JP3076649U

JP3076649U - バーコード読取り機能付き電子レンジ

Info

Publication number: JP3076649U
Application number: JP2000006931U
Authority: JP
Inventors: 國榮張; 志斌顏
Original assignee: 國榮張; 顔志斌
Priority date: 2000-09-26
Filing date: 2000-09-26
Publication date: 2001-04-13
Anticipated expiration: 2006-09-26

Abstract

(57)【要約】【課題】特に電子レンジにバーコード読取り機能及び
温度測定機能を具備させることによって、被加熱物の最
初の温度を自動的に測定し、その温度因子とバーコード
に記録されるデータとによって被加熱物を加熱するバー
コード読取り機能付き電子レンジを提供する。【解決手段】正面に開閉用のドア（１２）及び複数の
機能キー（例えば、加熱時間、加熱の強弱など）が設け
られ、内部の底面に回転盤（１６）が設けられる電子レ
ンジ（１０）において、回転盤（１６）に温度測定器
（１８）が設けられると共に、電子レンジ（１０）内の
上面にバーコード読取り装置（１８１）が設けられ、電
子レンジ（１０）の外部正面にバーコード読取り窓（１
４）が設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、特に電子レンジにバーコード読取り機能及び温度測定機能を具備させ、被加熱物の最初の温度を自動的に測定し、その温度因子とバーコードに記録されるデータとによって被加熱物を加熱するバーコード読取り機能付き電子レンジに関するものである。

【０００２】

【従来技術とその課題】

電子レンジは、マイクロ波を利用して被加熱物の内外部を同時に加熱するものであり、この種のマイクロ波は金属には反射するが、ガラスや陶器、プラスチックなどの場合には素通りするという特徴がある。また、その原理は、マイクロ波を水分を有する被加熱物に吸収させて被加熱物を加熱するものである。従って、被加熱物の再加熱などにも適している。

【０００３】従来の電子レンジには家庭用と業務用とがあり、その内の家庭用電子レンジは、一般に加熱時間や加熱の強弱などを自分で設定しなければならなく、また、一般家庭において各食品や物品の貯蔵場所や状況が夫々異なることによって、その温度も夫々異なるので、（例えば、冷凍、冷蔵或いは常温など）、若し食品や物品の被加熱物に表示されている設定値を電子レンジに設定すると、その加熱結果が正常値とかけ離れてしまう。更に、完全に加熱されない内に被加熱物を飲食すると、人体に悪影響を及ぼす虞があるので、非常に危険である。

【０００４】また、業務用電子レンジ（例えば、コンビニエンスストアなど）は、購買した商品に標示される「ボタン番号」を消費者自らその電子レンジに設けられている数字ボタンや温度強弱ボタンに設定して被加熱物を加熱するものである。しかし、老人や子供などの中には、その商品に標示される「ボタン番号」の意味や電子レンジの使用方法などを理解していない者が多く、若し加熱せずに飲食した場合、人体に悪影響を及ぼす虞がある。

【０００５】また、現在使用されている業務用電子レンジには、通常、１０種類の数字ボタン（加熱時間が異なる）しか設けられていないので、大まかな加熱時間しか設定することができない。

【０００６】本考案は上記の課題を解決するものであり、電子レンジにバーコード読取り機能及び温度測定機能を具備させることによって、バーコードを読み込ませ、被加熱物の最初の温度を自動的に測定し、その温度因子とバーコードに記録されるデータとによって被加熱物を加熱するので、使用者自ら加熱時間、加熱の強弱などをわざわざ設定する必要が無く、常に被加熱物を適温状態に加熱することができるので、人体に悪影響を及ぼす虞はない。また、若し自ら調理を行いたい場合は、元来電子レンジに設けられている加熱時間、加熱の強弱などの制御ボタンを使用すればよいので、様々な使い方ができる。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、正面に開閉用のドア（１２）及び複数の機能キー（例えば、加熱時間、加熱の強弱など）が設けられ、内部の底面に回転盤（１６）が設けられる電子レンジ（１０）において、回転盤（１６）に温度測定器（１８）が設けられると共に、電子レンジ（１０）内の上面にバーコード読取り装置（１８１）が設けられ、電子レンジ（１０）の外部正面にバーコード読取り窓（１４）が設けられることを特徴とするバーコード読取り機能付き電子レンジ、を提供する。

