JP6649880B2 - ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料におけるd−プシコース - Google Patents

ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料におけるd−プシコース Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、これにより全体として引用される、2013年10月22日に出願された、米国仮特許出願第61/894102号に優先権を主張するものである。
本発明は、ゼロカロリー、低カロリー、および減カロリーのフローズン炭酸飲料およびフローズン非炭酸飲料におけるブリックス付与剤(Brix)および増量剤としてのD−プシコースの使用に関する。
人気のある飲料に、スラッシュおよびSlurpee(登録商標)がある。これらのフローズン混合飲料は、飲用に適したフローズン飲料を作るために、氷と飲料用シロップに依存している。そのような飲料は、炭酸であってもなくてもよい。
フローズン飲料には、小さい氷晶を安定化させ、良い味および滑らかな食感のために二酸化炭素を閉じ込めるのに、バルク溶質が必要である。最も一般に用いられるバルク溶質は砂糖である。しかしながら、砂糖はカロリーがあるので、ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料の配合物にとっては適していない。満足なゼロまたは低カロリーのフローズン飲料を調製する試みが行われてきた;しかしながら、そのようなフローズン飲料を製造することは、ゼロまたは低カロリー飲料のための効果的なバルク溶質が必要とされるために、非常に難しい。
フローズン炭酸飲料に所望のかさ高性を与えるエリトリトールとD−タガトースとの組合せにより、いくらかの進歩が見られた。これらは、特許文献1から4の主題である。これらの文献に記載された製品は、飲料に所望のかさ高性を与えるのに成功したが、その飲料の全ブリックス度は、フルカロリーのフローズン炭酸飲料における約15のブリックス度と比べて、依然として低かった(約4.5のブリックス度)。
米国特許第7579032号明細書 米国特許第7815956号明細書 米国特許第8221815号明細書 米国特許第8227006号明細書
それゆえ、所望のかさ高性だけでなく、フルカロリーの対応物に近いブリックス度も提供する、ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料および減カロリーのフローズン飲料を提供することが望ましい。
1つの態様において、ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料は、(a)1種類以上の非栄養甘味料、および(b)D−プシコースを含む。さらなる態様において、その飲料は、エリトリトール、D−タガトースまたはエリトリトールとD−タガトースの両方をさらに含む。
別の態様において、減カロリーのフローズン飲料は、(a)1種類以上の非栄養甘味料、(b)D−プシコース、および(c)1種類以上の栄養甘味料を含む。さらなる態様において、その飲料は、エリトリトール、D−タガトースまたはエリトリトールとD−タガトースの両方をさらに含む。
別の態様において、ゼロまたは低カロリーのフローズン炭酸飲料を製造する方法は、(1)ゼロまたは低カロリーのフローズン炭酸飲料用シロップにおいて(a)少なくとも1種類の非栄養甘味料と、(b)D−プシコース(および随意的にエリトリトールおよび/またはD−タガトース)とを組み合わせる工程;(2)そのゼロまたは低カロリーのフローズン炭酸飲料用シロップを分配装置中に充填する工程;および(3)ゼロまたは低カロリーのフローズン炭酸飲料を分配する工程を有してなる。
別の態様において、減カロリーのフローズン炭酸飲料を製造する方法は、(1)減カロリーのフローズン炭酸飲料用シロップにおいて(a)少なくとも1種類の非栄養甘味料と、(b)D−プシコースと、(c)栄養甘味料(および随意的にエリトリトールおよび/またはD−タガトース)とを組み合わせる工程;(2)その減カロリーのフローズン炭酸飲料用シロップを分配装置中に充填する工程;および(3)減カロリーのフローズン炭酸飲料を分配する工程を有してなる。
D−プシコースは、ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料並びに減カロリーのフローズン飲料に、ブリックス度およびかさ高性の両方を加えられることが発見された。D−プシコースを含有する組成物が、フローズン飲料調製装置において改善された性能を提供することがさらに発見された。したがって、本発明の態様および実施の形態は、フローズン飲料におけるD−プシコースの使用に関する。
ここに開示された本主題の様々な実施例および実施の形態は、可能であり、本開示の恩恵を受ければ、当業者にとって明白であろう。本開示に用いられるように、「特定の実施の形態」、「特定の例示の実施の形態」、「例示の実施の形態」という句および類似の句は、それらの実施の形態が、本発明の主題の単なる非限定的例であること、および代わりのまたは異なる実施の形態が排除されていないことを意味する。特に明記されていない限り、または記載された文脈から他に明白ではない限り、下記の実施の形態および実施例並びに先の概要における代わりの要素または特徴は、互いに交換可能である。すなわち、ある実施例または実施の形態に記載された要素は、別の実施例に記載された1つ以上の対応する要素と交換または置換されてもよい。同様に、特定の実施の形態または実施例に関連して開示された随意的すなわち非必須特徴は、開示された主題のどの他の実施の形態に使用するためにも開示されていると理解すべきである。より一般に、前記実施例および例示の実施の形態の要素は、ここに開示された装置および方法の他の態様、実施の形態および実施例に使用するために広く開示されていると理解すべきである。作用している、すなわち、1つ以上の機能、タスクおよび/または作業などを行うことのできる構成要素または成分への言及は、それが、少なくとも特定の実施の形態において、明白に列挙された機能、タスクおよび/または作業を行うことができ、また1つ以上の他の機能、タスクおよび/または作業も行うように作動してもよいことを意味することが意図されている。
本開示は、現在好ましい態様または実施の形態を含む特定の実施例を含んでいるが、付随する特許請求の範囲に述べられた本発明の精神および範囲内に様々なバリエーションおよび改変があることが当業者に認識されるであろう。請求項に使用した各単語および句は、本開示における使用法、および/または任意の関連技術分野における技術的および業界的使用法に矛盾しない辞書的定義の全てを含むことが意図されている。「約」という用語は、製品の生産などにおける、測定、試験等の不正確性および変動性を説明するために、本開示および付随の特許請求の範囲に亘り使用されていることを理解すべきである。
