JPH11276130A - 果実飲料 - Google Patents

果実飲料

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Publication number
JPH11276130A
JPH11276130A JP10098232A JP9823298A JPH11276130A JP H11276130 A JPH11276130 A JP H11276130A JP 10098232 A JP10098232 A JP 10098232A JP 9823298 A JP9823298 A JP 9823298A JP H11276130 A JPH11276130 A JP H11276130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit
juice
thirst
linn
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP10098232A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Nakajima
康彦 中嶋
Tsutayoshi Kuwagaki
伝美 桑垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikkoman Corp
Original Assignee
Kikkoman Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kikkoman Corp filed Critical Kikkoman Corp
Priority to JP10098232A priority Critical patent/JPH11276130A/ja
Publication of JPH11276130A publication Critical patent/JPH11276130A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】少量飲用するだけで口渇感を癒す果実飲料を得
る。 【解決手段】コケモモ属のクランベリー等、キイチゴ属
およびスグリ属に属するベリー類の果汁に、必要に応じ
甘味料、有材酸フレーバー等を加えて押し下げ式バルブ
付きの耐圧容器に充填する、このバルブを押し下げ口腔
内に果汁を噴霧すると少量の飲用量で口渇感が癒され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少量飲用するだけ
で口渇感を癒す果実飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】情動障害、神経症、臓器障害、腫瘍、高
血圧、全身性疾患、投薬、放射線治療、免疫抑制療法な
どにより唾液の分泌が不十分などのために生ずる口渇の
症状を訴える患者が多数おり、これの治療として食塩水
やフッ化物洗浄剤で頻繁に口内をすすいだり、人工唾液
を用いたりする方法があるが、安全で簡便な方法として
通常の食品を用いて口渇感を癒す方法が日常よく用いら
れており、チュ−インガムを噛んだり、飴をなめたり、
ミントなどを用いたり、各種清涼飲料水などを口に含み
口内を潤しながら飲むなどによる方法が知られている。
なかでも清涼飲料水、特に果実飲料は栄養素の補充とお
いしさを併せもつために日常よく用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら口渇感は
常時生ずるものであるから、これを癒すために果実飲料
を頻繁に飲まなければならなくなり、口渇感は癒される
が結果的に大量の果実飲料を飲むこととなり、水分のと
りすぎや糖分の過剰摂取となるなどの弊害を有してい
る。一方、この弊害を防ぐためのエアゾ−ルとして口腔
内に少量噴霧するタイプの果実飲料が知られており、こ
れは少量でも口腔内に広がるために飲用効果が得られる
ものであるが、通常用いられている果実飲料では口渇感
を癒す効果が少ないために、これを頻繁に用いなければ
ならない欠点を有している。本発明は、少量の果実飲料
を適宜飲用するだけで口渇感を癒す果実飲料を得ること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、ベリ−類の果汁を
押し下げ式バルブ付きの耐圧容器に充填して、このバル
ブを押し下げて口腔内に果汁を噴霧したときに、飲用量
が少量でありながら口渇感が癒されることを知り、この
知見に基づいて本発明を完成した。すなわち、本発明は
