JPH11276359A - 配食用容器、加熱調理器及びそれらを用いた配食システム - Google Patents

配食用容器、加熱調理器及びそれらを用いた配食システム

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JPH11276359A
JPH11276359A JP10585298A JP10585298A JPH11276359A JP H11276359 A JPH11276359 A JP H11276359A JP 10585298 A JP10585298 A JP 10585298A JP 10585298 A JP10585298 A JP 10585298A JP H11276359 A JPH11276359 A JP H11276359A
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food distribution
container
food
heating
distribution container
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JP10585298A
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English (en)
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Yasubumi Kobachi
泰文 小鉢
Makoto Endo
信 遠藤
Norikazu Murakami
範和 村上
Mitsuo Sekino
光男 関野
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NIPPON CHUTER KK
Original Assignee
NIPPON CHUTER KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 食事の直前に1回に限り加熱することを可能
とした配食用容器及び加熱調理器と、配食センターにて
調理され食器に盛りつけられた食材を消費者が安全に適
温で食することができるように配食用容器に収容し保冷
して配送し、食事の直前に加熱調理器で1回に限り加熱
することを可能とした食品衛生上安全な配食システムを
提供する。 【解決手段】 配食システムは、外容器と該外容器が加
熱されたことを記憶する記憶部16とを有する配食用容
器3と、該配食用容器を冷却する冷却装置4と、冷却さ
れた配食用容器を収容して配送する運搬車5と、配送さ
れた配食用容器を収容して加熱する加熱調理器7とを有
する。加熱調理器は記憶部の記憶情報を取得して加熱制
御を行う制御部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はご飯、汁、主菜、副
菜などの食事を適温に保冷した状態で家庭や老人ホー
ム、病院等に配食することができる配食用容器、その容
器を加熱する加熱調理器及びそれらを用いた配食システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、配食センター等が行っている配食
は主食と副食とをそれぞれ蓋付き容器に盛り付けし、こ
の容器を発泡スチロール等のボックスに入れて運搬車で
配達している。
【0003】また、食材を盛り付けした多数の蓋付き容
器をそのままトレー状の箱に入れ、運搬車の温蔵庫と冷
蔵庫に温食と冷食に分けて積載し、運搬車で配達するこ
とも行われている。
【0004】一方、配食用保温ボックスとしては、特開
平7−241246号公報に記載された発熱体又は冷熱
体の保温シート上に蓋付き容器を上下に積み重ねた保温
ボックスが知られている。また運搬車としては、特公平
4−48657号公報に記載された収納庫を電気ヒータ
ーで加熱し、その中に給食容器を収納して配達する給食
運搬車用収納庫運搬車が知られている。
【0005】そして、運搬車にて配達された後は、一般
に蓋付き容器または給食容器は食事のときまで常温で保
管されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡ス
チロール等のボックスに入れて配食する場合は保温が十
分でないので温食が冷たくなってしまっている。また、
蓋付き容器又は給食容器を温蔵庫と冷蔵庫に分けた運搬
車で配食する場合、蓋付き容器又は給食容器を運搬車の
収容庫より取り出し食事のときまで常温で置いておくと
冷めたりしている。
【0007】さらに、蓋付き容器や給食容器をその配達
後に常温で長時間放置しておくと、温度管理を徹底でき
ないので食材の早期腐敗や雑菌の付着等を招きやすい。
また食材を盛りつけた給食容器を1回電子レンジ等で加
熱した後、放置し再度加熱すると同様に食品の早期腐敗
や雑菌の付着等を招きやすく食品衛生上の問題が生じ
る。
【0008】上記問題点に鑑み、本発明の第1の目的
