JP2010103959A - 番組送出装置および操作ボタン機能割り当て方法 - Google Patents

番組送出装置および操作ボタン機能割り当て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】番組送出プログラムの各項目に対応して、複数の操作ボタンへの機能割り当てを良好に行う。
【解決手段】トリガにより、プレイリスト中のN番目の構成の実行を開始する(ST22)。プレイリストの各構成には、OTCパネルの操作ボタンに対する割り付けデータ(機能割り当て情報)が含まれている。プレイリストのN番目の構成から割り付けデータを全て読み出す(ST23)。この割り付けデータを、OTCパネルを制御するコントロールユニットに送信し、ボタン割り付けテーブルに書き込む(ST24)。これにより、OTCパネルの複数の操作ボタンの機能割り当てが行われる。例えば、割り付けデータにより操作ボタンに割り当てられる機能は、スイッチャに対して、バスの入力ビデオ信号の選択を指示する機能とされる。これにより、操作者は、操作ボタンを用いて、PinPの中の画像、クロマキーの背景画像などのソースを、放送中に手動で簡単に切り替えることができる。
【選択図】図18

Description

この発明は、番組送出装置および操作ボタン機能割り当て方法、詳しくは、番組送出プログラムの各項目に対応して複数の操作ボタンへの機能割り当てを良好に行い得るようにした番組送出装置および操作ボタン機能割り当て方法に関する。
従来、放送局で使用される番組送出装置として、番組送出制御部が複数の項目からなる番組送出プログラム(プレイリスト:キューシート)に基づいてスイッチャなどを制御して番組送出を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、画面を構成するバスのソース、例えば、ピクチャー・イン・ピクチャー(P in P)の中の画像、クロマキー(Chromakey)の背景画像などのソース(入力ビデオ信号)は、番組送出プログラムの項目(プレイリストの構成)内で、一意に設定するようになっている。
特開2008−48189号公報
ピクチャー・イン・ピクチャーの中の画像、クロマキー(Chromakey)の背景画像などのソースを、放送(On Air)中に手動で切り替える場合、従来、OTC(One Tuch Control)パネルや番組送出プログラム(プレイリスト)からは操作できないため、スイッチャパネルを直接操作する必要があった。
この発明の目的は、番組送出プログラムの各項目に対応して複数の操作ボタンへの機能割り当てを良好に行うことにある。また、この発明の目的は、ピクチャー・イン・ピクチャーの中の画像、クロマキー(Chromakey)の背景画像などのソースを、放送(On Air)中に手動で簡単に切り替え可能とすることにある。
この発明の概念は、
複数の項目からなる番組送出プログラムに基づいて番組送出を制御する番組送出制御部と、
上記番組送出制御部に通信路を介して接続されたビデオ信号のスイッチャと、
複数の操作ボタンと、
上記複数の操作ボタンへの機能割り当て情報を記憶する記憶部を備え、
上記番組送出プログラムの上記項目に、上記複数の操作ボタンに対する機能割り当て情報を含み、
上記番組送出制御部は、上記番組送出プログラムの各項目による上記スイッチャの制御に合わせて、該項目に含まれる上記機能割り当て情報を上記記憶部に書き込み、上記複数の操作ボタンの機能割り当てを行う
番組送出装置にある。
この発明において、番組送出制御部には通信路を介してビデオ信号のスイッチャが接続されている。番組送出制御部により、複数の項目からなる番組送出プログラムに基づいて、スイッチャ等が制御されて番組送出が行われる。複数の操作ボタンは、記憶部に機能割り当て情報が書き込まれることで、所定の機能が割り当てられる。例えば、複数の操作ボタンは、番組送出制御部およびスイッチャに通信路を介して接続されている操作ボタン制御部により制御される。上述の記憶部は、例えば、この操作ボタン制御部が有している。
番組送出プログラムの項目(プレイリストの構成:キューシートの構成)に、複数の操作ボタンに対する機能割り当て情報が含まれている。番組送出制御部により、番組送出プログラムの各項目によるスイッチャの制御に合わせて、この項目に含まれる機能割り当て情報が記憶部に書き込まれる。これにより、番組送出プログラムの各項目に対応して複数の操作ボタンへの機能割り当てが良好に行われる。
この発明は、例えば、機能割り当て情報により操作ボタンに割り当てられる機能は、スイッチャに対してバスの入力ビデオ信号の選択を指示する機能とされる。これにより、操作者は、操作ボタンを用いて、ピクチャー・イン・ピクチャーの中の画像、クロマキーの背景画像などのソースを、放送(On Air)中に手動で簡単に切り替えることができる。
また、この発明において、例えば、機能割り当て情報は、スイッチャの対象バスと、操作ボタンまたはこの操作ボタンに対応した表示部に表示する表示内容と、選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報を含むようにされる。この場合、機能割り当て情報に操作ボタンまたはこの操作ボタンに対応した表示部に表示する表示内容が含まれており、操作ボタン(表示機能を有する)または表示部に、その操作ボタンに割り当てられた機能を示す表示を行うことができ、操作者の使い勝手を向上できる。
また、この発明において、例えば、機能割り当て情報は、スイッチャの対象バスの情報を操作ボタン毎に含むようにされる。これにより、番組送出プログラムの所定の項目において、複数の操作ボタンにより、1つのバスだけを対象とするのではなく、複数のバスを対象とした入力ビデオ信号の選択が可能となる。
また、この発明において、例えば、ビデオ素材を出力する複数の出力チャネルを有し、番組送出制御部に通信路を介して接続された素材サーバをさらに備え、機能割り当て情報は、選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報として、スイッチャのビデオ信号入力番号または素材サーバのビデオ素材の情報を含み、番組送出制御部は、番組送出プログラムの項目によるスイッチャの制御に合わせて、機能割り当て情報を記憶部に書き込む際に、入力ビデオ信号の入力番号の情報が素材サーバのビデオ素材の情報であるときは、このビデオ素材の情報を、このビデオ素材の素材サーバの出力チャネル情報に基づいて、素材サーバのこのビデオ素材が出力される出力チャネルに対応したスイッチャのビデオ信号入力番号に置き換える、ようにされる。例えば、番組送出制御部には、素材サーバを制御するニュースルームコントロールシステムから、ビデオ素材の出力チャネル情報が送られてくる。
このように素材サーバのビデオ素材の情報がスイッチャのビデオ信号入力番号に置き換えられて記憶部に書き込まれることで、選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報として素材サーバのビデオ素材の情報が含まれている場合にも、操作ボタンによりスイッチャに対してバスの入力ビデオ信号(素材サーバからのビデオ素材)の選択を良好に指示可能となる。
この発明によれば、番組送出プログラムの各項目によるスイッチャの制御に合わせて、その項目に含まれる機能割り当て情報を複数の操作ボタンへの機能割り当て情報を記憶する記憶部に書き込むものであり、番組送出プログラムの各項目に対応して複数の操作ボタンへの機能割り当てを良好に行うことができ、操作性が向上する。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[番組送出制御システムの構成例]
図1は、実施の形態としての番組送出制御システム100の構成例を示している。この番組送出制御システム100は、Automation制御ブロック10と、ニュースルームコントロールシステム(NRCS:News Room Computer System)ブロック20と、MOS機器ブロック30と、Automation制御機器ブロック40とを有している。
制御ブロック10は、複数の構成からなるプレイリスト(キューシート)に基づいて番組送出を制御する。ここで、プレイリストは番組送出プログラムを構成し、このプレイリストの各構成は番組送出プログラムの各項目に対応する。NRCSブロック20は、取材手配から素材発注、番組構成作成まで、ニュース番組に関する管理運営を行う。MOS( Media Object Server)機器ブロック30には、NRCSブロック20にネットワーク(MOS Protocol)接続された、プレイアウトサーバ(Play OutServer)31、CG/スチルストア32等が配されている。制御機器ブロック40には、制御ブロック10に接続された、スイッチャ(Switcher)41、デバイスコントロールユニット(DCU)42、ビデオクリップサーバ(Clip Server)43、オーディオクリップサーバ(Audio ClipServer)44が配されている。また、制御機器ブロック40には、ビデオテープレコーダ(VTR)45、遠隔制御カメラ(Robotics Camera)46、オーディオミキサ(Audio Mixer)47が配されている。
NRCSブロック20は、MOSプロトコルのNRCSネットワークを介して、制御ブロック10およびMOS機器ブロック30に接続されている。MOSプロトコルは、主に、NRCSからニュースルームに置かれているビデオ系サーバをリモートコントロールするためのプロトコルであって、XML(Extensible Markup Language)ベースで独自拡張タグが許されている。
NRCSクライアント上には、Automation用プラグイン(NRCS Plug-in)とプレイリストビューア(Playlist Viewer)がインストールされている。MOS機器ブロック30の各MOS機器に対して、Automation制御機器ブロック40のデバイスコントロールユニット42から、Tally/GPI等のトリガ(Trigger)によりオンエアタイミングが発行される。
ここで、プレイアウトサーバ31は、日々入れ替わる素材をストアしておくビデオサーバであって、編集用途に使用されるため高機能が求められる。また、このプレイアウトサーバ31は、プレイリストとMOSインタフェースを持っている。プレイアウトサーバ31は、素材のフィードや編集を迅速に行う必要があるため、ビデオクリップサーバ43よりも性能の高いサーバが使用されることが多い。なお、プレイアウトサーバ31の種類によっては、続けて同じチャネルを使用して異なる素材を出力することが不可能なため、それを考慮したチャネルアサインコントロールが必要となる。
[番組送出制御システムのソフトウエアブロックの構成例]
図2は、番組送出制御システム100のソフトウエアブロックの構成例を示している。すなわち、番組送出制御システム100は、データベース(DB)部101、NRCSプラグイン/プレイリストビューア(Plug-in/PlaylistViewer)部102、NRCSインタフェース(NRCS IF)部103を有している。また、番組送出制御システム100は、オンエアープレイリスト/セットアップ(OA Playlist/Setup)部104、デバイス制御(DeviceController)部105、ログ/アラーム管理(Log/Alarm Manager)部106を有している。番組送出制御システム100では、以上の各部により、Automationシステムが構築されている。