本開示に用いたように、特に明記のない限り、「加えられた」または「組み合わされた」という用語および類似の用語は、参照された多数の成分または構成要素(例えば、油、乳化剤、保存料など)が、どの様式で、どの順序で、撹拌などの有無にかかわらず、加熱の有無にかかわらず、などで組み合わされることを意味する。例えば、1種類以上の成分は、1種類以上の他の成分中に溶解されても、一緒に吹き付けられるなどしても差し支えない。ここに用いたように、溶液は、真の溶液、スラリー、懸濁液、もしくは液体または流動性材料の他の形態であってもよい。特定の実施の形態において、例えば、材料は、均一溶液を形成するために組み合わされてもよいと言われるであろう。本発明の特定の態様は、ここに記載された液体、飲料、飲料製品および様々な他の成分の撹拌に関する。ここに用いた「混合する」という用語は、以下に限られないが、強くかき混ぜること、ブレンド、撹拌、高剪断撹拌、低剪断撹拌、泡立て、混ぜ入れ、超音波処理、篩にかけること、裏ごしなどを含む。
特定の場合には、便宜上、いくつかの成分は、その製品の業界名と、もしくは飲料または他の食品を配合または製造するのに使用されるその成分の元の形態と称される、またはここに記載される(付随の特許請求の範囲を含む)ことが当業者に理解されるであろう。その成分のそのような元の形態は、その成分が完成飲料製品中に見られる形態とは異なるであろう。例えば、その成分は、溶解または解離形態、もしくは反応生成物または完成食品中(または完成食品を製造する過程における中間生成物中)の他の成分の1つ以上との錯体としてなどの、完成食品中の形態ではなく、食品の製造中に元々加えられる形態で称されることがある。それゆえ、例えば、本開示による飲料製品の特定の例示の実施の形態において、ショ糖およびショ糖液は、一般に、食べ物製品中に実質的に均一に溶解または分散されているであろう。同様に、固体、濃縮物(例えば、濃縮ジュース)などとして特定される他の成分は、一般に、元の形態のままでいるというよりも、飲料中または濃縮飲料中に均質に分散されているであろう。別の例として、塩と記載される成分は、溶解形態で飲料中に存在するであろう。それゆえ、飲料製品配合物の成分の形態への言及は、飲料製品中の成分の形態についての限定と解釈すべきではなく、むしろ、製品配合物の単離成分として成分を記載する便利な手段として解釈すべきである。
本開示の特定の態様は、溶液の「濃度」に関し、この濃度は、所定の量の溶媒または溶液中の溶質の量を意味すると解釈される。濃度を表す方法は数多くある。例えば、濃度は、単位体積当たりの質量の単位(例えば、mg/mL、mg/cm3など)、質量パーセント(単に、溶質の質量を溶液の総質量で割って100%を掛けたもの(例えば、質量パーセント(weight percent、percent by weight、wt. percent)、質量%、w/wなど))、体積パーセント(単に、溶質の体積を他の成分の体積の合計で割って100%を掛けたもの(例えば、体積パーセント(volume percent、percent by volume)、v/vなど))、モル濃度(1リットルの溶液中に溶解した溶質のモル数)、モル濃度(1キログラムの溶媒中に溶解した溶質のモル数)、および百万分率(1リットル当たりのミリグラム)で定義されることがある。
ここに用いたように、「味」は、甘味の知覚、甘味の知覚の一時的作用、すなわち、開始と持続期間、異味、例えば、苦味や金属味、残存知覚(後味)および触覚、例えば、こくおよび濃さの組合せを指す。
本発明の態様は、ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料におけるブリックス度を上昇させるためのD−プシコースの使用に関する。D−プシコースは、ノンカロリーの単糖である。D−プシコースは、飲料組成物に追加のカロリーを与えないので望ましい。本発明は、概して、ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料に関して論じられるが、本発明は、低カロリー飲料に一般に使用されるよりも多い量で栄養甘味料を含有する減カロリー飲料にも関する。
ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料において望ましいブリックス度は、一般に、1から15、好ましくは10から15である。
D−プシコースおよびD−タガトースは、D−フルクトースの立体異性体である:
Figure 0006649880
D−フルクトースは、1.5倍の甘味強度を有し、4カロリー/gを与え、FDAに認可されている。
Figure 0006649880
D−プシコースは、0.6倍の甘味強度を有し、0.2カロリー/gを与え、2.1%の飲料最大濃度で一般に安全と認められている。
Figure 0006649880
D−タガトースは、0.9倍の甘味強度を有し、1.5カロリー/gを与え、1%の飲料最大濃度で一般に安全と認められている。
D−プシコースは、フローズン飲料調製装置においてうまく使用できるゼロまたは低カロリーのフローズン飲料組成物を提供する。すなわち、このフローズン飲料調製装置を、より信頼性のある性能で、より少ない維持費で使用して、フローズン飲料を調製することができる。
例えば、D−プシコースは、現在、2.1質量%の最大レベルで一般に安全と認められている。ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料組成物に2.1%のD−プシコースを含ませると、多くのカロリーを加えずに、そのフローズン飲料組成物の総ブリックスレベルを6.6%のブリックス度に増加させることができる。このブリックス度の増加により、フローズン飲料調製装置を、少ない維持費で、より確実に機能させることができる。
フローズン飲料組成物に添加されるD−プシコースの量は、一部は、非栄養甘味料およびエリトリトールまたはD−タガトースのいずれかがその組成物中に存在するか否かに依存する。一般に、D−プシコースは、完成したフローズン飲料の総質量に基づいて、1質量%から10質量%または2質量%から5質量%の量で前記組成物に添加される。
