JPH1127576A - 信号切換装置及びその制御方法 - Google Patents

信号切換装置及びその制御方法

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JPH1127576A
JPH1127576A JP17606197A JP17606197A JPH1127576A JP H1127576 A JPH1127576 A JP H1127576A JP 17606197 A JP17606197 A JP 17606197A JP 17606197 A JP17606197 A JP 17606197A JP H1127576 A JPH1127576 A JP H1127576A
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JP
Japan
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bus
signal
switching device
link
signal switching
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JP17606197A
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English (en)
Inventor
Takafumi Ito
孝文 伊藤
Shinichi Fujita
晋一 藤田
Koichi Ichikawa
浩一 市川
Hiroyuki Sugimoto
弘之 杉本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスラインとクロスポイントXPの関連をユ
ーザが全て記憶する必要性を無くし、操作の簡略化と迅
速化を可能とする。 【解決手段】 それぞれ入力信号が供給されるプライマ
リバスラインと、プライマリバスラインとの各交点位置
に各々開成/閉成する複数のクロスポイントXPを備え
て入力信号の選択を行うM/E1〜M/Enバス,P/
Pバス,AUXバス等と、各クロスポイントXPの連動
情報(リンクテーブル、オートセルテーブル)を格納す
るテーブル20と、このテーブル20に格納したリンク
テーブル、オートセルテーブルの情報に基づいて各クロ
スポイントXPの開成/閉成を制御するコントローラ1
0とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば映像信号等
の複数の入力信号の中から選択した信号に対し、例えば
映像特殊効果のような所定の信号処理を施して送出する
信号切換装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば映像信号等の複数の入力信号の中
から選択した信号に対して映像特殊効果のような所定の
信号処理を施して送出する従来の信号切換装置の構成
を、図21に示す。
【0003】この図21に示す信号切換装置の各種のス
イッチ回路MS1〜MS7は、それぞれマトリクス状に
構成された入出力バスラインであるプライマリ,M/E
(ミックス/エフェクト)1〜M/En,P/P(プロ
グラム/プリセット),AUX等の各バスラインの交点
に設けられたクロスポイントXPを、必要に応じて切り
換え制御することにより、所望の入出力バスラインを選
択して接続し得るようになされている。
【0004】したがって、例えばテレビジヨン番組を制
作する際に用いられる編集装置では、当該信号切換装置
のスイッチ回路MS1〜MS7の入出力バスラインに複
数のM/E特殊効果回路1〜3を接続することにより、
所望のM/E特殊効果回路から出力される映像信号を所
望の出力バスラインに接続されたM/E特殊効果回路に
切り換えて出力することができる。これにより複数の映
像信号に対してそれぞれ所望のM/E特殊効果回路に基
づく画面効果を生じさせるように多数のモードを実現し
得る。
【0005】なお、通常、ビデオテープレコーダ等から
供給される映像素材はプライマリバスに供給され、Aバ
ス(BUS A)及びBバス(BUS B)は2つの映
像素材を合成するために設けられたバスラインであり、
プログラムバスはオンエアー(放送中)に使用される映
像信号を選択するためのバスライン、プリセットバスは
次に切り換えるための映像チェック用に設けられるバス
ラインである。また、キーバス(KEY)は、画面内へ
合成したりする際の切り抜き用の信号(キー信号)が伝
送されるバスであり、その他、図示はしないが、上記キ
ー信号による切り抜き部分内にはめ込まれる映像用信号
(フィル信号)が伝送されるフィルバスなどもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