Automationは、コンピュータ装置上のTDA(Technical Director Assist)用のソフトウエアであって、NRCSの下でスイッチャを含む機器を制御する。一方、Automation中のサーバもプレイリストを持つ。一般に、ニュース番組の全体の構成をプロデューサ(P)が行い、その中の各ストーリの機器のアサイン、設定をテクニカルディレクタ(TD)が行う。そのテクニカルディレクタの手助けをして、機器のコントロールを行うのがAutomationシステムである。プレイリストは、番組の進行の詳細を時系列に保持するリストである。
Automationシステムでは、(1)NRCSプラグイン/プレイリストビューア部102のNRCSで作成されたプレイリストデータは、NRCSインタフェース部103のMOSゲートウエイ(MOS GW)103Aを経由して、(2)データベース部101に送られる。そして、このプレイリストデータは、データベース部101のデータベース(DB)に格納される。
(3)プレイリストデータは、NRCSプラグイン/プレイリストビューア部102のプレイリストビューア(Playlist Viewer)102Aに表示されると共に、オンエアー時はデバイス制御部105に送られる。(4)デバイス(Device)がプレイリストに従ってオンエアー制御されると共に、(5)、(6)機器の状態がデータベース部101のデータベース(DB)に通知される。そして、(7)プレイリストや機器の状態が、オンエアープレイリスト/セットアップ部104に送られ、表示される。ログ(log)やワーニング(Warning)は、Automationシステムの中で発生され、ログ/アラーム管理部106に送られる。
[番組送出制御システムのソフトウエアブロックの実装例]
Automationシステムにおける上述の各ソフトウエアブロックは、ソフトウエアブロック毎に、各パーソナルコンピュータに分割してインストールすることができ、カスタマーのシステム規模に合わせ、スケーラブルなシステムを提供する。
図3は、番組送出制御システム100のソフトウエアブロックの実装例を示している。この実装例においては、データベース部101、NRCSインタフェース部103、オンエアープレイリスト/セットアップ部104、デバイス制御部105、ログ/アラーム管理部106は、1台のコンピュータ装置110にインストールされる。また、NRCSプラグイン/プレイリストビューア部102は、NRCSクライアントがインストールされているカスタマーのコンピュータ装置120にインストールされる。
図4は、番組送出制御システム100のソフトウエアブロックの他の実装例を示している。この実装例においては、データベース部101は、1台のコンピュータ装置110Aにインストールされる。また、ログ/アラーム管理部106は、他の1台のコンピュータ装置110Eにインストールされる。さらに、NRCSインタフェース部103、オンエアープレイリスト/セットアップ部104、デバイス制御部105は、さらに他の1台のコンピュータ装置110Bにインストールされる。また、NRCSプラグイン/プレイリストビューア部102は、NRCSクライアントがインストールされているカスタマーのコンピュータ装置120にインストールされる。
図5は、番組送出制御システム100のソフトウエアブロックのさらに他の実装例を示している。この実装例においては、データベース部101は、1台のコンピュータ装置110Aにインストールされる。また、ログ/アラーム管理部106は、他の1台のコンピュータ装置110Eにインストールされる。さらに、NRCSインタフェース部103、オンエアープレイリスト/セットアップ部104、デバイス制御部105は、それぞれ、別個の1台の1台のコンピュータ装置110B,110C,110Dにインストールされる。また、NRCSプラグイン/プレイリストビューア部102は、NRCSクライアントがインストールされているカスタマーのコンピュータ装置120にインストールされる。
上述のように、ログ/アラーム管理部106を独立したコンピュータ装置110Eにインストールすることで、異常系の検知に独立性を持たせることができる。また、データベース部101を独立したコンピュータ装置110Eにインストールすることで、データベースのシステム構成の自由度を持たせることができる。
[データベースサーバを中心としたブロック構成の詳細]
ここで、Automationシステムにおけるデータベース部101のデータベースサーバ(DBServe)を中心としたブロック構成の詳細を説明する。図6は、データベースサーバを中心としたブロック構成例を示している。
NRCSインタフェース部103は、MOSゲートウエイ(MOS GW)103Aと、オブジェクトエディタ(Object Editor)103Bと、オブジェクトマネージャ(Object Manager)103Cと、MOSデバイスインタフェース(MOSDevice I/F)103Dを含んでいる。
MOSゲートウエイ103Aは、NRCSブロック20とMOSプロトコルで通信を行い、データベース部101を更新する。すなわち、このMOSゲートウエイ103Aは、NRCSブロックからRUNDOWN(Running Order) を受け取り、このRUNDOWNをプレイリスストに変換して、データベース部101に書き込む。
オブジェクトエディタ103Bは、Automationシステムにつながっているデバイスのオブジェクトに対する設定を行う。ここで、Automationシステムにつながっているデバイスは、スイッチャ41、オーディミキサ47、遠隔制御カメラ46、ビデオクリップサーバ43等である。このオブジェクトエディタ103Bは、NRCSブロック20から起動され、データベース上のオブジェクトの表示、作成、変更を行う。また、このオブジェクトエディタ103Bは、オブジェクトマネージャ103Cを介して、データベース部101とオブジェクトのやりとりを行う。
オブジェクトマネージャ103Cは、オブジェクトエディタ103Bが編集するオブジェクトを管理し、データベース部101からオブジェクトを読み出し、また、データベース部101にオブジェクトを書き込む。MOSデバイスインタフェース103Dは、MOSデバイスのステータス、チャネルアサインの情報などを取得し、データベース部101に書き込む。
また、NRCSプラグイン/プレイリストビューア部102は、作成したプレイリストやオンエアー中のプレイリストの状態をグラフィカルに表示する。このNRCSプラグイン/プレイリストビューア部102は、Automationのプレイリストを表示するプレイリストビューア(PlaylistViewer)102Aと、オンエアー中のプレイリストを表示するオンエアープレイリスト(OA Playlist)102Bを含んでいる。
プレイリストビューア102Aは、NRCSブロック20で作成、変更されたプレイリストの詳細を表示する。オンエアープレイリスト102Bは、プレイリストのオンエアーの進行を表示し管理する。このオンエアープレイリスト102Bは、オンエアー中のプレイリストを表示し、現在のオンエアー位置を表示する。また、オンエアープレイリスト102Bは、ビデオやオーディオ等の素材のスタンバイ状況を表示する。さらに、オンエアープレイリスト102Bは、次項目/構成の指定を行う。
デバイス制御部105は、操作卓(MVS CCP、JL Cooper Modules)を通じてプレイリストに基づいた各種デバイスを制御する。このデバイス制御部105は、オンエアーマネージャ(OA Manager)105Aと、イベントコントローラ(EventController)105Bと、デバイスコントローラ(Device Controller)105Cと、マニュアルコントローラ(Manual Controller)105Dを含んでいる。
オンエアーマネージャ105Aは、オンエアーの管理を行う。すなわち、このオンエアーマネージャ105Aは、プレイリストの起動やプレイリストの終了操作により、デバイス制御部105へ起動通知を行い、プレイリストのスタンバイ・終了処理を実施する。
イベントコントローラ105Bは、プレイリスト中の1イベントを実行する。すなわち、イベントコントローラ105Bは、データベース部101上のプレイリストに基づいて、デバイスコントローラ105Cに、次のスタンバイ時に必要な動作を指示する。
また、イベントコントローラ105Bは、オンエアー(TAKE)時に行う一連の動作を指示する。すなわち、イベントコントローラ105Bは、オンエアーのタイミング(Take Trigger)をデバイスコントローラ105Cへ送る。この場合、上記イベントコントローラ105Bは、シンボリックコマンド/タイムライン生成、送信によって、オンエアーのタイミングをデバイスコントローラ105Cに送信する。
また、イベントコントローラ105Bは、デバイスのステータスをデータベース部101へ格納する。
マニュアルコントローラ105Dは、手動またはマスター(Master Switcher)からの通知や時間により、オンエアーのタイミング(TakeTrigger)を発生する。また、マニュアルコントローラ105Dは、ユーティリティ/ショットボックスモジュール(Utirty/Shotbox Module)等によるアサイナブルなイベント/デバイス制御を行う。また、マニュアルコントローラ105Dは、TAKE操作や掛け合いなどプレイリスト運行に必要な制御を行う。また、マニュアルコントローラ105Dは、クイックリコール(Quick Recall)による一時イベントの実行を行う。さらに、マニュアルコントローラ105Dは、デバイスの単独制御を行う。
デバイスコントローラ105Cは、デバイスの制御を行う。すなわち、このデバイスコントローラ105Cは、抽象化されたシンボリックコマンドを解釈し、所定のプロトコルに変換して、デバイスの制御を行う。また、デバイスコントローラ105Cは、プロトコルを抽象化されたステータスに変換し、イベントコントローラ105Bへ通知する。また、デバイスコントローラ105Cは、シンボリックコマンドのタイムラインを保持し、オンエアーのタイミング(Take Trigger)によって同期制御を行う。
オンエアープレイリスト/セットアップ部104は、セットアップ/コンフィグ(Setup/Config)104Aにより、Automationコアシステムの設定、および制御デバイスの構成を行う。ログ/アラーム管理部106は、ログ/アラームマネージャ(Log/Alarm Manager)106Aにより、各端末に散らばった各種ログやアラームを収集し、障害が発生した場合、必要に応じ、SNMPマネージャ(SNMP Manager)へ通知する。データベース部101は、プレイリスト/イベント/セッティング/ステータスなどの情報の一元管理を行う。
[番組送出制御システム100の要部構成、要部ソフトウエア・モジュール構成]