D−プシコースは、単独で、またはエリトリトール、D−タガトース、またはその両方と共に使用してよい。エリトリトールは、一般に、完成したフローズン飲料の総質量に基づいて、0.1質量%から4質量%または2質量%から3.5質量%の量で前記フローズン飲料組成物に添加される。D−タガトースは、一般に、完成したフローズン飲料の総質量に基づいて、0.1質量%から1.0質量%または0.3質量%から0.6質量%の量で前記フローズン飲料組成物に添加される。
本開示の態様によるフローズン炭酸飲料は、割らずに飲めるフローズン飲料として、またはフローズン飲料調製装置中に保持されるシロップとして、直接調製することができる。例えば、D−プシコースを、甘味ベースまたは甘味を加えていないベースに撹拌しながら加えて、ある程度または完全に溶解させることができる。
濃縮シロップからD−プシコースを含有するフローズン飲料を調製するために、予め作られたシロップを、例えば、1対5の比率で、水で薄めて、飲料混合物を製造することができる。この飲料混合物をフローズン飲料ユニット(例えば、Taylor 428または430フローズン飲料ユニット、もしくはUltra IまたはUltra IIフローズン飲料ユニット)のホッパーに注ぎ入れて、フローズン飲料を生成し、分配することができる。あるいは、分配の時点で、水とシロップを組み合わせても差し支えない。必要に応じて、そのフローズン飲料は、風味のあるシロップを添加することによって、分配後に、風味付けすることができる。
他のタイプのフローズン飲料調製装置に、シロップを低温で保持し、そのシロップに炭酸水を加え、消費時に、そのまま飲めるフローズン炭酸飲料を分配するように構成されたフローズン炭酸飲料調製装置(ここでは、必要に応じて、「FCBディスペンサ」と称される)がある。適切なFCBディスペンサは、当業者に公知であり、その例としては、IMI plcの子会社であるIMI Cornelius, Inc.から得られるCornelius V3モデルまたは新バージョンが挙げられる。
例えば、D−プシコースを甘味または非甘味炭酸ソフトドリンク(「CSD」)ベース(例えば、コーラCSDベースまたはレモンライムCSDベース)または他の飲料ベースに撹拌しながら加えて、ある程度または完全に溶解させることによって、フローズン炭酸飲料用の飲料シロップを調製することができる。このD−プシコースは、ある程度または完全に溶解させるために撹拌しながら、任意の適切な時点で、例えば、他の成分(例えば、甘味料、酸味料、および保存料)の添加前または後に加えられる。得られたシロップは、完成したそのまま飲めるフローズン炭酸飲料を人数分、分配する前または分配する時点で、前記シロップに炭酸水を加えるように構成されたフローズン炭酸飲料調製装置(「FCBディスペンサ」)に入れることができる。そのまま飲める人数分の完成したフローズン炭酸飲料は、良好な二酸化炭素超過、滑らかでクリーミーな口当たりおよび良好な味プロファイルを有するべきである。必要に応じて、フローズン炭酸飲料用シロップは、一貫して高品質のそのまま飲める人数分の完成したフローズン炭酸飲料を調製するために、FCBディスペンサに連続して通すことができる。
本発明の態様によるフローズン飲料組成物は、D−プシコースと、以下に限られないが、水、栄養および非栄養(天然または人工)甘味料、香味料、酸味料、並びに保存料などのフローズン飲料組成物を形成するための他の適切な成分とを含有する。ゼロカロリーまたはそれより低いカロリーの飲料よりも栄養甘味料の量が多い減カロリー飲料を調製してもよい。
「栄養甘味料」という用語は、一般に、典型的な使用量で著しいカロリー含量、例えば、飲料一杯分8オンス(約240ml)当たり約5カロリー超を提供する甘味料を指す。ここに用いたように、「非栄養甘味料」は、典型的な使用量で著しいカロリー含量を提供しないもの、すなわち、砂糖の10ブリックス度と当量の甘味を達成するために飲料一杯分8オンス(約240ml)当たり約5カロリー未満を与えるものである。
ここに用いたように、「フルカロリー」飲料配合物は、栄養甘味料で完全に甘味付けされたものである。ここに用いたように、「減カロリー飲料」は、フルカロリーバージョン、一般に、先に商品化されたフルカロリーバージョンと比べて、飲料一杯分8オンス(約240ml)当たりのカロリーが少なくとも25%減少した飲料を意味する。少なくとも特定の実施の形態において、減カロリー飲料は、フルカロリーバージョンと比べて、飲料一杯分8オンス(約240ml)当たりのカロリーが約50%減少している。ここに用いたように、「低カロリー飲料」は、飲料一杯分8オンス(約240ml)当たり40カロリーより少ない。ここに用いたように、「ゼロカロリー」または「ダイエット」は、飲料一杯当たり、例えば、一杯分8オンス(約240ml)当たり5カロリー未満であることを意味する。
ここに用いたように、「強力な甘味料」は、砂糖の少なくとも2倍甘い甘味料、すなわち、同等の甘味を達成するために、質量基準で砂糖の質量の半分以下しか必要としない甘味料を意味する。例えば、強力な甘味料は、砂糖で10ブリックス度のレベルに甘味付けられた飲料における同等の甘味を達成するために、砂糖の質量の半分未満しか必要ないであろう。強力な甘味料は、栄養甘味料(例えば、ラカンカ濃縮果汁)および非栄養甘味料(例えば、一般に、ラカンカ粉末)の両方を含む。その上、強力な甘味料は、天然の強力な甘味料(例えば、ステビオール配糖体、ラカンカなど)および人工の強力な甘味料(例えば、ネオテーム)の両方を含む。しかしながら、ここに開示した天然飲料製品について、天然の強力な甘味料のみが使用される。
本発明に使用するのに適した非栄養甘味料としては、制限せずに、ペプチド系甘味料、例えば、アスパルテーム、ネオテーム、およびアリテーム、並びに非ペプチド系甘味料、例えば、サッカリンナトリウム、サッカリンカルシウム、アセスルファムカリウム、シクラミン酸ナトリウム、シクラミン酸カルシウム、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、およびスクラロースが挙げられる。D−プシコースの補助甘味料として少なくとも特定の実施の形態に使用するのに適した天然の非栄養甘味料の例としては、他のステビオール配糖体(例えば、ステビオサイド、ステビオールビオサイド、ズルコサイドA、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドM、それらのいずれかの混合物など)、ラカンカおよび関連化合物が挙げられる。他の甘味料としては、グリシルリジン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、モナチン、タウマチン、モネリン、ブラゼイン、L−アラニン、グリシン、ヘルナンズルチン、フィロズルチン、トリロバチン、またはそれらの任意の2つ以上の組合せが挙げられる。