21の構成の従来の信号切換装置においては、あるバス
ラインの選択に応じて他のバスラインの切り換えを行う
ためには、それぞれのバスラインのクロスポイントを個
別に切り換え操作する必要があり、したがって、当該装
置を操作するユーザ(オペレータ)は、このようにして
選択したバスラインとクロスポイントXPとの関連を記
憶している必要があった。また、その切り換え操作は、
手動により行われている。
【0007】しかし、例えば放送局のように信号切り換
えを頻繁に行うような場合、上記選択しているバスライ
ンとクロスポイントXPの関連をユーザ(オペレータ)
が全て記憶することは非常に困難で且つ高度な能力が必
要になる。また、切り換え操作を手動により行うこと
は、非常に煩雑である。
【0008】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、バスラインとクロスポイントの関
連をユーザが全て記憶する必要はなく、操作の簡略化と
迅速化を可能とする信号切換装置及びその制御方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、それぞれ入力
信号が供給される複数の信号バスラインと、その各交点
位置に各々開成/閉成する複数のスイッチ素子を備えて
入力信号の選択を行う複数の選択用バスラインとを有す
る信号切換装置及びその制御方法であり、複数のスイッ
チ素子の連動情報を格納し、その連動情報に基づいて複
数のスイッチ素子の開成/閉成を制御することにより、
上述した課題を解決する。
【0010】すなわち本発明によれば、あるバスライン
のスイッチ素子を切り換えたときに、予め格納してある
連動情報に基づいて他のバスラインのスイッチ素子を切
り換えるようにすることで、バスラインとスイッチ素子
の関連をユーザが全て記憶する必要性を無くし、操作の
簡略化と迅速化を可能にしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0012】図1には、本発明実施の形態の信号切換装
置の概略構成を示す。なお、この図1において、前記図
21と同じ構成要素には同一の指示符号を付している。
【0013】すなわちこの図1の信号切換装置におい
て、前述同様に、各種のスイッチ回路MS1〜MS7
は、それぞれマトリクス状に構成された入出力バスライ
ンであるプライマリ,M/E(ミックス/エフェクト)
1〜M/En,P/P(プログラム/プリセット),A
UX等の各バスラインの交点に設けられたクロスポイン
トXPを、必要に応じて切り換え制御することにより、
所望の入出力バスラインを選択して接続し得るようにな
されている。したがって、例えばテレビジヨン番組を制
作する際に用いられる編集装置などでは、当該信号切換
装置のスイッチ回路MS1〜MS7の入出力バスライン
に複数のM/E特殊効果回路1〜3を接続することによ
り、所望のM/E特殊効果回路から出力される映像信号
を所望の出力バスラインに接続されたM/E特殊効果回
路に切り換えて出力することができる。これにより複数
の映像信号に対してそれぞれ所望のM/E特殊効果回路
に基づく画面効果を生じさせるように多数のモードを実
現し得る。なお、通常、ビデオテープレコーダ等から供
給される映像素材はプライマリバスに供給され、Aバス
(BUS A)及びBバス(BUS B)は2つの映像
素材を合成するために設けられたバスラインであり、プ
ログラムバスはオンエアー(放送中)に使用される映像
信号を選択するためのバスライン、プリセットバスは次
に切り換えるための映像チェック用に設けられるバスラ
インである。また、キーバス(KEY)は、画面内へ合
成したりする際の切り抜き用の信号(キー信号)が伝送
されるバスであり、その他、図示はしないが、上記キー
信号による切り抜き部分内にはめ込まれる映像用信号
(フィル信号)が伝送されるフィルバスなどもある。
【0014】ここで、本実施の形態の信号切換装置は、
あるバスライン上のクロスポイントXPが選択されたと
きに、ユーザにより予め設定されているテーブル20の
データに基づいて、同時に他のバスラインを切り換える
作業を自動的に行い得るようになされている。なお、以
下、上記あるバスラインをマスターバスと呼び、上記他
のバスラインをリンクバスと呼ぶことにする。
【0015】すなわち本実施の形態の信号切換装置で
は、マスターバスとそれに連動するリンクバスとの関係
が予めリンクテーブル(図2)として設定可能になされ
ていると共に、当該マスターバスのクロスポイントとそ
れに連動するリンクバスのクロスポイントとの関係をも
予めオートセルテーブル(図3)として設定可能になさ
れている。言い換えれば、ユーザが予め設定するオート
セルテーブルによって、連動するクロスポイントの設定
を可能にしており、この設定はリンクテーブル毎に行
え、自由度の高い設定が可能になっている。
