JPH11169635A - 穀物乾燥調製施設における湿式集塵装置 - Google Patents

穀物乾燥調製施設における湿式集塵装置

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JPH11169635A
JPH11169635A JP35613897A JP35613897A JPH11169635A JP H11169635 A JPH11169635 A JP H11169635A JP 35613897 A JP35613897 A JP 35613897A JP 35613897 A JP35613897 A JP 35613897A JP H11169635 A JPH11169635 A JP H11169635A
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JP
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water tank
dust
water
hot air
conveyor
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JP35613897A
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English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Ryuji Yoshikawa
龍治 吉川
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、寒冷地や冬季の低温下でも湿式集
塵できるとともに、水槽を地下に埋めることのない穀物
乾燥調製施設における湿式集塵装置を提供する。 【解決手段】 穀物乾燥調製施設1から発生する含塵空
気を導入する除塵室4と、該除塵室4の下方に位置する
水槽3と、前記除塵室4にシャワ−水を噴射するシャワ
−水噴出部5と、前記水槽3の水を前記シャワ−水噴出
部5に供給するシャワ−水供給手段とを備えた湿式集塵
装置2において、熱風を発生する熱風発生手段16を前
記湿式集塵装置2とは別体に設け、前記熱風発生手段1
6の熱風を前記除塵室4内に供給する供給手段17を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライスセンタやカ
ントリエレベ−タなどの穀物乾燥調製施設における湿式
集塵装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、穀物乾燥調製施設においては、荷受
工程から出荷工程までに発生する大量の粉塵を回収する
ため、各工程に接続された集塵ダクトを屋外に設置した
湿式の集塵装置に接続して集塵を行っている。
【0003】この湿式集塵装置100を図3に基づいて
説明する。
【0004】前記湿式集塵装置100は、下部に水槽1
01が、該水槽101の上方に除塵室102が各々設け
られ、該除塵室102には、上部にシャワ−管103及
び洗浄空気排出口105が設けられ、下部の一側に含塵
空気取入口104が設けられている。そして、前記水槽
101内にはスラッジコンベア(汚泥コンベア)106
が設けられていると共に、除塵室102の下端にはリッ
タ−コンベア(粗大粉塵コンベア)107が設けられて
いる。穀物乾燥調製施設から除塵室102に供給される
含塵空気中の粉塵は、シャワ−管103から散水される
シャワ−水と接触してシャワ−水とともに落下する。そ
して、粗大粉塵はリッタ−コンベア107によって排出
され、また、微粉塵や土(汚泥)はスラッジコンベア1
06によって排出されるように形成されている。
【0005】ところで、このような湿式集塵装置100
は寒冷地や冬季の低温下では、シャワ−管のシャワ−水
や水槽の水が凍結して除塵ができなくなるという課題が
ある。この課題を解決した従来の湿式集塵装置として、
水槽を地下に埋めて水の低温化防止をするとともに、該
水槽からシャワ−管まで水を供給する供給管に電気ヒ−
タ−を取り付けて水を暖めるなどして、水が凍結しない
ようにした例が特開平9−220428号公報に開示さ