ステビオール配糖体としては、レバウディオサイド、例えば、レバウディオサイドA、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM、ステビオサイド、ステビオールビオサイド、ズルコサイドA、またはそれらの任意の2つ以上の混合物が挙げられ、それらを、ここに開示されたゼロまたは低カロリーのフローズン飲料製品においてD−プシコースとの組合せで甘味付けのために使用できる。これらの化合物は、合成により生成しても(例えば、化学的に、または遺伝子組換え生物の発酵による、など)、またはステビア植物からの抽出などにより得ても(例えば、抽出と、それに続く酵素的変換により)よい。ステビア(例えば、ステビア・レバウディアナ・ベルトニー)は、商業的に栽培された甘味植物である。ステビアの葉が、天然の甘いジテルペン配糖体の複合混合物を含有する。ステビオール配糖体およびレバウディオサイドは、様々な程度の甘味に寄与するステビアの成分である。レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、ステビオサイド。
例えば、レバウディオサイドD、レバウディオサイドMなどを含む、特定のレバウディオサイドの調製プロセスが、Su Zhou Jing Hong Biotech Co., Ltd.(中華人民共和国、江蘇省、呉江区所在)により2012年12月10日に出願されたPCT特許出願第104002121号明細書および2011年12月22日に出願された対応する米国仮特許出願第61/579016号明細書に示されている。それらの全内容が、これによりここに引用される。
当業者は、本発明に使用するのに適した非栄養甘味料ブレンドを形成するために、非栄養甘味料を様々な比率で使用してもまたは組み合わせてもよいことを容易に認識するであろう。非栄養甘味料の正確な比率は、所定のブレンドに使用される甘味料の組合せおよび所定の用途のための所望の全体的な甘さに依存する。適切な比率は、当業者によって容易に決定できる。当業者は、完成したフローズン飲料中の非栄養甘味料の量が、所定の用途に所望の全体的な甘さなどの様々な要因に応じて変わることを容易に認識するであろう。適切な量は、当業者によって容易に決定できる。
その上、味の良い減カロリーのフローズン飲料を得るために、飲料中に、D−プシコースおよび少なくとも1種類の栄養甘味料の組合せを含ませることもできる。どの栄養甘味料も使用に適している;ここに用いたように、「栄養」甘味料は、典型的な使用量で著しいカロリー含量、すなわち、一杯当たり(飲料で8オンス(約240ml))約1カロリー超を提供するものである。そのような甘味料としては、制限せずに、果糖、ショ糖、デキストロース、マルトース、トレハロース、ラムノース、コーンシロップ(例えば、異性化糖)およびフラクトオリゴ糖が挙げられる。
本開示による組成物および飲料は、数多くの異なる特定の配合物または構成のいずれを有してもよいことが理解されよう。その配合物は、製品の意図する市場区分、その所望の栄養学的特徴、風味プロファイルなどの要因に応じて様々であろう。風味、食感、栄養学的特徴などを変えるために、そのような配合物のいずれに、香味料、電解質、ビタミン、果汁または他の果物製品、味覚剤(tastent)、マスキング剤など、調味料、および/または炭酸を添加してもよい。
一般に、本開示によるフローズン飲料製品は、一般に、少なくとも水、D−プシコース、酸味料および香味料を含む。本開示による少なくとも特定の配合物に適しているであろう例示の香味料としては、コーラ香味料、柑橘香味料、スパイス香味料などが挙げられる。二酸化炭素の形態にある炭酸も、泡立ちのために添加してよい。所望であれば、他の成分、生産技術、所望の保存寿命などに応じて、保存料を添加してもよい。必要に応じて、カフェインを添加してもよい。ここに開示された飲料の特定の例示の実施の形態は、炭酸水、甘味料、コーラナッツ抽出物および/または他の香味料、カラメル着色料、少なくとも1種類の酸、および必要に応じて他の成分を特徴的に含有するコーラ風味の炭酸飲料である。本開示の恩恵を受ければ、追加と代わりの適切な成分が当業者によって認識されるであろう。
本発明のフローズン飲料において、そのような飲料に一般に見られる他の成分を含むことができる。そのような他の成分としては、制限せずに、ポリデキストロース、Fibersolg、またはアラビノガラクタン、キトサン、キチン、キサンタン、ペクチン、セルロース誘導体、コンニャク、アラビアゴム、加工デンプン、大豆繊維、イヌリン、イヌロース(inulose)、グアーガム加水分解物、グアーガム、β−グルカン、カラギーナン、イナゴマメガム、アルギニン酸塩、アルギニン酸ポリグリコール(polyglycol alginate)などの低カロリー可溶性繊維;ユッカまたはユッカ/キラヤ抽出物などの泡安定剤;塩化ナトリウム、塩化カルシウム、および塩化カリウムなどの塩;モノグリセリド、ジグリセリド、レシチンおよびその分画などの食品用界面活性剤;並びにTweens(登録商標)、Spans(登録商標)、ジアセチル酒石酸エステル、クエン酸エステルなどの合成界面活性剤等が挙げられる。
ここに開示された飲料製品の天然の実施の形態は、それらが、食品中にあることが通常予期されないであろう人工または合成のいずれ(供給源にかかわらずに任意の着色添加物を含む)も含有しないという点で天然である。したがって、ここに用いたように、「天然」飲料組成物は、以下の指針にしたがって定義される:天然成分の原料は、天然に存在するか、または天然に由来する。発酵および酵素を含む生物学的合成を使用しても差し支えないが、化学試薬による合成は使用されない。人工の着色料、保存料、および香料は、天然成分とは考えない。成分は、少なくとも:物理過程、発酵、および酵素性分解を含む特定の規定技法により処理または精製されてもよい。適切な過程および精製技法は、少なくとも:吸収、吸着、凝集、遠心分離、切り刻み、調理(焼き、揚げ、煮る、炙り)、冷却、切断、クロマトグラフィー、被覆、結晶化、消化、乾燥(噴霧、凍結乾燥(freeze drying)、真空)、蒸発、蒸留、電気泳動、乳化、被包、抽出、押出し、濾過、発酵、粉砕、注入、浸漬、微生物学的(レンネット、酵素)、混合、皮むき、浸透(percolation)、冷蔵/冷凍、圧搾、浸し、洗浄、加熱、混合、イオン交換、凍結乾燥(lyophilization)、浸透(osmose)、沈殿、塩析、昇華、超音波処理、濃縮、フロキュレーション、均質化、還元、酵素性分解(自然に見つかる酵素を使用)を含む。加工助剤(清澄剤、触媒、凝集剤、濾過助剤、および結晶化抑制剤などを含む、食品成分の外観または有用性を向上させるための製造助剤として使用される物質と現在定義されている。連邦法規集のタイトル21、パート170.3(c)(24)を参照のこと)は、付帯的に添加物と考えられ、適切に除去されれば、使用してもよい。