図7は、番組送出制御システム100の要部構成例を示している。また、図8は、番組送出制御システム100における要部ソフトウエア・モジュールの構成例を示している。
すなわち、番組送出制御システム100は、Automation制御ブロック10と、NRCSブロック20を備えている。Automation制御ブロック10は、第一のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110にインストールされたソフトウエアブロックに基づいて、プログラムされた番組送出を制御する。NRCSブロック20は、第二のコンピュータ装置120にインストールされたソフトウエアブロックに基づいて、取材手配から素材発注、番組構成作成まで、ニュース番組に関する管理運営を行う。
また、番組送出制御システム100は、プレイアウトサーバ31、CG/スチルストア32等のMOS機器からなるMOS機器ブロック30を備える。このMOS機器ブロック30は、第二のコンピュータ装置120とネットワーク接続されている。
また、番組送出制御システム100は、スイッチャ41、デバイスコントローラ(DCU)42、ビデオクリップサーバ43、オーディオクリップサーバ44、VTR45、遠隔制御カメラ46、オーディオミキサ47等からなるAutomation制御機器ブロック40を備える。このAutomation制御機器ブロック40は、第一のコンピュータ装置110にネットワーク接続されている。
また、番組送出制御システム100は、ビデオ・リファレンス入力を有するコントロールユニット(SCU)130を備えている。また、番組送出制御システム100は、コントロールユニット130と第一のコンピュータ装置110との間を接続する通信路140と、第一のコンピュータ装置110と第二のコンピュータ装置120とを結ぶネットワーク150とを備えている。
コントロールユニット130には、ビデオ信号のリファレンス(Ref. In)を、通信路140を介して第一のコンピュータ装置110へ送る実行管理モジュールであるイベントイクスキュータ(Event Executor)105Eが搭載されている。
第一のコンピュータ装置110には、プレイリスト情報を管理するソフトウエア・モジュールと、被制御ビデオ機器に対応したデバイスドライバ・ソフトウエア・モジュールが搭載されている。また、この第一のコンピュータ装置110には、イベント実行・モジュールが搭載されている。このイベント実行・モジュールは、デバイスドライバ・ソフトウエア・モジュールを追加可能なソフトウエア・インタフェースと、コントロールユニット130中のデバイスコントロール・モジュールとのソフトウエア・インタフェースを有する。
イベントイクスキュータ105Eは、コントロールユニット130のマイクロコンピュータで動作するソフトウエア・モジュールである。Ref. Inは、リファレンス入力であり、コントロールユニット130に設備全体のリファレンス信号(例えばブラック・バースト信号)が供給されている。コントロールユニット130は、リファレンス信号により、1フィールド間隔で、内蔵のマイクロコンピュータに割り込みを掛けるように構成されている。
イベントイクスキュータ105Eは、その割り込みが発生すると、同じマイクロコンピュータ上の他のソフトウエア・モジュール、例えばマニュアルイベントコントローラ(Manual Event Controller)105Fにそのことを通知する。同時に、イベントイクスキュータ105Eは、第一のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110にも通信路140を介して通知する。より詳しくは、イベントイクスキュータ105Eは、タスク待ちの状態に入っており、リファレンス信号による割り込み処理ルーチンから待ちの解除を受けて、タスクの実行を再開し、上述の処理を行い、終わると再び待ちの状態に入る。
マニュアルイベントコントローラ105Fは、割り込みの通知を受けることで、1フィールド間隔で幾つかの処理をまとめる。例えば、コントロールユニット130はスイッチャを制御する押しボタンを備えている。マニュアルイベントコントローラ105Fは、当該押しボタンの押下があったことを、Automation制御機器ブロック40内のAutomation制御機器であるスイッチャ41に、通信路を介してコマンドとして送信する。
この送信を1フィールド間隔とすることで、制御に遅延無く、かつ通信が頻繁すぎて効率を落とさないようできる。マニュアルイベントコントローラ105Fは、押下されたボタンの情報を蓄積していき、割り込み通知により、1フィールド分の押下情報として、コマンドの形式にして、スイッチャ41に送信する。また、マニュアルイベントコントローラ105Fは、スイッチャ41にコマンドを送信するのみでなく、押下されたボタンの情報などを第一のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110にも送信する。
第一のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110中のソフトウエア・モジュールであるイベントコントローラ105Bは、プレイリスト情報に従い、各種機器の制御イベントの実行の制御を行う。プレイリストの進行は、タイムコードに従って行われる。イベントコントローラ105Bは、コントロールユニット130から1フィールド間隔で通知を受信することにより、当該通知を時計情報として、進行を制御できる。インターレース方式で稼働している場合は、2フィールドで1フレームとなるから、通知を2回受信するとタイムコードが1だけ増える。
タイムコードがプレイリストにある所定位置(時間位置)にくると、その位置の動作を実行する。ここで、第一のコンピュータ装置110上のソフトウエア・モジュールであるデバイスコントローラを第1のデバイスコントローラとし、コントロールユニット130上のソフトウエア・モジュールであるデバイスコントローラを第2のデバイスコントローラとする。イベントコントローラ105Bは、第1のデバイスコントローラ、第2のデバイスコントローラの少なくともいずれかに、プレイリストに従った指示を送る。
それぞれのデバイスコントローラは、指示を被制御機器のネイティブプロトコル(各機器毎の制御プロトコル)に変換して、各ポート(RS422や、イーサネット(登録商標)など)から送信する。RS422や専用LANなどの、PCが通常備えていないインタフェースで制御する機器は、コントロールユニット130のポート部分を担うDCU42に接続して、制御できる。一方、汎用のイーサネットに接続されている機器は、PCに接続して、同様に制御できる。
コントロールユニット130上のデバイスコントローラ(第2のデバイスコントローラ)は、Automation制御機器ブロック40内のスイッチャ(Switcher)41、ビデオテープレコーダ45などを制御するために、リファレンス信号に同期して制御を行う。この結果、番組送出制御システム100では、第一のコンピュータ装置 (Automation Ctrl PC)110側から制御する機器についても、コントロールユニット130側と同期して動作させることができる。
第一のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110に、リファレンス信号を受け取るハードウェアを装備する必要が無く、イーサネットによる通信路を用いることで、コストを抑えることができる。また、図3、図4、図5に示した様な、柔軟な構成が可能となり、コンピュータ装置を交換する際も汎用品が使用可能となり、経済的である。
コントロールユニット130に接続されている機器のネイティブプロトコルへの変換は、コントロールユニット130で行う。そのため、第一のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110側に負荷が集中せず、負荷を分散させて、経済的にリファレンス信号との同期に遅れることなく機器の制御を実行できる。
図8において、イベントイクスキュータ105Eに接続されているマスターは、マスタースイッチャ(Master Switcher)のことである。マスタースイッチャは、放送局内で、スイッチャや本システムよりも上位にある切り換え装置であり、本システムが特定のスタジオなどに付属するのに対して、放送局全体でのビデオ信号の分配を行う。
コントロールユニット(SCU)130は、マスター(Master)からGPI(General Purpose Interface)等のポートを介して、指示やタイミングを受ける。GPIは、パラレルポートに単純なOn/Offなどを受けて、指示、トリガを受けるためのポートである。マスターは、局からの出力をスタジオの出力やCMに切替えたりする。CMからスタジオ出力に切り替える際に、AutomationがGPIによりトリガを受けて、CM明けの構成を開始する。この場合、切り替えはマスター(Master)側主導となる。逆に、構成の中に「CM」という枠を設けて、スタジオからマスター(Master)に対してGPIからの出力で逆方向にトリガを与えCMに切替えさせる運用も可能である。
また、イベントイクスキュータ105Eは、マスタースイッチャと、他のソフトウエア・モジュール、および第一のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110との間の中継も行う。中継の遅延は、規定のフィールド単位以上とならない事を保証する必要がある。そのために、リファレンス信号によるタイミングで動作を開始する際に、GPI入力を読む。レベルの変化があれば、そのGPIポートの設定に従ってどの様な指示であるか判断し、それに応じて、他のソフトウエア・モジュールおよび・あるいは第一のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110に通知する。
GPIから出力を行う場合は、イベントイクスキュータ105Eが他のソフトウエア・モジュールおよび第一のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110から受け取った指示を、フィールド単位で処理する。すなわち、リファレンス信号によるタイミングで動作を開始する際に、受け取った指示をまとめ、各GPIポートの設定に従ってGPI出力のレベルを変化させる。
イベントイクスキュータ105Eがリファレンス信号によるタイミングで行う処理は複数ある。毎フィールド実行することが、そこでの遅延を1フィールド以下(受信から送信完了までは2フィールド以下)にするために必須である。処理の間の順番は、厳密に規定しなくても、遅延の上限を守ることができる。
図6において、データベース部101のデータサーバとして、Microsoft SQL Serverを使用できる。あるアプリケーションがデータベース部101を書き換えた際に、データサーバは、MS SQLの機能を使って、他のアプリケーションに変更された項目を通知する。これは、ディスパチャー(Dispatcher)と呼ばれている。正確には、各アプリケーションは通知して欲しい項目を登録し、変更通知を受けた後に、データベース部101に読みに行く。第一のコンピュータ装置110は、プレイリストで現時点よりも先の構成に変更があったり、構成の順序が変更になったりした場合、この機能を使って制御の変更に備える。
