JPH11275802A - 回転電動機の加振力低減方法 - Google Patents

回転電動機の加振力低減方法

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JPH11275802A
JPH11275802A JP7229498A JP7229498A JPH11275802A JP H11275802 A JPH11275802 A JP H11275802A JP 7229498 A JP7229498 A JP 7229498A JP 7229498 A JP7229498 A JP 7229498A JP H11275802 A JPH11275802 A JP H11275802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静的偏心が原因となり発生する極数と回転数
の積に相当する周波数の加振力を低減し、低振動・低騒
音で回転電動機を駆動する。 【解決手段】 2つの巻線回路A,Bを含む回転電動機
の各巻線回路に流す電流を個々のインバータIV1,I
V2により制御して静的偏心方向の力を小さくし、静的
偏心に起因して発生する偏心方向の加振力を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的な軸受を有
し、固定子の中心と回転子の中心が静的偏心している電
動機、発電機等の回転電動機に関し、静的偏心に起因し
て発生する偏心方向の加振力を低減することにより、回
転電動機およびこれを搭載した機器の振動・騒音を低減
することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は特開平4−107318号公報に
記載された「磁気軸受装置」において、機械的な軸受を
もたない回転電動機の構成図である。図において、1は
固定子、2は回転子、36a〜36hは上記固定子1に
巻かれた8つの独立な巻線である。この装置は回転駆動
装置としての機能と非接触軸受としての機能の両者を兼
備している。
【0003】次に、従来装置の回転駆動装置としての動
作を簡単に説明する。8本の巻線36a〜36hのう
ち、まず4本の巻線36a〜36dに電流が供給され、
それによる磁界が発生する。次に4本の巻線36e〜3
6hに電流が供給され、それによる磁界が発生する。後
者の巻線36e〜36hの磁界による磁束分布は、前者
の巻線36a〜36dの磁界による磁束分布を45度だ
け回転させた状態に相当する。この繰り返しにより磁束
を45度ずつ回転させて、回転子2を回転させる。
【0004】従来装置の非接触軸受としての機能につい
て簡単に説明する。巻線36a〜36dの4本が励起さ
れているとき、巻線36aの電流値を大きくすれば紙面
の上向きに吸引力が発生し、巻線36bの電流値を大き
くすれば紙面の右向きに吸引力が発生し、巻線36cの
電流値を大きくすれば紙面の下向きに吸引力が発生し、
巻線36dの電流値を大きくすれば紙面の左向きに吸引
力が発生する。
【0005】また、巻線36e〜巻線36hの4本が励
起されているときも同様に吸引力が発生する。したがっ
て、回転子2の上下左右方向の変位が測定されれば、4
つの吸引力を適当に調整することによって回転子2の上
下左右方向の位置を制御することができる。
【0006】図10は機械的な軸受を有する一般的な回
転電動機の全体構造を示す構造図である。図において、
1は固定子、2は回転子、3はシャフト、4は軸受、5
はフレーム、6はブラケットである。シャフト3を支え
る軸受4は、フレーム5とブラケット6により固定され
ている。この組み込み状態において固定子1の中心軸と
回転子2の中心軸とに若干のずれが生じることは避けら
れず、回転電動機には常に静的偏心が存在することにな
る。
【0007】このため、各部品の寸法精度や組み込み精
度を高めて静的偏心を小さくする努力がなされている。
図11は図10における一般的な回転電動機の構成図で
あり、3相通電による4極の同期機について、軸に垂直
な面での断面図を示している。
【0008】図において、7a,7bはU相の巻線、8
a,8bはV相の巻線、9a,9bはW相の巻線、10