ここに開示された飲料製品の実質的に透明な実施の形態は、その飲料が、濁度が実質的になく、実質的に無色であるという点で実質的に透明である。
水は、ここに開示された製品中の基本成分であり、一般に、D−プシコースがその中に提供され、かつ飲料製品中の残りの成分がその中に溶解、乳濁、懸濁または分散されるビヒクルまたは主要液状部分である。精製水を、ここに開示された飲料製品の特定の実施の形態の製造に使用することができ、飲料の味、臭い、または外観に悪影響を与えないために、標準的な飲料品質の水を使用することができる。その水は、一般に、透明、無色、好ましくないミネラル、味および臭いがなく、有機物質を含まず、アルカリ度が低く、飲料の製造時点で適用される業界および政府の基準に基づいて許容される微生物学的質のものである。飲料製品の特定の典型的な実施の形態において、水は、飲料の約80質量%から約99.9質量%のレベルで存在する。少なくとも特定の例示の実施の形態において、ここに開示された飲料および濃縮物中に使用される水は「処理水」である。これは、随意的な補給、例えば、米国特許第7052725号明細書に開示されているようなカルシウムの補給の前に、水の全固形分を除去するために処理された水を指す。処理水を製造する方法は、当業者に公知であり、数ある中でも、脱イオン化、蒸留、濾過および逆浸透(「r−o」)を含む。「処理水」、「精製水」、「脱塩水」、「蒸留水」、「r−o水」という用語は、本議論において概して同義であると理解され、そこから実質的に全てのミネラル含有量が除去された、一般に、約500ppm以下の全固形分、例えば、250ppmの全固形分を含有する水を指す。
上述したように、ここに開示された飲料製品の少なくとも特定の例示の実施の形態においてD−プシコースとの組合せに適した甘味料としては、天然栄養甘味料、天然非栄養強力甘味料、および人工甘味料が挙げられる。また、ここに開示された飲料製品の少なくとも特定の例示の実施の形態において、1種類以上の天然栄養甘味料、1種類以上の人工甘味料および/または1種類以上の天然非栄養強力甘味料の組合せが、甘味と、所望の味プロファイルおよび栄養学的特徴の他の態様を提供するために使用される。そのような特定の甘味料は、それに加えまたは代わりにのいずれかで、ここに開示された飲料の様々な実施の形態において、例えば、問題の飲料中のその(それらの)甘味知覚閾値未満の量で使用される場合、味覚剤、マスキング剤などとして働くことも認識すべきである。
ここに開示された飲料製品の配合物中に含まれる甘味料は、摂取に適しており、飲料に使用するのに適している食べられる消耗品である。「食べられる消耗品」により、ヒトまたは動物が摂取するための飲料または飲料の成分を意味する。明細書および特許請求の範囲に使用される甘味料または甘味剤は、飲料に甘味を与える、すなわち、味覚により甘いと知覚される、栄養または非栄養の、天然または合成の飲料成分または添加物(もしくはそれらの混合物)であってよい。香味剤および甘味剤の知覚は、ある程度は、要素の相互関係に依存するであろう。風味および甘味も、別々に知覚されるであろう、すなわち、風味と甘味の知覚は、互いに依存することも、互いに関係ないこともある。例えば、多量の香味剤が使用される場合、少量の甘味剤は容易に知覚されるであろうし、逆の場合も同じであろう。このように、香味剤と甘味剤との間の経口相互作用および臭覚相互作用は、要素の相互関係を含むであろう。
pHは、溶液の酸性度または塩基性度の尺度である。ここに用いたように、「低pH」という用語は、約1から約6の範囲などの、pH6未満の酸性pHを指す。ここに開示された飲料の特定の例示の実施の形態(例えば、コーラ飲料製品)のpHは、約2.0から5.0の範囲、または約2.5から4.0の範囲、または約2.8から3.3の範囲、または約3.0から3.2の範囲にある。ここに用いたように、「高pH」という用語は、約8から約14の範囲の塩基性pHを指す。ここに用いたように、「中性pH」という用語は、約7(例えば、約6.0から8.0、または約6.5から約7.5の範囲)のpHを指す。ここに開示された飲料の特定の例示の実施の形態は、高pH、例えば、約pH8から14の範囲のpHを有する。ここに開示された飲料製品の特定の例示の実施の形態は、中性pH、例えば、約pH6からpH8の範囲、または約pH6.5から7.5の範囲のpHを有する。
少なくとも1種類の食用酸を含む酸味料が、ここに開示された飲料製品の特定の実施の形態に使用される。その酸味料は、例えば、飲料の味に酸味を与える、美味しさを高める、喉の渇きを癒す効果を増加させる、甘味を変える、および穏やかな保存料として働くことを含むいくつかの機能のいずれか1つ以上として働くことがある。適切な酸は、公知であり、本開示の恩恵を受けた当業者には明白であろう。ここに開示された飲料製品のいくつかのまたは全ての実施の形態に使用するのに適した例示の酸としては、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、アスコルビン酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、桂皮酸、グルタル酸、およびそれらの任意のものの混合物が挙げられる。一般に、酸は、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、または例えば、リン酸とクエン酸などの、それらの任意のものの組合せである。天然飲料製品(例えば、天然コーラ飲料製品)を含む実施の形態において、酸は、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、ギ酸、グルコン酸、乳酸、フマル酸、アジピン酸、コハク酸、マレイン酸、桂皮酸、グルタル酸、およびそれらの任意のものの混合物からなる群より選択することができる。例えば、特定の実施の形態において、酸は、乳酸、酒石酸およびクエン酸を含みまたはから実質的になり、特定の実施の形態において、酸は、乳酸と、酒石酸およびクエン酸の少なくとも一方とを含むまたはから実質的になる。
滴定酸度は、飲料製品の総酸度の指標である。滴定酸度は、所定の体積の飲料の酸を中和するのに要するアルカリの量を測定する。滴定酸度は、電位差計により、100mlの飲料をpH8.75まで滴定するのに要する0.1NのNaOHのミリリットルである。ここに開示された飲料製品(例えば、コーラ飲料製品)および少なくとも1種類の酸の特定の実施の形態の滴定酸度は、一般に、約8.75から約12.5、または約9から約11である。適切な滴定酸度としては、例えば、約9、9.25、9.5、9.75、10、10.25、または10.9が挙げられる。