【０００８】以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００９】

【考案の好適な実施の形態】

図１は本考案に係わるバーコード読取り機能付き電子レンジの斜視図であり、図２は本考案に係わるバーコード読取り機能付き電子レンジのドアを開けた場合の斜視図であり、図３は本考案に係わるバーコード読取り機能付き電子レンジにおけるバーコード読取り窓で被加熱物のバーコードを読取る際の斜視図であり、図４は本考案に係わるバーコード読取り機能付き電子レンジにおけるバーコード読取り装置で被加熱物のバーコードを読取る際の正面図である。

【００１０】図１及び図２に示すように、本考案のバーコード読取り機能付き電子レンジは、正面に開閉用のドア（１２）及び複数の機能キー（例えば、加熱時間、加熱の強弱など）が設けられ、内部の底面に回転盤（１６）が設けられる電子レンジ（１０）において、回転盤（１６）に温度測定器（１８）が設けられると共に、電子レンジ（１０）内の上面にバーコード読取り装置（１８１）が設けられ、電子レンジ（１０）の外部正面にバーコード読取り窓（１４）が設けられる。

【００１１】また、電子レンジ（１０）を使用する際は、図３及び図４に示すように、上面にバーコード（２２）（加熱時間、加熱の強弱などの資料を含む）が標示される被加熱物（２０）を電子レンジ（１０）内の適当な位置に置き、ドア（１２）を閉める。そして、バーコード読取り装置（１８１）によってバーコード（２２）の内容を読取ると同時に、温度測定器（１８）で被加熱物（２０）の最初の温度を測定し、その温度因子とバーコード（２２）に記録されるデータとによって、実際に行う加熱時間、加熱の強弱などを判定して被加熱物の加熱を行う。

【００１２】また、バーコード（２２）が上面に付いていないパック牛乳など、バーコード（２２）が読取り難い被加熱物の場合は、被加熱物（２０）を取出し、電子レンジ（１０）の正面に設けられるバーコード読取り窓（１４）で被加熱物（２０）におけるバーコード（２２）をスキャンしてから、被加熱物（２０）を電子レンジ（１０）内に戻して加熱を行う。

【００１３】若し自ら調理を行いたい場合は、元来電子レンジ（１０）に設けられている加熱時間、加熱の強弱などの制御ボタン（符号なし）を使用して被加熱物（２０）を加熱調理すればよい。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有するので、バーコード読取り装置やバーコード読取り窓にバーコードを読込ませて、被加熱物を加熱することができると共に、自ら調理を行いたい場合は、元来電子レンジ（１０）に設けられている加熱時間、加熱の強弱などの制御ボタンを利用して被加熱物を加熱調理することもできるので、場合に応じた使い方ができ、非常に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わるバーコード読取り機能付き電子
レンジの斜視図である。

【図２】本考案に係わるバーコード読取り機能付き電子
レンジのドアを開けた場合の斜視図である。

【図３】本考案に係わるバーコード読取り機能付き電子
レンジにおけるバーコード読取り窓で被加熱物のバーコ
ードを読取る際の斜視図である。

【図４】本考案に係わるバーコード読取り機能付き電子
レンジにおけるバーコード読取り装置で被加熱物のバー
コードを読取る際の正面図である。

【符号の説明】

１０電子レンジ１２ドア１４バーコード読取り窓１６回転盤１８温度測定器１８１バーコード読取り装置２０被加熱物２２バーコード

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年１１月２１日（２０００．１１．
２１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】正面に開閉用のドア（１２）及び複数の
機能キー（例えば、加熱時間、加熱の強弱など）が設け
られ、内部の底面に回転盤（１６）が設けられる電子レ
ンジ（１０）において、回転盤（１６）に温度測定器
（１８）が設けられると共に、電子レンジ（１０）内の
上面にバーコード読取り装置（１８１）が設けられ、電
子レンジ（１０）の外部正面にバーコード読取り窓（１
４）が設けられることを特徴とするバーコード読取り機
能付き電子レンジ。