れている。
【0006】しかしながら、このような水槽を地下に埋
める従来の湿式集塵装置は、水槽を地下に埋めるための
大掛りな埋設工事が必要であり、高額な工事費が掛かっ
てい
【0007】た。
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
かんがみ、寒冷地や冬季の低温下でも湿式集塵できると
ともに、水槽を地下に埋めることのない穀物乾燥調製施
設における湿式集塵装置を提供することを技術的課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、本願の請求項1に係る発明(以下、「第1の
発明」という)は、穀物乾燥調製施設から発生する含塵
空気を導入する除塵室と、該除塵室の下方に位置する水
槽と、前記除塵室にシャワ−水を噴射するシャワ−水噴
出部と、前記水槽の水を前記シャワ−水噴出部に供給す
るシャワ−水供給手段とを備えた湿式集塵装置におい
て、熱風を発生する熱風発生手段を前記湿式集塵装置と
は別体に設け、前記熱風発生手段の熱風を前記除塵室内
に供給する供給手段を設ける、という技術的手段を講じ
るものである。よって、該第1の発明は、以下の作用を
有する。
【0009】前記熱風発生手段で発生する熱風は、前記
供給手段によって前記除塵室に送り込まれる。そして、
熱風は除塵室内で前記穀物乾燥調製施設から導入する含
塵空気と混合されながら前記シャワ−水噴出部から噴出
されるシャワ−水(水滴または霧滴)に接触し、シャワ
−水を昇温させる。該シャワ−水は粉塵を吸着し、昇温
された汚水となって除塵室の下方に設けた水槽に戻され
る。水槽の水は、前記シャワ−水供給手段によって前記
シャワ−水噴出部に供給されて、除塵室と水槽との間で
循環する。
【0010】本願の請求項2に係る発明(以下、「第2
の発明」という)は、第1の発明に加え、粉塵を含んだ
汚水から粗大粉塵または汚泥を搬送するコンベアを前記
水槽内に設けるとともに、該コンベアの搬送終端側が配
置される前記水槽の一側端側は、上面を開放した突出水
槽部とし、前記コンベアの搬送終端側は前記突出水槽部
の開放上面から水槽の外部に臨ませ、前記突出水槽部の
開放上面と、該開放上面から水槽の外部に臨ませたコン
ベアの搬送終端側とを、屋外に開放させないように覆う
覆い部を設け、更に、前記水槽の水面近傍に前記熱風発
生手段の熱風を供給する供給手段を設ける、という技術
的手段を講じるものである。よって、該第2の発明は、
第1の発明の作用に加え、以下の作用を有する。
【0011】水槽の水面近傍には前記熱風発生手段で発
生させた熱風が前記供給手段によって送り込まれる。こ
の水槽の水面近傍に供給された熱風は、水面に接触して
該水面を昇温させる一方、突出水槽部の開放された上面
から放出される。前記突出水槽部の開放上面と、該開放
上面からから水槽の外部に臨ませたコンベアの搬送終端
側とは、屋外に開放させないように形成した覆い部によ
って覆っているので、屋外の冷たい冷気等にさらされる
ことがなく、また、熱風は屋内から放出することがない
ので屋内が暖められる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1及び図
2に基づいて説明する。
【0013】図1は、湿式集塵装置2及び穀物乾燥調製
施設1の概略側断面図であり、図2は図1のA−A´線
の概略断面図である。湿式集塵装置2は、底部に水槽3
を、その上方に除塵室4を形成し、屋外に設置してい
る。そして、除塵室4の上方には側壁と屋根とから形成
した雪よけ用の屋根部23を形成している。除塵室4
は、上部に、後述するシャワ−水供給装置のシャワ−水
を噴出するシャワ−管5を配設し、底部には漏斗状の流
下樋8を配設し、更に、一側の壁部に含塵空気取入部6
を配設している。前記含塵空気取入部6には、乾燥機や
籾摺機等を備えた前記穀物乾燥調製施設1に連通する集
塵ダクト24が連結されており、穀物乾燥調製施設1か
らこの集塵ダクト24を通じて粉塵が送り込まれる。前
記含塵空気取入部6には除塵室4に含塵空気を放出する
放出口6aを設け、該放出口6aの上縁部付近にはカ−
テン状の水幕を形成する水幕形成装置7が設けられてい