は、調理された食材を盛りつけた食器を収容しその配送
に供することができるとともに該食材が食事の前に不用
意に2回以上再加熱されることを防止可能な配食用容器
を提供することである。
【0009】また、本発明の第2の目的は、調理された
食材を盛りつけた食器を収容しその配送に供することが
できるとともに該食材が食事の前に不用意に2回以上再
加熱されることを防止可能な加熱調理器を提供すること
である。
【0010】さらに本発明の第3の目的は、配食センタ
ーにて調理され食器に盛りつけられた食材を消費者が安
全に適温で食することができるように保冷して配送し、
食事の直前に1回に限り加熱することを可能とした食品
衛生上安全な配食システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記第1の目的を達成し得る配食容器を提供するものであ
り、調理された食材を収容する食器を出し入れ可能に収
容する外容器と、該外容器に設けられ且つ該外容器が加
熱されたことを記憶する記憶部とからなることを特徴と
している。
【0012】上記構成を有する配食用容器は食事の前に
1回適温まで加熱されるとその加熱情報を記憶部に記憶
するので、この記憶情報を利用することにより、配食用
容器が食事の前に2回以上再加熱されることを防止でき
るようになる。
【0013】請求項2記載の発明は上記配食用容器を加
熱するための加熱調理器であって、前記記憶部の記憶情
報を取得して加熱制御を行う制御部を有することを特徴
とするものである。
【0014】上記構成によれば、配食用容器が食事の前
に2回以上再加熱されることを自動的に且つ確実に防止
できることとなる。
【0015】請求項3記載の発明は上記第3の目的を達
成し得る配食システムを提供するものであり、請求項1
記載の配食用容器と、該配食用容器を冷却する冷却装置
と、冷却された前記配食用容器を収容して配送する運搬
車と、配送された前記配食用容器を収容して加熱する請
求項2記載の加熱調理器とからなることを特徴とするも
のである。
【0016】上記構成によれば、配食センターにて調理
され食器に盛りつけられた食材を配食用容器に収容して
保冷したまま配送することができる。しかも、食事の直
前に配食用容器を1回に限り加熱調理器で適温に加熱す
ることができ、該配食用容器の再加熱を防止することが
できるので、調理された食材の味を損なうことなく食品
衛生上安全な食事を消費者に提供することができる。
【0017】請求項4記載の発明は上記第2の目的を達
成し得る加熱調理器を提供するものであり、調理された
食材を収容する食器を出し入れ可能に収容する外容器を
備えた配食用容器を加熱する加熱調理器であって、配食
用容器毎の識別情報と該識別情報に関連して配食用容器
を加熱したことを記憶する記憶部と、該記憶部の記憶情
報に従って加熱制御を行う加熱制御部とを有することを
特徴とするものである。
【0018】上記構成によれば、加熱調理器の記憶部に
配食用容器毎の識別情報と該識別情報に関連して配食用
容器が加熱されたことを記憶しておくことができるの
で、同一の配食用容器が再加熱されようとしたときは該
記憶部の記憶情報に応じて制御部が再加熱を中止するこ
とができる。したがって、調理された食材を盛りつけた
食器を収容しその配送に供することができるとともに該
食材が食事の前に不用意に2回以上再加熱されることを
防止することができる。
【0019】請求項5記載の発明は、上記加熱調理器が
さらに配食用容器の外容器に設けられた配食用容器毎の
識別情報を読み取る情報受取部を有することを特徴とす
るものである。
【0020】上記構成によれば、情報受取部により配食
用容器毎の識別情報を配食用容器自体から取得すること
ができるので、同一配食用容器の再加熱防止を自動化す
ることができる。
【0021】請求項6記載の発明は、上記第3の目的を
達成し得る配食システムを提供するものであり、調理さ
れた食材を収容する食器を出し入れ可能に収容する外容
器を備えた配食用容器と、該配食用容器を冷却する冷却
装置と、冷却された配食用容器を収容して配送する運搬
車と、配送された配食用容器を収容して加熱する請求項
4又は5記載の加熱調理器とからなることを特徴とする
ものである。
【0022】上記構成の配食システムによれば、配食セ
ンターにて調理され食器に盛りつけられた食材を配食用
容器に収容し保冷して配送することができる。しかも、
食事の直前に配食用容器を1回に限り加熱調理器で適温
に加熱することができ、該配食用容器の再加熱を防止す
ることができるので、調理された食材の味を損なうこと
なく食品衛生上安全な食事を消費者に提供することがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0024】
【実施例2】図1〜図4は配食用容器及び加熱調理器を
用いる配食システムの第1実施例を示したものである。
配食センターにおいて、蓋付きの食器1a,1b,1c