前記酸は、例えば、溶液形態で、飲料の所望のpHを提供するのに十分な量で使用されるであろう。選択された特定の(複数の)酸および使用される量は、一部には、他の成分、飲料製品の所望の保存寿命、並びに飲料のpH、滴定酸度、および味に対する影響に依存する。一般に、例えば、酸味料の1種類以上の酸は、飲料製品(例えば、コーラ飲料製品)の、使用される酸味料、所望のpH、使用される他の成分などに応じて、合計で、飲料の約0.01質量%から約1.0質量%、例えば、約0.01質量%から約0.5質量%、約0.05質量%から約0.5質量%、約0.05質量%から約0.25質量%、約0.1質量%から約0.25質量%の量で使用される。ここに開示された飲料の少なくとも特定の例示の実施の形態のpHは、約2.0から5.0、約2.5から4.0、約2.8から3.3または約3.0から3.2の範囲内の値、例えば、3.1であってよい。特定の例示の実施の形態における酸は、飲料の風味を高める。酸が多すぎると、飲料の風味が損なわれ、酸味または他の異味が生じるであろうし、一方で、酸が少なすぎると、飲料が味気なくなるであろう。
本開示の恩恵を受けた当業者は、アスパルテーム等のペプチド系人工甘味料などの甘味料を含有する飲料製品を調製する場合、結果として得られる飲料組成物は、適切なpHで最良に維持されることを認識するであろう。詳しくは、アスパルテームのpH/安定性曲線は、pH4.2が一般に最良の安定性または保存寿命を提供する、釣鐘曲線である。より詳しくは、そのようなpH値は、一般に、人工甘味料の甘味効果を最良に維持することが分かっている。
カルシウム補給飲料の形成において、カルシウム塩の存在には、その塩の溶解に役立ちかつ人工甘味料の安定性に望ましいpHを維持するために、追加の酸が必要なことがある。飲料組成物中に追加の酸が存在すると、その組成物の滴定酸度が増すが、それにより、結果として得られた飲料が酸っぱい味すなわち酸味になる。本開示の恩恵を受ければ、ここに開示された飲料製品の特定の実施の形態の酸味料成分について、適切な酸または酸の組合せおよびそのような酸の量を選択することは、当業者の能力の範囲内である。
ここに開示された飲料製品の特定の例示の実施の形態は、例えば、pHを調節するため、または他の目的のために、少量のアルカリ化剤も含むことがある。そのようなアルカリ化剤の例としては、クエン酸カリウムおよびクエン酸ナトリウムが挙げられる。例えば、アルカリ化剤の水酸化カリウムは、約0.005質量%から約0.02質量%(飲料の質量で)の量で使用してよく、約0.01質量%の量が特定の飲料に一般的である。その量は、もちろん、アルカリ化剤のタイプおよびpHを調節すべき程度に依存する。
ここに開示された飲料製品は、必要に応じて、風味組成物、例えば、天然および人工の果物香味料、植物香味料、他の香味料、およびそれらの混合物を含有する。ここに用いたように、「果物香味料」という用語は、一般に、種子植物の食用繁殖部分に由来する香味料を指す。甘い果肉が種子に関連するもの、例えば、バナナ、トマト、クランベリーなど、および小さい多肉質のベリーを有するものの両方が含まれる。ベリーという用語は、複合果、すなわち、「真の」ベリーではないが、通常そのように受け入れられる果実を含むようにここに使用される。「果物香味料」という用語に、天然源に由来する果物香味料をまねて製造された人工的に調製された香味料も含まれる。適切な果物またはベリー源の例としては、ベリー全体またはその一部、ベリー汁、ベリー濃縮汁、ベリーピューレおよびそのブレンド、乾燥ベリー粉末、乾燥ベリー汁粉末などが挙げられる。
例示の果物香味料としては、柑橘香味料、例えば、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ、タンジェリン、マンダリンオレンジ、タンジェロ、およびザボン、並びにリンゴ、ブドウ、チェリーなどの香味料、およびパイナップル香味料など、およびそれらの混合物が挙げられる。特定の例示の実施の形態において、飲料濃縮物および他の飲料製品は、果物香料成分、例えば、濃縮汁または汁を含む。ここに用いたように、「植物香味料」という用語は、果物以外の植物の部分に由来する香味料を指す。それゆえ、植物香味料は、ナッツ、樹皮、根および葉の精油と抽出物に由来する香味料を含んでよい。また、「植物香味料」という用語には、天然源に由来する植物香味料をまねて製造された合成により調製された香味料が含まれる。そのような香味料の例としては、コーラ香味料、茶香味料など、およびその混合物が挙げられる。その香味料成分は、上述した香味料のいくつかのブレンドをさらに含んでもよい。飲料濃縮物および飲料の特定の例示の実施の形態において、コーラ香味料成分または茶香味料成分が使用される。本発明の飲料製品に香味の特徴を与えるのに有用な香味料成分の特定の量は、選択される香味料、所望の風味の印象、および香味料成分の形態に依存する。当業者は、本開示の恩恵を受ければ、所望の風味の印象を達成するのに使用されるどの特定の香味料成分の量も容易に決定できるであろう。
ここに開示された飲料製品の少なくとも特定の例示の実施の形態に使用するのに適した汁は、例えば、果汁、野菜汁およびベリー汁を含む。汁は、濃縮物、ピューレ、濃度100%(single-strength)の汁の形態、または他の適切な形態で本発明に使用してよい。ここに用いた「汁」という用語は、濃度100%の汁、ベリー汁、または野菜汁、並びに濃縮物、ピューレ、乳液、および他の形態を含む。所望の風味を有する飲料を生成するために、多数の異なる果汁、野菜汁および/またはベリー汁を、必要に応じて他の香味料と共に、組み合わせてもよい。適切な汁源の例としては、プラム、プルーン、ナツメヤシ、スグリ、イチジク、ブドウ、レーズン、クランベリー、パイナップル、モモ、バナナ、リンゴ、洋ナシ、グアバ、アプリコット、サスカトゥーンベリー、ブルーベリー、プレインズベリー(plaines berry)、プレイリーベリー、マルベリー、エルダーベリー、バルバドスチェリー(アセロラチェリー)、チョークチェリー、ナツメヤシ、ココナッツ、オリーブ、ラズベリー、イチゴ、ハックルベリー、ローガンベリー、スグリ、デューベリー、ボイゼンベリー、キウイ、チェリー、ブラックベリー、マルメロ、クロウメモドキ、パッションフルーツ、スロー、ナナカマド、グーズベリー、カシューアップル、ザクロ、柿、マンゴ、ダイオウ、パパイヤ、ライチ、レモン、オレンジ、ライム、タンジェリン、マンダリン、およびグレープフルーツなどが挙げられる。少なくとも特定の例示の実施の形態に使用するのに適した数多くの追加の汁および代わりの汁が、本開示の恩恵を受けた当業者に明白であろう。汁を使用する本発明の飲料において、汁は、例えば、飲料の少なくとも約0.2質量%のレベルで使用してよい。特定の例示の実施の形態において、汁は、飲料の約0.2質量%から約40質量%のレベルで使用される。一版に、汁は、仮にあったとしても、約1質量%から約20質量%の量で使用してよい。