【0016】また、上記リンクバスとしては、外部ラウ
タをも設定可能になされており、したがって、上記マス
ターバスの各クロスポイントの選択に連動して、当該外
部ラウタのクロスポイント(スイッチ)をも切り換える
可能になされている。なお、従来は、外部ラウタの操作
はスイッチャの操作と独立したものであったが、本実施
の形態によれば同一の操作ができるようになる。
【0017】さらに、上記マスターバスとしては、上記
P/P(プログラム/プリセット)バスの指定ができ、
したがって、現在、オンエアー中のバス(プログラムバ
ス)のクロスポイントの選択によって、若しくは次にオ
ンエアーする予定のバス(プリセットバス)のクロスポ
イントの選択によって、他のバス(リンクバス)のクロ
スポイントの連動が可能となる。
【0018】上記リンクテーブルは、例えば図2に示す
ようなものであり、マスターバスとそれに連動するリン
クバスとの関係、及び上記マスターバスのクロスポイン
トとそれに連動するリンクバスのクロスポイントの関係
を示すオートセルテーブルの番号からなっている。この
図2のリンクテーブルの例において、第1項目には、例
えばマスターバスとしてM/E(ミックス/エフェク
ト)1のプログラムバスが設定され、リンクバスとして
M/E2のプログラムバスが設定され、さらにその時の
オートセルテーブルの番号としてNo.1が設定されて
いる。第2項目には、マスターバスとしてM/E1のプ
ログラムバスが設定され、リンクバスとしてM/E1の
キーバス(KEY1)が設定され、さらにその時のオー
トセルテーブルの番号としてNo.1が設定されてい
る。同様にして、第3項目には、マスターバスとしてキ
ーバス(KEY1)が設定され、リンクバスとしてAU
X10のバスが設定され、さらにその時のオートセルテ
ーブルとしてNo.2が設定されている。以下の説明は
省略する。
【0019】また、上記オートセルテーブルのNo.1
は、例えば図3に示すようなものであり、ソースとディ
スティネーションの関係を示すものである。この図3の
オートセルテーブルのNo.1の例において、第1項目
には、ソースとして例えばプライマリ1が設定され、デ
ィスティネーションとして同じくプライマリ1が設定さ
れている。第2項目には、ソースとして例えばプライマ
リ2が設定され、ディスティネーションとしてプライマ
リ1が設定されている。同様にして、第3項目には、ソ
ースとして例えばプライマリ3が設定され、ディスティ
ネーションとしてプライマリ2が設定されている。以下
の説明は省略する。
【0020】上記図2と図3の例において、例えばマス
ターバスとしてM/E1のプログラムバスが選択され、
リンクバスとしてM/E2のプログラムバスが選択され
たときには、オートセルテーブルのNo.1からソース
としてプライマリ1が選択され、ディスティネーション
としてプライマリ1が選択されるように、各クロスポイ
ントの切り換えが自動的になされる。
【0021】本実施の形態の信号切換装置は、上述した
ようなバスラインの自動切換動作を実現するため、前記
構成に加えて、以下のような各構成要素を有している。
【0022】コントローラ10は各部を制御するもので
あり、各スイッチ回路MS1〜MS7は各クロスポイン
トXPを自動的に切り換え動作可能なものである。
【0023】スイッチャ通信ポート11は、上記コント
ローラ10からのクロスポイント切換制御信号を各スイ
ッチ回路MS1〜MS7に供給すると共に、各スイッチ
回路MS1〜MS7のクロスポイントXPの切換状態を
コントローラ10に伝送するためのポートである。
【0024】M/E通信ポート12は、上記コントロー
ラ10からのM/E制御信号を各M/E特殊効果回路1
〜3に供給すると共に、各M/E特殊効果回路1〜3の
動作状況をコントローラ10に伝送するためのポートで
ある。
【0025】モニタ18はオンエアー中或いは特殊効果
処理後の映像を表示するための表示手段であり、モニタ
通信ポート13はコントローラ10からのモニタ制御信
号を上記モニタ18に供給すると共に上記モニタ18の
動作状態をコントローラ10に伝送するためのポートで
ある。
【0026】コントロールパネル15は、後述するよう
に複数のスイッチやボタン、ボリューム等を備えて成
り、ユーザ(オペレータ)と当該信号切換装置との間の
インターフェースである。また、EL(electrolumines
cense)パネル16は、表示パネル表面上に操作パネル
としていわゆるタッチキーパネルを備えたものであり、
コントロールパネル15と同様にユーザインターフェー
ス(より簡易なインターフェース)のために設けられて
いるものである。上記ELパネル16は、上記コントロ
ールパネル15上に設けられることも、また別に設けら
れることもある。
【0027】パネル通信ポート14は、上記コントロー