(蓋は図示省略)には調理済のご飯2a、味噌汁2b、
主菜2cがそれぞれ盛付けされ、これら3つの食器1
a,1b,1cが配食用容器3に収納される。
【0025】配食センターには配食用容器3を複数個同
時に冷却できる冷却装置4が設けられており、この冷却
装置4で配食用容器3が好ましくは90分以内に例えば
0℃以上3℃以下に急速冷却される。冷却した配食用容
器3は冷蔵庫(図示略)を搭載した運搬車5に収納され
て配食センターより家庭、老人ホーム、病院等へと配送
される。なお、図示は省略するが、保冷装置内蔵のコン
テナに配食用容器3を収容し、このコンテナを運搬車5
に乗せて配送してもよい。
【0026】家庭、老人ホーム、病院等の配食先では、
直ちに食するときは配食用容器3を電子レンジなどの加
熱調理器7に入れて加熱し、可食温度で食に供する。直
ちに食さない時は配食用容器3を冷蔵庫6に入れて冷蔵
しておき、食する時に加熱調理器7で適温に加熱してか
ら食に供する。通常、加熱調理器では75℃で1分以上
加熱する。
【0027】図2(a),(b)は上記の配食システム
で使用する配食用容器3の構成例を示したものである。
【0028】配食用容器3は容器本体12aと蓋12b
とからなる外容器12を備えており、外容器12の容器
本体12aには食器1a,1b,1cを収容する凹部1
4a,14b,14cが設けてある。容器本体12a及
び蓋12bは保温性、保冷性を保つための断熱壁構造と
なっている。そしてこの外容器12の例えば容器本体1
2aの外面には、配食用容器3を加熱調理器7で1回加
熱すると加熱したことを記憶する記憶部16が設けられ
ている。なお、外容器12における凹部の個数、形状、
配置等は一例にすぎず、必要に応じて変更することがで
きる。また、外容器12は食器を出し入れ可能に収容し
得るものであれば蓋を有するものに限られず、例えば、
図示は省略するが、箱形の容器本体とこの容器本体に出
し入れ可能に収容される引出し形の食器トレイとからな
るものであってもよい。
【0029】この実施例では記憶部16は1回加熱され
ると白色から黒色に変色する感熱シールからなってお
り、容器本体12aの外面に剥離可能に貼着されてい
る。黒色に変色した感熱シール即ち記憶部16は配食用
容器1が配食センターに回収されたときに配食用容器3
から剥がされて未変色の感熱シール即ち記憶部16と交
換することが可能となっている。記憶部16がこのよう
な感熱シールからなる場合、配食用容器3が1回加熱さ
れたかどうかを変色の有無により視認できるので、配食
用容器1を不用意に再加熱してしまうことを容易に回避
できるようになる。
【0030】図3は上記の配食システムで使用する加熱
調理器7の構成例を示したものである。同図を参照する
と、この加熱調理器7はマイクロ波を利用して配食用容
器1の中の食材を誘電加熱するいわゆる電子レンジタイ
プのものであり、箱形の本体18と、扉19と、本体1
8の内底部に好ましくは回転可能に配置された容器載置
部20と、マイクロ波を照射するための加熱部21と、
加熱時間、強度等を設定するための操作部22と、加熱
時間等を表示する表示部23とを有している。そして、
本体18の内側面には配食用容器3の記憶部16からそ
の記憶情報を取得するための情報受取部24が設けられ
ている。
【0031】この実施例の情報受取部24は記憶部16
である感熱シートの変色状態を光学的に検知するもので
あり、図示は省略するが、感熱シートに向けて光を照射
する発光部と感熱シートで反射した光を受光する受光部
とを有し、感熱シートからの反射光の受光量の大小によ
り配食用容器1が1回加熱されているかどうかを検知す
ることができる。
【0032】図4は加熱調理器7における制御系の構成
を概略的に示したものである。同図を参照すると、マイ
クロコンピュータで構成される制御部25は操作部22
により設定された条件に従って記憶部26に記憶された
加熱処理プロセスを実行し、加熱部21を加熱制御する
ことができる。さらに、1回加熱された配食用容器3が
再び加熱調理器7内に挿入されたときは情報受取部24
が感熱シートの変色を検知するので、制御部25は加熱
済みであると判断し加熱処理を行わない。このとき必要
に応じて光又は音による警報を発する警報手段を作動す
るように構成してもよい。
【0033】図5及び図6は配食用容器3の容器本体1
2aに設けられる記憶部16の他の構成例を示したもの
である。図5(a),(b)に示す記憶部16は配食用
容器3の容器本体12aの外面に形成された開口部27
より出没可能な突出片28を備えており、さらにこの突
出片28を突出方向に付勢するばね29と、突出片28
を没入位置(図5(a)参照)に係止するためのロック
片30と、突出片28を突出位置(図5(b)参照)に
係止するストッパ片31とを備え、ロック片30は加熱
によって変形し突出片28に対するロックを解除するよ
うにバイメタルや形状記憶合金等の材料で作られてい
る。
【0034】この種の記憶部16を備えた配食用容器3