る。前記除塵室4の下方に設けられた水槽3は、前記含
塵空気取入部6と対向する方向に、除塵室4の下方側面
より外側に突出し、かつ、上面が開放された突出水槽部
3aを設けた平面形状で、更に、断面形状が漏斗状に形
成されている。
【0014】前記水槽3内上方には前記流下樋8の底部
に設けられた、粃(しいな)や藁(わら)くず等の比較
的大きな粉塵(粗大粉塵)を搬送するリッタ−コンベア
(粗大粉塵コンベア)9を設けている。該リッタ−コン
ベア9は、前記含塵空気取入部6側を搬送始端とし、前
記水槽3の突出水槽部3a側に向かって横設し、更に、
搬送終端側が突出水槽部3aの開放された上面を通って
水槽3の外部に粃や藁くずを排出するように構成してい
る。リッタ−コンベア9は環状の無端ベルト9cと、搬
送始端側のロ−ル9aと、搬送終端側のロ−ル9b及び
該ロ−ル9a,9bを駆動させるモ−タが内蔵されたコ
ンベア駆動装置(図示せず)とによって構成している。
そして、前記無端ベルト9cは、粃や藁くず等を掻き出
す掻き上げ片9dを等間隔で設け、また、該無端ベルト
の側面側と底面側とには、それぞれ側面部9e及び底面
部9fから形成されたコンベアケ−ス9gを設けてい
る。そして、コンベアケ−ス9gの搬送終端側の端部に
は粃、藁くずを下方に放出させる放出部9hを形成して
いる。前記底面部9fは粃や藁くず等が漏出しない網目
状のスクリ−ンになっており、粃や藁くず以外の粉塵を
含んだ汚水が水槽3に落下するように構成している。
【0015】前記水槽3の漏斗状に形成されたその底部
には汚水から沈殿する汚泥を掻き出すスラッジコンベア
(汚泥コンベア)10を配置している。該スラッジコン
ベア10は、前記含塵空気取入部6側を搬送始端とし、
前記水槽3の突出水槽部3a側に向かって横設し、該ス
ラッジコンベア10の途中からは、上方に向かって駆け
上がるように傾斜状に形成され、搬送終端側が突出水槽
部3aの開放された上面を通って水槽3の外部に汚泥を
排出するように構成している。スラッジコンベア10も
前記リッタ−コンベア9と同じように、環状の無端ベル
ト10cと、搬送始端側のロ−ル10aと、搬送終端側
のロ−ル10b及び該ロ−ル10a,10bを駆動させ
るモ−タが内蔵されたコンベア駆動装置(図示せず)と
によって構成している。そして、前記無端ベルト10c
は、汚泥を掻き出す掻き上げ片10dを等間隔で設け、
また、該無端ベルトの側面側と底面側とには、それぞれ
側面部10e及び底面部10fから形成されたコンベア
ケ−ス10gを設けている。そして、コンベアケ−ス1
0gの搬送終端部には汚泥を下方に放出させる放出部1
0hを形成している。
【0016】前記シャワ−水供給装置は、除塵室4の上
部に多数の噴水口を設けた複数のシャワ−管5と、水槽
3に隣接したポンプ室11内のポンプ11aと、前記水
槽3の水をポンプ11aに供給する供給管12と、ポン
プ11aから前記シャワ−管5に水を供給する供給管1
3とによって構成している。
【0017】前記水幕形成装置7は、多数の噴水口を設
けたシャワ−管7aと、前記供給管13の水をシャワ−
管7aに供給する供給管7bとによって構成している。
【0018】前記シャワ−管5の上方には含塵空気と洗
浄空気とを分離する気水分離フィルタ14を設け、ま
た、シャワ−管5の下方には除塵室4内の圧力を一定に
保つメッシュ状の圧力拡散板15を設けている。前記除
塵室4の上方に形成した雪よけ用の屋根部23の側壁に
は、前記気水分離フィルタ14から出る洗浄空気を屋外
に排出する排出口(図示せず)を形成している。
【0019】穀物乾燥調製施設1の施設内には、乾燥機
や籾摺機等が設置されているほか、熱風発生室16を設
けている。該熱風発生室16は、内部に熱風を発生する
熱風発生装置16aを設け、側壁には吸気部16cが設
けてある。前記含塵空気取入部6と熱風発生室16と
は、熱風発生室16で発生させた熱風を除塵室4に供給
させるための除塵室用熱風導入ダクト17で接続されて
いる。また、前記含塵空気取入部6の下方の側壁には、
前記除塵室4の底部と前記水槽3の水面上との間の空間
部18に前記熱風発生室16で発生させた熱風を供給す
るための水槽用熱風導入ダクト19が、前記除塵室用熱
風導入ダクト17から分岐して接続されている。