ラ10からのパネル制御信号を各コントロールパネル1
5やELパネル16に供給すると共に、各パネル15,
16の動作状態をコントローラ10に伝送するためのポ
ートである。
【0028】外部通信ポート17は例えば外部ラウタ等
の外部機器と上記コントローラ10との間の通信ポート
であり、したがってコントローラ10は、この外部通信
ポート17を介して接続された外部ラウタ等の外部機器
をも制御可能となっている。
【0029】テーブル20は、ユーザ(オペレータ)に
よる例えばコントロールパネル(又はELパネル16)
からの操作入力によってその内容を設定可能なものであ
り、上記リンクテーブルとオートセルテーブルが設定格
納されるものである。したがって、上記コントローラ1
0は、このテーブル20に格納されたリンクテーブル及
びオートセルテーブルの内容に応じて、上記各スイッチ
回路MS1〜MS7のクロスポイントXPの自動切換動
作、上記外部ラウタの制御等が可能となっている。
【0030】なお、本実施の形態の信号切換装置の実際
の接続構成を図に示すと、図4のようになる。この図4
において、プロセッサ30内に上記図1の各スイッチ回
路MS1〜MS7やM/E特殊効果回路1〜3、コント
ローラ10、テーブル20、各通信ポート11,12,
13,14,17が配されている。
【0031】これらの構成を有する本実施の形態の信号
切換装置の主要な動作は、図5のフローチャートのよう
に表すことができる。この図5のフローチャートは、主
に上記コントローラ10における制御の主要な流れを記
述している。
【0032】この図5において、ステップST1では、
何れかのバスラインのクロスポイントの切り換え指示が
なされたが否かの判断を行い、当該何れかのクロスポイ
ントの切り換え指示がなされた場合には、ステップST
2にて、そのバスラインのクロスポイントを切り換え
る。ここまでは、通常のスイッチャと同じ動作である。
【0033】ステップST3では、上記切り換えられた
バスラインが、上記テーブル20内の前記リンクテーブ
ルの中にマスターバスとして設定されているものか否か
の判断を行い、マスターバスとして設定されているとき
には、ステップST4にて同じくテーブル20内のリン
クバスを認識すると共に、前記オートセルテーブルを探
す。
【0034】次のステップST5では、上記探したオー
トセルテーブルから、リンクバス上の対応するクロスポ
イントを選択し、当該クロスポイントを動作させる。
【0035】この図5のフローチャートの動作により、
上記ステップST1及びステップST2にて切り換えら
れたマスターバスのクロスポイントに対応するように、
上記テーブルに予め設定されているリンクバスのクロス
ポイントが自動的に切り換えられるようになる。
【0036】以下に、本実施の形態における前記リンク
テーブルやオートセルテーブルの、ユーザによる具体的
な設定操作について述べる。
【0037】上記リンクテーブルやオートセルテーブル
の設定は、具体的には本実施の形態の信号切換装置の上
記ELパネル16をユーザが操作することにより行う。
【0038】先ず、リンクテーブルやオートセルテーブ
ルの設定前の初期段階では、例えば上記ELパネル16
上に初期メニュー操作用のセットアップ(SET U
P)メニューが表示される。このセットアップメニュー
では、例えば図6に示すように、それぞれ所定の機能に
対応した複数のキーが表示される。各表示キー上をユー
ザが触れることで、当該ELパネル16のタッチキーパ
ネルからそれら表示キーに対応する信号が取り込まれる
ことになる。
【0039】この初期のセットアップメニューから「O
PERATION」の表示キーをオンすると、メニュー
画像上には図7に示すようなオペレーションメニューが
呼び出される。この図7のオペレーションメニューで
は、例えば画面下部にF1からF10までの10個のフ
ァンクションキーが表示される。各ファンクションキー
には、所定の機能が設定されている。ここで、上記リン
クテーブルやオートセルテーブルの設定を行う前に、前
記コントロールパネル15上の複数のボタン列をどの信
号に割り当てるかを定義しなければならない。このた
め、図7のオペレーションメニュー上のF3のファンク
ションキーに割り当てられている「XPIASSIGN
(クロスポイントアサイン)」の機能を選択する。
【0040】当該クロスポイントアサインを選択する
と、メニュー画像上には図8に示すようなクロスポイン
トアサインメニューが呼び出される。この図8のクロス
ポイントアサインメニューでは、F1からF10までの
各ファンクションキーの機能が切り替わる。当該クロス
ポイントアサインは、上記コントロールパネル15上の
複数のボタン列をどの信号に割り当てるかを定義するも
のである。すなわち、当該クロスポイントアサインで
は、前記コントロールパネル15上に配されている複数