は永久磁石である。またO1は固定子1の中心、O2は
回転子2の中心であり、O1→O2の方向が静的偏心方
向となる。また回転子2による磁束について、磁束が極
大となる部分を磁束中心として図のようにdで表す。
【0009】回転子2における磁束中心dは永久磁石1
0を通り、その向きは図の矢印のように永久磁石10の
S極に入りN極から出ていく向きであり、回転電動機は
4極であるため4つの磁束中心dが存在する。
【0010】各相を構成する2本の巻線7aと7b,8
aと8b,9aと9bは互いに固定子の中心O1に対し
て対称な位置に配置されている。また回転子2の中心O
2を通る基準軸をx軸としたとき、磁束中心dがx軸と
なす角度をθとする。
【0011】図12は図11における回転電動機の回路
構成および巻線の配線図である。図において、11は3
相交流電源、12は3相交流電圧を整流するダイオー
ド、13は整流出力を平滑して直流電圧を得る平滑コン
デンサ、14〜19は直流電圧を所定周波数、所定電力
の交流電力に変換するインバータを構成するトランジス
タである。トランジスタ14〜19はスイッチの役目を
しており、各々をs1,s2,s3,s4,s5,s6
と表す。
【0012】3相交流電源11より供給される交流電圧
をダイオード12、平滑コンデンサ13により直流電圧
にし、この直流電圧をトランジスタ14〜19によるイ
ンバータで交流電力に変換して同期機の各相の巻線7a
と7b,8aと8b,9aと9bに供給することで同期
機の駆動を実現している。
【0013】図13は図12の回路による駆動パターン
の例であり、日本冷凍空調学会論文集Vo1.14,N
o.2.1997「密閉型圧縮機の低騒音化、低振動化
のための研究第3報」に記載のものに基づいている。s
1〜s6は図12に示すトランジスタ14〜19であ
り、べ一ス駆動用電流信号が加えられてON状態になっ
ている場合と、OFF状態の場合とを示している。
【0014】横軸は回転子2の位置を電気角θeであら
わしている。極対数が2の回転電動機では電気角θeと
図11に示す機械角θの関係はθe=2θとなる。図1
3に示す回転電動機の駆動方法は、インバータを構成す
る各トランジスタ14〜19にべ一ス駆動用電流信号が
120゜の区間で加えられて電圧形インバータ駆動され
るため、120゜通電の中で前半の25゜および後半の
35゜の範囲においてPWM駆動により電圧の印加時間
と遮断時間の割合を調整し、印加電圧の大きさを調整し
ている。
【0015】この割合をduty比といい、PWM駆動
における電圧の印加時間をa、遮断時間をbで表すと、
duty比はa/(a+b)で表される。s1〜s6の
切り換えにより、U相、V相、W相の各電圧は図13に
示すようになる。s1〜s6の切り換えは、電気角θe
が0゜〜360゜を一周期とし、その繰り返しとなる。
【0016】s1〜s6のON,OFFの組み合わせモ
ードが6通りあるため、6つのモードに分類し、0゜≦
θe<60゜をモード1,60゜≦θe<120゜をモ
ード2、120゜≦θe<180゜をモード3、180
゜≦θe<240゜をモード4、240゜≦θe<30
0゜をモード5、300゜≦θe<360゜をモード6
とする。
【0017】例えばモード1ではs1とs5がON状態
であり、図12においてトランジスタ14とトランジス
タ18にべ一ス駆動電流信号が加えらてON状態にな
り、電流はトランジスタ14を通り、U相の端子を通
り、U相の巻線7aと7bに流れ、次にV相の巻線8a
と8bに流れ、V相の端子を通り、トランジスタ18を
通って流れることになる。
【0018】図13の駆動パターンではduty比は一
定値α0であり、U相とV相、V相とW相、W相とU相
の端子電圧は常に一定となり、巻線に流れる電流値も常
に一定となる。後述するが、静的偏心している回転電動
機では、静的偏心方向に加振力が発生し図13に示すよ
うになる。回転電動機を搭載した機器の例としてロータ
リ圧縮機を示す。
【0019】図14は日本冷凍協会論文集Vo1.1
0,No.3.1993「ロータリーコンプレッサーの
低振動化研究」に記載された一般的な圧縮機の構成図で
ある。図において、3はシャフト、4は軸受、37はシ
リンダ、38はシリンダヘッド、39は吸入管、40は