【0020】前記除塵室用熱風導入ダクト17の内部に
は、前記熱風発生室16内の熱風の導入口17a付近
に、熱風を送風させる熱風送風ファン17bが設けら
れ、また、熱風が流れる方向の所定の箇所に熱風の逆流
を防止する逆止弁17cが設けられている。また、水槽
用熱風導入ダクト19の内部には、該水槽用熱風導入ダ
クト19が前記除塵室用熱風導入ダクト17から分岐し
た近傍に熱風の流量を調整する流量調整バルブ19aを
設けるとともに、熱風が流れる方向の所定の箇所に熱風
の逆流を防止する逆止弁19bが設けられている。
【0021】前記湿式集塵装置2に隣接し、かつ、リッ
タ−コンベア9及びスラッジコンベア10が粃、藁くず
及び汚泥を排出する方向には、粃、藁くず及び汚泥など
の集塵が排出される集塵排出部屋20が設けられてい
る。該集塵排出部屋20は、前記リッタ−コンベア9及
びスラッジコンベア10の粃、藁くず及び汚泥を排出す
る各放出部9h,10hの近傍と水槽3の突出水槽部3
aの一部とを囲んで構成している。
【0022】前記水槽3の上面が開放された突出水槽部
3aは、屋外にさらされないように、一部が前述のよう
に集塵排出部屋20によって覆われるとともに、該集塵
排出部屋20と湿式集塵装置2との間の残りの開放され
た部分は、該集塵排出部屋20と湿式集塵装置2との側
壁間に覆い屋根21と覆い壁22とを形成して覆われ
る。
【0023】次に、前記実施の形態における作動につい
て説明する。
【0024】乾燥機や籾摺機などを備えた穀物乾燥調製
施設から集塵ダクト24と含塵空気取入部6を介して除
塵室4内に送り込まれた含塵空気は、前記水幕形成装置
7の水幕の水に接触することによって該空気中の一部の
粉塵が吸着され、汚水になって除塵室4の下部の流下樋
8上に落下した後、傾斜状の流下樋8上を流下して、リ
ッタ−コンベア9に到達する。前記水幕形成装置7の水
幕の水を通過してまだ粉塵を含んだ含塵空気は、除塵室
4の上方に設けたメッシュ状の圧力拡散板15を通過
し、この含塵空気からは、シャワ−水供給装置のシャワ
−管5の噴水口から噴出されるシャワ−水(水滴または
霧滴)によって残りの粉塵が吸着されて除去される。そ
して、シャワ−水は残りの粉塵を含んだ汚水となり、こ
の汚水も重力により除塵室4の下部の流下樋8上に落下
した後、傾斜状の流下樋8上を流下して、リッタ−コン
ベア9に到達する。除塵室4内で粉塵が除去された洗浄
空気は、気水分離フィルタ14により気水分離され、前
記屋根部23の排出口(図示せず)から屋外に排出され
る。
【0025】リッタ−コンベア9に到達した汚水から
は、汚水に含まれる粃や藁くず等の比較的大きな粉塵が
このリッタ−コンベア9の回動によって集塵排出部屋2
0に排出される。しかし、網目状のスクリ−ンで形成し
た前記コンベアケ−ス9gの底面部9fからは、網目を
通過する粉塵を含んだ汚水が水槽3に落下する。水槽3
に落下した汚水は、水槽内で粉塵(土や泥など)が水槽
3の底部のコンベア−ケ−ス10gに汚泥として沈殿
し、汚泥はスラッジコンベア10の回動によって前記集
塵排出部屋20に排出される。
【0026】一方、前述の穀物乾燥調製施設1内に設け
た熱風発生装置16aは、熱風を発生し、該熱風は集風
板16dによって誘導されながら粉塵室用熱風導入ダク
ト17に送り込まれる。そして、熱風は粉塵室用熱風導
入ダクト17内に設けられた熱風送風ファン17bによ
って送風され、湿式集塵装置2に設けた前記含塵空気取
入部6を通って除塵室4に供給される。該除塵室4に供
給される熱風は、前記水幕形成装置7の水幕の水に接触
し、また、除塵室4内で含塵空気と混合されながらシャ
ワ−管5の噴水口から噴出するシャワ−水(水滴または
霧滴)に接触し、水幕の水とシャワ−水とは昇温され
る。そして、水幕の水とシャワ−水とは粉塵を吸着し、
昇温された汚水となって前述のように除塵室4の下部の
流下樋8上に落下する。
【0027】また、前述のように除塵室4の底部と水槽
3の水面上との間の空間部18には、前記熱風発生室1
6で発生させた熱風が、前記除塵室用熱風導入ダクト1
7から分岐した前記水槽用熱風導入ダクト19によって
送り込まれる。前記空間部18にに送り込まれる熱風
は、水槽用熱風導入ダクト19に設けた流量調整バルブ