のボタンと信号との割り付けを行う。
【0041】なお、上記コントロールパネル15上の複
数のボタン列を模式的に表すと、図9のようになる。上
記クロスポイントアサインでは、例えば行方向に配列す
る各ボタンBTに対して上から順に例えばキー1バス
(KEY1 BUS)、キー2バス(KEY2 BU
S)、プログラムバス(PGM BUS)、プリセット
バス(PST BUS)を割り付け、列方向に配列する
各ボタンBTに対して左から順に00,01,02,0
3,04,05,06,・・・の番号を付加することに
する。したがって、このような割り付けがなされたコン
トロールパネル15において、例えば番号02の列の各
ボタンBTにプライマリ1が設定されているとしたとき
に、上記コントロールパネル15上でプログラムバス
(PGM BUS)の行と上記番号02の列との交点の
ボタンを選択すると、プログラムバス(PGM BU
S)上で上記プライマリ1が選択されることになる。
【0042】次に、上記リンクテーブルやオートセルテ
ーブルの設定を行う。このため、前記図7のオペレーシ
ョンメニューにおいて、F7のファンクションキーに割
り当てられている「LINK(リンク)」の機能を選択
する。
【0043】当該リンクを選択すると、メニュー画像上
には図10に示すようなリンクメニューが呼び出され
る。この図10のリンクメニューでは、F1からF10
までの各ファンクションキーの機能が切り替わる。当該
リンクは、コントロールパネル15上の各ボタンの連動
機能の設定を行うものである。
【0044】上記図10のリンクメニューでは、F1の
ファンクションキーに割り当てられている「LINK
(リンク)」の機能をさらに選択する。この図10のリ
ンクメニューにて上記F1のファンクションキーをオン
すると、メニュー画像上には図11及び図12に示すよ
うなリンクテーブル及びオートセルテーブル設定用メニ
ュー(BUS/GPI LINKメニュー)が呼び出さ
れる。この図11及び図12のメニューにて上記リンク
テーブルとオートセルテーブルの設定を行う。
【0045】以下に、当該図11及び図12に示したリ
ンクテーブル及びオートセルテーブル設定用メニュー
(BUS/GPI LINKメニュー)の詳細を説明す
る。
【0046】図11は当該メニューの一部として表示さ
れる詳細なリンクテーブルであり、図12は上記リンク
テーブルの例えば下部に表示されるファンクションキー
である。
【0047】ここで、図12に示されるファンクション
キーのなかで、F1のファンクションキーにはリンクセ
レクト(LINK SELECT)の機能が割り当てら
れ、このファンクションキーにより上記図11のリンク
テーブルの中の項目番号(No.)の選択を行う。実際
には、当該F1のファンクションキーを押すと、上記図
11のリンクテーブルの中の項目番号(No.)上のカ
ーソルが下に移動し、選択された項目が反転表示され
る。
【0048】F2のファンクションキーにはリンクの種
類の切り換えの機能が割り当てられ、このファンクショ
ンキーにより上記図11のリンクテーブルの中のタイプ
(TYPE)の選択を行う。実際には、当該F2のファ
ンクションキーを押すたびに、図11のリンクテーブル
の中の「OFF,BUS,・・・」の設定が切り換わ
る。なお、「OFF」は連動動作しないことを表し、
「BUS」はバス間で連動動作するモードを表してい
る。
【0049】F3のファンクションキーにはオートセル
セットアップ(AUTOSEL SETUP)の機能が
割り当てられる。これは、上記タイプ(TYPE)が上
記「BUS」のときのみ表示され、このオートセルセッ
トアップが選択されると、後述するオートセルセットア
ップメニューに移る。
【0050】F4のファンクションキーにはイネーブル
バス(ENABLE BUS)の機能が割り当てられ
る。これは、上記タイプ(TYPE)が「GPI(Gnera
l Purpose Interface)」のときのみ表示される。このイ
ネーブルバスが選択されるとイネーブルバスメニューに
移る。このイネーブルバスメニューの説明は省略する。
【0051】F5のファンクションキーにはオートセル
(AUTOSEL)の機能が割り当てられる。これは、
上記タイプ(TYPE)が上記「BUS」のときのみ表
示され、当該F5のファンクションキーを押すたびにテ
ーブルナンバーが切り換わる。
【0052】F6のファンクションキーにはディレイ
(DELAY)の機能が割り当てられる。この機能につ
いての説明は省略する。
【0053】F7のファンクションキーは無設定であ
る。
【0054】F8のファンクションキーにはセレクト
(SELECT)の機能が割り当てられる。これは、F
10のファンクションキーで選択した項目の決定キーで
ある。
【0055】F9のファンクションキーにはマスター/
リンク(MASTER/LINK)の切り換え機能が割