ベリ−類果汁を耐圧容器に充填して得ることを特徴とす
る果実飲料である。
【0005】
【発明の実施の形態】ベリ−類果汁とは、コケモモ属
(Vaccinium Linn.)、キイチゴ属(R
ubus Linn.)およびスグリ属(Ribes
Linn.)に属する種類の総称であり、ストロベリ−
は除く果実の果汁である。コケモモ属の果汁としては、
クランベリ−、ブル−ベリ−などが挙げられ、特にクラ
ンベリ−はオオミノツルコケモモ、コケモモ、ツルコケ
モモの3種の総称であり、北アメリカ原産のサクランボ
状で紅色を呈する果実であり、すっきりした酸味と渋み
を有し、そのままでも食せるが古くからジャムやソ−ス
の原料として、また飲料として用いられている。本発明
において、このクランベリ−果汁が好適に用いられる。
また、キイチゴ属としては、ラズベリ−、ブラックベリ
−、デュ−ベリ−などが挙げられる。また、スグリ属と
しては、グ−スベリ−、カ−ラントなどが挙げられる。
これらベリ−類の果汁はオレンジ、バナナ、ピ−チ、メ
ロン、パイナップル、ストロベリ−、アップルなどの通
常の果汁と較べると酸味が強く、渋みも強い特徴を有す
る果汁であり、他の果汁に較べ唾液の分泌を促進させる
ためなどから口渇感を癒す果汁である。そしてこれらの
ベリ−類の果汁の1種又は2種以上が用いられる。
【0006】また、これらの果汁は果実をそのまま搾っ
た100%果汁そのものでもよいが、これを真空濃縮、
凍結濃縮、又は限外濾過や逆浸透膜などの膜濃縮などに
より3〜6倍程度に濃縮された濃厚な果汁のほうが、唾
液の分泌を促し、口渇感を癒す効果が高いために好まし
い。
【0007】また、このベリ−類果汁は必要に応じて糖
類、甘味料、有機酸類、フレ−バ−類などが適量用いら
れる。
【0008】糖類については、例えばグルコ−ス、キシ
ロ−ス、リボ−ス、マンノ−ス、ガラクト−ス、フラク
ト−ス、砂糖、マルト−ス、トレハロ−スなどの単糖類
および二単糖類、また各種澱粉類およびその部分加水分
解物である水飴などのシロップ類などが挙げられる。ま
た、例えばマルチト−ル、ラクチト−ル、ソルビト−
ル、マンニト−ル、キシリト−ル、エリスリト−ル、還
元澱粉加水分解物、還元分岐オリゴ糖などの糖アルコ−
ルなどが挙げられる。そして、これらの糖類の1種又は
2種以上が用いられる。
【0009】甘味料としては例えばアスパルテ−ム、グ
リチルリチン、サッカリン、ステビオシド、レバウシ
ド、ズルチン、アリテ−ム、トリクロロシュ−クロ−
ス、パラチノ−スなどが挙げられ1種又は2種以上が用
いられる。
【0010】有機酸については、例えばクエン酸、リン
ゴ酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、アジピン酸、乳
酸、酢酸などが挙げられ、1種又は2種以上が用いられ
る。
【0011】また、必要に応じてクランベリ−、ブル−
ベリ−、ラズベリ−、グ−スベリ−などのベリ−類果汁
の天然又は合成のフレ−バ−が用いられる。また、必要
に応じて食用色素やビタミン類、ミネラルなども用いら
れる。
【0012】そして、また必要に応じて、炭酸ガス、窒
素ガス、酸素ガス、液化石油ガス、イソブタンガスなど
の食品用エアゾ−ルに用いられる通常の噴霧剤が適宜用
いられる。
【0013】本発明に用いられる耐圧容器はブリキ容
器、アルミニウム容器、ステンレス容器、ガラス容器、
合成樹脂容器などの通常の飲料に用いられている耐圧容
器であり、押し下げ式バルブ、傾倒式バルブ、定量バル
ブ、正倒立用バルブ、ベンチュリバルブ、コデスペンシ
ングバルブなどの噴射バルブを備え、これに必要により
噴出用のノズルを具した容器である。
【0014】また、噴射剤を用いる場合は、果汁と噴射
剤を容器内の一室に貯蔵するものでもよく、別々に貯蔵
して噴射の際に混合噴射する方式でもよい。また、本発
明の耐圧容器は、噴射剤の種類や圧力、バルブやノズル
の種類や形状、口径などを適当に選択することにより、
噴射させる果汁の量が調節でき、また水滴状、霧状、泡
沫状などの任意の形状の果汁を噴射することができるも
のである。
【0015】本発明の果実飲料は上記したベリ−類の果
汁または必要に応じて糖類、甘味料、有機酸類、フレ−
バ−類などを適量添加したベリ−類の果汁を加熱殺菌な
どの殺菌や膜濾過などの除菌処理したのち上記した耐圧
容器に充填し、また必要に応じて噴霧剤を用いて噴射バ
ルブ、ノズルなどを取り付けて密閉することにより得ら
れる。このようにして得られる本発明の果実飲料は、少
量口腔内に噴射または滴下されるだけで口渇感を癒す効
果をもたらすものである。