このように、番組送出制御システム100では、リファレンス入力を有するコントロールユニット130は、リファレンスのタイミングを第一のコンピュータ装置110に送る。そして、このリファレンスタイミングを受けたイベントイクスキュータ105Eは、第一のコンピュータ装置110中のデバイスドライバ・ソフトウエア・モジュールおよびコントロールユニット130中のデバイスコントロール・モジュールを制御する。
これにより、番組送出制御システム100では、種々の制御インタフェースを持つビデオ機器をリファレンスのタイミングに同期してプレイリストに従って制御し、NRCSブロック20とも連携した、タイミングずれのない、送出制御を実現できる。
[スイッチャの構成]
次に、スイッチャ41について説明する。図9は、スイッチャ41の構成例を示している。スイッチャ41は、主ユニット440と、この主ユニット440に通信路450を介して接続された選択入力部460とを備える。主ユニット440は、マトリクススイッチャ部410、第1の画像処理部420A、第2の画像処理部420Bおよび制御部430を有している。第1の画像処理部420Aおよびそれに対応したマトリクススイッチャ部410の部分は、第1のMEバンクを構成している。また、第2の画像処理部420Bおよびそれに対応したマトリクススイッチャ部410の部分は、第2のMEバンクを構成している。
マトリクススイッチャ部410は、入力ラインL1〜L12に入力された映像信号(ビデオ信号)を選択する。第1の画像処理部420Aおよび第2の画像処理部420Bには、入力ラインL1〜L12に入力された映像信号がマトリクススイッチャ部410を介して供給される。制御部430は、マトリクススイッチャ部410、第1の画像処理部420Aおよび第2の画像処理部420Bの動作を制御する。
スイッチャ41の入力ラインL1〜L12には、キーソース信号またはキーフィル信号となる映像信号および背景映像信号となる映像信号が入力される。マトリクススイッチャ部410は、キーソース交点列412A1,412A2を備える。このキーソース交点列412A1,412A2は、入力ラインL1〜L12に入力される映像信号のうちの1つをキーソース信号として第1の画像処理部420Aに供給する、キーソース信号選択入力バス411A1,411A2に接続されたスイッチからなる。
また、マトリクススイッチャ部410は、キーフィル交点列414A1,414A2を備える。このキーフィル交点列414A1,414A2は、入力ラインL1〜L12に入力される映像信号のうちの1つをキーフィル信号として第1の画像処理部420Aに供給する、キーフィル信号選択入力バス413A1,413A2に接続されたスイッチからなる。
また、マトリクススイッチャ部410は、第1の背景交点列416Aを備える。この第1の背景交点列416Aは、入力ラインL1〜L12に入力される映像信号のうちの1つを第1の背景信号として第1の画像処理部420Aに供給する、第1の背景信号選択入力バス415Aに接続されたスイッチからなる。また、このマトリクススイッチャ部410は、第2の背景交点列418Aを備える。この第2の背景交点列418Aは、入力ラインL1〜L12に入力される映像信号のうちの1つを第2の背景信号として第1の画像処理部420Aに供給する、第2の背景信号選択入力バス417Aに接続されたスイッチからなる。
また、マトリクススイッチャ部410は、キーソース交点列412B1,412B2を備える。キーソース交点列412B1,412B2は、入力ラインL1〜L12および第1のMEバンクの出力ラインの映像信号の1つをキーソース信号として第2の画像処理部420Bに供給する、キーソース信号選択入力バス411B1,411B2に接続されたスイッチからなる。
また、マトリクススイッチャ部410は、キーフィル交点列414B1,414B2を備える。キーフィル交点列414B1,414B2は、入力ラインL1〜L12および第1のMEバンクの出力ラインの映像信号の1つをキーフィル信号として第2の画像処理部420Bに供給する、キーフィル信号選択入力バス413B1,413B2に接続されたスイッチからなる。
また、マトリクススイッチャ部410は、第1の背景交点列416Bを備える。この第1の背景交点列416Bは、入力ラインL1〜L12および第1のMEバンクの出力ラインに入力される映像信号のうちの1つを第1の背景信号として第2の画像処理部420Bに供給する、第1の背景信号選択入力バス415Bに接続されたスイッチからなる。また、このマトリクススイッチャ部410は、第2の背景交点列418Bを備える。この第2の背景交点列418Bは、入力ラインL1〜L12および第1のMEバンクの出力ラインに入力される映像信号のうちの1つを第2の背景信号として第2の画像処理部420Bに供給する、第2の背景信号選択入力バス417Bに接続されたスイッチからなる。
第1の画像処理部420Aは、キー処理回路421A1,421A2と、合成回路422Aからなる。キー処理回路421A1,421A2は、キーソース信号選択入力バス411A1,411A2と、キーフィル信号選択入力バス413A1,413A2に接続されている。キー処理回路421A1,421A2には、入力ラインL1〜L12に入力される映像信号から選択されたキーソース信号とキーフィル信号が、キーソース信号選択入力バス411A1,411A2およびキーフィル信号選択入力バス413A1,413A2を介して入力される。キー処理回路421A1,421A2は、制御部430からの制御信号に応じたキー信号を、入力されたキーソース信号あるいは内蔵する波形生成回路(ワイプパターン生成回路)によって生成する。そして、キー処理回路421A1,421A2は、キー信号とキーフィル信号を合成回路422Aに供給する。
合成回路422Aは、キー処理回路421A1,421A2に接続されているとともに、第1の背景信号選択入力バス415Aと第2の背景信号選択入力バス417Aに接続されている。この合成回路422Aには、キー処理回路421A1,421A2からキー信号とキーフィル信号が入力される。また、合成回路422Aには、入力ラインL1〜L12に入力される映像信号から選択された第1の背景信号と第2の背景信号が、第1の背景信号選択入力バス415Aおよび第2の背景信号選択入力バス417Aを介して入力される。合成回路422Aは、キー処理回路421A1またはキー処理回路421A1から供給されるキー信号およびキーフィル信号を、制御部430の制御により、選択的に使用する。そして、合成回路422Aは、制御部430の制御により、キー信号で示される領域は第1の背景信号または第2の背景信号に置き換えてキーフィル信号を合成するキーイング処理を行う。
第2の画像処理部420Bは、キー処理回路421B1,421B2と、合成回路422Bからなる。キー処理回路421B1,421B2は、キーソース信号選択入力バス411B1,411B2と、キーフィル信号選択入力バス413B1,413B2に接続されている。キー処理回路421B1,421B2には、入力ラインL1〜L12および第1のMEバンクの出力ラインの映像信号から選択されたキーソース信号とキーフィル信号が、バス411B1,411B2およびキーフィル信号選択入力バス413B1,413B2を介して入力される。キー処理回路421B1,421B2は、制御部430からの制御信号に応じたキー信号を、入力されたキーソース信号あるいは内蔵する波形生成回路(ワイプパターン生成回路)によって生成する。そして、キー処理回路421B1,421B2は、キー信号とキーフィル信号を合成回路422Bに供給する。
合成回路422Bは、キー処理回路421B1,421B2に接続されているとともに、第1の背景信号選択入力バス415Bと第2の背景信号選択入力バス417Bに接続されている。この合成回路422Bには、キー処理回路421B1,421B2からキー信号とキーフィル信号が入力される。合成回路422Bには、入力ラインL1〜L12および第1のMEバンクの出力ラインの映像信号から選択された第1の背景信号と第2の背景信号が、第1の背景信号選択入力バス415Bおよび第2の背景信号選択入力バス417Bを介して入力される。合成回路422Bは、キー処理回路421B1またはキー処理回路421B1から供給されるキー信号およびキーフィル信号を、制御部430の制御により、選択的に使用する。そして、合成回路422Bは、制御部430の制御により、キー信号で示される領域は第1の背景信号または第2の背景信号に置き換えてキーフィル信号を合成するキーイング処理を行う。
上述の説明では、キー信号が二値で、背景信号かキーフィル信号かを指定するように説明をした。しかし、実際には、キー信号は、二値ではなく、キーフィル信号を背景信号に重ねる濃度を多値で示す。したがって、背景が見えたまま、キーフィル信号が半透過的に見える様な部分を持つ画像処理を行うことも可能である。
制御部430は、例えば、マイクロコンピュータにより構成される。制御部430は、選択入力部460から通信路450を介して与えられる選択入力信号に応じた制御信号を生成し、制御線435A,435Bを介してマトリクススイッチャ部410、第1の画像処理部420Aおよび第2の画像処理部420Bの各動作を制御する。
選択入力部460は、ボタン配置部461、キーボード462、マウスなどのポインティングデバイス463、グラフィカルディスプレイ464などが接続されたマイクロコンピュータ465からなる。ボタン配置部461のボタンで入力の選択が操作されると、主ユニット440のマトリクススイッチャ部410では、該当する入力バスに接続された交点列が制御されて入力を選択し、該当する画像処理部に映像信号を供給する。そして画像処理部において指定された合成などの加工がされて、選択された入力の映像信号を含む画面となる映像信号が出力される。
なお、プログレッシブ方式の映像信号を対で処理するデュアルリンク方式の場合は、画像の経路はA側とB側との二重になるように対で設けられ、対になる入力をA側とB側でそれぞれ選択する様に動作する。
図9に示すスイッチャ41では、選択入力部460が主ユニット440の制御部430と通信路450を介して通信を行い、各種処理の実行を指示する。合成回路422Aは、第1の背景信号選択入力バス415Aと第2の背景信号選択入力バス417Aとから、背景信号の入力を受け、選択入力部460からの指示に従い、いずれかの背景信号を、キーイング処理に用いる背景信号とする。あるいは、合成回路422Aは、選択入力部460からの指示に従い、2つの背景信号を指示された比率で合成して、キーイング処理に用いる背景信号とする。
比率は、選択入力部のフェーダー・レバーなどにより手動で指示され、あるいは自動遷移(自動進行)動作の場合は、時間とともに変化して、一方の背景信号から他方の背景信号へ切り替わるように制御される。合成方法の一例として、例えば、上述の比率で2つの背景信号を画素毎に重み付け加算する方法がある。例えば、比率が30%ならば、第1の背景信号の値に0.3を乗算した値と、第2の背景信号の値に0.7を乗算した値とを加算する。