り当てられる。これは、設定項目一覧表の切り換え用キ
ーである。当該F9のファンクションキーを押すたび
に、マスター/リンクが切り換わる。なお、上記タイプ
(TYPE)が上記「OFF」のときには表示されな
い。
【0056】F10のファンクションキーにはマスター
セレクト(MASTER SELECT)の機能が割り
当てられる。このファンクションキーは、連動動作項目
の一覧表のカーソルを移動させるためのキーである。
【0057】次に、上記オートセルセットアップメニュ
ーでは、図13及び図14に示すようなメニューが表示
される。図13は当該メニューの一部として表示される
詳細なオートセルテーブルであり、図14は上記オート
セルテーブルの例えば下部に表示されるファンクション
キーである。
【0058】上記図13に示されるファンクションキー
のなかで、F1,F4,F5のファンクションキーは無
設定である。
【0059】F2のファンクションキーにはオートセル
セレクト(AUTOSEL SELECT)の機能が割
り当てられる。ここでは、オートセルの項目番号の選択
を行う。実際には、当該F2のファンクションキーを押
すと、上記図14のオートセルテーブルの中の項目番号
上のカーソルが下に移動し、選択された項目が反転表示
される。
【0060】F2のファンクションキーにはオートセル
の種類の切り換えの機能が割り当てられ、このファンク
ションキーにより上記図13のオートセルテーブルの中
のタイプ(TYPE)の選択を行う。このタイプ(TY
PE)の「SWER」は内部バスを表し、「ROUTE
R」は外部バスを表す。「SWER」が選択されたとき
は内部バス同士の選択を、「ROUTER」が選択され
たときは内部バスと外部バスとの選択を表す。
【0061】F6からF10のファンクションキーに
は、それぞれ異なるオートセルテーブルセットアップの
機能が割り当てられる。これらのオートセルテーブルセ
ットアップが選択されると、それぞれ対応するオートセ
ルテーブルセットアップメニューに移る。なお、各オー
トセルテーブルセットアップメニューの構造自体はそれ
ぞれ同じなので、以下にその1つの例(F6のオートセ
ルテーブルセットアップメニュー)のみ説明することに
する。
【0062】上記オートセルセットアップメニューにて
例えばF6のファンクションキーが選択されてオートセ
ルテーブルセットアップメニューに移ると、図15や図
16及び図17に示すようなメニューが表示される。図
15は上記オートセルセットアップメニューにおいて上
記タイプ(TYPE)に「SWER」が選択されたとき
のオートセルテーブルを、図16は上記オートセルセッ
トアップメニューにおいて上記タイプ(TYPE)に
「ROUTER」が選択されたときの詳細なオートセル
テーブルを表す。なお、これら図15,図16内の「N
o.」はコントロールパネルの各ボタンに対応してい
る。前述したように、各ボタンに対して入力信号や内部
信号が割り付けられるが、各入力信号/内部信号には名
前(NAME)を自由に付けることができるので、この
図15と図16のテーブルでは各ボタン番号に対して
「NAME」を表示している。
【0063】ただし、上記オートセルセットアップメニ
ューにおいて上記タイプ(TYPE)に「ROUTE
R」が選択されたときのオートセルテーブル(外部バス
と内部バスとの連動に使用するテーブル)は、上記タイ
プ(TYPE)に「SWER」が選択されたときのオー
トセルテーブル(内部バス同士の連動に使用するテーブ
ル)とは異なるため、このときのファンクションキーの
割り付けは図17に示すようになる。
【0064】この図17に示されるファンクションキー
のなかで、F1,F2,F4,F5,F7,F8,F
9,F10の各ファンクションキーは無設定である。
【0065】F3のファンクションキーにはマスターソ
ース(MASTER SOURCE)の信号の選択の機
能が割り当てられており、F6のファンクションキーに
はリンクソース(LINK SOURCE)の信号の選
択の機能が割り当てられている。
【0066】上述のような各メニュー上でリンクテーブ
ルとオートセルテーブルの設定がなされる。
【0067】次に、上述した本実施の形態の信号切換装
置の具体的な適用例を幾つか挙げて説明する。
【0068】例えばコンポジットディジタルビデオの規
格である、いわゆるD2フォーマットのシステムでは、
信号の特性上、クロマキーの入力にキーバスをとること
ができない。したがって、従来のD2フォーマットのシ
ステムのスイッチャでは、外部ラウタとしてコンポーネ
ントディジタルビデオ規格のいわゆるD1フォーマット
のシステムを使用し、このD1フォーマットのクロマキ
ー信号(アナログコンポーネント)を、上記D2フォー
マットのシステムのスイッチャに入力信号として使用す