19aによって流量が調整される。空間部18に供給さ
れた熱風は、水槽3の水の水面と接触し、該水槽3の水
温を上昇させる一方、水槽3の突出水槽部3aの開放さ
れた上面から放出される。そして、水槽3の突出水槽部
3aの開放された上面から放出される熱風は、前記集塵
排出部屋20の排出口25より屋外に排出される。
【0028】前記突出水槽部3aの開放された上面と、
該突出水槽部3aの開放された上面から水槽3の外部に
向かうリッタ−コンベア9及びスラッジコンベア10
は、前記集塵排出部屋20と、該集塵排出部屋20と湿
式集塵装置2との側壁間に設けた覆い屋根21と覆い壁
22とによって屋外から遮断されているため、屋外の冷
たい冷気にさらされることがなく、また、熱風も屋外に
放出されることがないため屋内が効果的に暖められる。
よって、前記突出水槽部3aの開放された上面を通って
水槽3の外部に向かうリッタ−コンベア9とスラッジコ
ンベア10とは、凍結することなく順調に作動し、ま
た、前記集塵排出部屋20内にリッタ−コンベア9及び
スラッジコンベア10によって排出される粉塵は、凍結
することがないので、後で該粉塵を集塵排出部屋20か
ら搬出するときに不便でない。
【0029】水槽3の水は、シャワ−水供給装置の供給
管12、ポンプ11a及び供給管13によって、シャワ
−管5と水幕形成装置7とに供給され、シャワ−水及び
水幕に使用される。そして、前述のように、シャワ−水
及び水幕の水は、熱風発生室16から除塵室用熱風導入
ダクト17及び水槽用用熱風導入ダクト19を通って除
塵室4内に供給される熱風によって昇温され、汚水とな
って水槽3に還流する。この様に、水槽3の水は、シャ
ワ−水供給装置によって循環されると共に、水面上の空
間部18に熱風発生室16から水槽用用熱風導入ダクト
19を通って供給される熱風によって水温が上昇される
ので、凍結することがない。また、熱風がシャワ−管5
にも当たるため、噴出口等が凍結することがない。よっ
て、湿式集塵を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、熱風を発生
する熱風発生手段を前記湿式集塵装置とは別体に設け、
前記熱風発生手段の熱風を前記除塵室内に供給する供給
手段を設けたので、前記熱風発生手段で発生する熱風
は、前記供給手段によって前記除塵室に送り込まれる。
そして、熱風は除塵室内で前記穀物乾燥調製施設から供
給される含塵空気と混合されながら前記シャワ−水噴出
部から噴出されるシャワ−水(水滴または霧滴)に接触
し、シャワ−水を昇温させる。該シャワ−水は粉塵を吸
着し、昇温された汚水となって除塵室の下方に設けた水
槽に戻される。水槽の水は、前記シャワ−水供給手段に
よって、前記シャワ−水噴出部に供給されて、除塵室と
水槽との間で循環されながら昇温される。
【0031】よって、本発明の湿式集塵装置は寒冷地や
冬季の低温下においても湿式集塵することできるととも
に、水槽を地下に埋めることがないため大掛りな埋設工
事や高額な工事費が必要ない。
【0032】本願の第2の発明によれば、第1の発明に
加え、粉塵を含んだ汚水から粗大粉塵または汚泥を搬送
するコンベアを前記水槽内に設けるとともに、該コンベ
アの搬送終端側が配置される前記水槽の一側端側は、上
面を開放した突出水槽部とし、前記コンベアの搬送終端
側は前記突出水槽部の開放上面から水槽の外部に臨ま
せ、前記突出水槽部の開放上面と、該開放上面から水槽
の外部に臨ませたコンベアの搬送終端側とを、屋外に開
放させないように覆う覆い部を設け、更に、前記水槽の
水面近傍に前記熱風発生手段の熱風を供給する供給手段
を設けたので、水槽の水面近傍には前記熱風発生手段で
発生させた熱風が前記供給手段によって送り込まれる。
この水槽の水面近傍に供給された熱風は、水面に接触し
て該水面を昇温させる一方、突出水槽部の開放された上
面から放出される。前記突出水槽部の開放上面と、該開
放上面からから水槽の外部に臨ませたコンベアの搬送終
端側とは、屋外に開放させないように形成した覆い部に
よって覆っているので、屋外の冷たい冷気等にさらされ
ることがなく、また、熱風は屋内に放出することがない
ので屋内が暖められる。