吐出管、41は防振ゴムである。ステータ2により発生
する回転磁界により回転子2が回転する。
【0020】回転子2はシャフト3に固定されているた
めシャフト3が回転し、吸入管39からシリンダ37に
吸入される冷媒を圧縮して吐出管40より圧縮した冷媒
を吐出する。シャフト3は軸受4で支持されており、回
転子2およびシャフト3は片持ち構造である。
【0021】また、図15は三菱電機技報Vo1.6
8,No.5.1994「大型冷蔵庫用ツインメカ横置
ロータリ圧縮機」に記載されたロータリ圧縮機の構成図
である。回転子2は2本のシャフト3に固定され、シャ
フト3は軸受4で支持されている。軸受4は回転子2の
両側にあり、回転子2およびシャフト3は両持ち構造で
ある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す機械的な
軸受を有する回転電動機では各部品の寸法精度や組み込
み精度を高める努力がなされているが、静的偏心を完全
になくすことは事実上不可能である。図11のように静
的偏心した固定子1と回転子2の間の磁気吸引力Pの大
きさは固定子1と回転子2の間の磁束密度Bの2乗に比
例する。
【0023】また、磁束密度Bは固定子1と回転子2の
距離に反比例する。固定子1と回転子2の距離が最小に
なるのは静的偏心方向であるため、固定子1と回転子2
の間の磁束密度Bは静的偏心方向が最も大きくなり、固
定子1と回転子2の間に働く磁気吸引力Pの方向は静的
偏心方向となる。図13のような駆動パターンで巻線電
流を一定として駆動する場合、静的偏心方向の力は回転
子2の位置によって変動する。この回転電動機の極数は
4であるため、回転子2が一回転する間に静的偏心方向
の力は4回大きく変動し、回転数の4倍に相当する加振
力が発生する。すなわち回転電動機では静的偏心により
極数と回転数の積に相当する周波数の加振力が発生す
る。
【0024】図16は図14に示すロータリ圧縮機と同
じ構造の圧縮機について、ロータ・シャフト系の固有振
動数を測定した結果である。固有振動数は454Hzに
ある。一方、この圧縮機用の回転電動機の極数は4、回
転数は10〜120Hzであり、静的偏心が存在する
と、極数と回転数の積に相当する40〜480Hzの加
振力が発生する。この加振力は系の固有振動数と共振し
て振動が大きくなる。
【0025】図17は静的偏心の小さい4極の回転電動
機を回転数30,35,40,45,50,60Hzで
駆動したときの半径方向の加振力を周波数分析し、回転
数の1倍(1f)と回転数の4倍(4f)の周波数の加
振力について示したものである。この系の固有振動数は
約150Hzであり、加振力が少し大きくなっている
が、静的偏心が完全に零であれば4fの周波数の半径方
向の加振力は存在しない。
【0026】図18は同じ回転電動機の偏心率を約30
%として測定したものである。静的偏心が大きいため極
数と回転数の積に相当する偏心方向の加振力(4f)が
大きくなり、それが系の固有振動数と共振して、図17
の場合と比較すると4fの周波数の偏心方向の加振力が
極めて大きくなっている。
【0027】ロータリ圧縮機用の回転電動機の大部分は
図14に示すような片持ち構造であるため、固有振動数
が500Hz以下と低い。また回転電動機の極数が4の
ものが多く、回転数も10〜120Hz前後と広範囲で
ある。したがって静的偏心の影響で周波数が40〜48
0Hz前後の偏心方向の加振力が発生し、系の固有振動
数と共振し、騒音が大きくなるという問題が生じる。
【0028】図19は図15に示す圧縮機について、ロ
ータ・シャフト系の固有振動数を測定した結果である。
図15の回転子2およびシャフト3は両持ち構造である
ため剛性が高く、固有振動数は約1.2KHzである。
したがって静的偏心による加振力と共振することはな
く、低騒音な圧縮機が得られる。しかし図15の両持ち
構造の圧縮機は図14の片持ち構造の圧縮機よりかなり
コストが高くなってしまう。
【0029】本発明は上記のような問題を解消するため
になされたもので、静的偏心が原因となり発生する極数
と回転数の積に相当する周波数の加振力を低減し、低振
動・低騒音な回転電動機およびこれを搭載する機器を得