また、合成方法の他の例として、ワイプキー波形生成回路(WKG:Wipe Key Generator)から供給されるワイプ用キー信号によって、第1の背景信号に第2の背景信号をキーイングで重ねる方法がある。ワイプキー波形生成回路で生成されるキー信号は、上述の比率とともに変化するものであり、自動遷移ならば進行の時刻を入力パラメータとしてワイプの境界線を決めるようにキー信号が生成される。自動遷移でない場合は、時刻の代わりに指示された比率を用いて、キー信号が生成される。以上は、合成回路422Bの場合も同様である。
図10は、スイッチャ41の操作卓400の外観図を示している。この操作卓400は、デュアルリンク方式ではない場合は、主ユニット440の画像処理部の一つに対応する操作部分となる。デュアルリンク方式の場合は、画像処理部の対に対応する操作部分となる。
図10に示すように、操作卓400には、第1背景ボタン列401、第2背景ボタン列402、キーボタン列403-1,403-2が設けられている。また、操作卓400には、ソース名表示器列404、遷移対象ボタン405A,405B、方向指定ボタン406A,406B、往復モード指定ボタン407、フェーダー・レバー408などが設けられている。
第1背景ボタン列401は、第1の背景信号選択入力バス415Aが背景映像信号とされる映像信号を合成回路422Aに供給する入力ラインを選択するとき操作される。第2背景ボタン列402は、第2の背景信号選択入力バス417Aが背景映像信号とされる映像信号を合成回路422Aに供給する入力ラインを選択するとき操作される。
キーボタン列403-1,403-2は、それぞれ、キーソース信号およびキーフィル信号とされる映像信号をキー処理回路421A1,421A2に供給する第1の入力ラインおよび第2のラインの組合せを選択するとき操作される。この場合、キーソース信号選択入力バス411A1,411A2が第1の入力ラインからキーソース信号とされる映像信号をキー処理回路421A1,421A2に供給する。また、キーフィル信号選択入力バス413A1,413A2が第2の入力ラインからキーフィル信号とされる映像信号をキー処理回路421A1,421A2に供給する。
ソース名表示器列404は、図10において、下方に配置されたボタンのボタン番号に対応するインデックス番号に対応付けられた文字情報を表示する。文字情報は制御部430に記憶されており、ユーザが文字情報を設定できる。なお、文字情報を入力ライン番号に対応付けて記憶させてもよい。その場合、ボタンのボタン番号に対応するインデックス番号に対応する第1の入力ライン番号に対応付けられた文字情報、またはインデックス番号に対応する第2の入力ライン番号に対応付けられた文字情報のいずれかを表示するようにする。
第1の入力ライン番号は、上記キーフィル信号とされる映像信号を選択する番号となり、第2の入力ライン番号は、上記キーソース信号とされる映像信号を選択する番号となる。そのため、第1の入力ライン番号と第2の入力ライン番号の対が、ボタン番号に対応するインデックス番号に対応づけられる。それにより、キーボタン列でのキーソース信号およびキーフィル信号とされる映像信号をキー処理回路に供給する第1、第2の入力ラインの組合せの選択が可能となる。
背景ボタン列を操作した場合には、第1の入力ライン番号によって、背景映像信号を選択する。ソース名表示器404には、通常は第1の入力ライン番号に対応づけられた文字情報を表示し、図示しない別に設けるボタンが押下されている間だけ、第2の入力ライン番号に対応づけられた文字情報を表示してもよい。これにより、操作者は、どちらの文字情報も確認できる。なお、ボタン番号に対応するインデックス番号およびインデックス番号に対応する入力ライン番号の対応付けのことを、クロスポイント・ボタン・アサインと呼ぶ。この操作卓400では、選択されているボタン(スイッチ)が点灯する。
番組送出制御システム100では、NRCSブロック20がプレイアウトサーバ31から取得したチャネルアサイン情報を入手し、Automation制御ブロック10のプレイリストに設定されたスイッチャ41の交点列(XPT:クロスポイント)を自動的に選択する。すなわち、MOSプロトコルにより、プレイアウトサーバ31のチャネルアサイン情報がNRCSブロック20に渡される。
Automation制御ブロック10は、MOSプロトコルのroStorySendやFTP等の手段により、プレイアウトサーバ31のチャネルアサイン情報を入手する。そして、Automation制御ブロック10は、チャネルアサイン情報を元に、スイッチャ41のクロスポイントを設定、変更する。
プレイリスト作成において、映像ソースの選択時、プレイアウトサーバ31とだけ設定し、チャネルは設定しない。すなわち、グラフィカルディスプレイ464の表示画面において、図11のパレット464AでSVRを選択すると、図12のプレイリスト464BにSVRが設定されるが、チャネルは設定されない。Automation制御ブロック10は、NRCSブロック20よりチャネル情報を入手すると、プレイリストにプレイアウトサーバ31のチャネル情報を表示し、スイッチャ41のクロスポイントを設定する。
すなわち、番組送出制御システム100において、第一のコンピュータ装置110に搭載されたAutomation制御ブロック10は、プレイリストを実行する。この場合、Automation制御ブロック10は、プレイアウトサーバ31がある素材を出力チャネルから出力する状態になる際にNRCSブロック20から渡された素材の情報とチャネルアサイン情報とプレイリストとを参照する。
そして、Automation制御ブロック10は、プレイリスト中の素材の選択予定とスイッチャ41の処理予定に応じて、スイッチャ41の適切なバスにプレイアウトサーバ31の出力チャネルに接続されている入力の選択を指示する処理を行う。例えば、プレイリスト中で、ある素材を背景の映像として使うことになっている場合は、適切なバスとしては、いずれかの背景信号選択入力バスが該当し、その交点列で、該当する入力を選択するように指示する。
あるいは、字幕の素材をキーイングする場合は、キーソース信号選択入力バスおよびキーフィル信号選択入力バスの交点列で、該当する入力を選択させ、素材を使用する。あるいは、ピクチャー・イン・ピクチャーにより子画面を出す場合は、キーフィル信号選択入力バスで該当する入力を選択させて素材の映像信号を得る。そして、この映像信号対して縮小処理などを施して子画面の部分のみのキー信号をキー処理回路内部で生成し、キーソース信号選択入力バスを経由した外部からの映像信号を用いず、子画面を形成してキーイングさせる。
そして、スイッチャ41の操作卓400のソース名表示器列404の、プレイアウトサーバ31の出力チャネルに接続されている入力を選択する操作子に対応する位置の表示部に、第一のコンピュータ装置110から得た素材の情報を表示する。ここで、プレイアウトサーバ31の出力チャネルに接続されている入力を選択する操作子は、第1背景ボタン列401、第2背景ボタン列402、キーボタン列403-1,403-2等である。
スイッチャ41は、操作卓400の操作子と当該スイッチャ41の入力との対応関係を設定可能な対応関係記憶部を制御部430に備えている。第一のコンピュータ装置110は、プレイアウトサーバ31の出力チャネルで、プログラムで使用予定のあるものに接続されているスイッチャ41の入力について、上述の対応関係の指示を送り、操作卓400の操作子に割り当てる。また、この対応関係の指示に素材の情報を含み、この素材の情報は操作卓400の操作子に対応して、この例ではソース名表示器404に表示される。
なお、プレイアウトサーバ31に関して以外に、ビデオクリップサーバ43、オーディクリップサーバ44などの素材サーバが、ある出力チャネルから出力する素材を変更する際にも、同様に、対応の変更を行ってもよい。
[番組送出の具体例]
次に、この番組送出制御システム100における番組送出の具体例を説明する。ここでは、素材サーバの出力チャネルをCH1,CH2とする。そして、この出力チャネルCH1,CH2から出力される素材をクリップA、クリップB、クリップCとする。素材サーバの出力チャネルCH1,CH2は、スイッチャ41の入力1,入力2に接続されているとする。また、プレイリスト(キューシート)において、スイッチャ41による画像加工では、表1に示す順で素材を使用するものとする。プレイリストの進行に従うとして例示している。
Figure 2010103959
つまり、同時に使用するのは2つのチャネルまでだが、素材としては3種類を使用する。送出制御コンピュータは、上述のプレイリストを実行するが、素材サーバの出力チャネルは2つなので、表2に示す順に出力させる。この内容は、全時刻の出力チャネル情報である。
Figure 2010103959
スイッチャ41の制御は、入力1、入力2として指示するので、表3に示す順となる。
Figure 2010103959
結果として、スイッチャ41に対しては、表4に示す順に指示を出す。なお、表4において、数字は入力番号を示している。
Figure 2010103959
自動制御としては、クロスポイント制御(マトリクス・スイッチャ部の制御)を上述のように実行すれば、予定された画を出力できる。手動操作に切り替わる可能性を考慮すると、スイッチャ41の操作卓400のクロスポイント・ボタンに対応したソースネーム・ディスプレイに、素材の名称(A,B,C)を表示することが好ましい。これを実現するには、ソースネーム情報をスイッチャ(操作卓を含むシステム)に供給し、素材名称との関連づけを実行する。ソースネーム情報は、各入力に対応する名称(文字列)をスイッチャ41に与えるものである。
表5は、スイッチャ41の入力と、そのソース(信号源)の一例を示している。
Figure 2010103959
また、表6、表7は、クロスポイント・ボタン・アサインの設定例を示している。ここでは簡単に、ボタン番号に入力ライン番号が一つ対応づけられているとしている。
Figure 2010103959
Figure 2010103959
例えば、表6のアサインでは、ボタン番号1には入力ライン番号1が対応づけられているので、表5に従えば、例えばボタン番号1に対応する表示器には、「素材サーバ1のCH1」と表示される。また、例えばボタン番号5に対応する表示器には、「中継車1」と表示される。
このように、番組で使用する信号源のみをボタンにアサインするように、第一のコンピュータ装置110に搭載されたAutomation制御ブロック10から指示する。プレイアウトサーバ31の種類によっては、続けて同じチャネルを使用して異なる素材を出力することは不可能である。そのため、それを考慮したチャネルアサインコントロールが必要となる。
この場合は、例えば、常に一つの素材しか使用されないプログラム(番組)であっても、2つのチャネル(CH1,CH2)を使用して運用される。例えば、プレイアウトサーバ31においては、素材AがCH1から出力され、続いて素材BがCH2から出力され、続いて素材CがCH1から出力され、続いて素材AがCH2から出力されるように、制御される。