【0016】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を説明する。
【0017】(実施例1)クランベリ−果汁(5倍濃縮
果汁、日本デルモンテ社製)50gに液糖50g、コハ
ク酸2gを加えて均一になるように混合、溶解し、90
℃、2分の殺菌をおこなったのち、これの15gを別に
殺菌した20ml容ガラス容器に充填し、約0.2ml
噴霧できるように調整した押し下げ式噴射バルブを取り
付けて密封して本発明の果実飲料を調製した。
【0018】(比較例1)実施例1のクランベリ−果汁
の代わりにオレンジ果汁(5倍濃縮果汁、日本デルモン
テ社製)を用いる以外は実施例1と同様にして比較例1
の果実飲料を調製した。
【0019】(比較例2)実施例1のクランベリ−果汁
の代わりにパイナップル果汁(5倍濃縮果汁、日本デル
モンテ社製)を用いる以外は実施例1と同様にして比較
例2の果実飲料を調製した。
【0020】次に実施例1で得た本発明の果実飲料と比
較例1、2で得た比較例の果実飲料を飲用して、これら
の飲料の口渇感を癒す程度について、同程度の口渇を感
じる患者30名による飲用試験をおこなった。その方法
は、患者30名を10名ずつA、B、Cの3グル−プに
分け、昼食摂取30分後の午後1時から夕食前の午後5
時までの4時間の間に口渇感を癒すために、Aグル−プ
に本発明の果実飲料を、Bグル−プに比較例1の果実飲
料を、Cグル−プに比較例2の果実飲料をそれぞれ用い
てもらい、患者各人のそれの使用回数を数えて各グル−
プ10名毎の平均値で比較した。
【0021】その結果、比較例1の果実飲料(オレンジ
果汁を主としたもの)を用いたBグル−プ10名の平均
使用回数は14.3回であり、比較例2の果実飲料(パ
イナップルを主としたもの)を用いたCグル−プ10名
の平均使用回数は16.2回であった。それに対して本
発明の果実飲料(クランベリ−果汁を主としたもの)を
用いたAグル−プ10名の平均使用回数は9.5回であ
った。このことから本発明の果実飲料は、従来の果実飲
料に較べて口渇感を癒す効果が著しく高いことが判る。
【0022】(実施例2)実施例1の「クランベリ−果
汁」の代わりに「ラズベリ−果汁(5倍濃縮果汁、日本
デルモンテ社製)」を添加する以外は、実施例1と同様
にして本発明の果実飲料を得た。このラズベリ−果実飲
料は、従来の果実飲料に較べて少量でも口渇感を癒す効
果が著しく高い果実飲料である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、少量飲料するだけで口渇感を
癒す果実飲料であるから口渇の症状を訴える患者のため
の有効な治療用食品として提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 85/72

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベリ−類果汁を耐圧容器に充填して得るこ
    とを特徴とする果実飲料。
  2. 【請求項2】ベリ−類果汁がクランベリ−果汁である請
    求項1記載の果実飲料。
JP10098232A 1998-03-27 1998-03-27 果実飲料 Pending JPH11276130A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10098232A JPH11276130A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 果実飲料

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ID=14214225

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020071086A (ko) * 2001-03-02 2002-09-12 정정숙 복분자 딸기를 함유한 잼, 음료 및 액상차 조성물
KR100895665B1 (ko) * 2007-09-28 2009-05-07 고창군 복분자 음료 및 그 제조방법

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KR20020071086A (ko) * 2001-03-02 2002-09-12 정정숙 복분자 딸기를 함유한 잼, 음료 및 액상차 조성물
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