ることを目的とする。また圧縮機等の回転電動機搭載機
器において、静的偏心が原因となり発生する極数と回転
数の積に相当する周波数の加振力を低減することによ
り、低振動・低騒音な機器を低コストで実現することを
目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転電動
機の加振力低減方法は、回転電動機の固定子の中心と回
転子の中心との静的偏心に起因して発生する偏心方向の
加振力を、回転電動機に供給する巻線電流を制御して低
減するものである。
【0031】また、回転子の位置に対応した巻線電流の
値を設定して供給し、回転電動機の極数と回転数の積に
相当する周波数の偏心方向の加振力を低減するものであ
る。
【0032】また、回転電動機の駆動をパルス幅制御に
よるインバータにて行う際に、前記回転電動機の各相巻
線に印加されるパルス幅変調電圧のオン/オフのデュー
ティ比を制御して回転電動機に供給する巻線電流を制御
し、静的偏心に起因して発生する偏心方向の加振力を低
減するものである。
【0033】また、デューティ比を回転子の位置によっ
て調整するものである。
【0034】また、静的偏心方向の力が大きいときには
回転電動機に供給する巻線電流の値を大きくするよう
に、静的偏心方向の力が小さいときには回転電動機に供
給する前記巻線電流の値を小さくするようにデューティ
比の調整により制御し、静的偏心に起因して発生する偏
心方向の加振力を低減するものである。
【0035】また、2つの巻線回路を含む回転電動機の
各巻線回路に流す電流を個々のインバータにより制御し
て静的偏心方向の力を小さくし、静的偏心に起因して発
生する偏心方向の加振力を低減するものである。
【0036】また、2つの巻線回路を含む回転電動機の
各巻線回路に流す電流を個々のインバータにより制御す
ることで、各巻線に発生する磁束により働く磁気吸引力
の方向を一定方向に制御するものである。
【0037】また、2つの巻線回路を含み、この各巻線
回路に流す電流を個々のインバータにより制御する回転
電動機のシャフトに直結したローリングピストンでクラ
ンクシャフトが一回転する問に冷媒を吸入、圧縮、吐出
するサイクルを繰り返すロータリ圧縮機において、各巻
線に発生する磁束により働く磁気吸引力の方向を一定方
向に制御し、圧縮による一定方向の力の変動を打ち消す
ものである。
【0038】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、図11に
示す3相通電による4極の同期機の磁束分布を示す模式
図である。図において、Φiは巻線電流による磁束、Φ
mは永久磁石10による磁束を示している。回転子2の
中の永久磁石10と固定子1の間の磁束の向きは逆にな
っているため、巻線電流による磁束Φiは永久磁石10
による磁束Φmを打ち消す傾向にあるといえる。
【0039】固定子1と回転子2の間の磁気吸引力Pの
大きさは固定子1と回転子2の間の磁束密度Bの2乗に
比例する。また磁束密度Bは磁束Φに比例する。磁束Φ
は巻線電流による磁束Φiと永久磁石10による磁束Φ
mの和と考えられる。すなわち、磁気吸引力P∝(Φi
+Φm)^2となる。従って、静的偏心方向の磁気吸引
力は巻線電流を制御することにより調整することができ
る。
【0040】図2は、本発明の実施の形態による回転電
動機の駆動パターンの例である。回路構成および巻線の
配線は従来の図12と同様であり、回転子2の位置によ
ってduty比を調整することにより巻線電流を制御す
る。duty比を大きくすると巻線電流が大きくなり、
巻線電流による磁束Φiが大きくなる。ΦiとΦmの向
きは逆であるため、(Φi+Φm)は小さくなる。従っ
て磁気吸引力Pは小さくなる。
【0041】図2に示す駆動パターンでは、図13にお
ける静的偏心方向の力が大きい場合、すなわち回転子2
の磁束中心dが静的偏心方向に近い場合のduty比を
大きくして、静的偏心方向の力を小さくしている。また
静的偏心方向の力が小さい場合のduty比を小さくし
て、静的偏心方向の力を大きくしている。duty比α
はPWM駆動範囲の25゜および35゜では一定とし
て、α(120゜≦θe<145゜)<α(85゜≦θ
e<120゜)=α(145゜≦θe<180゜)<α