スイッチャ41のクロスポイントには、CH1とCH2にそれぞれ接続されている入力がアサインされる。そして、プログラムの進行で素材が使用される際に、該当する入力を選択する様に、クロスポイントが制御される。これにより、プログラム中では各時点で使用する素材が指定され、その素材がどのチャネルから出力されるかは操作者が意識する必要はなく、スイッチャで正しく選択される。
このような、どの素材がどのチャネルから出力されるかは、第一のコンピュータ装置110が、各切り替えのタイミングの前に、制御の準備ができる時間的な余裕をもって、プレイアウトサーバ31から取得できればよい。番組が始まる前でもよく、番組の進行中であっても、上述の余裕が確保できればよい。
Automation制御ブロック10は、プレイリストで使用する素材を知っているので、プレイリストから、使う素材を特定できる。また、使う素材がボタンに割り当てられているため、急に手動運用に移行しても、必要な素材を選択できる。
なお、スイッチャ41の操作卓400において、クロスポイント・ボタンは、「シフト」ボタンを使って、倍の入力を選べるようになっているのが一般的である。しかし、シフトを押した側の操作は手間が掛かるため、よく使う素材は、シフト側でない若い番号のボタンに割り当てられていると便利である。ボタンの数が十分であっても、その番組で使う入力は、若い番号のボタンに割り当てておくと、手動運用時の操作性がよくなる。
また、Automation制御ブロック10によりクロスポイント・ボタン・アサインが設定されても、スイッチャ41の操作卓400のソース名表示器列404に素材名称が表示されるので、VTR1,VTR2など含め手動での操作に支障をきたすことはない。
[OTCパネルの操作ボタンへの機能割り当て]
この実施の形態においては、上述した第1のコンピュータ装置(Autometion Ctrl PC)110は、プレイリスト(キューシート)の各構成によるスイッチャ41の制御に合わせて、OTCパネル131の複数の操作ボタンに機能割り当てを行う。この実施の形態において、操作ボタンに割り当てられる機能は、スイッチャ41に対して入力ビデオ信号の選択を指示する機能である。
図13は、上述の図1に示す番組送出制御システム100において、OTCパネル131の操作ボタンへの機能割り当てに関連した一部の構成例を示している。この図13において、図1、図2、図7と対応する部分には同一番号を付し、適宜、その詳細説明を省略する。
第2のコンピュータ装置(NRCS PC)120は、Automationネットワーク150を介して、第1のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110、遠隔制御カメラ46およびオーディオミキサ47に接続されている。
第1のコンピュータ装置110には、コントロールユニット130を介して、OTCパネル131、ビデオクリップサーバ43、オーディオクリップサーバ44およびVTR45が接続されている。第2のコンピュータ装置120は、プレイアウトサーバ31に接続されている。また、ビデオクリップサーバ43、オーディオクリップサーバ44、VTR45、プレイアウトサーバ31および遠隔制御カメラ46の出力信号は、スイッチャ41に供給される。
また、第1のコンピュータ装置110は、コントロールユニット130を介してスイッチャ41の動作を制御する。また、コントロールユニット130に、OTCパネル131が接続されている。
図14は、OTCパネル131の外観の一例を示している。このOTCパネル131は、6×4個の表示機能を有する操作ボタン131aを有している。操作ボタン131aの表示機能は、当該操作ボタン131aがLCDパネルを備えることで可能とされている。操作ボタン131aの表示機能により、当該操作ボタン131aに割り当てられた機能の表示が行われる。また、このOTCパネル131は、ページ切り替えボタン131bを有している。このページ切り替えボタン131bにより、6×4個の操作ボタン131aの機能の切り替えが行われる。OTCパネル131において、操作ボタン131aの個数、ページ切り替えボタン131bの個数は一例であって、図14に示す例に限定されない。
第1の制御コンピュータ(Automation Ctrl PC)110は、プレイリスト(キューシート)の各構成によるスイッチャ41の制御に合わせてOTCパネル131の複数の操作ボタン131aに機能割り当てを行う。そのために、コントロールユニット130は、複数の操作ボタン131aへの機能割り当て情報を記憶する記憶部130aを備えている。
[プレイリスト中の機能割り当て情報]
上述したように、プレイリストの各構成によるスイッチャ41の制御に合わせてOTCパネル131の複数のボタンに機能割り当てを行う。そのために、プレイリストの各構成に、OTCパネル131の複数のボタンに対する機能割り当て情報(以下、「割り付けデータ」という)が含まれる。この割り付けデータは、例えば、プレイリスト作成時に、当該プレイリストの各構成に含まれるようにされる。
図15は、設定画面の一例を示している。操作者は、この設定画面を用いて、プレイリストの各構成に含める、OTCパネル131の複数の操作ボタン131aに対する割り付けデータを設定する。プレイリストは、上述したように、NRCSプラグイン/プレイリストビューア部102(図4参照)、つまり、第2のコンピュータ装置(NRCS PC)120で作成される。そのため、図15に示す設定画面は、第2のコンピュータ装置120のモニタにGUI(Graphical User Interface)として表示される。
なお、プレイリストを第1のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110で作成することも考えられる。その場合には、図15に示す設定画面は、第1のコンピュータ装置110のモニタにGUIとして表示される。
図15の設定画面において、「Target Bus」の設定部分では、スイッチャ41(図9参照)において入力ビデオ信号の選択対象となるバスであるターゲットバス(Target Bus)が設定される。この場合、操作者は、MEバンクおよびバスを指定することで、ターゲットバス(Target Bus)の設定を行う。
図示の例では、MEバンクとして「Free ME」が指定され、バスとして「Key2」が指定されている。上述したように、第1の画像処理部420Aおよびそれに対応したマトリクススイッチャ部410の部分は、第1のMEバンクを構成している。また、第2の画像処理部420Bおよびそれに対応したマトリクススイッチャ部410の部分は、第2のMEバンクを構成している。ここで、「Free ME」は、第1のMEバンクを表す。因みに、第2のMEバンクは、「Main ME」で表される。また、画像処理部420A,420Bはそれぞれ2個のキー処理回路を備えている。「Key2」は、キー処理回路421A2,421B2に接続されたキーソース信号選択入力バスおよびキーフィル信号選択入力バスを表す。因みに、キー処理回路421A1,421B1に接続されたキーソース信号選択入力バスおよびキーフィル信号選択入力バスは、「Key1」で表される。なお、「Main ME」の呼称は、自動制御中に、各時点での最終出力画像の生成に使用されるため、このように呼ばれる。一方、「Free ME」は、各時点で、次のキューの準備などに使用される。
また、図15に示す設定画面において、「Class」の設定部分では、入力ビデオ信号がグループ分けされている場合に、いずれかのグループを選択するために使用される。この「Class」の設定部分で選択されたグループに含まれる入力ビデオ信号は、ボックス51内に表示される。図示の例では、「Remote(中継車)」のグループが選択され、ボックス51には、そのグループに含まれる入力ビデオ信号としてRemote1〜Remote4が表示されている。
また、図15に示す設定画面において、「Source」に対応してボックス52が配置されている。このボックス52には、上述したように設定されたターゲットバスにおいて、選択肢とすべき入力ビデオ信号が表示される。図示の例では、Remote4、Remote8、CAM3、CAM4(Shot2)が選択肢とされている。操作者は、ボックス51内の入力ビデオ信号のうち、選択肢とすべき入力ビデオ信号をクリックして選択し、その状態で「<ADD」ボタンを操作することで、当該入力ビデオ信号をボックス52内にコピーできる。
図16のフローチャートは、プレイリスト(キューシート)作成時における、第2のコンピュータ装置120における割り付けデータの記憶処理の手順を示している(図15に対応する)。
コンピュータ装置120は、ステップST1において、処理を開始し、その後に、ステップST2の処理に移る。このステップST2において、コンピュータ装置120は、プレイリスト中の構成の一つが選択された状態で入力待ちをする。そして、コンピュータ装置120は、入力があるとき、ステップST3において、割り付けデータの入力開始であるか否かを判断する。割り付けデータの入力開始でないとき、コンピュータ装置120は、ステップST4において、他の入力を処理し、その後に、ステップST2に戻って、入力待ちの状態となる。
ステップST3で割り付けデータの入力開始であるとき、コンピュータ装置120は、ステップST5において、割り付けデータの入力待ち状態となる。そして、コンピュータ装置120は、ステップST6でMEが指定されたか、ステップST8でバスが指定されたか、ステップST10で入力クラスが指定されたか、ステップST12で入力(入力ビデオ信号)が指定されたか、を判断する。
コンピュータ装置120は、ステップST6、ステップST8、ステップST10で指定されたとき、それぞれ、ステップST7、ステップST9、ステップST11において、入力(指定)を表示に反映し、その後に、ステップST5に戻る。また、コンピュータ装置120は、ステップST12で入力ビデオ信号が指定されていないときは、ステップST5に戻る。一方、コンピュータ装置120は、ステップST12で入力が指定されているときは、ステップST13において、入力を表示に反映し、表示されているME、バス、入力を、割り付けデータとして、該当領域に記憶する。コンピュータ装置120は、このステップST13の処理の後、ステップST5に戻る。
なお、プレイリストの各構成に含まれる割り付けデータは、OTCパネル131の各操作ボタンに対応して、スイッチャ41の対象バスと、操作ボタンまたはこの操作ボタンに対応した表示部に表示する表示内容と、選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報を含む。スイッチャ41の対象バスは、上述のME、バスの指定により決定される。また、表示内容と入力番号は、上述の入力の指定により決定される。
図17は、プレイリストの内容例を示している。この例は、プレイリスト中のMEに関する部分等を説明するために抜粋して示している。プレイリストの各構成には、OTCパネル131の複数のボタンに対する割り付けデータが含まれている。例えば、番号1の中継1の構成には、割り付けデータ1が含まれている。また、例えば、番号2のスタジオ1の構成には、割り付けデータ2が含まれている。