を用いるときは、突出片28が容器本体12aの外面か
ら突出しているかどうかにより配食用容器3が1回加熱
されているかどうかを視認することができる。また、こ
の種の配食用容器3を用いるときは加熱調理器7の情報
受取部24は突出片28が突出状態かどうかを検知する
例えば近接スイッチ、マイクロスイッチ等のセンサーで
構成することができる。
【0035】なお、上記突出片28は配食用容器3が加
熱されたとき容器本体12a内に没入するように構成し
てもよい。突出片28のリセットは配食センターで行う
ことが好ましい。
【0036】一方、図6(a),(b)に示す記憶部1
6は配食用容器3の容器本体12aの外面に形成された
開口部若しくは窓部32を開閉可能なシャッター33を
備えており、さらにこのシャッター33を開放位置図6
(b)参照)に向けて付勢するばね34と、シャッター
33を遮蔽位置(図6(a)参照)に係止するためのロ
ック片35とを備え、ロック片35は加熱によって変形
しシャッター33に対するロックを解除するようにバイ
メタルや形状記憶合金等の材料で作られている。
【0037】この種の記憶部16を備えた配食用容器3
を用いるときは、シャッター33が容器本体12aの開
口部若しくは窓部32を遮蔽しているかどうかにより配
食用容器3が1回加熱されているかどうかを視認するこ
とができる。また、この種の配食用容器3を用いるとき
は加熱調理器7の情報受取部24は、シャッター33が
遮蔽状態かどうかを検知する例えば光学的センサーで構
成することができる。つまり、シャッター33が遮蔽状
態のときは光学的センサーの受光部がシャッター33で
反射された光を受光するが、シャッター33が開放位置
にあるときは発光部の受光量が大きく減少するのでシャ
ッター33が遮蔽状態かどうかを検知することができ
る。
【0038】なお、上記シャッター33は配食用容器3
が加熱されたとき開放位置から解除されて遮蔽位置へと
移動するように構成してもよい。シャッター33のリセ
ットは配食センターで行うことが好ましい。
【0039】
【実施例2】図7〜図10は配食用容器及び加熱調理器
を用いる配食システムの第2実施例を示したものであ
る。これらの図において上記第1実施例と同様の構成要
素には同一の参照符号が付してある。
【0040】この第2実施例の配食システムにおいて
も、図7に示すように、調理された食材が盛りつけられ
た食器1a,1b,1cが配食用容器3に収容され、冷
却装置4で冷却された後、運搬車5で配食センターから
家庭、老人ホーム等の配送先へと配送され、配送先では
配食用容器3が必要に応じて冷蔵庫6で保存された後、
食事の前に加熱調理器7で可食温度に加熱されて食事に
供される。
【0041】このシステムで使用する加熱調理器7は、
第1実施例と同様のいわゆる電子レンジタイプのもので
あるが、この第2実施例の加熱調理器7は、図10に示
すように、配食用容器毎の識別情報とこの識別情報に関
連して配食用容器3を加熱したことを記憶する記憶部3
6を有している。そして、加熱調理器7の制御部39は
操作部22から入力された加熱処理条件に従って記憶部
36から読み出した加熱処理プロセスを実行し加熱部2
1を加熱制御することができるが、こうした加熱処理を
開始する前に情報受取部38で受け取った識別情報に基
づき、加熱調理器7内にセットされた配食用容器3の識
別コードをキーコードとして記憶部36に保存されてい
る加熱情報を検索し、既に加熱したことを示す情報が検
出されたときは加熱処理の開始を中止する。このとき必
要に応じて光又は音による警報を発する警報手段を作動
するように構成してもよい。一方、配食用容器3が未加
熱のものであるときは、加熱制御を開始するとともに、
情報受取部38から取得した識別情報に関連付けて配食
用容器を加熱したことを示す情報を記憶部36に保存す
る。
【0042】配食用容器毎の識別情報は、配食用容器3
を加熱しようとする際に操作部22から手入力したり、
配食用容器3と一緒に配送される識別カードから識別情
報を情報受取部としてのカードリーダー(図示省略)で
読み取るように構成することができるが、好ましくは、
図8に示すように、配食用容器3の外容器12の外面に
識別情報を保有する情報記憶部37が設けられ、加熱調
理器7の本体18の内側面に配食用容器3の情報記憶部
37からその記憶情報を取得する情報受取部38が設け
られる。配食用容器3に設けられる情報記憶部37は、
配食用容器に配食用容器を特定するためのバーコード
や、IDチップ等で構成することができる。このような構
成とすれば配食用容器3を加熱調理器7内にセットした
ときに該加熱調理器3を加熱したかどうかを自動的にチ
ェックすることができる。
【0043】記憶部36に記憶された加熱情報は制御部
39に設けられているタイマーで所定時間例えば12時
間後にリセットしてもよく、或いは、配食用容器3が配
食センターに回収されたときにリセットしてもよい。
【0044】なお、加熱調理器7の本体1の内部に情報