0<α(0゜≦θe<25゜)=α(60゜≦θe<8
5゜)<α(25゜≦θe<60゜)とし、その繰り返
しとしている。
【0042】また、duty比αを変化させる割合は、
回転電動機の出力トルク、巻線電流の大きさ、永久磁石
10の形状や配置などに依存して決められる。また本実
施の形態ではduty比αをPWM駆動範囲の25゜お
よび35゜の区間で一定としたが、さらに細かく変化さ
せてもよいし、あるいはduty比αを各モードで一定
と設定してもよい。このようにして巻線電流を制御する
ことにより、静的偏心方向の力は常に存在するが、その
変動を小さく抑えることができ、加振力を低減できる。
【0043】実施の形態2.図3は、本発明の実施の形
態による回転電動機の駆動回路の構成図および巻線の配
線図である。駆動回路は6個の端子および12個のトラ
ンジスタを用いて2つの駆動回路が構成されるため、便
宜上それら回路を図に示すように駆動回路A、駆動回路
Bと表す。図において、20〜31はインバータIV
1,IV2を構成するトランジスタであり、トランジス
タ20〜25をそれぞれsla,s2a,s3a,s4
a,s5a,s6a,トランジスタ26〜31をそれぞ
れs1b,s2b,s3b、s4b,s5b,s6bと
する。
【0044】駆動回路AのインバータIV1を構成する
トランジスタ20〜25は端子Ua,Va,Waに接続
され、図11における巻線7a,8a,9aに接続され
る。また,駆動回路BのインバータIV2を構成するト
ランジスタ26〜31は端子Ub,Vb,Wbに接続さ
れ、図11に示す巻線7b,8b,9bに接続される。
例えばs1aとs5aおよびs1bとs5bがON状態
のとき、駆動回路Aにおける電流はトランジスタ20を
通り、端子Uaを通り、U相の巻線7aに流れ、次にV
相の巻線8aに流れ、端子Vaを通り、トランジスタ2
4を通って流れる。
【0045】また、駆動回路Bにおける電流はトランジ
スタ26を通り、端子Ubを通り、U相の巻線7bに流
れ、次にV相の巻線8bに流れ、端子Vbを通り、トラ
ンジスタ30を通って流れる。この駆動回路A、駆動回
路Bに流す電流を別々に制御することにより、静的偏心
方向の磁気吸引力を調整する。
【0046】図4は本実施の形態による回転電動機の磁
束分布を示す模式図である。U相、V相に通電されると
きは駆動回路Aの巻線7a、巻線8aおよび駆動回路B
の巻線7b、巻線8bに電流が流れる。磁束Φ1,Φ
2,Φ3,Φ4は巻線電流による磁束Φiと永久磁石1
0による磁束Φmを合わせたものについて示している。
【0047】例えば駆動回路Aを流れる電流値の方が駆
動回路Bを流れる電流値より大きくした場合、巻線7a
を流れる電流i(7a)、巻線8aを流れる電流i(8
a)、巻線7bを流れる電流i(7b)、巻線8bを流
れる電流i(8b)の大きさは、i(7a)=i(8
a)>i(7b)=i(8b)となる。
【0048】実施の形態1で述べたように、巻線電流が
大きくなると磁束Φは小さくなる。したがって、Φ1<
Φ2=Φ4<Φ3となる。固定子1と回転子2の間には
磁束Φ1〜Φ4により図の矢印P1,P2,P3,P4
の向きに磁気吸引力がはたらく。磁気吸引力P1は磁束
Φ1とΦ2の大きさに依存し、磁気吸引力P2は磁束Φ
2とΦ3の大きさに依存し、磁気吸引力P3は磁束Φ3
とΦ4の大きさに依存し、磁気吸引力P4は磁束Φ1と
Φ4の大きさに依存する。
【0049】したがって上記の条件では、P1=P4<
P2=P3となり、磁気吸引力P1とP4の合力である
P14方向の力と、磁気吸引力P2とP3の合力である
P23方向の力を調整できることになり、P23方向に
力がはたらく。すなわち回路Aの電流値を回路Bの電流
値より大きくすることにより、図のP23方向に力を発
生させて静的偏心方向の力を低減することができる。
【0050】U相,W相に通電されるときは同様にして
図のP12方向の力とP34方向の力を調整できること
になる。この場合、静的偏心方向の力を低減するために
は磁束Φ2を大きく、また磁束Φ4を小さくするとよ
い。したがって駆動回路Aの電流値を小さく、駆動回路
Bの電流値を大きくするとよい。
【0051】また、V相,W相に通電されるときは図の