なお、割り付けデータで示されるターゲットバスにおいて、最初に選択される入力ビデオ信号は、ME構成の割り付けデータ以外の部分で決まっている。例えば、番号1の中継1の構成で、割り付けデータ1で示されるターゲットバスが「Bkgd A」であるとき、このバス「Bkgd A」で最初に選択される入力ビデオ信号は「スタジオ・カメラ1画像」である。割り付けデータ1に、入力ビデオ信号の選択肢が含まれていると、ターゲットバス「Bkgd A」で選択される入力ビデオ信号を、操作者が、OTCパネル131の操作ボタン131aを操作して、他の入力ビデオ信号に変更することが可能となる。なお、選択肢の中に「スタジオ・カメラ1画像」を含ませておくことで、操作者は、変更後に、最初の状態に戻すことができる。
[プレイリストの実行時の動作]
次に、図17に示すように、各構成に割り付けデータが含まれているプレイリストの実行時の動作を説明する。図18のフローチャートは、プレイリストの実行時における、第1のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110における制御処理の手順を示している。
コンピュータ装置110は、ステップST21において、制御処理を開始し、その後に、ステップST22の処理に移る。このステップST22において、コンピュータ装置110は、トリガにより、プレイリスト中のN番目の構成の実行を開始する。Nは、最初は1である。
次に、コンピュータ装置110は、ステップST23において、プレイリストのN番目の構成から割り付けデータを全て読み出す。そして、コンピュータ装置110は、ステップST24において、割り付けデータを、コントロールユニット130に送信して、このコントロールユニット130内の記憶部130aに設けられたボタン割り付けテーブルに書き込む。このように、コントロールユニット130のボタン割り付けテーブルに割り付けデータが書き込まれることで、OTCパネル131の複数の操作ボタンの機能割り当てが行われる。なお、ボタン割り付けテーブルをコントロールユニット130の記憶部130aに設けるのではなく、コンピュータ装置110内の図示しない記憶部に設けることも考えられる。
次に、コンピュータ装置110は、ステップST25において、N番目の構成のその他の制御(スイッチャ等の制御)を実行する。そして、コンピュータ装置110は、ステップST25の処理の後に、ステップST26でNをインクリメントし、その後に、ステップST22に戻り、プレイリストの次の構成の実行に移る。
図19は、割り付けデータの一例を示している。図示の例において、例えば、OTCパネル131のボタン番号1の操作ボタン131aには、第1のMEバンク(Free ME)のバスAの入力ビデオ信号として入力番号5の入力ビデオ信号の選択を指示する機能が割り当てられる。また、ボタン番号1の操作ボタンに関連して、「Remote4」が表示される。この場合、OTCパネル131の各操作ボタンが表示機能を有していれば、「Remote4」の文字は操作ボタンに表示される。別の例として、OTCパネル131の各操作ボタンが表示機能を有していなければ、各操作ボタンに対応した表示部に「Remote4」の文字が表示される。
図19に示す割り付けデータの場合、例えば、OTCパネル131の複数の操作ボタンのうち、図14に示すように、4個の操作ボタンにそれぞれ「Remote4」、「Remote8」、「CAM3」、「CAM4 Shot2」が表示される。これにより、これらの4個の操作ボタンに、Remote4」、「Remote8」、「CAM3」、「CAM4Shot2」の入力ビデオ信号の選択を指示する機能が割り当てられていることが示される。
図20は、割り付けデータの他の例を示している。図示の例において、例えば、OTCパネル131のボタン番号1の操作ボタン131aには、第1のMEバンク(Free ME)のバスAの入力ビデオ信号として入力番号5の入力ビデオ信号の選択を指示する機能が割り当てられる。また、ボタン番号1の操作ボタンに関連して、「Remote4」が表示される。
また、例えば、OTCパネル131のボタン番号3の操作ボタンには、第2のMEバンク(Main ME)のバスBの入力ビデオ信号として入力番号5の入力ビデオ信号の選択を指示する機能が割り当てられる。また、ボタン番号3の操作ボタンに関連して、「Remote4」が表示される。
図19、図20の割り付けデータは、スイッチャ41の対象バスの情報(ME、バス)を操作ボタン毎に含む例である。これにより、プレイリストの所定構成において、1つのバスだけを対象とするのではなく、複数のバスを対象とした入力ビデオ信号の選択指示が可能となる。図20の割り付けデータ例は、実際に、複数のバスを対象とした入力ビデオ信号の選択指示を行う。
図21は、割り付けデータのさらに他の例を示している。この例は、スイッチャ41の対象バスの情報(ME、バス)が各操作ボタンで共通になっている。この場合、1つのバスを対象とした入力ビデオ信号の選択指示だけが可能となる。
図22は、プレイリスト(キューシート)実行時の通信シーケンスを示している。(a)第2のコンピュータ装置(NRCS PC)120から、プレイアウトサーバ31等の素材サーバの出力チャネル情報が第1のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110に送られる。(b)第1のコンピュータ装置110は、N番目の構成の実行を開始する。(c)そして、第1のコンピュータ装置110は、N番目の構成の割り付けデータを読み出し、コントロールユニット130に送る。(d)コントロールユニット130は、第1のコンピュータ装置110から受け取った割り付けデータを、割り付けテーブルに書き込む。(e)また、第1のコンピュータ装置110は、N番目の構成に基づいて、スイッチャ41を制御する。
[OTCパネルのボタン操作時の動作]
次に、上述したように、プレイリストの各構成によるスイッチャ41の制御に合わせて入力ビデオ信号の選択を指示する機能が割り当てられたOTCパネル131の操作ボタン131aの操作時の動作について説明する。図23は、ボタン操作時の通信シーケンスを示している。
(a)操作者がOTCパネル131の複数の操作ボタンのうち、機能が割り当てられている操作ボタンを押し下げた場合、(b)OTCパネル131からコントロールユニット130に、押し下げられた操作ボタンの番号情報が送られる。(c)コントロールユニット130は、ボタン割り付けテーブルを参照し、(d)スイッチャ41に対して、当該ボタンに対応した割り付けデータに基づいて、対象バスにおいて設定されている入力ビデオ信号が選択されるように指示する。(e)スイッチャ41は、指示に従って、対象バスへの入力ビデオ信号の選択動作を実行する。(f),(g)その後、スイッチャ41は、動作結果をコントロールユニット130および第1のコンピュータ装置110に通知する。
以上説明したように、図1、図13に示す番組送出制御システム100において、第1のコンピュータ装置110は、プレイリストの各構成によるスイッチャ41の制御に合わせて、その構成に含まれる割り付けデータを、ボタン割り付けテーブルに書き込む。したがって、OTCパネル131の複数の操作ボタン131aに対して、プレイリストの各構成に対応して機能割り当てを良好に行うことができる。
また、図1、図13に示す番組送出制御システム100において、割り付けデータによりOTCパネル131の操作ボタンに割り当てられる機能は、スイッチャ41に対して対象バスの入力ビデオ信号の選択を指示する機能とされる。従って、操作者は、OTCパネル131の操作ボタン131aを用いて、ピクチャー・イン・ピクチャーの中の画像、クロマキーの背景画像などのソースを、放送(On Air)中に手動で簡単に切り替えることができる。
また、図1、図13に示す番組送出制御システム100において、割り付けデータには、操作ボタンまたはこの操作ボタンに対応した表示部に表示する表示内容を含むようにされる。従って、OTCパネル131の操作ボタン(表示機能を有する)131a、または当該操作ボタン131aに対応した表示部に、その操作ボタンに割り当てられた機能を示す表示を行うことができ、操作者の使い勝手を向上できる。
<2.変形例>
[割り付けデータ内の入力番号情報としての素材情報]
プレイアウトサーバ31等の素材サーバの場合、この素材サーバが複数の出力チャネルを有しているときには、この素材サーバから得られるビデオ素材を、スイッチャ41のビデオ信号入力番号により特定することができない。そのため、割り付けデータが、選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報として素材サーバのビデオ素材の情報を含む場合もある。図24は、そのように選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報として素材サーバのビデオ素材の情報を含む割り付けデータの一例を示している。
第1のコンピュータ装置110は、プレイリストの各構成によるスイッチャ41の制御に合わせて、その構成に含まれる割り付けデータを読み出して、上述したように、コントロールユニット130の記憶部130aに設けられたボタン割り付けテーブルに書き込む。
その場合、選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報として、素材サーバのビデオ素材の情報を含む場合には、そのビデオ素材の情報を、素材サーバのそのビデオ素材が出力される出力チャネルに対応したスイッチャ41のビデオ信号入力番号に置き換える。
第1のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110は、プレイリストの実行前に、プレイリストの構成(Cue)毎に、出力素材リストを、第2のコンピュータ装置(NRCS PC)120を介して、プレイアウトサーバ31等の素材サーバに送る。素材サーバは、出力チャネルの割り当てを決めた段階で、出力素材リストに含まれる各素材がどのチャネルから出力されるかを示す出力チャネル情報を、第2のコンピュータ装置(NRCS PC)120を介して、第1のコンピュータ装置110に送る。
第1のコンピュータ装置110は、第2のコンピュータ装置120からの出力チャネル情報と、表8に示すような素材サーバ出力チャネルとスイッチャ入力番号の対応表に基づいて、ビデオ素材の情報をスイッチャ41のビデオ信号入力番号に置き換える。図22で示すと、(b)で、この処理を行う。
Figure 2010103959
図25は、プレイリストの実行時における、第1のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)110における制御処理の手順を示している。
コンピュータ装置110は、ステップST31において、制御処理を開始し、その後に、ステップST32の処理に移る。このステップST32において、コンピュータ装置110は、実行トリガがあったか否かを判断する。実行トリガがないとき、ステップST33において、第2のコンピュータ装置(NRCS PC)120から、ビデオ素材の素材サーバにおける出力チャネル情報を受信したか否かを判断する。出力チャネル情報を受信していないとき、コンピュータ装置110は、直ちに、ステップST32の処理に戻る。