【0033】よって、前記突出水槽部の開放された上面
を通って水槽の外部に向かうコンベアは、凍結せずに順
調に作動し、また、コンベアによって排出される粉塵
は、凍結することがないので、後で該粉塵を集塵排出部
屋20から搬出するときに不便でない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す概略側断面図であ
る。
【図2】図1のA−A´線断面図である。
【図3】従来の湿式集塵装置を示す概略側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 穀物乾燥調製施設 2 湿式集塵装置 3 水槽 3a 突出水槽部 4 除塵室 5 シャワ−管 6 含塵空気取入部 6a 放出口 7 水幕形成装置 7b 供給管 8 流下樋 9 リッタ−コンベア(粗大粉塵コンベア) 9a ロ−ル 9b ロ−ル 9c 無端ベルト 9d 掻き上げ片 9e 側面部 9f 底面部 9g コンベアケ−ス 9h 放出部 10 スラッジコンベア(汚泥コンベア) 10a ロ−ル 10b ロ−ル 10c 無端ベルト 10d 掻き上げ片 10e 側面部 10f 底面部 10g コンベアケ−ス 10h 放出部 11 ポンプ室 11a ポンプ 12 供給管 13 供給管 14 気水分離フィルタ 15 圧力拡散板 16 熱風発生室 16a 熱風発生装置 16c 吸気部 16d 集風板 17 除塵空気用熱風導入ダクト 17a 導入口 17b 熱風送風ファン 17c 逆止弁 18 空間部 19 水槽用熱風導入ダクト 19a 流量調整バルブ 19b 逆止弁 20 集塵取出部屋 21 覆い屋根 22 覆い壁 23 屋根部 24 集塵ダクト 25 排出口 100 湿式集塵装置 101 水槽 102 除塵室 103 シャワ−管 104 含塵空気取入口 105 洗浄空気排出口 106 スラッジコンベア(汚泥コンベア) 107 リッタ−コンベア(粗大粉塵コンベア)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物乾燥調製施設から発生する含塵空気
    を導入する除塵室と、該除塵室の下方に位置する水槽
    と、前記除塵室にシャワ−水を噴射するシャワ−水噴出
    部と、前記水槽の水を前記シャワ−水噴出部に供給する
    シャワ−水供給手段とを備えた湿式集塵装置において、
    熱風を発生する熱風発生手段を前記湿式集塵装置とは別
    体に設け、前記熱風発生手段の熱風を前記除塵室内に供
    給する供給手段を設けたことを特徴とする穀物乾燥調製
    施設における湿式集塵装置。
  2. 【請求項2】 粉塵を含んだ汚水から粗大粉塵または汚
    泥を搬送するコンベアを前記水槽内に設けるとともに、
    該コンベアの搬送終端側が配置される前記水槽の一側端
    側は、上面を開放した突出水槽部とし、前記コンベアの
    搬送終端側は前記突出水槽部の開放上面から水槽の外部
    に臨ませ、前記突出水槽部の開放上面と、該開放上面か
    ら水槽の外部に臨ませたコンベアの搬送終端側とを、屋
    外に開放させないように覆う覆い部を設け、更に、前記
    水槽の水面近傍に前記熱風発生手段の熱風を供給する供
    給手段を設けてなる請求項1記載の穀物乾燥調製施設に
    おける湿式集塵装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027392A (ja) * 2009-06-22 2011-02-10 Ketaka Electric Co Ltd 温風乾燥機
JP2013127337A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Koyo Thermo System Kk 乾燥装置
CN111437905A (zh) * 2020-04-08 2020-07-24 李彩蓉 一种用于大米加工的进料设备
CN111715321A (zh) * 2020-06-30 2020-09-29 李习勇 一种农业生产用大米脱壳机及其使用方法

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