P14とP23方向の力を調整でき、同様に駆動回路A
の電流値を小さく、駆動回路Bの電流値を大きくすると
よいことになる。これらの方向は静的偏心方向とは一致
していないが、このように回転子2の位置によって電流
を制御することにより、振動を低減することが可能とな
る。
【0052】図5は本発明の実施の形態2による回転電
動機の駆動パターンの例である。図4のU相、V相に通
電の場合は図5のモード1の場合に対応し、端子Uaお
よびVaの電圧を端子UbおよびVbの電圧より大きく
するため、s1aとs5aのduty比を大きく、s1
bとs5bのduty比を小さくする。図4のU相、W
相に通電の場合は図5のモード2の場合に対応し、端子
UbおよびWbの電圧を端子UaおよびWaの電圧より
大きくするため、s1bとs6bのduty比を大き
く、s1aとs6aのduty比を小さくする。
【0053】また、図4のV相、W相に通電の場合は図
5のモード3の場合に対応し、端子UbおよびWbの電
圧を端子VaおよびWaの電圧より大きくするため、s
2bとs6bのduty比を大きく、s2aとs6aの
duty比を小さくする。この場合、電流制御は実施の
形態1と同様に回転子2の位置によってduty比を調
整することにより行う。このようにして巻線電流を制御
することにより、静的偏心方向の力を低減することがで
きる。
【0054】実施の形態3.図6は本実施の形態3によ
る回転電動機の回路構成および巻線の配線図である。図
3の場合と同様に6個の端子および12個のトランジス
タを用いているが巻線の配線が異なり、図11に示した
回転電動機において、巻線7a、巻線8b、巻線9bで
駆動回路Cを、また巻線7b、巻線8a、巻線9aで駆
動回路Dを構成している。この駆動回路C、駆動回路D
の電流をインバータIV1,IV2で別々に制御するこ
とにより、回転電動機搭載機器の低振動化を図る。
【0055】図7は本実施の形態による回転電動機の磁
束分布を示す模式図である。U相、V相に通電されると
きは駆動回路Cの巻線7a、巻線8bおよび駆動回路D
の巻線7b、巻線8aに電流が流れる。この場合、実施
の形態2と同様に、磁気吸引力P1とP2の合力である
P12方向の力と、磁気吸引力P3とP4の合力である
P34方向の力を調整できることになる。U相、W相に
通電されるときは図のP14とP23方向の力を調整で
きる。
【0056】また、V相、W相に通電されるときは図の
P14とP23方向の力を調整できる。図8は回転電動
機搭載機器であるロータリ圧縮機のシリンダ断面図であ
る。図において、32はクランクシャフト、33はロー
リングピストン、34はべ一ン、35は圧縮部である。
またO3はクランクシャフトの中心であり、固定子2の
中心と同じ位置となる。Pcは圧縮部35によりクラン
クシャフト32に加えられる力で、クランクシャフト3
2の回転とともにPcの大きさは大きく変動し、その方
向も若干変動する。
【0057】また、Puv,Puw、Pvwは図6の回
路構成において調整できる磁気吸引力の方向を示してい
る。すなわち図6における駆動回路Cの電流値を小さ
く、駆動回路Dの電流値を大きくすることにより、U
相、V相に通電されるときは図8のPuvの方向に力が
はたらき、U相、W相に通電されるときはPuwの方向
に力がはたらき、V相、W相に通電されるときはPuv
の方向に力がはたらく。この場合、Puv,Puw、P
vwの方向は図8に示すように60゜の範囲内にあるた
め、一定方向の力を制御するのに有効である。
【0058】ロータリ圧縮機では冷媒の圧縮によりほぼ
一定方向の力の変動が生じ、振動が問題となりやすい。
このような場合、図6に示す回路構成として駆動回路C
と駆動回路Dの電流を別々に制御することにより、一定
方向の力を制御できるため低振動化が図れる。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回転電動機の
固定子の中心と回転子の中心との静的偏心に起因して発
生する偏心方向の加振力を、回転電動機に供給する巻線
電流を制御して低減することで、静的偏心が原因となり
発生する偏心方向の加振力を低減し、低振動、低騒音で
回転電動機を駆動できるという効果がある。