ることが行われており、スイッチャと外部ラウタのクロ
スポイントの切り換えが必要になっている。これに対し
て、第1の適用例として、図18に示すように、D2フ
ォーマットのシステムのスイッチャ40に本実施の形態
の信号切換装置を使用すれば、当該スイッチャ40とD
2フォーマットシステムの外部ラウタ41のクロスポイ
ントの切り換えが自動的に行えるように、すなわちスイ
ッチャ40のキーバスの切り換えと外部ラウタ41のク
ロマキー信号の切り換えとを連動させることができ、ユ
ーザ(オペレータ)の負担を軽減することが可能とな
る。
【0069】第2の適用例として、例えば図19に示す
ように、本実施の形態の信号切換装回路(スイッチャ5
0)のAUX1バスと単体のM/E特殊効果回路51の
ビデオ信号入力用ラインを接続すると共に、スイッチャ
50のAUX2バスと単体のM/E特殊効果回路51の
キー信号入力用ラインを接続し、上記AUX1バスをマ
スターバス、上記AUX2バスをリンクバスとして扱う
ようにし、上記AUX1バスの選択に連動して上記AU
X2バスを変更するようにすれば、例えば単体のM/E
特殊効果回路51を使用したとしても上述の実施の形態
と同様の効果を得ることが可能となる。
【0070】第3の適用例として、例えばP/P(プロ
グラム/プリセット)バスで例えばいわゆるワイプのト
ランジションを用いて次の画像に移りたいような場合
に、そのワイプがどんな形をしているか、またボーダー
はついているのかといった情報を、画像を見ながら確認
したいようなとき、従来は実際にオンエアーに使用して
いるP/Pバスラインを操作してみるわけにはいかなか
ったが、例えば図20に示すように、P/Pバスライン
とM/E特殊効果回路61用のE/Mバスラインとをリ
ンクさせることで、事前に確認することが可能となる。
【0071】すなわち、図20に示すように、スイッチ
ャ60において、プログラム(P/P PGM)バス及
びプリセット(P/P PST)バスをマスターバスと
し、M/E特殊効果回路61用のプログラム(M/E
PGM)バス及びプリセット(M/E PST)バスを
リンクバスとすると共に、上記M/E特殊効果回路61
を確認用のM/E特殊効果回路とし、M/E特殊効果回
路62を実際のオンエアー及びプレビュー用のM/E特
殊効果回路とする。
【0072】ここで、M/E特殊効果回路61では、ワ
イプの調整を行う。このとき、ワイプは、実際にオンエ
アーしている画像と同じ画像を用いて行う。すなわち、
P/PバスのクロスポイントとM/Eバスのクロスポイ
ントとをリンクさせることで、実際にオンエアーしてい
る画像と同じ画像を用いたワイプの調整を、上記M/E
特殊効果回路61にて行う。また、同時に、スイッチャ
60では、当該M/E特殊効果回路61の出力バスとP
/Pバスのプリセットバス(P/P PST)との間の
クロスポイントをオンし、さらにM/E特殊効果回路6
2のプレビューバスの出力を確認用モニタで確認する。
これにより、上記ワイプの形やボーダーの有無を確認で
きると同時に、オンエアーの画像には影響がない。
【0073】次に、上述のようにして確認したワイプの
形やボーダーの有無が良好であるときには、M/E特殊
効果回路62にて実際にワイプのトランジションを実行
する。これにより、M/E特殊効果回路62のオンエア
ー出力は、ワイプのトランジションで切り換わる。
【0074】その後は、次回に備えて、P/Pバス、M
/Eバスを共にもとの状態に戻す。このときも、オンエ
アーの画像には影響がない。
【0075】なお、この第3の適用例における上記オン
エアーの画像を例えば外国等に配信する信号とし、上記
プレビュー用の画像を例えば自国内に配信する信号とす
ることも可能である。このようにすれば、例えば自国内
の信号で確認してから外国に配信することが可能とな
る。
【0076】上述した本発明実施の形態によれば、マス
ターバス上でのクロスポイント選択に連動して、リンク
バスのクロスポイントが自動的に切り換わるので、操作
性向上や手動では不可能なオペレーションが可能とな
る。
【0077】
【発明の効果】本発明においては、複数のスイッチ素子
の連動情報を格納し、その連動情報に基づいて複数のス
イッチ素子の開成/閉成を制御することにより、バスラ
インとスイッチ素子の関連をユーザが全て記憶する必要
がなく、操作の簡略化と迅速化が可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の信号切換装置の概略構成
を示すブロック回路図である。
【図2】リンクテーブルの一例を示す図である。
【図3】オートセルテーブルの一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の信号切換装置が適用され
るシステムの実際の接続構成を示す外観図である。
【図5】本実施の形態の信号切換装置の主要な動作の流