ステップST33で出力チャネル情報の受信があるとき、コンピュータ装置110は、ステップST34において、受信した出力チャネル情報を、各構成(各構成の放送時刻)毎に、素材ID(素材の情報)とスイッチャ入力番号の対の組として記憶する。コンピュータ装置110は、ステップST34の処理後、ステップST32の処理に戻る。
上述のステップST32で実行トリガがあるとき、コンピュータ装置110は、ステップST35において、トリガにより、プレイリスト中のN番目の構成の実行を開始する。Nは、最初は1である。次に、コンピュータ装置110は、ステップST36において、プレイリストのN番目の構成から割り付けデータを全て読み出す。
次に、コンピュータ装置110は、ステップST37において、割り付けデータで入力番号が素材ID(素材の情報)となっている箇所を、ステップST34で記憶した中のN番目の構成の出力チャネル情報を参照して、入力番号に置き換える。そして、コンピュータ装置110は、ステップST38において、割り付けデータを、コントロールユニット130に送信して、このコントロールユニット130内の記憶部130aに設けられたボタン割り付けテーブルに書き込む。
次に、コンピュータ装置110は、ステップST39において、N番目の構成のその他の制御(スイッチャ制御)を実行し、ステップST40でNをインクリメントし、その後に、ステップST32に戻り、プレイリストの次の構成の実行等を待機する状態となる。
上述のように、素材サーバのビデオ素材の情報がスイッチャ41のビデオ信号入力番号に置き換えられてボタン割り付けテーブルに書き込まれる。そのため、手動で選択したい対象に素材サーバのビデオ素材が含まれている場合にも、OTCパネル131の操作ボタンによりスイッチャ41に対してバスの入力ビデオ信号(素材サーバからのビデオ素材)の選択を間違えずに指示できる。
[コントロールユニットの他の接続例]
上述の図13に示す番組送出制御システム100においては、第1のコンピュータ装置110にコントロールユニット130が接続されており、このコントロールユニット130により、スイッチャ41およびOTCパネル131が制御される構成となっている。しかし、この構成に限定されるものではない。
例えば、図26は、コントロールユニットの他の接続例を示している。この場合、スイッチャ41を制御するコントロールユニット130Aと、OTCパネル131を制御するコントロールユニット130Bとが独立して設けられている。そして、これらコントロールユニット130A,130Bは第1のコンピュータ装置110に接続されている。
また、例えば、図27は、コントロールユニットの別の構成例を示している。この場合も、スイッチャ41を制御するコントロールユニット130Cと、OTCパネル131を制御するコントロールユニット130Dとが独立して設けられている。ただし、コントロールユニット130Dは直接第1のコンピュータ装置110に接続されているが、コントロールユニット130Cは、コントロールユニット130Dを介して、第1のコンピュータ装置110に接続されている。これらの接続構成においても、機器間で適宜通信をさせることで、本発明を適用できる。
[その他]
なお、上述実施の形態において、割り付けデータによりOTCパネル131の操作ボタン131aに割り当てられる機能は、スイッチャ41に対して入力ビデオ信号の選択を指示する機能である。しかし、これに限定されるものではない。例えば、キーヤー(重畳)のオン/オフの指示、PinPの位置等の位置調整値の指示等の機能をOTCパネル131の操作ボタン131aに割り当てることも考えられる。
この発明は、番組送出プログラムの各項目に対応して複数の操作ボタンへの機能割り当てを良好に行い得るものであり、番組送出制御システム等に適用できる。
この発明の実施の形態としての番組送出制御システムの構成例を示すブロック図である。 番組送出制御システムのソフトウエアブロックの構成例を示す図である。 番組送出制御システムのソフトウエアブロックの実装例を示す図である。 番組送出制御システムのソフトウエアブロックの他の実装例を示す図である。 番組送出制御システムのソフトウエアブロックのさらに他の実装例を示す図である。 Automationシステムにおけるデータベース部のデータベースサーバ(DB Serve)を中心としたブロック構成例を示す図である。 番組送出制御システムの要部構成例を示す図である。 番組送出制御システムにおける要部ソフトウエア・モジュールの構成例を示す図である。 スイッチャの構成例を示す図である。 スイッチャの操作卓の外観を示す図である。 操作卓でSVRが選択したパレットを示す図である。 SVRが設定されたプレイリストを示す図である。 番組送出制御システムにおいて、OTCパネルの操作ボタンへの機能割り当てに係る要部の構成例を示す図である。 OTCパネルの外観を示す図である。 割り付けデータの設定画面の一例を示す図である。 プレイリスト(キューシート)作成時の、第2のコンピュータ装置(NRCS PC)における割り付けデータの記憶処理の手順の一例を示すフローチャートである。 プレイリストの内容の一例を示す図である。 プレイリストの実行時における、第1のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)における制御処理の手順の一例を示す図である。 割り付けデータの一例を示す図である。 割り付けデータの他の例を示す図である。 割り付けデータのさらに他の例を示す図である。 プレイリスト(キューシート)実行時の通信シーケンスを示す図である。 OTCパネルのボタン操作時の通信シーケンスを示す図である。 選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報として素材サーバのビデオ素材の情報を含む割り付けデータの一例を示す図である。 プレイリストの実行時における、第1のコンピュータ装置(Automation Ctrl PC)における制御処理の手順の一例を示す図である。 コントロールユニットの他の接続例を示す図である。 コントロールユニットのさらに他の接続例を示す図である。
符号の説明
10・・・Automation制御ブロック、20・・・ニュースルームコントロールシステムブロック、30・・・MOS機器ブロック、31・・・プレイアウトサーバ、32・・・CG/スチルストア、40・・・Automation制御機器ブロック、41・・・スイッチャ、42・・・デバイスコントロールユニット、43・・・ビデオクリップサーバ、44・・・オーディオクリップサーバ、45・・・ビデオテープレコーダ、46・・・遠隔制御カメラ、47・・・オーディオミキサ、100・・・番組送出制御システム、101・・・データベース部、102・・・NRCSプラグイン/プレイリストビューア部、103・・・NRCSインタフェース部、104・・・オンエアープレイリスト/セットアップ部、105・・・デバイス制御部、106・・・ログ/アラーム管理部、110・・・第1のコンピュータ装置、120・・・第2のコンピュータ装置、130,130A〜130D・・・コントロールユニット、130a・・・記憶部、131・・・OTCパネル、131a・・・操作ボタン

Claims (8)

  1. 複数の項目からなる番組送出プログラムに基づいて番組送出を制御する番組送出制御部と、
    上記番組送出制御部に通信路を介して接続されたビデオ信号のスイッチャと、
    複数の操作ボタンと、
    上記複数の操作ボタンへの機能割り当て情報を記憶する記憶部を備え、
    上記番組送出プログラムの上記項目に、上記複数の操作ボタンに対する機能割り当て情報を含み、
    上記番組送出制御部は、上記番組送出プログラムの各項目による上記スイッチャの制御に合わせて、該項目に含まれる上記機能割り当て情報を上記記憶部に書き込み、上記複数の操作ボタンの機能割り当てを行う
    番組送出装置。
  2. 上記機能割り当て情報により上記複数の操作ボタンに割り当てられる機能は、上記スイッチャに対してバスの入力ビデオ信号の選択を指示する機能である
    請求項1に記載の番組送出装置。
  3. 上記機能割り当て情報は、上記スイッチャの対象バスと、上記操作ボタンまたは該操作ボタンに対応した表示部に表示する表示内容と、選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報を含む
    請求項2に記載の番組送出装置。
  4. 上記機能割り当て情報は、上記スイッチャの対象バスの情報を上記操作ボタン毎に含む
    請求項2に記載の番組送出装置。
  5. 上記操作ボタンを制御する操作ボタン制御部をさらに備え、
    上記操作ボタン制御部は上記記憶部を有し、
    上記操作ボタン制御部は、上記番組送出制御部および上記スイッチャに通信路を介して接続されている
    請求項1に記載の番組送出装置。
  6. ビデオ素材を出力する複数の出力チャネルを有し、上記番組送出制御部に通信路を介して接続された素材サーバをさらに備え、
    上記機能割り当て情報は、選択する入力ビデオ信号の入力番号の情報として、上記スイッチャのビデオ信号入力番号または上記素材サーバのビデオ素材の情報を含み、
    上記番組送出制御部は、上記番組送出プログラムの上記項目による上記スイッチャの制御に合わせて上記機能割り当て情報を上記記憶部に書き込む際に、
    上記入力ビデオ信号の入力番号の情報が上記素材サーバのビデオ素材の情報であるときは、該ビデオ素材の情報を、該ビデオ素材の上記素材サーバの出力チャネル情報に基づいて、上記素材サーバの該ビデオ素材が出力される出力チャネルに対応した上記スイッチャのビデオ信号入力番号に置き換える
    請求項2に記載の番組送出装置。
  7. 上記番組送出制御部に通信路を介して接続され、ニュース番組に関する管理運営を行うニュースルームコントロールシステムをさらに備え、
    上記ニュースルームコントロールシステムは、上記素材サーバを制御し、該素材サーバから出力される上記ビデオ素材の出力チャネル情報を上記番組送出制御部に送る
    請求項6に記載の番組送出装置。
  8. 複数の項目からなる番組送出プログラムに基づいて番組送出を制御する番組送出制御部と、
    上記番組送出制御部に通信路を介して接続されたビデオ信号のスイッチャと、
    複数の操作ボタンと、
    上記複数の操作ボタンへの機能割り当て情報を記憶する記憶部を備える番組送出装置における操作ボタン機能割り当て方法であって、
    上記番組送出プログラムの上記項目に、上記複数の操作ボタンに対する機能割り当て情報を含み、
    上記番組送出プログラムの各項目による上記スイッチャの制御に合わせて、該項目に含まれる上記機能割り当て情報を上記記憶部に書き込む
    操作ボタン機能割り当て方法。
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