【0060】請求項2の発明によれば、回転子の位置に
対応した巻線電流の値を設定して供給し、回転電動機の
極数と回転数の積に相当する周波数の偏心方向の加振力
を低減することで、回転電動機の極数と回転数の積に相
当する周波数の偏心方向の加振力を低減し、低振動、低
騒音で回転電動機を駆動できるという効果がある。
【0061】請求項3の発明によれば、回転電動機の駆
動をパルス幅制御によるインバータにて行う際に、前記
回転電動機の各相巻線に印加されるパルス幅変調電圧の
オン/オフのデューティ比を制御して回転電動機に供給
する巻線電流を制御し、静的偏心に起因して発生する偏
心方向の加振力を低減することで、低振動、低騒音で回
転電動機を駆動できるという効果がある。
【0062】請求項4の発明によれば、デューティ比を
回転子の位置によって調整することで、静的偏心方向の
力の変動を小さく抑えることができ、静的偏心に起因し
て発生する偏心方向の加振力を低減することで、低振
動、低騒音で回転電動機を駆動できるという効果があ
る。
【0063】請求項5の発明によれば、静的偏心方向の
力が大きいときには回転電動機に供給する巻線電流の値
を大きくするように、静的偏心方向の力が小さいときに
は回転電動機に供給する前記巻線電流の値を小さくする
ようにデューティ比の調整により制御し、静的偏心に起
因して発生する偏心方向の加振力を低減することで、低
振動、低騒音で回転電動機を駆動できるという効果があ
る。
【0064】請求項6の発明によれば、2つの巻線回路
を含む回転電動機の各巻線回路に流す電流を個々のイン
バータにより制御して静的偏心方向の力を小さくし、静
的偏心に起因して発生する偏心方向の加振力を低減する
ことで、低振動、低騒音で回転電動機を駆動できるとい
う効果がある。
【0065】請求項7の発明によれば、2つの巻線回路
を含む回転電動機の各巻線回路に流す電流を個々のイン
バータにより制御することで、各巻線に発生する磁束に
より働く磁気吸引力の方向を一定方向に制御すること
で、外部からの負荷による力を低減し、低振動、低騒音
で回転電動機を駆動できるという効果がある。
【0066】請求項8の発明によれば、2つの巻線回路
を含み、この各巻線回路に流す電流を個々のインバータ
により制御する回転電動機のシャフトに直結したローリ
ングピストンでクランクシャフトが一回転する問に冷媒
を吸入、圧縮、吐出するサイクルを繰り返すロータリ圧
縮機において、各巻線に発生する磁束により働く磁気吸
引力の方向を一定方向に制御し、圧縮による一定方向の
力の変動を打ち消すことで、低振動、低騒音でロータリ
圧縮機を駆動できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 3相通電による4極の同期機の磁束分布を示
す模式図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による回転電動機の駆
動パターンを説明するための図である。
【図3】 本発明の実施の形態2による回転電動機の回
路構成および巻線の配線図である。
【図4】 本発明の実施の形態2による回転電動機の磁
束分布を示す模式図である。
【図5】 本発明の実施の形態2による回転章動機の駆
動パターンを説明するための図である。
【図6】 本発明の実施の形態3による回転電動機の回
路構成および巻線の配線図である。
【図7】 本発明の実施の形態3による回転電動機の磁
束分布を示す模式図である。
【図8】 回転電動機搭載機器であるロータリ圧縮機の
シリンダ断面図である。
【図9】 従来の技術である「磁気軸受装置」に記載さ
れた回転電動機の構成図である。
【図10】 一般的な回転電動機の全体構造を示す構造
図である。
【図11】 一般的な回転電動機である3相通電による
4極の同期機の断面図である。
【図12】 図11における回転電動機の回路構成およ
び巻線の配線図である。
【図13】 図12の回路による一般的な駆動パターン
を説明するための図である。
【図14】 一般的な片持ち構造の圧縮機の構成図であ
る。
【図15】 両持ち構造の圧縮機の構成図である。
【図16】 図14に示す片持ちの圧縮機と同じ構造の
圧縮機のロータ・シャフト系の固有振動数を示す図であ