色が薄い特定のそのような汁は、飲料の色を薄黒くせずに、風味を調節するおよび/または飲料の汁含有量を増加させるために、特定の例示の実施の形態の配合物中に含ませてもよい。そのような汁の例としては、リンゴ、洋ナシ、パイナップル、モモ、レモン、ライム、オレンジ、アプリコット、グレープフルーツ、タンジェリン、ダイオウ、カシス、マルメロ、パッションフルーツ、パパイヤ、マンゴ、グアバ、ライチ、キウイ、マンダリン、ココナッツ、およびバナナが挙げられる。所望であれば、脱香汁および脱色汁を用いてもよい。
ここに開示された飲料製品の少なくとも特定の例示の実施の形態に使用するのに適した他の香味料の例としては、桂皮、クローブ、シナモン、コショウ、生姜、バニラスパイス香味料、カルダモン、コリアンダー、ルートビア、ササフラス、朝鮮人参などのスパイス香味料が挙げられる。少なくとも特定の例示の実施の形態に使用するのに適した数多くの追加の香味料および代わりの香味料が、本開示の恩恵を受けた当業者に明白であろう。香味料は、抽出物、含油樹脂、濃縮汁、瓶詰め業者のベース、または当該技術分野に公知の他の形態であってよい。少なくとも特定の例示の実施の形態において、そのようなスパイスまたは他の香味料は、汁または汁の組合せの香味を補う。
前記1種類以上の香味料は、エマルションの形態で使用してもよい。香味料エマルションは、香味料のいくつかまたは全てを、必要に応じて、飲料の他の成分と共に、乳化剤と混合することによって調製してもよい。その乳化剤は、香味料が一緒に混合されるときに、またはその後に添加してもよい。特定の例示の実施の形態において、乳化剤は水溶性である。例示の適切な乳化剤としては、アカシアガム、加工デンプン、カルボキシメチルセルロース、トラガカントガム、ガティガムおよび他の適切なガムが挙げられる。追加の適切な乳化剤が、本開示の恩恵を受ければ、飲料配合物の当業者にとって明白であろう。例示の実施の形態における乳化剤は、香味料および乳化剤の混合物の約3%超を占める。特定の例示の実施の形態において、乳化剤は、その混合物の約5%から約30%である。
ここに開示された飲料の特定の例示の実施の形態に泡立ちを与えるために、二酸化炭素が使用される。飲料を泡立たせる当該技術分野で公知の技術および炭酸化装置のいずれを使用してもよい。二酸化炭素は、飲料の味と外観を高め、好ましくない細菌を阻害し破壊することによって、飲料の純度を保護するのに役立つであろう。特定の実施の形態において、例えば、飲料のCO2レベルは、約4.0体積の二酸化炭素までどある。一般的な実施の形態は、例えば、約0.5から5.0体積の二酸化炭素を有するであろう。ここと、独立請求項に使用されるように、1体積の二酸化炭素は、任意の所定量の液体、例えば、60°F(16℃)および1大気圧での水により吸収される二酸化炭素の量として定義される。気体の体積は、それを溶け込ませる液体と同じ空間を占める。二酸化炭素含有量は、泡立ちの所望のレベルおよび飲料の味または食感に対する二酸化炭素の影響に基づいて、当業者により選択されるであろう。炭酸化は、天然であっても、合成であってもよい。
必要に応じて、ここに開示された飲料製品の様々な実施の形態にカフェインを添加してもよい。添加されるカフェインの量は、所望の飲料特性、飲料が販売される国の適用される規制条項などにより決まる。特定の例示の実施の形態において、カフェインは、飲料の0.02質量パーセント以下のレベルで含まれる。カフェインは、食品および飲料への使用に許容される純度のものでなければならない。カフェインは、起源が天然であっても合成であってもよい。
ここに開示されたフローズン飲料組成物は、一般に、食べ物配合物中に典型的に見られるいかなるものも含む、D−プシコースに適合する追加の成分を含有してもよい。これらの追加の成分は、例えば、一般に、安定化された飲料組成物に加えられるであろう。そのような追加の成分の例としては、以下に限られないが、カフェイン、カルメルおよび他の着色料または染料、消泡剤、ガム、乳化剤、茶固形分、濁り成分、並びにミネラルおよび非ミネラル栄養補給剤が挙げられる。非ミネラル栄養補給成分の例が当業者に公知であり、その例としては、ビタミンA、D、E(トコフェロール)、C(アスコルビン酸)、B(チアミン)、B2(リボフラビン)、B6、B12、およびK、ナイアシン、葉酸、ビオチン、およびそれらの任意のものの組合せを含む、抗酸化剤およびビタミンが挙げられる。随意的な非ミネラル栄養補給剤は、典型的に、良好な製造慣例の元で一般に許容される量で存在する。例示の量は、RDV(推奨一日摂取量)が確立されている場合、約1%と約100%のRDVの間である。特定の例示の実施の形態において、非ミネラル栄養補給成分は、確立されている場合、約5%から約20%のRDVの量で存在する。
ここに開示されたフローズン飲料製品の少なくとも特定の実施の形態において、保存料を使用してもよい。すなわち、少なくとも特定の例示の実施の形態は、随意的な保存料系を含有する。例えば、4未満のpHを有する溶液、特にpH3未満の溶液は、典型的に、「微生物安定性(microstable)」である、すなわち、それらの溶液は、微生物の成長に抵抗し、それゆえ、さらなる保存料を必要とせずに、摂取前の長期間の貯蔵に適している。しかしながら、所望であれば、追加の保存料系を使用してもよい。保存料系を使用する場合、その保存料系は、製造中の任意の適切な時に、例えば、ある場合には、D−プシコースの添加前に、飲料製品に添加してもよい。ここに用いたように、「保存料系」または「保存料」という用語は、制限するものではなく、安息香酸塩、例えば、安息香酸ナトリウム、安息香酸カルシウムおよび安息香酸カリウム、ソルビン酸塩、例えば、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カルシウムおよびソルビン酸カリウム、クエン酸塩、例えば、クエン酸ナトリウムおよびクエン酸カリウム、ポリリン酸塩、例えば、ヘキサメタリン酸ナトリウム(SHMP)、およびそれらの混合物、並びにアスコルビン酸、EDTA、BHA、BHT、TBHQ、デヒドロ酢酸、二炭酸ジメチル、エトキシキン、ヘプチルパラベンなどの抗酸化剤、およびそれらの任意のものの組合せなどの公知の化学保存料を含む、食品組成物および飲料組成物への使用が認可された全ての適切な保存料を含む。保存料は、適用される法律および規則の下で指定された最大レベルを超えない量で使用してよい。使用される保存料のレベルは、一般に、計画された最終製品のpH、並びに特定の飲料配合物の微生物腐敗可能性の評価にしたがって、調節される。使用される最大レベルは、典型的に、飲料の約0.05質量%である。本開示の恩恵を受けると、本開示による飲料のために適切な保存料または保存料の組合せを選択することは、当業者の能力に含まれる。