れを示すフローチャートである。
【図6】ELパネル上に表示されるセットアップメニュ
ーの一例を示す図である。
【図7】オペレーションメニューのファンクションキー
の一例を示す図である。
【図8】クロスポイントアサインメニューのファンクシ
ョンキーの一例を示す図である。
【図9】コントロールパネル上の複数のボタン列を模式
的に表す図である。
【図10】リンクメニューのファンクションキーの一例
を示す図である。
【図11】リンクテーブル及びオートセルテーブル設定
用メニューのテーブルの一例を示す図である。
【図12】リンクテーブル及びオートセルテーブル設定
用メニューのファンクションキーの一例を示す図であ
る。
【図13】オートセルセットアップメニューのテーブル
の一例を示す図である。
【図14】オートセルセットアップメニューのファンク
ションキーの一例を示す図である。
【図15】オートセルテーブルセットアップメニュー時
にタイプ(TYPE)として「SWER」が選択された
ときのオートセルテーブルの一例を示す図である。
【図16】オートセルテーブルセットアップメニュー時
にタイプ(TYPE)として「ROUTER」が選択さ
れたときのオートセルテーブルの一例を示す図である。
【図17】オートセルテーブルセットアップメニュー時
にタイプ(TYPE)として「ROUTER」が選択さ
れたときのファンクションキーの一例を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態の信号切換装置の第1の
適用例の説明に用いる図である。
【図19】本発明の実施の形態の信号切換装置の第2の
適用例の説明に用いる図である。
【図20】本発明の実施の形態の信号切換装置の第3の
適用例の説明に用いる図である。
【図21】従来のスイッチャの概略構成を示すブロック
回路図である。
【符号の説明】
1,2,3 M/E特殊効果回路、 10 コントロー
ラ、 11 スイッチャ通信ポート、 12 M/E通
信ポート、 13 モニタ通信ポート、 14パネル通
信ポート、 15 コントロールパネル、 16 EL
パネル、 17 外部通信ボート、 18 モニタ、
MS スイッチ回路、 XP クロスポイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 弘之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ入力信号が供給される複数の信
    号バスラインと、 上記複数の信号バスラインとの各交点位置に各々開成/
    閉成する複数のスイッチ素子を備えて上記複数の信号バ
    スライン上の上記入力信号の選択を行う複数の選択用バ
    スラインと、 上記複数のスイッチ素子の連動情報を格納する格納手段
    と、 上記格納手段に格納した上記連動情報に基づいて上記複
    数のスイッチ素子の開成/閉成を制御する制御手段とを
    有することを特徴とする信号切換装置。
  2. 【請求項2】 上記格納手段は他の信号切換装置用の上
    記連動情報をも格納し、 上記制御手段は上記他の信号切換装置の複数のスイッチ
    素子の開成/閉成をも制御することを特徴とする請求項
    1記載の信号切換装置。
  3. 【請求項3】 上記格納手段に格納する上記連動情報を
    設定する情報設定手段を備えることを特徴とする請求項
    1記載の信号切換装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ入力信号が供給される複数の信
    号バスラインと、上記複数の信号バスラインとの各交点
    位置に各々開成/閉成する複数のスイッチ素子を備えて
    上記複数の信号バスライン上の上記入力信号の選択を行
    う複数の選択用バスラインとを有する信号切換装置の制
    御方法において、 上記複数のスイッチ素子の連動情報を格納し、 上記格納した上記連動情報に基づいて上記複数のスイッ
    チ素子の開成/閉成を制御するを有することを特徴とす
    る信号切換装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 他の信号切換装置用の上記連動情報をも
    格納し、 上記格納した他の信号切換装置用の連動情報に基づい
    て、当該他の信号切換装置の複数のスイッチ素子の開成
    /閉成を制御することを特徴とする請求項4記載の信号
    切換装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 上記連動情報は設定可能であることを特
    徴とする請求項4記載の信号切換装置の制御方法。
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