る。
【図17】 静的偏心の小さい回転電動機の半径方向の
加振力を示す図である。
【図18】 偏心率が30%の回転電動機の半径方向の
加振力を示す図である。
【図19】 図15に示す両持ちの圧縮機のロータ・シ
ャフト系の固有振動数を示す図である。
【符号の説明】
1 固定子、2 回転子、3 シャフト、4 軸受、5
フレーム、6 ブラケット、7a,7b U相の巻
線、8a,8b V相の巻線、9a,9b W相の巻
線、10 永久磁石、11 3相交流電源、12 ダイ
オード、13 平滑コンデンサ、14〜19トランジス
タ、20〜31トランジスタ、32クランクシャフト、
33 ローリングピストン、34 べ一ン、35 圧縮
部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電動機の固定子の中心と回転子の中
    心との静的偏心に起因して発生する偏心方向の加振力
    を、回転電動機に供給する巻線電流を制御して低減する
    ことを特徴とする回転電動機の加振力低減方法。
  2. 【請求項2】 回転子の位置に対応した巻線電流の値を
    設定して供給し、回転電動機の極数と回転数の積に相当
    する周波数の偏心方向の加振力を低減することを特徴と
    する請求項1に記載の回転電動機の加振力低減方法。
  3. 【請求項3】 回転電動機の駆動をパルス幅制御による
    インバータにて行う際に、前記回転電動機の各相巻線に
    印加されるパルス幅変調電圧のオン/オフのデューティ
    比を制御して回転電動機に供給する巻線電流を制御し、
    静的偏心に起因して発生する偏心方向の加振力を低減す
    ることを特徴とする請求項1に記載の回転電動機の加振
    力低減方法。
  4. 【請求項4】 デューティ比を回転子の位置によって調
    整することを特徴とする請求項3に記載の回転電動機の
    加振力低減方法。
  5. 【請求項5】 静的偏心方向の力が大きいときには回転
    電動機に供給する巻線電流の値を大きくするように、静
    的偏心方向の力が小さいときには回転電動機に供給する
    前記巻線電流の値を小さくするようにデューティ比の調
    整により制御し、静的偏心に起因して発生する偏心方向
    の加振力を低減することを特徴とする請求項4に記載の
    回転電動機の加振力低減方法。
  6. 【請求項6】 2つの巻線回路を含む回転電動機の各巻
    線回路に流す電流を個々のインバータにより制御して静
    的偏心方向の力を小さくし、静的偏心に起因して発生す
    る偏心方向の加振力を低減することを特徴とする回転電
    動機の加振力低減方法。
  7. 【請求項7】 2つの巻線回路を含む回転電動機の各巻
    線回路に流す電流を個々のインバータにより制御するこ
    とで、各巻線に発生する磁束により働く磁気吸引力の方
    向を一定方向に制御することを特徴とする回転電動機の
    加振力低減方法。
  8. 【請求項8】 2つの巻線回路を含み、この各巻線回路
    に流す電流を個々のインバータにより制御する回転電動
    機のシャフトに直結したローリングピストンでクランク
    シャフトが一回転する問に冷媒を吸入、圧縮、吐出する
    サイクルを繰り返すロータリ圧縮機において、各巻線に
    発生する磁束により働く磁気吸引力の方向を一定方向に
    制御し、圧縮による一定方向の力の変動を打ち消すこと
    を特徴とする回転電動機の加振力低減方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009236120A (ja) * 2009-07-15 2009-10-15 Mitsubishi Electric Corp 圧縮機

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JP2001248556A (ja) * 2000-03-02 2001-09-14 Mitsubishi Electric Corp 圧縮機
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