ここに開示された飲料製品(例えば、コーラ飲料製品)の少なくとも特定の例示の実施の形態に適した食品または飲料を保存する他の方法は、例えば、高温充填およびトンネル低温殺菌などの、無菌包装および/または熱処理または熱加工工程を含む。そのような工程を使用して、飲料製品における酵母、カビおよび微生物の成長を低減させることができる。例えば、Braun等の米国特許第4830862号明細書には、果汁飲料の製造における低温殺菌の使用、並びに炭酸飲料における適切な保存料の使用が開示されている。Kastinの米国特許第4925686号明細書には、安息香酸ナトリウムおよびソルビン酸カリウムを含有する加熱殺菌した凍結可能な果汁組成物が開示されている。一般に、熱処理は、典型的に、短期間に亘る高温、例えば、10秒間に亘り約190°F(約88℃)を使用した高温充填法、典型的により長い時間に亘りより低温、例えば、10〜15分間に亘る約160°F(約71℃)を使用したトンネル低温殺菌法、および典型的に、例えば、高圧、すなわち、1気圧(約100kPa)超の圧力で3〜5分間に亘り約250°F(約121℃)を使用したレトルト法を含む。
以下の実施例は、本発明の特定の好ましい実施の形態の例証を意図したものであり、本発明の限定を暗示するものではない。
実施例1
1ガロン(3.785リットル)の甘味付けされていないDiet Pepsiのベースに、D−プシコース(完成した飲み物の10質量%)を加え、完全に溶解するまでその溶液を撹拌する。次いで、レバウディオサイドM(完成した飲み物当たり400ppm)を加え、完全に溶解するまでその溶液を再び撹拌する。このように調製されたシロップを、1対5の比率(1部のシロップと5部の炭酸水)でフローズン炭酸飲料調製装置(例えば、Cornelius V3)に入れる。その結果得られるFCBは、良好な二酸化炭素超過、滑らかでクリーミーな口当たりおよび美味しい味を有する。その上、そのシロップは、高品質のFCBを一貫して生じるようにそのFCB装置に連続的に通すことができる。
実施例2
以下のようにして、実施例1を繰り返す:D−プシコースは5%、エリトリトールが3.5%、レバウディオサイドMは200ppmである。
実施例3
以下のようにして、実施例1を繰り返す:D−プシコースは2.1%、エリトリトールが3.5%、レバウディオサイドMは200ppmである。
本発明を実施する現在好ましい態様を含む特定の実施例に関して、本発明を記載してきたが、付随の特許請求の範囲に述べられた本発明の精神および範囲内に含まれる、上述したシステムおよび技法のバリエーションおよび置換が数多くあることが、当業者により認識されるであろう。

Claims (13)

  1. (a)レバウディオサイドM、および(b)フローズン飲料の総質量に基づいて1質量%から10質量%の量のD−プシコースを含み、総ブリックスレベルが少なくとも6.6%であり、ゼロカロリー、低カロリーまたは減カロリー飲料である、フローズン飲料。
  2. 前記飲料一杯分8オンス(約240ml)当たり約5カロリー未満のカロリー含量を有する、または前記飲料一杯分8オンス(約240ml)当たり約40カロリー未満のカロリー含量を有する、請求項1記載のフローズン飲料。
  3. 1種類以上の栄養甘味料をさらに含む、請求項1または2記載のフローズン飲料。
  4. 前記栄養甘味料が、ショ糖または異性化糖である、請求項3記載のフローズン飲料。
  5. エリトリトール、D−タガトース、またはエリトリトールとD−タガトースの両方をさらに含む、請求項1から4いずれか1項記載のフローズン飲料。
  6. 前記フローズン飲料の総質量に基づいて0.1質量%から4質量%の量でエリトリトールを、および/または前記フローズン飲料の総質量に基づいて0.1質量%から1質量%の量でD−タガトースを含む、請求項5記載のフローズン飲料。
  7. 前記フローズン飲料の総質量に基づいて2質量%から5質量%の量でD−プシコースを含む、請求項1から6いずれか1項記載のフローズン飲料。
  8. ステビオール配糖体、アスパルテーム、アセスルファム塩、サッカリン、シクラミン酸塩、スクラロース、アリテーム、ネオテーム、グリシルリジン、ラカンカ、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、モナチン、モネリン、タウマチンおよびブラゼインからなる群より選択される非栄養甘味料をさらに含む、請求項1から7いずれか1項記載のフローズン飲料。
  9. 前記非栄養甘味料が、レバウディオサイドA、およびレバウディオサイドDからなる群より選択される、請求項1から8いずれか1項記載のフローズン飲料。
  10. フローズン炭酸飲料、フローズンソフトドリンク、フローズン果汁、またはフローズン果汁風味飲料である、請求項1から9いずれか1項記載のフローズン飲料。
  11. コーラまたはレモンライムソフトドリンクである、請求項1から10いずれか1項記載のフローズン飲料。
  12. ゼロカロリー、低カロリーまたは減カロリーのフローズン炭酸飲料を製造する方法であって、(1)(a)レバウディオサイドMと、(b)D−プシコースとを組み合わせ、ゼロ、低または減カロリーのフローズン炭酸飲料用シロップを調製する工程;(2)前記ゼロ、低または減カロリーのフローズン炭酸飲料用シロップをフローズン炭酸飲料分配装置中に充填する工程;および(3)前記ゼロカロリー、低カロリーまたは減カロリーのフローズン炭酸飲料を前記フローズン炭酸飲料分配装置から分配する工程を有してなり、前記飲料が前記フローズン飲料の総質量に基づいて1質量%から10質量%の量のD−プシコースを含み、前記フローズン飲料の総ブリックスレベルが少なくとも6.6%である方法。
  13. 前記ゼロカロリー、低カロリーまたは減カロリーのフローズン炭酸飲料を前記フローズン炭酸飲料分配装置に少なくとも3回通す工程をさらに有する請求項12記載の方法。
JP2016524438A 2013-10-22 2014-10-06 ゼロまたは低カロリーのフローズン飲料におけるd−プシコース Active JP6649880B2 (ja)

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