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11276837A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004321064A (ja) * | 2003-04-24 | 2004-11-18 | Iseki & Co Ltd | カントリーエレベータ |
US20150136023A1 (en) * | 2009-05-11 | 2015-05-21 | Abb K.K. | Electrostatic coating apparatus |
CN110961165A (zh) * | 2018-09-29 | 2020-04-07 | 中国石油化工股份有限公司 | 催化剂浸渍干燥一体化装置和方法及其应用 |
-
1998
- 1998-04-01 JP JP8851098A patent/JPH11276837A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004321064A (ja) * | 2003-04-24 | 2004-11-18 | Iseki & Co Ltd | カントリーエレベータ |
US20150136023A1 (en) * | 2009-05-11 | 2015-05-21 | Abb K.K. | Electrostatic coating apparatus |
US20150182979A1 (en) * | 2009-05-11 | 2015-07-02 | Abb K.K. | Electrostatic coating apparatus |
US9687865B2 (en) * | 2009-05-11 | 2017-06-27 | Abb K.K. | Electrostatic coating apparatus |
US9770727B2 (en) * | 2009-05-11 | 2017-09-26 | Abb K.K. | Electrostatic coating apparatus |
CN110961165A (zh) * | 2018-09-29 | 2020-04-07 | 中国石油化工股份有限公司 | 催化剂浸渍干燥一体化装置和方法及其应用 |
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