受取部を設ける場は、扉19の開閉動作と連動する案内
片(図示省略)を設け、扉19を開けたときこの案内片
によって加熱調理器7内に挿入される配食用容器3の向
きを一定に規制するように構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の配食用容器、加熱調理器及びこれらを用いた配食シス
テムによれば、保冷された食材を加熱調理器によって適
温に加熱でき、配食を長時間、良好な衛生管理下に保持
して、おいしい食事を提供できる。そして、1回加熱し
た配食用容器は再度加熱調理器で加熱することが出来な
い機構となっているので、食品衛生上好ましくない配食
が食に供されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配食システムの第1実施例を示す配食
システムのフロー図である。
【図2】(a),(b)はそれぞれ図1の配食システム
に使用される配食用容器の構成例を示す平面図及び同図
(a)中A−A線断面図である。
【図3】図1の配食システムに使用される加熱調理器の
構成例を示す斜視図である。
【図4】図3の加熱調理器における制御系の構成例を示
すブロック図である。
【図5】(a),(b)はそれぞれ図2の配食用容器に
設けられる記憶部の変形例及びその作動状態を示す断面
図である。
【図6】(a),(b)はそれぞれ図2の配食用容器に
設けられる記憶部の他の変形例及びその作動状態を示す
断面図である。
【図7】本発明の配食システムの第2実施例を示す配食
システムのフロー図である。
【図8】(a),(b)はそれぞれ図7の配食システム
に使用される配食用容器の構成例を示す平面図及び同図
(a)中B−B線断面図である。
【図9】図7の配食システムに使用される加熱調理器の
構成例を示す斜視図である。
【図10】図9の加熱調理器における制御系の構成例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c 食器 2a,2b,2c ご飯、みそ汁、主菜等の食材 3 配食用容器 4 冷却装置 5 運搬車 6 冷蔵庫 7 加熱調理器 12 外容器 12a 容器本体 12b 蓋 14a,14b,14c 凹部 16,37 記憶部 18 本体 19 扉 20 載置部 21 加熱部 22 操作部 24,38 情報受取部 25,39 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関野 光男 東京都文京区湯島1丁目12番3号,株式会 社日本シューター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理された食材を収容する食器を出し入
    れ可能に収容する外容器と、該外容器に設けられ且つ該
    外容器が加熱されたことを記憶する記憶部とからなるこ
    とを特徴とする配食用容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配食用容器を加熱するた
    めの加熱調理器であって、前記記憶部の記憶情報を取得
    して加熱制御を行う制御部を有することを特徴とする加
    熱調理器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の配食用容器と、該配食用
    容器を冷却する冷却装置と、冷却された前記配食用容器
    を収容して配送する運搬車と、配送された前記配食用容
    器を収容して加熱する請求項2記載の加熱調理器とから
    なることを特徴とする配食システム。
  4. 【請求項4】 調理された食材を収容する食器を出し入
    れ可能に収容する外容器を備えた配食用容器を加熱する
    加熱調理器であって、配食用容器毎の識別情報と該識別
    情報に関連して配食用容器を加熱したことを記憶する記
    憶部と、該記憶部の記憶情報に従って加熱制御を行う制
    御部とを有することを特徴とする加熱調理器。
  5. 【請求項5】 配食用容器の外容器に設けられた配食用
    容器毎の識別情報を読み取る情報受取部を有することを
    特徴とする請求項4記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 調理された食材を収容する食器を出し入
    れ可能に収容する外容器を備えた配食用容器と、該配食
    用容器を冷却する冷却装置と、冷却された配食用容器を
    収容して配送する運搬車と、配送された配食用容器を収
    容して加熱する請求項4又は5記載の加熱調理器とから
    なることを特徴とする配食システム。
JP10585298A 1998-03-31 1998-03-31 配食用容器、加熱調理器及びそれらを用いた配食システム Pending JPH11276359A (ja)

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